JPH07162120A - フレキシブルプリント配線板の回路接続方法及びフレキシブルプリント配線板 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板の回路接続方法及びフレキシブルプリント配線板

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JPH07162120A
JPH07162120A JP30904793A JP30904793A JPH07162120A JP H07162120 A JPH07162120 A JP H07162120A JP 30904793 A JP30904793 A JP 30904793A JP 30904793 A JP30904793 A JP 30904793A JP H07162120 A JPH07162120 A JP H07162120A
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JP
Japan
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wiring board
printed wiring
flexible printed
circuit
anisotropic conductive
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JP30904793A
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Inventor
Makoto Aoki
真 青木
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スルーホールやジャンパー配線なしに両面の
回路パターンの所定の回路間を電気的に接続できるフレ
キシブルプリント配線板の回路接続方法及びフレキシブ
ルプリント配線板を提供する。 【構成】 両面フレキシブルプリント配線板40にほぼ
直角をなすように一体の延長部A、Bを設け、延長部A
及びBの表面に配線板40の表面側の所定の回路に接続
されたライン状の接続端子14及び15をそれぞれ形成
し、延長部Bの裏面に配線板40の裏面側の所定の回路
に接続されたライン状の接続端子16を形成する。延長
部Bを折り返して開口部41から露出するプリント配線
板21の接続端子25の上に異方性導電接着剤42を介
在させて重ね、次に延長部Aを折り返して延長部Bの上
に異方性導電接着剤42を介在させて重ね、互いに電気
的に接続すべき部分に介在する異方性導電接着剤を加
圧、加熱して所定の接続端子間を互いに電気的に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フレキシブルプリン
ト配線板の両面にそれぞれ形成された所定のパターンの
回路のうちの特定の回路間を異方性導電接着剤を用いて
接続する方法及びこの方法により異方性導電接着剤を介
して両面に形成された所定のパターンの回路のうちの特
定の回路間が互いに電気的に接続されたフレキシブルプ
リント配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器、通信機器、計測器等の
軽薄短小化により、基板の多層化、高密度配線、部品の
高密度実装が益々進み、フレキシブルプリント配線板
(樹脂フィルムのような柔軟性があるフィルム状の絶縁
基板の片面又は両面に金属箔や導電性インクで所定のパ
ターンの回路を形成した配線板、FPCと呼ばれてい
る)も両面化、部品搭載が一般的になり、スルーホール
やジャンパー配線も行われるため、製造工程が複雑とな
り、また、コストアップを招いている。
【0003】従来のフレキシブルプリント配線板を他の
プリント配線板上に配置して多層化した際の一例を図8
に示す。フレキシブルプリント配線板1は、例えばポリ
エステル樹脂のフィルムよりなる絶縁基板2の両面に導
電性のインクの印刷により形成された所定の配線パター
ンの回路3及び4を有している。このフレキシブルプリ
ント配線板1の表面側には表面実装部品5(SMDと呼
ばれている)が例えば導電性接着剤又は半田6にて回路
3に接続され、実装されている。また、表面側の回路3
の所定の部分間を接続するジャンパー配線7が形成さ
れ、さらに、表面の回路3と裏面の回路4の所定部分間
を接続するためにスルーホール8が形成され、このスル
ーホール8の内面に施されたメッキ9により両面の回路
3、4の所定部分が電気的に接続されている。
【0004】また、フレキシブルプリント配線板1の裏
面側にはスイッチの可動接点となる接点部10が形成さ
れており、その上部の表面側にクリック感触を出すため
の円形、楕円形等のドーム状部11が形成されている。
このドーム状部11は樹脂フィルムや金属薄板等により
形成され、押圧力を加えるとクリック感触をもって凹
み、押圧力を解除すると元のドーム状に復帰する皿バネ
の働きをする。従って、ドーム状部11を押圧すると接
点部10が下方へ押圧されて後述するプリント配線板2
1の表面側に形成された他方の接点部24と電気的に接
触してスイッチオンとなり、ドーム状部11の押圧を解
除するとフレキシブルプリント配線板1の接点部10が
元の位置に復帰してスイッチオフとなる。なお、フレキ
シブルプリント配線板1の表面側の回路3の表面にはレ
ジスト12が被着されており、上記ドーム状部11はこ
のレジスト12上に配置されている。また、ジャンパー
配線7の下側にもレジスト12が被着されている。
【0005】一方、プリント配線板21は柔軟性のない
絶縁基板22の片面に所定の配線パターンの回路23が
形成され、また、上述した接点部24が形成されてい
る。上記フレキシブルプリント配線板1とプリント配線
板21とは両面接着シート30によって接着、固定さ
れ、また、フレキシブルプリント配線板1の裏面側の回
路4の所定の部分とプリント配線板21の回路22の所
定の部分とが異方性導電接着剤(フィルム)31の加
圧、加熱により電気的に接続されている。この異方性導
電接着剤31はその厚み方向にのみ導電性を示すもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、近年の電
子機器、通信機器、計測器等の軽薄短小化により、フレ
キシブルプリント配線板は部品実装、高密度配線を行う
必要があり、従って、フィルム状の絶縁基板の両面に回
路を形成する必要性が生じ、必然的にスルーホールの形
成やジャンパー配線が行われている。このため、開発コ
スト、製品コストの上昇を招き、また、製造工程が複雑
化する等の欠点があった。
【0007】この発明の1つの目的は、スルーホールの
形成やジャンパー配線を行わずに両面の所定の回路間を
電気的に接続することや高密度配線、部品実装を可能に
し、開発コスト、製品コストを抑えるとともに、製造工
程を簡単化したフレキシブルプリント配線板の回路接続
方法を提供することにある。この発明の他の目的は、ス
ルーホールを形成したり、ジャンパー配線を行う必要な
しに、両面に形成された所定のパターンの回路の特定の
回路間が電気的に接続され、かつ高密度配線、部品実装
が行えるフレキシブルプリント配線板を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明においては、柔
軟性がある絶縁基板の両面に所定のパターンの回路がそ
れぞれ形成されたフレキシブルプリント配線板の両面の
所定の回路からそれぞれライン状の接続端子を導出し、
これら導出した接続端子を、それら間に異方性導電接着
剤を介在させてほぼ直交するように重ね合わせ、これら
両面からの接続端子が重なっている部分のうち、互いに
電気的に接続すべき部分を加圧、加熱して介在する前記
異方性導電接着剤により両面の特定の接続端子間を互い
に電気的に接続したものであり、これら両面からの接続
端子間を異方性導電接着剤の熱圧着により電気接続する
ことによりスルーホールを形成する必要なしに両面の所
定の回路間を電気的に接続するとともに、ジャンパー配
線と等価な接続を可能にしたものである。
【0009】
【作用】このようにこの発明ではフレキシブルプリント
配線板にスルーホールやジャンパー配線を形成する必要
がないから、製品コストを抑えることができるとともに
製造工程が簡単化され、また、高密度配線や部品実装は
従来通り行えるから製品コストも抑えることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1〜図6はこの発明によるフレ
キシブルプリント配線板の回路接続方法の一実施例を説
明するための図であり、フレキシブルプリント配線板を
フレキシブルでない他のプリント配線板上に配置して多
層化したものにこの発明を適用した場合を示す。この発
明によるフレキシブルプリント配線板40は、例えばポ
リエステル樹脂のフィルムよりなる絶縁基板の両面に導
電性のインクの印刷により形成された所定の配線パター
ンの回路を有するものであり、さらに、この実施例では
下側の他のプリント配線板21の特定の回路との接続部
として、長方形の開口部41がフレキシブルプリント配
線板40に形成されており、この開口部41の長辺及び
短辺に対してそれぞれ直角な方向に帯状の延長部A及び
Bがフレキシブルプリント配線板40の長辺(図では上
側の長辺)及び短辺(図では右側の短辺)の端面からそ
れぞれ外方へ突出して一体に延長形成されている。
【0011】フレキシブルプリント配線板40の長辺側
から突出する延長部Aは、図2に拡大して示すように、
その表面側にライン状の複数(図では5本)の平行する
接続端子14が形成されており、これら接続端子14は
フレキシブルプリント配線板1の表面側の所定の回路に
接続されている。これら接続端子14は、後述するよう
に、プリント配線板40のそれら表面側の回路をその裏
面側の所定の回路に接続する機能を有しており、接続端
子14の接続すべき部分(この例では上側部分)の表面
全体に異方性導電接着剤42が仮圧着されている。
【0012】また、フレキシブルプリント配線板40の
短辺側から突出する延長部Bは、図3に拡大して示すよ
うに、その表面側にライン状の複数(図では4本)の平
行する接続端子15が形成されており、これら接続端子
15は延長部Aの場合と同様にプリント配線板40の表
面側の所定の回路に接続されている。これら接続端子1
5は、後述するように、プリント配線板40のそれら表
面側の回路を下側の他のプリント配線板21の所定の回
路に接続する機能を有しており、接続端子15の接続す
べき部分(この例では中央部分)の表面全体に同じく異
方性導電接着剤42が仮圧着されている。この延長部B
はその裏面側にもライン状の複数(図では4本)の平行
する接続端子16が形成されており、これら接続端子1
6はフレキシブルプリント配線板40の裏面側の所定の
回路に接続されている。これら接続端子16は、後述す
るように、プリント配線板40のそれら裏面側の回路を
接続端子14が接続されているその表面側の所定の回路
に接続する機能を有している。
【0013】フレキシブルプリント配線板40の開口部
41からは下側に位置する他のプリント配線板21の接
続端子25が露出されており、後述するように、これら
接続端子25の上に延長部Bの接続端子15が異方性導
電接着剤42を介して配置され、この異方性導電接着剤
42によって互いに電気的に接続される。次に、上記構
成の接続端子14、15、16、25を接続するこの発
明の方法について説明する。図1及び図2に示す状態か
らまず、フレキシブルプリント配線板40の延長部Bを
その基部から内方へ折り返し、その表面側の接続端子1
5を開口部41から露出するプリント配線板21の接続
端子25の上に重ねる。このとき延長部Bの異方性導電
接着剤42が接続端子25の上に来るように延長部Bの
長さや接着剤42の位置を予め定めておく。また、露出
するプリント配線板21の各接続端子25と延長部Bの
対応する接続端子15とが重なるように設定しておく。
この状態では延長部Bの裏面側に形成された接続端子1
6が表面側に露出している。
【0014】次に、フレキシブルプリント配線板40の
延長部Aをその基部から内方へ折り返し、その表面側の
接続端子14を延長部Bの接続端子16上にほぼ直交す
る状態で重ねる。このとき延長部Aの異方性導電接着剤
42が接続端子16の上に来るように延長部Aの長さや
接着剤42の位置を予め定めておく。この状態を図4に
示す。
【0015】次に、図5に示すように、接続すべき部分
の異方性導電接着剤を加圧、加熱するための所定個の突
出部51を備えた加熱工具50を使用し、図4において
延長部Aの接続端子14と延長部Bの接続端子16とを
接続する部分及び延長部Bの接続端子15とプリント配
線板21の接続端子25とを接続する部分の上から加熱
工具50の突出部51を当て、加圧、加熱する。この加
熱工具50の突出部51は接続すべき接続端子の部分に
対応した位置に形成されており、この例ではフレキシブ
ルプリント配線板40の延長部Bの表面側の接続端子1
5と開口部41から露出するプリント配線板21の接続
端子25との間に介在する異方性導電接着剤42のほぼ
全面を加圧、加熱する図5(b)において上下方向に細
長い長方形状の1個の突出部bと、延長部Aの接続端子
14と延長部Bの裏面側の接続端子16との所定の交点
部分に介在する異方性導電接着剤42を加圧、加熱する
ほぼ正方形状の6個の突出部aとが所定の位置に形成さ
れている。
【0016】図5に示す加熱工具50により図4に示す
状態にある異方性導電接着剤42を加圧、加熱して上下
の接続端子間を電気的に接続した状態を図6に示す。図
6では、延長部Aの表面側の接続端子を141、14
2、143、144、145で表し、延長部Bの表面側
の接続端子を151、152、153、154で表し
(これら接続端子は裏面側の接続端子と重なっているの
で括弧を付けて表す)、延長部Bの裏面側の接続端子を
161、162、163、164で表し、プリント配線
板21の各接続端子25に接続された回路導体をP1、
P2、P3、P4で表している。また、交差する斜線で
示す部分a、bが加熱工具50の突出部51によって加
圧、加熱されて上下の接続端子間を電気的に接続した状
態を表している。なお、加熱工具50の突出部b(図5
(b)参照)で加圧、加熱された異方性導電接着剤はそ
のほぼ全面が厚み方向に導通した状態となるが、その幅
方向には全く導通しないので、図6では回路導体P1〜
P4が接続されている各接続端子25と延長部Bの表面
側の接続端子151〜154間の導通部分のみを斜線で
示している。加熱工具50の突出部aで加圧、加熱され
た異方性導電接着剤の場合も同様であり、導通した接続
端子間のみを斜線で示してある。
【0017】図5に示す加熱工具50の使用により一括
して熱圧着することにより、図6に示すように端子14
1と161、142と163、143と162及び16
4、144と161、145と164、151とP1、
152とP2、153とP3、154とP4が一度に接
続できる。この熱圧着による一括接続によって、端子1
41と161、142と163、143と162、14
3と164、144と161、145と164の接続は
フレキシブルプリント配線板40の両面の所定の回路を
互いに電気的に接続するスルーホールの役割を果たし、
同時に端子143と145、162と164がジャンパ
ー配線で結ばれているのと同様の状態となる。
【0018】次に、この発明によるフレキシブルプリン
ト配線板を他のプリント配線板上に配置して多層化した
際の一具体例を図7に示す。この図7は、図4において
フレキシブルプリント配線板40の1本の接続端子16
に沿ってフレキシブルプリント配線板40の右側端部か
ら開口部41を通ってその左側の若干の部分までを断面
にした場合に類似した断面図である。この例ではフレキ
シブルプリント配線板60はメンブレンスイッチとして
構成されており、例えばポリエステル樹脂のフィルムよ
りなる絶縁基板2の両面に導電性のインクの印刷により
形成された所定の配線パターンの回路3及び4を有して
いる。このフレキシブルプリント配線板60の表面側に
は表面実装部品61(例えばLED)が導電性接着剤又
は半田にて回路3に接続され、実装されている。
【0019】図4の場合と同様に、フレキシブルプリン
ト配線板60の図において右側に突出延長された部分6
5(図4の延長部Bに相当する)は図7の中央部(図4
の開口部41に相当する)に折り返されており、この折
り返された延長部分65においては表側(図の上側)に
裏面側の回路4(図4の接続端子16に相当する)が露
出し、裏側に表面側の回路3(図3の接続端子15に相
当する)が位置することになる。この折り返された延長
部分65の上に、これとほぼ直角をなして延長されたフ
レキシブルプリント配線板60の他の延長部分62(図
4の延長部Aに相当する)が折り返されている。この延
長部分62の表面側にはフレキシブルプリント配線板6
0の表面側の所定の回路に接続されたライン状の回路導
体63(図4の接続端子14に相当する)が形成されて
おり、延長部分62が折り返されたことによってこの部
分の回路導体63は先に折り返された延長部分65の裏
面側の回路4とほぼ直交状態となる。なお、フレキシブ
ルプリント配線板60の表面側の回路3の表面及び露出
している裏面側の回路4の表面にはレジスト12が被着
されている。
【0020】さらに、フレキシブルプリント配線板60
の裏面側にはスイッチの可動接点となる接点部10が形
成されており、その上部の表面側にクリック感触を出す
ための円形、楕円形等のドーム状部11が形成されてい
る。このドーム状部11は樹脂フィルムや金属薄板等に
より形成され、押圧力を加えるとクリック感触をもって
凹み、押圧力を解除すると元のドーム状に復帰する皿バ
ネの働きをする。従って、ドーム状部11を押圧すると
接点部10が下方へ押圧されて後述するプリント配線板
70の表面側に形成された他方の接点部24と電気的に
接触してスイッチオンとなり、ドーム状部11の押圧を
解除するとフレキシブルプリント配線板60の接点部1
0が元の位置に復帰してスイッチオフとなる。なお、上
記ドーム状部11はレジスト12上に配置されている。
【0021】一方、プリント配線板70は柔軟性のない
絶縁基板22の両面に所定の配線パターンの回路71及
び72が形成され、また、フレキシブルプリント配線板
60の裏面側に形成された接点部10と対向した位置に
上述した接点部24が形成されている。また、裏面側の
回路72には2個の表面実装部品73が導電性接着剤又
は半田にて回路72に接続され、実装されている。
【0022】このようにこの発明によるフレキシブルプ
リント配線板60を他のプリント配線板70の上に配置
して多層化した場合でも、折り曲げられる延長部分65
及び62の所定部分に上述した異方性導電接着剤(フィ
ルム)31及び64を仮留め(仮圧着)しておくことに
より、これら延長部分65、62を折り曲げたときに図
7に示すように延長部分65の下側の回路3とプリント
配線板70の表面側の回路71(図1の接続端子25に
相当する)との間に異方性導電接着剤31が介在し、ま
た、延長部分62の下側の回路導体63と延長部分65
の上側の回路4との間に異方性導電接着剤64が介在す
ることになる。よって、図5に示したような加熱工具に
より所定の部分を一括して加圧、加熱すれば、これによ
って導通した異方性導電接着剤31が存在する部分の延
長部分65の下側の回路3とプリント配線板70の表面
側の回路71とが電気的に接続され、また、導通した異
方性導電接着剤64が存在する部分の延長部分62の下
側の回路導体63と延長部分65の上側の回路4とが電
気的に接続される。よって、スルーホールを形成した
り、ジャンパー配線を行うことなしに、フレキシブルプ
リント配線板60の両面或いは片面の所定の回路間を電
気的に接続することができるとともに、多層化した場合
には各層間の所定の回路導体間や各層の両面或いは片面
の所定の回路導体間を、スルーホールを形成したり、ジ
ャンパー配線を行うことなしに、一括して接続すること
ができる。なお、この例では上記フレキシブルプリント
配線板60のスイッチ動作部分及び回路導体接続部分の
周囲は両面接着シート30によってプリント配線板70
に接着、固定されている。
【0023】上記実施例はこの発明の単なる例示に過ぎ
ず、フレキシブルプリント配線板の構成や形状、回路導
体のパターン、延長部の形成位置や形状、寸法、異方性
導電接着剤の仮留め位置等は必要に応じて種々に改変で
きることは言うまでもない。また、多数個所に延長部を
形成して同様の接続を行ってもよい。さらに、この発明
によるフレキシブルプリント配線板を多層化する際の他
のプリント配線板として、フレキシブルプリント配線板
を含む種々のプリント配線板が使用できることは勿論で
ある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フレキシブルプリント配線板の両面に所定のパター
ンの回路を形成しても、スルーホールを形成する必要な
しに、両側の所定の回路間を信頼性をもって確実に接続
することができ、また、高密度配線を行った場合でもジ
ャンパー配線を行わずに所定の回路間を信頼性をもって
確実に接続することができる。しかも、基板と一体に突
出形成した延長部の所定の位置に異方性導電接着剤を仮
留めして折り返えし、加熱工具で熱圧着するだけで一括
してスルーホール及びジャンパー配線と同じ役割を持た
せることができるから、接続作業は簡単である。よっ
て、高密度配線及び高密度実装を行うフレキシブルプリ
ント配線板の製造工程が簡単化され、作業性が向上する
とともに、製造コストや製品コストを低減することがで
きる。
【0025】また、所定の位置に加圧、加熱用の突出部
を備えた加熱工具によって電気接続を行うものであるか
ら、加熱工具の突出部の位置を変更することにより、接
続したいパターンを何種類か選択できる。従って、一種
類のフレキシブルプリント配線板から数種類の配線パタ
ーンを持ったフレキシブルプリント配線板が、単に異方
性導電接着剤で接続する位置を変えるだけで得られるこ
とになり、非常に効率が良くなる。このことを初期の設
計段階から考慮することで、類似した配線で製品のバー
ジョンが増えても、一種類分のフレキシブルプリント配
線板の開発費で済むことになるので、開発コストの低減
も可能である等の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるフレキシブルプリント配線板を
他のプリント配線板と多層化した際の組立前の状態を示
す概略平面図である。
【図2】図1のフレキシブルプリント配線板の一方の延
長部を拡大して示すもので、同図(a)は平面図、
(b)は(a)の右側面図である。
【図3】図1のフレキシブルプリント配線板の他方の延
長部を拡大して示すもので、同図(a)は平面図、
(b)は(a)の下側面図である。
【図4】図1の状態から組み立てた状態を示す概略平面
図である。
【図5】異方性導電接着剤を熱圧着して導通させるため
の加熱工具の一例を示すもので、同図(a)は正面図、
(b)は(a)の底面図である。
【図6】図5の加熱工具によって所定の回路導体間が接
続された状態を説明するための概略平面図である。
【図7】この発明によるフレキシブルプリント配線板を
他のプリント配線板と多層化した状態を示す概略断面図
である。
【図8】従来のフレキシブルプリント配線板を他のプリ
ント配線板と多層化した状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルプリント配線板 2 柔軟性があるフィルム状の絶縁基板 3、4 回路 5、61、73 表面実装部品(SMD) 7 ジャンパー配線 8 スルーホール 10、24 接点部 11 ドーム状部 12 レジスト 14 延長部Aの表面側接続端子 15 延長部Bの表面側接続端子 16 延長部Bの裏面側接続端子 21、70 プリント配線板 22 絶縁基板 23、71、72 回路 25 プリント配線板の接続端子 30 両面接着シート 31、42、64 異方性導電接着剤 40、60 フレキシブルプリント配線板 41 開口部 50 加熱工具 51 加熱工具の突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性がある絶縁基板の両面にそれぞれ
    所定のパターンの回路が形成されたフレキシブルプリン
    ト配線板の両面の所定の回路からそれぞれライン状の接
    続端子を導出し、これら導出した接続端子を、それら間
    に異方性導電接着剤を介在させてほぼ直交するように重
    ね合わせ、これら両面からの接続端子が重なっている部
    分のうち、互いに電気的に接続すべき部分を加圧、加熱
    して介在する前記異方性導電接着剤により所定の接続端
    子間を互いに電気的に接続することを特徴とするフレキ
    シブルプリント配線板の回路接続方法。
  2. 【請求項2】 柔軟性がある絶縁基板の両面にそれぞれ
    所定のパターンの回路が形成されたフレキシブルプリン
    ト配線板の両面の所定の回路からそれぞれライン状の接
    続端子を導出し、このフレキシブルプリント配線板を他
    のプリント配線板上に配置するとともに、互いに電気的
    に接続すべき前記フレキシブルプリント配線板の回路又
    は接続端子と前記他のプリント配線板の回路又は接続端
    子との間に異方性導電接着剤を介在させ、さらに前記フ
    レキシブルプリント配線板の両面から導出したライン状
    の接続端子を、それら間に異方性導電接着剤を介在させ
    てほぼ直交するように重ね合わせ、前記互いに電気的に
    接続すべきフレキシブルプリント配線板の回路又は接続
    端子と他のプリント配線板の回路又は接続端子とが重な
    っている部分及び互いに電気的に接続すべき前記フレキ
    シブル配線板の両面からの接続端子が重なっている部分
    を加圧、加熱して介在する前記異方性導電接着剤により
    所定の回路又は接続端子間を互いに電気的に接続するこ
    とを特徴とするフレキシブルプリント配線板の回路接続
    方法。
  3. 【請求項3】 柔軟性があるフィルム状の絶縁基板の両
    面にそれぞれ形成された所定のパターンの回路と、該両
    面の所定の回路からそれぞれ導出されたライン状の接続
    端子と、これら導出された接続端子を互いにほぼ直交す
    るように重ね合わせた部分の接続端子間に配置された異
    方性導電接着剤と、該異方性導電接着剤を介して重なっ
    ている、かつ互いに電気的に接続すべき接続端子部分を
    加圧、加熱する手段とを具備し、加圧、加熱された前記
    異方性導電接着剤により両面から導出された所定の接続
    端子間が互いに電気的に接続されているフレキシブルプ
    リント配線板。
JP30904793A 1993-12-09 1993-12-09 フレキシブルプリント配線板の回路接続方法及びフレキシブルプリント配線板 Withdrawn JPH07162120A (ja)

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