JPH0917872A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH0917872A JPH0917872A JP7160438A JP16043895A JPH0917872A JP H0917872 A JPH0917872 A JP H0917872A JP 7160438 A JP7160438 A JP 7160438A JP 16043895 A JP16043895 A JP 16043895A JP H0917872 A JPH0917872 A JP H0917872A
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Landscapes
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】冗長回路を備え、フューズの切断により回路の
切り換えが可能なSRAM及びDRAM等の半導体装置
に関し、フューズ切断時の飛散物による短絡を確実に防
止できると共に、高集積化が可能な半導体装置を提供す
る。 【構成】フューズ5a〜5cを、直線上に並ぶように配
置する。これらのフューズ5a〜5cは、コンタクト孔
11を介して下層に設けられた配線3に電気的に接続さ
れている。また、各フューズは、隣設するフューズの溶
断部にフューズ幅方向で重ならないように配置してもよ
い。更に、フューズをL字状とし、各フューズの1辺が
直線上に並ぶように配置してもよい。
切り換えが可能なSRAM及びDRAM等の半導体装置
に関し、フューズ切断時の飛散物による短絡を確実に防
止できると共に、高集積化が可能な半導体装置を提供す
る。 【構成】フューズ5a〜5cを、直線上に並ぶように配
置する。これらのフューズ5a〜5cは、コンタクト孔
11を介して下層に設けられた配線3に電気的に接続さ
れている。また、各フューズは、隣設するフューズの溶
断部にフューズ幅方向で重ならないように配置してもよ
い。更に、フューズをL字状とし、各フューズの1辺が
直線上に並ぶように配置してもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、より
詳しくは、冗長回路用フューズを有するSRAM、DR
AM及びEPROM等の半導体装置に関する。近年、半
導体装置は、微細化技術の進歩に伴い、高速化及び高集
積化が進んでいる。特に、半導体記憶装置(メモリ)で
は、高集積かつ高歩留りが要求されており、これに対応
して冗長回路を設けて歩留りの向上を図る冗長技術が必
須のものとなってきている。
詳しくは、冗長回路用フューズを有するSRAM、DR
AM及びEPROM等の半導体装置に関する。近年、半
導体装置は、微細化技術の進歩に伴い、高速化及び高集
積化が進んでいる。特に、半導体記憶装置(メモリ)で
は、高集積かつ高歩留りが要求されており、これに対応
して冗長回路を設けて歩留りの向上を図る冗長技術が必
須のものとなってきている。
【0002】
【従来の技術】SRAM、DRAM及びEPROM等の
メモリにおいては、プロセス欠陥等による半導体装置の
歩留りの低下を防止するために、半導体装置に冗長回路
を設け、少数の欠陥があってもLSIの機能が損なわれ
ないようにする冗長設計技術が採用されている。例え
ば、これらの半導体装置においては、冗長回路として予
備のメモリアレーを形成しておき、本体メモリアレーに
欠陥がある場合には、前記予備のメモリアレーに切り換
えて、製造歩留りの低下を抑制している。冗長回路への
切り換えは、例えばレーザによるフューズ溶断方式によ
り実現している。
メモリにおいては、プロセス欠陥等による半導体装置の
歩留りの低下を防止するために、半導体装置に冗長回路
を設け、少数の欠陥があってもLSIの機能が損なわれ
ないようにする冗長設計技術が採用されている。例え
ば、これらの半導体装置においては、冗長回路として予
備のメモリアレーを形成しておき、本体メモリアレーに
欠陥がある場合には、前記予備のメモリアレーに切り換
えて、製造歩留りの低下を抑制している。冗長回路への
切り換えは、例えばレーザによるフューズ溶断方式によ
り実現している。
【0003】図4(a),(b)は従来の半導体装置を
示す平面図及び断面図である。半導体基板31上には絶
縁膜32が形成されており、この絶縁膜32上には配線
33が所定のパターンで形成されている。また、絶縁膜
32上には、配線33を被覆するようにして層間絶縁膜
34が形成されている。この層間絶縁膜34上には、例
えばアルミニウムにより形成された溶断フューズ35a
〜35cと、これらのフューズ35a〜35cを囲むよ
うにしてフューズ35a〜35cと同一材料により形成
されたガードリング40と、抵抗37とが形成されてい
る。フューズ35a〜35cは、図4(a)に示すよう
に、相互に平行に配置されている。
示す平面図及び断面図である。半導体基板31上には絶
縁膜32が形成されており、この絶縁膜32上には配線
33が所定のパターンで形成されている。また、絶縁膜
32上には、配線33を被覆するようにして層間絶縁膜
34が形成されている。この層間絶縁膜34上には、例
えばアルミニウムにより形成された溶断フューズ35a
〜35cと、これらのフューズ35a〜35cを囲むよ
うにしてフューズ35a〜35cと同一材料により形成
されたガードリング40と、抵抗37とが形成されてい
る。フューズ35a〜35cは、図4(a)に示すよう
に、相互に平行に配置されている。
【0004】層間絶縁膜34上には、フューズ35a〜
35c、ガードリング40及び抵抗37を覆うようにし
て、カバー絶縁膜(例えば、PSG膜)36が形成され
ている。フューズ35a〜35cの各一端側はコンタク
ト孔41及び配線33を介して電源線38に電気的に接
続されており、各他端側はコンタクト孔41、配線33
及び抵抗37を介して周辺回路39に電気的に接続され
ている。
35c、ガードリング40及び抵抗37を覆うようにし
て、カバー絶縁膜(例えば、PSG膜)36が形成され
ている。フューズ35a〜35cの各一端側はコンタク
ト孔41及び配線33を介して電源線38に電気的に接
続されており、各他端側はコンタクト孔41、配線33
及び抵抗37を介して周辺回路39に電気的に接続され
ている。
【0005】フューズ35a〜35bは、一般的に、作
業性を考慮して1箇所にまとめて形成されている。ま
た、通常、フューズ35a〜35b上の絶縁膜36は他
の領域よりも薄く形成されている。このように構成され
た半導体装置において、フューズ切断(溶断)時には、
絶縁膜36を介してフューズ35a〜35cのうちの所
定のフューズにレーザ光を照射する。このレーザ光によ
り、フューズ材料(アルミニウム等)が溶融し、更に気
化して前記所定のフューズが切断される。このようにし
て、所定のフューズを切断することにより、例えば欠陥
が生じた本体メモリアレーを予備のメモリアレーに切り
換えることができる。
業性を考慮して1箇所にまとめて形成されている。ま
た、通常、フューズ35a〜35b上の絶縁膜36は他
の領域よりも薄く形成されている。このように構成され
た半導体装置において、フューズ切断(溶断)時には、
絶縁膜36を介してフューズ35a〜35cのうちの所
定のフューズにレーザ光を照射する。このレーザ光によ
り、フューズ材料(アルミニウム等)が溶融し、更に気
化して前記所定のフューズが切断される。このようにし
て、所定のフューズを切断することにより、例えば欠陥
が生じた本体メモリアレーを予備のメモリアレーに切り
換えることができる。
【0006】なお、フューズを確実に溶断するために、
フューズの同一箇所に2回レーザ照射したり、又はフュ
ーズの相互に離隔した2箇所にレーザ照射することもあ
る。また、フューズ切断時の衝撃により絶縁膜34,3
6にクラックが発生することがあるが、フューズ35a
〜35cの周囲にはガードリング40が設けられている
ので、クラックがガードリング40の外側に広がること
を防止できる。
フューズの同一箇所に2回レーザ照射したり、又はフュ
ーズの相互に離隔した2箇所にレーザ照射することもあ
る。また、フューズ切断時の衝撃により絶縁膜34,3
6にクラックが発生することがあるが、フューズ35a
〜35cの周囲にはガードリング40が設けられている
ので、クラックがガードリング40の外側に広がること
を防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置においては、以下に示す問題点がある。即
ち、図5に示すように、フューズ35の側部の絶縁膜3
6の膜厚は上部部分に比べて薄くなっている。このた
め、フューズ溶断時には、強度が弱い側部の絶縁膜が最
初に破壊される。このとき、溶融状態のフューズ材料が
フューズ幅方向(フューズ長手方向に直交する方向)に
飛散し、この飛散物により、例えば隣設するフューズ間
が電気的に接続されて短絡等が発生することがある。
半導体装置においては、以下に示す問題点がある。即
ち、図5に示すように、フューズ35の側部の絶縁膜3
6の膜厚は上部部分に比べて薄くなっている。このた
め、フューズ溶断時には、強度が弱い側部の絶縁膜が最
初に破壊される。このとき、溶融状態のフューズ材料が
フューズ幅方向(フューズ長手方向に直交する方向)に
飛散し、この飛散物により、例えば隣設するフューズ間
が電気的に接続されて短絡等が発生することがある。
【0008】このように、従来の半導体装置において
は、フューズの切断時に飛び散った飛散物により短絡等
が発生することがあり、信頼性が充分でない。また、従
来の半導体装置は、短絡を確実に防止するために隣設す
るフューズ間の間隔を広くする必要があり、高集積化が
阻害されるという問題点もある。本発明は、上記の従来
の問題点に鑑みて創作されたものであり、フューズ溶断
時の飛散物による短絡を確実に防止することができると
共に、高集積化が可能な半導体装置を提供することを目
的とするものである。
は、フューズの切断時に飛び散った飛散物により短絡等
が発生することがあり、信頼性が充分でない。また、従
来の半導体装置は、短絡を確実に防止するために隣設す
るフューズ間の間隔を広くする必要があり、高集積化が
阻害されるという問題点もある。本発明は、上記の従来
の問題点に鑑みて創作されたものであり、フューズ溶断
時の飛散物による短絡を確実に防止することができると
共に、高集積化が可能な半導体装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、基板上
に複数の溶断フューズが形成された半導体装置におい
て、各溶断フューズは、隣設する溶断フューズの溶断部
にフューズ幅方向で重ならない位置に配置されているこ
とを特徴とする半導体装置により解決する。第2に、前
記複数の溶断フューズは、直線上に配置されていること
を特徴とする第1の発明に記載の半導体装置により解決
する。
に複数の溶断フューズが形成された半導体装置におい
て、各溶断フューズは、隣設する溶断フューズの溶断部
にフューズ幅方向で重ならない位置に配置されているこ
とを特徴とする半導体装置により解決する。第2に、前
記複数の溶断フューズは、直線上に配置されていること
を特徴とする第1の発明に記載の半導体装置により解決
する。
【0010】第3に、基板上に複数の溶断フューズが形
成された半導体装置において、前記複数の溶断フューズ
はL字状に形成されており、各溶断フューズの1辺が直
線上に配置されていることを特徴とする半導体装置によ
り解決する。
成された半導体装置において、前記複数の溶断フューズ
はL字状に形成されており、各溶断フューズの1辺が直
線上に配置されていることを特徴とする半導体装置によ
り解決する。
【0011】
【作用】本発明の半導体装置においては、各溶断フュー
ズは、隣設する溶断フューズの溶断部(レーザ等により
実際に溶断する部分)にフューズ幅方向で重ならないよ
うに配置されている。例えば、各溶断フューズは、直線
上に並ぶように配置されている。従って、フューズ溶断
時に飛散物がフューズ側方に飛散しても、側方には他の
フューズが配置されていないため、短絡が発生すること
がない。また、本発明の半導体装置は、このように短絡
を防止することができるので、各溶断フューズを相互に
近づけて配置することが可能であり、半導体装置の高集
積化が達成できる。
ズは、隣設する溶断フューズの溶断部(レーザ等により
実際に溶断する部分)にフューズ幅方向で重ならないよ
うに配置されている。例えば、各溶断フューズは、直線
上に並ぶように配置されている。従って、フューズ溶断
時に飛散物がフューズ側方に飛散しても、側方には他の
フューズが配置されていないため、短絡が発生すること
がない。また、本発明の半導体装置は、このように短絡
を防止することができるので、各溶断フューズを相互に
近づけて配置することが可能であり、半導体装置の高集
積化が達成できる。
【0012】また、各溶断フューズがL字状に形成され
ており、各フューズの1辺が直線上に並ぶように配置さ
れている場合も、上述の場合と同様に、フューズ溶断時
に飛散物が側方に飛散しても、短絡等の不都合の発生を
確実に防止することができる。更に、各溶断フューズを
相互に近づけて配置することが可能であり、半導体装置
の高集積化が達成できる。
ており、各フューズの1辺が直線上に並ぶように配置さ
れている場合も、上述の場合と同様に、フューズ溶断時
に飛散物が側方に飛散しても、短絡等の不都合の発生を
確実に防止することができる。更に、各溶断フューズを
相互に近づけて配置することが可能であり、半導体装置
の高集積化が達成できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して説明する。 (第1実施例)図1(a),(b)は本発明の第1の実
施例に係る半導体装置を示す平面図及び断面図である。
を参照して説明する。 (第1実施例)図1(a),(b)は本発明の第1の実
施例に係る半導体装置を示す平面図及び断面図である。
【0014】半導体基板1上にはSiO2 等からなる絶
縁膜2が形成されており、この絶縁膜2上には配線3が
選択的に形成されている。また、絶縁膜2上には、配線
3を被覆するようにして層間絶縁膜4が形成されてい
る。この層間絶縁膜4上には、例えば線幅が約1.5μ
mのアルミニウムからなる溶断フューズ5a〜5c、こ
れらのフューズ5a〜5cを囲むようにしてアルミニウ
ム等により形成されたガードリング10及び抵抗7が形
成されている。なお、フューズ5a〜5cは、図1
(a)に示すように、直線上に配置されている。
縁膜2が形成されており、この絶縁膜2上には配線3が
選択的に形成されている。また、絶縁膜2上には、配線
3を被覆するようにして層間絶縁膜4が形成されてい
る。この層間絶縁膜4上には、例えば線幅が約1.5μ
mのアルミニウムからなる溶断フューズ5a〜5c、こ
れらのフューズ5a〜5cを囲むようにしてアルミニウ
ム等により形成されたガードリング10及び抵抗7が形
成されている。なお、フューズ5a〜5cは、図1
(a)に示すように、直線上に配置されている。
【0015】フューズ5a〜5cの各一端側は、コンタ
クト孔11及び配線3を介して電源線8に電気的に接続
されており、各他端側はコンタクト孔11、抵抗7及び
配線3を介して、周辺回路9に電気的に接続されてい
る。また、層間絶縁膜4上には、フューズ5a〜5cを
覆うようにしてカバー絶縁膜(例えば、PSG膜)6が
形成されている。
クト孔11及び配線3を介して電源線8に電気的に接続
されており、各他端側はコンタクト孔11、抵抗7及び
配線3を介して、周辺回路9に電気的に接続されてい
る。また、層間絶縁膜4上には、フューズ5a〜5cを
覆うようにしてカバー絶縁膜(例えば、PSG膜)6が
形成されている。
【0016】フューズ5a〜5cが形成されている領域
上の絶縁膜6は膜厚が薄くなっており、この部分を介し
てフューズ5a〜5cのうちの所定のフューズの溶断部
(例えば、図中Aで示す部分)の1箇所又は2箇所にレ
ーザ光を1回又は2回照射して、前記所定のフューズを
切断する。このようにして、例えば欠陥が生じた本体メ
モリアレーを予備のメモリアレーに切り換えることがで
きる。
上の絶縁膜6は膜厚が薄くなっており、この部分を介し
てフューズ5a〜5cのうちの所定のフューズの溶断部
(例えば、図中Aで示す部分)の1箇所又は2箇所にレ
ーザ光を1回又は2回照射して、前記所定のフューズを
切断する。このようにして、例えば欠陥が生じた本体メ
モリアレーを予備のメモリアレーに切り換えることがで
きる。
【0017】本実施例においては、各フューズ5a〜5
cが直線上に配置されているため、フューズ切断時に飛
散物が側方に飛び散っても、他のフューズを短絡させる
ことがない。また、例えば飛散物がガードリング10に
付着しても、ガードリング10は他の回路に接続されて
いないので、何ら不都合は発生しない。更に、配線3は
フューズ5a〜5cと異なる配線層に形成されているの
で、飛散物により配線3間が短絡することもない。従っ
て、本実施例においては、複数のフューズ5a〜5cを
相互に近接して配置しても短絡を防止できるので、半導
体装置の高集積化が可能である。
cが直線上に配置されているため、フューズ切断時に飛
散物が側方に飛び散っても、他のフューズを短絡させる
ことがない。また、例えば飛散物がガードリング10に
付着しても、ガードリング10は他の回路に接続されて
いないので、何ら不都合は発生しない。更に、配線3は
フューズ5a〜5cと異なる配線層に形成されているの
で、飛散物により配線3間が短絡することもない。従っ
て、本実施例においては、複数のフューズ5a〜5cを
相互に近接して配置しても短絡を防止できるので、半導
体装置の高集積化が可能である。
【0018】(第2実施例)図2は本発明の第2の実施
例に係る半導体装置を示す平面図である。但し、図2に
おいては、ガードリング及び抵抗等の図示を省略してあ
る。配線3は絶縁膜上に所定のパターンで形成されてお
り、溶断フューズ15a〜15cは、配線3を被覆する
層間絶縁膜上に形成されている。そして、フューズ15
a〜15cの各一端側はコンタクト孔11及び配線3を
介して電源線8に接続されており、各他端側はコンタク
ト孔11及び配線3を介して周辺回路9に電気的に接続
されている。
例に係る半導体装置を示す平面図である。但し、図2に
おいては、ガードリング及び抵抗等の図示を省略してあ
る。配線3は絶縁膜上に所定のパターンで形成されてお
り、溶断フューズ15a〜15cは、配線3を被覆する
層間絶縁膜上に形成されている。そして、フューズ15
a〜15cの各一端側はコンタクト孔11及び配線3を
介して電源線8に接続されており、各他端側はコンタク
ト孔11及び配線3を介して周辺回路9に電気的に接続
されている。
【0019】本実施例においては、図2に示すように、
各フューズ15a〜15cが千鳥状に配置されている。
即ち、フューズ15a〜15cは、隣設するフューズの
溶断部(例えば、図中Aで示す位置)にフューズ幅方向
で重ならない位置に配置されている。これらのフューズ
15a〜15cのうちの所定のフューズの溶断部Aの1
箇所又は2箇所にレーザ光を1回又は2回照射して、前
記所定のフューズを切断する。
各フューズ15a〜15cが千鳥状に配置されている。
即ち、フューズ15a〜15cは、隣設するフューズの
溶断部(例えば、図中Aで示す位置)にフューズ幅方向
で重ならない位置に配置されている。これらのフューズ
15a〜15cのうちの所定のフューズの溶断部Aの1
箇所又は2箇所にレーザ光を1回又は2回照射して、前
記所定のフューズを切断する。
【0020】本実施例においては、各フューズの溶断部
Aの側方に他のフューズが配置されていないため、フュ
ーズ切断時に飛散物がフューズ側方に飛び散っても、短
絡が発生することがない。従って、本実施例の半導体装
置は、第1の実施例と同様に、信頼性が高く、また、各
フューズ間の間隔を短縮して高集積化を達成することが
できる。
Aの側方に他のフューズが配置されていないため、フュ
ーズ切断時に飛散物がフューズ側方に飛び散っても、短
絡が発生することがない。従って、本実施例の半導体装
置は、第1の実施例と同様に、信頼性が高く、また、各
フューズ間の間隔を短縮して高集積化を達成することが
できる。
【0021】(第3実施例)図3は本発明の第3の実施
例に係る半導体装置のフューズ配置状態を示す平面図で
ある。この実施例においては、各フューズ25,26は
L字状に形成されている。これらのフューズ25,26
は、その1辺(符号25a,26aで示す辺)が直線上
に位置するように配置されている。そして、各フューズ
25,26は、溶断する場合に、符号25a,26aで
示す辺の1箇所と、符号25b,26bで示す辺の1箇
所との合計2箇所にレーザ光を照射して、確実に溶断す
る。
例に係る半導体装置のフューズ配置状態を示す平面図で
ある。この実施例においては、各フューズ25,26は
L字状に形成されている。これらのフューズ25,26
は、その1辺(符号25a,26aで示す辺)が直線上
に位置するように配置されている。そして、各フューズ
25,26は、溶断する場合に、符号25a,26aで
示す辺の1箇所と、符号25b,26bで示す辺の1箇
所との合計2箇所にレーザ光を照射して、確実に溶断す
る。
【0022】本実施例においては、辺25a,26aを
溶断する場合に、これらの辺25a,26aの側方には
他のフューズが配置されていないため、溶断時に飛び散
った飛散物により短絡が発生するおそれがない。また、
辺25b,26bを溶断する場合には、これらの辺は比
較的距離が離れているので、飛散物によりフューズ間が
短絡するおそれが極めて少ない。また、各フューズを近
接して配置しても短絡を防止できるため、半導体装置の
高集積化が達成できる。
溶断する場合に、これらの辺25a,26aの側方には
他のフューズが配置されていないため、溶断時に飛び散
った飛散物により短絡が発生するおそれがない。また、
辺25b,26bを溶断する場合には、これらの辺は比
較的距離が離れているので、飛散物によりフューズ間が
短絡するおそれが極めて少ない。また、各フューズを近
接して配置しても短絡を防止できるため、半導体装置の
高集積化が達成できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各溶断
フューズは、隣設する溶断フューズの溶断部にフューズ
幅方向で重ならないように、例えば直線上に並ぶように
配置されているので、フューズ溶断時の飛散物による短
絡の発生を防止することができる。また、各フューズ間
の間隔を短縮しても短絡を防止できるので、半導体装置
の高集積化が達成できるという効果がある。
フューズは、隣設する溶断フューズの溶断部にフューズ
幅方向で重ならないように、例えば直線上に並ぶように
配置されているので、フューズ溶断時の飛散物による短
絡の発生を防止することができる。また、各フューズ間
の間隔を短縮しても短絡を防止できるので、半導体装置
の高集積化が達成できるという効果がある。
【0024】また、溶断フューズがL字状に形成されて
おり、各溶断フューズの1辺が直線上に並ぶように配置
されている場合も、上述の場合と同様に、フューズ切断
時の飛散物による短絡の発生を防止することができ、半
導体装置の高集積化が可能である。
おり、各溶断フューズの1辺が直線上に並ぶように配置
されている場合も、上述の場合と同様に、フューズ切断
時の飛散物による短絡の発生を防止することができ、半
導体装置の高集積化が可能である。
【図1】(a),(b)は本発明の第1の実施例に係る
半導体装置を示す平面図及び断面図である。
半導体装置を示す平面図及び断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る半導体装置を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る半導体装置のフュ
ーズ配置状態を示す平面図である。
ーズ配置状態を示す平面図である。
【図4】(a),(b)は従来の半導体装置を示す平面
図及び断面図である。
図及び断面図である。
【図5】従来の問題点を示す断面図である。
1,31 基板 2,6,32,36 絶縁膜 3,33 配線 4,34 層間絶縁膜 5a〜5c,15a〜15c,25,26,35a〜3
5c 溶断フューズ 7,37 抵抗 8,38 電源線 9,39 周辺回路 10,40 ガードリング 11,41 コンタクト孔
5c 溶断フューズ 7,37 抵抗 8,38 電源線 9,39 周辺回路 10,40 ガードリング 11,41 コンタクト孔
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に複数の溶断フューズが形成され
た半導体装置において、 各溶断フューズは、隣設する溶断フューズの溶断部にフ
ューズ幅方向で重ならない位置に配置されていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記複数の溶断フューズは、直線上に配
置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
装置。 - 【請求項3】 基板上に複数の溶断フューズが形成され
た半導体装置において、 前記複数の溶断フューズはL字状に形成されており、各
溶断フューズの1辺が直線上に配置されていることを特
徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7160438A JPH0917872A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7160438A JPH0917872A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0917872A true JPH0917872A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15714945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7160438A Withdrawn JPH0917872A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0917872A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-06-27 JP JP7160438A patent/JPH0917872A/ja not_active Withdrawn
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