JPH0918802A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH0918802A
JPH0918802A JP7160960A JP16096095A JPH0918802A JP H0918802 A JPH0918802 A JP H0918802A JP 7160960 A JP7160960 A JP 7160960A JP 16096095 A JP16096095 A JP 16096095A JP H0918802 A JPH0918802 A JP H0918802A
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JP
Japan
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video
subtitle
area
signal
circuit
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Pending
Application number
JP7160960A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Fukatsu
治彦 深津
Toshiyuki Watanabe
俊之 渡辺
Takashi Ogawa
隆司 小川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH0918802A publication Critical patent/JPH0918802A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 字幕の開始位置と終了位置から字幕サイズを
検出し、表示モードに適した字幕サイで字幕移動を行う
映像信号処理装置を提供する。 【構成】 画面内の映像エリアを検出する映像エリア検
出回路3、画面内に字幕が有る場合に字幕の開始位置デ
ータと終了位置データを検出する字幕エリア検出回路
4、映像エリア検出回路3および字幕エリア検出回路4
からのデ−タに基づいて映像終了位置データよりも字幕
開始位置デ−タが下部にあることを判定して字幕エリア
検出回路4からのデ−タを出力する字幕判定回路5、映
像エリア検出回路3および字幕判定回路5からのデ−タ
に基づいて映像の表示モ−ドの決定と字幕移動の指示を
行う演算回路6と、字幕の表示位置を制御する字幕移動
回路9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイドアスペクト比の
表示画面を有するワイドテレビジョン受像機に係り、特
に入力された映像信号から字幕の位置とサイズを判定
し、表示モードに応じて適切な字幕サイズにして字幕移
動を行い表示させる映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アスペクト比「4:3」の標準画面を有
する現行NTSC方式等による標準テレビジョン受像機
に対し、アスペクト比「16:9」の横長のワイド画面
を有するテレビジョン受像機が登場している。
【0003】このようなワイド画面を有するテレビジョ
ン受像機としては、純正のハイビジョン受像機、簡易型
のハイビジョン受像機、MUSE−NTSC変換器を備
えたワイドテレビジョン受像機、MUSE−NTSC変
換器を備えていないワイドテレビジョン受像機等があ
る。
【0004】ワイドテレビジョン受像機は標準テレビジ
ョン受像機と同じ走査線数で映像を表示するもので、現
行NTSC方式等による標準映像信号で構成されるアス
ペクト比「4:3」の標準映像を表示する場合は、映像
を横方向に伸長したワイド映像として表示することにな
る。
【0005】ところで、標準テレビジョン受像機でシネ
マスコ−プサイズまたはビスタビジョンサイズと呼ばれ
る映画等の映像(以下、シネマ映像、という)を表示す
る場合は、本来の映像サイズをトリミングすることなく
表示するために、シネマ映像の横幅を標準画面の横幅に
一致させて表示するようにしている。このようにして表
示すると、標準画面の上下に映像のない黒い帯がブラン
クエリアとして表示されることになる。
【0006】これに対し、シネマ映像をワイドテレビジ
ョン受像機で表示する場合は、映像部分を縦横同率比で
伸張し、映像の縦方向の長さをワイド画面の縦方向の長
さと一致させることにより、本来の映像サイズをトリミ
ングすることなくワイド画面いっぱいにフルサイズで表
示することができる。
【0007】しかし、洋画等のシネマ映像の中には、標
準テレビジョン受像機での放送または再生を前提として
ブランクエリア内に日本語の字幕を表示するものがあ
る。このような映像を伸張してワイドテレビジョン受像
機のワイド画面上にフルサイズで表示すると、字幕部分
が画面からはみ出してしまい、見えなくなってしまうと
いう不都合が生じる。
【0008】そこで、字幕部分の映像信号を遅延させ、
次のフレ−ムの映像信号と合成することによって字幕を
映像内に移動させ、映像の伸張後も字幕が見えるように
した技術が提案されている(例えば、特開平3−127
565号公報など)。また、入力映像信号から映像サイ
ズを検出し、自動的に最適な表示モ−ドに切り換える技
術も提案されている(例えば、特開平1−305786
号公報など)。これらの技術を用いることによって自動
的に映像サイズを最適な表示モ−ドに切り換え、同時に
字幕を移動する映像信号処理装置が可能になっている。
【0009】図12は、この映像信号処理装置の一例を
示すブロック図であり、以下に、この映像信号処理装置
の構成と動作について説明する。
【0010】入力されたカラー映像信号は、Y/C分離
回路101で輝度信号とクロマ信号に分離される。分離
された輝度信号は、輝度レベル比較回路102と同期分
離回路104に入力される。輝度レベル比較回路102
は輝度信号のうち所定の閾値以上の部分を輝度レベル信
号として映像エリア検出回路103に出力する。
【0011】一方、同期分離回路104は、輝度信号か
ら水平同期信号及びと垂直同期信号を抽出し、ゲート信
号発生回路105に送る。ゲート発生回路105では、
垂直同期信号と水平同期信号をもとに各種ゲート信号を
作成し、タイミング信号として、映像エリア検出回路1
03に送る。
【0012】映像エリア検出回路103は輝度レベル信
号とゲ−ト信号発生回路105から送られて来るタイミ
ング信号とに基づいて映像の開始ラインbおよび終了ラ
インcを検出して、そのデ−タを演算回路106に出力
する。
【0013】演算回路106は、映像エリア検出回路1
03からのデ−タに基づいて映像のの表示モ−ドを決定
すると同時に、映像エリアから下を字幕エリアとして、
表示モードに応じて画面下側に字幕を移動させる制御信
号を出力する。
【0014】さらに、映像サイズ切換回路107は、演
算回路106の決定に基づいて表示画面に表示する映像
サイズを切り換え、映像位置制御回路108は、表示す
る映像サイズに応じて映像のセンタ−位置を決定する。
更に、演算回路106の制御信号により、字幕移動回路
109は字幕の表示位置を制御する。字幕移動回路10
9は、移動用ICとメモリからなり、演算回路106の
制御信号に基づいて移動用ICがメモリへの書き込み、
読み出しをおこなって、所定の位置に字幕を移動させ、
表示させる。
【0015】こうして、図13(A)に示すように、b
〜cまでを映像エリアとして、その上下にブランクエリ
アを有するシネマ映像が、同図(B)に示すように、b
〜cまでが画面一杯となるように映像を拡大し表示す
る。このとき、映像エリアの下のブランクエリアに表示
されている字幕を移動して、画面下に表示する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図13に示
すように、b〜cまでを映像エリアとして検出し、cか
ら下を字幕移動すると共に、b〜cまでが画面一杯とな
るように映像を拡大し表示すると、字幕自体も拡大さ
れ、文字に隠れてしまう映像が多くなり、映像が見づら
くなってしまう。また、字幕移動時に移動文字を一定の
比率で縮小すると、もとの字幕文字が小さい場合には、
更に縮小されてしまい、文字が読みづらくなってしま
う。
【0017】以上の点に鑑み、本発明は、字幕の開始位
置と終了位置から字幕サイズを検出し、表示モードに適
した字幕サイズで字幕移動を行う映像信号処理回路を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、標準
映像信号からなる上下にブランクエリアを有するシネマ
映像を伸長してワイドアスペクト比の画面に表示するワ
イドテレビジョン受像機にであって、前記シネマ映像の
標準画面内での映像開始ライン位置および終了ライン位
置を検出する映像エリア検出手段と、前記シネマ映像の
下方に位置する前記ブランクエリア内に表示される字幕
の開始ライン位置および終了ライン位置を検出する字幕
エリア検出手段と、前記映像エリア検出手段の検出結果
から映像エリアのサイズを算出して表示モードを決定す
る映像サイズ演算手段と、該映像サイズ演算手段で決定
した表示モ−ドに基づき前記表示する映像エリアのサイ
ズに応じて前記標準映像信号を制御する映像サイズ切換
手段と、前記字幕エリア検出手段の検出結果から字幕エ
リアのサイズを求め、前記映像サイズ演算手段で決定し
た表示モードに応じて字幕エリアの表示サイズを決定す
る字幕移動演算手段と、該字幕移動演算手段で決定した
結果に基づき前記字幕を前記シネマ映像内に移動させる
字幕移動手段と、を備えることを特徴とする。
【0019】請求項2の発明は、請求項1記載の映像信
号処理装置であって、字幕エリア検出手段は、輝度信号
の水平方向の中央部をマスクして両端部の信号のみを取
り出す中央部マスク手段と、該中央部マスク手段から出
力した信号を用いて映像エリアの信号を抽出する映像エ
リア信号抽出手段と、該映像エリア信号と輝度信号の論
理組み合わせを用いて、字幕エリアの信号を抽出する字
幕エリア信号抽出手段と、該字幕エリア信号抽出手段の
信号から字幕の開始ライン位置及び終了位置を検出して
出力する字幕エリア出力手段と、を備えることを特徴と
する。
【0020】請求項3の発明は、請求項1記載の映像信
号処理装置であって、字幕移動演算手段は、字幕の開始
ライン位置および終了ライン位置からもとめた字幕幅有
効ライン数を映像信号の1フィールド周期以上の周期で
所定フィールド期間読み取るとともに、該所定フィール
ド期間で一致した字幕幅有効ライン数を確定情報として
検出することを特徴とする。
【0021】請求項4の発明は、請求項1記載の映像信
号処理装置であって、映像エリア検出手段で検出した映
像終了ラインより前記字幕エリア検出手段で検出した字
幕エリアが下方に位置するかを判定し、字幕エリアが映
像終了ラインより下方に位置する場合にのみ、字幕移動
演算手段を動作させる字幕判定手段を備えることを特徴
とする。
【0022】請求項5の発明は、請求項4記載の映像信
号処理装置であって、字幕判定手段は、映像エリア検出
手段からの映像終了ライン位置と字幕エリア検出手段か
らの字幕開始ライン位置を比較する比較手段と、字幕開
始ライン位置より映像終了ライン位置が下方にある場合
に、字幕移動演算手段に字幕エリア検出手段のデ−タを
出力する事を停止するエラー判定手段と、からなること
を特徴とする。
【0023】請求項6の発明は、請求項4又は5記載の
映像信号処理装置であって、映像サイズ演算手段は、映
像の開始ライン位置および終了ライン位置とを映像信号
の1フィールド周期以上の周期で所定フィールド期間読
み取るとともに、該所定フィールド期間で一致した映像
の開始ライン位置および終了ライン位置とを確定情報と
して検出する手段であり、字幕判定手段に対し、映像終
了ライン位置を、映像エリア検出手段から入力するかわ
りに、前記映像サイズ演算手段から入力することを特徴
とする。
【0024】
【作用】請求項1の発明において、シネマ映像の開始位
置と終了位置から表示モ−ドを決定して画面を切り換
え、画面に適した字幕サイズでシネマ映像を表示する。
すなわち、シネマ映像の標準画面内での映像開始ライン
位置および終了ライン位置を検出して、映像サイズを算
出し、表示モードを決定する。一方、シネマ映像の下方
に位置する前記ブランクエリア内に表示される字幕の開
始ライン位置および終了ライン位置を検出して、字幕エ
リアのサイズを求め、前記の決定した表示モードに応じ
て字幕エリアの表示サイズと移動位置を決定する。これ
は、このこの決定した結果に基づき前記字幕を前記シネ
マ映像内に移動させる。
【0025】請求項2の発明において、字幕エリア検出
手段は、輝度信号の水平方向の中央部をマスクする。従
って、映像エリアの信号を検出する場合、画面上では字
幕を含まない両端部分で検出できる。映像終了ライン信
号と輝度信号の論理組み合わせをとり、字幕エリアの信
号を抽出して字幕開始ライン位置と字幕終了位置を検出
する。
【0026】請求項3の発明において、字幕移動演算手
段は、字幕の開始ライン位置および終了ライン位置から
もとめた字幕幅有効ライン数を所定フィールド期間で一
致した字幕幅有効ライン数を確定情報として検出するこ
とため、誤差が少なくノイズの等の影響を受けにくい、
誤動作の少ない字幕移動が可能となる。
【0027】請求項4及び5の発明において、映像エリ
ア検出手段で検出した映像終了ラインより前記字幕エリ
ア検出手段で検出した字幕エリアが下部に位置するかを
判定して、字幕エリアが映像終了ラインより上に位置す
る場合、字幕移動の処理を行わないようにする。こうし
て、字幕エリアの検出過程で生ずる誤動作を防止する。
【0028】請求項6の発明において、映像サイズ演算
手段により、映像の開始ライン位置および終了ライン位
置とを映像信号の1フィールド秋季以上の周期で所定フ
ィールド期間読み取るとともに、該所定フィールド期間
で一致した映像の開始ライン位置および終了ライン位置
とを確定情報として検出し、誤差が少なくノイズの等の
影響を受けにくいする映像終了ライン位置データが得ら
れる。この確定情報を字幕判定手段に入力して判定する
ので、判定の確度が向上し、誤動作の少ない字幕移動が
可能となる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明する。図1は、本発明による映像信号処理
装置の一実施例を示すブロック図である。本実施例によ
る映像信号処理装置は、NTSC方式等によるカラ−映
像信号(標準映像信号)を入力して輝度信号とクロマ信
号とに分離するY/C分離回路1、分離した輝度信号を
所定の閾値と比較して映像信号中に閾値以上の輝度信号
が含まれているか否かを検出する輝度レベル比較回路
2、その検出結果に基づいて画面内の映像エリアを検出
する映像エリア検出回路3、画面内に字幕が有る場合に
字幕の開始位置データと終了位置データを検出する字幕
エリア検出回路4、映像エリア検出回路3および字幕エ
リア検出回路4からのデ−タに基づいて映像終了位置デ
ータよりも字幕開始位置デ−タが下部にあることを判定
して字幕エリア検出回路4からのデ−タを出力する字幕
判定回路5、映像エリア検出回路3および字幕判定回路
5からのデ−タに基づいて映像の表示モ−ドの決定と字
幕移動の指示を行う演算回路6を備える。
【0030】さらに、演算回路6での決定に基づいて表
示画面に表示する映像サイズを切り換える映像サイズ切
換回路7、表示する映像サイズに応じて映像のセンタ−
位置を決定する映像位置制御回路8、字幕の表示位置を
制御する字幕移動回路9を備える。
【0031】また、Y/C分離回路1で分離した輝度成
分から水平及び垂直同期信号を抽出する同期分離回路1
0、抽出した水平及び垂直同期から各種のゲート信号を
作成するゲート信号発生回路11を有し、ゲート信号発
生回路11で作成したゲート信号が映像エリア検出回路
3及び字幕エリア検出回路4に出力されるように構成さ
れている。
【0032】次に、この映像信号処理装置の動作につい
て説明する。この構成において、標準映像信号が入力さ
れると、Y/C分離回路1で輝度信号が分離され、輝度
レベル比較回路2および同期分離回路10に出力され
る。輝度レベル比較回路2は輝度信号のうち所定の閾値
以上の部分を輝度レベル信号として映像エリア検出回路
3および字幕エリア検出回路4に出力する。
【0033】他方、同期分離回路10は輝度成分から水
平同期信号および垂直同期信号を抽出し、ゲ−ト信号発
生回路11に出力する。ゲ−ト信号発生回路11では、
この水平および垂直同期信号に基づいて各種のゲ−ト信
号を作成して映像エリア検出回路3および字幕エリア検
出回路4に出力する。
【0034】映像エリア検出回路3は輝度レベル信号と
ゲ−ト信号発生回路11から送られて来るタイミング信
号とに基づいて映像の開始ラインおよび終了ラインの検
出を行い、この検出した両ラインのデ−タを字幕判定回
路5および演算回路6に出力する。
【0035】字幕エリア検出回路4は、輝度レベル比較
回路2から出力された輝度レベル信号と、ゲート発生回
路11から出力されたゲート信号により、字幕の開始位
置と終了位置を検出する。
【0036】図2に字幕エリア検出回路4の詳細なブロ
ック図を示す。この字幕エリア検出回路4は、中央部マ
スク回路41、映像終了ライン検出回路42、ANDゲ
ート43、字幕開始ライン出力回路44、字幕終了ライ
ン検出回路45、字幕終了ライン出力回路46から構成
されている。
【0037】字幕エリア検出回路4の動作について、図
3の画面と信号の説明図を用いて説明する。いま、同図
に示すように、標準映像信号からなるシネマ映像が、ア
スペクト比「4:3」の標準画面上に存在する。a〜b
が上部ブランクエリア、b〜cが映像エリア、c〜fが
下部ブランクエリアであり、下部ブランクエリアにはd
〜eの字幕エリアが存在する。
【0038】輝度レベル信号で表される映像の水平方向
の中央部を中央部マスク回路41でマスクする。すなわ
ち、画面の水平走査線にあわせて、画面の左右だけが
“H”となるように、マスク信号Mを作成する。このマ
スク信号Mと輝度レベル信号N1とのANDをとる。す
ると、字幕の存在する中央部分の信号が“L”としてマ
スクをかけた、字幕を含まない両サイド信号の垂直レー
ト信号N2を抽出することができる。映像終了ライン検
出回路42において、信号N2が最後に立ち下がったラ
インが映像終了ラインcと判定し、信号N3を出力す
る。
【0039】ANDゲート43では、輝度レベル信号N
1と信号N3の論理積をとり、信号N4を出力する。字幕
開始ライン出力回路44では、ゲート信号発生回路11
のタイミング信号により、信号N4の立ち上がりを位置
を検出し、字幕開始ラインの位置データdを演算回路6
に出力する。タイミング信号による検出は、垂直同期信
号でリセットし、水平同期信号でカウントしているカウ
ンタ出力を用いて、信号の立ち上がり毎にラッチするこ
とにより、その水平ラインのカウントデータを位置デー
タとすることで行っている。
【0040】また、字幕終了ライン検出回路45では、
輝度レベル信号N1を反転して、信号N5を作成する。字
幕終了ライン出力回路46は、タイミング信号により信
号N5の最後の立ち上がりを字幕終了ラインの位置デー
タeとして検出して演算回路6に出力する。
【0041】一般に輝度信号は、図4に示すように、垂
直レートの奇数フィールドではV1、偶数フィールドで
はV2、水平レートではH1のような波形となる。垂直レ
ートでみると、奇数フィールドの1〜20、偶数フィー
ルドの1〜19までは、映像ではない垂直同期信号、放
送局の制御信号及び文字放送の信号などが含まれてい
る。水平レートでみると、規格的にはペデスタル以上の
レベルになるのは映像信号ということになっているが、
実際には有線放送などで、映像範囲の左右数%にところ
にスクランブル解除用、もしくはスクランブル解除時に
発生する信号がある。したがって、輝度信号をそのまま
使用して、映像位置や字幕位置を検出すると、上記の箇
所で映像や字幕があると誤検出してしまう。そこで、V
3,V4,H2のゲート信号をゲート発生回路11で作成
する。このゲート信号でマスクをかけた信号を用いて字
幕エリア検出回路4の処理を行う。
【0042】字幕判定回路5は、字幕エリア検出回路4
で検出した字幕開始ラインdが、映像エリア検出回路3
で検出した映像終了ラインcよりも下部にあるか否か等
の判定を行い、演算回路6に字幕の開始デ−タを出力す
る。図5に、この字幕判定回路5のブロック図を示す。
映像エリア判定回路3からの映像終了ラインの位置デー
タcと字幕エリア検出回路4からの字幕開始ラインの位
置データdを大小比較器(マグニチュード・コンパレー
タ)51に入力し、大小を比較する。その結果と、字幕
エリア検出回路4のデータをエラー処理回路52に入力
し、大小比較器51の結果に応じて字幕エリア検出回路
4のデータを演算回路6に出力する。
【0043】字幕エリア検出回路4による字幕エリアの
出力データは、画面の左右の映像データを基準として字
幕エリアを検出しているため、映像エリア検出回路3の
映像エリア検出に比べ、誤検出の確率が高くなってしま
う。このため、字幕開始ラインデータの方が映像終了ラ
インデータよりも小さい値になることがある。このとき
は、字幕エリア検出回路4が誤動作しており、エラー処
理回路52でエラー処理を行う。すなわち、字幕エリア
検出回路4のデータを演算回路6に送出しないことによ
り、字幕移動処理を行わない。字幕開始ラインデータの
方が映像終了ラインデータと同等あるいは大きければ、
字幕エリア検出回路4のデータを演算回路6に送出す
る。
【0044】本実施例では、このようなエラー処理回路
52で上記の処理を行っているが、他にエラーbitを
立てて、そのときは演算回路6が動作をしない処理を行
ってもよい。また、字幕終了ラインデータを用いて、比
較器51で比較し、ある一定値を越えたときにエラーと
して、上記の処理をしてもよい。
【0045】演算回路6は、映像サイズ演算回路6aと
字幕移動演算部6bから構成され、次に、これらの詳し
い説明を行う。
【0046】図6に、演算回路6の映像サイズ演算回路
部6aのブロック図を示す。同図において、デ−タ連続
一致判定部61は、映像エリア検出回路3からの現フィ
ールドの映像開始ライン位置データb,映像終了ライン
位置データcを受け、1つ前のフィールドのデータと比
較して、読み出されデータが一致しているか否かを検出
する。そして、予め決められた数のフィ−ルドについて
の一致データをカウントして、カウンタに登録するとと
もに所定以上一致したものを確定データb,cとして出
力する。
【0047】演算部63は、データ連続一致判定部61
からの確定データb,cを受け、その差h=c−bを演
算する。比較部64は、入力データb,cと判定基準デ
ータ記憶部に記憶された映像開始ライン及び映像終了ラ
インを判定するための判定基準データb’,c’とを比
較する。判定基準データ記憶部に記憶されるデータを設
定する判定基準データ設定部66であり、予め何らかの
方法で判定基準データ記憶部65に必要な全てのデータ
が書き込まれている場合には特に設けなくても良い。
【0048】比較部67は、入力された有効ライン数に
関するデータhと、判定基準データ設定部69によって
判定基準データ記憶部68に記憶された有効ライン数に
関するデータとを比較する。判定部70は、比較部64
及び比較部67の比較結果から、入力映像信号が標準映
像信号かシネマ映像信号かを判定する。切換信号発生部
71は判定部70の判定結果を受け、映像サイズ切換回
路7を切り換えるための切換制御信号を発生する。
【0049】次に、演算回路6の映像サイズ演算回路6
aの動作を、図7に示すフ−ロ−チャ−トを参照しなが
ら説明する。同図において、デ−タ連続一致判定部61
は、映像エリア検出回路3からの現フィールドの映像開
始ライン位置データb,映像終了ライン位置データcを
受け、1つ前のフィールドのデータと比較して、読み出
されデータが一致しているか否かを判定する。そして、
予め決められた数のフィ−ルドについての一致データを
カウントして、カウンタ62に登録するとともに所定以
上一致したものを確定データb,cとして出力する。
【0050】演算部63は、データ連続一致判定部61
からの確定データb,cを受け、その差h=c−bを演
算する。比較部64は、入力データb,cと判定基準デ
ータ記憶部に記憶された映像開始ライン及び映像終了ラ
インを判定するための判定基準データb’,c’とを比
較する。判定基準データ記憶部に記憶されるデータを設
定する判定基準データ設定部66であり、予め何らかの
方法で判定基準データ記憶部65に必要な全てのデータ
が書き込まれている場合には特に設けなくても良い。
【0051】比較部67は、入力された有効ライン数に
関するデータhと、判定基準データ設定部69によって
判定基準データ記憶部68に記憶された有効ライン数に
関するデータとを比較する。判定部70は、比較部64
及び比較部67の比較結果から、入力映像信号が標準映
像信号かシネマ映像信号かを判定する。切換信号発生部
71は判定部70の判定結果を受け、映像サイズ切換回
路7を切り換えるための切換制御信号を発生する。
【0052】こうして、切換信号発生部71の信号によ
り、映像サイズ切換回路7が映像サイズを切り換えて、
映像位置制御回路8が映像サイズに応じて映像センター
位置を決定する。
【0053】このフローチャートに示す処理は、NTS
C信号の1フィールド周期(約16.7ms)以上の周
期毎に所定フィールド期間行うこととする。映像エリア
検出回路3から映像開始ライン位置データa及び映像終
了位置データbを読み出し、データ連続一致判定部61
にて1周期前に読み出されたデータと今回読み出された
データとを比較して、データの連続一致判定を行う。デ
ータが一致した場合は周期毎の一致回数をカウントし、
所定回数一致したデータを確定データb,cとして出力
する(ステップS1)。
【0054】映像信号判定の判定基準値に画面サイズ毎
のヒステリシス幅を持たせるため、以下の処理過程は、
現在の画面サイズモードに応じて別のものとする(ステ
ップS2)。
【0055】比較部64にてデータ連続一致判定部61
からの出力データb,cを基準データと比較することに
より、映像開始ライン位置データbから映像上部のブラ
ンク部分の有無を判定する(ステップS3,ステップS
6)。ここで、例えばb<20でブランク無しと判定す
る場合、ステップS3ではb<21、ステップS6では
b<19というように判定基準値にヒステリシス幅を持
たせることにより、データのふらつきによる判定結果の
ふらつきを抑えることができる。ステップS3、ステッ
プS6でブランク無しと判定された場合、判定部70に
て映像信号は標準映像信号であると断定する。
【0056】同様に、比較部64にて映像終了ライン位
置データbから映像下部のブランク部分の有無を判定す
る(ステップS4、ステップS7)。ここで、例えばc
<245でブランク無しと判定する場合、ステップS4
ではb<244、ステップS7ではb<251というよ
うに判定基準値にヒステリシス幅を持たせることによ
り、データのふらつきによる判定結果のふらつきを抑え
ることができる。ステップS4、ステップS7でブラン
ク無しと判定された場合、映像信号は標準映像信号であ
ると断定する。
【0057】さらに、演算部63にて映像開始ライン位
置データbと映像終了ライン位置データcとから計算さ
れる映像有効ライン数h(=c−b)と判定基準データ
記憶部68に記憶された判定基準データとを比較するこ
とによって、映像判定を行う(ステップS5、ステップ
S8)。ここで、例えば、ステップS55では131<
h<219、ステップS8では129<h<221とい
ううように判定基準値にヒステリシス幅を持たせること
により、データのふらつきによる判定結果のふらつきを
抑えることができる。
【0058】そして、ステップS5、ステップS8で映
像信号がシネマ映像信号と判定された場合、シネマ映像
信号に適した画面サイズモードに切り換え(ステップS
9)、ステップS3〜ステップS8で映像信号が標準映
像信号と判定された場合、標準映像信号に適した画面サ
イズモードに切り換えるように(ステップS10)切換
信号発生部30より切換信号を発生して、映像サイズ切
換回路7を切換制御する。また、データ連続一致判定用
のカウンタ62を初期化した(ステップS11)後、一
連の処理を終了する。
【0059】次に、図8に演算回路6の字幕移動演算回
路部のブロック図を示す。同図において、デ−タ連続一
致判定部72は、字幕エリア検出回路4からの現フィー
ルドの字幕開始ライン位置データd,字幕終了ライン位
置データeを受け、1つ前のフィールドのデータと比較
して、読み出されデータが一致しているか否かを判定す
る。そして、予め決められた数のフィ−ルドについての
一致データをカウントして、カウンタ73に登録すると
ともに所定以上一致したものを確定データd,eとして
出力する。
【0060】演算部74は、データ連続一致判定部72
からの確定データd,eを受け、その差i=e−dを演
算する。比較部75は、入力された有効ライン数に関す
るデータiと、判定基準データ設定部77によって判定
基準データ記憶部76に記憶された有効ライン数に関す
るデータとを比較する。縮小判定部78は、比較部75
の比較結果から、字幕移動文字を縮小するか標準とする
かを判定する。制御信号発生部79は縮小判定部78の
判定結果に基づき、字幕移動回路9に字幕サイズを指示
する。
【0061】また、演算部74は、映像サイズ演算回路
6aのデータ連続一致判定部61から出力された映像終
了ラインの確定位置データcにより、c+1,c−{e
−(c+1)}を演算し、制御信号発生部79はこの結
果に基づき字幕移動回路9に移動位置を指示する。字幕
移動回路は移動用ICとメモリからなり、制御信号発生
部79から移動用ICに指示をすることにより、字幕移
動を実行させて字幕表示を行う。
【0062】次に字幕移動演算回路の字幕サイズ縮小処
理のフローチャートを図9に示す。同図において、字幕
エリア検出回路4から字幕開始ライン位置データd及び
字幕終了位置データeを読み出す。データ連続一致判定
部72にて1周期前に読み出された字幕開始ライン位置
データd及び字幕終了位置データeと今回読み出された
字幕開始ライン位置データd及び字幕終了位置データe
を比較して、データの連続一致判定を行う。データが一
致した場合は周期毎の一致回数をカウントし、所定回数
一致したデータを確定データd,eとして出力する(ス
テップS21)。
【0063】現在の画面サイズモードに応じて字幕移動
処理を行う。シネマ映像モードの場合はステップS23
に進み、標準映像モードの場合は、字幕移動処理は行わ
ない(ステップS22)。
【0064】演算部74にてデータ連続一致判定部72
からの出力確定データd,eから計算される字幕有効ラ
イン数i(=e−d)を算出する(ステップS23)。
この字幕有効ライン数iを基準データと比較器75で比
較することにより、字幕ライン幅の最小値のエラーを判
定する(ステップS24)。ここで、例えばi<4の場
合は、エラーと判定してステップS30に進み、データ
連続一致のカウンタをクリアする。i≧4の場合はステ
ップ25に進み、字幕ライン幅の最大値のエラーを判定
する。例えばi>10の場合、エラーと判定してステッ
プ30に進み、データ連続一致のカウンタをクリアす
る。i≦10の場合は、ステップ26に進み、字幕ライ
ン幅の閾値処理を行い、縮小判定部78にて縮小するか
否かの判断をおこなう。こうして、ある字幕ライン幅が
一定値以下の時は、縮小すれば、文字を読みとれなくな
るので縮小をしない処理を行う。例えばi<7の場合、
縮小せずに字幕移動を行う(ステップS28)。i≧7
の場合、制御信号発生部79から字幕移動回路9に移動
位置と縮小の指示を行う制御信号を出力し、ステップS
30でデータ連続一致のカウンタをクリアし、一連の処
理を終了する。
【0065】縮小は、字幕移動回路9のメモリのライト
クロック、リードクロックの比率を変える等の処理によ
り、垂直・水平の圧縮を行い字幕移動をする。ここで、
縮小率は1種類だけであるが、数種類設けてもよい。ま
た、縮小率は任意に設定できるものでもよい。
【0066】また、字幕移動演算回路6bの字幕移動の
位置決定処理のフローチャートを図10に示す。映像終
了ライン位置のデータcと字幕終了位置のデータeを読
み出す。このとき、これらデータは1周期前に読み出さ
れたデータと今回読み出されたデータとを比較してデー
タの連続一致判定を行って、確定したデータである(ス
テップS31)。
【0067】現在の画面サイズモードを確認し(ステッ
プS32)、ワイドモードの場合は、字幕移動をする必
要がなく、字幕移動回路には字幕移動信号を送らない
(ステップS38)。画面サイズモードがシネマモード
の場合は、字幕終了位置のデータから字幕の有無を確認
し(ステップS33)、字幕がなければステップS38
に進み、字幕移動回路9をOFFする。字幕がある場合
は、制御信号発生部79は字幕移動回路9のメモリにお
けるライトアドレスにc+1以下の字幕データを入力す
る指示を出す(ステップS34)。次にリードアドレス
にc−{e−(c+1)}とする指示を出す(ステップ
S35)。ライトアドレスのc+1以下の字幕データ
は、リードアドレスから読み出すときにはc−{e−
(c+1)}以下の字幕データとして、読み出させる指
示をし(ステップS36)、字幕移動回路をONする
(ステップS37)。ステップS39でデータ連続一致
のカウンタをクリアし、一連の処理を終了する。
【0068】この制御信号を受けて、字幕移動回路が字
幕を移動させるのであるが、字幕移動回路は移動用IC
とメモリからなる構成である。演算回路からの制御信号
は移動用ICに入力され、そこからメモリに指示がなさ
れて、書き込み、読み出しを行って字幕を所定の位置と
大きさで移動する。
【0069】図11は、本発明に係る映像信号処理装置
の他の例を示すブロック図である。これは、字幕判定回
路5に入力する映像エリアの終了ライン信号を映像エリ
ア検出回路3からではなく、映像サイズ演算回路6aか
ら入力する装置である。映像サイズ演算回路6aのデー
タ連続一致判定部61で、確定したデータを入力するの
である。
【0070】このように、映像エリア検出回路3よりも
正確なデータを用いることにより、字幕判定回路5の判
定がより正確になり誤動作が発生が防止できる。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、現行NTSC
方式等による標準映像信号からなるシネマ映像をワイド
テレビジョン受像機に表示する際に、シネマ映像の字幕
がブランクエリアのみに表示されている場合は字幕を映
像内に移動すると同時に、字幕を任意の大きさに縮小す
ることができるので、映像が字幕に隠されることがなく
見やすい表示が得られる。
【0072】請求項2の発明によれば、輝度信号の中央
部にマスクをかけることにより、字幕部分の信号を取り
除くため、映像エリア部分を正確に検出でき、字幕エリ
アの検出も正確に行うことができる。
【0073】請求項3の発明によれば、字幕の開始ライ
ン位置および終了ライン位置からもとめた字幕幅有効ラ
イン数を映像信号の1フィールド周期以上の周期で所定
フィールド期間読み取るとともに、該所定フィールド期
間で一致した字幕幅有効ライン数を確定情報として検出
するので、誤差が少なく、ノイズに強い字幕の開始ライ
ン位置および終了ライン位置が検出できる。
【0074】請求項4及び5の発明によれば、字幕判定
手段により映像エリアに対する字幕の位置を確認するの
で、字幕エリア検出手段の読み取りミスを抑えることに
よる誤動作の発生が防止できる。
【0075】請求項6の発明によれば、字幕判定手段に
入力する映像エリアの終了ライン信号を映像エリア検出
手段からではなく、映像サイズ演算手段から入力するの
で、映像エリア検出手段よりも正確なデータを用いるこ
とにより、字幕判定回路5の判定がより正確になり誤動
作の発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号処理装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す字幕エリア検出回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図3】この字幕エリア検出回路に用いる信号の説明図
である。
【図4】図1に示すゲート信号発生回路のゲート信号を
示す説明図である。
【図5】図1に示す字幕判定回路の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図6】図1に示す映像サイズ演算回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図7】この映像サイズ演算回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】図1に示す字幕移動演算回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図9】この字幕移動演算回路の字幕縮小動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】この字幕移動演算回路の字幕移動位置を決定
する動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る映像信号処理装置の他の実施例
を示すブロック図である。
【図12】従来の映像信号処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図13】従来の映像信号処理装置の字幕移動を示す画
面説明図である。
【符号の説明】 1 Y/C分離回路 2 輝度レベル比較回路 3 映像エリア検出回路 4 字幕エリア検出回路 5 字幕判定回路 6 演算回路 7 映像サイズ切換回路 8 映像位置制御回路 9 字幕移動回路 10 同期分離回路 11 ゲ−ト信号発生回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準映像信号からなる上下にブランクエ
    リアを有するシネマ映像を伸長してワイドアスペクト比
    の画面に表示するワイドテレビジョン受像機において、 前記シネマ映像の標準画面内での映像開始ライン位置お
    よび終了ライン位置を検出する映像エリア検出手段と、 前記シネマ映像の下方に位置する前記ブランクエリア内
    に表示される字幕の開始ライン位置および終了ライン位
    置を検出する字幕エリア検出手段と、 前記映像エリア検出手段の検出結果から映像エリアのサ
    イズを算出して表示モードを決定する映像サイズ演算手
    段と、 該映像サイズ演算手段で決定した表示モ−ドに基づき前
    記表示する映像エリアのサイズに応じて前記標準映像信
    号を制御する映像サイズ切換手段と、 前記字幕エリア検出手段の検出結果から字幕エリアのサ
    イズを求め、前記映像サイズ演算手段で決定した表示モ
    ードに応じて字幕エリアの表示サイズを決定する字幕移
    動演算手段と、 該字幕移動演算手段で決定した結果に基づき前記字幕を
    前記シネマ映像内に移動させる字幕移動手段と、を備え
    ることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 字幕エリア検出手段は、 輝度信号の水平方向の中央部をマスクして両端部の信号
    のみを取り出す中央部マスク手段と、 該中央部マスク手段から出力した信号を用いて映像エリ
    アの信号を抽出する映像エリア信号抽出手段と、 該映像エリア信号と輝度信号の論理組み合わせを用い
    て、字幕エリアの信号を抽出する字幕エリア信号抽出手
    段と、 該字幕エリア信号抽出手段の信号から字幕の開始ライン
    位置及び終了位置を検出して出力する字幕エリア出力手
    段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の映像信
    号処理装置。
  3. 【請求項3】 字幕移動演算手段は、字幕の開始ライン
    位置および終了ライン位置からもとめた字幕幅有効ライ
    ン数を映像信号の1フィールド周期以上の周期で所定フ
    ィールド期間読み取るとともに、該所定フィールド期間
    で一致した字幕幅有効ライン数を確定情報として検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 映像エリア検出手段で検出した映像終了
    ラインより前記字幕エリア検出手段で検出した字幕エリ
    アが下方に位置するかを判定し、字幕エリアが映像終了
    ラインより下方に位置する場合にのみ、字幕移動演算手
    段を動作させる字幕判定手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 字幕判定手段は、 映像エリア検出手段からの映像終了ライン位置と字幕エ
    リア検出手段からの字幕開始ライン位置を比較する比較
    手段と、 字幕開始ライン位置より映像終了ライン位置が下方にあ
    る場合に、字幕移動演算手段に字幕エリア検出手段のデ
    −タを出力する事を停止するエラー判定手段と、からな
    ることを特徴とする請求項4記載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 映像サイズ演算手段は、映像の開始ライ
    ン位置および終了ライン位置とを映像信号の1フィール
    ド周期以上の周期で所定フィールド期間読み取るととも
    に、該所定フィールド期間で一致した映像の開始ライン
    位置および終了ライン位置とを確定情報として検出する
    手段であり、 字幕判定手段に対し、映像終了ライン位置を、映像エリ
    ア検出手段から入力するかわりに、前記映像サイズ演算
    手段から入力することを特徴とする請求項4又は5記載
    の映像信号処理装置。
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