JP3235469B2 - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JP3235469B2
JP3235469B2 JP15704896A JP15704896A JP3235469B2 JP 3235469 B2 JP3235469 B2 JP 3235469B2 JP 15704896 A JP15704896 A JP 15704896A JP 15704896 A JP15704896 A JP 15704896A JP 3235469 B2 JP3235469 B2 JP 3235469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステアリングホ
イールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステアリングホイールは、円環状のリン
グ部と、リング部の中央に配設されるパッド部と、リン
グ部から延びるスポーク部とを有し、前記リング部には
リング部芯金が埋設されると共に、スポーク部にはスポ
ーク部芯金が埋設されている。この場合、リング部芯金
及びスポーク部芯金は、例えば発泡ポリウレタンからな
る被覆体にて被覆されている。また、前記パッド部下方
において、スポーク部芯金の先端部分は、ボスプレート
(ボス)に連結されている。このボスは、通常ステアリ
ングシャフトの先端に対し、ナット締めにより取付けら
れている。
【0003】このように構成されたステアリングホイー
ルにおいては、スポーク部芯金、ひいてはステアリング
ホイール本体の一体となったボスが、ステアリングシャ
フトに対し、ナット締めにより取付けられた上で、エア
バッグ装置等が装着され、その上から、パッド部が取付
けられる。
【0004】一方、近年では、前記被覆体と前記パッド
部とを一体形成することで同被覆体とパッド部との境界
線を無くしたステアリングホイールが提案されている
(例えば、実開平2−133955号公報)。かかる技
術によれば、被覆体とパッド部とが一体的なものとな
り、意匠性の向上が図られうる。
【0005】ところで、上記の如く被覆体とパッド部と
を一体形成したステアリングホイールでは、意匠性の向
上が図られ、これと同時に外観形状が多用化する傾向に
あるものの、ステアリングホイールの組付け時におい
て、以下に示す問題が生ずる。つまり、上記ステアリン
グホイールでは、ボス、リング部芯金及びスポーク部芯
金の被覆体の上方又は下方からエアバッグ装置を配置で
きないため、ボスとスポーク部芯金とを予め分割させて
おかなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、ステアリングホイールは、スポーク部芯金
を含むステアリングホイール本体、ボス、及びエアバッ
グ装置という3つの部材から構成されることとなり、そ
れらを相互に組付ける必要があった。そのため、組付作
業が著しく煩雑なものとなり、作業性の悪化を招来して
いた。
【0007】特に、ボスとスポーク部芯金との結合には
高度の信頼性が必要なため、一層煩雑な作業が必要であ
った。この発明は、上記問題に着目してなされたもので
あって、その目的は、リング部芯金及びスポーク部芯金
を被覆する被覆体とパッド部とが一体形成され、かつ、
エアバッグ装置を備えたステアリングホイールにおい
て、組付に際しての作業性の向上を図ることのできるス
テアリングホイールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、ステアリングシャフト
に対し固定されるボス、リング部芯金、スポーク部芯金
及びこれらを被覆する被覆体並びにリング部の略中央上
部に位置し前記被覆体に一体形成されたパッド部を有
し、前記スポーク部芯金の一部が連結部を介して前記ボ
スに一体的に連結されたステアリングホイール本体と、
前記パッド部及び前記ボス間に配設されるエアバッグ装
置とを備えたステアリングホイールであって、前記ボス
を前記リング部芯金及びスポーク部芯金よりも下側に位
置するよう構成するとともに、少なくとも前記ボスに
記連結部を介して連結されたスポーク部芯金と、前記ボ
スに非連結のスポーク部芯金とを連結する副連結部を
前記リング部芯金及びスポーク部芯金と略同一平面内に
設け、前記エアバッグ装置を、前記ボス、連結部及び副
連結部によって形成される開口部から挿通させて配設し
たことをその要旨としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のステアリングホイールにおいて、前記ボスの
一部、並びに、前記ボス及び前記連結部の境界部分の少
なくとも一方には、前記ステアリングホイール本体に対
し所定以上の荷重が加わった際に変形を許容するセルフ
アライニング機構を設けたことをその要旨としている。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載のステアリングホイールにおいて、前記ボス
と、前記連結部とをそれぞれ異なる素材により構成する
ようにしたことをその要旨としている。
【0011】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項3に記載のステアリングホイールにおいて、前記ボス
を鉄により構成し、前記連結部を前記スポーク部芯金と
一体成形されたダイカストアルミにより構成したことを
その要旨としている。
【0012】なお、本明細書の記載におけるステアリン
グホイールの上下方向とは、ステアリングシャフトの軸
方向に沿う方向をいい、かならずしもステアリングホイ
ールを車両に装着した状態での上下方向をいうものでは
ない。
【0013】(作用) 上記請求項1に記載の発明においては、ボスがリング部
芯金及びスポーク部芯金よりも下側に位置するよう構成
されており、少なくともボスに連結部を介して連結され
たスポーク部芯金と、ボスに非連結のスポーク部芯金と
が副連結部によって、リング部芯金及びスポーク部芯金
と略同一平面内で連結されている。そして、エアバッグ
装置は、ボス、連結部及び副連結部によって形成される
開口部から挿通させられることによって、パッド部及び
ボス間に配設される。すなわち、本発明によれば、ステ
アリングホイール本体に形成された比較的面積の広い開
口部からエアバッグ装置を固定するとともに、ボスをス
テアリングシャフトに固定するだけで、ステアリングホ
イールの組付が完了しうる。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記ボスの一部、
並びに、前記ボス及び前記連結部の境界部分の少なくと
も一方には、セルフアライニング機構が設けられてい
る。このため、ステアリングホイール本体に対し所定以
上の荷重が加わった際に、当該セルフアライニング機構
により、ボスの一部、並びに、ボス及び連結部の境界部
分の少なくとも一方が変形し、応力が吸収緩和される。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載の発明の作用に加えて、ボスと、連結部とが
それぞれ異なる素材により構成される。また、特に、請
求項4に記載の発明では、ボスが鉄により構成され、連
結部がスポーク部芯金と一体成形されたダイカストアル
ミにより構成される。このため、ステアリングホイール
本体に対し所定以上の荷重が加わった際には、ボス及び
連結部の境界部分において変形が起こりやすくなり、上
記請求項2に記載の発明の作用がより確実に奏されるこ
ととなる。
【0016】
【発明の効果】従って、本発明によれば、リング部芯金
及びスポーク部芯金を被覆する被覆体とパッド部とが一
体形成され、かつ、エアバッグ装置を備えたステアリン
グホイールにおいて、組付に際して、飛躍的に作業性の
向上を図ることができるという優れた効果を発揮する。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態について図面に従って説明する。図3は、本
実施の形態におけるステアリングホイールWの裏面図を
示し、図2は図3のA−A線断面図を示す。
【0018】これらの図に示すように、ステアリングホ
イールWのステアリングホイール本体1は、円環状のリ
ング部2と、リング部2の中央に配置されたパッド部3
と、リング部2から延びる3本のスポーク部4とを備え
ている。また、リング部2は、例えば鋼管からなるリン
グ部芯金5とそれを被覆する被覆体7aとにより構成さ
れ、スポーク部4は、アルミニウム合金等の軽量なダイ
カスト金属からなるスポーク部芯金6A,6B,6Cと
それらを被覆する被覆体7bとにより構成されている。
被覆体7a,7b及びパッド部3は、軟質合成樹脂材
(例えば発泡ポリウレタン)により一体的に形成されて
いる。上記のステアリングホイール本体1は、ボス8に
対し一体的に連結されている。この構造については、後
に詳述することとする。
【0019】一方、前記パッド部3の下方には、被覆体
7bにて囲まれた収納凹部11が形成されている。収納
凹部11には、図示しないメンブレンスイッチ及びエア
バッグ装置13が配設されている。メンブレンスイッチ
は、図示しないホーンスイッチ回路の一部をなす上下の
薄板を有し、パッド部3が押圧されることにより薄板同
士が接触し、その接触に伴いホーンが鳴るようになって
いる。
【0020】エアバッグ装置13は折り畳まれて収納さ
れた袋状のエアバッグ14と、同エアバッグ14に膨張
用のガスを供給するためのインフレータ15と、エアバ
ッグ14及びインフレータ15を保持固定するバッグホ
ルダ16とから構成されている。バッグホルダ16は、
例えば図2に示すように、ねじ17によりスポーク部芯
金6A等に対し固定されている。この固定方法について
は後述することとする。
【0021】次に、ステアリングホイールWの構造の詳
細(本実施の形態の特徴部分)について、図1〜5を用
いて説明する。まず、ボス8の取付構造について説明す
る。図4,6に示すように、ステアリングシャフト30
の最先端部には、セレーション31が形成され、その上
下方向中央部分には、環状溝32が形成されている。同
ステアリングシャフト30のセレーション31には、所
定数(一般には、約30個)の歯31aが形成されてい
る。また、ボス8の中央部には、透孔9が形成されてお
り、該透孔9内周には、鋼鉄製のアダプタ10が挿通さ
れた状態で溶接固定されている。
【0022】このアダプタ10は、下部においては略円
筒状をなし、上部においては平面略C字状に形成されて
いる。当該C字状となった略先端部分には、雌ねじを有
するボルト孔18が形成されている。さらにアダプタ1
0の内周面には、前記ステアリングシャフト30のセレ
ーション31に対応するセレーション19が形成されて
いる。そして、ステアリングシャフト30の先端には、
セレーション19,31同士が噛み合うようにしてアダ
プタ10が嵌め込まれている。さらに、前記ボルト孔1
8には、自身の一部が前記環状溝32に入り込むように
してボルト33が締結されている。これにより、アダプ
タ10、ひいてはボス8がステアリングシャフト30の
先端に強固に固定されている。
【0023】一方、上述したように、本実施の形態にお
いて、ボス8は、ステアリングホイール本体1に対し、
一体的に構成されている。すなわち、図1に示すよう
に、ボス8は、連結部21を介して左右両側のスポーク
部芯金6B,6Cに対し連結されている。但し、ボス8
は、前記リング部芯金5及びスポーク部芯金6B,6C
よりも下側に位置している。
【0024】また、前記各スポーク部芯金6B,6C
は、残りの(運転者側の)スポーク部芯金6Aに対し、
副連結部22によって連結されている。これによって、
各スポーク部芯金6A〜6C、リング部芯金5及びボス
8は強固に連結されることとなるとともに、ボス8、連
結部21及び副連結部22によって、ボス8の運転席側
には比較的大きな開口部23が形成されることとなる。
また、各スポーク部芯金6B,6C同士は、支持バー2
4によって連結されており、エアバッグ14拡開時にお
ける安定性を担保するようになっている。
【0025】なお、本実施の形態においては、ステアリ
ングホイール本体1の下側を囲むようにして樹脂製の図
示しないロアカバーが配設されている。次に、ステアリ
ングホイールWをステアリングシャフト30に取り付け
る手順を説明する。
【0026】先ず、図5,6に示すように、前記ボス
8、連結部21及び副連結部22によって形成された開
口部23から、メンブレンスイッチ及びエアバッグ装置
13を挿入する。そして、エアバッグ装置13のバッグ
ホルダ16を、スポーク部芯金6A等に対し、ねじ17
によって固定する。このとき、当該開口部23は、比較
的大きく形成されているため、エアバッグ装置13を容
易にステアリングホイール本体1の内部に装着すること
ができる。
【0027】次いで、図6に示すように、ステアリング
シャフト30の先端に、ステアリングホイール本体1が
一体となったボス8(アダプタ10)を挿通する。この
とき、ステアリングシャフト30のセレーション31
と、アダプタ10に形成されたセレーション19とを噛
み合わせる。そして、その状態でアダプタ10のボルト
孔18にボルト33を螺着し、ボス8をステアリングシ
ャフト30に固定させる。ここで、ボス8には、上記連
結部21を介してステアリングホイール本体1(スポー
ク部芯金6B,6C)が連結されているため、ボス8を
ステアリングシャフト30に固定することにより、エア
バッグ装置13を有してなるステアリングホイール本体
1も同時に固定されることとなる。
【0028】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、スポーク部芯金6B,6Cを連結部21を介してボ
ス8に一体的に連結するようにした。また、ボス8をリ
ング部芯金5及びスポーク部芯金6A〜6cよりも下側
に位置するよう構成するとともに、少なくともボス8に
連結されたスポーク部芯金6B,6Cと、それ以外のス
ポーク部芯金6Aとを副連結部22にて連結させて開口
部23を形成するようにした。
【0029】(イ)このため、エアバッグ装置13は、
前記開口部23から挿通させられることによって、パッ
ド部3及びボス8間に容易に配設される。すなわち、本
実施の形態によれば、比較的面積の広い開口部23から
エアバッグ装置13を固定するとともに、ボス8をステ
アリングシャフト30に固定するという操作を行うだけ
で、ステアリングホイールWの組付が完了しうる。従っ
て、ステアリングホイールWの組付に際して、作業性の
飛躍的な向上を図ることができる。
【0030】(ロ)また、上記のように開口部23を設
けるような構成としても、ボス8は、連結部21を介し
て左右両側のスポーク部芯金6B,6Cに対し強固に連
結されるとともに、各スポーク部芯金6B,6Cは、残
りの(運転者側の)スポーク部芯金6Aに対し、副連結
部22によって強固に連結される。このため、各スポー
ク部芯金6A〜6C、リング部芯金5及びボス8間は相
互に強固に連結されることとなる。従って、ステアリン
グホイールW全体として考慮した場合に、組付状態の十
分な安定性を確保することができる。
【0031】(ハ)さらに、本実施の形態では、連結部
21を、両側から延びるスポーク部芯金6B,6Cとボ
ス8とを連結するようにした。このため、スポーク部芯
金6B,6C、連結部21及びボス8は、平面的には略
同一直線上に位置することとなり、強度的にもより安定
したものとすることができる。その結果、上記(ロ)に
記載した効果をより確実ならしめることができる。
【0032】(第2の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等において、上述した第1の実施の形態
と同等の部材等については同一の符号を付してその説明
を省略する。そして、以下には、第1の実施の形態との
相違点を中心として説明することとする。
【0033】上記第1の実施の形態では、3本のスポー
ク部4(スポーク部芯金6A〜6C)を有するタイプの
ステアリングホイールWに具体化した。これに対し、本
実施の形態では、図7に示すように、4本のスポーク部
芯金34A,34B,34C,34Dを有している。こ
の場合、例えばボス8は、連結部35を介して左右両側
のスポーク部芯金34C,34Dに対し連結される。但
し、上記第1の実施の形態と同様、ボス8は、前記リン
グ部芯金5及びスポーク部芯金34A〜34Dよりも下
側に位置している。
【0034】また、前記各スポーク部芯金34B,34
Cは、残りの(運転者側の)スポーク部芯金34A,3
4Bに対し、副連結部36によって連結されている。こ
れによって、各スポーク部芯金34A〜34D、リング
部芯金5及びボス8は強固に連結されることとなるとと
もに、ボス8、連結部35及び副連結部36によって、
ボス8の運転席側には比較的大きな開口部37が形成さ
れることとなる。その結果、上記実施の形態と同等の作
用効果を奏することとなる。
【0035】(第3の実施の形態)次に、本発明を具体
化した第3の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等においても、上述した第1の実施の形
態と同等の部材等については同一の符号を付してその説
明を省略する。そして、以下には、第1の実施の形態と
の相違点を中心として説明することとする。
【0036】上記第1の実施の形態では、ボス8は、連
結部21を介して左右両側のスポーク部芯金6B,6C
に対し連結されており、いずれも同一の素材により一体
的に形成されていた。これに対し、本実施の形態では、
図8,9に示すように、ボス8は、鋼鉄により形成され
ているとともに、連結部21は、スポーク部芯金6B,
6Cと同様ダイカストアルミにより構成されている。そ
して、ボス8と連結部21との境界部分によってセルフ
アライニング機構が構成されている。なお、本実施の形
態では、通常時における両者8,21間の強度を確保す
るために、ボス8には透孔8aが形成されているととも
に、該透孔8aの内部には、連結部21を構成するダイ
カストアルミが回り込んでいる。
【0037】次に、上記のように構成されてなる本実施
の形態の作用及び効果について説明する。基本的には、
本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同等
の作用効果を奏する。また、それに加えて、本実施の形
態では、ボス8と連結部21とを異なる素材にり構成す
ることで、ボス8と連結部21との境界部分によってセ
ルフアライニング機構を構成するようにした。このた
め、ステアリングホイール本体1に対し所定以上の荷重
が加わった際に、当該セルフアライニング機構により、
ボス8及び連結部21の境界部分が変形し、この変形に
より応力が吸収緩和される。従って、本実施の形態によ
れば、ステアリングホイール本体1に対し所定以上の荷
重が加わった場合でも、当該荷重による応力を効果的に
吸収緩和することができるといえる。
【0038】なお、本発明は上記実施の形態の他に次の
ように具体化することもできる。 (1)上記各実施の形態では、3本或いは4本のスポー
ク部芯金6A〜6C,34A〜34Dを有するタイプの
ステアリングホイールWに具体化したが、スポーク部
(スポーク部芯金)の本数は複数本であれば2本であっ
てもよいし、5本以上であってもよく、その本数は、何
ら限定されるものではない。
【0039】(2)上記各実施の形態では、ねじ17に
よりエアバッグ装置13をステアリングホイール本体1
に配設固定するようにしたが、その他にも例えばリベッ
ト、クリップ等の固定手段を用いてもよい。
【0040】(3)前記各実施の形態では、ステアリン
グシャフト30に対し、ボス8(ステアリングホイール
本体1)を固定するに際し、アダプタ10、ボルト33
等を用いるようにしたが、従来と同様、ナットを用いて
固定してもよい。
【0041】(4)前記第3の実施の形態では、ボス8
と連結部21との境界部分によってセルフアライニング
機構を構成するようにしたが、ボス8自身にセルフアラ
イニング機構を設けるようにしてもよい。
【0042】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記各実施の形態から把握できる技術的
思想について以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1〜4に記載のステアリングホイールにお
いて、前記連結部は、両側から延びるスポーク部芯金と
ボスとを連結するようにして設けられていることを特徴
とする。
【0043】このような構成とすることにより、スポー
ク部芯金、連結部及びボスは、平面的には略同一直線上
に位置することとなり、強度的にもより安定したものと
することができる。
【0044】(b)請求項1〜4又は上記付記(a)に
記載のステアリングホイールにおいて、前記スポーク部
芯金は、2〜4本のいずれかにより構成されていること
を特徴とする。
【0045】このような構成とすることにより、容易に
かつ確実に開口部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるステアリングホイー
ルの芯金構造を示す斜視図である。
【図2】図3のA−A線断面図である。
【図3】ステアリングホイールの裏面図である。
【図4】ステアリングホイールのアダプタ等を示す平断
面図である。
【図5】エアバッグ装置等を配設する際の作用を説明す
るステアリングホイール本体等の断面図である。
【図6】ステアリングホイールをステアリングシャフト
に取付ける際の作用を説明する断面図である。
【図7】第2の実施の形態の芯金構造を示す斜視図であ
る。
【図8】第3の実施の形態のステアリングホイールの芯
金構造を示す斜視図である。
【図9】第3の実施の形態のステアリングホイールの断
面図である。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、2…リング部、3…パ
ッド部、5…リング部芯金、6A,6B,6C,34
A,34B,34C,34D…スポーク部芯金、7a,
7b…被覆体、8…ボス、13…エアバッグ装置、2
1,35…連結部、22,36…副連結部、30…ステ
アリングシャフト、W…ステアリングホイール。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−257394(JP,A) 特開 昭62−178469(JP,A) 特開 平5−193503(JP,A) 実開 平3−64157(JP,U) 実開 平1−170065(JP,U) 実開 平5−37609(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 1/04 - 1/28 B60R 21/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフト(30)に対し固
    定されるボス(8)、リング部芯金(5)、スポーク部
    芯金(6A,6B,6C,34A,34B,34C,3
    4D)及びこれらを被覆する被覆体(7a,7b)並び
    にリング部(2)の略中央上部に位置し前記被覆体(7
    a,7b)に一体形成されたパッド部(3)を有し、前
    記スポーク部芯金(6A,6B,6C,34A,34
    B,34C,34D)の一部が連結部(21,35)を
    介して前記ボス(8)に一体的に連結されたステアリン
    グホイール本体(1)と、 前記パッド部(3)及び前記ボス(8)間に配設される
    エアバッグ装置(13)とを備えたステアリングホイー
    ルであって、 前記ボス(8)を前記リング部芯金(5)及びスポーク
    部芯金(6A,6B,6C,34A,34B,34C,
    34D)よりも下側に位置するよう構成するとともに、
    少なくとも前記ボス(8)に前記連結部(21,35)
    を介して連結されたスポーク部芯金(6B,6C,34
    C,34D)と、前記ボス(8)に非連結のスポーク部
    芯金(6A,34A,34B)とを連結する副連結部
    (22,36)を、前記リング部芯金(5)及びスポー
    ク部芯金(6A,6B,6C,34A,34B,34
    C,34D)と略同一平面内に設け、前記エアバッグ装
    置(13)を、前記ボス(8)、連結部(21,35)
    及び副連結部(22,36)によって形成される開口部
    (23,37)から挿通させて配設したことを特徴とす
    るステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記ボス(8)の一部、並びに、前記ボ
    ス(8)及び前記連結部(21,35)の境界部分の少
    なくとも一方には、前記ステアリングホイール本体
    (1)に対し所定以上の荷重が加わった際に変形を許容
    するセルフアライニング機構を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記ボス(8)と、前記連結部(21,
    35)とをそれぞれ異なる素材により構成するようにし
    たことを特徴とする請求項2に記載のステアリングホイ
    ール。
  4. 【請求項4】 前記ボス(8)を鉄により構成し、前記
    連結部(21,35)を前記スポーク部芯金(6A,6
    B,6C,34A,34B,34C,34D)と一体成
    形されたダイカストアルミにより構成したことを特徴と
    する請求項3に記載のステアリングホイール。
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