JPH0917510A - 嵌合検知コネクタ - Google Patents

嵌合検知コネクタ

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JPH0917510A
JPH0917510A JP7188454A JP18845495A JPH0917510A JP H0917510 A JPH0917510 A JP H0917510A JP 7188454 A JP7188454 A JP 7188454A JP 18845495 A JP18845495 A JP 18845495A JP H0917510 A JPH0917510 A JP H0917510A
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fitting
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connector
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terminal
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JP7188454A
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Kenji Tsuji
健司 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/66Structural association with built-in electrical component
    • H01R13/70Structural association with built-in electrical component with built-in switch
    • H01R13/703Structural association with built-in electrical component with built-in switch operated by engagement or disengagement of coupling parts, e.g. dual-continuity coupling part
    • H01R13/7031Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity
    • H01R13/7032Shorting, shunting or bussing of different terminals interrupted or effected on engagement of coupling part, e.g. for ESD protection, line continuity making use of a separate bridging element directly cooperating with the terminals

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より早い時点で半嵌合か否かを検知すること
ができるようにする。 【構成】 雌側コネクタ10の側にはロックアーム13
を形成するとともに雄側コネクタ20の側には係合溝2
3を形成し、上記ロックアーム13の下面にショート金
具41を配設しつつ同ロックアーム13の下方に検知端
子42,42を挿入するように構成してあるため、嵌合
途中にロックアーム13が撓むとショート金具41が下
方に駆動されて検知端子42,42間を導通させるし、
ロックアーム13の係合突起13cが係合溝23に入り
込んで正規に嵌合すると検知端子42,42間を非導通
とする。すなわち、嵌合途中であることを知らせること
により、結果的には嵌合作業の完了を早期に判断するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嵌合状態を検知可能な
嵌合検知コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の嵌合検知コネクタとし
て、実開平2−50982号公報などに開示された図7
に要部を示すものが知られている。図において、一方の
コネクタハウジング1には一対の嵌合検知端子2,2を
並設して相手側コネクタハウジング3に向けて突出せし
め、相手側コネクタハウジング3の側にはそれぞれ上記
一対の嵌合検知端子2,2に対面して配置されたアーム
部4a,4aと両アーム部4a,4aを連結するショー
ト部4bとを形成したショート金具4を備えている。ま
た、コネクタハウジング1の側にはアーム部4a,4a
に対面してガイド斜面5を形成してあり、嵌合作業時に
両アーム部4a,4aが摺接しながら上方に撓められ、
正規の嵌合位置において嵌合検知端子2,2上に復帰動
作するようにしている。
【0003】両コネクタハウジング1,3を嵌合させる
ために近接させていくと、アーム部4a,4aがガイド
斜面5に沿って上方に撓められ、正規の嵌合位置で同ア
ーム部4a,4aがガイド斜面5から外れて復帰すると
きに嵌合検知端子2,2に押圧され、嵌合検知端子2,
2は導通する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の嵌合検
知コネクタにおいては、嵌合作業の完了後にしか嵌合状
態を検知できず、作業が正常に行われた否かの判断を得
られるのが遅くなるという課題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、より早い時点で半嵌合か否かを検知することが可能
な嵌合検知コネクタの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、嵌合状態を検知可能なコネ
クタであって、嵌合途中状態を検知する構成としてあ
る。また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の嵌
合検知コネクタにおいて、撓み動作と復帰動作を経て係
合する可撓性を有するロックアームを備えるとともに、
このロックアームの撓みを検知する検知端子を備えた構
成としてある。
【0007】さらに、請求項3に係る発明は、請求項1
または請求項2に記載の嵌合検知コネクタにおいて、上
記検知端子は上記ロックアームの撓み動作で端子同士が
押圧されて撓み動作を検知する構成としてある。さら
に、請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3に記載
の嵌合検知コネクタにおいて、コネクタに収容された端
子同士が導通する時点で上記検知端子の導通状態を変化
させるように配置した構成としてある。
【0008】さらに、請求項5に係る発明は、請求項1
〜請求項4に記載の嵌合検知コネクタにおいて、正規の
嵌合状態か否かを検知する正規嵌合状態検知端子を備え
るとともに、上記検知端子と上記正規嵌合状態検知端子
の検知結果の組み合わせに応じて判断を行う判断手段を
備えた構成としてある。
【0009】
【作用】上記のように構成した請求項1に係る発明にお
いては、嵌合作業において未嵌合の状態から嵌合途中の
状態となったときにこれを検知し、さらに、嵌合途中の
状態から正規の嵌合状態となったときに検知しなくな
る。
【0010】一般に、作業者にとっては未嵌合状態を容
易に目視にて判断できる。従って、未嵌合状態を検知す
るようになっていなくても差し障りはない。一方、嵌合
途中の状態を検知するのであれば嵌合作業時に作業途中
でアラームをなるようにしておくことにより、作業者は
アラームが中断するまで押し込んで作業を完了させれば
よく、分かりやすい。これに対して、従来のように、正
規の嵌合状態となって初めて検知できるものであれば嵌
合作業が完了したらアラームを鳴らせるようなことにな
り、この場合は作業者がアラームを止める作業が必要と
なってしまう。
【0011】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、可撓性を有するロックアームが撓み
動作と復帰動作を経て係合し、検知端子はこのロックア
ームの撓みを検知する。さらに、上記のように構成した
請求項3に係る発明においては、ロックアームの撓み動
作によって検知端子の端子同士が押圧され、導通状態が
変化して撓み動作を検知する。ロックアームの撓み動作
のときに検知端子の端子同士を押圧せしめることにな
り、反発力を生じる。
【0012】さらに、上記のように構成した請求項4に
係る発明においては、検知端子の配置を所定位置とする
ことにより、コネクタに収容された端子同士が導通する
時点でその導通状態が変化する。すなわち、嵌合途中に
おいても端子同士が導通する状態か否かに応じて導通状
態が変化する。さらに、上記のように構成した請求項5
に係る発明においては、正規嵌合状態検知端子が正規の
嵌合状態か否かを検知するとともに、判断手段が検知端
子と正規嵌合状態検知端子の検知結果に基づいてその組
み合わせに応じて判断を行う。通常であれば、未嵌合状
態から嵌合途中の状態を経て嵌合状態となり、検知結果
がこのような変化をたどれば正常であると判断できる。
しかるに、これ以外の変化のパターンであれば嵌合操作
に異常があるか、検知端子に不良があるかの判断などを
行える。例えば、端子が導通と非導通とで所定状態を検
知できるとすれば二組の端子で四パターンの状態を検知
でき、このパターンの変化を追えばよい。単に、正規の
嵌合状態か否かを判断するだけのものであれば、端子同
士がショーとして導通していたとしても正規の嵌合状態
となっているとしか判断できないが、パターンの変化を
たどれば嵌合操作や端子の不良を発見できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、嵌合作業
を完了させる前の嵌合途中であることを知らせることに
より、結果的には嵌合作業の完了を知らせつつ、早期に
その判断を得ることが可能な嵌合検知コネクタを提供す
ることができる。また、請求項2に係る発明によれば、
一般的に使用されているロックアームを利用して構成で
き、容易に実施できる。さらに、請求項3に係る発明に
よれば、検知端子の反発力にてロックアームのバネ力を
増加させることができる。一方、正規嵌合状態となって
端子が撓められて導通するようなものでは、正規の状態
で撓み状態を継続するため、正常な状態を維持しながら
塑性変形して導通不良が生じてしまうようなこともあ
る。これに対し、ロックアームの撓み動作はわずかな期
間であり、この期間に検知端子が同期して撓み動作する
ようにしておけば、嵌合作業中のわずかな期間だけ導通
させ、正規嵌合状態で非導通となってこれを維持するた
め、塑性変形も生じない。
【0014】さらに、請求項4に係る発明によれば、少
なくとも回路的には正常となった状態をいち早く検知す
ることができる。嵌合途中においても端子同士が導通す
る状態は存在するのであるが、端子同士が導通する状態
であってコネクタ同士がロックしていない状態は回路的
には正常であって必要に応じてコネクタ同士は容易に分
離できる状態である。従って、例えば、回路チェックだ
けを先に行いたい場合にはコネクタ同士がロックする前
の嵌合途中の状態で実施するというようなことも可能と
なる。また、場合によっては回路がつながっていさえす
れば良いという状態もあり、このような場合に好適に使
用できる。
【0015】さらに、請求項5に係る発明によれば、嵌
合途中を検知することによって単なる嵌合作業の経過を
知ることができるのみならず、嵌合完了の判断とともに
パターンの変化を追って通常では判断できない端子自体
の不良をも判断することもできる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る嵌合検知コネク
タを断面図により示している。
【0017】同図において、雌側コネクタ10は、複数
の端子収容室11を形成された外形箱形に形成されてお
り、雄側コネクタ20は、当該雌側コネクタ10を挿入
可能な有底筒状に形成されている。雌側コネクタ10は
各端子収容室11内に雌側端子金具12を収容してお
り、有底筒状の雄側コネクタ20内に挿入すると同雄側
コネクタ20の内側奥壁を貫通して支持されている雄側
端子金具22が同雌側コネクタ10の正面開口より端子
収容室11内の雌側端子金具内に挿入されて導通する。
なお、雄側端子金具22は奥壁を貫通して下方に向けて
屈曲されており、当該雄側コネクタ20をプリント基板
上に載置せしめるとともに同雄側端子金具22を同プリ
ント基板に貫通せしめて半田付け固定するようになって
いる。
【0018】本実施例においては、雄側コネクタ20が
いわゆる基板固定型のコネクタであり、これに雌側コネ
クタ10が挿入されるものとなっているが、特に、この
ようなタイプのものに限定されず、互いに嵌合し合う一
般のコネクタに採用することができる。また、有底筒状
の雄側コネクタ20内に箱型の雌側コネクタ10が挿入
されて嵌合するコネクタとしているが、コネクタの嵌合
態様についても特に限定されるものではない。
【0019】雄側コネクタ20の天井面における幅方向
中央部分には開口端側を閉じた係合溝23を形成してあ
り、雌側コネクタ10における幅方向中央上面には同係
合溝23に対面してロックアーム13を形成してある。
同ロックアーム13は雌側コネクタ10の上面前端から
上方に突出せしめるとともに後方に屈曲せしめて延設さ
れたアーム部13aを備え、かつ、同アーム部13aの
後端上面には指掛け用の突起部13bを形成してある。
両コネクタ10,20の正規嵌合状態ではアーム部13
aにおける突起部13bとの連接部分が上記係合溝23
に対面し、当該位置に同係合溝23の閉じた端部に係合
可能な略楔形の係合突起13cを形成してある。
【0020】本実施例においては、雌側コネクタ10の
ロックアーム13が当該雌側コネクタ10とともに雄側
コネクタ20内に挿入されて当該雄側コネクタ20の内
周壁面に形成した係合溝23と係合突起13cとによっ
て下方に撓められて乗り越えるものとなっているが、必
ずしもロックアーム13が内側から係合するようなもの
に限らず、雄側コネクタ20の外周面に形成した係合突
起を乗り越えるようなものであったり、シーソー型のも
のであったりするなど、他の構成とすることもできる。
【0021】図2に示すように、雌側コネクタ10の中
央には軸方向に貫通する貫通孔14を形成してあり、こ
の貫通孔14の周壁のうち天井面については前端部分だ
けが残っており、当該部分から上記ロックアーム13の
アーム部13aが突出している。そして、中央から後端
にかけては両側部分を除いて天井面がない開口14aと
なっており、この開口14aを介してロックアーム13
のアーム部13aの下面が対面している。
【0022】同アーム部13aの下面には図1及び図3
に示す金属製のショート金具41を装着してある。ショ
ート金具41は、アーム部13aの下面前端部に圧入さ
れて固定される平板状の基板部41aと、同基板部41
aの後端から上記開口14aに対面するようにそれぞれ
平行に後方に延設された後、下方に向けて山形に突出す
るように湾曲せしめた端子部41b,41bと、上記基
板部41aの後端両側から後方に延設された後、上記開
口14aの両側に残っている貫通孔14の周壁に対面す
るように下方に向けて山形に湾曲せしめたバネ部41
c,41cとから構成されている。
【0023】一方、雄側コネクタ20の奥壁には上記貫
通孔14に対面して突出し、嵌合時には同貫通孔14内
に挿通される係合凸部24を形成してある。この係合凸
部24は、図4に示すように、概略水平方向に配向した
平板状に形成され、幅方向中央上面には当該上面を左右
に区画する凸条部24aを備えている。この凸条部24
aは、貫通孔14内に挿通されたときにロックアーム1
3に保持されたショート金具41における端子部41
b,41bの間に入り込む位置に形成してあり、これに
より同端子部41b,41bは当該凸条部24aにて区
画された係合凸部24の上面左右部分に対面する。この
区画された係合凸部24の上面左右部分にはそれぞれ奥
壁を貫通する検知端子42,42が前後方向に配設され
ている。この検知端子42,42は他の雄側端子金具2
2と同様に奥壁を貫通した後、下方に屈曲されている。
【0024】この検知端子42,42は上記ショート金
具41における端子部41b,41bに対面しており、
ロックアーム13の係合突起13cが係合溝23の閉じ
た端部を乗り越えるために下方に撓むときに当該ロック
アーム13とともにショート金具41も下方に移動する
と、同端子部41b,41bは開口14aを通過して検
知端子42,42上に当接される。ロックアーム13は
雌側コネクタ10を雄側コネクタ20内に挿入して行く
につれて徐々に撓み、雌側端子金具12と雄側端子金具
22とが接続したときに端子部41b,41bが検知端
子42,42と接続するようになっている。
【0025】本実施例においては、雌側コネクタ10の
ロックアーム13の下面にショート金具41を装着する
とともに同ショート金具41の下方に雄側コネクタ20
の側から検知端子42,42が挿通されるようにし、嵌
合途中における同ロックアーム13の下方への撓みによ
ってショート金具41が検知端子42,42上に押し付
けられるような構成としてあるが、嵌合途中で検知端子
42,42の導通状態が変化するようになっていればよ
く、必ずしもロックアーム13にショート金具41を保
持せしめる必要はない。
【0026】例えば、検知端子42は垂直方向に屈曲す
るクランク状としておき、雌側コネクタ10に保持され
たショート金具41は水平に移動するようにする。する
と、嵌合途中では上記ショート金具41は検知端子4
2,42の先端部分に摺接して導通せしめ、嵌合状態と
なるまで挿入されたときにはクランク状に屈曲された部
分に至って離れる。ただし、本実施例のように、ロック
アーム13の撓み動作によってショート金具41が駆動
されるようにしておくと、嵌合途中でのみショート金具
41を押圧せしめる力がかかり、嵌合状態では解放され
るので、長い期間を経た後でもショート金具41は塑性
変形しておらず、正確に検知することができる。
【0027】むろん、検知端子42,42における導通
状態の変化は必ずしも嵌合途中でオンとなる必要はな
く、その逆のようになっていても良いし、オン・オフの
変化以外にも抵抗値の変化など、どのようなものであっ
てもよい。また、本実施例においては、雌側端子金具1
2と雄側端子金具22とが接続したときにショート金具
41が検知端子42,42間を導通せしめる構成となっ
ているが、嵌合途中であればどのタイミングで検知端子
42,42間の導通が変化するようになっていても良
い。ただし、このようなタイミングにしておくと嵌合途
中と判断した時点で少なくとも端子金具同士の導通をと
れていることが分かれば、導通チェックなども早期に開
始できるという効果もある。
【0028】さらに、本実施例においては、ショート金
具41と一対の検知端子42とからなる構成としている
が、嵌合途中において検知端子42,42の導通状態な
どを変化させればよく、検知端子42,42の先端同士
を重ね合わせておき、雌側コネクタ10が挿入される途
中で先端部分が一時的に離れるか接続するようにしてお
いても同様の判断を行うことができる。次に、上記構成
からなる本実施例の動作を説明する。雌側コネクタ10
と雄側コネクタ20とが嵌合していないときは、雄側コ
ネクタ20に配置された検知端子42,42は係合凸部
24の上面で離れて載置されており、両検知端子42,
42は非導通となっている。
【0029】雄側コネクタ20内に雌側コネクタ10を
挿入していくと、ロックアーム13のアーム部13aに
形成した係合突起13cの斜面が雄側コネクタ20の開
口縁部に突き当たり、下方に撓ませられながら挿入され
ていく。アーム部13aが下方に撓むとともにショート
金具41も下方に移動しようとするが、このときバネ部
41c,41cは貫通孔14の周壁の天井上面に押し付
けられ、圧縮される。このバネ部41c,41cにより
ロックアーム13の反発力は強くなっている。バネ部4
1c,41cを圧縮させつつロックアーム13が撓む
と、端子部41b,41bは開口14aを介して貫通孔
14内に入り込んでいく。
【0030】図5に示すように、雌側コネクタ10がさ
らに雄側コネクタ20内に挿入されていって雌側端子金
具12と雄側端子金具22とが接続すると、ロックアー
ム13の撓み量も大きくなってきてショート金具41の
端子部41b,41bは検知端子42,42上に当接さ
れ、両検知端子42,42同士を導通せしめる。このと
き、例えば、検知端子42,42をアラームのスイッチ
にしておけば嵌合途中を示すアラームが鳴る。一方、雌
側端子金具12と雄側端子金具22とは接続しているの
で、回路チェックなどを開始してもよい。
【0031】そして、図6に示すように、完全に雌側コ
ネクタ10が雄側コネクタ20内に入りきると、ロック
アーム13の係合突起13cが係合溝23に入り込み、
ロックアーム13は復帰する。すると、ショート金具4
1も上方へ戻るので端子部41b,41bは検知端子4
2,42から離れ、両検知端子42,42は非導通とな
る。嵌合途中でアラームが鳴るようにしておいた場合に
は、アラームが止まり、作業者は嵌合作業を終えたこと
を確認できる。
【0032】このように、雌側コネクタ10の側にはロ
ックアーム13を形成するとともに雄側コネクタ20の
側には係合溝23を形成し、上記ロックアーム13の下
面にショート金具41を配設しつつ同ロックアーム13
の下方に検知端子42,42を挿入するように構成して
あるため、嵌合途中にロックアーム13が撓むとショー
ト金具41が下方に駆動されて検知端子42,42間を
導通させるし、ロックアーム13の係合突起13cが係
合溝23に入り込んで正規に嵌合すると検知端子42,
42間を非導通とする。すなわち、嵌合途中であること
を知らせることにより、結果的には嵌合作業の完了を早
期に判断することができる。
【0033】本実施例においては、検知端子42,42
とショート金具41だけで嵌合状態を検知するようにし
ているが、従来のような嵌合状態となったか否かを検知
する正規嵌合状態検知端子を並設する構成としてもよ
い。正規嵌合状態検知端子が、正規嵌合状態となったと
きに導通する端子を備えているものとすると、通常の嵌
合作業では、最初に、検知端子42,42と正規嵌合状
態検知端子は非導通となっており、嵌合作業を開始する
と検知端子42,42が導通し、嵌合作業が完了すると
検知端子42,42が非導通となって正規嵌合状態検知
端子が導通する。すなわち、次のようになる。 嵌合状態 未嵌合 嵌合途中 嵌合完了 検知端子42,42 非導通 導通 非導通 正規嵌合状態検知端子 非導通 非導通 導通 係る導通変化を追って嵌合作業が行われたか否かを判断
することにより、判断を正確にすることができる。例え
ば、正規嵌合状態検知端子が導通しているからといって
も短絡してしまっている場合もあるし、いつから導通し
ているのか否かを判断すればよいのかも分からない。し
かるに、検知端子42,42の導通タイミングから所定
時間内に正規嵌合状態検知端子が非導通から導通へと変
化すれば嵌合作業を正常に行えたと判断できる。一方、
検知端子42,42が短絡していれば嵌合作業に関わら
ず導通しているので、正規嵌合状態検知端子が変化する
はずもなく、異常を発生して作業者の注意を喚起するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る嵌合検知コネクタの嵌
合開始状態の断面図である。
【図2】嵌合検知コネクタにおける雌側コネクタの背面
側からみた背面図である。
【図3】ショート金具の斜視図である。
【図4】嵌合検知コネクタにおける嵌合状態の背面図で
ある。
【図5】嵌合検知コネクタにおける嵌合途中を示す断面
図である。
【図6】嵌合検知コネクタにおける嵌合完了状態を示す
断面図である。
【図7】従来の嵌合検知コネクタの要部を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
10…雌側コネクタ 13…ロックアーム 14…貫通孔 14a…開口 20…雄側コネクタ 23…係合溝 24…係合凸部 24a…凸条部 41…ショート金具 41a…基板部 41b…端子部 41c…バネ部 42…検知端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合状態を検知可能なコネクタであっ
    て、嵌合途中状態を検知することを特徴とする嵌合検知
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の嵌合検知コネクタ
    において、撓み動作と復帰動作を経て係合する可撓性を
    有するロックアームを備えるとともに、このロックアー
    ムの撓みを検知する検知端子を備えたことを特徴とする
    嵌合検知コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の嵌
    合検知コネクタにおいて、上記検知端子は上記ロックア
    ームの撓み動作で端子同士が押圧されて撓み動作を検知
    することを特徴とする嵌合検知コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3に記載の嵌合検
    知コネクタにおいて、コネクタに収容された端子同士が
    導通する時点で上記検知端子の導通状態を変化させるよ
    うに配置したことを特徴とする嵌合検知コネクタ。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4に記載の嵌合検
    知コネクタにおいて、正規の嵌合状態か否かを検知する
    正規嵌合状態検知端子を備えるとともに、上記検知端子
    と上記正規嵌合状態検知端子の検知結果の組み合わせに
    応じて判断を行う判断手段を備えたことを特徴とする嵌
    合検知コネクタ。
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