JPH09183537A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置

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JPH09183537A
JPH09183537A JP8000510A JP51096A JPH09183537A JP H09183537 A JPH09183537 A JP H09183537A JP 8000510 A JP8000510 A JP 8000510A JP 51096 A JP51096 A JP 51096A JP H09183537 A JPH09183537 A JP H09183537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シートがスリップ等の原因で搬送
時間が遅れることを許容すると共に、先行するシートと
後続するシートとの間隔を確保することで、ジャム等の
問題を起こすことなくシートの連続搬送を行い得るシー
ト搬送装置およびこれを備えた画像形成装置を提供する
ことを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 短尺のシートSが搬送ベルト20により搬
送されている場合、排出遅延ジャムを検知するタイミン
グを所定時間Tαだけ延長すると共に、先行するシート
Sが排出センサ19により検知されるまで、手差し給送ロ
ーラ23を停止させて後続するシートSを搬送ベルト20に
進入させないように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きさの異なる多
種のシートを搬送するシート搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置に装備されるシート
搬送装置としてレーザビームプリンタに装備されたシー
ト搬送装置の一例を図5、図6を用いて説明する。図5
において、シートカセット1に収容されたシートSは、
ピックアップローラ2により繰り出され、分離爪26によ
り分離されて給送され、中間ローラ対3およびレジスト
ローラ対4により搬送されて、プロセスカートリッジ9
が配置された画像形成部に送られる。
【0003】プロセスカートリッジ9では、画像情報に
応じてトナー画像が形成された感光体ドラム8とこれに
対向する転写ローラ10によりシートSが挟持されて搬送
され、この時、感光体ドラム8に形成されたトナー画像
が転写ローラ10によってシートSに転写される。
【0004】画像が形成されたシートSは、搬送ベルト
20上に載置されて搬送され、定着器11に送られる。定着
器11において、シートSはセラミックヒータ14を内蔵し
た定着ローラ27と加圧ローラ18とにより挟持されて搬送
され、この時、加熱,加圧処理されることによってトナ
ー画像がシートSに定着される。画像が定着されたシー
トSは排出ローラ対12によって機外に排出される。
【0005】搬送ベルト20は、シートSのシート搬送方
向の長さ(以下、単に「長さ」という)が比較的短く、
連設された搬送ローラ対等により挟持出来ない場合の搬
送に特に有利である。また、比較的搬送経路が長い場合
に、簡単な一つの構成でシートSを遠距離まで搬送する
際にも有利であり、これを用いれば、装置の構成が簡単
であり、低コスト化を図ることが出来、多くの画像形成
装置に採用されている。
【0006】しかしながら、搬送ベルト20は、その構造
上、シートSを挟持する手段を有さないため、使用され
る種々のサイズのシートSの内、シートSの長さが感光
体ドラム8と転写ローラ10とのニップ部Aと、定着ロー
ラ27と加圧ローラ18とのニップ部Bとの間の搬送経路長
Lよりも短い場合、シートSを挟持する挟持手段を有さ
ない搬送ベルト20によってのみシートSが搬送される
時、シートSは該シートSの自重および該シートSと搬
送ベルト20との摩擦力によってのみ規制されて搬送され
ることになる。
【0007】この場合、シートSに作用する搬送力は非
常に小さくなり、振動や風圧、搬送ベルト20の傾斜等の
原因により搬送中のシートSにスリップが発生する可能
性が高くなる。この問題を解決するために、図6に示す
ように、搬送ベルト20の外側表面上に所定間隔で複数の
突起20aを設け、該突起20aがシートSの後端に当接し
てシートSを後押しすることで該シートSに搬送力を付
加している。
【0008】突起20aの間隔は、使用するシートSの長
さに応じて設定する必要があり、この設定間隔が不適当
であって、例えば、突起20aの間隔が小さ過ぎると、シ
ートSの後端が突起20aに乗り上げてしまい、突起20a
が有効に作用しないという問題があるため、突起20aの
間隔は予め大きく設定して構成するのが一般である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術において、長さの異なる各種サイズのシート
Sを使用する場合、搬送ベルト20に設けた突起20aの間
隔に対して使用するシートSの長さが小さ過ぎると、シ
ートSの後端が突起20aに当接するまでの間シートSが
スリップしてしまい、この場合、突起20aがシートSの
後端に当接してシートSを後押しして搬送し、ニップ部
Bの近傍下流側に配置された排出センサ19によって検知
されるタイミングが場合によっては正規のタイミングよ
りも1秒以上も遅れてしまい、この場合は、通常、排出
遅延ジャムとして認識されるため、排出遅延ジャムの認
識設定時間を予め長めに変更して設定する必要がある。
【0010】一方、挟持手段を有さない搬送ベルト20上
では、通常の長さのシートSが定着器11の周辺でアコー
ディオンジャムを起こしている可能性もあるので、この
場合の排出遅延ジャムは、早めに検知する必要があり、
上記排出遅延ジャムの認識設定時間を単に長めに設定し
ただけでは、上記二つの問題を同時に解決することは不
可能である。
【0011】また、搬送ベルト20によるスリップが発生
すると、先行するシートSと後続するシートSとの間隔
が無くなって、両者が見かけ上、一体に接続された状態
になってしまい、排出センサ19によって前後のシートS
の間隔が検知できずにジャム検知してしまうという問題
がある。
【0012】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、シートがスリップ等の原因で
搬送時間が遅れることを許容すると共に、先行するシー
トと後続するシートとの間隔を確保することで、ジャム
等の問題を起こすことなくシートの連続搬送を行い得る
シート搬送装置およびこれを備えた画像形成装置を提供
せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを載置して搬送
するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送
されるシートのジャムを検知するジャム検知手段と、前
記シート搬送手段により搬送されるシートのシート搬送
方向の長さを検知する長さ検知手段と、を有し、前記長
さ検知手段により前記シート搬送手段により搬送される
シートのシート搬送方向の長さが所定長さ以下であると
認識した場合に、前記ジャム検知手段により遅延ジャム
と認識されるまでの時間を、前記所定長さ以上のシート
が前記ジャム検知手段により遅延ジャムと認識されるま
での時間よりも長く設定して構成したことを特徴とする
シート搬送装置である。
【0014】また、本発明に係る他の代表的な構成は、
シートを載置して搬送するシート搬送手段と、前記シー
ト搬送手段により搬送されるシートのシート搬送方向の
長さを検知する長さ検知手段と、前記シート搬送手段よ
りもシート搬送方向下流側に配置され、シートの有無を
検知する第2のシート検知手段と、を有し、前記長さ検
知手段により前記シート搬送手段により搬送されるシー
トのシート搬送方向の長さが所定長さ以下であると認識
した場合に、前記シートが前記第2のシート検知手段に
より検知されるまで後続するシートを前記シート搬送手
段に進入させないように構成したことを特徴とするシー
ト搬送装置である。
【0015】本発明は、上述の如く構成したので、シー
ト挟持手段を持たないシート搬送手段によりシートが搬
送される際に、スリップ等の原因でシートの搬送時間が
遅れることを許容すると共に、先行するシートと後続す
るシートとの間隔を確保することで、ジャム等の問題を
起こすことなくシートの連続搬送が出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート搬送
装置およびこれを備えた画像形成装置の一例としてレー
ザビームプリンタに適用した場合の一実施形態を具体的
に説明する。図1は本発明に係るシート搬送装置および
これを備えた画像形成装置の断面説明図、図2は本発明
に係るシート搬送装置の制御系の要部を示すブロック
図、図3、図4は本発明に係るシート搬送装置における
制御系のフローチャートであり、図3は手差し口からシ
ートが給送された場合のシーケンスを示すフローチャー
ト、図4はシートカセットからシートが給送された場合
のシーケンスを示すフローチャートである。
【0017】図1において、1はシートSを収容するシ
ートカセットである。シートカセット1には図2に示す
シートサイズセンサ28が設けられており、シートカセッ
ト1に所定のサイズのシートSを収容して装置本体Cに
装着した時、シートサイズセンサ28により検知されたシ
ートSのサイズコードが装置本体Cに設けられた図2に
示す制御部29に伝達されるようになっている。
【0018】2はシートカセット1内に収容されたシー
トSを繰り出す断面半月形状のピックアップローラであ
る。26はシートカセット1のシート給送口上部に配置さ
れた分離爪であり、ピックアップローラ2により繰り出
されたシートSの先端角隅部が分離爪26に係合して、最
上位のシートSのみが分離爪26を乗り越えて一枚ずつシ
ートパス30に給送される。
【0019】3はシートカセット1から給送されたシー
トSを更に下流に搬送する中間ローラ対である。中間ロ
ーラ対3は図2に示す制御部29の指令により所定のタイ
ミングで起動/停止が出来るように図示しないクラッチ
を内蔵して構成されており、中間ローラ対3が停止した
時、該中間ローラ対3がシートSを挟持した状態で固定
され、該中間ローラ対3の位置でシートSの搬送を待機
するシート待機手段として機能するようになっている。
【0020】中間ローラ対3よりもシート搬送方向下流
側(以下、単に「下流側」という)には、プレフィード
センサ5が配置されている。ピックアップローラ2が1
回転または2回転することで、シートカセット1から繰
り出されたシートSは、このプレフィードセンサ5の近
傍まで繰り出される。
【0021】プレフィードセンサ5は、シートカセット
1から繰り出されたシートSの先端を検知する。そし
て、プリントコントローラの画像展開が遅れた際に、プ
レフィードセンサ5のシート先端検知信号に基づいて図
2に示す制御部29が中間ローラ対3を停止させ、シート
Sを中間ローラ対3の位置で一時待機させるように制御
する。
【0022】4は中間ローラ対3により搬送されたシー
トSを画像形成手段となるプロセスカートリッジ9の電
子写真感光体ドラム8が配置された画像形成部に搬送す
るレジストローラ対であり、該レジストローラ対4の近
傍下流側に配置された第1のシート検知手段となるレジ
ストセンサ6によりシートSの先端が検知されると、こ
の検知情報に基づいて感光体ドラム8の回転に同期させ
てシートSを搬送する。
【0023】プロセスカートリッジ9の上部にはレーザ
スキャナ7が設けられており、該レーザスキャナ7は、
一様に帯電した感光体ドラム8の表面上に露光を行い、
潜像を形成する。潜像はプロセスカートリッジ9内で行
われる現像プロセスによってトナー画像として顕像化
し、転写ローラ10によってレジストセンサ6により同期
をとって搬送されるシートS上にトナー画像が転写され
る。
【0024】トナー画像が転写されたシートSは、シー
トSを挟持する手段を有さないシート搬送手段となる搬
送ベルト20上に載置されて定着器11まで搬送される。そ
して、シートS上に転写されたトナー画像は定着器11に
よって定着された後、排出ローラ対12によって装置本体
C上部に配置された排出トレイ13上に排出される。
【0025】定着器11は、平板状のセラミックヒータ1
4、該セラミックヒータ14を支持するフィルムガイド1
5、該フィルムガイド15を補強する金属のステイ16、フ
ィルム17からなる定着ローラ27と、加圧ローラ18とを有
し、該定着ローラ27と加圧ローラ18とによる定着部をシ
ートSが通過したことを検知するための第2のシート検
知手段となる排出センサ19等を有して構成されている。
【0026】前述したように、感光体ドラム8と転写ロ
ーラ10とのニップ部Aと、定着ローラ27と加圧ローラ18
とのニップ部Bとの間には、駆動ローラ21,22により張
架された搬送ベルト20が設けられている。搬送ベルト20
により、ニップ部Aとニップ部Bとの間に形成される搬
送路の経路長Lよりもシート搬送方向の長さ(以下、単
に「長さ」という)が短いシートSを搬送することが出
来る。尚、搬送ベルト20は、前述の図6に示した従来例
と同様に構成されている。
【0027】23は手差し給送口から手差しされたシート
Sを給送するシート給送手段となる手差し給送ローラで
あり、中板24上に積載された複数のシートSを分離パッ
ド25により順次分離しながら一枚ずつシートパス31に給
送するようになっている。
【0028】手差し給送ローラ23により給送されたシー
トSは、シートパス31を搬送され、プレフィードセンサ
5よりも下流側で、且つ、レジストローラ対4よりも上
流側において、シートカセット1からシートSを搬送す
るためのシートパス30と合流し、前述と同様にプロセス
カートリッジ9が配置された画像形成部に搬送され、電
子写真プロセスを経て画像が形成され、定着器27により
画像が定着されて排出トレイ13に排出される。
【0029】手差し給送ローラ23により給送する際に
は、前述のシートカセット1から給送されるシートSの
ようにプレフィードセンサ5により検知され、中間ロー
ラ対3に挟持固定されてシートSが一時待機するような
構成はなく、この場合、手差し給送ローラ23が停止する
ことでシートSは中板24上に載置された状態で待機して
いる。
【0030】上記の電子写真プロセスの制御は、図2に
示す制御部29に設けられたエンジンコントローラによっ
て行われる。一方、ホストコンピュータから送られる画
像コードデータは、制御部29に設けられたプリントコン
トローラにより画像の記録に必要なビットデータに展開
され、エンジンコントローラに伝達される。
【0031】次に、本発明の特徴となる制御系の構成に
ついて図2〜図4を用いて説明する。先ず、図2を用い
て本発明に係るシート搬送装置の制御系の要部の構成を
説明する。図2において、レジストセンサ6,排出セン
サ19,プレフィードセンサ5,シートサイズセンサ28に
より検知された検知情報は、制御部29に伝達され、所定
の演算処理が行われる。
【0032】制御部29には、中央情報処理装置となるC
PUおよびこれに並設された記憶部等が設けてあり、シ
ートサイズセンサ28からのサイズコード情報、或いはレ
ジストセンサ6と排出センサ19との検知情報またはレジ
ストセンサ6によりシートSの先端および後端を検知し
た検知情報と、シートSの搬送速度情報とを演算するこ
とによりシートSの長さを検知する長さ検知手段を有し
ている。この長さ検知手段により給送されるシートSが
搬送経路長Lよりも短尺であるか否かの判断を行う。
【0033】また、レジストセンサ6および排出センサ
19によりシートSの有無を検知した検知情報と、シート
Sの搬送速度情報とを演算することにより搬送されるシ
ートSに遅延ジャムが発生したことを検知するジャム検
知手段を有している。
【0034】また、制御部29にはユーザに対して表示や
警報等により遅延ジャムの発生を報知するジャム報知手
段32が接続されており、前記ジャム検知手段により検知
された検知情報によりジャム報知手段32が作動してユー
ザに対して遅延ジャムの発生を報知する。
【0035】また、制御部29には、タイマー機能が装備
されており、所定の時刻からタイマーをスタートさせて
後述する時間T1 ,T2 ,T3 ,T4 ,T5 を測定し、
これ等の時間の経過に応じてジャム報知手段32,中間ロ
ーラ対3,搬送ローラ対4,ピックアップローラ2,手
差し給送ローラ23等に対して所定の制御動作を行うよう
になっている。
【0036】次に、図3、図4を用いてシート給送動作
の詳細について説明する。図3は手差し口から手差し給
送ローラ23によりシートSが給送された場合のシーケン
スを示すフローチャート、図4はシートカセット1から
ピックアップローラ2によりシートSが給送された場合
のシーケンスを示すフローチャートである。
【0037】先ず、図2を用いて手差し口から手差し給
送ローラ23によりシートSが給送される場合について説
明する。手差し口から手差し給送ローラ23によりシート
Sが給送される場合、該シートSのサイズの種類は装置
本体C内にシートSを給送してみないと認識できないよ
うになっている。
【0038】このため、図3において、手差し給送ロー
ラ23から一枚目のシートSを給送して、先ず、レジスト
センサ6によりシートSの先端を検知してから(ステッ
プS1)制御部29に設けられたタイマーをスタートさせ
(ステップS2)、所定の時間T1 を経過してもシート
Sの先端が排出センサ19により検知されず、且つ、レジ
ストセンサ6にシートSが検知されている場合には、シ
ートSの排出遅延ジャムであると認識し(ステップS
3)、ジャム報知手段32を作動させてユーザにジャムの
発生を報知する。
【0039】尚、前記時間T1 は、レジストセンサ6か
ら排出センサ19までの搬送経路の距離をシートSの搬送
速度で割った時間にマージン分を加えた時間を設定す
る。
【0040】一方、排出センサ19にシートSの先端が到
達する前にレジストセンサ6がシート無しを検知してシ
ートSの後端通過を検知した場合には、長さ検知手段に
よりシートSが短尺シートであることを認識し(ステッ
プS4)、制御部29は、ジャム検知手段が排出遅延ジャ
ムを検知するまでの時間T2 を、T2 =T1 +Tαに設
定する(ステップS5)。
【0041】尚、前記時間Tαは、搬送ベルト20により
搬送されるシートSのスリップ時間に対応するマージン
分の時間を設定する。
【0042】また、ステップS4において、短尺サイズ
のシートSが搬送されていると認識した場合には、排出
センサ19によりシートSの先端が検知されるまでは、制
御部29は手差し給送ローラ23を停止させて後続するシー
トSの給送は行わない。これにより、先行するシートS
の搬送状況により、適宜後続するシートSのプリントタ
イミングを変えられるので最適なスループットを得るこ
とが出来る。
【0043】そして、排出センサ19によりシートSの先
端が検知されずに時間T2 が経過した場合には、ジャム
検知手段が短尺シートSに排出遅延ジャムが発生したと
認識し(ステップS6)、ジャム報知手段32を作動させ
てユーザにジャムの発生を報知する。
【0044】また、時間T2 が経過する以前に排出セン
サ19によりシートSの先端が検知され、このままジャム
が発生しない場合には、レジストセンサ6によりシート
Sの先端を検知してから所定の時間T3 後に後続するシ
ートSを給送する(ステップS8)。
【0045】一方、レジストセンサ6がシート無しを検
知する前に排出センサ19によりシートSの先端が到達し
た場合には、長尺(普通)シートであると認識し(ステ
ップS7)、このままジャムが発生しない場合には、レ
ジストセンサ6によりシートSの先端を検知してから所
定の時間T3 後に後続するシートSを給送する(ステッ
プS8)。
【0046】尚、前記実施形態では、シートSが搬送経
路長Lよりも短尺か否かの判断を、レジストセンサ6と
排出センサ19との検知情報により判断しているが、他の
構成として、シートSの先端,後端がレジストセンサ6
を通過する時間を検知することでシートSが短尺か否か
の判断を行うように構成しても良い。
【0047】次に、図4を用いてシートカセット1から
ピックアップローラ2によりシートSが給送される場合
について説明する。シートカセット1からシートSが給
送される場合、該シートSのサイズの種類はシートカセ
ット1に設けられたシートサイズセンサ28によりそのサ
イズコード情報が装置本体Cの制御部29に伝達されるよ
うになっており、所定サイズのシートSをシートカセッ
ト1に収容した後、該シートカセット1を装置本体Cに
対して装着された時点でシートSのサイズが認識できる
ようになっている。
【0048】また、シートカセット1からの給送時に
は、シートSがレジストローラ対4に到達する以前にプ
レフィードセンサ5によりシートSの先端を検知した
後、シート待機手段となる中間ローラ対3の作動によ
り、シートSを所定の位置で待機させることが可能なよ
うに構成されている。
【0049】上記のような構成において、先ず、図4の
ステップS1において、シートサイズセンサ28からの検
知情報により、シートSの長さが転写部のニップ部A
と、定着部のニップ部Bとの間の搬送経路距離Lよりも
短い場合、1枚目のシートSの先端がレジストセンサ6
により検知されて(ステップS2)からタイマー1をス
タートさせ(ステップS3)、所定時間T4 後に2枚目
のシートSの給送を開始し(ステップS4)、プリント
コントローラの画像展開が終了していれば、そのまま1
枚目のシートSに画像の記録を行う(ステップS5)。
【0050】そして、2枚目のシートSがプレフィード
センサ5により検知されて(ステップS6)からタイマ
ー2をスタートさせる(ステップS7)。前述のよう
に、1枚目のシートSの先端がレジストセンサ6により
検知されてから所定時間T4 後に2枚目のシートSの給
送を開始するが(ステップS4)、1枚目のシートSの
先端がまだ排出センサ19により検知されていない場合
は、プリントコントローラの画像展開が終了していても
2枚目のシートSの先端がプレフィードセンサ5により
検知されてから所定の時間T5 が経過した時点で中間ロ
ーラ対3を停止させ(ステップS8)、これにより、2
枚目のシートSを中間ローラ対3の位置で待機させる。
【0051】この停止位置は、前述したプリントコント
ローラの画像展開が終了していない場合に待機させる位
置と同じになっている。そして、1枚目のシートSの先
端がレジストセンサ6により検知されてから所定の時間
2 経過しても排出センサ19によりシートSの先端が検
知できない場合には、ジャム検知手段が、1枚目のシー
トSに排出遅延ジャムが発生したと認識して(ステップ
S9)記録動作を停止すると共に、ジャム報知手段32を
作動させてユーザにジャムの発生を報知する。
【0052】この所定時間T2 は、前述と同様に、{通
常の搬送でレジストセンサ6から排出センサ19まで搬送
するのにかかる時間+マージン+搬送ベルト20による搬
送におけるスリップ時間のマージン}により設定された
値であり、前述した普通サイズでシートSの排出遅延ジ
ャムを検知するまでの時間T1 よりも大きく設定され
る。
【0053】また、1枚目のシートSの先端がレジスト
センサ6により検知されてから所定の時間T2 が経過す
る以前に排出センサ19によりシートSの先端が検知され
た場合には、その時点でプリントコントローラの画像展
開が終了していれば、中間ローラ対3を回転駆動させて
2枚目のシートSを搬送し(ステップS10)、2枚目の
シートSに画像記録を行う(ステップS11)。
【0054】また、前記ステップS1において、シート
Sの長さが、搬送経路長Lよりも長い場合、1枚目のシ
ートSの先端がレジストセンサ6により検知されて(ス
テップS12)からタイマー1をスタートさせ(ステップ
S13)、所定時間T4 後に2枚目のシートSの給送を開
始し(ステップS14)、プリントコントローラの画像展
開が終了していれば、そのまま1枚目のシートSに画像
の記録を行い(ステップS15)、更に、連続してプリン
トコントローラの画像展開が終了していれば、そのまま
2枚目のシートSに画像の記録を行う(ステップS1
6)。
【0055】前記実施形態では、シートカセット1内に
収容されたシートSのサイズがシートカセット1を装置
本体Cに対して装着した時点で、予め装置本体Cに認識
されているものとして説明したが、他の構成として、例
えばユニバーサルカセットのように、不定形のサイズの
シートSをシートカセット1内に収容できる場合、シー
トSのサイズは装置本体Cには認識できないが、このよ
うな場合に、プレフィードセンサ5またはレジストセン
サ6によりシートSが通過する時間を検知することによ
ってシートSが短尺か否かの判断をするように構成する
ことにより、前述と同様の制御を行うことが出来る。
【0056】また、前記実施形態では、転写部のニップ
部Aから定着部のニップ部Bまでの間に設けられた搬送
ベルト20における搬送制御について説明したが、必ずし
も搬送ベルト20や転写部のニップ部Aから定着部のニッ
プ部Bまでの間の搬送経路に限定されるものではなく、
搬送されるシートSの長さの違いにより、長尺であれ
ば、必ず挟持され、短尺であれば、挟持されずに搬送さ
れる場合、シートSの長さを検知して該シートSの長さ
に対応してジャム検知の時間設定を変更したり、後続す
るシートSの搬送タイミングを変化させるように構成し
たものであれば、シート搬送手段やシート搬送経路にお
ける制御位置は適宜変更できるものである。
【0057】また、前記実施形態では画像形成手段とし
て電子写真画像形成手段を装備した画像形成装置に適用
した場合について説明したが、他の構成として、インク
ジェットヘッドやサーマルヘッドを有して構成した画像
形成手段を装備した画像形成装置にも適用することが出
来る。
【0058】また、前記実施形態ではシートを記録シー
トで構成し、画像形成手段を有する画像形成装置に適用
した場合について説明したが、他の構成としてシートを
シート状原稿で構成し、該シート状原稿の画像情報を読
み取る画像読取手段を有する画像読取装置に装備される
シート搬送装置に適用することも可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、長尺(普通)長さのシートにおいては遅延ジ
ャムの時間設定を厳しくしながらも、挟持手段を有さな
いシート搬送手段に載置されて搬送される短尺のシート
がスリップ等の原因で遅れても遅延ジャムにせず、連続
搬送を可能にする。
【0060】また、挟持手段を有さないシート搬送手段
に載置されて搬送される短尺のシートがスリップ等の原
因で搬送が遅れても、後続するシートとのシート間隔を
所定間隔だけ確保することにより、ジャム等の問題を起
こすことなく、シートの搬送状況に応じて最適のスルー
プット(搬送効率)で連続搬送が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート搬送装置およびこれを備え
た画像形成装置の断面説明図である。
【図2】本発明に係るシート搬送装置の制御系の要部を
示すブロック図である。
【図3】本発明に係るシート搬送装置における制御系の
フローチャートであり、手差し口からシートが給送され
た場合のシーケンスを示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るシート搬送装置における制御系の
フローチャートであり、シートカセットからシートが給
送された場合のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図5】従来例を説明する図である。
【図6】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…シートカセット、2…ピックアップローラ、3…中
間ローラ対、4…レジストローラ対、5…プレフィード
センサ、6…レジストセンサ、7…レーザスキャナ、8
…感光体ドラム、9…プロセスカートリッジ、10…転写
ローラ、11…定着器、12…排出ローラ対、13…排出トレ
イ、14…セラミックヒータ、15…フィルムガイド、16…
ステイ、17…フィルム、18…加圧ローラ、19…排出セン
サ、20…搬送ベルト、20a…突起、21,22…駆動ロー
ラ、23…手差し給送ローラ、24…中板、25…分離パッ
ド、26……分離爪、27…定着ローラ、28…シートサイズ
センサ、29…制御部、30,31…シートパス、32…ジャム
検知手段、A,B…ニップ部、C…装置本体、S…シー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを載置して搬送するシート搬送手
    段と、 前記シート搬送手段により搬送されるシートのジャムを
    検知するジャム検知手段と、 前記シート搬送手段により搬送されるシートのシート搬
    送方向の長さを検知する長さ検知手段と、 を有し、 前記長さ検知手段により前記シート搬送手段により搬送
    されるシートのシート搬送方向の長さが所定長さ以下で
    あると認識した場合に、前記ジャム検知手段により遅延
    ジャムと認識されるまでの時間を、前記所定長さ以上の
    シートが前記ジャム検知手段により遅延ジャムと認識さ
    れるまでの時間よりも長く設定して構成したことを特徴
    とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャム検知手段は、 前記シート搬送手段よりもシート搬送方向上流側に配置
    され、シートの有無を検知する第1のシート検知手段
    と、 前記シート搬送手段よりもシート搬送方向下流側に配置
    され、シートの有無を検知する第2のシート検知手段
    と、 を有し、 前記第1、第2のシート検知手段の検知情報により前記
    シート搬送手段により搬送されるシートのジャムを検知
    するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    シート搬送装置。
  3. 【請求項3】 シートを載置して搬送するシート搬送手
    段と、 前記シート搬送手段により搬送されるシートのシート搬
    送方向の長さを検知する長さ検知手段と、 前記シート搬送手段よりもシート搬送方向下流側に配置
    され、シートの有無を検知する第2のシート検知手段
    と、 を有し、 前記長さ検知手段により前記シート搬送手段により搬送
    されるシートのシート搬送方向の長さが所定長さ以下で
    あると認識した場合に、前記シートが前記第2のシート
    検知手段により検知されるまで後続するシートを前記シ
    ート搬送手段に進入させないように構成したことを特徴
    とするシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記長さ検知手段は、 前記シート搬送手段よりもシート搬送方向上流側に配置
    され、シートの有無を検知する第1のシート検知手段を
    有し、 前記第1のシート検知手段の検知情報により前記シート
    搬送手段により搬送されるシートのシート搬送方向の長
    さを検知するように構成したことを特徴とする請求項1
    または請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記シート搬送手段よりもシート搬送方
    向上流側にシート給送手段を有し、 前記長さ検知手段により検知された前記シート搬送手段
    により搬送されるシートのシート搬送方向の長さが所定
    長さ以下であると認識した場合に、前記シートが前記第
    2のシート検知手段により検知されるまで前記シート給
    送手段が後続するシートを前記シート搬送手段に進入さ
    せないように構成したことを特徴とする請求項3に記載
    のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送手段よりもシート搬送方
    向上流側にシートを待機させるためのシート待機手段を
    有し、 前記長さ検知手段により検知された前記シート搬送手段
    により搬送されるシートのシート搬送方向の長さが所定
    長さ以下であると認識した場合に、前記シートが前記第
    2のシート検知手段により検知されるまで前記シート待
    機手段が後続するシートを前記シート搬送手段よりもシ
    ート搬送方向上流側で所定の位置に待機させるように構
    成したことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のシ
    ート搬送装置を備えると共に、シートに対して画像情報
    に応じて画像を形成する画像形成手段を有することを特
    徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7496300B2 (en) 2004-08-04 2009-02-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device
US20090080910A1 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Samsung Electronics Co., Ltd Method of detecting jam and image forming apparatus using the same
US7881622B2 (en) * 2005-10-25 2011-02-01 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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