JPH11106323A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH11106323A
JPH11106323A JP26598097A JP26598097A JPH11106323A JP H11106323 A JPH11106323 A JP H11106323A JP 26598097 A JP26598097 A JP 26598097A JP 26598097 A JP26598097 A JP 26598097A JP H11106323 A JPH11106323 A JP H11106323A
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JP
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silicone
acid
group
derivative
kojic acid
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JP26598097A
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Inventor
Shinsuke Honda
伸介 本多
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Sansho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sansho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コウジ酸および/またはその誘導体の着色を
抑制し、乳化安定性を向上させた、使用感に優れた皮膚
外用剤を提供する。 【解決手段】 コウジ酸および/またはその誘導体とシ
リコーン結合型紫外線吸収剤の1種または2種以上を配
合したことを特徴とする皮膚外用剤。上記シリコーン結
合型紫外線吸収剤としては、シリコーン系桂皮酸誘導
体、シリコーン系ヒダントイン誘導体およびシリコーン
系ベンゾフェノン誘導体からなる群より選ばれた少なく
とも1種が用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤に関す
るものであって、より詳しくは、コウジ酸および/また
はその誘導体とシリコーン結合型紫外線吸収剤の1種ま
たは2種以上を配合することによって、コウジ酸および
/またはその誘導体の着色を抑制し、乳化安定性を向上
させた、使用感に優れた皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が長年研究を続けてきたコウジ
酸およびその誘導体は、色白効果や消炎効果など、種々
の優れた特徴をもつ有用性の高い薬物として知られてお
り、その有用性は、例えば、特開昭55−157509
号公報、特公昭56−18569号公報、特公昭58−
22151号公報,特公昭58−22152号公報、特
公昭58−34446号公報、特公昭60−7961号
公報、特公昭60−9722号公報、特公昭60−10
005号公報、特開昭60−137253号公報、特公
昭61−10447号公報、特公昭61−60801号
公報、特開昭62−5909号公報、特公昭62−38
20号公報、特公昭63−27322号公報、特開平1
−132502号公報および特公平5−30422号公
報等に開示された発明によっても窺い知ることができ
る。
【0003】また一方、最近では、紫外線の皮膚に及ぼ
す影響への関心の高まりとともに、紫外線吸収剤に関す
る研究が積極的に進められ、皮膚科学の分野への応用が
続けられている。コウジ酸を利用した製剤においても当
該紫外線吸収剤を有効に利用する試みがなされてきた。
かかる技術を開示するものとして、例えば、特公平4−
46924号公報、特公平6−96509号公報および
特開平2−200622号公報などが例示できる。
【0004】しかしながら、紫外線吸収剤の多くは溶解
性に問題があり、製剤中で析出することが多いために、
紫外線吸収剤そのものの効果が充分発揮されず、コウジ
酸の着色が生じるなどの安定性低下の問題へと波及して
いた。また、皮膚外用剤の形態がO/W型エマルジョン
或いはW/O型エマルジョンの場合には、紫外線吸収剤
の溶解性が水相と油相との乳化バランスにも影響を与
え、経時的な分離が問題となっており、特にこの現象は
コウジ酸自体の着色安定性を考慮した条件、例えば、ノ
ニオン系の界面活性剤を使用し、製剤のpHを4ないし
5に調整する場合において顕著である。
【0005】この欠点をなくすために、油性の溶解助剤
が適宜使用されていたが、これを配合することによっ
て、べたつくなどの使用感に悪影響を及ぼす問題が残
り、抜本的な解決方法とは言えないものである。このた
め、本発明者は上記製剤に特定の安定化剤を添加するこ
とによってかかる問題の解決を試みた。かかる技術は、
例えば、特開平7−126121号公報、特開平7−1
26122号公報および特開平7−126135号公報
等に開示されている。
【0006】コウジ酸および/またはその誘導体(以
下、これらを総称して単に「コウジ酸類」と呼ぶことが
ある)は、それ自体非常に安定性確保の難しい薬物とし
ても知られているが、とりわけ、先に述べたようなO/
W型エマルジョンまたはW/O型エマルジョンとして製
剤化される際には、処方設計上かなり高度な技術が要求
されることから、使用感に悪い影響を与えず、しかも苛
酷な流通過程に耐え得るコウジ酸類の製剤技術の開発は
引き続いての課題であった。
【0007】本発明者はこの課題を解決すべく誠意研究
を進めた結果、コウジ酸類配合製剤にシリコーン結合型
紫外線吸収剤を配合することによって、コウジ酸類の着
色が抑えられ乳化安定性が向上することに加え、優れた
使用感が得られることを見いだし本発明を完成した。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、コウジ酸類にシリコーン結合型紫外線吸収剤の1種
または2種以上を配合することにより従来のコウジ酸類
製剤の持つ上記の問題点を解決することにあり、特にコ
ウジ酸類の着色を抑制し、乳化安定性を改善した、使用
感に優れた皮膚外用剤を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、皮膚への親
和性や安全性を優先的に考慮して、紫外線吸収剤の応用
研究を続けた。その結果、意外にもシリコーン結合型紫
外線吸収剤にコウジ酸の着色を抑制しpHを4ないし5
に調整した際のコウジ酸配合クリームや乳液製剤等の乳
化系を安定化する作用があること、またシリコーン結合
型紫外線吸収剤を配合することにより優れた使用感の外
用剤が得られるとの知見を得、この知見を元に本発明を
完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明によれば、コウジ酸およ
び/またはその誘導体とシリコーン結合型紫外線吸収剤
の1種または2種以上を配合したことを特徴とする皮膚
外用剤が提供される。
【0011】また、本発明によれば、上記シリコーン結
合型紫外線吸収剤が、シリコーン系桂皮酸誘導体、シリ
コーン系ヒダントイン誘導体およびシリコーン系ベンゾ
フェノン誘導体からなる群より選ばれた少なくとも1種
である上記皮膚外用剤が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において第1の成分として
使用されるコウジ酸(5−オキシ−2−オキシメチル−
γ−ピロン)としては、5−オキシ−2−オキシメチル
−γ−ピロンの純品、コウジ酸生産能を有する公知の菌
株を培養して得られるコウジ酸を主成分とする発酵液、
該発酵液の濃縮液、および該発酵液からコウジ酸を抽出
して結晶化したものなどが使用される。
【0013】コウジ酸誘導体としては、例えば、特公昭
60−10005号公報、特公平1−45472号公
報、特公平3−74229号公報、特公昭58−221
51号公報、特公昭58−22152号公報に開示され
ているコウジ酸のエステル化物およびコウジ酸の2位の
−CH2 OH基に糖類を結合させることによって、コウ
ジ酸分子を安定化させたコウジ酸誘導体など公知のもの
を単独または2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0014】本発明における、前記コウジ酸類は、化粧
料、医薬部外品として許容し得るクリームや乳液などの
外用の形態で患部に直接塗布するなどして使用される。
この場合のコウジ酸類の配合量は、製剤全体に対して、
0.001ないし10重量%、好ましくは0.1ないし
5重量%の範囲で配合される。
【0015】本発明において第2成分として使用され
る、シリコーン結合型紫外線吸収剤には、シリコーン系
桂皮酸誘導体、シリコーン系ヒダントイン誘導体、シリ
コーン系ベンゾフェノン誘導体等が挙げられる。
【0016】シリコーン系桂皮酸誘導体として、
【化1】で表される化合物が例示できる。
【化1】
【0017】また、その他のシリコーン系桂皮酸誘導体
としては、
【式1】で表される化合物が挙げられる。この化合物は
特開平7−196667号公報に開示されており、具体
的には、
【化2】に示される。
【式1】 (R1 は炭素数1ないし4のアルキル基またはフェニル
基またはトリメチルシロキシ基、R2 は少なくとも2個
の炭素原子を有するアルキレン基またはオキシアルキレ
ン基、R3 は水素または炭素数1ないし20のアルキル
基、Xは水酸基、炭素数1ないし8のアルコキシ基、m
は0ないし3の整数、aは1ないし3の整数を表す。)
で表される単位を少なくとも1個持つシロキサン類であ
って、前記シロキサン類中に存在しうる他の単位が、一
般式O(4-n)/2 SiR4 n(nは0ないし3の整数、R4
は炭素数1ないし4のアルキル基またはフェニル基また
はトリメチルシロキシ基を表す。)で表される。
【0018】
【化2】
【0019】シリコーン系ヒダントイン誘導体は、
【式2】ないし
【式4】で表される化合物で、特開平6−329639
号公報、特開平7−97383号公報、特開平7−97
384号公報に開示されており、具体的にそれぞれ
【化3】ないし
【化5】に示される。
【式2】 (R1 は炭素数1ないし4のアルキル基またはフェニル
基またはトリメチルシロキシ基、R2 は少なくとも2個
の炭素原子を有するアルキレン基またはオキシアルキレ
ン基、R3 は炭素数1ないし20のアルキル基、Xは水
酸基、炭素数1ないし8のアルキル基、炭素数1ないし
8のアルコキシ基、mは0ないし3の整数、aは0ない
し4の整数を表す。)で表される単位を少なくとも1個
持つシロキサン類であって、前記シロキサン類中に存在
しうる他の単位が、一般式O(4-n )/2 SiR4 n(nは0
ないし3の整数、R4 は炭素数1ないし4のアルキル基
またはフェニル基またはトリメチルシロキシ基を表
す。)で表される。
【0020】
【化3】
【0021】
【式3】 (R1 は炭素数1ないし4のアルキル基、フェニル基ま
たはトリメチルシロキシ基、R2 はアルキレン基または
オキシアルキレン基、Xは水酸基、炭素数1ないし8の
アルキル基または炭素数1ないし8のアルコキシ基、m
は0ないし3の整数、aは0ないし5の整数を表す。)
で表される単位を少なくとも1個持つシロキサン類であ
って、前記シロキサン類中に存在しうる他の単位が、一
般式O(4 -n)/2 SiR3 n(nは0ないし3の整数、R3
は炭素数1ないし4のアルキル基、フェニル基またはト
リメチルシロキシ基を表す。)で表される。
【0022】
【化4】
【0023】
【式4】 (R1 は炭素数1ないし4のアルキル基、フェニル基ま
たはトリメチルシロキシ基、R2 およびR3 はアルキレ
ン基またはオキシアルキレン基、Xは水酸基、炭素数1
ないし8のアルキル基または炭素数1ないし8のアルコ
キシ基、mは0ないし3の整数、aは0ないし5の整数
を表す。)で表される単位を少なくとも1個持つシロキ
サン類であって、前記シロキサン類中に存在しうる他の
単位が、一般式O(4-n)/2 SiR4 n(nは0ないし3の
整数、R4 は炭素数1ないし4のアルキル基、フェニル
基またはトリメチルシロキシ基を表す。)で表される。
【0024】
【化5】 下記
【化6】で表されるシリコーン系ベンゾフェノン誘導体
は特開平7−145175号公報に開示されている。
【0025】
【化6】
【0026】これらシリコーン結合型紫外線吸収剤の配
合量は、その種類によって多少異なるが、通常、外用剤
全体に対し0.001ないし10重量%、好ましくは
0.1ないし5重量%である。
【0027】その他にも、前記シリコーン結合型紫外線
吸収剤に、従来から使用されている公知の紫外線吸収剤
並びに紫外線散乱剤を適宜配合して効果の増強を図って
も良い。
【0028】紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフ
ェノン系のオキシベンゾン、オキシベンゾンスルホン
酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナト
リウム、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンなど、サリ
チル酸系のサリチル酸エチレングリコール、サリチル酸
ホモメンチル、サリチル酸フェニルなど、ウロカニン酸
およびウロカニン酸エチル、桂皮酸系のパラメトキシ桂
皮酸2−エチルヘキシル、メトキシ桂皮酸オクチルな
ど、ジベンゾイルメタン系の4−tert−ブチル−
4’−メトキシジベンゾイルメタンなどやベンゾトリア
ゾール系の2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾールなどが挙げられ、これらを単独
または二種以上を組み合わせて使用することができるほ
か、紫外線吸収能を有する公知の動・植物エキスを適宜
任意に組み合わせることによって本発明を実施すること
ができる。紫外線散乱剤としては、酸化チタン、酸化亜
鉛などの一般的に使用可能な粉体類が適宜配合可能であ
る。
【0029】以上の第1の成分ならびに第2の成分群を
必須成分とする外用剤を、公知の製法によって調製すれ
ば、経時的に安定な乳化製剤を得ることができ、本製剤
中におけるコウジ酸類の着色が抑制された、使用感の良
い皮膚外用剤を提供することができる。
【0030】また、本発明の製剤は、O/W型エマルジ
ョンおよびW/O型エマルジョンなどの乳化タイプに制
限されるものではなく、成分の選択によって透明タイプ
の製剤にも同様に適用されるものである。それ以外にも
O/W/O型やW/O/W型などの多層乳化型製剤やマ
イクロカプセル製剤化のための基礎技術として利用して
も良い。
【0031】本発明の外用剤の剤型は、外用施用上適す
るものであれば特に制限はなく、例えば、パップ剤、プ
ラスター剤、ペースト剤、クリーム、軟膏、エアゾール
剤、乳剤、ローション、乳液、エッセンス、パック、ゲ
ル剤、パウダー、ファンデーション、サンケア、バスソ
ルトなどの医薬品、医薬部外品ならびに化粧品として公
知の形態で幅広く使用に供されるものである。
【0032】さらに、本発明の外用剤を調製する場合、
通常に用いられる種々の公知の有効成分、例えば、塩化
カルプロニウム、セファランチン、ビタミンE、ビタミ
ンEニコチネート、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニ
コチン酸ベンジル、ショウキョウチンキ、トウガラシチ
ンキなどの末梢血管拡張剤、カンフル、メントール、ハ
ッカ油などの清涼剤、ヒノキチオール、塩化ベンザルコ
ニウム、ウンデシレン酸などの抗菌剤、副腎皮質ホルモ
ン、ε−アミノカプロン酸、塩化リゾチーム、グリチル
リチン、アラントインなどの消炎剤、アスコルビン酸、
アルプチンなどの色白剤、胎盤抽出物、甘草抽出物、紫
根エキス、乳酸菌培養抽出物などの動物・植物・微生物
由来の各種抽出物などを本発明の目的を損なわない範囲
で、その時々の目的に応じて適宜添加して使用すること
ができる。更に、前述の医薬品、医薬部外品、化粧品に
は公知の有効成分に加え、油脂類などの基剤成分のほ
か、必要に応じて公知の保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、
キレート剤、pH調製剤、香料、着色剤など種々の添加
剤を本発明の目的を損なわない範囲で併用することがで
きる。
【0033】<実施例>次に実験例および処方例を開示
して本発明を説明するが、これらの開示は本発明の好適
な態様を示すものであって、本発明を何ら限定するもの
ではない。
【0034】<試験例1>製剤安定性試験 a)試験方法 表1および表2(別表)に示した処方条件で各々のクリ
ーム製剤(pH約4.5)を調製した。これを4オンス
ローソク瓶に充填後、紫外線を照射しながら、50℃の
過酷な温度条件で2ケ月間保存した。2ケ月後、色差
(ΔE)を測定した(色差計:日本電色工業Z−100
1DP使用)。その際、外観変化(紫外線吸収剤の析出
の有無、乳化安定性)の観察、使用感の評価も行った。
【0035】<試験結果>表1および表2に示したよう
に、本発明の製剤は、紫外線吸収剤の析出もなく、乳化
安定性も極めて良好であった。また、製剤中におけるコ
ウジ酸類の着色もなく安定で、使用感も良好であること
が判った。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】<処方例>以下に本発明の皮膚外用剤の処
方例を示す。処方例中、「適量」とは、全体で100重
量%になる割合を意味する。
【0041】 <処方例1> クリーム(1) (重量%) 1.コウジ酸 1.00 2.化合物1 0.50 3.ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 2.00 4.ポリエチレングリコール400 3.00 5.ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 5.00 6.ステアリン酸 5.00 7.アボカド油 1.00 8.アルモンド油 10.00 9.dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 5.00 10.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 11.エデト酸二ナトリウム 0.01 12.精製水 適 量
【0042】 <処方例2> クリーム(2) (重量%) 1.コウジ酸 5.00 2.化合物2 1.00 3.4−tert−ブチル−4’−メトキシ −ジベンゾイルメタン 1.50 4.ホホバアルコール 1.00 5.1,3−ブチレングリコール 0.50 6.ジメチルシロキサン・メチル 3.00 (ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体) 7.ホホバ油 7.00 8.デカメチルシクロペンタンシロキサン 3.00 9.オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.00 10.ジメチルポリシロキサン 5.00 11.アスコルビン酸ナトリウム 0.04 12.1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 2.00 13.エデト酸二ナトリウム 0.01 14.精製水 適 量
【0043】 <処方例3> 乳液(1) (重量%) 1.コウジ酸 4.00 2.化合物3 0.10 3.オクチルドデカノール 3.00 4.ポリオキシエチレンセチルエーテル(25E.O.) 0.50 5.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.) 1.00 6.ステアリン酸 0.50 7.シアバター 0.50 8.アボカド油 4.00 9.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 10.クインスシードエキス 5.00 11.キサンタンガム 0.14 12.エデト酸二ナトリウム 0.01 13.精製水 適 量
【0044】 <処方例4> 乳液(2) (重量%) 1.コウジ酸 0.50 2.化合物4 2.00 3.化合物5 3.00 4.サリチル酸エチレングリコール 0.10 5.バチルアルコール 3.50 6.アスコルビン酸 2.00 7.ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミン 2.00 8.ステアリン酸 0.50 9.ミリスチン酸 0.50 10.アボカド油 4.00 11.微粒子酸化チタン 0.04 12.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 13.ヒアルロン酸ナトリウム 5.00 14.オウゴンエキス 0.14 15.エデト酸二ナトリウム 0.01 16.精製水 適 量
【0045】 <処方例5> 化粧水 (重量%) 1.コウジ酸グルコシド 7.00 2.化合物6 0.10 3.パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 2.00 4.エチレングリコールエチルエーテル 3.00 5.ポリオキシエチレンセチルエーテル(60E.O.) 5.00 6.キューカンバーエキス 2.00 7.タイムエキス 0.50 8.パラオキシ安息香酸エステル 0.10 9.アスコルビン酸 0.10 10.クエン酸ナトリウム 0.30 11.5%エラスチン加水分解液 4.00 12.エデト酸二ナトリウム 0.01 13.精製水 適 量
【0046】 <処方例6> クリームパック (重量%) 1.コウジ酸エチル 2.00 2.コウジ酸 1.00 3.化合物4 0.50 4.ポリエチレングリコール1500 5.00 5.ステアリン酸ジエタノールアミド 5.00 6.ステアリン酸 0.50 7.ミリスチン酸 15.00 8.ヤシ油 0.04 9.ヒマワリ油 0.20 10.パラオキシ安息香酸エステル 5.00 11.エデト酸二ナトリウム 0.01 12.精製水 適 量
【0047】 <処方例7> 軟膏剤 (重量%) 1.コウジ酸 1.00 2.化合物5 0.10 3.サリチル酸フェニル 1.50 4.ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 1.00 5.没食子酸イソアミルオクチル 2.00 6.ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 5.00 7.ワセリン 10.00 8.ステアリン酸 5.00 9.オレイン酸 1.00 10.オリーブ油 10.00 11.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 12.カラギーナン 5.00 13.エデト酸二ナトリウム 0.01 14.精製水 適 量
【0048】 <処方例8> パップ剤 (重量%) 1.コウジ酸フラクトシド 0.50 2.化合物6 4.00 3.ビワ葉エキス 2.00 4.ステアリン酸ジエタノールアミド 3.00 5.ポリアクリル酸 27.00 6.リキリチン 0.10 7.オウゴンエキス 0.05 8.エデト酸二ナトリウム 0.05 9.ポリアクリル酸ソーダ 7.00 10.塩化アルミニウム 0.30 11.濃グリセリン 20.00 12.酸化チタン 4.00 13.精製水 適 量
【0049】 <処方例9> エッセンス (重量%) 1.コウジ酸 1.00 2.化合物3 0.50 3.ウロカニン酸 0.50 4.イソプロパノール 0.50 5.ベンジルアルコール 0.05 6.ケフィラン水溶液 1.50 7.ヤシ油脂肪族モノエタノールアミド 2.00 8.ステアリン酸 0.50 9.リノレン酸 0.50 10.アボカド油 2.00 11.タートル油 3.00 12.肝臓抽出液 0.04 13.パラオキシ安息香酸エステル 0.20 14.1%カルボキシビニルポリマー水溶液 5.00 15.胎盤抽出液 0.14 11.エデト酸二ナトリウム 0.01 12.精製水 適 量
【0050】上記の処方1ないし9は、いずれも表1な
いし2に示したのと同様に、本発明の目的において満足
する効果を有する製剤であることが確認された。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、コウジ酸および/また
はその誘導体にシリコーン結合型紫外線吸収剤の1種ま
たは2種以上を配合することによって、コウジ酸類の着
色を抑制し、乳化安定性を向上した使用感に優れた皮膚
外用剤が提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 9/06 ADA A61K 9/06 ADAE 9/70 341 9/70 341

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コウジ酸および/またはその誘導体とシ
    リコーン結合型紫外線吸収剤の1種または2種以上を配
    合したことを特徴とする皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 上記シリコーン結合型紫外線吸収剤が、
    シリコーン系桂皮酸誘導体、シリコーン系ヒダントイン
    誘導体およびシリコーン系ベンゾフェノン誘導体からな
    る群より選ばれた少なくとも1種である請求項1記載の
    皮膚外用剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001122754A (ja) * 1999-10-25 2001-05-08 Sansho Seiyaku Co Ltd 皮膚外用剤
JP2007308515A (ja) * 2001-03-23 2007-11-29 Rohto Pharmaceut Co Ltd アスコルビン酸を含有する外皮用組成物

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