JPH09179213A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH09179213A
JPH09179213A JP7334873A JP33487395A JPH09179213A JP H09179213 A JPH09179213 A JP H09179213A JP 7334873 A JP7334873 A JP 7334873A JP 33487395 A JP33487395 A JP 33487395A JP H09179213 A JPH09179213 A JP H09179213A
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JP
Japan
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mirror
light
original
platen glass
reflected
Prior art date
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Pending
Application number
JP7334873A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kamo
眞之 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP7334873A priority Critical patent/JPH09179213A/ja
Publication of JPH09179213A publication Critical patent/JPH09179213A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿が載置されるガラス板の下面を原稿面から
最初のミラーへ向かう光軸に対して相対的に傾斜させる
ことにより、ゴーストの発生を防止することができる走
査光学装置を提供する。 【解決手段】ハロゲンランプ20、20の上方に、プラ
テンガラス22を水平面に対して1°程度傾斜させて設
置する。ミラーM1 、M2 の有効範囲外で反射され、プ
ラテンガラス22の下面に戻ってきた光(有害光)は、
該プラテンガラス22の下面で反射されることになる
が、プラテンガラス22の下面は原稿面から第1ミラー
M1 へ向かう光軸に対して直交していないので(角度α
<90°)、かかる有害光はプラテンガラス22の下面
で大きい反射角で反射され、第1ミラーM1 へ向かう光
軸から大きく外れる。従って、有害光が結像レンズ16
まで到達することはなく、ゴーストの発生を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査光学装置に係
り、特に、複写機やファクシミリ機等の画像読み取り機
器に適用されるラスタインプットスキャナー(RIS)
の光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の一般的な複写機の構成を示
す断面図である。従来の複写機は、遮光ケーシング10
の内部に光源部12と、光伝送光学系14と、結像レン
ズ16等とが収納されて構成されている。光源部12に
は、長尺状のハロゲンランプ20、20が2本平行に配
設され、該ハロゲンランプ20、20の上方は、水平面
に平行なガラス板(プラテンガラス)22で覆われてい
る。尚、ハロゲンランプは1本でもよい。また、前記光
源部12の下方には、スリット24が形成された遮光板
26が設けられ、本体内に収納された光伝送光学系14
に余計な光が進入しないようになっている。
【0003】前記光伝送光学系14は、前記スリット2
4の真下に配置された第1ミラーM1 と、ケーシング1
0の中央付近に設けられた第2ミラーM2 と、ケーシン
グ10右壁面付近に設けられた第3ミラーM3 とから構
成され、スリット24を介して進入した光を、第1ミラ
ーM1 、第2ミラーM2 及び第3ミラーM3 の順に反射
して前記結像レンズ16に導くようになっている。
【0004】そしてかかる構成により、原稿搬送ローラ
30で原稿32を前記プラテンガラス22の上に搬送し
つつ該原稿32をハロゲンランプ20、20で照明し、
原稿面で反射された光を前記第1ミラーM1 、第2ミラ
ーM2 及び第3ミラーM3 を介して結像レンズ16に導
き、該結像レンズ16によってCCDラインセンサ34
の受光面に結像させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複写機の光学系では、共役距離及び光学系のコンパクト
化を図るあまり、図5に示すようにミラーM1 、M2 の
有効範囲外の領域に入射した光が設定外の経路(図の一
点鎖線)を経て再びプラテンガラス22の下面に戻り、
該プラテンガラス22の下面で反射されて正規の経路
(図の二点鎖線)に進入し、結像レンズ16に導かれて
しまうという問題がある。即ち、このような戻り光がC
CDラインセンサ34に受光されると複写像上にゴース
トとなって現れ、画像品質に悪影響を及ぼすという問題
がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ミラーの有効範囲外の領域に入射して戻ってく
る光によるゴーストの発生を防止することができる走査
光学装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、ガラス板の上に載置された原稿を下側から走
査し、原稿面からの光を二つ以上のミラーを介して結像
レンズに導き、該結像レンズによって所定の結像面に結
像させる走査光学装置において、前記ガラス板の下面
と、前記原稿面から最初のミラーへ向かう光軸とが直交
しないように前記ガラス板の下面又は前記光軸を傾斜さ
せ、ゴーストの発生を防止したことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、原稿面からの光がミラー
の有効範囲外の領域などに入射して、不規則な経路を経
てガラス板に戻ってきたような場合でも、ガラス板の下
面と前記原稿面から最初のミラーへ向かう光軸とは相対
的に傾斜しているので、かかる戻り光はガラス板の下面
で大きい反射角で反射され、その反射光が再び結像レン
ズまで到達することはなく、ゴーストの発生が防止でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る走査光学装置の好ましい実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係る走査光学装置が適用された複
写機の構成を示す断面図であり、図2はその平面図であ
る。尚、図4に示した従来の複写機の構成と共通する部
分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】図1に示すように、本発明に係る走査光学
装置が適用された複写機は、図4に示したプラテンガラ
ス22を、水平面に対して傾斜して配設されている点で
相違する。その他の光学系の構成は、図4に示した従来
の構成と同様である。即ち、光源部12のハロゲンラン
プ20、20は、ランプブラケット38、38に保持さ
れケーシング10に固定され、該ハロゲンランプ20、
20の上方には、プラテンガラス22が水平面に対して
1°程度傾斜して配設されている。傾斜角度及び傾斜の
向きは特に限定するものではなく、他の角度又は他の傾
斜向きでもよい。
【0011】また、前記プラテンガラス22の傾斜にあ
わせて、原稿搬送台40の上面も傾斜面に形成され、原
稿32が滑らかに搬送されるようになっている。但し、
プラテンガラス22の傾斜角度が1°程度と小さいの
で、原稿搬送台40の上面は傾斜面としなくても、原稿
32の搬送には影響は少ないと考えられる。一方、前記
ハロゲンランプ20、20下方には、スリット24が形
成された遮光板26が設けられ、該スリット24を介し
て、光が下方の光伝送光学系14に入射される。前記ス
リット24の真下には、長尺状の第1ミラーM1 がスリ
ット24と平行に配設されている。この第1ミラーM1
は支持部材42の傾斜面に載置され、板バネ44によっ
て該傾斜面に付勢され固定されている。
【0012】ケーシング10の中央部には第2ミラーM
2 が配設されており、該第2ミラーM2 は、支持部材4
6、46の傾斜面方向に板バネ48、48によって付勢
され固定されている。該第2ミラーM2 の反射面は、前
記第1ミラーM1 で反射された光が小さい入射角(例え
ば、2°程度)で入射するように固定されている。ケー
シング10右壁面付近には第3ミラーM3 が設けられて
いる。該第3ミラーM3 は、支持部材52、52の傾斜
面に支持され、背面から板バネ54、54で付勢されて
固定されている。第3ミラーM3 の反射面は、前記第2
ミラーM2で反射されて入射する光を小さい反射角(例
えば、2°程度)で反射する角度に固定されている。
尚、上記各ミラーM1 、M2 、M3 の配設方法及び支持
構造については、特に限定するものではない。
【0013】前記第3ミラーM3 で反射された光の光軸
の先には、図に示すように結像レンズ16が配設され、
この結像レンズ16の結像面に、CCDラインセンサ3
4の受光面が合致して配設されている。次に、上記の如
く構成された走査光学装置が適用された複写機の作用に
ついて説明する。先ず、読み取るべき原稿32を読み取
り面を下にして原稿搬送台40上にセットする。原稿3
2は原稿搬送ローラ30によって矢印Aの方向に送ら
れ、プラテンガラス22上に載せられる。そして、原稿
32は下方からハロゲンランプ20、20によって照明
されつつ、更に矢印A方向に送られ、原稿面全体にわた
って走査されるようになっている。
【0014】原稿32の原稿面で反射された光は、光源
部12の下方のスリット24を通過して、前記第1ミラ
ーM1 に入射する。このとき、第1ミラーM1 の有効範
囲内に入射した光束は、該第1ミラーM1 で反射され光
路が水平方向に折り曲げられ、第2ミラーM2 に入射す
る。第2ミラーM2 の反射面は、図に示すように水平面
に対して90度から僅かに傾斜して配置されており、前
記第1ミラーM1 から入射する光を小さい反射角で反射
する。第2ミラーM2 で反射された光束は、第3ミラー
M3 に向かう。第3ミラーM3 の反射面も、水平面に対
して90度から僅かに傾斜して配置されており、前記第
2ミラーM2 から入射する光を小さい反射角で反射し、
結像レンズ16へと導く。
【0015】そして、結像レンズ16によって集光され
た原稿像は、CCDラインセンサ34に受光され光電変
換される。CCDラインセンサ34によって光電変換さ
れた原稿像の画像情報は、公知の画像処理手段によって
デジタル化された後メモリー記憶され、図示しない印画
部へと導かれ、原稿像が再現される。これに対して、前
記第1ミラーM1 の下側の有効範囲外に入射した光は、
第1ミラーM1 で反射され、図5に示したように、第2
ミラーM2 の下側の有効範囲外に入射する。第2ミラー
M2 による反射角は極めて小さく、第2ミラーM2 で反
射された光は、再び第1ミラーM1 に入射することにな
る。
【0016】このように、第1ミラーM1 に再入射した
光は、図3に示すように、プラテンガラス22の下面に
到達することになるが、前記プラテンガラス22は水平
面に対して1°程度傾斜しており、プラテンガラス22
の下面は原稿面から第1ミラーM1 へ向かう光軸に対し
て直交していないので(角度α<90°)、かかる戻り
光はプラテンガラス22の下面で大きい反射角で反射さ
れる。その反射光は、第1ミラーM1 へ向かう光軸から
大きく外れることになり、結像レンズ16まで到達する
ことはない。このように、ミラーの有効範囲外で反射さ
れた光(有害光)を、プラテンガラスの下面で大きい反
射角度で反射して除外するようにしたので、かかる有害
光によるゴーストの発生を防止することができ、良好な
複写像を得ることができる。
【0017】上記実施の形態では、原稿32を搬送して
原稿面全体を走査する場合について説明したが、原稿3
2は固定された状態で、第1ミラーM1等の光学系側を
相対的に移動させて原稿面全体を走査するようにしても
よい。また、上記実施の形態では、プラテンガラス22
を傾斜させる場合について説明したが、プラテンガラス
22の下面を原稿面から第1ミラーM1 へ向かう光軸に
対して直交しないように相対的に配置すればよく、プラ
テンガラス22を水平面に平行に配置し、第1ミラーM
1 、第2ミラーM2 、第3ミラーM3 、結像レンズ1
6、及びCCDラインセンサ34から成る光学系側全体
を、プラテンガラス22に対して相対的に傾斜させるよ
うにしてもよい。その他、上記プラテンガラス22の下
面をテーパ状に形成し、上面は水平面と平行に配置する
ことで、プラテンガラス22の下面のみを原稿面から第
1ミラーM1 へ向かう光軸に対して傾斜させることも考
えられる。
【0018】上記実施の形態では、原稿面からの光をC
CDラインセンサ34の受光面に結像させて、該CCD
ラインセンサ34によって原稿像を読み取る場合につい
て説明したが、これに限らず、光導電性材料からなる感
光体(ドラム)を用い、原稿面からの光を該ドラムの外
周面に結像させて、ドラムに静電潜像を形成するように
してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る走査光
学装置によれば、ガラス板の下面と原稿面から最初のミ
ラーへ向かう光軸とが直交しないように前記ガラス板の
下面又は前記光軸を傾斜させ、原稿面からの光がミラー
の有効範囲外の領域などで反射してガラス板に戻ってき
た場合に、かかる戻り光を該ガラス板の下面で大きい反
射角で反射するようにしたので、不要な光が結像レンズ
に導かれることがなく、ゴーストの発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走査光学装置が適用された複写機
の断面図
【図2】図1に示した複写機の平面図
【図3】本発明に係る走査光学装置が適用された複写機
の要部拡大図
【図4】従来の走査光学装置が適用された複写機の断面
【図5】従来の走査光学装置の要部拡大図
【符号の説明】
12…光源部 14…光伝送光学系 16…結像レンズ 20…ハロゲンランプ 22…プラテンガラス 32…原稿 34…CCDラインセンサ M1 …第1ミラー M2 …第2ミラー M3 …第3ミラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板の上に載置された原稿を下側か
    ら走査し、原稿面からの光を二つ以上のミラーを介して
    結像レンズに導き、該結像レンズによって所定の結像面
    に結像させる走査光学装置において、 前記ガラス板の下面と、前記原稿面から最初のミラーへ
    向かう光軸とが直交しないように前記ガラス板の下面又
    は前記光軸を傾斜させ、ゴーストの発生を防止したこと
    を特徴とする走査光学装置。
JP7334873A 1995-12-22 1995-12-22 走査光学装置 Pending JPH09179213A (ja)

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JP7334873A JPH09179213A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 走査光学装置

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JP7334873A JPH09179213A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 走査光学装置

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JP7334873A Pending JPH09179213A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 走査光学装置

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JP (1) JPH09179213A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229742A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
WO2013080547A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 パナソニック株式会社 読取装置

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JP4545611B2 (ja) * 2005-02-18 2010-09-15 株式会社リコー 画像読取装置
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