JPH09177207A - 天井パネルと壁パネルとの取り付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井パネル支持板を壁パネルに取り付ける際
にねじを挿通する作業が不要な天井パネルと壁パネルと
の取り付け構造を提供し、更には、天井パネルと壁パネ
ルとの取り付け部の防水性を向上させることができる天
井パネルと壁パネルとの取り付け構造を提供する。 【解決手段】 天井パネル１と壁パネル２と天井パネル
支持板３とを備え、天井パネル１の端部に水平部分４を
形成し、壁パネル２の上端に突起部５を形成すると共に
該突起部５に嵌合凹部６を形成し、天井パネル支持板３
の後部に断面略逆Ｕ字状の挟持部７を形成すると共に、
該挟持部７の内壁に嵌合突起８を形成し、天井パネル支
持板３の挟持部７で壁パネル２の突起部５を挟持すると
共に嵌合突起８を嵌合凹部６に嵌合して天井パネル支持
板３を壁パネル２に取り付け、天井パネル１の水平部分
４を天井パネル支持板３の前部に載置してこれに取り付
けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニット等に
使用される天井パネルと壁パネルとの取り付け構造に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種のものは、図６に従来例の
要部断面図が示される。図６に示されるように、天井パ
ネル１０１と壁パネル１０２と天井パネル支持板１０３
とを備え、天井パネル１０１の端部に水平部分１０４を
形成し、壁パネル１０２の上端に突起部１０５を形成
し、天井パネル支持板１０３の後部に断面略逆Ｕ字状の
挟持部１０６を形成し、天井パネル支持板１０３の挟持
部１０６で壁パネル１０２の突起部１０５を挟持すると
共に、天井パネル支持板１０３の挟持部１０６を壁パネ
ル１０２の突起部１０５にねじ１０７ａで取り付けると
共に、天井パネル１０１の水平部分１０４を天井パネル
支持板１０３の前部に載置して、ねじ１０７ｂで天井パ
ネル１０１の水平部分１０４を天井パネル支持板１０３
に取り付けていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
ては、天井パネル支持板１０３の挟持部１０６を壁パネ
ル１０２の突起部１０５に取り付ける際に、ねじ１０７
ａを挿通しなければならず、この作業が困難であった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、天井パネ
ル支持板を壁パネルに取り付ける際にねじを挿通する作
業が不要な天井パネルと壁パネルとの取り付け構造を提
供し、更には、天井パネルと壁パネルとの取り付け部の
防水性を向上させることができる天井パネルと壁パネル
との取り付け構造を提供することを目的とするものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
天井パネルと壁パネルとの取り付け構造は、天井パネル
と壁パネルと天井パネル支持板とを備え、天井パネルの
端部に水平部分を形成し、壁パネルの上端に突起部を形
成すると共に該突起部に嵌合凹部を形成し、天井パネル
支持板の後部に断面略逆Ｕ字状の挟持部を形成すると共
に、該挟持部の内壁に嵌合突起を形成し、天井パネル支
持板の挟持部で壁パネルの突起部を挟持すると共に嵌合
突起を嵌合凹部に嵌合して天井パネル支持板を壁パネル
に取り付け、天井パネルの水平部分を天井パネル支持板
の前部に載置してこれに取り付けて成ることを特徴とす
るものである。

【０００５】本発明の請求項２記載の天井パネルと壁パ
ネルとの取り付け構造は、請求項１記載の天井パネルと
壁パネルとの取り付け構造において、天井パネル支持板
の前部に取り付け孔を形成し、該取り付け孔にねじを挿
通して天井パネルを天井パネル支持板に取り付け、取り
付け孔の下部に前記化粧部材を取り付けて前記ねじを覆
って成ることを特徴とするものである。ここに、ねじと
はボルト等も含む概念である。

【０００６】発明の請求項３記載の天井パネルと壁パネ
ルとの取り付け構造は、請求項２記載の天井パネルと壁
パネルとの取り付け構造において、天井パネルが水平部
分に連続した垂下部分を前記水平部分の手前側に形成
し、化粧部材がその下部両側に舌片を形成し、両舌片を
天井パネルの垂下部分及び壁パネルの前面に各々当接さ
せて成ることを特徴とするものである。

【０００７】本発明の請求項４記載の天井パネルと壁パ
ネルとの取り付け構造は、請求項１、請求項２又は請求
項３記載の天井パネルと壁パネルとの取り付け構造にお
いて、壁パネルの突起部の手前側の上面と天井パネル支
持板との間に防水部材を配置する共に、天井パネル支持
板の前部の上面と天井パネルの水平部分との間に防水部
材を配置して成ることを特徴とするものである。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の一の実施形態で
ある天井パネルと壁パネルとの取り付け構造の要部断面
図である。図２は同実施形態である天井パネルと壁パネ
ルとの取り付け構造の分解断面図である。図３は同実施
形態である天井パネルと壁パネルとの取り付け構造に使
用される天井パネル支持板の斜視図である。

【０００９】図１乃至図３に示されるように、この天井
パネルと壁パネルとの取り付け構造は、天井パネル１と
壁パネル２と天井パネル支持板３とを備え、天井パネル
１の端部に水平部分４を形成し、壁パネル２の上端に突
起部５を形成すると共に該突起部５に嵌合凹部６を形成
し、天井パネル支持板３の前部に取り付け孔１２を形成
し、その後部に断面略逆Ｕ字状の挟持部７を形成すると
共に、該挟持部７の内壁に嵌合突起８を形成し、天井パ
ネル支持板３の挟持部７で壁パネル２の突起部５を挟持
すると共に嵌合突起８を嵌合凹部６に嵌合して天井パネ
ル支持板３を壁パネル２に取り付け、天井パネル１の水
平部分４を天井パネル支持板３の前部に載置してこれに
取り付けている。

【００１０】また、壁パネル２の突起部５の手前側の上
面と天井パネル支持板３との間に防水部材９を配置する
と共に、天井パネル支持板３の前部の上面と天井パネル
１の水平部分４との間に防水部材９を配置しており、こ
れにより、壁パネル２と天井パネル支持板３との間の防
水性を持たせると共に、天井パネル支持板３と天井パネ
ル１との間の防水性を持たせている。防水部材９の材質
はゴム、発泡プラスチック等を使用できる。

【００１１】このような構成を備える天井パネル１と壁
パネル２との取り付け構造を採用して天井パネル１と壁
パネル２とを取り付ける場合には、先ず、壁パネル２の
突起部５の手前側の上面と天井パネル支持板３との間に
防水部材９を配置して、天井パネル支持板３の挟持部７
で壁パネル２の突起部５を挟持して、嵌合突起８を嵌合
凹部６に嵌合することにより天井パネル支持板３を壁パ
ネル２に取り付ける。

【００１２】これにより、天井パネル支持板３を壁パネ
ル２に取り付ける際にねじ等を挿通する作業が不要とな
り、簡易且つ確実に天井パネル支持板３を壁パネル２に
取り付けることができる。

【００１３】また、この場合には、挟持部７の内壁に形
成された嵌合突起８は傾斜しているため、天井パネル支
持板３の挟持部７を壁パネル２の突起部５の上方から下
方にスライドさせることにより嵌合突起８の嵌合凹部６
への嵌合をスムーズに行うことが出来る。なお、嵌合凹
部６は開口部として形成されている。

【００１４】次いで、天井パネル支持板３の前部の上面
に防水部材９を配置して、その上に天井パネル１の水平
部分４を載置して天井パネル支持板３の取り付け孔１２
にねじ１０を挿通して天井パネル１を天井パネル支持板
３に取り付ける。なお、ねじ１０にはボルト等が含まれ
る。

【００１５】図４は、本発明の別の実施形態である天井
パネルと壁パネルとの取り付け構造の要部断面図であ
る。図５は、同実施形態である天井パネルと壁パネルと
の取り付け構造に使用される天井パネル支持板の斜視図
である。図４及び図５に示されるように、この天井パネ
ルと壁パネルとの取り付け構造は、図１乃至図３に示さ
れる天井パネルと壁パネルとの取り付け構造と類似して
いるが、この場合は、化粧部材１１を備え、天井パネル
支持板３の取り付け孔１２にねじ１０を挿通して天井パ
ネル１を天井パネル支持板３に取り付け、前記取り付け
孔１２の下部に前記化粧部材１１を取り付けて前記ねじ
１０を覆っている点が異なる。

【００１６】また、天井パネル１が水平部分４に連続し
た垂下部分１３を前記水平部分４の手前側に形成し、化
粧部材１１がその下部両側に舌片１４を形成し、天井パ
ネル支持板３の取り付け孔１２の下部に形成された係止
片１５に前記化粧部材１１の係止部１６を係止して化粧
部材１１を取り付け孔１２の下部に取り付けると共に両
舌片１４を天井パネル１の垂下部分１３及び壁パネル２
の前面に各々当接させている点が異なる。その他の構成
は図１の場合と同様である。

【００１７】この場合には、ねじ１０を化粧部材１１で
覆っているため、天井パネル１と壁パネル２との取り付
け部分の外観を損なうことがない。

【００１８】また、舌片１４を天井パネル１の垂下部分
１３及び壁パネル２の前面に当接させているため、天井
パネル１と壁パネル２との取り付け部分の防水性を向上
させることができる。

【００１９】化粧部材１１の材質は金属、プラスチック
等を使用できる。舌片１４の材質は、ゴム、プラスチッ
ク等を使用できる。この場合舌片１４と化粧部材１１と
は共に軟質の樹脂を使用しており、これらは一体成形さ
れたものである。

【００２０】

【発明の効果】本発明の請求項１記載の天井パネルと壁
パネルとの取り付け構造は、天井パネル支持板の挟持部
で壁パネルの突起部を挟持すると共に嵌合突起を嵌合凹
部に嵌合して天井パネル支持板を壁パネルに取り付るこ
とにより、天井パネル支持板を壁パネルに取り付ける際
にねじを挿通する作業を不要とし、簡易且つ確実に天井
パネル支持板を壁パネルに取り付けることができる。

【００２１】本発明の請求項２記載の天井パネルと壁パ
ネルとの取り付け構造は、請求項１記載の天井パネルと
壁パネルとの取り付け構造の効果に加えて、ねじを化粧
部材で覆うことにより、天井パネルと壁パネルとの取り
付け部分の外観を損なうことがない。

【００２２】本発明の請求項３記載の天井パネルと壁パ
ネルとの取り付け構造は、請求項２記載の天井パネルと
壁パネルとの取り付け構造の効果に加えて、舌片を天井
パネルの垂下部分及び壁パネルの前面に当接させること
により、天井パネルと壁パネルとの取り付け部分の防水
性を向上させることができる。

【００２３】本発明の請求項４記載の天井パネルと壁パ
ネルとの取り付け構造は、請求項１、請求項２又は請求
項３記載の天井パネルと壁パネルとの取り付け構造の効
果に加えて、防水部材を配置することにより、壁パネル
と天井パネル支持板との間の防水性を持たせると共に、
天井パネル支持板と天井パネルとの間の防水性を持たせ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一の実施形態である天井パネルと壁パ
ネルとの取り付け構造の要部断面図である。

【図２】同上実施形態である天井パネルと壁パネルとの
取り付け構造の分解断面図である。

【図３】同上実施形態である天井パネルと壁パネルとの
取り付け構造に使用される天井パネル支持板の斜視図で
ある。

【図４】本発明の別の実施形態である天井パネルと壁パ
ネルとの取り付け構造の要部断面図である。

【図５】同上実施形態である天井パネルと壁パネルとの
取り付け構造に使用される天井パネル支持板の斜視図で
ある。

【図６】従来例の要部断面図である。

【符号の説明】

１ 天井パネル ２ 壁パネル ３ 天井パネル支持板 ４ 水平部分 ５ 突起部 ６ 嵌合凹部 ７ 挟持部 ８ 嵌合突起 ９ 防水部材 １０ ねじ １１ 化粧部材 １２ 取り付け孔 １３ 垂下部分 １４ 舌片

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 天井パネルと壁パネルと天井パネル支持
   板とを備え、天井パネルの端部に水平部分を形成し、壁
   パネルの上端に突起部を形成すると共に該突起部に嵌合
   凹部を形成し、天井パネル支持板の後部に断面略逆Ｕ字
   状の挟持部を形成すると共に、該挟持部の内壁に嵌合突
   起を形成し、天井パネル支持板の挟持部で壁パネルの突
   起部を挟持すると共に嵌合突起を嵌合凹部に嵌合して天
   井パネル支持板を壁パネルに取り付け、天井パネルの水
   平部分を天井パネル支持板の前部に載置してこれに取り
   付けて成ることを特徴とする天井パネルと壁パネルとの
   取り付け構造。
2. 【請求項２】 天井パネル支持板の前部に取り付け孔を
   形成し、該取り付け孔にねじを挿通して天井パネルを天
   井パネル支持板に取り付け、前記取り付け孔の下部に化
   粧部材を取り付けて前記ねじを覆って成ることを特徴と
   する請求項１記載の天井パネルと壁パネルとの取り付け
   構造。
3. 【請求項３】 天井パネルが水平部分に連続した垂下部
   分を前記水平部分の手前側に形成し、化粧部材がその下
   部両側に舌片を形成し、両舌片を天井パネルの垂下部分
   及び壁パネルの前面に各々当接させて成ることを特徴と
   する請求項２記載の天井パネルと壁パネルとの取り付け
   構造。
4. 【請求項４】 壁パネルの突起部の手前側の上面と天井
   パネル支持板との間に防水部材を配置する共に、天井パ
   ネル支持板の前部の上面と天井パネルの水平部分との間
   に防水部材を配置して成ることを特徴とする請求項１、
   請求項２又は請求項３記載の天井パネルと壁パネルとの
   取り付け構造。