JPH09177311A - 恒久足場を有する高架橋 - Google Patents

恒久足場を有する高架橋

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JPH09177311A
JPH09177311A JP2202597A JP2202597A JPH09177311A JP H09177311 A JPH09177311 A JP H09177311A JP 2202597 A JP2202597 A JP 2202597A JP 2202597 A JP2202597 A JP 2202597A JP H09177311 A JPH09177311 A JP H09177311A
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JP
Japan
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work
road
permanent
scaffolding
viaduct
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Pending
Application number
JP2202597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Konishi
一生 小西
Atsutaka Fujii
厚孝 藤井
Tatsuo Shimizu
達夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
K A M KK
KENON KOSAN KK
Shimizu Co Ltd
Original Assignee
K A M KK
KENON KOSAN KK
Shimizu Co Ltd
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Publication date
Application filed by K A M KK, KENON KOSAN KK, Shimizu Co Ltd filed Critical K A M KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補修作業の作業環境が良好で、作業効率を向
上することができ、かつ、補修作業時、下方の道路を走
行している車両等に損傷を与えることのなく、併せて、
下方の道路を走行している車両の騒音を低減できる高架
橋を提供すること。 【解決手段】 高架橋1の床版の下方に所定の作業空間
7を形成するようにして床版11の下面を覆う吸音部材
で構成した恒久足場2を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高架道路や高架鉄
道等の高架橋(本明細書において、単に「高架橋」とい
う場合がある。)に関し、特に、高架橋の下に道路を併
設した高架橋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、土地の有効利用の観点から、特に
都市部においては、高架道路や高架鉄道等の高架橋の下
に道路が併設されることが多くなってきている。ところ
で、高架橋は、走行車両が排出する排気ガス、走行車両
による振動、雨水等の厳しい環境に晒され、早期に老朽
化する。これを防止するために、舗装を含む床版の補
修、橋桁に用いられている鋼材の塗装等の補修作業を頻
繁に行う必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この補修作業のうち、
床版の下面の補修や橋桁に用いられている鋼材の塗装等
は、補修作業を行う都度、床版の下方に仮設の足場を組
み立て、補修作業が完了すれば撤去するようにしている
ため、作業効率が低いという問題点を有していた。ま
た、この仮設の足場は、コストを低減するため、足場と
しての必要最小限の面積で組み立てられるため、安全性
を含め作業環境が劣悪で、このため、作業効率が低いの
みならず、塗料、鉄筋、コンクリート等の作業資材や作
業工具等の落下により、高架橋の下に道路を併設した場
合、下方の道路を走行している車両等に損傷を与えると
いう問題点を有していた。また、高架橋の下に道路を併
設した場合には、下方の道路を走行している車両の騒音
が高架橋の床版により反射し、周辺地域に騒音公害を引
き起こすという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上記従来の高架橋の下に道路を
併設した高架橋の有する問題点を解決し、補修作業の作
業環境が良好で、作業効率を向上することができ、か
つ、補修作業時、下方の道路を走行している車両等に損
傷を与えることのない高架橋を提供することを目的とす
る。
【0005】また、本発明は、併せて、下方の道路を走
行している車両の騒音を低減できる高架橋を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の高架橋は、高架橋の床版の下方に所定の作
業空間を形成するようにして床版の下面を覆う吸音部材
で構成した恒久足場を設けたことを特徴とする。
【0007】上記の構成からなる高架橋は、床版の下面
を覆う吸音部材で構成した恒久足場を設けているため、
従来の仮設の足場のように補修作業を行う都度足場を組
み立てる必要がなく、下方の道路を走行している車両の
騒音を吸音部材からなる恒久足場の足場板により吸収す
ることができ、これにより、下方の道路を走行している
車両の騒音を低減することができることにより、補修作
業の作業環境が良好となることと相俟って、作業効率を
向上することができ、かつ、補修作業時、塗料、鉄筋、
コンクリート等の作業資材や作業工具等が落下すること
がなく、このため、下方の道路を走行している車両等に
損傷を与えることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の恒久足場を有する
高架橋の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】図1及び図2に示すように、高架道路や高
架鉄道等の高架橋1の床版11の下方に所定の作業空間
7を形成するようにして床版11の下面の略全面を遮蔽
するように覆う恒久足場2を設ける。この恒久足場2
は、作業者が作業空間7に入って床版11の下面の補修
や橋桁12に用いられている鋼材の塗装等の補修作業を
行うために恒久的に設置されるもので、補修作業時、塗
料、鉄筋、コンクリート等の作業資材や作業工具等が道
路6上に落下する隙間がないように床版11の下面の略
全面を覆うように設けられる。なお、作業空間7の高さ
Hは、床版11の下面の補修や橋桁12に用いられてい
る鋼材の塗装等の補修作業が容易に行うことができる高
さ、例えば、1〜2m程度に設定することが好ましい。
また、この恒久足場2には、作業空間7に作業者が入っ
て補修作業を行うことができるように、橋脚14の近傍
等、適当な箇所に出入口を形成するようにする(図示省
略)。
【0010】恒久足場2は、図2及び図3に示すよう
に、高架橋1の橋桁12に固定部材22及び吊り部材2
3を介し、高架橋1の幅方向に配設したH形鋼からなる
枠部材21と、この枠部材21に嵌合、固定した高架橋
1の長手方向に配設したH形鋼からなる枠部材24と、
これらの枠部材21,24により形成される枠内に嵌挿
した足場板3とから構成する。
【0011】足場板3は、図4に示すように、防錆処理
したエキスパンドメタルやパンチングメタル等の多数の
透孔を有する金属製板材32,33の間にグラスウール
等の吸音材31を充填したブロック体で構成する。この
場合、吸音材31は、グラスウール等の吸音材31の飛
散を防止するために吸音材31の表面をポリフッ化ビニ
ール等の合成樹脂シート34で覆い、この合成樹脂シー
ト34が補修作業時等に損傷を受けないように、さらに
その表面にステンレス製のワイヤーメッシュ35,36
を設けて、金属製板材32,33の間に配設することが
望ましい。
【0012】恒久足場2の枠部材24の下面には、図
1、図2及び図4に示すように、固定部材45を介して
円柱形状の吸音部材4を、高架橋1の長手方向に沿って
延びるように垂設する。この吸音部材4は、アルミニウ
ム製のパンチングメタル等の多数の透孔を有する金属製
外筒42の内部にグラスウール等の吸音材41を充填し
たブロック体で構成する。この場合、吸音材41は、グ
ラスウール等の吸音材41の飛散を防止するために吸音
材41の表面をポリフッ化ビニール等の合成樹脂シート
43で覆い、さらにその表面をステンレス製のワイヤー
メッシュ44で覆って、金属製外筒42の内部に配設す
ることが望ましい。
【0013】高架橋1の幅方向の恒久足場2の両外側に
は、図1及び図2に示すように、ヒンジ51を介して落
下防止装置5を、高架橋1の長手方向に沿って延設す
る。この落下防止装置5は、高架橋1の側壁13等の補
修作業時、塗料、鉄筋、コンクリート等の作業資材や作
業工具等が道路6上に落下したり、作業者が転落するの
を防止するために設けられるもので、通常は、高架橋1
の床版11の下方の収納位置に設置しておき、補修作業
時に、ターンバックル等の調整具52を操作することに
よりヒンジ51を中心にして揺動させ、高架橋1の側壁
13の下方より外側の張出位置5’に設置するように構
成する。なお、落下防止装置5の張出幅Wは、高架橋1
の側壁13等の補修作業時、塗料、鉄筋、コンクリート
等の作業資材や作業工具等が道路6上に落下したり、作
業者が転落するのを防止できる幅、例えば、1m程度に
設定することが好ましい。落下防止装置5は、防錆処理
した鋼材からなる枠部材53の表面側(道路6から見え
る側)にFRP等の複合材料等からなる化粧板54を配
設して構成する。
【0014】なお、高架橋1に対する恒久足場2の固定
構造、足場板3の固定構造、足場板3の構造及び材質、
恒久足場2の下面に垂設する吸音部材4の固定構造、吸
音部材4の構造及び材質、落下防止装置5の取付構造並
びに落下防止装置5の構造及び材質等は、上記の実施例
のものに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
変更することができるが、例えば、足場板3の材質とし
ては、恒久足場2が走行車両が排出する排気ガス、走行
車両による振動、雨水等の厳しい環境に晒されることか
ら、防錆処理した鋼材、ステンレスやアルミニウム等の
錆びにくい金属材料、合成樹脂、FRP等の複合材料
等、耐候性を有する材料を使用することが望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明の恒久足場を有する高架橋によれ
ば、従来の仮設の足場のように補修作業を行う都度足場
を組み立てる必要がなく、安全性が高く、作業効率を向
上することができ、かつ、補修作業時、塗料、鉄筋、コ
ンクリート等の作業資材や作業工具等が落下することが
なく、このため、下方の道路を走行している車両等に損
傷を与えることがないため、これに伴う補償費用を低減
することができる。また、下方の道路を走行している車
両の騒音を吸音部材からなる恒久足場により吸収するこ
とができ、これにより、下方の道路を走行している車両
の騒音を低減することができ、周辺地域の騒音公害を緩
和することができるとともに、恒久足場により区画され
た作業空間内の騒音を低減することができ、補修作業の
作業環境を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の恒久足場を有する高架橋の概観斜視図
である。
【図2】本発明の恒久足場を有する高架橋の断面図であ
る。
【図3】恒久足場の概観斜視図である。
【図4】恒久足場の断面図である。
【符号の説明】
1 高架橋 11 床版 12 橋桁 13 側壁 14 橋脚 2 恒久足場 3 足場板 31 吸音材 32 板材 33 板材 4 吸音部材 5 落下防止装置 6 道路 7 作業空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 厚孝 大阪府堺市南三国ケ丘町3丁2番20号 (72)発明者 清水 達夫 京都府京都市中京区丸太町通堀川東入丸太 町30ー1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高架橋の床版の下方に所定の作業空間を
    形成するようにして床版の下面を覆う吸音部材で構成し
    た恒久足場を設けたことを特徴とする恒久足場を有する
    高架橋。
JP2202597A 1997-01-21 1997-01-21 恒久足場を有する高架橋 Pending JPH09177311A (ja)

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JP2202597A JPH09177311A (ja) 1997-01-21 1997-01-21 恒久足場を有する高架橋

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3128947U (ja) * 2006-11-13 2007-02-01 株式会社宮地鐵工所 橋梁検査路構造
JP2007190574A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Calsonic Kansei Corp アルミニウム製熱交換器の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190574A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Calsonic Kansei Corp アルミニウム製熱交換器の製造方法
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