JPH09175976A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH09175976A
JPH09175976A JP33686495A JP33686495A JPH09175976A JP H09175976 A JPH09175976 A JP H09175976A JP 33686495 A JP33686495 A JP 33686495A JP 33686495 A JP33686495 A JP 33686495A JP H09175976 A JPH09175976 A JP H09175976A
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dimethoxyphenyl
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kojic
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Shinsuke Honda
伸介 本多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コウジ酸の熱に対する経時的安定性を改善
し、熱に起因する着色・分解を抑制し、乳化安定性に優
れた皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 本発明の皮膚外用剤は、コウジ酸および
/またはその誘導体とUV−A領域に紫外線吸収特性を
有する下記一般式(1)で表わされるアミノ酸誘導体の
少なくとも一種を配合したことを特徴とするものであ
る。 【化1】 (但し、式(1)において、Rは水素原子又は−CH2
CH2 CO2 Xである。Xは炭素数1ないし10のアル
キル基である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コウジ酸および/
またはその誘導体とUV−A領域に紫外線吸収特性を有
するアミノ酸誘導体の少なくとも一種を配合することに
よって、コウジ酸および/またはその誘導体の製剤安定
性を向上させた皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が長年研究を続けてきたコウジ
酸およびその誘導体は、種々の優れた特徴を持つ有用性
の高い薬物として知られており、例えば、特開昭55−
157509号公報、特公昭56−18569号公報、
特公昭58−22151号公報、特公昭58−2215
2号公報、特公昭58−34446号公報、特公昭60
−7961号公報、特公昭60−9722号公報、特公
昭60−10005号公報、特開昭60−137253
号公報、特公昭61−10447号公報、特公昭61−
60801号公報、特開昭62−5909号公報、特公
昭62−3820号公報、特公昭63−27322号公
報、特開平1−132502号公報および特公平5−3
0422号公報等に開示されている。
【0003】また一方、最近では、紫外線の皮膚に及ぼ
す影響への関心の高まりとともに、紫外線吸収剤に関す
る研究が積極的に進められ、特に皮膚の老化に大きく関
与するとされているUV−A(400ないし320n
m)を防御する物質を利用した皮膚外用剤が開発されて
いるが、コウジ酸を利用した製剤においても当該紫外線
吸収剤を有効に利用する試みがなされてきた。その一例
として、特開昭64−83008号公報および特開平2
−108614号公報などが例示できる。
【0004】しかしながら、紫外線吸収剤の多くは溶解
性に問題があり、製剤中で析出することが多いために、
紫外線吸収剤そのものの効果が充分発揮されず、コウジ
酸の着色・分解が生じる等の安定性低下の問題へと波及
していた。また、皮膚外用剤の形態がO/W型エマルジ
ョン或いはW/O型エマルジョンの場合には、紫外線吸
収剤の溶解性が水相と油相との乳化バランスにも影響を
与え、経時的な分離が問題となっており、特にこの現象
はコウジ酸自体の着色安定性を考慮した条件(例えば、
ノニオン系の界面活性剤を使用し、製剤のpHを4ない
し5に調製する場合)において顕著であった。
【0005】この欠点をなくすために、溶解助剤が適宜
使用されていたが、油性の助剤を多量配合することによ
ってべたつくなど使用感に悪影響を及ぼす等の問題が残
り抜本的な解決法としては不十分であったため、本発明
者は特定の安定化剤を添加することによってこのような
問題を解決した。かかる技術は、例えば、特開平7−1
26121号公報、特開平7−126122号公報およ
び特開平7−126135号公報等に開示されている。
【0006】コウジ酸およびその誘導体(以下、これら
を総称して単に「コウジ酸類」と呼ぶことがある)は、
それ自体非常に安定性確保の難しい薬物としても知られ
ているが、とりわけ、先に述べたようなO/W型エマル
ジョンまたはW/O型エマルジョンとして製剤化される
際には、処方設計上かなり高度な技術が要求されること
から、使用感に悪い影響を与えず、しかも過酷な流通過
程に耐え得るコウジ酸類の製剤技術の開発は引続いての
課題であった。
【0007】本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究
を進めた結果、UV−A領域に紫外線吸収特性を有する
アミノ酸誘導体の少なくとも一種を配合することによっ
て、コウジ酸および/またはその誘導体の製剤安定性を
向上させた皮膚外用剤を得ることを見い出し本発明を完
成した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コウ
ジ酸および/またはその誘導体に特定の紫外線吸収剤を
配合することにより従来のコウジ酸類製剤の持つ上記の
問題点を解決することにあり、特にコウジ酸類の熱に対
する着色・分解の経時的安定性を改善し、乳化特性にも
優れた皮膚外用剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、コウジ酸および/またはその誘導体を含む外用剤
に、UV−A領域に紫外線吸収特性を有する特定のアミ
ノ酸誘導体の少なくとも一種を配合したことを特徴とす
るコウジ酸類の熱に対する着色・分解の経時的安定性を
改善した乳化特性にも優れた皮膚外用剤が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】元来、コウジ酸類はアミノ酸化合
物との併用によって着色が進行し易い傾向にあり、本発
明者もその現象を熟知していたが、皮膚への親和性や安
全性を優先的に考慮して、敢えてアミノ酸誘導体の応用
研究を続けた。その結果、意外にも特定のアミノ酸誘導
体にコウジ酸の熱に対する着色・分解を抑制することに
加えてクリームや乳液等の乳化系を安定化する作用があ
るとの知見を得、この知見を元に本発明を完成するに至
った。
【0011】本発明において第1の成分として使用され
るコウジ酸(5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピロ
ン)としては、5−オキシ−2−オキシメチル−γ−ピ
ロンの純品、コウジ酸生産能を有する公知の菌株を培養
して得られるコウジ酸を主成分とする醗酵液、該醗酵液
の濃縮液、および該醗酵液からコウジ酸を抽出して結晶
化したもの等が例示できる。
【0012】コウジ酸誘導体としては、例えば、特公昭
60−10005号公報、特公平1−45472号公
報、特公平3−74229号公報等に開示されたもの、
または特公昭58−22151号公報、特公昭58−2
2152号公報等に開示されているコウジ酸のエステル
化物およびコウジ酸の2位の−CH2 OH基に糖類を結
合させたコウジ酸誘導体など公知のものを単独または二
種以上を組合せて用いることができる。これらコウジ酸
類の製剤に対する配合量は、外用剤全体に対し0.00
1ないし10重量%、好ましくは0.1ないし5重量%
の範囲である。
【0013】本発明において第2の成分として使用され
るアミノ酸誘導体は、次の一般式(1)で表わされる化
合物である。
【化2】 (但し、式(1)において、Rは水素原子又は−CH2
CH2 CO2 Xである。Xは炭素数1ないし10のアル
キル基である。)
【0014】上記一般式(1)のうち、特に好ましいも
のとしては、4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチ
レン−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオ
ン酸メチルエステル、4−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)メチレン−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジン
プロピオン酸エチルエステル、4−(3,4−ジメトキ
シフェニル)メチレン−2,5−ジオキソ−1−イミダ
ゾリジンプロピオン酸n−ブチルエステル、4−(3,
4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5−ジオキソ
−1−イミダゾリジンプロピオン酸iso−ブチルエス
テル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−
2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2
−エチルヘキシルエステル等が具体的に例示でき、これ
らを単独または二種以上を組合せて使用することができ
る。これらアミノ酸誘導体の配合量は、その種類によっ
て多少異なるが、通常、外用剤全体に対し0.001な
いし10重量%、好ましくは0.1ないし5重量%であ
る。
【0015】その他にも前記アミノ酸誘導体に従来から
使用されている公知の紫外線吸収剤ならびに紫外線散乱
剤を適宜配合して効果の増強を図っても良い。紫外線吸
収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系のオキシベン
ゾン、オキシベンゾンスルホン酸、ヒドロキシメトキシ
ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシメ
トキシベンゾフェノンなど、サリチル酸系のサリチル酸
エチレングリコール、サリチル酸ホモメンチル、サリチ
ル酸フェニルなど、ウロカニン酸およびウロカニン酸エ
チル、桂皮酸系のパラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシ
ル、メトキシ桂皮酸オクチルなど、ジベンゾイルメタン
系の4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイ
ルメタンなどやベンゾトリアゾール系の2−(2−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなど
が挙げられ、これらを単独または二種以上を組合せて使
用することができるほか、紫外線吸収能を有する公知の
動・植物エキスを適宜任意に組合せることによって本発
明を実施することができる。紫外線散乱剤としては、酸
化チタンなどの一般的に使用可能な粉体類が適宜配合可
能である。
【0016】以上の第1の成分ならびに第2の成分群を
必須成分とする外用剤を、公知の製法によって調製すれ
ば、経時的に安定な乳化製剤を得ることができ、本製剤
中におけるコウジ酸類の特に熱に対する着色・分解の経
時的安定性が改善された皮膚外用剤を提供することがで
きる。
【0017】また、本発明の製剤はO/W型エマルジョ
ンおよびW/O型エマルジョンなどの乳化タイプに制限
されるものではなく、成分の選択によって透明タイプの
製剤にも同様に適用されるものである。それ以外にもW
/O/W型やO/W/O型などの多層乳化型製剤やマイ
クロカプセル製剤化のための基礎技術として利用しても
良い。
【0018】本発明の外用剤の剤型は、外用施用上適す
るものであれば特に制限はなく、例えば、パップ剤、プ
ラスター剤、ペースト剤、クリーム、軟膏、エアゾール
剤、乳剤、ローション、乳液、エッセンス、パック、ゲ
ル剤、パウダー、ファンデーション、サンケア、バスソ
ルトなどの医薬品、医薬部外品ならびに化粧品として公
知の形態で幅広く使用に供されるものである。
【0019】さらに、本発明の外用剤を調製する場合、
通常に用いられる種々の公知の有効成分、例えば、塩化
カルプロニウム、セファランチン、ニコチン酸、ニコチ
ン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、ショウキョウチン
キ、トウガラシチンキなどの末梢血管拡張剤、カンフ
ル、メントール、ハッカ油などの清涼剤、ヒノキチオー
ル、塩化ベンザルコニウム、ウンデシレン酸などの抗菌
剤、副腎皮質ホルモン、ε−アミノカプロン酸などの消
炎剤、アスコルビン酸などの抗酸化剤、胎盤抽出物、オ
ウゴンエキス、乳酸菌培養抽出物などの動物・植物・微
生物由来の各種抽出物などを本発明の目的を損なわない
範囲でその時々の目的に応じて適宜添加して使用するこ
とができる。更に、前述の医薬品、医薬部外品、化粧品
には公知の有効成分に加え、油脂類などの基剤成分の
他、必要に応じて公知の保湿剤、防腐剤、キレート剤、
pH調整剤、香料、着色剤など種々の添加剤を本発明の
目的を損なわない範囲で併用することができる。
【0020】
【実施例】次に試験および処方例を開示して本発明を説
明するが、これらの開示は本発明の好適な態様を示すも
のであって、本発明を限定するものではない。
【0021】〈試験〉製剤安定性試験試験方法 表1(別表)に示した処方条件で各々のクリーム製剤
(pH約4.5)を調製した。これを4オンスローソク
瓶に充填後、紫外線を照射しながら、50℃の過酷な温
度条件で2ヶ月間保存した。2ヶ月後、式差(ΔE)を
測定した(式差計:日本電色工業Z−1001DP使
用)。その際、外観変化(紫外線吸収剤の析出の有無、
乳化安定性)の観察、コウジ酸の残存率の測定(常法に
よりHPLCを使用し、試験開始時を100として算
出)、使用感の評価も行った。
【0022】
【表1】
【0023】試験結果 表1に示したように、本発明の製剤は、紫外線吸収剤の
析出もなく乳化安定性も極めて良好であった。また、製
剤中におけるコウジ酸の熱に対する着色・分解がなく安
定で、使用感も良好な状態が維持されていた。
【0024】
【処方例】以下に本発明の処方例を挙げる。なお、処方
例中、「適量」とは処方全体が100重量%になる量を
意味する。 〈処方例1〉クリーム(1) (重量%) 1.コウジ酸 1.00 2.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸メチルエステル 0.50 3.ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 2.00 4.ポリエチレングリコール400 3.00 5.ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 5.00 6.ステアリン酸 5.00 7.アボカド油 1.00 8.アルモンド油 10.00 9.dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 5.00 10.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 11. エデト酸二ナトリウム 0.01 12.精製水 適 量
【0025】 〈処方例2〉クリーム(2) (重量%) 1.コウジ酸 5.00 2.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 2−エチルヘキシルエステル 1.00 3.4−tert−ブチル−4’−メトキシ −ジベンゾイルメタン 0.50 4.ホホバアルコール 1.00 5.1,3ブチレングリコール 0.50 6.ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン 3.00 ・ポリオキシプロピレン共重合体) 7.ホホバ油 7.00 8.デカメチルシクロペンタシロキサン 3.00 9.オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.00 10.ジメチルポリシロキサン 5.00 11. アスコルビン酸ナトリウム 0.04 12.1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 2.00 13.エデト酸二ナトリウム 0.01 14.精製水 適 量
【0026】 〈処方例3〉乳液(1) (重量%) 1.コウジ酸 4.00 2.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 2−エチルヘキシルエステル 2.00 3.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸エチルエステル 3.00 4.オクチルドデカノール 3.00 5.ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 0.50 6.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.) 1.00 7.ステアリン酸 0.50 8.シアバター 0.50 9.アボカド油 4.00 10.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 11. クインスシードエキス 5.00 12.キサンタンガム 0.14 13.エデト酸二ナトリウム 0.01 14.精製水 適 量
【0027】 〈処方例4〉乳液(2) (重量%) 1.コウジ酸 0.50 2.サリチル酸エチレングリコール 0.10 3.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 n−ブチルエステル 2.00 4.バチルアルコール 3.50 5.アスコルビン酸 2.00 6.ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 2.00 7.ステアリン酸 0.50 8.ミリスチン酸 0.50 9.アボカド油 4.00 10.微粒子酸化チタン 0.04 11. パラオキシ安息香酸エステル 0.20 12.ヒアルロン酸ナトリウム 5.00 13.オウゴンエキス 0.14 14.エデト酸二ナトリウム 0.01 15.精製水 適 量
【0028】 〈処方例5〉化粧水 (重量%) 1.コウジ酸グルコシド 7.00 2.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 2−エチルヘキシルエステル 2.00 3.パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.05 4.エチレングリコールエチルエーテル 3.00 5.ポリオキシエチレンセチルエーテル(60E.O.) 5.00 6.キューカンバーエキス 2.00 7.タイムエキス 0.50 8.パラオキシ安息香酸エステル 0.10 9.アスコルビン酸 0.10 10.クエン酸ナトリウム 0.30 11. 5%エラスチン加水分解液 4.00 12.エデト酸二ナトリウム 0.01 13.精製水 適 量
【0029】 〈処方例6〉クリームパック (重量%) 1.コウジ酸エチル 2.00 2.コウジ酸 1.00 3.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 iso−ブチルエステル 0.50 4.ポリエチレングリコール1500 5.00 5.ステアリン酸ジエタノールアミド 5.00 6.ステアリン酸 5.00 7.ミリスチン酸 0.50 8.ヤシ油 15.00 9.ヒマワリ油 0.04 10.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 11. dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 5.00 12.エデト酸二ナトリウム 0.01 13.精製水 適量
【0030】 〈処方例7〉軟膏剤 (重量%) 1.コウジ酸 1.00 2.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸メチルエステル 0.10 3.サリチル酸フェニル 0.40 4.ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 1.00 5.没食子酸イソアミルオクチル 2.00 6.ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 5.00 7.ワセリン 10.00 8.ステアリン酸 5.00 9.オレイン酸 1.00 10.オリーブ油 10.00 11. パラオキシ安息香酸エステル 0.20 12.カラギーナン 5.00 13.エデト酸二ナトリウム 0.01 14.精製水 適 量
【0031】 〈処方例8〉パップ剤 (重量%) 1.コウジ酸フラクトシド 0.50 2.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 2−エチルヘキシルエステル 4.00 3.ビワ葉エキス 0.10 4.ステアリン酸ジエタノールアミド 3.00 5.ポリアクリル酸 27.00 6.リキリチン 0.10 7.オウゴンエキス(水エキス) 0.05 8.エデト酸二ナトリウム 0.05 9.ポリアクリル酸ソーダ 7.00 10.塩化アルミニウム 0.30 11. 濃グリセリン 20.00 12.酸化チタン 4.00 13.精製水 適 量
【0032】 〈処方例9〉エッセンス (重量%) 1.コウジ酸 1.00 2.ウロカニン酸 0.50 3.4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5− ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸 2−エチルヘキシルエステル 1.00 4.イソプロパノール 0.50 5.ベンジルアルコール 0.05 6.ケフィラン水溶液 1.50 7.ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 2.00 8.ステアリン酸 0.50 9.リノレン酸 0.50 10.アボカド油 2.00 11. タートル油 3.00 12.肝臓抽出液 0.04 13.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 14.1%カルボキシビニルポリマー水溶液 5.00 15.胎盤抽出液 0.14 16.エデト酸二ナトリウム 0.01 17.精製水 適 量 上記の処方1ないし9は、いずれも表1に示したのと同
様に、本発明の目的において満足する効果を有する製剤
であることが確認された。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、コウジ酸および/また
はその誘導体を含む外用剤に、UV−A領域に紫外線吸
収特性を有する特定のアミノ酸誘導体の少なくとも一種
を配合した外用剤が提供され、該外用剤はコウジ酸類の
熱に対する着色・分解の経時的安定性が改善され、乳化
特性に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 233/96 C07D 233/96 309/40 309/40 C09K 3/00 104 C09K 3/00 104B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コウジ酸および/またはその誘導体とU
    V−A領域に紫外線吸収特性を有する下記一般式(1)
    で表わされるアミノ酸誘導体の少なくとも一種を配合し
    たことを特徴とする皮膚外用剤。 【化1】 (但し、式(1)において、Rは水素原子又は−CH2
    CH2 CO2 Xである。Xは炭素数1ないし10のアル
    キル基である。)
  2. 【請求項2】 上記一般式(1)で表わされるアミノ酸
    誘導体が、4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレ
    ン−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン
    酸メチルエステル、4−(3,4−ジメトキシフェニ
    ル)メチレン−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジン
    プロピオン酸エチルエステル、4−(3,4−ジメトキ
    シフェニル)メチレン−2,5−ジオキソ−1−イミダ
    ゾリジンプロピオン酸n−ブチルエステル、4−(3,
    4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5−ジオキソ
    −1−イミダゾリジンプロピオン酸iso−ブチルエス
    テル、4−(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−
    2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2
    −エチルヘキシルエステルからなる群より選択された少
    なくとも1種である請求項1記載の皮膚外用剤。
JP33686495A 1995-12-25 1995-12-25 皮膚外用剤 Expired - Lifetime JP3612127B2 (ja)

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