JP2000268699A - フューズ回路 - Google Patents

フューズ回路

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JP2000268699A
JP2000268699A JP11073482A JP7348299A JP2000268699A JP 2000268699 A JP2000268699 A JP 2000268699A JP 11073482 A JP11073482 A JP 11073482A JP 7348299 A JP7348299 A JP 7348299A JP 2000268699 A JP2000268699 A JP 2000268699A
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insulating film
electrode
circuit
electrodes
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Hitoshi Ikei
斉 伊計
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、レーザ切断型リダンダンシィ回路に
おけるフューズ回路において、カット時にフューズ電極
の溶融蒸発にともなって発生する気化エネルギーの、隣
接するフューズ電極への影響を減少できるようにするこ
とを最も主要な特徴とする。 【解決手段】たとえば、各フューズ電極13a,13
b,13c,13dの相互間の、層間絶縁膜14にそれ
ぞれ開孔部15を設ける。この開孔部15によって、レ
ーザ光線16の照射によりフューズ電極13bを切断し
ようとする際の、フューズ電極13bの溶融蒸発にとも
なって発生する気化エネルギー19の一部を、隣接する
フューズ電極13a,13cとは異なる方向へ逃がすこ
とが可能な構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フューズ回路に
関するもので、特に、半導体メモリ素子におけるレーザ
切断型リダンダンシィ回路に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体メモリ素子には、異常
なメモリセルによるアクセス不良を救済する目的で、リ
ダンダンシィ回路が設けられている。特に、DRAM
(Dynamic Random Access Memory)などにおいては、フ
ューズ電極をレーザ光線により焼き切る(切断する)こ
とによって、異常ありと診断されたセルへのアクセスを
禁止するとともに、代替用の正常なセルへのアクセスを
可能にする、いわゆる、レーザ切断型のリダンダンシィ
回路が広く利用されている。
【0003】このレーザ切断型のリダンダンシィ回路の
場合、フューズ電極を切断する際に、フューズ電極の溶
融蒸発にともなって、周囲の層間絶縁膜が吹き飛ばされ
る現象が見られる。
【0004】従来は、フューズ電極を、他の回路で使用
されるゲート電極と同時に形成するようにしていた。と
ころが、これまでのフューズ構造では、フューズ電極の
間隔(フューズピッチ)が、その他の回路で使用される
デザインルールに比較してかなり緩いルールとなってい
た。そのため、レーザ光線を用いたフューズ電極の切断
(フューズカット)において、さほど大きな問題は生じ
ていなかった。
【0005】しかしながら、近年、製品の微細化にとも
なって、フューズピッチも狭くなってきている。また、
微細化にともなう、多層配線構造などの採用によって、
フューズ電極上の層間絶縁膜が厚くなってくると、層間
絶縁膜が吹き飛ばされたときの、切断する予定のないフ
ューズ電極への影響が懸念されてくる。
【0006】すなわち、デザインルールの微細化が進
み、フューズ電極101のピッチがレーザ光線102の
波長(たとえば、1090nm)の2倍(約1μm)程
度にまで近づいてくる(図7(a)参照)と、フューズ
電極101が溶融蒸発する際の気化エネルギー103の
一部が、これまでより近くなった隣接するフューズ電極
101’に影響を与え、最悪の場合にはマイクロクラッ
クを発生させる可能性がでてくる(図7(b)参照)。
【0007】この気化エネルギー103は、フューズ電
極101上の層間絶縁膜104を吹き飛ばすように作用
するとともに、その一部が、半導体基板105とフュー
ズ電極101との間に設けられる絶縁膜106と、その
上の層間絶縁膜104との間を伝わると考えられてお
り、この絶縁膜106と層間絶縁膜104との間を伝播
されて、隣接するフューズ電極101’に辿り着く気化
エネルギー103が、今後の微細化に向けて大きな障害
になることが判明している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、デザインルールの微細化が進むにつれて、
フューズカット時に、フューズ電極が溶融蒸発する際の
気化エネルギーが、隣接するフューズ電極に影響を与え
ることが懸念されていた。
【0009】そこで、この発明は、フューズ電極の溶融
蒸発にともなって発生する気化エネルギーの、隣接する
フューズ電極への影響を減少でき、マイクロクラックの
発生を防止することが可能なフューズ回路を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のフューズ回路にあっては、半導体基板
上の一部に、第1の絶縁膜を介して、互いに平行に設け
られた複数のフューズ電極と、各フューズ電極の相互間
に、それぞれ、第2の絶縁膜を介して設けられた緩衝用
機構部とから構成されている。
【0011】この発明のフューズ回路によれば、フュー
ズ電極の溶融蒸発にともなって発生する気化エネルギー
の、隣接するフューズ電極への伝播を減衰できるように
なる。これにより、切断する予定のないフューズ電極に
対する、層間絶縁膜の爆発による圧力ダメージなどを最
小限に食い止めることが可能となるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0013】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態にかかる、レーザ切断型リダンダンシィ回路
におけるフューズ回路の構成を概略的に示すものであ
る。なお、同図(a)はフューズ回路の平面図であり、
同図(b)は同じくIB−IB線に沿う断面図である。
また、ここでは、DRAMにおいて、ロウアドレス・レ
コーダとメモリセル・アレイとの間に設けられる場合を
例に説明する。
【0014】このフューズ回路は、たとえば、DRAM
を形成するための半導体基板11上の一部に、下地絶縁
膜(第1の絶縁膜)12を介して、複数のフューズ電極
13が互いに平行に設けられている。そして、各フュー
ズ電極13の周囲が層間絶縁膜(第2の絶縁膜)14に
よって覆われるとともに、各フューズ電極13の相互間
の、上記層間絶縁膜14にそれぞれ空間的障壁(緩衝用
機構部)としての開孔部(単一の開孔部)15が設けら
れてなる構成されている。
【0015】下地絶縁膜12は、DRAMにおける他の
集積回路(図示していない)の形成において、いくつか
の工程で用いられる各種絶縁膜の複合膜であり、たとえ
ば、1.2μm程度の厚さで設けられる。
【0016】フューズ電極13は、DRAMにおける他
の集積回路の形成において、たとえば、1層目の配線
(図示していない)の形成に用いられる配線材料(Al
−Cu、Al−Si−Cu、Cuなど)を用いて形成さ
れ、0.175μm製品のデザインルールによって、そ
れぞれ、2.0μm(1.75〜1.8μm程度)のフ
ューズピッチFPで設けられる。
【0017】層間絶縁膜14は、DRAMにおける他の
集積回路の形成において、ある工程で用いられるSiO
2 膜によって形成され、たとえば、上記フューズ電極1
3上の厚さが1500オングストローム程度となるよう
に設けられる。
【0018】開孔部15は、上記フューズ電極13のカ
ット時に、レーザ光線16の照射をうけて上記フューズ
電極13が溶融蒸発する際に発生する気化エネルギー
(溶融エネルギー)を逃がし、該気化エネルギーの、隣
接するフューズ電極13への伝播を減衰させるためのガ
ス抜き空間であって、たとえば、0.35μm以下の溝
幅GWを有してそれぞれ形成される。
【0019】この場合、上記開孔部15の溝幅GWは、
DRAMにおける他の集積回路の形成において、たとえ
ば、2層目の配線(図示していない)の形成に用いられ
る配線材料(Al−Cu、Al−Si−Cu、Cuな
ど)による埋め込みが不可能なサイズ、すなわち、デザ
インルールの最小値以下の寸法で設けられる。
【0020】レーザ光線16は、たとえば、波長が約1
090nmとされ、1.6μm(〜3.5μm)程度の
先端ビーム径を有している。
【0021】次に、図2を参照して、上記した構成の、
フューズ回路を形成するための製造方法について説明す
る。
【0022】先ず、DRAMを形成するための各工程に
ともなって、半導体基板11上のフューズ回路の形成部
に下地絶縁膜12を形成する。
【0023】次いで、DRAMの1層目の配線を形成す
る際に、上記下地絶縁膜12上にも、DRAMの1層目
の配線を形成するための配線材料を形成するとともに、
たとえば、その配線材料を1層目の配線の形成と同時に
パターニングして、フューズ電極13をそれぞれ形成す
る。
【0024】次いで、DRAMの1層目の配線上に形成
される、4500オングストローム程度の厚さの層間絶
縁膜14を全面に形成した後、フューズ回路の形成部に
おける上記層間絶縁膜14上に、開孔部15を形成する
ためのレジストパターン17を形成する。
【0025】次いで、そのレジストパターン17にした
がって上記層間絶縁膜14をエッチングすることによ
り、各フューズ電極13の相互間における上記層間絶縁
膜14を一部で分割するようにして、それぞれ、0.3
5μm以下の溝幅GWを有する開孔部15を形成する
(以上、同図(a)参照)。
【0026】次いで、上記レジストパターン17を剥離
して除去した後、DRAMの2層目の配線を形成する際
に、全面に、その2層目の配線を形成するための配線材
料18を堆積する(同図(b)参照)。このとき、各開
孔部15の溝幅GWは、いずれもデザインルールの最小
値以下であるため、各開孔部15内が配線材料18によ
って完全に埋め込まれることはない。
【0027】しかる後、上記フューズ電極13上におけ
る、上記層間絶縁膜14の厚さが1500オングストロ
ーム程度となるように、図示一点鎖線(IIB−IIB)の
部分まで、上記配線材料18および上記層間絶縁膜14
をエッチバックし、上記配線材料18を完全に除去す
る。こうして、上述の図1に示した構造のフューズ回路
が形成される。
【0028】なお、後の、DRAMの表面保護膜などを
形成する際においても、各種の材料によって、各開孔部
15内が配線材料18によって完全に埋め込まれること
はない。
【0029】このような構成によれば、たとえば図3に
示すように、レーザ光線16の照射によりフューズ電極
13bを切断しようとする際の、フューズ電極13bの
溶融蒸発にともなって発生する気化エネルギー19の一
部を、開孔部15によって、隣接するフューズ電極13
a,13cとは異なる方向へ逃がすことが可能となる。
【0030】これにより、隣接するフューズ電極13
a,13cへの、気化エネルギー19の伝播を減衰でき
るようになる結果、切断する予定のないフューズ電極1
3a,13cに対する、層間絶縁膜14の爆発による圧
力ダメージなどを最小限に食い止めることが可能とな
る。
【0031】したがって、微細化にともなう、フューズ
電極13bのカット時における気化エネルギー19によ
る、隣接するフューズ電極13a,13cへの影響を減
少でき、マイクロクラックの発生を防止することが可能
となるなど、切断する予定のないフューズ電極13a,
13c,13dの安全性を確保できるものである。
【0032】なお、上記開孔部15としては、上述した
ように、単一の開孔部からなるものに限らず、たとえ
ば、下地絶縁膜12に達する複数のコンタクトホール
(開孔)を並べてなるものであっても良い。
【0033】また、フューズ電極のカット時に発生する
気化エネルギーの、隣接するフューズ電極への伝播を減
衰させるための緩衝用機構部としては、開孔部からなる
空間的障壁に限らず、たとえば、層間絶縁膜とは異なる
物質を埋め込んでなる物理的障壁によっても実現するこ
とが可能である。
【0034】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態にかかる、レーザ切断型リダンダンシィ回路
におけるフューズ回路の構成を概略的に示すものであ
る。なお、同図(a)はフューズ回路の平面図であり、
同図(b)は同じくIVB−IVB線に沿う断面図である。
また、ここでは、DRAMにおいて、ロウアドレス・レ
コーダとメモリセル・アレイとの間に設けられる場合を
例に説明する。
【0035】このフューズ回路は、たとえば、DRAM
を形成するための半導体基板21上の一部に、下地絶縁
膜(第1の絶縁膜)22を介して、複数のフューズ電極
23が互いに平行に設けられている。そして、各フュー
ズ電極23の周囲が層間絶縁膜(第2の絶縁膜)24に
よって覆われるとともに、各フューズ電極23の相互間
の、上記層間絶縁膜24にそれぞれ物理的障壁(緩衝用
機構部)としての緩衝部25が設けられてなる構成され
ている。
【0036】下地絶縁膜22は、DRAMにおける他の
集積回路(図示していない)の形成において、いくつか
の工程で用いられる各種絶縁膜の複合膜であり、たとえ
ば、1.2μm程度の厚さで設けられる。
【0037】フューズ電極23は、DRAMにおける他
の集積回路の形成において、たとえば、1層目の配線
(図示していない)の形成に用いられる配線材料(Al
−Cu、Al−Si−Cu、Cuなど)を用いて形成さ
れ、0.175μm製品のデザインルールによって、そ
れぞれ、2.0μm(1.75〜1.8μm程度)のフ
ューズピッチFPで設けられる。
【0038】層間絶縁膜24は、DRAMにおける他の
集積回路の形成において、ある工程で用いられるSiO
2 膜によって形成され、たとえば、上記フューズ電極2
3上の厚さが1500オングストローム程度となるよう
に設けられる。
【0039】緩衝部25は、レーザ光線26の照射をう
けて溶融蒸発する、上記フューズ電極23のカット時に
発生する気化エネルギー(溶融エネルギー)の直接的な
伝播を阻止し、該気化エネルギーの、隣接するフューズ
電極23への伝播を減衰させるためのものであって、た
とえば、0.35μm以上の溝幅を有する開孔部25a
内に緩衝材を埋め込むことによりそれぞれ形成される。
【0040】この場合、DRAMにおける他の集積回路
の形成において、たとえば、2層目の配線(図示してい
ない)の形成に用いられる配線材料(Al−Cu、Al
−Si−Cu、Cuなど)が緩衝材として用いられ、該
配線材料の埋め込みが容易なように、各開孔部25aの
溝幅は適当な大きさ(埋め込みプロセス能力から算出さ
れる寸法)を有して設けられる。
【0041】たとえば、開孔部25aの溝幅、すなわ
ち、緩衝部25の幅Wは、フューズピッチFP−レーザ
光線26の先端ビーム径≦開孔部25aの溝幅(この場
合、約0.40μm)となるように設けるのが望まし
い。
【0042】レーザ光線26は、たとえば、波長が約1
090nmとされ、1.6μm(〜3.5μm)程度の
先端ビーム径を有している。
【0043】次に、図5を参照して、上記した構成の、
フューズ回路を形成するための製造方法について説明す
る。
【0044】先ず、DRAMを形成するための各工程に
ともなって、半導体基板21上のフューズ回路の形成部
に下地絶縁膜22を形成する。
【0045】次いで、DRAMの1層目の配線を形成す
る際に、上記下地絶縁膜22上にも、DRAMの1層目
の配線を形成するための配線材料を形成するとともに、
たとえば、その配線材料を1層目の配線の形成と同時に
パターニングして、フューズ電極23をそれぞれ形成す
る。
【0046】次いで、DRAMの1層目の配線上に形成
される、4500オングストローム程度の厚さの層間絶
縁膜24を全面に形成した後、フューズ回路の形成部に
おける上記層間絶縁膜24上に、開孔部25aを形成す
るためのレジストパターン27を形成する。
【0047】次いで、そのレジストパターン27にした
がって上記層間絶縁膜24をエッチングすることによ
り、各フューズ電極23の相互間における上記層間絶縁
膜24を一部で分割するようにして、それぞれ、0.4
0μm程度の溝幅を有する開孔部25aを形成する(以
上、同図(a)参照)。
【0048】次いで、上記レジストパターン27を剥離
して除去した後、DRAMの2層目の配線を形成する際
に、全面に、その2層目の配線を形成するための配線材
料25’を堆積する(同図(b)参照)。このとき、各
開孔部25a内が配線材料25’によって完全に埋め込
まれるようにする。
【0049】しかる後、上記フューズ電極23上におけ
る、上記層間絶縁膜24の厚さが1500オングストロ
ーム程度となるように、図示一点鎖線(VB−VB)の
部分まで、上記配線材料25’および上記層間絶縁膜2
4をエッチバックし、各開孔部25a内に配線材料2
5’からなる緩衝材を埋め込んでなる緩衝部25を形成
する。こうして、上述の図4に示した構造のフューズ回
路が形成される。
【0050】このような構成によれば、たとえば図6に
示すように、レーザ光線26の照射によりフューズ電極
23bを切断しようとする際の、フューズ電極23bの
溶融蒸発にともなって発生する気化エネルギー28の一
部が、緩衝部25によって、隣接するフューズ電極23
a,23c方向へ直接的に伝播されるのを阻止すること
が可能となる。
【0051】これにより、隣接するフューズ電極23
a,23cへの、気化エネルギー28の伝播を減衰でき
るようになる結果、切断する予定のないフューズ電極2
3a,23cに対する、層間絶縁膜24の爆発による圧
力ダメージなどを最小限に食い止めることが可能とな
る。
【0052】したがって、微細化にともなう、フューズ
電極23bのカット時における気化エネルギー28によ
る、隣接するフューズ電極23a,23cへの影響を減
少でき、マイクロクラックの発生を防止することが可能
となるなど、切断する予定のないフューズ電極23a,
23c,23dの安全性を確保できるものである。
【0053】なお、2層目の配線材料とは異なる物質を
コンタクトホール内に埋め込んでなるプラグ構造によっ
ても、同様の効果が期待できる。
【0054】上記したように、いずれの実施形態におい
ても、フューズ電極の溶融蒸発にともなって発生する気
化エネルギーの、隣接するフューズ電極への伝播を減衰
できるようになる結果、フューズピッチをさらに微細化
でき、製品全体の微細化を達成するのに非常に有用であ
る。
【0055】なお、上述の各実施形態においては、1層
目の配線および2層目の配線の形成に、それぞれ、配線
材料としてAl−Cu、Al−Si−Cu、Cuを用い
る場合を例に説明したが、これに限らず、たとえばポリ
シリコン、ポリサイド、または、タングステンなどを用
いることも可能である。
【0056】その他、この発明の要旨を変えない範囲に
おいて、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、フューズ電極の溶融蒸発にともなって発生する気化
エネルギーの、隣接するフューズ電極への影響を減少で
き、マイクロクラックの発生を防止することが可能なフ
ューズ回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる、レーザ切
断型リダンダンシィ回路におけるフューズ回路の構成例
を示す概略図。
【図2】同じく、かかるフューズ回路の製造方法につい
て説明するために示す概略断面図。
【図3】同じく、フューズ回路の特徴を説明するために
示す概略断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態にかかる、レーザ切
断型リダンダンシィ回路におけるフューズ回路の構成例
を示す概略図。
【図5】同じく、かかるフューズ回路の製造方法につい
て説明するために示す概略断面図。
【図6】同じく、フューズ回路の特徴を説明するために
示す概略断面図。
【図7】従来技術とその問題点を説明するために示す、
レーザ切断型リダンダンシィ回路におけるフューズ回路
の概略断面図。
【符号の説明】
11…半導体基板 12…下地絶縁膜 13,13a,13b,13c,13d…フューズ電極 14…層間絶縁膜 15…開孔部 16…レーザ光線 17…レジストパターン 18…配線材料 19…気化エネルギー FP…フューズピッチ GW…開孔部の溝幅 21…半導体基板 22…下地絶縁膜 23,23a,23b,23c,23d…フューズ電極 24…層間絶縁膜 25…緩衝部 25a…開孔部 25’…配線材料 26…レーザ光線 27…レジストパターン 28…気化エネルギー FP…フューズピッチ W…緩衝部の幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の一部に、第1の絶縁膜を
    介して、互いに平行に設けられた複数のフューズ電極
    と、 各フューズ電極の相互間に、それぞれ、第2の絶縁膜を
    介して設けられた緩衝用機構部とを具備したことを特徴
    とするフューズ回路。
  2. 【請求項2】 前記緩衝用機構部は、前記フューズ電極
    のカット時に発生する溶融エネルギーの、隣接するフュ
    ーズ電極への伝播を減衰するための空間的障壁であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフューズ回路。
  3. 【請求項3】 前記緩衝用機構部は、前記フューズ電極
    のカット時に発生する溶融エネルギーの、隣接するフュ
    ーズ電極への伝播を減衰するための物理的障壁であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフューズ回路。
  4. 【請求項4】 前記物理的障壁は、前記フューズ電極間
    における、前記第2の絶縁膜に緩衝材を埋設してなるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のフューズ回路。
  5. 【請求項5】 前記緩衝材は、前記半導体基板上に形成
    される集積回路の、配線の形成に用いられる配線材料か
    らなることを特徴とする請求項4に記載のフューズ回
    路。
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Cited By (5)

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