JPH09175409A - ステアリングホイールの組付方法 - Google Patents

ステアリングホイールの組付方法

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JPH09175409A
JPH09175409A JP7340728A JP34072895A JPH09175409A JP H09175409 A JPH09175409 A JP H09175409A JP 7340728 A JP7340728 A JP 7340728A JP 34072895 A JP34072895 A JP 34072895A JP H09175409 A JPH09175409 A JP H09175409A
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JP
Japan
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steering wheel
boss
nut
spoke
steering shaft
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JP7340728A
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English (en)
Inventor
Akio Hosoi
章生 細井
Atsushi Nagata
篤 永田
Katsunobu Sakane
勝信 坂根
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/04Hand wheels
    • B62D1/10Hubs; Connecting hubs to steering columns, e.g. adjustable

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Abstract

(57)【要約】 【課題】リング部芯金及びスポーク部芯金を被覆する被
覆体とパッド部とを一体形成したステアリングホイール
を、容易且つ確実に組付ける。 【解決手段】ステアリングホイール本体1は、リング部
芯金5及びスポーク部芯金6を被覆する被覆体7a,7
b並びに同被覆体に一体形成されたパッド部3を有す
る。ステアリングシャフト30先端には、ボス8が組付
けられる。組付けに際しては、先ずセレーション19,
32同士が噛み合わせられる。このとき、ボス8には、
スポーク部芯金の一部が連結部を介して一体的に連結さ
れている。次に、ステアリングホイール本体1側方の、
ボス8よりも上側に設けられた開口部23から、ナット
34が一時的に保持された工具41が挿通され、この工
具41を操作することにより、ナット34がステアリン
グシャフト30の雄ねじ部31に仮止めされ、その後別
の治具で締結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステアリングホ
イールの組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ステアリングホイールは、円環
状のリング部と、リング部の中央に配設されるパッド部
と、リング部及びパッド部を接続するスポーク部とを有
し、前記リング部にはリング部芯金が埋設されると共
に、スポーク部にはスポーク部芯金が埋設されている。
この場合、リング部芯金及びスポーク部芯金は、例えば
発泡ポリウレタンからなる被覆体にて被覆されている。
【0003】また、前記パッド部下方において、スポー
ク部芯金はボスプレート(ボス)に連結されている。こ
のボスは、ステアリングシャフトの先端部分に固定され
ている。すなわち、ステアリングシャフトのほぼ先端の
セレーションに対し、同じく内周にセレーションを有す
る挿通孔を介してボスが嵌め込まれ、さらに、その上部
においてナットが締付けられる。
【0004】一方、近年では、前記被覆体と前記パッド
部とを一体形成することで同被覆体とパッド部との境界
線を無くする技術が提案されている(例えば、実開平2
−133955号公報)。かかる技術によれば、被覆体
とパッド部との一体化を図ることができ、ひいては、意
匠性の向上を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如く
被覆体とパッド部とを一体形成したステアリングホイー
ルでは、意匠性の向上が図られ、外観形態の多用化が図
られる傾向にあるものの、ステアリングシャフトへの取
り付け時においては、以下に示す問題が生ずる。つま
り、上記ステアリングホイールでは、リング部芯金及び
スポーク部芯金の被覆体からパッド部を取り外すことが
できないため、ボスとスポーク部芯金とを連結してしま
った状態では、ボスの固定に際し、ナット締めを上方か
ら行うことが困難になる。そのため、ボスとスポーク部
芯金とを連結した状態であっても、容易、且つ、確実に
同ステアリングホイールをステアリングシャフトに組付
けられる新たな方法が要望されている。
【0006】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的は、リング部芯金及びスポーク
部芯金を被覆する被覆体とパッド部とを一体形成したス
テアリングホイールにおいて、容易、且つ、確実にステ
アリングシャフトに組付けることができるステアリング
ホイールの組付方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、リング部芯金、
複数本のスポーク部芯金及びこれらを被覆する被覆体並
びにリング部の略中央上部に位置し前記被覆体に一体形
成されたパッド部を有するステアリングホイール本体
と、前記スポーク部芯金の少なくとも一部に対し連結部
を介して一体的に連結され、略中央部には複数の歯から
なるセレーションを備えたステアリングシャフト挿通孔
を有するボスとを備えたステアリングホイールを、ほぼ
先端部に前記歯と同数の歯からなるセレーションを有す
るとともに、その上部には雄ねじ部を有するステアリン
グシャフトに対し組付ける方法であって、前記ボスのス
テアリングシャフト挿通孔を前記ステアリングシャフト
の先端部から挿通させ、前記セレーション同士を噛み合
わせる工程と、ほぼ先端部においてナットを少なくとも
一時的に保持しうる工具を用いて、前記ステアリングホ
イール本体側方の、前記ボスよりも上側に設けられた開
口部から、前記ナットを前記雄ねじ部に仮止めする工程
と、前記雄ねじ部に仮止めされたナットを、締結治具を
用いて締結する工程とを備えたことをその要旨としてい
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のステアリングホイールの組付方法において、
前記連結部を、前記スポーク部芯金の一部と前記ボスと
を一体的に連結することにより構成し、かつ、前記ボス
を前記リング部芯金及びスポーク部芯金よりも下側に位
置するよう構成するとともに、少なくとも前記ボスに連
結されたスポーク部芯金と、それ以外のスポーク部芯金
とを連結する副連結部を設け、前記ボス、連結部及び副
連結部によって前記開口部を構成したことをその要旨と
している。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載のステアリングホイールの組付方法におい
て、前記セレーション同士を噛み合わせる工程の前段階
に、前記開口部からエアバッグ装置を挿通させて、当該
エアバッグ装置を前記ステアリングホイール本体に配設
する工程を設けたことをその要旨としている。
【0010】なお、本明細書の記載におけるステアリン
グホイールの上下方向とは、ステアリングシャフトの軸
方向に沿う方向をいい、かならずしもステアリングホイ
ールを車両に装着した状態での上下方向をいうものでは
ない。
【0011】(作用)上記の請求項1に記載の発明によ
れば、まず、ボスのステアリングシャフト挿通孔が、ス
テアリングシャフトの先端部から挿通され、ステアリン
グシャフトのほぼ先端部のセレーションと、ボスのステ
アリングシャフト挿通孔のセレーションとが噛み合わせ
られる。このとき、ボスは、スポーク部芯金の少なくと
も一部に対し連結部を介して一体的に連結されているの
で、上記ボスの挿通により、ステアリングホイール本体
もボスと一体的にステアリングシャフトに配設されるこ
ととなる。
【0012】次に、ステアリングホイール本体側方の、
前記ボスよりも上側に設けられた開口部から、工具が挿
通される。ここで、工具のほぼ先端部には、ナットが保
持されており、このナットが、ステアリングシャフトの
セレーションの上部に位置する雄ねじ部に仮止めされ
る。
【0013】そして、その仮止めされたナットが、締結
治具が用いられることにより、締結される。このような
一連の操作を行うことにより、ステアリングホイール
は、ステアリングシャフトに対し、組付けられる。
【0014】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、ボスが連結部を介して
スポーク部芯金の一部と一体的に連結され、かつ、その
ボスがリング部芯金及びスポーク部芯金よりも下側に位
置する。また、少なくともボスに連結されたスポーク部
芯金と、それ以外のスポーク部芯金とが副連結部により
連結される。そして、ボス、連結部及び副連結部によっ
て前記開口部が構成される。
【0015】このため、当該開口部は比較的広いものと
なり、上記仮止め等の作業がより容易に行われうる。ま
た、このように開口部を広くしたとしても芯金の強度的
な低下を招くこともない。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載の発明の作用に加えて、前記セレーション同
士を噛み合わせる工程の前段階に、開口部からエアバッ
グ装置が挿通させられ、そのエアバッグ装置がステアリ
ングホイール本体に配設される。従って、エアバッグ装
置を有するステアリングホイールにおいて、当該エアバ
ッグ装置の配設も容易に行われることとなり、組付の作
業性がより一層容易に行われる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リング
部芯金及びスポーク部芯金を被覆する被覆体とパッド部
とを一体形成したステアリングホイールにおいて、同ス
テアリングホイールを容易、且つ、確実にステアリング
シャフトに組付けることができるという優れた効果を奏
する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態について図面に従って説明する。図1は、本実施
の形態におけるステアリングホイールWの断面図を示
す。
【0019】同図及び図2に示すように、ステアリング
ホイールWのステアリングホイール本体1は、円環状の
リング部2と、リング部2の中央に配置されたパッド部
3と、リング部2から延びる3本のスポーク部4とを備
えている。また、リング部2は、例えば鋼管からなるリ
ング部芯金5とそれを被覆する被覆体7aとにより構成
され、スポーク部4は、アルミニウム合金等の軽量なダ
イカスト金属からなるスポーク部芯金6A,6B,6C
とそれらを被覆する被覆体7bとにより構成されてい
る。被覆体7a,7b及びパッド部3は、軟質合成樹脂
材(例えば発泡ポリウレタン)により一体的に形成され
ている。上記のステアリングホイール本体1は、ボス8
に対し取付固定されている。この取付構造については、
後に詳述することとする。
【0020】一方、前記パッド部3の下方には、被覆体
7bにて囲まれた収納凹部11が形成されている。収納
凹部11には、図示しないメンブレンスイッチ及びエア
バッグ装置13が配設されている。メンブレンスイッチ
は、図示しないホーンスイッチ回路の一部をなす上下の
薄板を有し、パッド部3が押圧されることにより薄板同
士が接触し、その接触に伴いホーンが鳴るようになって
いる。
【0021】エアバッグ装置13は折り畳まれて収納さ
れた袋状のエアバッグ14と、同エアバッグ14に膨張
用のガスを供給するためのインフレータ15と、エアバ
ッグ14及びインフレータ15を保持固定するバッグホ
ルダ16とから構成されている。バッグホルダ16は、
例えば図1に示すように、ねじ17によりスポーク部芯
金6A等に対し固定されている。この固定方法について
は後述することとする。
【0022】次に、ステアリングホイールWの取付構造
について、図1〜3を用いて詳述する。まず、ボス8の
取付構造について説明する。図3に示すように、ステア
リングシャフト30の最先端部には、雄ねじ部31が形
成され、その下方にはセレーション32及びテーパ面3
3が形成されている。同ステアリングシャフト30のセ
レーション32には、所定数(一般には、約30個)の
歯32aが形成されている。また、ステアリングシャフ
ト30の先端には上述したボス8が挿通されており、同
ボス8は前記雄ねじ部31に螺着されたナット34によ
り固定されている。
【0023】このボス8は、内周側に位置する鋼鉄部8
aと、該鋼鉄部8aの外周側に位置するダイカストアル
ミニウムよりなるアルミ部8bとにより構成され、これ
らは一体となって形成されている。ボス8(鋼鉄部8
a)の略中央に設けられた挿通孔(ステアリングシャフ
ト挿通孔)18の内周面には前記ステアリングシャフト
30のセレーション32及びテーパ面33に対応するセ
レーション19及びテーパ面20が形成されている。
【0024】また、本実施の形態において、ボス8は、
ステアリングホイール本体1に対し、一体的に構成され
ている。すなわち、図2に示すように、ボス8は、連結
部21を介して左右両側のスポーク部芯金6B,6Cに
対し連結されている。但し、ボス8は、前記リング部芯
金5及びスポーク部芯金6B,6Cよりも下側に位置し
ている。
【0025】また、前記各スポーク部芯金6B,6C
は、残りの(運転者側の)スポーク部芯金6Aに対し、
副連結部22によって連結されている。これによって、
各スポーク部芯金6A〜6C、リング部芯金5及びボス
8は強固に連結されることとなるとともに、ボス8、連
結部21及び副連結部22によって、ボス8の運転席側
には比較的大きな開口部23が形成されることとなる。
また、各スポーク部芯金6B,6C同士は、支持バー2
4によって連結されており、エアバッグ14拡開時にお
ける安定性を担保するようになっている。
【0026】なお、本実施の形態において、前記ステア
リングシャフト30の外周には、エアバッグ装置13の
継電用のスパイラルケーブル35が設けられている。さ
らに、ステアリングホイール本体1の下側を囲むように
して樹脂製のロアカバー36が配設されている。該ロア
カバー36の一部(運転者側)には、ナット34挿通用
の蓋体36aがヒンジ36bを介して設けられている。
すなわち、この蓋体36aは、通常時には、係合部36
cがロアカバー36の本体に係合されることにより閉塞
されているとともに、ナット34を挿通させる際にヒン
ジ36bを回動中心として開かれるようになっている。
【0027】次に、ステアリングホイールWをステアリ
ングシャフト30に組付ける手順を説明する。先ず、図
4に示すように、ボス8、連結部21及び副連結部22
によって形成された開口部23から、メンブレンスイッ
チ及びエアバッグ装置13を挿入する。そして、エアバ
ッグ装置13のバッグホルダ16を、スポーク部芯金6
A等に対し、ねじ17によって固定する。このとき、当
該開口部23は、比較的大きく形成されているため、エ
アバッグ装置13を容易にステアリングホイール本体1
の内部に装着することができる。
【0028】続いて、ロアカバー36を配置する。この
とき、ロアカバー36の係合部36cの係合を解除し、
蓋体36aを開いておく。すると、ボス8、連結部21
及び副連結部22によって形成された前記開口部23が
露出することとなる。
【0029】次に、図3に示すように、ステアリングシ
ャフト30の先端に、ステアリングホイール本体1が一
体となったボス8を挿通する。このとき、ステアリング
シャフト30のセレーション32と、ボス8のステアリ
ングシャフト挿通孔18に形成されたセレーション19
とを噛み合わせる。このとき、ボス8は、連結部21を
介してスポーク部芯金6B,6Cに対し一体的に連結さ
れているので、上記ボス8の挿通により、ステアリング
ホイール本体1もボス8と一体的にステアリングシャフ
ト30に配設されることとなる。
【0030】次に、ナット34の仮止め及び締結を行
う。まず、仮止めに際しては、図5,6に示すような工
具41が用いられる。すなわち、工具41は、長尺状の
把持部42と、その先端部に設けられたナット保持部4
3とを備えている。ナット保持部43は、ナット34の
外形にほぼ則した形状をなし、例えば磁石等の吸引手段
を備えている。従って、工具41は、このナット保持部
43においてナット34を吸引し、持ち上げ保持できる
ようになっている。また、ナット保持部43は把持部4
2に対し回動可能に軸支されている。より詳しくは、ナ
ット保持部43と把持部42との間には、プーリ44が
回転可能に配設されているとともに、把持部42の基端
側にもプーリ45が回転可能に配設されている。そし
て、両プーリ44,45には、ベルト46が掛装されて
いる。これにより、把持部42の基端側のプーリ44を
回動させることにより、他方のプーリ45が回動され、
それに伴いナット保持部43も回動させることができる
ようになっている。
【0031】さて、ナット34の仮止めに際しては、ま
ず、上記工具41のナット保持部43にナット34を保
持させる。そして、図7,8に示すように、ナット34
を保持させた状態で、工具41をその先端部側から、開
口部23の内側へ挿通し、ナット34をステアリングシ
ャフト30の雄ねじ部31の上部に位置させる。
【0032】次に、ナット34を雄ねじ部31に当接さ
せた状態で、開口部23よりも外側にある前記基端側の
プーリ45を所定回数(例えば2〜3回」)だけ回転さ
せる。この回転により、先端側のプーリ44、ナット保
持部43及びナット34が回転し、ナット34は、雄ね
じ部31に対し仮止めされることとなる。そして、仮止
めが完了したならば、工具41を上方に移動させる。こ
の移動により、ナット34の保持状態が解除される。そ
の後、前記開口部23から工具41を取り出す。なお、
この段階において、ナット34は、自身の回転により、
ある程度下方に移動しており、後述する治具の挿通は容
易に行われるようになっている。
【0033】続いて、図示しない治具(例えば公知の自
動締結具)を前記開口部23から挿通させ、仮止めされ
たナット34を強固に締結固定する。この締結により、
ステアリングホイールWはステアリングシャフト30に
組付けられることとなる。そして、最後に、ロアカバー
36の蓋体36aを閉塞し、係合部36cをロアカバー
36の本体部に係合させることにより、組付は完了す
る。
【0034】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ステアリングホイール本体1側方の、前記ボス8よ
りも上側に設けられた開口部23から、工具41を挿通
させ、当該工具41を用いてナット34を仮止めするこ
ととし、その後、治具を用いてナット34を締結するこ
ととした。
【0035】(イ)従って、リング部芯金5及びスポー
ク部芯金6A〜6Cを被覆する被覆体7a,7bとパッ
ド部3とを一体形成したステアリングホイールWであっ
ても、容易、且つ、確実にステアリングシャフトに組付
けることができる。
【0036】(ロ)また、本実施の形態では、ボス8
を、連結部21を介してスポーク部芯金6B,6Cと一
体的に連結し、かつ、そのボス8をリング部芯金5及び
スポーク部芯金6A〜6Cよりも下側に位置するように
した。さらに、前記スポーク部芯金6B,6Cと、それ
以外のスポーク部芯金6Aとを副連結部22により連結
するようにし、そして、ボス8、連結部21及び副連結
部22によって開口部23を構成するようにした。
【0037】このため、当該開口部23は比較的広いも
のとなり、上記仮止め、締結等の作業をより容易に、か
つ、確実に行うことができる。さらに、エアバッグ装置
13等の配設も容易に、かつ、確実に行うことができ
る。
【0038】(ハ)併せて、このように開口部23を広
くしたとしても芯金5,6A〜6Cの強度的な低下を招
くこともない。従って、ステアリングホイールWとして
の剛性、使用時の安定性を確保することができる。
【0039】(ニ)加えて、上記の構成を有する治具4
1を使用してナット34を仮止めすることとした。従っ
て、開口部23から人手を挿入することなく、容易に雄
ねじ部31にナット34を仮止めすることができる。
【0040】なお、本発明は上記実施の形態の他に次の
ように具体化することもできる。 (1)上記実施の形態では、ナット34仮止め用の工具
41として、長尺状の把持部42と、その先端部に設け
られたナット保持部43と、プーリ44,45と、ベル
ト46とを備えるよう構成し、プーリ45を回動させる
ことにより、ナット34を回動させるようにした。これ
に対し、工具としては、開口部23から挿通され、ナッ
ト34を一時的に保持でき、ある程度の角度だけナット
34を回動させることができるような構成であれば、い
かなるものを用いてもよい。
【0041】例えば、図9に示すように、工具51を長
尺状の把持部52と、その先端部に回動可能に軸支され
たナット保持部53とから構成してもよい。この場合に
は、把持部52がそのほぼ長さ方向に押されることによ
り、ナット保持部53が軸支点を中心に回動し、これに
より、ナット34が仮止めされる。そして、この場合に
は、ナット34が逆方向に回動して仮止め状態が解除さ
れてしまうのを回避するべく、図10に矢印で示す方向
に工具51が幾分引き抜かれる。これにより、仮止め状
態が維持されたまま、ナット34の工具51による保持
状態が解除されうる。
【0042】(2)上記実施の形態では、ナット34を
ナット保持部43により保持させるべく磁石等の吸引手
段を採用することとしたが、例えば係合等によるその外
の保持手段によってナット34を一時的に保持するよう
にしてもよい。
【0043】(3)上記実施の形態では、3本のスポー
ク部4(スポーク部芯金6A〜6C)を有するステアリ
ングホイールWに具体化したが、その本数は何ら限定さ
れるものではなく、例えば4本以上或いは2本のスポー
ク部を有する場合に具体化することもできる。
【0044】(4)上記実施の形態では、エアバッグ装
置13を備えたステアリングホイールWを組付ける場合
に具体化したが、当該エアバッグ装置13を有しないス
テアリングホイールに本発明を具体化することもでき
る。例えば、エアバッグ装置13の代わりに箱状をなす
衝撃吸収部材を配設したステアリングホイールに具体化
してもよい。
【0045】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施の形態から把握できる技術的思
想について以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1〜3に記載のステアリングホイールの組
付方法において、前記ステアリングホイールは、ロアカ
バーを有するものであり、ロアカバーには、前記開口部
に対応した開閉可能な開口を設けたことを特徴とする。
【0046】このような構成とすることにより、ロアカ
バーを装着したままで、容易にナットの締付け作業を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるステアリングホイールの
組付状態を示す断面図である。
【図2】ステアリングホイールの芯金を示す斜視図であ
る。
【図3】ボスのステアリングシャフトに対する取付状態
を示す分解断面図である。
【図4】組付方法を説明するための図であって、エアバ
ッグ装置配設時のステアリングホイール本体の断面図で
ある。
【図5】仮止め用の工具を上側から見た斜視図である。
【図6】仮止め用の工具を下側から見た斜視図である。
【図7】組付方法を説明するための図であって、ナット
仮止め時のステアリングホイール本体等の断面図であ
る。
【図8】ナット仮止め時のステアリングホイール等を示
す平面図である。
【図9】別の実施の形態における工具等を示す分解斜視
図である。
【図10】別の実施の形態における工具を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、2…リング部、3…パ
ッド部、5…リング部芯金、6A,6B,6C…スポー
ク部芯金、7a,7b…被覆体、8…ボス、13…エア
バッグ装置、18…ステアリングシャフト挿通孔として
の挿通孔、19…セレーション、21…連結部、22…
副連結部、23…開口部、30…ステアリングシャフ
ト、31…雄ねじ部、32…セレーション、32a…
歯、34…ナット、41,51…工具、W…ステアリン
グホイール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング部芯金(5)、複数本のスポーク
    部芯金(6A,6B,6C)及びこれらを被覆する被覆
    体(7a,7b)並びにリング部(2)の略中央上部に
    位置し前記被覆体(7a,7b)に一体形成されたパッ
    ド部(3)を有するステアリングホイール本体(1)
    と、 前記スポーク部芯金(6A,6B,6C)の少なくとも
    一部に対し連結部(21)を介して一体的に連結され、
    略中央部には複数の歯からなるセレーション(19)を
    備えたステアリングシャフト挿通孔(18)を有するボ
    ス(8)とを備えたステアリングホイール(W)を、ほ
    ぼ先端部に前記歯と同数の歯(32a)からなるセレー
    ション(32)を有するとともに、その上部には雄ねじ
    部(31)を有するステアリングシャフト(30)に対
    し組付ける方法であって、 前記ボス(8)のステアリングシャフト挿通孔(18)
    を前記ステアリングシャフト(30)の先端部から挿通
    させ、前記セレーション(19,32)同士を噛み合わ
    せる工程と、 ほぼ先端部においてナット(34)を少なくとも一時的
    に保持しうる工具(41)を用いて、前記ステアリング
    ホイール本体(1)側方の、前記ボス(8)よりも上側
    に設けられた開口部(23)から、前記ナット(34)
    を前記雄ねじ部(31)に仮止めする工程と、 前記雄ねじ部(31)に仮止めされたナット(34)
    を、締結治具を用いて締結する工程とを備えたことを特
    徴とするステアリングホイールの組付方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステアリングホイール
    の組付方法において、 前記連結部(21)を、前記スポーク部芯金(6A,6
    B,6C)の一部(6B,6C)と前記ボス(8)とを
    一体的に連結することにより構成し、かつ、前記ボス
    (8)を前記リング部芯金(5)及びスポーク部芯金
    (6A,6B,6C)よりも下側に位置するよう構成す
    るとともに、 少なくとも前記ボス(8)に連結されたスポーク部芯金
    (6B,6C)と、それ以外のスポーク部芯金(6A)
    とを連結する副連結部(22)を設け、前記ボス
    (8)、連結部(21)及び副連結部(22)によって
    前記開口部(23)を構成したことを特徴とするステア
    リングホイールの組付方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のステアリングホイール
    の組付方法において、 前記セレーション(19,32)同士を噛み合わせる工
    程の前段階に、前記開口部(23)からエアバッグ装置
    (13)を挿通させて、当該エアバッグ装置(13)を
    前記ステアリングホイール本体(1)に配設する工程を
    設けたことを特徴とするステアリングホイールの組付方
    法。
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