JP2518945Y2 - 多連プッシュオン式スイッチ - Google Patents

多連プッシュオン式スイッチ

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JP2518945Y2 JP1990022042U JP2204290U JP2518945Y2 JP 2518945 Y2 JP2518945 Y2 JP 2518945Y2 JP 1990022042 U JP1990022042 U JP 1990022042U JP 2204290 U JP2204290 U JP 2204290U JP 2518945 Y2 JP2518945 Y2 JP 2518945Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、多連プッシュオン式スイッチに関するもの
である。
[従来の技術] 最近、電子製品の小形化に伴ない、特別なケースを持
たずに基板上に直接組み立てられる小形で薄形のプッシ
ュオン式スイッチが用いられるようになってきた。これ
らのスイッチでは、絶縁性基板上に中央部接点及び端部
接点を形成し、基板から離れる方向に向かって突出する
ように湾曲した反転動作可能な皿状部を有するタクト金
属板を、皿状部の周縁部の一部が基板に設けた端部接点
と当接するように基板上に配置している。そしてタクト
基板板を基板上の所定位置に保持するために、タクト金
属板を覆うようにして絶縁カバー部材が基板に対して固
定されている。このスイッチでは、絶縁カバー部材の外
側からタクト金属板が押圧されると、タクト金属板のほ
ぼ中央部が中央部接点と当接して中央部接点と端部接点
とが導通状態になる。出願人は実願平1−146117号(平
成1年12月19日出願)において、絶縁カバー部材を粘着
材を用いてタクト金属板及び基板に接合しプッシュオン
式スイッチを提案している。なおこの種のスイッチが、
1枚の基板の上に複数個設けられて多連のプッシュオン
式スイッチが構成される。
[考案が解決しようとする課題] 従来から、この種のプッシュオン式スイッチでは、ス
イッチ内部に製造工程で侵入し絶縁性を有する微小なチ
リやホコリが、押されて変形したタクト金属板の中心接
触部と基板に設けた中央部接点との間に入り、このチリ
やホコリの存在によってタクト金属板と中央部接点との
電気的な導通が阻害されて、スイッチの動作が不確実に
なる問題が指摘されている。なおタクト金属板の中央部
に貫通孔を形成して、接触領域を拡げることにより、こ
のような問題を解決することも考えられている。しかし
ながら、本考案が対象とするスイッチにこの構造を採用
すると、絶縁性カバー部材とタクト金属板との間に介在
する絶縁性の接合剤(または粘着剤)が、タクト金属板
に設けた貫通孔内に露出することになる。もしこの状態
で、スイッチ操作が行われると、接合剤が中央部接点に
付着してその領域が自然と広がり、結果的にその接合剤
によってタクト金属板と中央部接点との導通が阻害され
ることになる。したがってタクト金属板の中央部に貫通
孔を形成する構造を採用することができない問題があっ
た。
またこの種のスイッチでは、タクト金属板が押されて
変形した際にタクト金属板の内側の空気を逃がす(空気
抜きを行う)ことにより、タクト金属板の変形を容易に
して、スイッチの操作性を向上させている。もちろんタ
クト金属板が反転する際には、空気がタクト金属板の内
側に戻される。従来のスイッチでは、絶縁性カバー部材
とタクト金属板及びその周囲の基板とを接合させずに、
タクト金属板内の空気を絶縁性カバー部材で覆われた空
間内に逃がしたり、絶縁性カバー部材をタクト金属板及
び基板に接合する場合には、絶縁性カバー部材にスリッ
トや貫通孔を形成して空気抜きを行っていた。前者の方
法では、タクト金属板をしっかりと固定できないため
に、スイッチ動作が不確実になる問題があった。また後
者の方法では、スイッチの使用頻度が高くなると、絶縁
性カバー部材に設けたスリットや貫通孔の周囲から接合
剤または粘着剤の接合強度が低下してタクト金属板の位
置決めの信頼性が低下し、またその部分から外部のチリ
やホコリが内部に侵入し易くなる問題があった。さらに
後者の方法では、空気抜きは比較的スムーズであるが、
前者の方法に比べてタクト金属板が反転する際に空気が
戻り難い問題がある。
本考案の目的は、チリやホコリの問題を解決した上
で、空気抜きをスムーズにして、しかも高い信頼性を持
って行うことができる多連プッシュオン式スイッチを提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の多連プッシュオン式スイッチは、銅箔パター
ンをベースにして中央部接点及び端部接点からなる複数
組の接点ユニットが形成された絶縁性基板と、複数組の
接点ユニットに対してそれぞれ設けられて、周縁部の一
部が端部接点と当接するように基板上に配置され且つ該
基板から離れる方向に向かって突出するように湾曲した
反転動作可能な皿状部を有するタクト金属板と、複数組
の接点ユニットに対して設けられた複数個のタクト金属
板を記絶縁性基板上の所定位置に保持すべく該複数個の
タクト金属板を覆うようにしてタクト金属板及び基板に
接合される絶縁カバー部材とを備え、複数個のプッシュ
オン式スイッチが1枚の絶縁性基板上に連設されてなる
多連プッシュオン式スイッチを対象とする。
請求項1の考案では、複数組の接点ユニットのそれぞ
れの中央部接点の中心部には凹部または孔部が形成す
る。また空気抜き及び空気の戻しをスムーズに行うため
に、複数組の接点ユニットのそれぞれの端部接点と隣接
する少なくとも1つの接点ユニットの端部接点との間
に、銅箔パターンによって、絶縁カバーにより覆われて
隣接するプッシュオン式スイッチ内の空間を連通する連
通路を形成するように連通路形成パターンを形成する。
また請求項2の考案では、連通路によって連絡された
複数個のプッシュオン式スイッチの内の1つのプッシュ
オン式スイッチの端部接点と連続して、銅箔パターンに
より、絶縁カバーにより覆われた状態で一端が外部に開
口し他端が該1つのプッシュオン式スイッチの内部空間
に開口する空気流通通路を形成する空気流通通路形成パ
ターンを形成する。そして空気流通通路形成パターンの
前記内部空間内に位置する端部には、空気流通通路を通
る空気の流量を制限する流量制限パターンを形成する。
なお本考案においてタクト金属板は、皿状部だけから
なるものでもよく、また皿状部の外側にフランジ部を有
するものでもよい。
[考案の作用] 請求項1の考案のように、タクト金属板が接触する中
央部接点の中心部に孔部または凹部を形成すると、通常
の製造工程で侵入する程度のチリやホコリが、中央部接
点の中心部とタクト金属板の接触部との間に来ても、こ
れらのチリやホコリは凹部または孔部に落ち込んでしま
うため、チリやホコリによって電気的な導通が阻害され
ることはない。
特に本考案の多連プッシュオン式スイッチでは、複数
組の接点ユニットのそれぞれの端部接点と隣接する少な
くとも1つの接点ユニットの端部接点との間に、銅箔パ
ターンによって形成した連通路形成パターンが、絶縁カ
バーにより覆われて、隣接するプッシュオン式スイッチ
内の空間を連通する連通路を形成することにより、1つ
のプッシュオン式スイッチのタクト金属板が押されて変
形した際の、空気の移動を隣接するプッシュオン式スイ
ッチ間で行う。連通路を通して隣接するプッシュオン式
スイッチの内部空間に向かって空気を移動させれば、絶
縁カバー部材を剥離させることなく、外部からのチリや
ホコリの侵入を抑制して、空気抜き及び空気の戻しをス
ムーズに行える。特に空気を元に戻す場合の抵抗が少な
いため、操作性に優れている。また本考案においては、
銅箔パターンによって連通路の側壁部を形成しているた
め、特別な部材を必要とせずに簡単に連通路を形成する
ことができる上、連通路形成パターンを導電路として利
用することもできる利点がある。
また請求項2の考案の空気流通通路形成パターンは、
各プッシュオン式スイッチ内の空気圧の調整のために用
いられる。本考案においては、プッシュオン式スイッチ
の内部空間内に位置する空気流通通路形成パターンの端
部に、空気流通通路を通る空気の流量を制限する流量制
限パターンを形成しているため、空気流通通路を通して
必要以上に空気が流通したり、外部から湿気やチリ、ホ
コリ等が容易に侵入するのを、銅箔パターンを適宜に形
成するという簡単な構成だけで防止している。
[実施例] 以下図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図(A)は本考案を携帯用ステレオの音量調整回
路の多連プッシュオン式スイッチに適用した場合の一実
施例の概略側面図、第1図(B)はすべての回路パター
ンを省略したその概略平面図である。また第2図は絶縁
性基板の上に形成した接点ユニットのパターンを示すた
めに拡大して示した部分回路パターン図である。第3図
は第1図(B)のIII−III線断面図、第4図は第1図
(B)のIV−IV線断面図である。これらの図において
は、1は絶縁性を有する回路基板である。基板1の両面
には、銅箔をエッチングして回路パターンが形成されて
おり、本実施例ではエッチングした銅箔パターンの上に
ニッケルメッキを施し、更にその上に金メッキを施して
ある。特に第2図に示した接点パターンについては後述
するタクト金属板によって容易に削れないようにするた
めに銅箔パターンで形成する必要があるが、その他の回
路パターンについてはカーボン等の導電性塗料を用いて
形成してもよいのは勿論である。第2図において、2a〜
2eは中央部接点であり、この中央部接点2a〜2eの中心部
にはエッチングによって所定の直径寸法の孔部3a〜3eが
形成されている。これらの孔部3a〜3eの底部には基板1
の表面が露出している。また中央部接点2a〜2eには、基
板1の裏面に形成した図示しない回路パターンと中央部
接点2a〜2eとを接続するスルーホール接続部4a〜4eが接
続されている。これらのスルーホール接続部4a〜4eのほ
ぼ中央部には、メッキによりスルーホール導体を形成す
る際に形成された貫通孔5a〜5eが形成されている。
6a〜6eは、各接点ユニットの端部接点である。端部接
点6aは円環状電極パターンを基板1の長手方向の一方の
側に切り欠いた形状を有しており、端部接点6b〜6dは円
環状電極パターンを基板1の長手方向の両側に切り欠い
た形状を有しており、端部電極6eは円環状電極パターン
を基板1の長手方向の両側に切り欠き且つ長手方向の一
方の側の切り欠き部を閉じるように流量制限パターン7
を設けた形状を有している。各端部電極6a〜6eの間に
は、連通路形成パターン8a〜8dが形成されている。連通
路形成パターン8aには、両側の端部電極6a及び6bとの電
気的な接続を断ち切るために、ほぼ中央部に切断部8a1
が形成されている。連通路形成パターン8b〜8cは、両側
の端部電極どうしを電気的に接続する導電路としての機
能を果す。端部電極6eには、空気流通通路形成パターン
9が接続されている。10及び11は基板1の裏面に形成し
た回路パターンに接続されたスルーホール接続部であ
り、スルーホール接続部10には、端部電極6aに一端が接
続されたジャンパ線12の他端が接続され、スルーホール
接続部11は連通路形成パターン8bに接続されている。連
通路形成パターン8a〜8dは、後述する絶縁性カバー部材
で覆われると、隣接するプッシュオン式スイッチの内部
空間を連通する連通路Aを形成する。また空気流通路形
成パターン9も後述する絶縁性カバー部材で覆われる
と、端部に位置するプッシュオン式スイッチの内部空間
に一端が開口し他端が外部に開口する空気流通通路Bを
形成する。
基板1に形成された貫通孔13及び14は、スイッチを組
み立てる際に治具に設けたピンを挿入する位置決め孔で
あり、貫通孔15〜17は基板を装置に取り付ける際に利用
される取付孔である。
端部電極6a〜6eの上には、エポキシ樹脂等の適宜の絶
縁材料を用いて、タクト金属板のクリック感を増大させ
るための板状部材18a〜18eが印刷形成されている。本実
施例では、この板状部材18a〜18eの厚みを、50μm程度
としている。
第1図(B)、第3図及び第4図において19a〜19e
は、基板1から離れる方向に向かって突出するように湾
曲した反転動作可能な皿状部だけから構成されるタクト
金属板である。なお第3図及び第4図においては、理解
を容易にするために各部を多少誇張して描いている。タ
クト金属板19a〜19eは、その周縁部の一部が端部接点6a
〜6eと常時接触し、また周縁部の他の一部が板状部材18
a〜18eと常時接触するように載置されている。20は、絶
縁性及び可撓性を有する絶縁カバー部材であり、例えば
ポリエステル・シート等を用いて形成される。本実施例
では、平板状のポリエステル・シートを基板1に形成し
た接点ユニットの回路パターンに合わせて切断したもの
を絶縁カバー部材20として用いている。なお組立時の位
置決めを容易にするために、絶縁カバー部材20として透
明または半透明のものを用いるのが好ましい。本実施例
では、絶縁カバー部材20の裏面に、図示していないが接
合剤として粘着剤が塗布されており、絶縁カバー部材20
とタクト金属板19a〜19e及び絶縁カバー部材20と基板1
とは、この粘着剤を介して相互に接続されている。粘着
剤は、硬化せずに粘着性と保持力とを持って絶縁カバー
部材20とタクト金属板6の変形にある程度追従できるも
のであればよい。本実施例では、粘着剤としてFSK株式
会社がPLシンの商標名で販売しているアクリル系の粘着
剤を用いた。この粘着剤は、透明性に優れ、剥離しても
再度所定の押圧力が加われば被接合体に再接合する。
第1図(A)及び(B)において、22はスライドスイ
ッチ、23はトランジスタ等の電子部品である。次に第1
図の回路装置を組み立てる場合の工程について説明す
る。
まず所定の接点パターンを表面に備えた絶縁性基板1
を製造する。基板1には少なくとも2箇所に位置決め用
の孔13及び14を形成しておく。また必要なオーバーコー
トも予め基板1上に形成しておく。そして位置決め用の
2本の突起を有する治具(図示せず)。上に、この突起
に基板1の孔13及び14を挿入しながら、スイッチ22を下
側に向けて基板1を載置する。次に裏面に粘着剤を塗布
した絶縁カバー部材20の所定位置にタクト基板板19a〜1
9eを張り付ける。そして絶縁カバー部材20の粘着剤を塗
布した面を基板1の表面上に張り付ける。絶縁カバー部
材20には、基板1の孔13及び14に対応して設けた位置決
め用の凹部20a及び20bが形成してあり、この凹部を治具
の突起に嵌合させて絶縁カバー部材20を基板1側に下ろ
せば、タクト金属板19a〜19eを基板1の所定の接点パタ
ーンの上に位置決めすることができる。絶縁カバー部材
20を基板1上に載置した後は、両者間に所定の圧力を加
えて絶縁カバー部材20を基板1に接合させ、基板1を治
具から離して組み立てが完了する。
上記実施例では、中央部接点2a〜2eをスルーホール接
続導体4a〜4eを介して基板の裏面側の回路パターンと接
続しているため、基板1の表面に形成される接点ユニッ
トのパターンを簡略化できる上、基板1の両面を有効に
利用でき、基板の寸法を小さくすることができる。なお
本実施例において、スルーホール接続部4a〜4eの貫通孔
5a〜5bを中央部接点2a〜2eの中央部に形成して、この貫
通孔をチリまたはホコリを落とし込む孔部として兼用す
れば、中央部接点のパターンを小さくできるのでスイッ
チを小形化する場合に有利である。
なお従来のプッシュオン式スイッチと同様に、中央部
接点を端部接点と同じように基板1の表面側で回路パタ
ーンに接続してもよい。この場合には、中央部接点に接
続されるジャンパ線の上に設けられる絶縁性樹脂からな
るオーバコートの厚みを厚くしておけば、本実施例のよ
うに端部接点上に板状部材18a〜18eを設ける必要はな
い。
上記実施例において、端部接点6aと端部接点6bとの間
に形成した連通路形成パターン8aは、一部に切断部8a1
を有しているが、絶縁カバー部材20が粘着剤により基板
に接合されているため、連通路Aを通る空気が通路から
漏れ出ることはない。また端部接点6eに設けた空気流通
通路形成パターン9の端部に設けた流量制限パターン7
の形状は、実施例に限定されるものではなく、空気流通
通路を通って出入りする空気に対して所定の抵抗を付与
できるものであれば、いかなる形状であってもよい。な
お空気流通通路形成パターン9を設けることは必ずしも
必要ではない。
上記実施例では、基板1に設けた5個のプッシュオン
式スイッチの全てが順番に連通路によって連通している
が、すべてのプッシュオン式スイッチを連通路で連通さ
せる必要はなく、適宜の組合せのプッシュオン式スイッ
チの内部空間どうしだけを連通路で連通させることもで
きる。
上記実施例は多連プッシュオン式スイッチの実施例で
あるが、本考案は単体のプッシュオン式スイッチにも適
用できる。
また上記実施例では、中央部接点に貫通孔からなる孔
部3a〜3eを形成しているが、凹部を形成する場合には、
エッチングによらずに、エッチング後にドリル等の適宜
の工具を用いて有底の凹部を形成すればよい。更に上記
実施例では、孔部3a〜3eは、ほぼ完全な円形の輪郭形状
を有しているが、例えば第2図の接点パターンの中央部
接点2dに破線で示したように、孔部の形状が中央部接点
の中心部から端縁部まで伸びるような形状でもよく、少
なくとも中央部接点の中心部に所定の大きさの落とし込
み部を形成できるものであれば、孔部及び凹部の形状は
任意である。
[考案の効果] 請求項1の考案によれば、通常の製造工程で侵入する
程度のチリやホコリが、中央部接点の中心部とタクト金
属板の接触部との間にきても、これらのチリやホコリは
凹部または孔部に落ち込むため、チリやホコリによって
電気的な導通が阻害されることが無いという利点があ
る。特に、本考案によれば、複数個のプッシュオン式ス
イッチを1枚の絶縁性基板に形成した多連プッシュオン
式スイッチにおいて、隣接するプッシュオン式スイッチ
内の空間を連通する連通路を形成したので、連通路を通
して隣接するプッシュオン式スイッチの内部空間に向か
って空気を移動させることができ、絶縁カバー部材を剥
離させることなく、外部からのチリやホコリの侵入を抑
制して、空気抜き及び空気の戻しをスムーズに行える利
点がある。また空気を元に戻す場合の抵抗が少ないた
め、操作性に優れている。また本考案においては、銅箔
パターンによって連通路の側壁部を形成しているため、
特別な部材を必要とせずに簡単に連通路を形成すること
ができる上、連通路形成パターンを導電路として利用す
ることもできる利点がある。
請求項2の考案によれば、空気流通通路を通る空気の
流量を制限する流量制限用パターンを形成しているた
め、空気流通通路を通して必要以上に空気が流通した
り、外部から湿気やチリ、ホコリ等が容易に侵入するの
を、銅箔パターンを適宜に形成するという簡単な構成だ
けで防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本考案の一実施例のプッシュオン式スイ
ッチを備えた回路装置の側面図、第1図(B)は第1図
(A)の装置の平面図、第2図は絶縁性基板の上に形成
した接点ユニットのパターンを示すために拡大して示し
た部分回路パターン図、第3図は第1図(B)のIII−I
II線断面図、第4図は第1図(B)のIV−IV線断面図で
ある。 1…絶縁性基板、2a〜2e…中央部接点、3a〜3e…孔部、
4a〜4e…スルーホール接続部、6a〜6e…端部接点、7…
流量制限用パターン、8a〜8d…連通路形成用パターン、
9…空気流通通路形成用パターン、18a〜18e…板状部
材、19a〜19e…タクト金属板、20…絶縁カバー部材。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅箔パターンをベースにして中央部接点及
    び端部接点からなる複数組の接点ユニットが形成された
    絶縁性基板と、 前記複数組の接点ユニットに対してそれぞれ設けられ
    て、周縁部の一部が前記端部接点と当接するように前記
    基板上に配置され且つ該基板から離れる方向に向かって
    突出するように湾曲した反転動作可能な皿状部を有する
    タクト金属板と、 前記複数組の接点ユニットに対して設けられた複数個の
    前記タクト金属板を前記絶縁性基板上の所定位置に保持
    すべく該複数個のタクト金属板を覆うようにして前記タ
    クト金属板及び前記基板に接合される絶縁カバー部材と
    を備え、複数個のプシュオン式スイッチが1枚の前記絶
    縁性基板上に連設されてなる多連プッシュオン式スイッ
    チにおいて、 前記複数組の接点ユニットのそれぞれの前記中央部接点
    の中心部には凹部または孔部が形成され、 前記複数組の接点ユニットのそれぞれの前記端部接点と
    隣接する少なくとも1つの接点ユニットの前記端部接点
    との間には、前記銅箔パターンによって、前記絶縁カバ
    ーにより覆われて隣接するプッシュオン式スイッチ内の
    空間を連通する連通路を形成するように連通路形成パタ
    ーンが形成されていることを特徴とする多連プッシュオ
    ン式スイッチ。
  2. 【請求項2】前記連通路によって連絡された複数個のプ
    ッシュオン式スイッチの内の1つのプッシュオン式スイ
    ッチの前記端部接点と連続して、前記銅箔パターンによ
    って、前記絶縁カバーにより覆われた状態で一端が外部
    に開口し他端が該1つのプッシュオン式スイッチの内部
    空間に開口する空気流通通路を形成する空気流通通路形
    成パターンが形成され、 前記空気流通通路形成パターンの前記内部空間内に位置
    する端部には、前記空気流通通路を通る空気の流量を制
    限する流量制限パターンが形成されている請求項1に記
    載の多連プッシュオン式スイッチ。
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