JP2000112639A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JP2000112639A
JP2000112639A JP28445698A JP28445698A JP2000112639A JP 2000112639 A JP2000112639 A JP 2000112639A JP 28445698 A JP28445698 A JP 28445698A JP 28445698 A JP28445698 A JP 28445698A JP 2000112639 A JP2000112639 A JP 2000112639A
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Japan
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electrode plate
insulating substrate
lower electrode
upper electrode
input device
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JP28445698A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Kataki
清隆 片木
Hirotoshi Ishibashi
弘敏 石橋
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Nippon Graphite Industries Ltd
SMK Corp
Original Assignee
Nippon Graphite Industries Ltd
SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部電極板10、上部電極板11又は引出し
端子部18を折り曲げて使用しても電極部やパターンの
剥離がなく、しかも、部品点数の増加、組立ての複雑さ
などの問題点を解決した座標入力装置を提供することを
目的とする。 【構成】 厚目の絶縁基板12と薄目の絶縁基板13と
の多層構造とし、かつ、抵抗層15を形成した下部電極
板10と上部電極板11とを、小さな間隙をもって対向
して押圧点の位置座標信号をそれぞれの電極17と連結
用パターン28を介して引出し端子部18から導出する
ようにした座標入力装置において、下部電極板10、上
部電極板11又は引出し端子部18の折り曲げ部分は、
厚目の絶縁基板12を除去して、薄目の絶縁基板13だ
けとした座標入力装置である。したがって、引出し電極
部19が外側になるように折り曲げても、逆に内側にな
るようにして折り曲げても剥離、断線などが発生するこ
とはなく、また、曲げの曲率半径が小さくなってコンパ
クトにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータにお
けるタッチパット、タッチパネルなどのように、指先、
ペン先などでなぞることによりカーソルを操作するため
の座標入力装置に関し、下部電極板、上部電極板又は引
出し端子部の折り曲げ部分における電極やパターンが剥
離したり断線したりしないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、座標入力装置は、下部電極板1
0と上部電極板11とのそれぞれの抵抗層15がドット
スペーサ16を介して向い合うように積層して構成され
るが、本出願人は、操作側絶縁基板をその厚さに比して
撓み易くする目的で、図4(f)に示すように、下部電
極板10及び上部電極板11を、厚目の第1の絶縁基板
12と薄目の第2の絶縁基板13との2層構造とし、第
2の絶縁基板13側に抵抗層15を形成したものについ
て、すでに提案した(特開平8−241162号)。こ
のような構成における引出し端子部18は、下部電極板
10と上部電極板11のそれぞれの一部を延長し、やや
位置をずらしてなるものであるから、電極板10、11
と同様、厚目の第1の絶縁基板12と薄目の第2の絶縁
基板13の2層構造からなるものである。
【0003】さらに詳しくは、図4(f)において、下
部電極板10及び上部電極板11は、厚目の第1の絶縁
基板12と薄目の第2の絶縁基板13とを接着剤層14
で2層構造とし、第2の絶縁基板13側に抵抗層15を
形成し、さらにその上にドットスペーサ16を多数突設
してなるものである。
【0004】また、前記下部電極板10は、図4(a)
に示すように、左右にX軸の電極17を形成するととも
に、一端部の第1の絶縁基板12と第2の絶縁基板13
を延長した引出し端子部18に引出し電極部19を形成
し、引出し電極部19を除いた電極17部分を絶縁層2
0で被覆してなるものである。同様に、前記上部電極板
11は、図4(b)に示すように、上下にY軸の電極1
7を形成するとともに、一端部の第1の絶縁基板12と
第2の絶縁基板13を延長した引出し端子部18に引出
し電極部19を形成し、引出し電極部19を除いた電極
17部分を絶縁層20で被覆してなるものである。な
お、下部電極板10の引出し電極部19と上部電極板1
1の引出し電極部19とは、図4(c)に示すように、
互いに重ならないように位置をずらして形成されてい
る。
【0005】このように構成された座標入力装置の引出
し端子部18は、180度折り返してプリント基板のコ
ネクタなどに接続される場合が多い。
【0006】図4に示すような座標入力装置における引
出し端子部18は、下部電極板10の引出し電極部19
が上向きであれば、上部電極板11の引出し電極部19
が下向きとなるように、互いに逆向きに形成したもので
あるから、引出し端子部18部分をどちら側に屈曲して
も、いずれか一方が図4(d)のように引出し電極部1
9が引出し端子部18の外側になり、他方が図4(e)
のように引出し電極部19が引出し端子部18の内側に
なる。なお、図4(d)(e)(f)において、作図の
都合上、厚さ方向に誇張して描いてある。
【0007】このように、引出し端子部18は、厚目の
第1の絶縁基板12と薄目の第2の絶縁基板13の2層
構造からなる下部電極板10と上部電極板11をそのま
ま延長して形成したものであるから、180度折り返し
て使用する場合に、厚目の第1の絶縁基板12の作用に
より、折り曲げ部分の極率半径が大きくなって、コンパ
クトにまとめて収容することができなかった。また、図
4(e)のように引出し電極部19が厚目の第1の絶縁
基板12の内側になるときには、引出し電極部19が厚
目の第1の絶縁基板12から剥離したり、断線したりす
るおそれがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図5に他の従
来例として示した下部電極板10及び上部電極板11
は、前記同様厚目の第1の絶縁基板12と薄目の第2の
絶縁基板13との2層構造とするが、引出し端子部18
は、薄目の第2の絶縁基板13だけの別部材で形成して
下部電極板10と上部電極板11の間に挟み込んでヒー
トシールなどで接着してなるものである。
【0009】なお、図5における引出し端子部18の引
出し電極部19が、下部電極板10側に接続されたもの
も上部電極板11側に接続されたものも同一面に表れる
ように構成構成するため、下部電極板10と上部電極板
11の一側縁部分に、それぞれ電極17から導出した中
継電極パターン21a、21bを形成し、下部電極板1
0と上部電極板11を重ね合わせるときに、中継電極パ
ターン21a、21b部分にだけ、別部材で構成した引
出し端子部18を間に挟むようにしたものである。ま
た、この引出し端子部18には、同一面だけに引出し電
極部19を設け、かつ、基端部には、上部電極板11の
中継電極パターン21bと直接重ねて接する表面位置に
中継電極パターン21を形成し、さらに、下部電極板1
0の中継電極パターン21aに接する裏面位置に中継電
極パターン21を形成するとともに、スルーホール22
を通して中継電極パターン21と接触するように表面位
置の中継電極パターン21を形成したものである。
【0010】このように構成された引出し端子部18
は、薄目の第2の絶縁基板13だけの別部材で形成した
ので、180度折り返して使用しても折り曲げ部分の極
率半径が小さくでき、コンパクトにまとめて収容でき
る。引出し電極部19が内側になっても剥離したり、断
線したりすることはほとんどない。
【0011】ところが、図5に示すものは、下部電極板
10や上部電極板11とは別部材にて引出し端子部18
を作らなければならないこと、引出し端子部18の同一
面に引出し電極部19を揃えるため、スルーホール22
によって連結するようにして表裏両面に中継電極パター
ン21を形成しなければならないこと、下部電極板1
0、上部電極板11、引出し端子部18におけるすべて
の中継電極パターン21のすべての位置合わせをする必
要があることなど、製造が面倒で、部品点数が増加し、
構造、組立ての複雑さがあるという問題があった。
【0012】本発明は、下部電極板10、上部電極板1
1又は引出し端子部18を折り曲げて使用しても電極部
やパターンの剥離かせなく、しかも、部品点数の増加、
組立ての複雑さなどの問題点を解決した座標入力装置を
提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部電極板1
0と上部電極板11とを、厚目の絶縁基板12と薄目の
絶縁基板13との多層構造とし、かつ、前記薄目の絶縁
基板13側に抵抗層15を形成してなり、これらの下部
電極板10と上部電極板11とをドットスペーサ16に
よる小さな間隙をもって対向して押圧点の位置座標信号
をそれぞれの電極17と連結用パターン28を介して下
部電極板10と上部電極板11の少なくともいずれか一
方を延長して形成した引出し端子部18から導出するよ
うにした座標入力装置において、前記下部電極板10と
上部電極板11が一体に連結している場合におけるこれ
らの折り曲げ部分又は電極板から一体に延長した引出し
端子部18における折り曲げ部分の厚目の絶縁基板12
を除去してなることを特徴とする座標入力装置である。
【0014】このような構成による本発明の座標入力装
置は、引出し端子部18を折り曲げて、シャーシーなど
のコネクタを介してプリント配線に接続される。このと
き、引出し端子部18は、厚目の第1の絶縁基板12を
除去して薄目の第2の絶縁基板13のみ延長し、引出し
電極部19を形成したので、引出し電極部19が外側に
なるようにして折り曲げても、また、逆に引出し電極部
19が内側になるようにして折り曲げても剥離、断線な
どが発生することはない。
【0015】さらに、下部電極板10と上部電極板11
が一体に連結している場合におけるこれらの折り曲げ部
分を薄目の第2の絶縁基板13だけとすることにより、
折り曲げても剥離、断線などが発生することがないか
ら、この薄目の第2の絶縁基板13の折り返し部30
に、周縁部の連結用パターン28を残して折り返し用の
スリット29を形成すれば、構造、組立てがより一層簡
単になり、コストの低下ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例を図1及び図
2に基づき説明する。図1(a)は、上部電極板11を
示し、図1(b)は、下部電極板10を示し、図1
(c)は、下部電極板10と上部電極板11とを重合し
た座標入力装置を示している。
【0017】図1(b)において、前記下部電極板10
は、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂からな
る厚さ100〜150μm程度の厚目の第1の絶縁基板
12と、同じくPET樹脂からなる厚さ25μm程度の
薄目の第2の絶縁基板13とを接着剤層14で張り合わ
せて2層構造とし、第2の絶縁基板13側にITO(イ
ンジウムと錫の酸化物)の蒸着膜又はカーボン膜からな
る抵抗層15を形成し、この抵抗層15には、上下の側
縁部のやや内側にY軸の電極17をそれぞれ形成すると
ともに、抵抗層15のいずれか一方の側縁部(図中左端
部)に2個の中継電極パターン21を形成する。
【0018】前記下部電極板10における一端部(図中
下右端部)を延長して引出し端子部18を形成するが、
このとき、厚目の第1の絶縁基板12を除去して薄目の
第2の絶縁基板13のみ延長する。この薄目の第2の絶
縁基板13からなる引出し端子部18には、4本の引出
し電極部19を形成し、これらの引出し電極部19は、
前記上下の2本の電極17と2個の中継電極パターン2
1に周縁部を通ってそれぞれ連結用パターン28にて結
合する。前記抵抗層15の周縁部における上下の2本の
電極17と連結用パターン28を形成した部分は、中継
電極パターン21を除いて絶縁層20で被覆する。ま
た、前記引出し端子部18も、引出し電極部19の先端
部分を除いて絶縁層20で被覆する。さらに、抵抗層1
5が露出した中央部分には、高さ10μm、直径100
μmのドットスペーサ16を3mm程度の間隔で多数突
設される。
【0019】同様に、前記下部電極板10は、厚目の第
1の絶縁基板12と薄目の第2の絶縁基板13とを接着
剤層14で張り合わせ、第2の絶縁基板13側に抵抗層
15を形成し、この下部電極板10には、図1(a)に
示すように、左右にX軸の電極17を形成するととも
に、抵抗層15のいずれかの側縁部(図中右端部で、下
部電極板10と上部電極板11とを重ねたとき中継電極
パターン21同士が一致する位置)に2個の中継電極パ
ターン21を形成する。前記2本の電極17と2個の中
継電極パターン21との間は、周縁部を通るそれぞれの
連結用パターン28にて結合する。また、抵抗層15の
周縁部は、中継電極パターン21を除いて絶縁層20で
被覆する。
【0020】以上のように構成された下部電極板10と
上部電極板11を、図1(c)に示すように、重ねあわ
せてヒートシールにより熱圧着して接着する。このと
き、下部電極板10の中継電極パターン21と上部電極
板11の中継電極パターン21とが互いに電気的に接続
されるように導電性の接着剤が使用される。なお、下部
電極板10と上部電極板11の周縁の絶縁層20部分を
接着する場合には、同一の導電性の接着剤を用いること
ができるが、絶縁層20以外の抵抗層15の部分にはみ
出さないようにすることは勿論である。
【0021】このようにして下部電極板10の抵抗層1
5と上部電極板11の抵抗層15とがドットスペーサ1
6によりわずかな間隙をもって対峙した座標入力装置が
構成される。この座標入力装置における下部電極板10
側の引出し電極部19は、電極17から連結用パターン
28を介して直接引出し端子部18に導き出されるが、
上部電極板11側の引出し電極部19は、電極17から
連結用パターン28を介して一旦中継電極パターン21
へ接続され、さらに、下部電極板10側の中継電極パタ
ーン21、連結用パターン28を介して引出し電極部1
9へ導き出される。つまり、下部電極板10の引出し電
極部19と上部電極板11の引出し電極部19がともに
同一の引出し端子部18の同一面から外部へ導き出され
る。
【0022】本発明による座標入力装置は、図2に示す
ように、シャーシー24の一方の面に取り付けられ、引
出し電極部19が外側になるようにして引出し端子部1
8を折り曲げて、シャーシー24の他方の面のプリント
基板25のコネクタ26を介してプリント配線27に接
続される。このとき、引出し端子部18は、厚目の第1
の絶縁基板12を除去して薄目の第2の絶縁基板13の
み延長し、引出し電極部19を形成したので、引出し電
極部19が外側になるようにして折り曲げても、また、
逆に引出し電極部19が内側になるようにして折り曲げ
ても剥離、断線などが発生することはない。引出し端子
部18は、折り曲げずに使用してもよく、使用方法は、
この例に限られるものではない。
【0023】図3は、本発明の第2実施例を示すもの
で、第1実施例と異なるところは、下部電極板10と上
部電極板11を構成する厚目の第1の絶縁基板12は、
それぞれ別体であるが、薄目の第2の絶縁基板13は、
一体につながったものであるという点である。つまり、
下部電極板10と上部電極板11における薄目の第2の
絶縁基板13は、一体に連続した一枚物からなり、中央
の折り返し部30に、周縁部の連結用パターン28を残
して折り返し用のスリット29を形成してなり、また、
下部電極板10と上部電極板11におけるそれぞれの電
極17は、抵抗層15の周縁部に形成した連結用パター
ン28を介して直接引出し端子部18の引出し電極部1
9に接続したものである。そして、薄目の第2の絶縁基
板13における中央の折り返し部30で折り曲げて、下
部電極板10と上部電極板11を重ね合わせて本発明の
座標入力装置が得られる。この場合、第1実施例に示す
ような中継電極パターン21は、不必要になる。
【0024】前記第1、第2実施例では、下部電極板1
0と上部電極板11のいずれか一方のみに引出し端子部
18を一体に形成したが、本発明は、これに限られるも
のではなく、図4に示すように、下部電極板10と上部
電極板11の両方に引出し端子部18を一体に形成した
場合でもよく、この場合には、それぞれの引出し端子部
18の折り曲げ部分における厚目の絶縁基板12を除去
して薄目の第2の絶縁基板13に引出し電極部19を形
成すればよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、下部電極
板10、上部電極板11又は引出し端子部18の折り曲
げ部分における厚目の絶縁基板12を除去して薄目の絶
縁基板13だけとしたので、引出し端子部18を折り曲
げて使用しても、折り曲げ部分の電極やパターンが剥離
したり、断線したりせず、また、折り曲げ部分の極率半
径を小さくでき、コンパクトにまとめて収容することが
できる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、下部電極板
10と上部電極板11は、それぞれ別体に形成し、これ
らの下部電極板10と上部電極板11を積層したとき、
互いに密着する中継電極パターン21をそれぞれ形成
し、それぞれの電極17を、中継電極パターン21をも
って下部電極板10と上部電極板11のいずれか一方の
引出し端子部18を形成した面に移行させて同一面にす
べての引出し電極部19を形成し、この引出し端子部1
8の折り曲げ部分における厚目の絶縁基板12を除去し
てなるので、抵抗層15の周縁部における電極17、中
継電極パターン21、連結用パターン28の形成のみで
済み、別体の引出し端子部18を作ったり、引出し端子
部18の同一面に引出し電極部19を揃えるため、スル
ーホール22によって連結したりするようなことが必要
なくなり、構成が簡単になる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、下部電極板
10の中継電極パターン21と上部電極板11の中継電
極パターン21とを導電性接着剤にて接続したので、重
ね合わせた上下の中継電極パターン21が確実に接続さ
れる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、引出し端子
部18は、下部電極板10と上部電極板11のそれぞれ
を、重ねたときに一致しないように位置をずらして延長
して形成し、これらの引出し端子部18に、下部電極板
10と上部電極板11のそれぞれの該当する電極17に
接続された引出し電極部19を形成し、これらの引出し
端子部18の折り曲げ部分における厚目の絶縁基板12
を除去したので、従来装置に手を加えることにより、よ
り効果的な座標入力装置が簡単に得られる。
【0029】請求項5記載の発明によれば、下部電極板
10と上部電極板11は、それぞれ別体の厚目の絶縁基
板12と、一体につながった薄目の絶縁基板13とから
なり、この薄目の絶縁基板13の折り返し部30の折り
曲げ部分における厚目の絶縁基板12を除去したので、
下部電極板10と上部電極板11の積層時の位置決めが
正確になり、部品点数も削減できる。また、中継電極パ
ターン21が不要になり、さらに、中継電極パターン2
1同士を導電性接着剤で接着する作用が不要になって製
造が容易になる。
【0030】請求項6記載の発明によれば、薄目の絶縁
基板13の折り返し部30に、周縁部の連結用パターン
28を残して折り返し用のスリット29を形成したの
で、組立て時の折り返しが簡単で、位置合わせも正確に
できる。
【0031】請求項7記載の発明によれば、下部電極板
10と上部電極板11における電極17、連結用パター
ン28、中継電極パターン21を抵抗層15の周縁部に
形成し、中継電極パターン21を除いた周縁部分を絶縁
層20で被覆したので、下部電極板10の中継電極パタ
ーン21と上部電極板11の中継電極パターン21とを
導電性接着剤にて電気的に接続するとともに、下部電極
板10と上部電極板11とを機械的に一体に結合するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標入力装置の第1実施例を示す
もので、(a)は、上部電極板11の平面図、(b)
は、下部電極板10の平面図、(c)は、下部電極板1
0と上部電極板11を重合した座標入力装置の一部拡大
した側面図である。
【図2】本発明による座標入力装置をプリント基板25
に取り付けた状態の一部拡大した側面図である。
【図3】本発明による座標入力装置の第2実施例を示す
もので、(a)は、上部電極板11と下部電極板10の
平面図、(b)は、下部電極板10と上部電極板11を
重合した座標入力装置の一部拡大した側面図である。
【図4】従来の座標入力装置の第一実施例を示すもの
で、(a)は、下部電極板10の平面図、(b)は、上
部電極板11の平面図、(c)は、下部電極板10と上
部電極板11を重合した座標入力装置の平面図、(d)
は、引出し電極部19を外側にして引出し端子部18を
折り曲げたときの拡大説明図、(e)は、引出し電極部
19を内側にして引出し端子部18を折り曲げたときの
拡大説明図、(f)は、下部電極板10の断面図(説明
の都合上、縦横の長さに比較して厚さを十分厚くして記
載してある)である。
【図5】従来の座標入力装置の第二実施例を示すもの
で、(a)は、下部電極板10の平面図、(b)は、上
部電極板11の平面図、(c)は、下部電極板10、上
部電極板11とは別部材で構成した引出し端子部18の
平面図、(d)は、下部電極板10と上部電極板11の
間に引出し端子部18を挟んだ状態の説明図である。
【符号の説明】
10…下部電極板、11…上部電極板、12…第1の絶
縁基板、13…第2の絶縁基板、14…接着剤層、15
…抵抗層、16…ドットスペーサ、17…電極、18…
引出し端子部、19…引出し電極部、20…絶縁層、2
1…中継電極パターン、22…スルーホール、24…シ
ャーシー、25…プリント基板、26…コネクタ、27
…プリント配線、28…連結用パターン、29…スリッ
ト、30…折り返し部。
フロントページの続き (72)発明者 石橋 弘敏 東京都品川区戸越6丁目5番5号 エスエ ムケイ株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA32 BB06 BC08 DE15 5B087 CC12 CC16 CC37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極板10と上部電極板11とを、
    厚目の絶縁基板12と薄目の絶縁基板13との多層構造
    とし、かつ、前記薄目の絶縁基板13側に抵抗層15を
    形成してなり、これらの下部電極板10と上部電極板1
    1とをドットスペーサ16による小さな間隙をもって対
    向して押圧点の位置座標信号をそれぞれの電極17と連
    結用パターン28を介して下部電極板10と上部電極板
    11の少なくともいずれか一方を延長して形成した引出
    し端子部18から導出するようにした座標入力装置にお
    いて、前記引出し端子部18の折り曲げ部分における厚
    目の絶縁基板12を除去してなることを特徴とする座標
    入力装置。
  2. 【請求項2】 下部電極板10と上部電極板11とを、
    厚目の絶縁基板12と薄目の絶縁基板13との多層構造
    とし、かつ、前記薄目の絶縁基板13側に抵抗層15を
    形成してなり、これらの下部電極板10と上部電極板1
    1とをドットスペーサ16による小さな間隙をもって対
    向して押圧点の位置座標信号をそれぞれの電極17と連
    結用パターン28を介して下部電極板10と上部電極板
    11の少なくともいずれか一方を延長して形成した引出
    し端子部18から導出するようにした座標入力装置にお
    いて、前記下部電極板10と上部電極板11は、それぞ
    れ別体に形成し、これらの下部電極板10と上部電極板
    11を積層したとき、互いに密着する中継電極パターン
    21をそれぞれ形成し、前記それぞれの電極17を、前
    記中継電極パターン21をもって下部電極板10と上部
    電極板11のいずれか一方の引出し端子部18を形成し
    た面に移行させて同一面にすべての引出し電極部19を
    形成し、この引出し端子部18の折り曲げ部分における
    厚目の絶縁基板12を除去してなることを特徴とする座
    標入力装置。
  3. 【請求項3】 下部電極板10の中継電極パターン21
    と上部電極板11の中継電極パターン21とを導電性接
    着剤にて接続してなることを特徴とする請求項2記載の
    座標入力装置。
  4. 【請求項4】 下部電極板10と上部電極板11とを、
    厚目の絶縁基板12と薄目の絶縁基板13との多層構造
    とし、かつ、前記薄目の絶縁基板13側に抵抗層15を
    形成してなり、これらの下部電極板10と上部電極板1
    1とをドットスペーサ16による小さな間隙をもって対
    向して押圧点の位置座標信号をそれぞれの電極17と連
    結用パターン28を介して下部電極板10と上部電極板
    11を延長して形成した2つの引出し端子部18から導
    出するようにした座標入力装置において、前記2つの引
    出し端子部18は、前記下部電極板10と上部電極板1
    1のそれぞれを、重ねたときに一致しないように位置を
    ずらして延長して形成し、これらの引出し端子部18
    に、下部電極板10と上部電極板11のそれぞれの該当
    する電極17に接続された前記引出し電極部19を形成
    し、これらの引出し端子部18の折り曲げ部分における
    厚目の絶縁基板12を除去してなることを特徴とする座
    標入力装置。
  5. 【請求項5】 下部電極板10と上部電極板11とを、
    厚目の絶縁基板12と薄目の絶縁基板13との多層構造
    とし、かつ、前記薄目の絶縁基板13側に抵抗層15を
    形成してなり、これらの下部電極板10と上部電極板1
    1とをドットスペーサ16による小さな間隙をもって対
    向して押圧点の位置座標信号をそれぞれの電極17と連
    結用パターン28を介して下部電極板10と上部電極板
    11の少なくともいずれか一方を延長して形成した引出
    し端子部18から導出するようにした座標入力装置にお
    いて、前記引出し端子部18の折り曲げ部分における厚
    目の絶縁基板12を除去するとともに、前記下部電極板
    10と上部電極板11は、折り返し部30の折り曲げ部
    分における厚目の絶縁基板12を除去して薄目の絶縁基
    板13のみで一体につながっていることを特徴とする座
    標入力装置。
  6. 【請求項6】 薄目の絶縁基板13の折り返し部30
    に、周縁部の連結用パターン28を残して折り返し用の
    スリット29を形成してなることを特徴とする請求項5
    記載の座標入力装置。
  7. 【請求項7】 下部電極板10と上部電極板11におけ
    る電極17、連結用パターン28、中継電極パターン2
    1を抵抗層15の周縁部に形成し、中継電極パターン2
    1を除いた周縁部分を絶縁層20で被覆してなることを
    特徴とする請求項2又は3記載の座標入力装置。
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