JP4037194B2 - ゲート容量測定用レイアウトパターン - Google Patents

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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、半導体集積回路(特に、MOSトランジスタ)のシミュレーションに必要なデバイスのパラメータを実測によって得るためのゲート容量測定用レイアウトパターンに関するものである。
【0003】
【従来の技術】
【0004】
LSI等の半導体集積回路の設計では、設計した回路の動作特性を評価するために、SPICE(Simulation Program with IC Emphasis)等のシミュレーションが使用される。シミュレーションにおいて精度の高い結果を得るためには、個々のトランジスタ等のモデルとして使用されるパラメータの値と、実際のトランジスタの特性値との差が少ないことが必要となる。特に、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタのゲートの静電容量は、回路の過渡応答に大きな影響を与えるため、正確な値が必要である。
【0005】
微細化が進んでいない初期の半導体集積回路の時代には、原寸大のトランジスタのパターンと、測定プローブを接触させるためのパッドと、このトランジスタとパッドを接続する引き出しメタルとを有する容量測定用レイアウトパターンを実際の半導体基板上に形成し、これを実測することにより比較的正確なパラメータを得ていた。
【0006】
半導体集積回路の微細化が進んでトランジスタのサイズが小さくなるに従い、トランジスタのゲート容量もp(10-12 )Fレベルからf(10-15 )Fレベルに小さくなるが、測定プローブの寸法や測定可能な最小容量等はこれに追随することができなかった。このため、原寸大のトランジスタを用いた容量測定用レイアウトパターンよる測定は不可能となり、実際のトランジスタの数百倍の寸法のモデルによる容量測定用レイアウトパターンを形成し、その測定結果からパラメータを理論的に換算して求める方法が取られていた。
【0007】
図2は、従来のゲート容量測定用レイアウトパターンの一例を示す平面図である。
【0008】
このレイアウトパターンは、シリコン基板上に形成されるもので、実際の寸法の数百倍の大きさに形成されたトランジスタ1を有している。トランジスタ1は図示しない半導体ウエルの中に設けられ、ドレイン領域1d、ソース領域1s及びゲート領域1gで構成されている。トランジスタ1が形成されたシリコン基板の表面には、図示しない絶縁層を介して、金属膜による配線パターンが形成されている。
【0009】
配線パターンは、ドレイン電極用の引き出しメタル2dとパッド3d、ソース電極用の引き出しメタル2sとパッド3s、ゲート電極用の引き出しメタル2gとパッド3g、及びウエル用の引き出しメタル2wとパッド3wで構成されている。ドレイン領域1dと引き出しメタル2dの間、ソース領域1sと引き出しメタル2sの間、ゲート領域1gと引き出しメタル2gの間、及び半導体ウエルと引き出しメタル2wの間は、それぞれスルーホール4d,4s,4g,4wを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。
【0010】
このような容量測定用レイアウトパターンを用いて、例えばパッド3d,3s,3wを接地電位GNDに共通接続し、ゲート電極用のパッド3gと接地電位GND間の静電容量を測定する。そして、得られた測定結果に基づいて、パターンの寸法と実際のデバイスの寸法との比率に基づいて換算を行い、シミュレーション用のパラメータを算出していた。
【0011】
しかし、単に寸法の比率だけによる論理的な換算では、得られたパラメータと実際の値とが相違し、シミュレーション結果と実際のデバイスの動作状態における測定結果とが異なるという問題があった。
【0012】
一方、このような問題を解決するために、fFレベルの微小容量を測定可能とする微小容量測定システムが現れている。
【0013】
図3(a)〜(c)は、特開2000−55956号公報に記載された微小容量測定システムの説明図である。
【0014】
図3(a)に示すように、この微小容量測定システムはプローバ10と測定回路20で構成されている。プローバ10は、シールドケース11の内部に容量性の被測定物30を載せるステージ12が設けられ、この被測定物30に接続する同軸ケーブル13,14が配置されている。同軸ケーブル13,14の内部導体13a,14aの先端は、測定用のプローブとなっており、それぞれマニピュレータ15,16で被測定物30の任意の電極に接触できるようになっている。
【0015】
また、同軸ケーブル13,14の外部導体13b,14bは、シールドケース11に接続されている。更に、同軸ケーブル13,14の他端はシールドケース11の外に引き出され、それぞれ測定回路20と接地電位GNDに接続されている。
【0016】
図3(b)は、測定時における被測定物30と同軸ケーブル13,14の接続状態を示すものである。例えば、この被測定物30は、シリコン基板31上に絶縁層32を介して下部電極33が形成され、この下部電極33上に絶縁膜34を介して測定電極35が形成されている。下部電極33の表面には、同軸ケーブル13の内部導体13aの先端が接触され、この同軸ケーブル13の他端が測定回路20に接続されている。また、測定電極35の表面には、同軸ケーブル14の内部導体14aの先端が接触され、その他端が接地電位GNDに接続されるようになっている。
【0017】
図3(c)は、容量測定回路の構成図である。被測定物30の測定電極35は、同軸ケーブル14を介して接地電位GNDに接続される。一方、被測定物30の下部電極33は、同軸ケーブル13の内部導体13aを介して測定回路20に導かれ、演算増幅器21の反転入力端子に接続されている。演算増幅器21の出力側は、出力端子22に接続されると共に、帰還抵抗23を介して反転入力端子に接続されている。
【0018】
また、同軸ケーブル13の外部導体13bは、接地電位GNDからは浮いた状態で、演算増幅器21の非反転入力端子に接続されている。更に、演算増幅器21の非反転入力端子には、交流信号発生器24が接続されている。
【0019】
このような構成により、シールドケース11、ステージ12の導電性部分、マニピュレータ15,16の導電性部分、シリコン基板31の裏面等、プローバ10の導電性部分が、演算増幅器21の非反転入力端子に接続される。一方、演算増幅器21の反転入力端子には、同軸ケーブル13を介して被測定容量Cxの一方の電極である下部電極33が接続される。そして、被測定容量Cxの他方の電極である測定電極35が、同軸ケーブル14を介して接地電位GNDに接続される。
【0020】
演算増幅器21には帰還抵抗23を介して負帰還がかかっており、しかも、その開ループ利得は無限大に近いので、この演算増幅器21の入力側はイマジナリ・ショートの状態となって、反転入力端子と非反転入力端子の間の電位差は実質的にゼロである。ここで、交流信号発生器24から演算増幅器21の非反転入力端子に、電圧Vi、角周波数ωの交流信号を印加した場合、出力端子22に出力される出力電圧Voは、帰還抵抗23の抵抗値をRfとして、次の(1)式のようになる。
Vo=Vi(1+jωRf・Cx)・・・(1)
【0021】
従って、出力電圧Voを測定することにより、(1)式から被測定容量Cxを算出することができる。
【0022】
ここで留意すべきことは、演算増幅器21はイマジナリ・ショートの状態にあるので、シールドケース11内に形成される寄生容量のような、等価的に同軸ケーブル13の内部導体13aと外部導体13bの間に形成されると見なされる浮遊容量がキャンセルされることである。これにより、fFレベルの微小容量も測定が可能になる。
【0023】
以上述べたような微小容量測定システムにより、fFレベルの微小容量の測定が可能になるので、図2のゲート容量測定用レイアウトパターンに代えて、トランジスタを実際の寸法で形成したレイアウトパターンを用いて、そのゲート容量を測定することが可能になる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
【0025】
しかしながら、従来のゲート容量測定用レイアウトパターンでは、次のような課題があった。
【0026】
即ち、図2において、トランジスタ1の寸法を実際のトランジスタの寸法に合わせて微細化することは可能である。しかし、トランジスタの電極間の静電容量を測定するために設ける測定用のパッド3d,3g等の寸法は、測定器側の物理的な制約により、小さくすることができない。このため、図2におけるトランジスタ1の部分のみを微細化すると、トランジスタの電極間の静電容量に比べて、パッド間の静電容量、即ち寄生容量が桁外れに大きくなってしまい、このトランジスタの電極間の正確な静電容量を測定することが不可能である。
【0027】
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、原寸大のパターンを用いて、トランジスタのゲート電極等の静電容量を正確に測定することができる、ゲート容量測定用レイアウトパターンを提供するものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
【0029】
前記課題を解決するために、例えば、本発明の内の第1の発明は、トランジスタのシミュレーションに必要なパラメータを実測によって得るためのゲート容量測定用レイアウトパターンを次のように構成している。
即ち、このゲート容量測定用レイアウトパターンは、集積回路中に形成されるトランジスタとほぼ同じ寸法及び形状で半導体基板上に形成されたゲート領域を含む複数の電極領域を有するデバイスパターンと、前記デバイスパターンが形成された前記半導体基板の表面に第1の絶縁層を介して形成され、該デバイスパターンの各電極領域を測定器に接続するために引き出す引き出しメタル配線と、前記引き出しメタル配線の周囲を囲むように前記第1の絶縁層の上に該引き出しメタル配線と同一工程で形成されたガード電極と、前記引き出しメタル配線及び前記ガード電極が形成された前記半導体基板の表面に第2の絶縁層を介して形成され、該引き出しメタル配線を測定器に接続するための複数の第1の端子と、前記第1の端子の周囲を囲むように前記第2の絶縁層の上に該第1の端子と同一工程で形成され、前記ガード電極と電気的に接続された導電体からなるガードリングと、前記ガード電極を前記測定器に接続するために前記第2の絶縁層の上に前記第1の端子と同一工程で形成された第2の端子とを備えている。
【0030】
本発明によれば、以上のようにゲート容量測定用レイアウトパターンを構成したので、次のような作用が行われる。
【0031】
例えば、半導体基板上に、MOSトランジスタ等のデバイスパターンが形成される。そして、MOSトランジスタのゲート電極やドレイン電極等は引き出しメタル配線等を介してそれぞれの第1の端子に接続される。更に、これらの第1の端子の周囲には導電体からなるガードリングが形成される。そして、ガードリングは、測定器に接続するための第2の端子に接続される。従って、寄生容量をキャンセルするためのガード端子を備えた微小容量測定システムを使用して、ゲート容量測定用レイアウトパターンの第2の端子をこのガード端子に接続し、2つの第1の端子の間の静電容量を測定することにより、MOSトランジスタのゲート容量等を精度良く実測することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
【0033】
(第1の実施形態)
【0034】
図1(a),(b)は、本発明の第1の実施形態を示すゲート容量測定用レイアウトパターンの平面図であり、同図(a)は測定器接続用のパッドが形成された最上層の金属パターン、及び同図(b)はトランジスタの表面に絶縁層を介して形成された最下層の配線パターンを示している。
【0035】
このレイアウトパターンは、シリコン基板上に形成されるもので、図1(b)に示すように、ほぼ原寸大に形成されたトランジスタ40を有している。トランジスタ40は図示しない半導体ウエルの中に設けられ、ドレイン領域41、ソース領域42及びゲート領域43で構成されている。トランジスタ40が形成されたシリコン基板の表面には、図示しない絶縁層を介して、金属膜による最下層の配線パターン50が形成されている。
【0036】
配線パターン50は、ドレイン電極用の引き出しメタル51とパッド部51p、ソース電極用の引き出しメタル52とパッド部52pと、ゲート電極用の引き出しメタル53とパッド部53p、及びウエル用の引き出しメタル54とパッド部54pを有している。トランジスタ40のドレイン領域41と引き出しメタル51、ソース領域42と引き出しメタル52、ゲート領域43と引き出しメタル53、及びウエルと引き出しメタル54の間は、それぞれ図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。
【0037】
配線パターン50は、更にガード電極55とパッド部55pを有している。ガード電極55とパッド部55pは連続したパターンとなっており、このガード電極55は、ゲート電極用の引き出しメタル53とパッド部53pの周囲を囲むように形成されている。更に、ガード電極55は、引き出しメタル51〜54及びパッド部51p〜54pと接触しないように、これらと同一平面上の空き領域を覆うように形成されている。
【0038】
パッド部51p〜55pの寸法及び配置は、トランジスタ40の寸法とは関係なく、測定器のプローブの寸法を考慮して決められている。例えば、パッド部51p,53pは、1辺の長さが50μmの正方形であり、このパッド部51p,53p間の距離は50μmとなっている。
【0039】
これらの引き出しメタル51〜54、ガード電極55、及びパッド部55pから成る配線パターン50は、同一の工程で同時に形成されている。配線パターン50の上には、図示しない絶縁層を介して、最上層の金属パターン60が形成されている。
【0040】
金属パターン60は、図1(a)に示すように、配線パターン50のパッド部51p〜55pに対応するパッド61〜65を有している。更に、各パッド61〜64の周囲には、それぞれパッド61〜64を囲むように、ガードリング61g〜64gが形成されている。
【0041】
対応するパッド61〜65とパッド部51p〜55pとの間は、それぞれ図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。また、ガードリング61g〜64gとガード電極55との間は、要所要所に設けられた図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。
【0042】
これらのパッド61〜65とガードリング61g〜64gから成る金属パターン60は、同一の工程で同時に形成されている。
【0043】
このようなゲート容量測定用レイアウトパターンを用いて、測定対象のトランジスタ40のゲート容量を測定する場合、このレイアウトパターンが形成されたシリコン基板を、図3の微小容量測定システムのプローバ10内のステージ12上に搭載する。そして、ガード電極55に対応するパッド65をシールドケース11に電気的に接続する。また、ゲート領域42に対応するパッド63に、同軸ケーブル14の内部導体14aを接触させると共に、例えばドレイン領域41に対応するパッド61に、同軸ケーブル13の内部導体13aを接触させ、この間の静電容量を測定する。
【0044】
前述したように、図3の微小容量測定システムでは、同軸ケーブル13の内部導体13aと外部導体13bの間の静電容量はキャンセルされる。従って、このゲート容量測定用レイアウトパターンにおいては、ドレイン領域41とガード電極55との間の寄生容量がキャンセルされる。これにより、トランジスタ40のドレイン領域41とゲート領域43間の、正味の静電容量を測定することができる。
【0045】
以上のように、この第1の実施形態のゲート容量測定用レイアウトパターンは、測定対象となるトランジスタ40のゲート領域43に接続された引き出しメタル53及びパッド部53pの周囲を囲むように形成されたガード電極55と、測定器を接続するための各パッド61〜64の周囲を囲むように形成されたガードリング61g〜64gを有している。従って、例えば図3の微小容量測定システムを用いてゲート容量を測定した場合、寄生容量に影響されずに極めて小さなゲート容量を正確に測定することができる。これにより、原寸大のトランジスタの電極間の静電容量を精度良く測定することができるという利点がある。
【0046】
(第2の実施形態)
【0047】
図4(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態を示すゲート容量測定用レイアウトパターンの平面図である。このレイアウトパターンは、最上層の金属パターンと最下層の配線パターンとの間に、第2の配線パターンを備えている。
図4(a)は、測定器接続用のパッドが形成された最上層の金属パターン、同図(c)は、トランジスタの表面に絶縁層を介して形成されたる最下層の配線パターン、及び同図(b)は、最上層の金属パターンと最下層の配線パターンの間に絶縁層を介して形成された第2の配線パターンを示している。
【0048】
このレイアウトパターンは、シリコン基板上に形成されるもので、図4(c)に示すように、ほぼ原寸大に形成されたトランジスタ40を有している。トランジスタ40は図示しない半導体ウエルの中に設けられ、ドレイン領域41、ソース領域42及びゲート領域43で構成されている。トランジスタ40が形成されたシリコン基板の表面には、図示しない絶縁層を介して金属膜による最下層の配線パターン70が形成されている。
【0049】
配線パターン70は、ドレイン電極用の引き出しメタル71とパッド部71p、ソース電極用の引き出しメタル72とパッド部72p、及びメタル75a,75bを有している。トランジスタ40のドレイン領域41と引き出しメタル71、及びソース領域42と引き出しメタル72の間は、それぞれ図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。
【0050】
配線パターン70は、更にガード電極75とパッド部75pを有している。ガード電極75とパッド部75pは連続したパターンで構成され、このガード電極75は、引き出しメタル71,72及びパッド部71p,72pと接触しないように、これらと同一平面上の空き領域を覆うように形成されている。
【0051】
また、ガード電極75中に窓を明けて設けられたメタル75a,75bは、それぞれトランジスタ40のゲート領域43と図示しないウエルに、スルーホールを介してコンタクトメタルで電気的に接続されている。そして、配線パターン70の上には、図示しない絶縁層を介して、第2の配線パターン80が形成されている。
【0052】
配線パターン80は、図4(b)に示すように、ゲート電極用の引き出しメタル83とパッド部83p、及びウエル用の引き出しメタル84とパッド部84pを有している。メタル75aと引き出しメタル83、及びメタル75bと引き出しメタル84の間は、それぞれ図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。なお、メタル75aとメタル83の間、及びメタル75bとメタル83の間は、層間の絶縁層によって隔てられている。
【0053】
更に、配線パターン80は、配線パターン70のパッド部71p,72p,75pに対応したパッド部81p,82p,85pを有している。また、パッド部81p〜84pの周囲には、それぞれガードリング81g〜84gが形成されている。
【0054】
パッド部81p,82pとこれに対応する配線パターン70側のパッド部71p,72pとの間は、それぞれ図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。また、ガードリング81g〜84gとガード電極75との間は、要所要所に設けられた図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。配線パターン80の上には、図示しない絶縁層を介して、最上層の金属パターン90が形成されている。
【0055】
金属パターン90は、図4(a)に示すように、配線パターン80のパッド部81p〜85pに対応するパッド91〜95を有している。更に、各パッド91〜94の周囲には、それぞれパッド91〜94を囲むように、ガードリング91g〜94gが形成されている。
【0056】
パッド91〜95とこれに対応する配線パターン80側のパッド部81p〜85pとの間は、それぞれ図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルで電気的に接続されている。また、ガードリング91gと81g、92gと82g、93gと83g、及び94gと84gの間は、それぞれ要所要所に設けられた図示しないスルーホールを介して、コンタクトメタルによって電気的に接続されている。
【0057】
このようなゲート容量測定用レイアウトパターンを用いて、測定対象のトランジスタ40のゲート容量を測定する場合、このレイアウトパターンが形成されたシリコン基板を、図3の微小容量測定システムのプローバ10内のステージ12上に搭載する。そして、ガード電極に対応するパッド95をシールドボックス11に電気的に接続する。また、ゲート領域43に対応するパッド93に、同軸ケーブル14の内部導体14aを接触させると共に、例えばドレイン領域41に対応するパッド91に、同軸ケーブル13の内部導体13aを接触させて、この間の静電容量を測定する。
【0058】
前述したように、図3の微小容量測定システムでは、同軸ケーブル13の内部導体13aと外部導体13bの間の静電容量はキャンセルされる。従って、このゲート容量測定用レイアウトパターンにおいては、ドレイン領域41とガード電極75及びガードリング81g〜84g,91g〜94gとの間の寄生容量がキャンセルされる。これにより、トランジスタ40のドレイン領域41とゲート領域43間の、正味の静電容量を測定することができる。
【0059】
以上のように、この第2の実施形態のゲート容量測定用レイアウトパターンは、測定対象となるトランジスタ40のゲート領域43に接続された引き出しメタル83、パッド部83p及びパッド93の周囲を囲むように形成されたガード電極75と、測定器を接続するため各パッド81p〜84p,91〜94の周囲を囲むように形成されたガードリング81g〜84g,91g〜94gとを有している。従って、多層の配線パターンを有する場合にも、第1の実施形態と同様の利点がある。
【0060】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
【0061】
(a) 図1に1層の配線パターンを有するレイアウトを、図4に2層の配線パターンを有するレイアウトを例示したが、更に複数の配線パターンを有するレイアウトにも同様に適用可能である。
【0062】
(b) トランジスタのゲート容量を実測するためのレイアウトパターンについて説明したが、トランジスタに限らず、その他の微小容量の実測に適用することもできる。
【0063】
(c) ガード電極等のパターンの形状、寸法及び配置は、例示したものに限定されない。
【0064】
(d) レイアウトパターンでの容量測定は、パッド61,63の間に限定されない。任意のパッド間の容量を測定することができる。
【0065】
(e) レイアウトパターンでの容量測定には、図3の微小容量測定システムを使用しているが、ガード電極によって寄生容量をキャンセルして測定することができる測定器であれば、どのような測定器を使用しても良い。
【0066】
【発明の効果】
【0067】
以上詳細に説明したように、発明によれば、実際の集積回路中に形成されるトランジスタとほぼ同じ寸法及び形状で半導体基板上に形成されたゲート領域を含む複数の電極領域を有するデバイスパターンに接続された複数の第1の端子には、その周囲を囲むように配置された導電体のガードリングが設けられ、更に、このガードリングは第2の端子に接続されている。これにより、寄生容量をキャンセルするためのガード端子を備えた微小容量測定システムを使用して、原寸大の素子の電極領域間の微小容量を精度良く測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すゲート容量測定用レイアウトパターンの平面図である。
【図2】従来のゲート容量測定用レイアウトパターンの一例を示す平面図である。
【図3】微小容量測定システムの説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すゲート容量測定用レイアウトパターンの平面図である。
【符号の説明】
40 トランジスタ
51〜54,71,72,83,84 引き出しメタル
51p〜55p,71p,72p,75p,81p〜85p パッド部
55,75 ガード電極
61〜65,91〜95 パッド
61g〜64g,81g,82g,91g〜94g ガードリング

Claims (2)

  1. トランジスタのシミュレーションに必要なパラメータを実測によって得るためのゲート容量測定用レイアウトパターンであって、
    集積回路中に形成されるトランジスタとほぼ同じ寸法及び形状で半導体基板上に形成されたゲート領域を含む複数の電極領域を有するデバイスパターンと、
    前記デバイスパターンが形成された前記半導体基板の表面に第1の絶縁層を介して形成され、該デバイスパターンの各電極領域を測定器に接続するために引き出す引き出しメタル配線と、
    前記引き出しメタル配線の周囲を囲むように前記第1の絶縁層の上に該引き出しメタル配線と同一工程で形成されたガード電極と、
    前記引き出しメタル配線及び前記ガード電極が形成された前記半導体基板の表面に第2の絶縁層を介して形成され、該引き出しメタル配線を測定器に接続するための複数の第1の端子と、
    前記第1の端子の周囲を囲むように前記第2の絶縁層の上に該第1の端子と同一工程で形成され、前記ガード電極と電気的に接続された導電体からなるガードリングと、
    前記ガード電極を前記測定器に接続するために前記第2の絶縁層の上に前記第1の端子と同一工程で形成された第2の端子とを、
    備えたことを特徴とするゲート容量測定用レイアウトパターン。
  2. トランジスタのシミュレーションに必要なパラメータを実測によって得るためのゲート容量測定用レイアウトパターンであって、
    集積回路中に形成されるトランジスタとほぼ同じ寸法及び形状で半導体基板上に形成されたゲート領域を含む複数の電極領域を有するデバイスパターンと、
    前記デバイスパターンが形成された前記半導体基板の表面に第1の絶縁層を介して形成され、該デバイスパターンの一部の電極領域を測定器に接続するために引き出す第1の引き出しメタル配線と、
    前記第1の引き出しメタル配線の周囲を囲むように前記第1の絶縁層の上に該第1の引き出しメタル配線と同一工程で形成されたガード電極と、
    前記第1の引き出しメタル配線及び前記ガード電極が形成された前記半導体基板の表面に第2の絶縁層を介して形成され、前記デバイスパターンの他の電極領域を測定器に接続するために引き出す第2の引き出しメタル配線と、
    前記第2の引き出しメタル配線が形成された前記半導体基板の表面に第3の絶縁層を介して形成され、前記第1及び第2の引き出しメタル配線を測定器に接続するための複数の第1の端子と、
    前記第1の端子の周囲を囲むように前記第3の絶縁層の上に該第1の端子と同一工程で形成され、前記ガード電極と電気的に接続された導電体からなるガードリングと、
    前記ガード電極を前記測定器に接続するために前記第3の絶縁層の上に前記第1の端子と同一工程で形成され、該ガード電極と電気的に接続された第2の端子とを、
    備えたことを特徴とするゲート容量測定用レイアウトパターン。
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