JPH09177350A - 片持ち式駐車装置 - Google Patents

片持ち式駐車装置

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JPH09177350A
JPH09177350A JP35136695A JP35136695A JPH09177350A JP H09177350 A JPH09177350 A JP H09177350A JP 35136695 A JP35136695 A JP 35136695A JP 35136695 A JP35136695 A JP 35136695A JP H09177350 A JPH09177350 A JP H09177350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品で安価に開発でき、車載台の揺れ
を防止でき、安全に車両を昇降でき、修理作業や部品の
取り替え作業を能率的に行える片持ち式駐車場を提供す
る。 【解決手段】 1本の四角筒のポスト10が立設されてお
り、このポスト10の前面には長手方向に沿って溝状開口
部13が形成されており、このポスト10の上端には巻き上
げ装置3が取り付けられており、この巻き上げ装置3に
は索状4を介して車載台支持機構30が、前記ポスト10の
中空部分を上下に昇降自在に取り付けられており、ポス
ト10の溝状開口部13の位置で、車両が載置される車載台
20が車載台支持機構30に連結されており、さらに、ポス
ト10の上部には車載台掛止機構40が設けられており、常
時退避位置に退避しており、用時には掛止位置に移動し
車載台支持機構30を掛止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片持ち式駐車装置
に関する。さらに詳しくは、車両を載せた車載台を床面
から上昇させ、その空いた場所に、別の車両を駐車させ
る片持ち式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一定の面積の土地にできるだけ多くの車
両を駐車または格納させるために、車両を地面に駐車さ
せるだけではなく、上下方向に車両を並べて駐車させる
駐車装置が開発されている。一般に従来の駐車装置は、
車両の幅より広い間隔をもって2本のポストが立設され
ており、この2本のポストの間に車両を載せるための車
載台が、ポストに沿って上下に昇降自在に取り付けられ
たものである(例えば、特開昭51-53380号の駐車装
置)。したがって、この従来の駐車装置を使用するに
は、まず、車載台を地面と同じ高さの下位位置に下降さ
せておき、車載台に車両を載せる。つぎに、この車両を
載せた車載台をポストに沿って車両の高さより高い位
置、すなわち上位位置まで上昇させると、前記2本のポ
ストの間における車載台と地面との間には、車両を駐車
させるための空間ができる。この空間に別の車両を駐車
すれば、車両1台分の面積の土地に、複数の車両を上下
方向に並べて駐車させることができる。車両を載せた車
載台をその両側の2本のポストで支持しながら昇降させ
るので、揺れを少なくさせ安定した状態で、車載台を上
下に昇降させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の駐車
場は、車載台の両側に少なくとも各1本づつのポストが
必要であり、ポストのそれぞれについて、車載台を支持
する機構および車載台を昇降させる機構などが必要なの
で、各機構を構成するための部品数が多く、全体として
開発コストが高いという問題がある。また、ポストに
は、車載台を昇降させるローラやチェーンなどの摺動部
品が剥き出しのまま取り付けられており、手や指などが
前記摺動部品に引き込まれやすく、危険であるという問
題がある。さらに、車載台に車両を載置し、複数の車両
を上下方向に並べて駐車した状態で、巻き上げ装置のブ
レーキが故障したり、チェーンやワイヤが破損して取り
替える場合には、必ず車載台を地面と同じ高さの下位位
置まで一旦下降させている。そして、修理や取り替え作
業が終わると、再び前記車載台を上位位置まで上昇させ
て2台の車を駐車させている。すなわち、必ず前記車載
台を下位位置に下降させないと、ブレーキの修理および
チェーンやワイヤの取り替えができないので、修理作業
や部品の取り替え作業に非常に手間がかかるという問題
がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、少ない部品で
安価に開発でき、車載台の揺れを防止でき、安全に車両
を昇降でき、修理作業や部品の取り替え作業を安全に能
率的に行える片持ち式駐車場を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の片持ち式駐車
装置は、1本の立設された四角筒であって、前面に長手
方向に沿って溝状開口部が形成されたポストと、該ポス
トの上端部に取り付けられた巻き上げ装置と、該巻き上
げ装置によって、前記ポストの中空部分を上下に昇降し
うる車載台支持機構と、前記ポストの溝状開口部の位置
で前記車載台支持機構に連結され、車両が載置される車
載台からなることを特徴とする。請求項2の片持ち式駐
車装置は、前記車載台支持機構が、前記巻き上げ装置に
よって上下に昇降しうる支持体と、該支持体の上部にお
ける前端部に、垂直面内で回転自在に取り付けられ、前
記ポストの前面内壁に当接して転動する前支持ローラ
と、該支持体の下部における後端部に、垂直面内で回転
自在に取り付けられ、前記ポストの背面内壁に当接して
転動する後支持ローラとからなることを特徴とする。請
求項3の片持ち式駐車装置は、前記支持体の上部におけ
る後端部と、前記支持体の下部における前端部とに、垂
直面内で回転自在に側支持ローラがそれぞれ取り付けら
れ、前記ポストの側内壁にそれぞれの側支持ローラが当
接して転動することを特徴とする。請求項4の片持ち式
駐車装置は、前記ポストの上部に車載台掛止機構が設け
られ、常時退避し、用時には前記車載台支持機構を掛止
することを特徴とする。請求項5の片持ち式駐車装置
は、前記支持体に下向きに鈎部が形成されており、前記
ポストの上部にストッパ出入孔が形成されており、前記
車載台掛止機構が、前部において上向きに鈎部が形成さ
れ、該鈎部が前記ポストのストッパ出入孔に進退自在に
取り付けられたストッパ本体と、該ストッパ本体に機構
的に取り付けられたレバーとからなり、前記ストッパ本
体の鈎部は前記ストッパ出入孔から常時退避しており、
用時には前記レバーを人為的に移動させることによっ
て、前記ストッパ出入孔に進入し、前記支持体の鈎部と
掛合しうる位置に移動することを特徴とする。請求項6
の片持ち式駐車装置は、前記ポストの溝状開口部に、左
右一対の弾力のある安全カーテンが前記溝状開口部に沿
って取り付けられ、前記安全カーテンは常時前記溝状開
口部を閉幕しており、前記車載台支持機構と前記車載台
との連結部分のみ開幕しうることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の片持ち式駐車装置の
一実施形態に係わる概略斜視図、図2は同側面図、図3
は同正面図である。図1〜3に示すように、本実施形態
の片持ち式駐車装置は、1本の四角筒のポスト10が立設
されており、このポスト10には車両を載せるための車載
台20がポスト10に沿って上下に昇降自在に取り付けられ
ており、片側の1本のポスト10だけで車載台20を支持し
昇降させうることが特徴である。前記車載台20には車載
台支持機構30が連結されており、この車載台支持機構30
は前記ポスト10の中空部分に昇降自在に取り付けられて
いる。前記ポスト10の上端部には、巻き上げ装置3が取
り付けられており、この巻き上げ装置3には索状4を介
して前記車載台支持機構30が上下に昇降自在に取り付け
られている。さらに、ポスト10の上部における背面に
は、車載台掛止機構40が設けられており、この車載台掛
止機構40は常時退避しており、用時には車載台支持機構
30とともに車載台20を掛止するものである。
【0007】図6は、車載台支持機構30の平面図であ
る。図1および図3、図6に示すように、ポスト10は、
前面に長手方向に沿って溝状開口部13が形成されたポス
ト本体11が立設されており、このポスト本体11の溝状開
口部13に左右一対の弾力のあるゴム製の安全カーテン12
が設けられているものである。このため、ポスト本体11
の溝状開口部13に手や指を引き込まれないが詳細は後述
する。なお、安全カーテン12はゴム製だけでなく、弾力
のあるものであればよく、その材料は種々採択されう
る。
【0008】図1〜3に示すように、車載台20は、車両
を載せるためのものであって、公知の車載台をとくに制
限なく用いることができ、本実施形態では、前後に2本
の置台が並設されているものであるが、例えば1枚もの
の平板の車載プレートなどであってもよく、この場合、
車載台20を簡単に組立てることができる。なお、車載台
20への車両が進入する方向は、図中では右側から進入す
るようになっているが、左右どちらからであってもよ
く、その進入方向は限定されない。
【0009】巻き上げ装置3は、ポスト10の上端部の保
護ボックス2に内装されており、索状4が巻き付けられ
ており、この索状4の先端には、車載台支持機構30が連
結されている。本実施形態の巻き上げ装置3は電動式で
あるが、例えば油圧式であってもよく、索状4を巻き取
って車載台支持機構30や車載台20などを昇降させる機動
力を有しておれば、種々の動力源を採択しうる。また、
この巻き上げ装置3は正逆転可能で、この巻き上げ装置
3を正転させ索状4を巻き取ると、索状4に張力が生
じ、前記車載台支持機構30は車載台20とともに上昇し、
巻き上げ装置3を逆転させると、車載台支持機構30は車
載台20とともに下降するものである。なお、索状4はチ
ェーンやワイヤなど十分な強度を有しておればよく、公
知の索状をとくに制限なく用いうる。
【0010】図4は車載台支持機構30の側面図、図5は
同背面図、図6は平面図である。図4〜6に示すよう
に、車載台支持機構30は、側面視Z形の支持体31がポス
ト10のポスト本体11の中空部分に昇降自在に設けられ、
この支持体31の上部における前端部には、左右一対の前
支持ローラ32が垂直面内で回転自在に取り付けられてお
り、この前支持ローラ32は前記ポスト本体11の前面内壁
に当接して転動するものである。かつ、この支持体31の
下部における後端部には、左右一対の後支持ローラ33が
垂直面内で回転自在に取り付けられており、この後支持
ローラ33は前記ポスト本体11の背面内壁に当接して転動
するものである。前記支持体31の頂部には、前記巻き上
げ装置3の索状4が取り付けられている。この構成によ
り、巻き上げ装置3を正転させて車載台支持機構30の支
持体31を上昇させたり、巻き上げ装置3を逆転させて支
持体31を下降させたりすると、前支持ローラ32はポスト
本体11の前面内壁に当接しているので支持体31の前傾を
防止し、かつ後支持ローラ33はポスト本体11の背面内壁
に当接しているので支持体31の後傾をも防止する。ま
た、前支持ローラ32および後支持ローラ33は、ポスト本
体11の内壁に沿って転動しながら昇降するので、車載台
支持機構30を車載台20とともにスムーズに昇降動作させ
ることができる。つまり、1本のポスト10で車載台20を
支持する片持ち式であるにもかかわらず、車載台20の前
後の揺れを防止でき、スムーズに車載台支持機構30を上
下に昇降させることができるという効果を奏する。
【0011】また、前記支持体31の上部における後端部
には、左右一対の側支持ローラ34uが垂直面内で回転自
在に取り付けられており、この支持体31の下部における
前端部には、左右一対の側支持ローラ34dが垂直面内で
回転自在に取り付けられている。この構成により、車載
台支持機構30を上下に昇降させると、前記側支持ローラ
34uおよび側支持ローラ34dはポスト本体11の側面内壁
に当接しているので支持体31の横傾および左右の揺れを
防止する。また、側支持ローラ34u、34dはポスト本体
11の内壁に沿って転動しながら昇降するので、車載台支
持機構30をスムーズに動作させることができる。つま
り、1本のポスト10で車載台20を支持する片持ち式であ
るにもかかわらず、車載台20の左右の揺れを防止でき、
スムーズに車載台支持機構30を上下に昇降させることが
できるという効果を奏する。
【0012】さらに、前記支持体31の背部には、下向き
に鈎部35が形成されているが、詳細は後述する。
【0013】図7は車載台掛止機構40の側面図、図8は
車載台掛止機構40の背面図、図9は車載台掛止機構40の
動作説明図である。図7〜8に示すように、車載台掛止
機構40は、ポスト本体11の背面に安全枠41が取り付けら
れており、この安全枠41の内部に、側面視L字状のスト
ッパ本体42が前後に揺動自在に取り付けられている。こ
の側面視L字状のストッパ本体42の前方における先端部
には上向きに鈎部50が形成されており、この鈎部50は前
記車載台支持機構30の鈎部35と掛合するものである。そ
して、前記ポスト本体11の背面であって、ストッパ本体
42が前進する位置には、ストッパ出入孔14が形成されて
いる。前記安全枠41の両側壁には枢軸44が架けて取り付
けられており、この枢軸44にはストッパ本体42が前後に
揺動自在に取り付けられており、このストッパ本体42の
中間より略上部にはピン43が固着されている。他方、前
記安全枠41の内側面には回転軸46が垂直面内で回転自在
に取り付けられており、この回転軸46には、中間部で屈
曲された側面視く字状のレバー45が内側を上向きにし
て、レバー45の屈曲部分に固着されている。このレバー
45の内側における上端部は、前記ストッパ本体42のピン
43に当接する位置に配設されており、このレバー45の下
端部には索状47が取り付けられている。図示していない
が、この索状47の下端にはスイッチレバーが取り付けら
れており、このスイッチレバーを人為的に入切すること
により、前記レバー45の下端を上下に揺動させるととも
に、レバー45の上端を前後に揺動させることができる。
【0014】上記のごとき構成により、図9に示すよう
に、スイッチレバーを入れ索状47を下方へ引くと、レバ
ー45の下端部が下方に移動するとともに、レバー45の上
端部が後方へ移動する。このため、このレバー45の上端
がピン43を後方へ押して移動させるので、ストッパ本体
42は枢軸44を中心にして後方に揺動しながら移動し、ス
トッパ出入孔14から抜け出して、図7の実線で示す退避
位置に移動する。もし、スイッチレバーをきて索状47の
張力をなくした場合には、レバー45の下端部が上方に移
動するとともに、レバー45の上端部は前方へ移動する。
このため、ストッパ本体42の自重によって、ストッパ本
体42はピン43とともに枢軸44を中心にして前方に揺動し
ながら移動し、ストッパ出入孔14に進入して、図7の2
点鎖線で示す掛合位置に移動する。このストッパ本体42
は、常時、前記退避位置に退避しており、用時には、前
記掛合位置に移動されるものである。
【0015】なお、本実施形態ではストッパ本体42を前
後に移動させるために、ピン43、レバー45、回転軸46の
部品を組み合わせて機構的に連結しているが、これらの
部品だけでなく、例えばスプリングをストッパ本体42と
ポスト本体11との間に介装させて連結してもよく、スト
ッパ本体42を前後に揺動させる機構であれば、種々の部
品を採択しうる。
【0016】上記のごとき構成によって、本実施形態の
片持ち式駐車装置は以下のように動作する。図10は本
実施形態の片持ち式駐車装置の動作説明図であって、
(A)は車載台支持機構30の支持体31が下位位置に移動
した状態、(B)は車載台支持機構30の支持体31が上位
位置に移動した状態を示しており、図11は本実施形態
の片持ち式駐車装置の動作説明図である。まず、車載台
20に車両を載置させるために、巻き上げ装置3によっ
て、車載台支持機構30とともに車載台20を地面と同じ高
さの下位位置に下降させておく。この状態では、図10
(A)に示すように、車載台支持機構30と車載台20との
連結部分も、前記下位位置にあって、ポスト10の安全カ
ーテン12はこの連結部分のみ開幕しており、この連結部
分以外では安全カーテン12は閉幕している。このため、
ポスト10の中空部分に格納されているローラやチェーン
などの摺動部分に手や指が引き込まれず、安全である。
他方、車載台掛止機構40のストッパ本体42を退避位置に
移動させておき、しかる後、車両を車載台20に載置させ
る。
【0017】つぎに、巻き上げ装置3を正転させ、索状
4を巻き取っていくと、車載台支持機構30は車載台20と
ともに、ポスト10のポスト本体11に沿って上昇する。こ
の車載台支持機構30の前支持ローラ32や後支持ローラ3
3、側支持ローラ34u 、34d は、ポスト本体11の内壁に
沿って転動しながら上昇するので、車載台支持機構30の
前後・左右の揺れは少なく、スムーズにポスト10のポス
ト本体11に沿って上昇する。
【0018】図11に示すように、車両の高さより高い
上位位置で車載台20を停止させると、車載台20と地面と
の間には、車両m1を駐車させるための空間ができる。
この空間に別の車両m2を駐車すれば、車両1台分の面
積の土地に、上下方向に2段に車両m1、m2を駐車さ
せることができる。この状態では、図10(B)に示す
ように、車載台支持機構30と車載台20との連結部分は、
前記上位位置にあって、ポスト10の安全カーテン12がこ
の連結部分のみ開幕しており、この連結部分以外では安
全カーテン12が閉幕している。車載台20と車載台支持機
構30は、前記下位位置や前記上位位置だけでなく、下位
位置から上位位置ならびに上位位置から下位位置への移
動中であっても、車載台20と車載台支持機構30との連結
部分以外では安全カーテン12が閉幕しているので、手や
指がポスト10の内部のローラやチェーンなどの前記摺動
部品に引き込まれるのを防止できる。
【0019】車載台20に載置されている車両m1を出庫
させるには、まず、車両m2を車載台20の下方から外部
へ移動させる。つぎに、巻き上げ装置3を逆転させる
と、車載台20は車載台支持機構30とともに、ポスト本体
11に沿って下降する。この車載台支持機構30の前支持ロ
ーラ32や後支持ローラ33、側支持ローラ34u 、34d は、
ポスト本体11の内壁に沿って転動しながら下降するの
で、車載台支持機構30の前後・左右の揺れは少なく、ス
ムーズにポスト10のポスト本体11に沿って下降する。車
載台支持機構30は車載台20とともに、前記下位位置で停
止させて、しかる後、車両m1を出庫させる。
【0020】もし、車載台支持機構30が上位位置に固定
されたままで、巻き上げ装置3のブレーキの故障を修理
したり、索状4などを取り替えたりする場合には、車載
台掛止機構40のストッパ本体42を掛止位置に移動させ、
車載台支持機構30を掛止すればよい。ストッパ本体42を
掛止位置に移動させるには、まず車載台掛止機構40の索
状47の張力をなくせば、レバー45の下端は上方に移動
し、レバー45の上端は前方へ移動する。このため、スト
ッパ本体42の自重によって、ストッパ本体42はピン43と
ともに枢軸44を中心にして前方に揺動しながら移動し、
ストッパ出入孔14に進入して、図9の2点鎖線で示す掛
合位置に移動する。他方、車載台支持機構30を、図9の
実線の位置から2点鎖線の位置へ移動させると、車載台
支持機構30の鈎部35とストッパ本体42の鈎部50が掛合
し、ストッパ本体42が車載台支持機構30を掛止すること
ができる。一旦、車載台支持機構30の鈎部35とストッパ
本体42の鈎部50とを掛合させると、再び車載台支持機構
30を上昇させて、この掛合を外さない限り、ストッパ本
体42を退避位置に移動させることはできない。このた
め、車両を車載台20に載せ、車載台支持機構30を 前記
上位位置に固定させたまま、巻き上げ装置3の索状4を
緩めても、車載台20は下方へ落下しないので、ブレーキ
の故障の修理や、チェーンなどの取り替え作業を安全に
能率良く行わせることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の片持ち式駐車装置によれば、
車載台が車載台支持機構を介してポストの溝状開口部を
上下に昇降されるので、車両を車載台に載置し、ポスト
の上位位置で固定しておけば、車載台の下方に別の車両
を格納させることができ、1台分の面積であっても複数
台の車両を格納することができる。請求項2の片持ち式
駐車装置によれば、片持ち式であるにもかかわらず、車
載台の前後の揺れを防止でき、スムーズに車載台支持機
構を上下に昇降させることができる。請求項3の片持ち
式駐車装置によれば、片持ち式であるにもかかわらず、
車載台の左右の揺れを防止でき、スムーズに車載台支持
機構を上下に昇降させることができる。請求項4の片持
ち式駐車装置によれば、用時には車載台支持機構をポス
トの上位位置で掛止させることができるので、ブレーキ
の故障による事故を防止させ、チェーンなどの取り替え
作業を安全に能率良く行わせることができる。請求項5
の片持ち式駐車装置によれば、用時にはストッパ本体の
鈎部によって支持体の鈎部が掛止され、車載台支持機構
をポストの上位位置で掛止させることができるので、ブ
レーキの故障による事故を防止させ、チェーンなどの取
り替え作業を能率良く行わせることができる。請求項6
の片持ち式駐車場によれば、安全カーテンによって、ポ
ストの中空部分に格納されているローラやチェーンなど
の摺動部分が囲われているので、摺動部分に手や指が引
き込まれるなく、安全に車載台支持機構や車載台を昇降
動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の片持ち式駐車装置の一実施形態に係わ
る概略斜視図である。
【図2】本発明の片持ち式駐車装置の一実施形態に係わ
る側面図である。
【図3】本発明の片持ち式駐車装置の一実施形態に係わ
る正面図である。
【図4】車載台支持機構30の側面図である。
【図5】車載台支持機構30の背面図である。
【図6】車載台支持機構30の平面図である。
【図7】車載台掛止機構40の側面図である。
【図8】車載台掛止機構40の背面図である。
【図9】車載台掛止機構40の動作説明図である。
【図10】本実施形態の片持ち式駐車装置の動作説明図
である。
【図11】本実施形態の片持ち式駐車装置の動作説明図
である。
【符号の説明】
1 片持ち式駐車装置 3 巻き上げ装置 10 ポスト 11 ポスト本体 12 安全カーテン 13 溝状開口部 14 ストッパ出入孔 20 車載台 30 車載台支持機構 31 支持体 32 前支持ローラ 33 後支持ローラ 34d 側支持ローラ 34u 側支持ロー
ラ 35 鈎部 40 車載台掛止機
構 41 安全枠 42 ストッパ本体 45 レバー 50 鈎部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本の立設された四角筒であって、前面に
    長手方向に沿って溝状開口部が形成されたポストと、該
    ポストの上端部に取り付けられた巻き上げ装置と、該巻
    き上げ装置によって、前記ポストの中空部分を上下に昇
    降しうる車載台支持機構と、前記ポストの溝状開口部の
    位置で前記車載台支持機構に連結され、車両が載置され
    る車載台からなることを特徴とする片持ち式駐車装置。
  2. 【請求項2】前記車載台支持機構が、前記巻き上げ装置
    によって上下に昇降しうる支持体と、該支持体の上部に
    おける前端部に、垂直面内で回転自在に取り付けられ、
    前記ポストの前面内壁に当接して転動する前支持ローラ
    と、該支持体の下部における後端部に、垂直面内で回転
    自在に取り付けられ、前記ポストの背面内壁に当接して
    転動する後支持ローラとからなることを特徴とする請求
    項1記載の片持ち式駐車装置。
  3. 【請求項3】前記支持体の上部における後端部と、前記
    支持体の下部における前端部とに、垂直面内で回転自在
    に側支持ローラがそれぞれ取り付けられ、前記ポストの
    側内壁にそれぞれの側支持ローラが当接して転動するこ
    とを特徴とする請求項2記載の片持ち式駐車装置。
  4. 【請求項4】前記ポストの上部に車載台掛止機構が設け
    られ、常時退避し、用時には前記車載台支持機構を掛止
    することを特徴とする請求項1または2または3記載の
    片持ち式駐車装置。
  5. 【請求項5】前記支持体に下向きに鈎部が形成されてお
    り、前記ポストの上部にストッパ出入孔が形成されてお
    り、前記車載台掛止機構が、前部において上向きに鈎部
    が形成され、該鈎部が前記ポストのストッパ出入孔に進
    退自在に取り付けられたストッパ本体と、該ストッパ本
    体に機構的に取り付けられたレバーとからなり、前記ス
    トッパ本体の鈎部は前記ストッパ出入孔から常時退避し
    ており、用時には前記レバーを人為的に移動させること
    によって、前記ストッパ出入孔に進入し、前記支持体の
    鈎部と掛合しうる位置に移動することを特徴とする請求
    項4記載の片持ち式駐車装置。
  6. 【請求項6】前記ポストの溝状開口部に、左右一対の弾
    力のある安全カーテンが前記溝状開口部に沿って取り付
    けられ、前記安全カーテンは常時前記溝状開口部を閉幕
    しており、前記車載台支持機構と前記車載台との連結部
    分のみ開幕しうることを特徴とする請求項4または5記
    載の片持ち式駐車装置。
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