JP2003013415A - 防音壁及びその支柱構造体 - Google Patents

防音壁及びその支柱構造体

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JP2003013415A
JP2003013415A JP2001203226A JP2001203226A JP2003013415A JP 2003013415 A JP2003013415 A JP 2003013415A JP 2001203226 A JP2001203226 A JP 2001203226A JP 2001203226 A JP2001203226 A JP 2001203226A JP 2003013415 A JP2003013415 A JP 2003013415A
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Japan
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recess
anchor bolt
base plate
soundproof wall
sound
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JP2001203226A
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English (en)
Inventor
Akira Yabuki
朗 矢吹
Norikazu Oomori
伯万 大森
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Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Altec Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Altec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車道と歩道の間に設置する防音壁で、工事や
除雪などを行う際には撤去可能にする。歩行者の障害に
ならないようにする。 【解決手段】 コンクリート基礎10に支柱下端のベース
プレート20を落とし込む凹部12を形成し、この凹部12内
にアンカーボルト14をその頂部が凹部内に収まるように
垂直に固定する。このアンカーボルト14にベースプレー
ト20をナット24で固定することにより支柱18を立てる。
支柱18のまわりの凹部12にベースカバー26を嵌め込む。
以上のようにして車道と歩道の境に所定の間隔で立てら
れた支柱18の間に防音パネルを取外し可能に取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、撤去可能な防音
壁と、それに用いる支柱構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 近年、一般乗用車や大型車による騒音
公害が大きな社会問題となっており、その有効な対策の
一つは防音壁を設置することである。防音壁は、車道に
沿って所定の間隔で支柱(H形鋼や金属製ポール等)を
立て、この支柱の間に防音パネルを落とし込むことによ
り構成される。防音パネルは、金属製の箱型パネル内に
グラスウール等の吸音材を入れて、遮音性能及び吸音性
能をもたせたもので、音を直接遮ると共に、音の反射を
防ぐ働きをする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 防音壁は主に高速道
路や自動車専用道路に設置されているが、最近、交通量
の多い市街地の道路においても交通騒音の被害が急増し
ており、市街地の車道と歩道の境に防音壁を設置するこ
とが望まれている。しかしながら、市街地の車道と歩道
の境に防音壁を設置した場合、次のような問題が生じ
る。・電気工事や上下水道工事の際に、掘削等に用いる
重機の搬入、使用の障害となる。・冬季、除雪を行う際
に、除雪車及び除雪作業の障害となる。
【0004】 本発明の目的は、工事や除雪などを行う
際には撤去可能で、また設置した状態でも撤去した状態
でも歩行者の障害になることのない防音壁と、それに用
いる支柱構造体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
め、本発明の防音壁は、コンクリート基礎に支柱下端の
ベースプレートを落とし込む凹部を形成し、この凹部内
にアンカーボルトをその頂部が凹部内に収まるように垂
直に固定し、このアンカーボルトに前記ベースプレート
をナットで固定することにより支柱を立て、支柱のまわ
りの凹部にベースカバーを嵌め込み、以上のようにして
所定の間隔で立てられた支柱に防音パネルを取外し可能
に取り付けたことを特徴とするものである。
【0006】 この防音壁は上記のような構成であるの
で、工事や除雪などのために撤去の必要が生じたとき
は、まず防音パネルを取り外し、次いでベースカバーを
取り外し、ナットを取り外して、支柱を取り外すことに
より撤去可能である。またアンカーボルトは凹部内に収
められ、凹部にはベースカバーが被せられるので、アン
カーボルトが地面に突出して歩行者の障害になることも
ない。なお撤去後は凹部に支柱穴のないベースカバーを
嵌め込んでおけばよい。
【0007】 また上記の防音壁に使用する本発明の支
柱構造体は、コンクリート基礎に支柱下端のベースプレ
ートを落とし込む凹部を形成し、この凹部内にアンカー
ボルトをその頂部が凹部内に収まるように垂直に固定
し、このアンカーボルトに前記ベースプレートをナット
で固定することにより支柱を立て、支柱のまわりの凹部
にベースカバーを嵌め込んだことを特徴とするものであ
る。
【0008】 なお、本発明の支柱構造体において、コ
ンクリート基礎の凹部の底には水抜き孔を設けておくこ
とが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
【0010】 図1ないし図3は本発明の一実施形態を
組立手順に従って示したものである。まず図1に示すよ
うに、支柱を立てる位置にコンクリート基礎10を設け
る。コンクリート基礎10の上面は歩道面と同じレベルに
する。このコンクリート基礎10の上面には、後述するベ
ースプレートを落とし込む凹部12が形成されており、こ
の凹部12内にはアンカーボルト14が垂直に固定されてい
る。凹部12の深さは、アンカーボルト14の頂部が凹部12
内に収まるように設定される。また凹部12の底には、凹
部12内に水が溜まらないように水抜き孔16が形成されて
いる。
【0011】 一方、コンクリート基礎10上に立てる支
柱18の下端にはベースプレート20が溶接等により固定さ
れており、このベースプレート20にはアンカーボルト14
に対応するボルト穴22が形成されている。支柱18を立て
るときは、ベースプレート20を、ボルト穴22にアンカー
ボルト14を挿通するようにして凹部12内に落とし込み、
アンカーボルト14にナット24を結合して締め付ける。支
柱18を立てた後に、支柱18のまわりの凹部12にベースカ
バー26を嵌め込む。ベースカバー26には支柱18を通す支
柱穴28が形成されている。ベースカバー26は凹部12に嵌
め込んだ状態で、上面がコンクリート基礎10の上面と同
レベルになるように形成されている。図2は支柱18を立
てて凹部12にベースカバー26を嵌め込んだ状態を示す。
【0012】 以上のようにして、支柱18を車道と歩道
の境に所定の間隔で立てた後、図3に示すように、支柱
18の間に防音パネル30を落とし込み、最後に上端縁に笠
木と呼ばれる蓋(図示省略)を被せれば、防音壁が完成
する。このように構成された防音壁は、歩道面に(もち
ろん車道側にも)支柱固定用のアンカーボルトが突出す
ることがないので、アンカーボルトが歩行者の障害にな
ることがなく、安全である。
【0013】 この防音壁は、工事や除雪などの際に
は、組立と反対の手順で撤去することができる。すなわ
ち、まず防音パネル30を上方へスライドさせて支柱18の
間から取り外し、次いでベースカバー26を取り外し、ナ
ット24をゆるめて支柱18を取り外すことにより、撤去す
ることができる。撤去後は、図4に示すように、支柱穴
のないベースカバー32を凹部12に嵌め込んでおけばよ
い。
【0014】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、
歩道と車道の境に設置された状態では防音機能を発揮
し、工事や除雪などの際には撤去することが可能な防音
壁を提供することができる。またこの防音壁の支柱構造
体は、歩道面にアンカーボルトが突出することがなく、
支柱の根元を平坦にできるので、歩行者の障害になるこ
とがなく、歩道の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る防音壁用支柱構造体の一実施形
態の、組立前の状態を示す斜視図。
【図2】 同じく組立後の状態を示す斜視図。
【図3】 本発明に係る防音壁の一実施形態を示す斜視
図。
【図4】 本発明に係る防音壁を撤去した後の状態を示
す斜視図。
【符号の説明】
10:コンクリート基礎 12:凹部 14:アンカーボルト 16:水抜き孔 18:支柱 20:ベースプレート 22:ボルト穴 24:ナット 26:ベースカバー 28:支柱穴 30:防音パネル 32:ベースカバー(撤去時用)
フロントページの続き (72)発明者 大森 伯万 東京都千代田区内神田2丁目16番8号 古 河アルテック株式会社内 Fターム(参考) 2D001 AA01 BA02 CA01 CB01 DA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート基礎(10)に支柱下端のベ
    ースプレート(20)を落とし込む凹部(12)を形成し、
    この凹部内にアンカーボルト(14)をその頂部が凹部内
    に収まるように垂直に固定し、このアンカーボルト(1
    4)に前記ベースプレート(20)をナット(24)で固定
    することにより支柱(18)を立て、支柱のまわりの凹部
    (12)にベースカバー(26)を嵌め込み、以上のように
    して所定の間隔で立てられた支柱(18)に防音パネル
    (30)を取外し可能に取り付けたことを特徴とする防音
    壁。
  2. 【請求項2】 コンクリート基礎(10)に支柱下端のベ
    ースプレート(20)を落とし込む凹部(12)を形成し、
    この凹部内にアンカーボルト(14)をその頂部が凹部内
    に収まるように垂直に固定し、このアンカーボルト(1
    4)に前記ベースプレート(20)をナット(24)で固定
    することにより支柱(18)を立て、支柱のまわりの凹部
    (12)にベースカバー(26)を嵌め込んだことを特徴と
    する防音壁用支柱構造体。
  3. 【請求項3】 凹部(12)の底に水抜き穴(16)を設け
    たことを特徴とする請求項2記載の防音壁用支柱構造
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006291586A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Nippon Steel Metal Prod Co Ltd 格納式防音壁及び防音壁の格納方法
JP2020190169A (ja) * 2019-05-24 2020-11-26 株式会社栗本鐵工所 遮音壁およびそれに用いられる遮音パネル
CN112726442A (zh) * 2020-12-30 2021-04-30 中铁六局集团北京铁路建设有限公司 大跨度薄壁混凝土声屏障浇筑台车的施工方法

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