JP3328249B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3328249B2
JP3328249B2 JP33291099A JP33291099A JP3328249B2 JP 3328249 B2 JP3328249 B2 JP 3328249B2 JP 33291099 A JP33291099 A JP 33291099A JP 33291099 A JP33291099 A JP 33291099A JP 3328249 B2 JP3328249 B2 JP 3328249B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/02Bonding areas ; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/04Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process
    • H01L24/05Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process of an individual bonding area

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  • Power Engineering (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置とその製
造方法に関し、特に半導体装置のヒューズ素子部の構造
とそのエネルギービームによる切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のヒューズ素子部は、例えばDR
AMあるいはSRAMのようなメモリデバイスの冗長
(リダンダンシという)ビットを形成するするためには
必須である。この場合には、予め設けられている配線の
内で不要になる配線層がヒューズ素子部のヒューズ素子
で切断される。このヒューズ素子の切断は通常はレーザ
ー光の照射により行われる。以下、従来のヒューズ素子
部の構造について図を参照して説明する。
【0003】図8は、特開平9−069571号公報
(以下、第1の従来例と記す)に記載されたヒューズ素
子部の平面図である。半導体基板上のフィールド酸化膜
上に多結晶シリコン配線層101が形成される。そし
て、多結晶シリコン配線層101は、それを被覆する層
間絶縁膜に設けられた開孔部102を介してヒューズ素
子103に接続され、ヒュ−ズ素子103上の層間絶縁
膜をなすBPSG膜の被溶断領域の外周部にBPSG膜
の開孔部104がガードリング状に設けられている。そ
して、BPSG膜の開孔部104端の表面および側面
が、チップないの配線をなすアルミ配線層105と同一
の層で形成されたアルミ層106で覆われている。さら
に、全面にパッシベーション膜(カバー膜)が形成さ
れ、このパッシベーション膜にパッシベーション膜の開
孔部107が形成されている。
【0004】ここで、ヒューズ素子103の切断は、パ
ッシベーション膜の開孔部107を通してレーザー光が
ヒューズ素子103に照射されて行われる。
【0005】次に、図9を参照して多層配線を有する半
導体装置の場合について説明する。以下、これを第2の
従来例と記す。ここで、図9(a)はヒューズ素子部が
半導体装置のパッド部に形成されたところの平面図であ
り、図9(b)は、図9(a)に記すI−Jで切断した
ところの断面図である。
【0006】図9(b)に示すようにシリコン基板20
1上にフィールド酸化膜202が形成され、フィールド
酸化膜202上に第1層間絶縁膜203が形成されてい
る。そして、図9(a)、(b)に示すように、第1層
間絶縁膜203上の所定の領域にヒューズ素子204が
形成される。ここで、このヒューズ素子204は多結晶
シリコンで構成される。
【0007】さらに、このヒューズ素子204を被覆す
るように第2層間絶縁膜205が堆積され、第1メタル
配線層206が第2層間絶縁膜205に設けられたコン
タクト孔207を介してヒューズ素子204に接続され
ている。そして、図9(a),(b)に示すように、第
1メタルガードリング208と第2メタルガードリング
209が互いに接続され、ヒューズ素子204の周りを
囲むように形成されている。そして、第1メタルパッド
210,210aが形成され、第2メタルパッド21
1,211aが積層され互いに電気接続して形成され
る。なお、上記の第1メタルガードリング208と第2
メタルガードリング209間、第1メタルパッド21
0,210aと第2メタルパッド211,211a間に
は第3層間絶縁膜212が形成されている。
【0008】そして、全面にカバー膜213が形成さ
れ、ヒューズ素子204上のカバー膜213に切断用開
口部214が形成されている。また、第2メタルパッド
211,211a上のカバー膜213にボンディング開
口部215,215aが形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来例
では、パッシベーション膜の開孔部107から侵入する
水分がアルミ層106により阻止され、アルミ配線層1
05の上記水分による腐食等が防止されるとしている。
しかし、この場合に、アルミ層106がフローティング
状態であると半導体装置の安定性に問題が生じる。そこ
で、アルミ層106は一定電位に固定される。この第1
の従来例では、このアルミ層106は別の配線層に接続
される。この配線層が、アルミ層106の上層、下層あ
るいは同層に形成されても、配線密度の低下は必須にな
る。通常のDRAM等のメモリデバイスでは多くのヒュ
ーズ素子が必要になる。このために、上記のような半導
体装置の大容量化と共に上記の配線密度の低下の問題は
顕在化する。
【0010】また、第2の従来例では、パッドとヒュー
ズ素子部との間の一定領域に半導体素子を配列させない
領域すなわち禁止領域が必要になる。しかしながら、こ
の禁止領域の存在は、マスクパターン設計においては配
線経路の選定、素子の配置等に大きな制約を与えるだけ
でなく、その制約を軽減するためにヒューズ素子部、パ
ッド配置における工夫が必要となり、配置の自由度が下
がるという問題があった。しかも、DRAM等のメモリ
においては、世代の進展と共に記憶容量の増大が顕著で
あり、すなわちアドレス端子用のパッドが増加する。ま
た、入出力端子の増加によってもパッドは増加する。さ
らにメモリデバイスには、歩留まり向上を目的とした、
不良セル救済のための冗長セル(以下、リダンダンシセ
ルと呼ぶ)が、記憶容量に対しある割合で設けられてお
り、記憶容量が増大すると一般的にリダンダンシセルも
増加する。不良セルの救済は、レーザー照射等の手段に
よりヒューズを切断することで行われるため、記憶容量
の増大と同時にヒューズも増加することになる。
【0011】以上の理由により、世代の進展と共にヒュ
ーズ素子、パッドは増加傾向であると言える。これはす
なわち禁止領域の増大を意味しており、禁止領域の増大
はマスクパターン設計を困難にする。また、禁止領域は
マスクレイアウト上空白の領域であるから、集積密度向
上を妨げる要因となり、さらにはチップサイズの増大を
も招く。ヒューズ素子部の占有する領域が大きくなって
しまう。
【0012】本発明の主な目的の一つは、ヒューズ素子
部とボンディングパッド周囲との禁止領域の面積を実質
的に縮小することによって、半導体装置の小型化を実現
し、集積密度の向上ならびにチップ寸法増大を抑制する
半導体装置を提供することにある。
【0013】本発明の主な他の目的は、従来の製造設備
と製造技術を用いて容易に実現可能な構造を持ち、従来
技術が持っている機能、信頼性を損なうことなく上記の
目的を達成する半導体装置とその製造方法とを提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の半導体
装置では、エネルギービーム照射法により溶断するヒュ
ーズ素子を備えた半導体装置において、前記ヒューズ素
子上に層間絶縁膜が形成され、前記層間絶縁膜上のボン
ディングパッドと一体になるように形成されたガードリ
ング層が前記ヒューズ素子の周囲に前記層間絶縁膜を介
して設けられている。ここで、前記ヒューズ素子は2つ
のボンディングパッド間に形成され、前記ガードリング
層が前記2つのボンディングパッドと一体になるように
形成されている。
【0015】また、本発明の半導体装置では、ボンディ
ングパッド上とヒューズ素子上とに跨る開口部が設けら
れ、前記開口部を通してボンディングパッドにボンディ
ングワイヤが接続され前記開口部を通してヒューズ素子
が溶断されている。
【0016】ここで、前記ボンディングパッドとガード
リング層とはアルミ金属で構成されている。そして、前
記ヒューズ素子は多結晶シリコン、高融点金属あるいは
高融点金属のシリサイドで構成されている。また、前記
ボンディングパッドを通して一定電位が前記ガードリン
グ層に印加されている。
【0017】また、本発明の半導体装置の製造方法で
は、半導体装置に設けられたヒューズ素子の切断におい
て、ハロゲンガス雰囲気中で前記ヒューズ素子にエネル
ギービームを照射し前記ヒューズを溶断する。ここで、
溶断されるヒューズ素子は多結晶シリコン、高融点金属
あるいは高融点金属のシリサイドで構成され、前記ハロ
ゲンガスはCF4 、NF3 あるいはSF6 である。
【0018】本発明による半導体装置では、ヒューズ素
子の周囲を層間絶縁膜を介して取り囲むガードリング層
とボンディングパッドとが一体になるように形成され
る。このために、半導体チップ上での半導体素子の集積
度が向上する。また、ガードリング層には自動的にボン
ディングパッドを通して一定電位が印加される。そし
て、本発明の半導体装置の製造方法では、エネルギービ
ームがハロゲンガス雰囲気でヒューズ素子に照射され
る。このために、この照射で飛散するヒューズ素子を構
成する元素は上記ハロゲンガスと熱反応しハロゲン化物
に変わる。このハロゲン化物は高い揮発性を有するため
再付着することはなく、ヒューズ素子部と一体となった
ボンディングパッドへのワイヤボンディングで不良の発
生することはなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を説明
する。図1(a)は本実施の形態の平面図であり、図1
(b)は図1(a)のA−Bでの断面図である。以下、
これらの図面を参照して本実施の形態のヒューズ素子部
の構造を説明する。
【0020】図1(b)に示すようにシリコン基板1上
に膜厚が300nm程度のフィールド酸化膜2が形成さ
れ、フィールド酸化膜2上に膜厚が500nm程度の第
1層間絶縁膜3が形成されている。そして、図1
(a)、(b)に示すように、第1層間絶縁膜3上の所
定の領域にヒューズ素子4が形成される。ここで、この
ヒューズ素子4は多結晶シリコン、シリサイドあるいは
ポリサイド等で構成されている。ここで、シリサイドあ
るいはポリサイドはタングステン、チタン等の高融点金
属とシリコンとで形成される。
【0021】さらに、このヒューズ素子4を被覆するよ
うに膜厚が400nm程度の第2層間絶縁膜5が堆積さ
れ、第1メタル配線層6が第2層間絶縁膜5に設けられ
たコンタクト孔7を介してヒューズ素子4に接続されて
いる。
【0022】そして、図1(a),(b)に示すよう
に、第1メタルパッド8が形成され、この第1メタルパ
ッド8は図1(a)に斜線で示すように第1メタルガー
ドリング8aと一体に形成されている。また、第2メタ
ルパッド9も同様に第2メタルガードリング9aと一体
になるように形成されている。そして、これらの第1、
第2メタルパッドとメタルガードリング層は全て電気接
続して形成される。
【0023】また、通常のパッドが設けられている。こ
こで、このパッドは第1メタルパッド10と第2メタル
パッド11で構成され、これらは互いに電気接続されて
いる。そして、上記の第1、第2メタルパッドあるいは
ガードリング層間には第3層間絶縁膜12が形成されて
いる。
【0024】そして、全面にカバー膜13が形成され、
ヒューズ素子4上のカバー膜13に切断用開口部14が
形成されている。また、第2メタルパッド9,11上の
カバー膜13にボンディング開口部15,16が形成さ
れている。
【0025】以上に説明したように、本発明では、パッ
ドとガードリング層とが一体に形成される。そして、ワ
イヤボンディング後は、上記のパッドには一定電圧が印
加されるようになる。このために、上述した第1の従来
例の問題は完全に解決され、配線層の高密度化が容易に
なる。また、第2の従来例で示した禁止領域は大幅に縮
小し、半導体チップの高集積化が容易になる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2(a)は本実施の形態の平面図であり、図2
(b)は図2(a)のC−Dでの断面図である。以下、
これらの図面を参照して本実施の形態のヒューズ素子部
の構造を説明する。この場合は、第1の実施の形態で切
断用開口部とボンディング開口部とが一体に形成される
ところに特徴がある。以下、第1の実施の形態と同じも
のは同一の符号で示され、第1の実施の形態との相違点
を詳述する。
【0027】図2(a)、(b)に示すように、第1層
間絶縁膜3上にヒューズ素子4が形成される。そして、
ヒューズ素子4を被覆するように第2層間絶縁膜5が堆
積され、第1メタル配線層6が第2層間絶縁膜5に設け
られたコンタクト孔7を介してヒューズ素子4に接続さ
れている。
【0028】そして、図2(a),(b)に示すよう
に、第1メタルパッド8が形成され、第1メタルガード
リング8aがこの第1メタルパッド8と一体に形成され
ている。同様に、第2メタルパッド9が形成され、第2
メタルガードリング9aも第2メタルパッドと一体にな
るように形成されている。
【0029】そして、図2(a),(b)に示すように
共通開口部17が、上記第2メタルパッド9表面を露出
し、ヒュ−ズ素子4上の第2層間絶縁膜を露出するよう
に形成される。このようにして、第1の実施の形態で説
明した切断用開口部とボンディング開口部が一体になっ
た共通開口部17が形成される。そして、共通開口部1
7を通して第2メタルパッド9にボンディングワイヤが
接続される。また、この共通開口部17を通してヒュー
ズ素子4が溶断されるようになる。
【0030】以上に説明したように、本実施の形態で
は、パッドとガードリング層とが一体に形成され、切断
用開口部とボンディング開口部とが一体に形成される。
このために、第1の実施の形態より禁止領域は縮小し、
半導体チップの高集積化が更に容易になる。
【0031】以上の第1、第2の実施の形態では、判り
易くするためにヒューズ素子が1本の場合について説明
した。DRAMのように多数のリダンダンシセルが必要
になる場合には多数本のヒューズ素子が配列される。こ
のような場合には、図3に示すようなヒューズ素子部が
形成されることになる。すなわち、図3に示すように、
ヒューズ素子4a,4b…4nが配列され、それぞれ配
線層6a,6b…6nにコンタクト孔7a,7b…7n
を介して接続される。そして、第1メタルガードリング
8aと第2メタルガードリング9aが上述したパッドと
一体になるように形成され、ヒューズ素子群はこのガー
ドリング層で囲い込まれるようになる。さらに、切断用
開口部14aが形成され、これらのヒューズ素子群が露
出されるようになる。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図4(a)は本実施の形態の平面図であり、図4
(b)は図4(a)のE−Fでの断面図である。以下、
これらの図面を参照して本実施の形態のヒューズ素子部
の構造を説明する。この場合は、第1の実施の形態で2
つのパッドとヒューズ素子部とが合体されるところに特
徴がある。以下、第1の実施の形態と同じものは同一の
符号で示され、第1の実施の形態との相違点を主に説明
する。
【0033】図4(a)、(b)に示すように、第1層
間絶縁膜3上にヒューズ素子4が形成され、ヒューズ素
子4を被覆するように第2層間絶縁膜5が堆積され、第
1メタル配線層6がコンタクト孔7を介してヒューズ素
子4に接続されている。
【0034】そして、図4(a),(b)に示すよう
に、第1メタルパッド8,10が形成され、第1メタル
ガードリング8bがこの第1メタルパッド8,10と合
体して形成されている。同様に、第2メタルパッド9,
11が形成され、第2メタルガードリング9bも第2メ
タルパッド9,11と合体して形成されている。
【0035】そして、図4(a),(b)に示すよう
に、ヒューズ素子上のカバー膜13が開口され、切断用
開口部14が形成され、ボンディング開口部15,16
が、上記第2メタルパッド9,11表面を露出して形成
される。
【0036】以上に説明したように、本実施の形態で
は、2つのパッドとガードリング層とが一体に形成さ
れ。このために、第1の実施の形態より禁止領域は縮小
し、半導体チップの高集積化が更に容易になる。
【0037】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図5(a)は本実施の形態の平面図であり、図5
(b)は図5(a)のG−Hでの断面図である。以下、
これらの図面を参照して本実施の形態のヒューズ素子部
の構造を説明する。この場合は、第3の実施の形態で2
つのパッドでの切断用開口部とボンディング開口部とが
一体に形成されるところに特徴がある。以下、第3の実
施の形態と同じものは同一の符号で示され、第1の実施
の形態との相違点を詳述する。
【0038】図5(a)、(b)に示すように、第1層
間絶縁膜3上にヒューズ素子4が形成される。そして、
ヒューズ素子4を被覆するように第2層間絶縁膜5が堆
積され、第1メタル配線層6がコンタクト孔7を介して
ヒューズ素子4に接続されている。
【0039】そして、図5(a),(b)に示すよう
に、第1メタルパッド8,10が形成され、第1メタル
ガードリング8bがこの第1メタルパッド8,10と一
体に形成されている。同様に、第2メタルパッド9,1
1が形成され、第2メタルガードリング9bも第2メタ
ルパッドと一体になるように形成されている。
【0040】そして、図5(a),(b)に示すように
共通開口部18が、上記第2メタルパッド9,11表面
を露出し、ヒュ−ズ素子4上の第2層間絶縁膜を露出す
るように形成される。このようにして、第3の実施に形
態で説明した切断用開口部とボンディング開口部が一体
になった共通開口部18が形成される。
【0041】以上に説明したように、本実施の形態で
は、2つのパッドとガードリング層とが一体に形成さ
れ、切断用開口部とボンディング開口部とが合体して形
成される。このために、第3の実施の形態より禁止領域
は縮小し、半導体チップの高集積化が更に容易になる。
【0042】次に、本発明のレーザー光によるヒューズ
素子の切断方法について図6と図7を参照して説明す
る。ここで、図6と図7はレーザー溶断する場合のヒュ
ーズ素子部の概略した断面図である。
【0043】図6に示すように、基板19上に複数のヒ
ューズ素子20,20a,20bが形成されている。こ
こで、ヒューズ素子は不純物ドープされた多結晶シリコ
ン膜がパターニングされ形成される。そして、これらの
ヒューズ素子は層間絶縁膜21で被覆されている。
【0044】このうちのヒューズ素子20が、レーザー
光22の照射でもって溶断される。ここで、従来の技術
では、溶断されたSiは揮発性を有しないのでヒューズ
素子20の周辺に再付着する。従来の技術では、隣接す
るヒューズ素子間の離間距離を大きくすることで、上記
の再付着による問題、例えば隣接するヒューズ素子間の
短絡等を防止している。
【0045】これに対して、本発明では、上述した実施
の形態2、4のように切断用開口部とボンディング開口
部とが合体して形成されると、上記のレーザー光による
ヒューズ素子の切断時に、上記のように飛散するSiが
第2メタルパッドの表面に付着するようになる。そし
て、ワイヤボンディングでの不良が多発する。
【0046】そこで、本発明のヒューズ素子の溶断方法
では、ハロゲンガス雰囲気中でヒューズ素子20にレー
ザー光を照射する。例えばハロゲンガスとして、CF
4 、NF3 、SF6 等のガスが使用される。図6では、
ハロゲンガスとしてCF4 の場合が示されている。この
ようにCF4 ガス雰囲気でレーザー光が照射されると溶
断で飛散するSiはCF4 ガスと熱反応しSiF4 ガス
に変換される。このSiF4 ガスは揮発性が高く上記基
板表面に再付着することはない。このようにして、上記
従来の技術での問題が解決される。
【0047】図7は、上記のハロゲンガス23がレーザ
ー光22と共にヒューズ素子20に照射される点で図6
と異なる。他は、図6で説明したのと同じである。この
ようにすることで、飛散するSiは揮発性の高いSiF
4 ガスとなり、再付着の問題は皆無になる。
【0048】上記のようなハロゲンガスに曝しながらレ
ーザー光でヒューズ素子を溶断する方法は、本発明のヒ
ューズ素子部に適用すれば、上述した効果が生じる。し
かし、この溶断方法は、従来の技術でのヒューズ素子部
に適用しても効果がある。上述したようにヒューズ素子
群のうちで隣接するヒューズ素子を溶断しても上記のよ
うな短絡がなくなるために、ヒューズ素子間の距離を小
さくでき、ヒューズ素子部の半導体チップ内での占有面
積が減少し半導体装置の集積度が向上する。
【0049】以上の実施の形態ではヒューズ素子が多結
晶シリコンで構成される場合について説明した。本発明
はこれに限定されるものでなく、ヒューズ素子が高融点
金属あるいはそのシリサイドで構成される場合でも同様
に適用できる。
【0050】また、上記の実施の形態では、パッドが2
層アルミで形成される場合について説明されたが、1層
アルミで構成される場合でも同様にできる。
【0051】また、上記の実施の形態ではレーザー光に
よるヒューズ素子の切断について説明されたが、電子ビ
ーム、イオンビーム等のエネルギービームの照射でもヒ
ューズを溶断する場合でも同様になされることに言及し
ておく。
【0052】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。
【0053】
【発明の効果】本発明による半導体装置では、ヒューズ
素子の周囲を層間絶縁膜を介して取り囲むガードリング
層とボンディングパッドとが一体になるように形成され
る。また、ガードリング層には自動的にボンディングパ
ッドを通して一定電位が印加される。このために、ヒュ
ーズ素子部とボンディングパッドの隣接面における間隔
が不要になり半導体装置の小型化が実現される。
【0054】また、従来の技術が備えている、水分侵入
防止を始めとする信頼性維持の性能を、全く損なうこと
無く保持していること、ヒューズ素子とボンディングパ
ッド自体の構造を従来の技術と同じとすることで、半導
体製造装置、製造技術の流用を極めて容易にしたことな
どから、本発明の実現が容易であるという効果も同時に
得ることができる。
【0055】そして、本発明の半導体装置の製造方法で
は、エネルギービームがハロゲンガス雰囲気でヒューズ
素子に照射される。このために、この照射で飛散するヒ
ューズ素子を構成する元素は上記ハロゲンガスと熱反応
しハロゲン化物に変わる。このハロゲン化物は高い揮発
性を有するため再付着することはなく、ヒューズ素子部
と一体となったボンディングパッドへのワイヤボンディ
ングで不良の発生することはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するためのヒ
ューズ素子部の平面図と断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明するためのヒ
ューズ素子部の平面図と断面図である。
【図3】ヒューズ素子群を説明するためのヒューズ素子
部の平面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を説明するためのヒ
ューズ素子部の平面図と断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態を説明するためのヒ
ューズ素子部の平面図と断面図である。
【図6】本発明のレーザー光によるヒューズ素子の溶断
を説明するための概略断面図である。
【図7】本発明のレーザー光によるヒューズ素子の溶断
を説明するための別の概略断面図である。
【図8】第1の従来例を説明するためのヒューズ素子部
の平面図である。
【図9】第2の従来例を説明するためのヒューズ素子部
の平面図と断面図である。
【符号の説明】
1,201 シリコン基板 2,202 フィールド酸化膜 3,203 第1層間絶縁膜 4,4a,4b,4n,20,20a,20b,10
3,204 ヒューズ素子 5,205 第2層間絶縁膜 6,6a,6b,6n,206 第1メタル配線層 7,7a,7b,7n,207 コンタクト孔 8,10,210,210a 第1メタルパッド 8a,8b,208 第1メタルガードリング 9,11,211,211a 第2メタルパッド 9a,9b,209 第2メタルガードリング 12,212 第3層間絶縁膜 13,213 カバー膜 14,14a,214 切断用開口部 15,16.215,215a ボンディング開口部 17,18 共通開口部 19 基板 21 層間絶縁膜 22 レーザー光 23 ハロゲンガス 101 多結晶シリコン配線層 102 開孔部 104 BPSG膜の開孔部 105 アルミ配線層 106 アルミ層 107 パッシベーション膜の開孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギービーム照射法により溶断する
    ヒューズ素子を備えた半導体装置において、前記ヒュー
    ズ素子上に層間絶縁膜が形成され、前記層間絶縁膜上の
    ボンディングパッドと一体になるように形成されたガー
    ドリング層が前記ヒューズ素子の周囲に前記層間絶縁膜
    を介して設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒューズ素子が2つのボンディング
    パッド間に形成され、前記ガードリング層が前記2つの
    ボンディングパッドと一体になるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ボンディングパッド上と前記ヒュー
    ズ素子上とに跨る開口部が設けられ、前記開口部を通し
    てボンディングパッドにボンディングワイヤが接続さ
    れ、前記開口部を通してヒューズ素子が溶断されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ボンディングパッドとガードリング
    層とがアルミ金属で構成されていることを特徴とする請
    求項1、請求項2または請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒューズ素子が多結晶シリコンで構
    成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の
    うち1つの請求項に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記ヒューズ素子が高融点金属あるいは
    高融点金属のシリサイドで構成されていることを特徴と
    する請求項1から請求項4のうち1つの請求項に記載の
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記ボンディングパッドを通して一定電
    位が前記ガードリング層に印加されていることを特徴と
    する請求項1から請求項6のうち1つの請求項に記載の
    半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体装置に設けられたヒューズ素子の
    切断において、ハロゲンガス雰囲気中で前記ヒューズ素
    子にエネルギービームを照射し前記ヒューズを溶断する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記請求項3記載の半導体装置のヒュー
    ズ素子にハロゲンガス雰囲気中でエネルギービームを照
    射し前記ヒューズを溶断することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ヒューズ素子が多結晶シリコン、
    高融点金属あるいは高融点金属のシリサイドで構成さ
    れ、前記ハロゲンガスがCF4 、NF3 あるいはSF6
    であることを特徴とする請求項8または請求項9記載の
    半導体装置の製造方法。
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