JP2004226500A - レーザ走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の光量を安定して出力することができ、また部品点数を増やすことなく感光体に悪影響を及ぼす光を阻止するビーム走査装置を提供する。
【解決手段】レーザダイオードアレイからのレーザビームを副走査方向に収束させ、かつ主走査方向に長い線像に結像させる結像光学レンズ系と、この結像光学レンズ系からのレーザ光束を偏向し主走査方向に走査させる偏向器と、この偏向器からの偏向光束を被走査面に向けて集光し、被走査面上を等速に走査する走査結像素子を含む走査光学系を有するレーザ走査装置において、結像光学レンズ系のシリンドリカルレンズ5の入射面に、レーザダイオードアレイにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が感光体に届かないように透過率を減衰するコート5aが施されている。
【選択図】 図3
【解決手段】レーザダイオードアレイからのレーザビームを副走査方向に収束させ、かつ主走査方向に長い線像に結像させる結像光学レンズ系と、この結像光学レンズ系からのレーザ光束を偏向し主走査方向に走査させる偏向器と、この偏向器からの偏向光束を被走査面に向けて集光し、被走査面上を等速に走査する走査結像素子を含む走査光学系を有するレーザ走査装置において、結像光学レンズ系のシリンドリカルレンズ5の入射面に、レーザダイオードアレイにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が感光体に届かないように透過率を減衰するコート5aが施されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光書き込みのためのレーザ走査装置、及びレーザ装置によって画像の書き込みが行われるレーザビームプリンタ、ディジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザビームプリンタ、ディジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、光走査装置により感光体等の被走査面上を走査して潜像を形成することが広く実施されている。光走査装置は、半導体レーザ、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラー等から構成され、画像信号をオン/オフ信号に変換し、そのオン/オフ信号を半導体レーザに印加し、半導体レーザをオン/オフさせる。半導体レーザから射出された光束は、コリメータレンズにより平行光になり、シリンドリカルレンズにより、光束は副走査方向に収束され、主走査方向に長い線像に結像された後、ポリゴンミラーに入射する。ポリゴンミラーは回転しているので、入射された線像は偏向走査される。偏向された光束は、fθ特性をもつ走査結像素子を介して、被走査面上を等速に走査する。
【0003】
半導体レーザの駆動は、図6の特性図に示すような導体レーザの電流と光量の関係となっているので、半導体レーザの発光時は、必要な光量E3に対応した電流I3が印加され、半導体レーザの消灯時には印加電流が0になるようにしている。
【0004】
しかしながら、上述したような半導体レーザの駆動方法では、半導体レーザの発光時と消灯時の温度変化が大きくなるため、発光時の光量が所望の光量に満たないという問題が起きてしまう。半導体レーザはドループ特性を持っていることが知られており、温度変化が大きいとドループ特性が悪くなり、光量低下を招くことが原因である。また、被走査面を構成する感光体の感度により、光量が低く設定されてしまうことがある。半導体レーザの射出光量が定格出力に対して非常に低い出力で使用した場合にも、ドループ特性は悪くなり、更なる光量低下を招くことになる。
【0005】
そのため例えば、図7(濃度ムラが発生した画像の一例を示す図)に示すように、黒色の横棒の後にハーフトーン部を形成しようとすると、黒色の横棒の後ろのハーフトーン部分が所望の光量に満たなく、薄く抜けたような画像になってしまう場合がある。これは半導体レーザが、黒色の横棒を書いた後と、何も書いていない即ち点灯していない状態とでは、温度差があるためのである。この時点での温度差が、その後に書くハーフトーン部に影響を及ぼしている。半導体レーザの温度変化が大きくなるとドループ特性は悪くなり、ハーフトーン部では所望の光量に対して、実際に出力される光量が低下してしまう現象の現れである。
【0006】
このような、温度変化によるドループ特性の悪化を防ぐ方法として、消灯時の印加電流を0にせず、常に一定のしきい値電流(Ith)以下のバイアス電流(I2)を印加する方法が知られている。この方法による発光状態をオフセット発光とも称している。しかし、バイアス電流を半導体レーザに印加することにより、レーザ発光領域以外の光が発光されてしまい、画像に影響を及ぼしたり、感光体を劣化させるという副作用が発生してしまう。
【0007】
この対策として、特許文献1および2に示されるように、半導体レーザから感光体までの光路中に光学フィルタを介在させ、光学フィルタによってレーザ光の光量を調整する方法が知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−311961号公報
【0009】
【特許文献2】
特許第2767618号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、光学フィルタを介在させるためには、設置スペースが必要になるばかりでなく、光学フィルタ設置のための作業工数アップなどが生じてしまう。
【0011】
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、所望の光量を安定して出力することができ、また部品点数を増やすことなく感光体に悪影響を及ぼす光を阻止するビーム走査装置及びこのビーム走査装置を使用した画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、走査光学系を介し、半導体レーザからのレーザビームを走査対象物に走査するレーザ走査装置において、前記半導体レーザにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が被走査面に届かないように、前記レーザ発光領域以外の光を減衰させる手段が前記光学系を構成する光学部材に設けられていることを特徴とする。
【0013】
第2の手段は、前記走査光学系が複数組設けられていることを特徴とする。
【0014】
第3の手段は、第1または第2の手段において、前記光学部材がレンズであり、前記減衰させる手段は前記レンズの一面または両面に設けられていることを特徴とする。
【0015】
第4の手段は、第3の手段において、前記減衰させる手段が、光学部品表面に形成されたコートからなることを特徴とする。
【0016】
第5の手段は、第3の手段において、前記入射面側にコート材が設けられたレンズの出射面側には前記レーザ発光領域以外の光を反射する反射防止コートが施されていることを特徴とする
第6の手段は、第3の手段において、前記レンズは、前記半導体レーザと偏向器の間に配置されたシリンドリカルレンズであることを特徴とする。
【0017】
第7の手段は、第1ないし第6の手段に係るレーザ走査装置と、このレーザ走査装置によって像担持体に書き込まれた潜像を顕像化して画像を形成する画像形成手段とから画像形成装置を構成したことを特徴とする。
【0018】
このように構成することにより、レーザ発光領域以外の光を弱くすることができ、また、半導体レーザの射出光量が定格出力に対して非常に低い出力で使用しなければならない場合にも、コート材を用いることにより、半導体レーザの出力を上げることができ、ドループ特性を改善することができる。また、走査光学系を構成するレンズ、例えば結像光学レンズ系のいずれか1つのレンズに透過率を落とすためのコーティングと施すだけで部品点数を追加することなく、オフセット発光による露光(地汚れ)を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
図5は、マルチビーム走査装置が搭載された画像形成装置としてのデジタル複写機全体の概略構成を示す図である。
【0021】
デジタル複写機は、複写機本体30と、自動原稿給送装置(以下「ADF」と称する)50と、給紙ユニット60とによって構成されている。ADF50は、原稿台51上に積載された原稿を1枚ずつ自動給送して複写機本体30のコンタクトガラス52上に給送し、スキャナによる画像情報の読み取り後に、その原稿を原稿排出トレイ53上に排出する。複写機本体30内には、その上部にコンタクトガラス52上にセットされた原稿の画像情報を読み取るスキャナ部70と、マルチビーム光源装置3を有するマルチビーム走査装置1と、潜像担持体である感光体ドラム8を有する作像部等が設けられている。スキャナ部70は、露光ランプと複数のミラーとレンズとCCD等からなる光学走査系を有している。
【0022】
作像部の感光体ドラム8の回りには、帯電装置31と現像装置32と、転写部を形成する転写ベルト33と、クリーニング装置34等がそれぞれ配設されている。そして、その感光体ドラム8の転写紙搬送下流側(図5においては左方側)には定着装置55が、その下流側には反転・排紙部56がそれぞれ設けられている。また、定着装置55の下方には、転写紙の両面に画像を形成する場合に転写紙を反転させて再度感光体ドラム8に搬送するための両面ユニット40が設けられている。
【0023】
スキャナ部70の光学走査系は、コンタクトガラス52上にセットされた原稿の画像を光学的に走査し、その画像情報をレンズによりCCDの受光面に結像させて光電変換する。その画像信号(画像情報)は、図示しない画像処理回路によりA/D変換等の処理が施された後、図示しない画像処理部により各種の画像処理が施され、次いで画像形成時に後述するマルチビーム走査装置1により、その画像信号に基づく画像が、帯電装置31により表面が一様に帯電された感光体ドラム8の帯電面にレーザビームにより書き込まれ、そこに潜像が形成される。その潜像は、感光体ドラム8が図5で時計回り方向に回転することにより現像装置32のある位置まで回転移動すると、その現像装置32により現像されてトナー像(可視像)となる。
【0024】
一方、給紙ユニット60に設けられているタンデム式の大量給紙装置61、ユニバーサルトレイ62,63のいずれかの給紙段から、そこに収納されている転写紙Pが複写機本体30内に向けて給紙される。その転写紙Pは、複写機本体30内を上方に向けて搬送され、その先端がレジストローラ54に突き当たって一旦停止した後に、感光体ドラム8上に形成されているトナー像と一致する正確なタイミングでレジストローラ54により再搬送され、そこに感光体ドラム8上のトナー像が転写される。
【0025】
その転写紙は、感光体ドラム8から分離された後、転写ベルト33により定着装置55に搬送され、そこで定着ローラによりトナー画像が定着される。そして、その定着後の転写紙Pは、片面画像形成時には反転・排紙部56により直進方向に搬送されて排紙ローラ57により排紙トレイ58上に排紙される。
【0026】
また、両面画像形成時には、表面に画像が形成された転写紙Pが、反転・排紙部56により表裏が反転された状態で両面ユニット40側に搬送され、それが再給紙されて再び感光体ドラム8が設けられている作像部に搬送され、今度は裏面側に画像が形成される。そして、その画像が定着装置55で定着された後に、反転・排紙部56により直進方向に搬送されて排紙ローラ57により排紙トレイ58上に排紙される。
【0027】
なお、像担持体である感光体ドラム8は、光導電性の感光体が用いられているが、銀塩写真フィルムを用いてもよい。銀塩写真フィルムの場合は、マルチビーム走査装置による潜像を通常の銀塩写真プロセスで現像することにより、所望の画像を得ることができる。このような画像形成装置は具体的には光製版機として実施することができる。更に、像担持体としては、酸化亜鉛紙のようなシート状のものを用いても良く、この場合には潜像担持体自体を記録媒体としてトナー画像を定着することができる。また、潜像担持体に形成された静電潜像を現像して得られるトナー画像をシート状の記録媒体(転写紙やOHPシートフィルム等)に転写して定着することもできるし、静電潜像を上記シート状の記録媒体に転写してから現像し、得られるトナー画像を記録媒体上に定着してもよい。トナー画像のシート状の記録媒体への転写は、潜像担持体から記録媒体へ直接行なっても良いし、中間転写ベルト等の中間転写媒体を介しておこなっても良い。
【0028】
図1は本発明の一実施の形態に係るレーザ走査装置の全体構成を示す図、図2は図1のレーザ走査装置による感光体上の走査を説明するための図である。この実施の形態においては、感光体への走査速度を上げるために、複数本のレーザ光感光体に同時に照射するマルチビームのレーザ走査装置が前述のように使用されている。
【0029】
図1に示すように、マルチビームのレーザ走査装置1は、半導体レーザとしてのレーザダイオードアレイ11,12を発振させる光源装置3と、結像光学レンズ系であるコリメータレンズ13,14、感光体15(図2参照)上の走査線のスポット形状を決めるための開口を備えたビーム整形手段である開口部材4と、レーザビームを線状に集光する結像光学レンズ系であるシリンドリカルレンズ5と、レーザビームを偏向するためモータ6aによって回転するポリゴンミラー6(偏向器)、fθレンズ系を構成する走査レンズ7、8、結像手段であるトロイダルレンズ9、レーザビームを感光体15上に反射させる反射ミラー10等から構成される。これらの構成要素は、ハウジング2内に納められている。
【0030】
このような構成において、光源装置3により、平行光束化されたビームは、所望のスポット径を得るために開口部材4でビーム整形を行い、シリンドリカルレンズ5で副走査方向に絞られる。この結像位置近傍には偏光走査手段であるポリゴンミラー6があり、ポリゴンミラー6の各鏡面6bで反射されたビームは走査レンズ7、8、9を通過する。
【0031】
走査レンズ7、8及びトロイダルレンズ9は、主走査方向には被走査面上を等速に走査するような光学素子と、副走査方向にはシリンドリカルレンズ5による結像点と像面が共役な位置関係にあり、面倒れ補正効果を持つ光学素子を含む。また、2つのレーザダイオードアレイ11、12から出射されたレーザ光束は、光源装置3では、主走査方向に所定の間隔を持っており、偏向点近傍ではその間隔は0mmになる。その後走査結像素子7、8、9を通過して、感光体上15では主走査方向に所定の間隔をおいて照射される。これらの構成部品は、ハウジング2内に納められ、各部品は板バネ、接着等により固定されている。光束は図示する光路をたどり、感光体15に照射される。
【0032】
上述したように、図7は、ドループ特性が悪い時に見られる現象である。ここでは、左から右に向かってレーザが走査され、書きこんでいる。黒棒を書いた後のハーフトーン部と黒棒を書かないでハーフトーンを書いた場合では、黒棒を書いた後のハーフトーンの方が濃度が薄くなる。そこで、図6に示したI−Lカーブ上のバイアス電流I2をレーザダイオードアレイ11,12に印加すると、図7のようなハーフトーン部の濃度差は無くなる。
【0033】
さらにこの実施の形態では、バイアス電流I2を流すことにより発生するレーザ発光領域以外の光を遮断するために、シリンドリカルレンズの構成と光路を示す図3に示すように、シリンドリカルレンズ5の入射面と出射面の両方に光減衰コート5a,5bを施して、光の透過率を落としている。このように、入射面と出射面に光減衰コート5a,5bを施して透過率を落とすことにより、透過率低下により発生するゴースト光の大半は、感光体15の方向とは逆の方向にゴースト光として出射し、僅かなゴースト光のみが感光体15に向かっていくことになり、感光体15の画像に影響を及ぼすことはない。
【0034】
しかしながら、感光体15の感度が高く、僅かなゴースト光でも感光体15の画像に影響を及ぼす可能性がある場合は、別のシリンドリカルレンズの構成と光路を示す図4に示すように、シリンドリカルレンズ5の入射面と出射面を処理すればよい。すなわち、シリンドリカルレンズ5の入射面には、図3と同様に透過率を落とすべく光減衰コート5aを施しているが、出射面側には反射防止コート5cを施して、内部反射によるゴースト光の発生を確実に防止するようにする。これにより感光体15上の画像に影響を及ぼすことはない。
【0035】
なお、感光体15の感度から、半導体レーザの定格出力に対し、非常に低い出力を強いられた場合でも、シリンドリカルレンズ5に施された光減衰コート5a,5cによる透過率の低下分だけ、レーザダイオードアレイ11,12の出力を上げることができるので、ドループ特性にとって有利に働く。なお、この場合もゴースト光は発生するが、感光体15に向かう光にはならない。
【0036】
このように、本実施の形態においては、シリンドリカルレンズ5の入射面や出射面に光透過率を低減させるコートや弱い光が反射するのを防止する反射防止コートの処理を行うだけであるので、既存のレーザ走査装置の構成に新たな部品を加えることなく実施することができ、装置の組立て工数が増えることもなく、安価に実施可能である。
【0037】
また、結像光学レンズ系のいずれか1つのレンズには少なくともその入射面に、前記半導体レーザにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が被走査面に届かないようにレーザ発光領域以外の光を減衰させるコートが施されているので、レーザ発光領域以外の光を弱くすることができ、また、半導体レーザの射出光量が定格出力に対して非常に低い出力で使用しなければならない場合にも、コート材を用いることにより、半導体レーザの出力を上げることができ、ドループ特性を改善することができる。
【0038】
更に、結像光学レンズ系のいずれか1つのレンズに透過率を落とすためのコートを施すだけの簡単な改良であり、部品点数を追加することなく対策することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、光学系を構成する光学部材に前記半導体レーザにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が、被走査面に届かないように前記レーザ発光領域以外の光を減衰させる手段を設けたので、所望の光量を安定して出力することができ、また部品点数を増やすことなく感光体に悪影響を及ぼす光を阻止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレーザ走査装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1のレーザ走査装置による感光体上の走査を説明するための図である。
【図3】シリンドリカルレンズの構成と光路を示す図である。
【図4】別のシリンドリカルレンズの構成と光路を示す図である。
【図5】本実施形態に係るレーザ走査装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図6】半導体レーザの電流と光量の関係を示す特性図である。
【図7】濃度ムラが発生した画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ走査装置
2 ハウジング
3 光源装置
4 開口部材
5 シリンドリカルレンズ
5a,5b 光減衰コート
5c 反射防止コート
6 ポリゴンミラー
7,8 走査レンズ
9 トロイダルレンズ
10 反射ミラー
11,12 レーザダイオードアレイ
13,14 コリメータレンズ
15 感光体
【発明の属する技術分野】
本発明は、光書き込みのためのレーザ走査装置、及びレーザ装置によって画像の書き込みが行われるレーザビームプリンタ、ディジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザビームプリンタ、ディジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、光走査装置により感光体等の被走査面上を走査して潜像を形成することが広く実施されている。光走査装置は、半導体レーザ、コリメータレンズ、シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラー等から構成され、画像信号をオン/オフ信号に変換し、そのオン/オフ信号を半導体レーザに印加し、半導体レーザをオン/オフさせる。半導体レーザから射出された光束は、コリメータレンズにより平行光になり、シリンドリカルレンズにより、光束は副走査方向に収束され、主走査方向に長い線像に結像された後、ポリゴンミラーに入射する。ポリゴンミラーは回転しているので、入射された線像は偏向走査される。偏向された光束は、fθ特性をもつ走査結像素子を介して、被走査面上を等速に走査する。
【0003】
半導体レーザの駆動は、図6の特性図に示すような導体レーザの電流と光量の関係となっているので、半導体レーザの発光時は、必要な光量E3に対応した電流I3が印加され、半導体レーザの消灯時には印加電流が0になるようにしている。
【0004】
しかしながら、上述したような半導体レーザの駆動方法では、半導体レーザの発光時と消灯時の温度変化が大きくなるため、発光時の光量が所望の光量に満たないという問題が起きてしまう。半導体レーザはドループ特性を持っていることが知られており、温度変化が大きいとドループ特性が悪くなり、光量低下を招くことが原因である。また、被走査面を構成する感光体の感度により、光量が低く設定されてしまうことがある。半導体レーザの射出光量が定格出力に対して非常に低い出力で使用した場合にも、ドループ特性は悪くなり、更なる光量低下を招くことになる。
【0005】
そのため例えば、図7(濃度ムラが発生した画像の一例を示す図)に示すように、黒色の横棒の後にハーフトーン部を形成しようとすると、黒色の横棒の後ろのハーフトーン部分が所望の光量に満たなく、薄く抜けたような画像になってしまう場合がある。これは半導体レーザが、黒色の横棒を書いた後と、何も書いていない即ち点灯していない状態とでは、温度差があるためのである。この時点での温度差が、その後に書くハーフトーン部に影響を及ぼしている。半導体レーザの温度変化が大きくなるとドループ特性は悪くなり、ハーフトーン部では所望の光量に対して、実際に出力される光量が低下してしまう現象の現れである。
【0006】
このような、温度変化によるドループ特性の悪化を防ぐ方法として、消灯時の印加電流を0にせず、常に一定のしきい値電流(Ith)以下のバイアス電流(I2)を印加する方法が知られている。この方法による発光状態をオフセット発光とも称している。しかし、バイアス電流を半導体レーザに印加することにより、レーザ発光領域以外の光が発光されてしまい、画像に影響を及ぼしたり、感光体を劣化させるという副作用が発生してしまう。
【0007】
この対策として、特許文献1および2に示されるように、半導体レーザから感光体までの光路中に光学フィルタを介在させ、光学フィルタによってレーザ光の光量を調整する方法が知られている。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−311961号公報
【0009】
【特許文献2】
特許第2767618号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、光学フィルタを介在させるためには、設置スペースが必要になるばかりでなく、光学フィルタ設置のための作業工数アップなどが生じてしまう。
【0011】
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、所望の光量を安定して出力することができ、また部品点数を増やすことなく感光体に悪影響を及ぼす光を阻止するビーム走査装置及びこのビーム走査装置を使用した画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、走査光学系を介し、半導体レーザからのレーザビームを走査対象物に走査するレーザ走査装置において、前記半導体レーザにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が被走査面に届かないように、前記レーザ発光領域以外の光を減衰させる手段が前記光学系を構成する光学部材に設けられていることを特徴とする。
【0013】
第2の手段は、前記走査光学系が複数組設けられていることを特徴とする。
【0014】
第3の手段は、第1または第2の手段において、前記光学部材がレンズであり、前記減衰させる手段は前記レンズの一面または両面に設けられていることを特徴とする。
【0015】
第4の手段は、第3の手段において、前記減衰させる手段が、光学部品表面に形成されたコートからなることを特徴とする。
【0016】
第5の手段は、第3の手段において、前記入射面側にコート材が設けられたレンズの出射面側には前記レーザ発光領域以外の光を反射する反射防止コートが施されていることを特徴とする
第6の手段は、第3の手段において、前記レンズは、前記半導体レーザと偏向器の間に配置されたシリンドリカルレンズであることを特徴とする。
【0017】
第7の手段は、第1ないし第6の手段に係るレーザ走査装置と、このレーザ走査装置によって像担持体に書き込まれた潜像を顕像化して画像を形成する画像形成手段とから画像形成装置を構成したことを特徴とする。
【0018】
このように構成することにより、レーザ発光領域以外の光を弱くすることができ、また、半導体レーザの射出光量が定格出力に対して非常に低い出力で使用しなければならない場合にも、コート材を用いることにより、半導体レーザの出力を上げることができ、ドループ特性を改善することができる。また、走査光学系を構成するレンズ、例えば結像光学レンズ系のいずれか1つのレンズに透過率を落とすためのコーティングと施すだけで部品点数を追加することなく、オフセット発光による露光(地汚れ)を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
図5は、マルチビーム走査装置が搭載された画像形成装置としてのデジタル複写機全体の概略構成を示す図である。
【0021】
デジタル複写機は、複写機本体30と、自動原稿給送装置(以下「ADF」と称する)50と、給紙ユニット60とによって構成されている。ADF50は、原稿台51上に積載された原稿を1枚ずつ自動給送して複写機本体30のコンタクトガラス52上に給送し、スキャナによる画像情報の読み取り後に、その原稿を原稿排出トレイ53上に排出する。複写機本体30内には、その上部にコンタクトガラス52上にセットされた原稿の画像情報を読み取るスキャナ部70と、マルチビーム光源装置3を有するマルチビーム走査装置1と、潜像担持体である感光体ドラム8を有する作像部等が設けられている。スキャナ部70は、露光ランプと複数のミラーとレンズとCCD等からなる光学走査系を有している。
【0022】
作像部の感光体ドラム8の回りには、帯電装置31と現像装置32と、転写部を形成する転写ベルト33と、クリーニング装置34等がそれぞれ配設されている。そして、その感光体ドラム8の転写紙搬送下流側(図5においては左方側)には定着装置55が、その下流側には反転・排紙部56がそれぞれ設けられている。また、定着装置55の下方には、転写紙の両面に画像を形成する場合に転写紙を反転させて再度感光体ドラム8に搬送するための両面ユニット40が設けられている。
【0023】
スキャナ部70の光学走査系は、コンタクトガラス52上にセットされた原稿の画像を光学的に走査し、その画像情報をレンズによりCCDの受光面に結像させて光電変換する。その画像信号(画像情報)は、図示しない画像処理回路によりA/D変換等の処理が施された後、図示しない画像処理部により各種の画像処理が施され、次いで画像形成時に後述するマルチビーム走査装置1により、その画像信号に基づく画像が、帯電装置31により表面が一様に帯電された感光体ドラム8の帯電面にレーザビームにより書き込まれ、そこに潜像が形成される。その潜像は、感光体ドラム8が図5で時計回り方向に回転することにより現像装置32のある位置まで回転移動すると、その現像装置32により現像されてトナー像(可視像)となる。
【0024】
一方、給紙ユニット60に設けられているタンデム式の大量給紙装置61、ユニバーサルトレイ62,63のいずれかの給紙段から、そこに収納されている転写紙Pが複写機本体30内に向けて給紙される。その転写紙Pは、複写機本体30内を上方に向けて搬送され、その先端がレジストローラ54に突き当たって一旦停止した後に、感光体ドラム8上に形成されているトナー像と一致する正確なタイミングでレジストローラ54により再搬送され、そこに感光体ドラム8上のトナー像が転写される。
【0025】
その転写紙は、感光体ドラム8から分離された後、転写ベルト33により定着装置55に搬送され、そこで定着ローラによりトナー画像が定着される。そして、その定着後の転写紙Pは、片面画像形成時には反転・排紙部56により直進方向に搬送されて排紙ローラ57により排紙トレイ58上に排紙される。
【0026】
また、両面画像形成時には、表面に画像が形成された転写紙Pが、反転・排紙部56により表裏が反転された状態で両面ユニット40側に搬送され、それが再給紙されて再び感光体ドラム8が設けられている作像部に搬送され、今度は裏面側に画像が形成される。そして、その画像が定着装置55で定着された後に、反転・排紙部56により直進方向に搬送されて排紙ローラ57により排紙トレイ58上に排紙される。
【0027】
なお、像担持体である感光体ドラム8は、光導電性の感光体が用いられているが、銀塩写真フィルムを用いてもよい。銀塩写真フィルムの場合は、マルチビーム走査装置による潜像を通常の銀塩写真プロセスで現像することにより、所望の画像を得ることができる。このような画像形成装置は具体的には光製版機として実施することができる。更に、像担持体としては、酸化亜鉛紙のようなシート状のものを用いても良く、この場合には潜像担持体自体を記録媒体としてトナー画像を定着することができる。また、潜像担持体に形成された静電潜像を現像して得られるトナー画像をシート状の記録媒体(転写紙やOHPシートフィルム等)に転写して定着することもできるし、静電潜像を上記シート状の記録媒体に転写してから現像し、得られるトナー画像を記録媒体上に定着してもよい。トナー画像のシート状の記録媒体への転写は、潜像担持体から記録媒体へ直接行なっても良いし、中間転写ベルト等の中間転写媒体を介しておこなっても良い。
【0028】
図1は本発明の一実施の形態に係るレーザ走査装置の全体構成を示す図、図2は図1のレーザ走査装置による感光体上の走査を説明するための図である。この実施の形態においては、感光体への走査速度を上げるために、複数本のレーザ光感光体に同時に照射するマルチビームのレーザ走査装置が前述のように使用されている。
【0029】
図1に示すように、マルチビームのレーザ走査装置1は、半導体レーザとしてのレーザダイオードアレイ11,12を発振させる光源装置3と、結像光学レンズ系であるコリメータレンズ13,14、感光体15(図2参照)上の走査線のスポット形状を決めるための開口を備えたビーム整形手段である開口部材4と、レーザビームを線状に集光する結像光学レンズ系であるシリンドリカルレンズ5と、レーザビームを偏向するためモータ6aによって回転するポリゴンミラー6(偏向器)、fθレンズ系を構成する走査レンズ7、8、結像手段であるトロイダルレンズ9、レーザビームを感光体15上に反射させる反射ミラー10等から構成される。これらの構成要素は、ハウジング2内に納められている。
【0030】
このような構成において、光源装置3により、平行光束化されたビームは、所望のスポット径を得るために開口部材4でビーム整形を行い、シリンドリカルレンズ5で副走査方向に絞られる。この結像位置近傍には偏光走査手段であるポリゴンミラー6があり、ポリゴンミラー6の各鏡面6bで反射されたビームは走査レンズ7、8、9を通過する。
【0031】
走査レンズ7、8及びトロイダルレンズ9は、主走査方向には被走査面上を等速に走査するような光学素子と、副走査方向にはシリンドリカルレンズ5による結像点と像面が共役な位置関係にあり、面倒れ補正効果を持つ光学素子を含む。また、2つのレーザダイオードアレイ11、12から出射されたレーザ光束は、光源装置3では、主走査方向に所定の間隔を持っており、偏向点近傍ではその間隔は0mmになる。その後走査結像素子7、8、9を通過して、感光体上15では主走査方向に所定の間隔をおいて照射される。これらの構成部品は、ハウジング2内に納められ、各部品は板バネ、接着等により固定されている。光束は図示する光路をたどり、感光体15に照射される。
【0032】
上述したように、図7は、ドループ特性が悪い時に見られる現象である。ここでは、左から右に向かってレーザが走査され、書きこんでいる。黒棒を書いた後のハーフトーン部と黒棒を書かないでハーフトーンを書いた場合では、黒棒を書いた後のハーフトーンの方が濃度が薄くなる。そこで、図6に示したI−Lカーブ上のバイアス電流I2をレーザダイオードアレイ11,12に印加すると、図7のようなハーフトーン部の濃度差は無くなる。
【0033】
さらにこの実施の形態では、バイアス電流I2を流すことにより発生するレーザ発光領域以外の光を遮断するために、シリンドリカルレンズの構成と光路を示す図3に示すように、シリンドリカルレンズ5の入射面と出射面の両方に光減衰コート5a,5bを施して、光の透過率を落としている。このように、入射面と出射面に光減衰コート5a,5bを施して透過率を落とすことにより、透過率低下により発生するゴースト光の大半は、感光体15の方向とは逆の方向にゴースト光として出射し、僅かなゴースト光のみが感光体15に向かっていくことになり、感光体15の画像に影響を及ぼすことはない。
【0034】
しかしながら、感光体15の感度が高く、僅かなゴースト光でも感光体15の画像に影響を及ぼす可能性がある場合は、別のシリンドリカルレンズの構成と光路を示す図4に示すように、シリンドリカルレンズ5の入射面と出射面を処理すればよい。すなわち、シリンドリカルレンズ5の入射面には、図3と同様に透過率を落とすべく光減衰コート5aを施しているが、出射面側には反射防止コート5cを施して、内部反射によるゴースト光の発生を確実に防止するようにする。これにより感光体15上の画像に影響を及ぼすことはない。
【0035】
なお、感光体15の感度から、半導体レーザの定格出力に対し、非常に低い出力を強いられた場合でも、シリンドリカルレンズ5に施された光減衰コート5a,5cによる透過率の低下分だけ、レーザダイオードアレイ11,12の出力を上げることができるので、ドループ特性にとって有利に働く。なお、この場合もゴースト光は発生するが、感光体15に向かう光にはならない。
【0036】
このように、本実施の形態においては、シリンドリカルレンズ5の入射面や出射面に光透過率を低減させるコートや弱い光が反射するのを防止する反射防止コートの処理を行うだけであるので、既存のレーザ走査装置の構成に新たな部品を加えることなく実施することができ、装置の組立て工数が増えることもなく、安価に実施可能である。
【0037】
また、結像光学レンズ系のいずれか1つのレンズには少なくともその入射面に、前記半導体レーザにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が被走査面に届かないようにレーザ発光領域以外の光を減衰させるコートが施されているので、レーザ発光領域以外の光を弱くすることができ、また、半導体レーザの射出光量が定格出力に対して非常に低い出力で使用しなければならない場合にも、コート材を用いることにより、半導体レーザの出力を上げることができ、ドループ特性を改善することができる。
【0038】
更に、結像光学レンズ系のいずれか1つのレンズに透過率を落とすためのコートを施すだけの簡単な改良であり、部品点数を追加することなく対策することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、光学系を構成する光学部材に前記半導体レーザにしきい値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が、被走査面に届かないように前記レーザ発光領域以外の光を減衰させる手段を設けたので、所望の光量を安定して出力することができ、また部品点数を増やすことなく感光体に悪影響を及ぼす光を阻止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレーザ走査装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1のレーザ走査装置による感光体上の走査を説明するための図である。
【図3】シリンドリカルレンズの構成と光路を示す図である。
【図4】別のシリンドリカルレンズの構成と光路を示す図である。
【図5】本実施形態に係るレーザ走査装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図6】半導体レーザの電流と光量の関係を示す特性図である。
【図7】濃度ムラが発生した画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ走査装置
2 ハウジング
3 光源装置
4 開口部材
5 シリンドリカルレンズ
5a,5b 光減衰コート
5c 反射防止コート
6 ポリゴンミラー
7,8 走査レンズ
9 トロイダルレンズ
10 反射ミラー
11,12 レーザダイオードアレイ
13,14 コリメータレンズ
15 感光体
Claims (7)
- 走査光学系を介し、半導体レーザからのレーザビームを走査対象物に走査するレーザ走査装置において、
前記半導体レーザに閾値電流以下の微小電流を常に印加した時に発光するレーザ発光領域以外の光が被走査面に届かないように、前記レーザ発光領域以外の光を減衰させる手段が前記光学系を構成する光学部材に設けられていることを特徴とするレーザ走査装置。 - 前記走査光学系が複数組設けられていることを特徴とする請求項1記載のレーザ走査装置。
- 前記光学部材がレンズであり、前記減衰させる手段は前記レンズの一面または両面に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のレーザ走査装置。
- 前記減衰させる手段が、光学部品表面に形成されたコートからなることを特徴とする請求項3記載のレーザ走査装置。
- 前記入射面側にコート材が設けられたレンズの出射面側には前記レーザ発光領域以外の光を反射する反射防止コートが施されていることを特徴とする請求項3記載のレーザ走査装置。
- 前記レンズは、前記半導体レーザと偏向器の間に配置されたシリンドリカルレンズであることを特徴とする請求項3記載のレーザ走査装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のレーザ走査装置と、
このレーザ走査装置によって像担持体に書き込まれた潜像を顕像化して画像を形成する画像形成手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003011414A JP2004226500A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | レーザ走査装置及び画像形成装置 |
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JP2003011414A JP2004226500A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | レーザ走査装置及び画像形成装置 |
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JP2004226500A true JP2004226500A (ja) | 2004-08-12 |
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ID=32900325
Family Applications (1)
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JP2003011414A Pending JP2004226500A (ja) | 2003-01-20 | 2003-01-20 | レーザ走査装置及び画像形成装置 |
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JP (1) | JP2004226500A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008033062A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2010002866A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置、画像形成装置及び光量調整方法 |
JP2012155248A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Kyocera Document Solutions Inc | 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 |
-
2003
- 2003-01-20 JP JP2003011414A patent/JP2004226500A/ja active Pending
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