JP2594036Y2 - ステアリングホイール - Google Patents
ステアリングホイールInfo
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- JP2594036Y2 JP2594036Y2 JP1992075385U JP7538592U JP2594036Y2 JP 2594036 Y2 JP2594036 Y2 JP 2594036Y2 JP 1992075385 U JP1992075385 U JP 1992075385U JP 7538592 U JP7538592 U JP 7538592U JP 2594036 Y2 JP2594036 Y2 JP 2594036Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- steering wheel
- spoke
- boss
- arc portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両のかじ取り操作の
ために運転者によって操作されるステアリングホイール
に係り、特にエアーバッグを備えたステアリングホイー
ルに関するものである。
ために運転者によって操作されるステアリングホイール
に係り、特にエアーバッグを備えたステアリングホイー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアーバッグをパッドに内装した
ステアリングホイールにおいて、リング部と、同リング
部とボス間を連結する4本のスポーク部とを備えたタイ
プのものがある。このタイプのステアリングホイールで
は4本のスポーク部にて区画されるリング部のうち、最
大長円弧部側の剛性を上げ、最大長円弧部とは180度
反対側の円弧部の剛性を下げるようにしている。すなわ
ち、衝突時における衝撃の緩和吸収のために最大長円弧
部とは180度反対側の円弧部の剛性を下げ、最大長円
弧部側の剛性は反対に上げる必要がある。
ステアリングホイールにおいて、リング部と、同リング
部とボス間を連結する4本のスポーク部とを備えたタイ
プのものがある。このタイプのステアリングホイールで
は4本のスポーク部にて区画されるリング部のうち、最
大長円弧部側の剛性を上げ、最大長円弧部とは180度
反対側の円弧部の剛性を下げるようにしている。すなわ
ち、衝突時における衝撃の緩和吸収のために最大長円弧
部とは180度反対側の円弧部の剛性を下げ、最大長円
弧部側の剛性は反対に上げる必要がある。
【0003】前記最大長円弧部の剛性を上げる方法とし
ては、最大長円弧部を区画するスポーク部にリブ等のだ
肉追加の方法が考えられる。
ては、最大長円弧部を区画するスポーク部にリブ等のだ
肉追加の方法が考えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、だ肉の追加は
パッド自体がエアーバッグ等を内装して大きくなってお
り、また、ステアリングホイール本体に付属する部品と
の関係や、生産性の観点から限度があった。又、最大長
円弧部側の剛性をさらに上げる方法としては、最大長円
弧部とは180度反対側の円弧部の剛性を上げることも
考えられるが、それでは最大長円弧部とは180度反対
側の円弧部の剛性を下げるということはできなくなって
しまう問題がある。
パッド自体がエアーバッグ等を内装して大きくなってお
り、また、ステアリングホイール本体に付属する部品と
の関係や、生産性の観点から限度があった。又、最大長
円弧部側の剛性をさらに上げる方法としては、最大長円
弧部とは180度反対側の円弧部の剛性を上げることも
考えられるが、それでは最大長円弧部とは180度反対
側の円弧部の剛性を下げるということはできなくなって
しまう問題がある。
【0005】この考案の目的は前記問題点を解消するた
めになされたものであって、エアーバッグをパッド内に
内装し、リング部を4本のスポーク部にて分割するステ
アリングーホイールにおいて、最大長円弧部側の剛性を
上げ、最大長円弧部とは180度反対側の円弧部の剛性
を下げることができ、そのことによって最大長円弧部方
向へのローリングを防止できるステアリングホイールを
提供することにある。
めになされたものであって、エアーバッグをパッド内に
内装し、リング部を4本のスポーク部にて分割するステ
アリングーホイールにおいて、最大長円弧部側の剛性を
上げ、最大長円弧部とは180度反対側の円弧部の剛性
を下げることができ、そのことによって最大長円弧部方
向へのローリングを防止できるステアリングホイールを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ボスと、リン
グ部と、同リング部と前記ボス間を連結する4本のスポ
ーク部とを備え、前記4本のスポーク部によりリング部
を4分割したステアリングホイール本体と、前記ステア
リングホイール本体の上部に取付けられ、エアーバッグ
を内装したパッドとを備えたステアリングホイールにお
いて、 4本のスポーク部芯金が延出したボスプレートを
前記ボスの上端に設け、このボスプレートに対して板状
のブラケットを固定すると共に、前記4分割されたリン
グ部のうち最大長円弧部を区画する2本のスポーク部芯
金の各々において、そのスポーク部芯金と、前記ブラケ
ットと、前記パッドから延出したパッド取付ステーとを
共通のボルトにより共締したことを要旨としている。
グ部と、同リング部と前記ボス間を連結する4本のスポ
ーク部とを備え、前記4本のスポーク部によりリング部
を4分割したステアリングホイール本体と、前記ステア
リングホイール本体の上部に取付けられ、エアーバッグ
を内装したパッドとを備えたステアリングホイールにお
いて、 4本のスポーク部芯金が延出したボスプレートを
前記ボスの上端に設け、このボスプレートに対して板状
のブラケットを固定すると共に、前記4分割されたリン
グ部のうち最大長円弧部を区画する2本のスポーク部芯
金の各々において、そのスポーク部芯金と、前記ブラケ
ットと、前記パッドから延出したパッド取付ステーとを
共通のボルトにより共締したことを要旨としている。
【0007】
【作用】4分割されたリング部のうち最大長円弧部を区
画する2本のスポーク部芯金の各々において、そのスポ
ーク部芯金と、板状ブラケットと、パッドから延出した
パッド取付ステーとを共通のボルトにより共締してい
る。このため、板状ブラケットが前記2本のスポーク部
芯金を連結すると共に、その板状ブラケット自体がボス
プレートに固定されていることもあって、最大長円弧部
を区画する2本のスポーク部芯金のねじり剛性が非常に
高まる。他方、このような共締がなされていない残りの
スポーク部の剛性は相対的に下げられる。 また、エアー
バッグを内装したパッドは、そこから延出したパッド取
付ステー及び共通のボルトを介して、ボスプレートから
延出したスポーク部芯金に独自に支持される。
画する2本のスポーク部芯金の各々において、そのスポ
ーク部芯金と、板状ブラケットと、パッドから延出した
パッド取付ステーとを共通のボルトにより共締してい
る。このため、板状ブラケットが前記2本のスポーク部
芯金を連結すると共に、その板状ブラケット自体がボス
プレートに固定されていることもあって、最大長円弧部
を区画する2本のスポーク部芯金のねじり剛性が非常に
高まる。他方、このような共締がなされていない残りの
スポーク部の剛性は相対的に下げられる。 また、エアー
バッグを内装したパッドは、そこから延出したパッド取
付ステー及び共通のボルトを介して、ボスプレートから
延出したスポーク部芯金に独自に支持される。
【0008】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図1及
至図6に従って説明する。図6に示すようにステアリン
グホイール1はステアリングホイール本体2、パッド3
及びホーンボタン16とから構成されている。
至図6に従って説明する。図6に示すようにステアリン
グホイール1はステアリングホイール本体2、パッド3
及びホーンボタン16とから構成されている。
【0009】ステアリングホイール本体2について説明
すると、ステアリングホイール本体2のボス4はステア
リングシャフト(図示しない)の先端に嵌合されてい
る。ボス4の上端外周にはボスプレート5が形成されて
おり、そのボスプレート5からは複数本(本実施例では
4本)のスポーク部芯金6a,6b,6c,6dが延び
ている。スポーク部芯金6a,6b,6c,6dの先端
には、リング部芯金7が固定されている。全スポーク部
芯金6a,6b,6c,6dのリング部芯金7側の上部
と、リング部芯金7の全体とはPU(ポリウレタン)等
からなる被覆層8によって被覆されている。そして、前
記4本のスポーク部芯金6a,6b,6c,6dのうち
左右方向に延びるスポーク部芯金6a,6dにて区画さ
れるリング部が最大長円弧部Aとされている。又、最大
長円弧部Aと180度反対側に設けられ、スポーク部芯
金6b,6cにて区画されるリング部が円弧部Bとされ
ている。
すると、ステアリングホイール本体2のボス4はステア
リングシャフト(図示しない)の先端に嵌合されてい
る。ボス4の上端外周にはボスプレート5が形成されて
おり、そのボスプレート5からは複数本(本実施例では
4本)のスポーク部芯金6a,6b,6c,6dが延び
ている。スポーク部芯金6a,6b,6c,6dの先端
には、リング部芯金7が固定されている。全スポーク部
芯金6a,6b,6c,6dのリング部芯金7側の上部
と、リング部芯金7の全体とはPU(ポリウレタン)等
からなる被覆層8によって被覆されている。そして、前
記4本のスポーク部芯金6a,6b,6c,6dのうち
左右方向に延びるスポーク部芯金6a,6dにて区画さ
れるリング部が最大長円弧部Aとされている。又、最大
長円弧部Aと180度反対側に設けられ、スポーク部芯
金6b,6cにて区画されるリング部が円弧部Bとされ
ている。
【0010】前記ボスプレート5の下側には、合成樹脂
よりなるロアカバー9が取付けられている。そして、上
記ボス4、ボスプレート5、スポーク部芯金6、リング
部芯金7、被覆層8、及びロアカバー9によってステア
リングホイール本体2が構成されている。又、左右のス
ポーク部芯金6の基端には上下厚さ方向に貫通するネジ
孔14が透設されている。そして、そのネジ孔14に対
応してロアカバー9には操作孔9aが透設されている。
よりなるロアカバー9が取付けられている。そして、上
記ボス4、ボスプレート5、スポーク部芯金6、リング
部芯金7、被覆層8、及びロアカバー9によってステア
リングホイール本体2が構成されている。又、左右のス
ポーク部芯金6の基端には上下厚さ方向に貫通するネジ
孔14が透設されている。そして、そのネジ孔14に対
応してロアカバー9には操作孔9aが透設されている。
【0011】前記ステアリングホイール本体2の上側に
は、前記ボス4、ボスプレート5、スポーク部芯金6
a,6b,6c,6dのボス4側部分、ロアカバー9等
を覆うパッド3が配設されている。パッド3は平面略四
角形状に形成されている。このパッド3の4つの頂点は
前記ステアリングホイール本体2のスポーク部芯金6
a,6b,6c,6d上に位置している。パッド3内に
はエアーバッグ及びエアーバッグを作動させる作動装置
(ともに図示しない)が内装されている。パッド3の下
部両側からは一対の取付ステー11(図1では右方のス
テーのみ図示)が下方に突出されている。
は、前記ボス4、ボスプレート5、スポーク部芯金6
a,6b,6c,6dのボス4側部分、ロアカバー9等
を覆うパッド3が配設されている。パッド3は平面略四
角形状に形成されている。このパッド3の4つの頂点は
前記ステアリングホイール本体2のスポーク部芯金6
a,6b,6c,6d上に位置している。パッド3内に
はエアーバッグ及びエアーバッグを作動させる作動装置
(ともに図示しない)が内装されている。パッド3の下
部両側からは一対の取付ステー11(図1では右方のス
テーのみ図示)が下方に突出されている。
【0012】パッド3の取付構造について説明すると、
パッド取付用ブラケット12は前記ステアリングホイー
ル本体2のボスプレート5に対してボルト13にて締付
固定されている。パッド取付用ブラケット12は板状を
なしており、その左右両側がボスプレート5から左右に
延出されたスポーク部芯金6a,6dに沿うように上方
へ折曲げ形成されている。そして、前記スポーク部芯金
6a,6dのネジ孔14に対応してその折曲げ部12a
にはボルト挿通孔12bが形成されている。又、パッド
取付用ブラケット12の一側部中央は前記ボス4を迂回
するように凹状に形成されている。
パッド取付用ブラケット12は前記ステアリングホイー
ル本体2のボスプレート5に対してボルト13にて締付
固定されている。パッド取付用ブラケット12は板状を
なしており、その左右両側がボスプレート5から左右に
延出されたスポーク部芯金6a,6dに沿うように上方
へ折曲げ形成されている。そして、前記スポーク部芯金
6a,6dのネジ孔14に対応してその折曲げ部12a
にはボルト挿通孔12bが形成されている。又、パッド
取付用ブラケット12の一側部中央は前記ボス4を迂回
するように凹状に形成されている。
【0013】前記パッド3の一対の取付ステー11の下
部に設けた取付端は前記パッド取付用ブラケット12の
折曲げ部12aに沿って互いに内方に折曲げ形成され、
その折曲げ部12a上面にはナット部11aが固定され
ている。そして、ロアカバー9の操作孔9aを介して挿
入されたボルト15が前記スポーク部芯金6a,6dの
ネジ孔14、パッド取付用ブラケット12のボルト挿通
孔12b、及びパッド3の取付ステー11のナット部1
1aに螺入されている。すなわち、ボルト15によりス
ポーク部芯金6a,6d、パッド取付用ブラケット1
2、及びパッド3の取付ステー11が共締めされてい
る。
部に設けた取付端は前記パッド取付用ブラケット12の
折曲げ部12aに沿って互いに内方に折曲げ形成され、
その折曲げ部12a上面にはナット部11aが固定され
ている。そして、ロアカバー9の操作孔9aを介して挿
入されたボルト15が前記スポーク部芯金6a,6dの
ネジ孔14、パッド取付用ブラケット12のボルト挿通
孔12b、及びパッド3の取付ステー11のナット部1
1aに螺入されている。すなわち、ボルト15によりス
ポーク部芯金6a,6d、パッド取付用ブラケット1
2、及びパッド3の取付ステー11が共締めされてい
る。
【0014】次に、ホーンボタン16の取付構造につい
て説明する。ステアリングホイール本体2の左右に延び
るスポーク部芯金6a,6dの中間部には取付段部10
が形成されている。各取付段部10の上面はステアリン
グシャフトの軸線Lに対して直交している。各取付段部
10には上方を開口するネジ孔10aが透設されてい
る。前記取付段部10には金属製のホーンボタン支持ブ
ラケット(以下支持ブラケットという)17が取着され
ている。支持ブラケット17は側面クランク状に形成さ
れ、上下両部には上部折曲げ片17a及び下部折曲げ片
17bが設けられている。又、両折曲げ片17aを連結
する連結板17dの両側部からは一対の支持部としての
棚受け片17cがパッド3側に向くように同連結板17
dに対して直交する方向に折曲げ形成されている。そし
て、支持ブラケット17は前記下部折曲げ片17bにボ
ルト18が挿通されて前記ネジ孔10aに対して螺合さ
れることにより取付段部10に締付固定されている。支
持ブラケット17の上部折曲げ片17a上にはホーンボ
タン16が取付されている。
て説明する。ステアリングホイール本体2の左右に延び
るスポーク部芯金6a,6dの中間部には取付段部10
が形成されている。各取付段部10の上面はステアリン
グシャフトの軸線Lに対して直交している。各取付段部
10には上方を開口するネジ孔10aが透設されてい
る。前記取付段部10には金属製のホーンボタン支持ブ
ラケット(以下支持ブラケットという)17が取着され
ている。支持ブラケット17は側面クランク状に形成さ
れ、上下両部には上部折曲げ片17a及び下部折曲げ片
17bが設けられている。又、両折曲げ片17aを連結
する連結板17dの両側部からは一対の支持部としての
棚受け片17cがパッド3側に向くように同連結板17
dに対して直交する方向に折曲げ形成されている。そし
て、支持ブラケット17は前記下部折曲げ片17bにボ
ルト18が挿通されて前記ネジ孔10aに対して螺合さ
れることにより取付段部10に締付固定されている。支
持ブラケット17の上部折曲げ片17a上にはホーンボ
タン16が取付されている。
【0015】このホーンボタン16について説明する。
なお、ホーンボタン16はステアリングホイール本体2
に対して左右一対設けられているが、両者の形状は線対
象のため、図5に示すように右側に配置されるホーンボ
タン16について説明する。又、図5(a)に示される
左右をホーンボタン16の左右という。
なお、ホーンボタン16はステアリングホイール本体2
に対して左右一対設けられているが、両者の形状は線対
象のため、図5に示すように右側に配置されるホーンボ
タン16について説明する。又、図5(a)に示される
左右をホーンボタン16の左右という。
【0016】ホーンボタン16は合成樹脂製の本体ケー
ス20、ボタンキャップ21及び作動子22、並びに本
体ケース20とボタンキャップ21の上方を覆うウレタ
ン等からなる可撓性のカバー体23等から構成されてい
る。本体ケース20は有底四角箱状の箱部24と、前記
箱部24に対してリブを介して連結され、左右両側を除
く他の二側を覆う覆い体25と、箱部24の底面中央か
ら上方に突設された円筒状のガイド部26とから構成さ
れている。箱部24の四方側壁下部からはガイド溝27
が切欠き形成されている。そして、本体ケース20は前
記支持ブラケット17の上部折曲げ片17aに対してボ
ルト28にて締付固定されている。
ス20、ボタンキャップ21及び作動子22、並びに本
体ケース20とボタンキャップ21の上方を覆うウレタ
ン等からなる可撓性のカバー体23等から構成されてい
る。本体ケース20は有底四角箱状の箱部24と、前記
箱部24に対してリブを介して連結され、左右両側を除
く他の二側を覆う覆い体25と、箱部24の底面中央か
ら上方に突設された円筒状のガイド部26とから構成さ
れている。箱部24の四方側壁下部からはガイド溝27
が切欠き形成されている。そして、本体ケース20は前
記支持ブラケット17の上部折曲げ片17aに対してボ
ルト28にて締付固定されている。
【0017】本体ケース20の左側面には互いに同じ高
さに位置するように一対の位置決め棚29が水平方向に
突設されている。位置決め棚29の下面には前記支持ブ
ラケット17の棚受け片17cの折曲げ方向に直交する
側面を備えた脚片30が突設され、同棚受け片17cに
対し当接されている。従って、位置決め棚29は荷重が
加わった場合、棚受け片17cにより支持されるように
なっている。又、前記位置決め棚29はホーンボタン1
6が支持ブラケット17にてステアリングホイール本体
2に対して取付られた状態では、前記パッド3の対応す
る右側部(左のホーンボタン16ではパッド3の左側
部)の段部3aを係止してパッド3の組付け時の位置決
めをするようになっている。
さに位置するように一対の位置決め棚29が水平方向に
突設されている。位置決め棚29の下面には前記支持ブ
ラケット17の棚受け片17cの折曲げ方向に直交する
側面を備えた脚片30が突設され、同棚受け片17cに
対し当接されている。従って、位置決め棚29は荷重が
加わった場合、棚受け片17cにより支持されるように
なっている。又、前記位置決め棚29はホーンボタン1
6が支持ブラケット17にてステアリングホイール本体
2に対して取付られた状態では、前記パッド3の対応す
る右側部(左のホーンボタン16ではパッド3の左側
部)の段部3aを係止してパッド3の組付け時の位置決
めをするようになっている。
【0018】前記本体ケース20とガイド部26間にお
いてボタンキャップ21が上下動可能に配置されてい
る。ボタンキャップ21の四方側部の下部には係止突起
31が突出され、前記本体ケース20のガイド溝27内
に挿入されている。そして、係止突起31はボタンキャ
ップ21が上動したときに、ガイド溝27の上端に係止
可能となっている。ボタンキャップ21とガイド部26
間には作動子22が上下動可能に配置されている。作動
子22は略筒状に形成され、その中央部外周には係止フ
ランジ32が設けられている。係止フランジ32とガイ
ド部26の底面間にはコイルスプリング33が配置さ
れ、常時作動子22を上方へ付勢している。
いてボタンキャップ21が上下動可能に配置されてい
る。ボタンキャップ21の四方側部の下部には係止突起
31が突出され、前記本体ケース20のガイド溝27内
に挿入されている。そして、係止突起31はボタンキャ
ップ21が上動したときに、ガイド溝27の上端に係止
可能となっている。ボタンキャップ21とガイド部26
間には作動子22が上下動可能に配置されている。作動
子22は略筒状に形成され、その中央部外周には係止フ
ランジ32が設けられている。係止フランジ32とガイ
ド部26の底面間にはコイルスプリング33が配置さ
れ、常時作動子22を上方へ付勢している。
【0019】前記作動子22の下面には導電性部材より
なる可動接点34が取着されている。一方、ガイド部2
6の底面には導電性部材よりなる固定接点35が取着さ
れている。この固定接点35はボルト28、支持ブラケ
ット17、及び支持ブラケット17に接続されたコード
(図示しない)を介して常時接地されている。前記可動
接点34は図示しないコードにて接続され、同コードの
一端は常時正電極に接続されている。前記ボタンキャッ
プ21及び本体ケース20の上部及び位置決め棚29上
面にはカバー23が覆うように配置されている。そし
て、カバー23の上面から下方に押圧すれば、本体ケー
ス20の上部開口20aを介してボタンキャップ21が
操作可能になっている。
なる可動接点34が取着されている。一方、ガイド部2
6の底面には導電性部材よりなる固定接点35が取着さ
れている。この固定接点35はボルト28、支持ブラケ
ット17、及び支持ブラケット17に接続されたコード
(図示しない)を介して常時接地されている。前記可動
接点34は図示しないコードにて接続され、同コードの
一端は常時正電極に接続されている。前記ボタンキャッ
プ21及び本体ケース20の上部及び位置決め棚29上
面にはカバー23が覆うように配置されている。そし
て、カバー23の上面から下方に押圧すれば、本体ケー
ス20の上部開口20aを介してボタンキャップ21が
操作可能になっている。
【0020】従って、図3に示すようにこのボタンホー
ン16は通常時においてはコイルスプリング33の付勢
力により係止突起31がガイド溝27の上端に係止され
て作動子22が上方位置した状態となっており、可動接
点34は固定接点35から離間されている。又、パッド
3が下方に押圧された場合には前記コイルスプリング3
3の付勢力に抗して可動接点34が固定接点35に接触
されることにより、両接点34,35が電気的に導通さ
れホーンが吹鳴される。
ン16は通常時においてはコイルスプリング33の付勢
力により係止突起31がガイド溝27の上端に係止され
て作動子22が上方位置した状態となっており、可動接
点34は固定接点35から離間されている。又、パッド
3が下方に押圧された場合には前記コイルスプリング3
3の付勢力に抗して可動接点34が固定接点35に接触
されることにより、両接点34,35が電気的に導通さ
れホーンが吹鳴される。
【0021】さて、上記のように構成されたステアリン
グーホイール1の作用について説明する。パッド3をス
テアリング本体2に取付けする場合、予めホーンボタン
16を支持ブラケット17を介してステアリングホーイ
ル本体2に固定しておく。又、パッド取付用ブラケット
12をボスプレート5に対してボルト13にて固定して
おく。この状態でパッド3の取付ステー11をパッド取
付用ブラケット12のボルト挿通孔12に対応させるべ
く配置する。このパッド3を配置するとき、パッド3の
左右両側部の段部3aをホーンボタン16の位置決め棚
29に係止させる。この段部3aが位置決め棚29に係
止されることにより、パッド3のステリングホイール本
体2に対する上下取付高さ位置が定まる。そして、この
状態でロアカバー9の操作孔9aを介してボルト15を
挿入し、同ボルト15をスポーク部芯金6,6dのネジ
孔14、パッド取付用ブラケット12のボルト挿通孔1
2b、及びパッド3の取付ステー11のナット部11a
に螺合する。すなわち、ボルト15によりスポーク部芯
金6a,6d、パッド取付用ブラケット12、及びパッ
ド3の取付ステー11が共締めされることになる。
グーホイール1の作用について説明する。パッド3をス
テアリング本体2に取付けする場合、予めホーンボタン
16を支持ブラケット17を介してステアリングホーイ
ル本体2に固定しておく。又、パッド取付用ブラケット
12をボスプレート5に対してボルト13にて固定して
おく。この状態でパッド3の取付ステー11をパッド取
付用ブラケット12のボルト挿通孔12に対応させるべ
く配置する。このパッド3を配置するとき、パッド3の
左右両側部の段部3aをホーンボタン16の位置決め棚
29に係止させる。この段部3aが位置決め棚29に係
止されることにより、パッド3のステリングホイール本
体2に対する上下取付高さ位置が定まる。そして、この
状態でロアカバー9の操作孔9aを介してボルト15を
挿入し、同ボルト15をスポーク部芯金6,6dのネジ
孔14、パッド取付用ブラケット12のボルト挿通孔1
2b、及びパッド3の取付ステー11のナット部11a
に螺合する。すなわち、ボルト15によりスポーク部芯
金6a,6d、パッド取付用ブラケット12、及びパッ
ド3の取付ステー11が共締めされることになる。
【0022】従って、パッド取付用ブラケット12と、
パッド3から延出したパッド取付ステー11と、最大長
円弧部Aを区画するスポーク部芯金6a,6dとが共通
のボルト15により共締されているため、最大長円弧部
Aを区画するスポーク部芯金6a,6dのねじり剛性が
高まり、残りのスポーク部6b,6cの剛性を上げる必
要がなくなる。この結果、残りのスポーク部6b,6c
の剛性を下げることができる。従って、最大長円弧部A
の剛性が向上することにより、最大長円弧部A方向への
ローリングを防止することができる。
パッド3から延出したパッド取付ステー11と、最大長
円弧部Aを区画するスポーク部芯金6a,6dとが共通
のボルト15により共締されているため、最大長円弧部
Aを区画するスポーク部芯金6a,6dのねじり剛性が
高まり、残りのスポーク部6b,6cの剛性を上げる必
要がなくなる。この結果、残りのスポーク部6b,6c
の剛性を下げることができる。従って、最大長円弧部A
の剛性が向上することにより、最大長円弧部A方向への
ローリングを防止することができる。
【0023】なお、この考案は前記実施例に限定される
ものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない範囲で任
意に変更可能である。
ものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない範囲で任
意に変更可能である。
【0024】
【考案の効果】以上詳述したように、この考案はエアー
バッグをパッド内に内装し、リング部を4本のスポーク
部にて分割するステアリングホイールにおいて、最大長
円弧部を区画する2本のスポーク部芯金のねじり剛性が
高まるため、リング部の最大長円弧部側の剛性を上げ、
最大長円弧部とは180度反対側の円弧部の剛性を下げ
ることができ、そのことによって最大長円弧部方向への
ローリングを防止することができる。 また、パッドをそ
こから延出したパッド取付ステー及び共通のボルトを介
してボスプレートから延出したスポーク部芯金に独自に
支持したので、前記リング部の最大長円弧部側の剛性向
上を何ら妨げることなく、パッド取付ステーにパッドが
受ける衝撃の吸収機能のいくらかを担わせることが可能
となる。
バッグをパッド内に内装し、リング部を4本のスポーク
部にて分割するステアリングホイールにおいて、最大長
円弧部を区画する2本のスポーク部芯金のねじり剛性が
高まるため、リング部の最大長円弧部側の剛性を上げ、
最大長円弧部とは180度反対側の円弧部の剛性を下げ
ることができ、そのことによって最大長円弧部方向への
ローリングを防止することができる。 また、パッドをそ
こから延出したパッド取付ステー及び共通のボルトを介
してボスプレートから延出したスポーク部芯金に独自に
支持したので、前記リング部の最大長円弧部側の剛性向
上を何ら妨げることなく、パッド取付ステーにパッドが
受ける衝撃の吸収機能のいくらかを担わせることが可能
となる。
【図1】本考案の一実施例のステアリングホイールの要
部断面図である。
部断面図である。
【図2】同じくステアリングホイール本体の部分平面図
である。
である。
【図3】同じくホーンボタンと支持ブラケットとの取付
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】ホーンボタンの本体ケースを示し、(a)は平
面図、(b)は中央断面図、(c)は側面図、(d)は
底面側から見た斜視図である。
面図、(b)は中央断面図、(c)は側面図、(d)は
底面側から見た斜視図である。
【図6】本実施例のステアリングホイールの平面図であ
る。
る。
1…ステアリングーホイール、2…ステアリングホイー
ル本体、3…パッド、4…ボス、5…ボスプレート、6
a,6b,6c,6d…スポーク部芯金、7…リング部
芯金、11…取付ステー、12…パッド取付用ブラケッ
ト、14…ネジ孔、15…ボルト、16…ホーンボタ
ン、17…ホーンボタン支持ブラケット、17c…棚受
け片、18…ボルト、20…本体ケース、21…ボタン
キャップ、22…作動子、23…カバー、29…位置決
め棚、30…脚片、A…最大長円弧部。
ル本体、3…パッド、4…ボス、5…ボスプレート、6
a,6b,6c,6d…スポーク部芯金、7…リング部
芯金、11…取付ステー、12…パッド取付用ブラケッ
ト、14…ネジ孔、15…ボルト、16…ホーンボタ
ン、17…ホーンボタン支持ブラケット、17c…棚受
け片、18…ボルト、20…本体ケース、21…ボタン
キャップ、22…作動子、23…カバー、29…位置決
め棚、30…脚片、A…最大長円弧部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 1/04
Claims (1)
- 【請求項1】 ボス(4)と、リング部と、同リング部
と前記ボス(4)間を連結する4本のスポーク部とを備
え、前記4本のスポーク部によりリング部を4分割した
ステアリングホイール本体(2)と、 前記ステアリングホイール本体(2)の上部に取付けら
れ、エアーバッグを内装したパッド(3)とを備えたス
テアリングホイールにおいて、4本のスポーク部芯金(6a〜6d)が延出したボスプ
レート(5)を前記ボス(4)の上端に設け、このボス
プレート(5)に対して板状の ブラケット(12)を固
定すると共に、 前記4分割されたリング部のうち最大長円弧部(A)を
区画する2本のスポーク部芯金(6a,6d)の各々に
おいて、そのスポーク部芯金(6a,6d)と、前記 ブ
ラケット(12)と、前記パッド(3)から延出したパ
ッド取付ステー(11)とを共通のボルト(15)によ
り共締したことを特徴とするステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075385U JP2594036Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075385U JP2594036Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | ステアリングホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639658U JPH0639658U (ja) | 1994-05-27 |
JP2594036Y2 true JP2594036Y2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=13574680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075385U Expired - Lifetime JP2594036Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594036Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10146485A (ja) * | 1996-11-18 | 1998-06-02 | Hirose Mfg Co Ltd | ミシンのかま |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62234762A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-10-15 | Honda Motor Co Ltd | エアバッグ装備式ステアリングホイ−ル |
JPH04231233A (ja) * | 1990-12-27 | 1992-08-20 | Mazda Motor Corp | ステアリングホイールのエアバッグ取付構造 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP1992075385U patent/JP2594036Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639658U (ja) | 1994-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080219 Year of fee payment: 9 |