JP2008084793A - コネクタおよび検知端子 - Google Patents

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孝洋 菊池
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    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

Abstract

【課題】コネクタの小型化を実現し、検知端子の構成の簡素化を図る。
【解決手段】ロックアーム20の前部には支点部23を中心として揺動される揺動部24が設けられる。コネクタハウジング10の前面には収容部37が開口される。検知端子50は、その後部に収容部37の奥壁に支持される支持部52を有し、その前部に揺動部24に係合されてその動きに合わせて変位される作用部54および相手のコネクタハウジング90に設けられた雄側検知端子97と接触する接点部53を有する。両コネクタハウジング10,90が半嵌合の状態では、揺動部24が揺動されてそれに作用部54が追従することで接点部53が雄側検知端子97とは非接触とされる位置に変位される。両コネクタハウジング10,90が正規嵌合した状態では、接点部53が雄側検知端子97と接触することで両コネクタハウジング10,90が正規嵌合されたことが検知される。
【選択図】図1

Description

本発明は、検知端子および検知端子を備えたコネクタに関する。
互いに嵌合される一対のコネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知する手段として検知端子を利用したものが知られている。例えば、特許文献1に記載のものは、コネクタハウジングに後方から検知端子が挿入されて保持される一方、相手のコネクタハウジングに相手の検知端子が装着される、という構成である。コネクタハウジングには同コネクタハウジングの前端から後方へ向かって延出されるロックアームが片持ち状でかつ撓み変形可能(揺動変位可能)に形成されている。ロックアームは、その前端部に撓み動作の支点部を有し、その後端部に上下方向に振幅される揺動部を有して構成される。
検知端子は、ロックアームの直下方に配置され、前端部にコネクタハウジングの前部内壁に支持される支持部を備えるとともに支持部から後方へ向かって斜め上後方に延出される本体部を備え、本体部の後端部にロックアームの揺動部により押圧される作用部が上方へ山型に回曲して形成され、本体部の前後方向中央部に相手の検知端子と接触する接点部が上方へ突出して形成されている。また、検知端子は、支持部の密着曲げによって支持部から一段下方へ落ちたあとほぼ水平に延出される圧入部を備え、圧入部がコネクタハウジングの中間部の内壁に圧入されることで支持部の保持力不足を補強している。一方、相手の検知端子は、全体としてピン状をなし、前後方向に細長く延出する形態とされる。相手のコネクタハウジングには、相手の検知端子の上面に沿ってリブが突出して形成され、相手の検知端子の変形が防止される。
コネクタハウジングが相手のコネクタハウジングと嵌合する過程では、ロックアームが相手のコネクタハウジングに設けられたロック突部に乗り上げられて撓み変形され、それに伴って作用部が操作部と当接してこれを押し下げることで、接点部が相手の検知端子から離間した非接触位置に保たれる。コネクタハウジングが相手のコネクタハウジングと正規嵌合した状態では、ロックアームが復動してロック突部を係止することで両コネクタハウジングが離脱規制状態にロックされるとともに、ロックアームの復帰動作に伴って作用部が上方へ変位して接点部が相手の検知端子に下から当接する。これにより、両検知端子を介して検知回路が閉成され、両コネクタハウジングが正規嵌合されたことが電気的に検知されるようになっている。
特開平10−223314号公報
上記の場合、ロックアームの後端部に揺動部が設定され、この揺動部の撓み動作に連動して作用部を変位させていることに起因し、作用部および接点部の位置がコネクタハウジングの前面から相当後方(奥側)へ入った位置に設定されざるを得なかった。そのため、相手の検知端子は、少なくとも接点部と接触可能な位置にまでその前端位置を延長させる必要があり、その分、他の信号端子よりも長くなって上記リブによる保護が必須の構成となっていた。結果、コネクタ小型化の要請に応えられず、かつ、コストが高くつくという問題があった。
また、作用部が接点部より後方に設置されていることから、検知工程において作用部の移動量を接点部の移動量よりも大きく設定する必要があり、それに伴ってロックアームの揺動部の撓み量も大きく設定する必要があった。結果、上記同様、コネクタ小型化の要請に応えられないという問題があった。
さらに、支持部が検知端子の前端部に設定されているため、この支持部とコネクタハウジングとの支持領域を大きくとってしまうと、接点部がコネクタハウジングの前面から益々離れてしまい、ひいては相手の検知端子を増長させることにもなることから、該支持領域をあまり大きく確保することはできないという事情があった。そのため、支持部を中心として折り返し状に圧入部と本体部とを別々に形成することが必要とされ、検知端子の構造が複雑化するという事情があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、低コストに抑えた上でコネクタの小型化を実現し、さらに、検知端子の構成の簡素化を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手のコネクタハウジングに対しその前面側を対面させて嵌合するコネクタハウジングを備え、前記コネクタハウジングにはロックアームが設けられ、前記コネクタハウジングの前面には検知端子の収容部が開口して形成され、前記ロックアームは、前後方向に延出されて、その前部に、同前部より後方に位置する支点を中心として揺動される揺動部を有し、前記検知端子は、前後方向に延出されて、その後部に前記収容部の奥壁に支持される支持部を有し、その前部に前記揺動部側に係合されてその動きに合わせて変位される作用部および前記相手のコネクタハウジングに設けられた相手の検知端子と接触する接点部を有して構成され、前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと半嵌合の状態では、前記揺動部が揺動されてそれに前記作用部が追従することで前記接点部が前記相手の検知端子とは非接触とされる位置に変位され、前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと正規嵌合した状態では、前記ロックアームが復動して前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックするとともに、前記接点部が前記相手の検知端子と接触することによって前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知する構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記作用部と前記接点部は前後方向に重なって配置されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記検知端子は板面を前後方向に沿わせた本体部を有し、この本体部から前記作用部が立ち上げられるとともに前記接点部が垂れ下げられ、前記作用部は前記半嵌合状態のときに浮き上がる前記揺動部に引っ掛け状態で係合され、前記接点部はその垂下端が前記コネクタハウジングにおいて隣接する信号端子とほぼ同じ高さ位置に揃えられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記接点部は前記コネクタハウジングの前面に露出して配置されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、前後方向に延出されて、その後部にコネクタハウジングの前面に開口された収容部の奥壁に支持される支持部を有し、その前部に前記コネクタハウジングに設けられたロックアームの前部における揺動部側に係合されてその動きに合わせて変位される作用部および前記コネクタハウジングの前面側を対面させつつこのコネクタハウジングと嵌合する相手のコネクタハウジングに設けられた相手の検知端子と接触する接点部を有しており、前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと半嵌合の状態では、前記揺動部が揺動されてそれに前記作用部が追従することで前記接点部が前記相手の検知端子とは非接触とされる位置に変位され、前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと正規嵌合した状態では、前記ロックアームが復動して前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックするとともに、前記接点部が前記相手の検知端子と接触することによって前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知する構成としたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記作用部と前記接点部は前後方向に重なって配置されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項5または請求項6に記載のものにおいて、板面を前後方向に沿わせた本体部を有し、この本体部から前記作用部が立ち上げられるとともに前記接点部が垂れ下げられ、前記作用部は前記半嵌合状態のときに浮き上がる前記揺動部に引っ掛け状態で係合され、前記接点部はその垂下端が前記コネクタハウジングにおいて隣接する信号端子の接点部とほぼ同じ高さ位置に揃えられているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載のものにおいて、前記作用部は、前記本体部に連なる根元領域と、前記揺動部に取り付けられる取付領域とを有し、前記取付領域が前記根元領域に対して前方にオフセットされて前記接点部とほぼ同じ前後位置に揃えられているところに特徴を有する。
<請求項1または請求項4の発明>
ロックアームの前部に揺動部が設けられ、コネクタハウジングの前面に検知端子の収容部が開口して形成され、検知端子がその後部に支持部を有しその前部に揺動部の動きに合わせて変位する作用部および相手の検知端子と接触する接点部を有して構成されるから、接点部と相手の検知端子との接点位置がコネクタハウジングの前面側(嵌合面側)に設定される。したがって、相手の検知端子の長さを格別に長くする必要はなく、他の信号端子と同じ長さ寸法に設定することが可能となる。その結果、他の信号端子との共有化を図ることによって製造コストを低減することができるとともに、検知端子の短縮化によってコネクタの小型化を実現することができる。
また、検知端子の後部に収容部の奥壁に支持される支持部を有することから、検知端子の後部とコネクタハウジングの内壁との支持領域を広くとった構造に設定し易くなる。つまり、従来のように検知端子の前部に支持部を有する場合に支持領域を広くとると、接点部の位置がコネクタハウジングの前面から離れてしまって上記効果を得ることができなくなるが、このように支持領域を後方に位置させれば、コネクタハウジングの前面から接点部までの位置を変える必要はなく、かつ、コネクタハウジングの後部におけるデッドスペースを利用することが可能となるから、設定の自由度を確保できるわけである。これにより、検知端子を成形するに際して、従来のように本体部とは別に圧入部を支持部から折り返し状に形成する必要がなくなるから、検知端子の構造の簡素化を図れる。
<請求項2または請求項5の発明>
作用部と接点部は前後方向に重なって配置されるから、揺動部によって変位される作用部の移動量と、それに伴って変位される接点部の移動量とが、ほぼ等しくなる。したがって、接点部を変位させるに際し、接点部の移動量以上に作用部の移動量を確保する必要はなく、ひいては揺動部の移動量を抑えることができる。その結果、揺動部の揺動範囲を狭くすることが可能となり、コネクタハウジングの小型化を図ることができる。
<請求項3または請求項6の発明>
揺動部は半嵌合のときに浮き上がった状態となり、作用部は揺動部に引っ掛け状態で係合させられ、接点部は本体部から垂れ下げられるから、接点部が相手の検知端子に対して上から接触することになる。したがって、相手の検知端子に対して接点部が下から接触する従来の場合と異なり、相手のコネクタハウジングにおける相手の検知端子の下側(内側)領域に検知端子の収容空間を確保しなくて済み、相手の検知端子の高さ位置を低位に設置することが可能となる。そして、接点部の垂下端がコネクタハウジングにおいて隣接する信号端子とほぼ同じ高さ位置に揃えられているから、相手の検知端子も隣接する信号端子とほぼ同じ高さ位置に揃えられ、従来と違って、相手の検知端子が他の信号端子から上方に孤立して設けられるようなことはない。したがって、相手の検知端子が周りの信号端子によって保護状態におかれ、しかも相手の検知端子の長さ寸法も抑えられていることから、従来必要とされたリブ(保護壁)を無くすことができる。その結果、製造コストをさらに低減することができる。
<請求項4の発明>
接点部はコネクタハウジングの前面に露出して配置されるから、従来のように接点部がコネクタハウジングの前面から奥側へ入って配置されるものと異なり、前方からの視認性が良好となる。したがって、接点部の高さ検査を容易に行うことができ、管理コストを抑えることができる。
<請求項8の発明>
作用部は本体部に連なる根元領域と揺動部に取り付けられる取付領域とを有し、取付領域が根元領域に対して前方にオフセットされて接点部とほぼ同じ前後位置に揃えられるから、請求項5の発明に記述した如く揺動部の揺動範囲が狭く抑えられてコネクタハウジングの低背小型化を図れ、かつ、かかる効果を得るに際し、取付領域のオフセット量を調整して対応するだけでよいから、接点部側の形状の自由度を高めることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
本実施形態のコネクタは、エアバック用のコネクタを例示するものであり、コネクタハウジング10、フロントマスク80、サイドリテーナ85、雌側端子金具95(信号端子)、検知端子50、短絡端子89を備え、コネクタハウジング10は相手のコネクタハウジング90と嵌合可能とされる。なお、前後方向については、相手のコネクタハウジング90との嵌合面側を前方とする。
相手のコネクタハウジング90は合成樹脂製であって、図2に示すように、全体として筒状、詳しくは角筒状をなす嵌合筒部91を備え、その奥壁に、複数の雄側端子金具92が装着されている。雄側端子金具92は、水平部93と垂直部94とで全体としてLの字をなし、水平部93の先端側が嵌合筒部91内に突出状態で配され、垂直部94の先端側(垂下端側)がプリント回路基板100の導電路に接続されている。そして、この雄側端子金具92は、上下方向(高さ方向)に三段に分かれて配置され、このうち、上段に位置する雄側端子金具92が並び合う間に、雄側検知端子97(相手の検知端子)が配設されている。雄側検知端子97は、隣接する上段の雄側端子金具92と同形状であって全体としてLの字をなし、その高さ位置および前端位置が隣接する雄側端子金具92と同じ位置に揃えられている。
また、嵌合筒部91の奥壁には、上段に位置する雄側端子金具92および雄側検知端子97より上位に、ロック突部98が二つ横並びで前方へ突出して形成されている。このロック突部98の前端は雄側端子金具92および雄側検知端子97の両前端よりさらに前方に設置される。ロック突部98の先端部にはロック爪96が上方に突出して形成されている。さらに、嵌合筒部91の奥壁には、下段に位置する雄側端子金具92と中段に位置する雄側端子金具92との間に、断面Lの字形をなす短絡端子89の解除片99が二つ横並びで前方に突出して形成されている。
コネクタハウジング10は合成樹脂製であって、全体としてブロック状をなし、雄側端子金具92と対応する位置に、雌側端子金具95を収容するキャビティ11が形成されている。雌側端子金具95はキャビティ11の内壁前端部に撓み可能に形成されたランス12によって抜け止め状態で一次的に係止される。雌側端子金具95の後端には電線101が接続されてコネクタハウジング10の後面から外部へ導出されている。
コネクタハウジング10の前面は、図3に示すように、フロントマスク80により覆われ、フロントマスク80はコネクタハウジング10の前面に沿って仮係止位置と本係止位置との間を上下方向(高さ方向であって両コネクタハウジング10,90の嵌合・離脱方向と直交する方向)に変位可能とされる。コネクタハウジング10の前面には上端から両側縁にかけて門型の庇部13が突出して形成され、この庇部13にフロントマスク80が当て止めされて本係止位置に抜け止めされる。コネクタハウジング10の前面の両側縁には、フロントマスク80を仮係止位置に留め置くための仮係止受け部14および本係止位置に留め置くための本係止受け部15がそれぞれ上下に並んで設けられている。かかるフロントマスク80は、導通検査時に仮係止位置に下げられ、コネクタ嵌合時には本係止位置に上げられるものであり、相手側の雄側端子金具92および雄側検知端子97を挿通する挿通口81を複数整列して有するとともに、この挿通口81とは別位置に、導通検査用の治具を挿通する治具挿通口82を複数整列して有している。また、フロントマスク80の上部には、ロック突部98を挿通する二つの窓孔83が横並びで開設されている。
そして、コネクタハウジング10にはサイドリテーナ85の挿入溝16が開設されている。この挿入溝16はコネクタハウジング10の下面から両側面に亘る三面にまたがって開口され、ここに下からサイドリテーナ85が装着される。サイドリテーナ85は、全体として櫛歯状をなし、仮係止位置と本係止位置との間を上下方向に変位可能とされ、仮係止位置に留め置かれたときには、雌側端子金具95の挿抜動作を許容し、本係止位置に留め置かれたときには、キャビティ11内に正規挿入された雌側端子金具95を抜け止め状態で二次的に係止する役割を果たす。コネクタハウジング10の両側面には、周囲より一段落ちた位置に、サイドリテーナ85を仮係止する仮係止部17およびサイドリテーナ85を本係止する本係止部18がそれぞれ上下に並んで設けられている。
コネクタハウジング10の前面には、下段のキャビティ11と中段のキャビティ11との間における幅方向両側に、短絡端子89の収容部19が凹設されている。短絡端子89は、全体として前後方向に延出する形態とされ、その中間部がサイドリテーナ85の内部を貫通するとともに、その前部に二股に分かれた接触片88が設けられている。かかる短絡端子89は、常には、各接触片88が対応する雌側端子金具95に下から弾接して両雌側端子金具95を短絡状態となし、両コネクタハウジング10,90が嵌合されるに伴い、相手のコネクタハウジング90の解除片99が各接触片88のうちの一方と対応する雌側端子金具95との間に分け入ってこの一方の接触片88を短絡解除方向に押し下げることで、短絡状態が解除されるようになっている。
そして、コネクタハウジング10にはロックアーム20が一体に形成されている。ロックアーム20は、コネクタハウジング10の上面に沿うようにして前後方向(両コネクタハウジング10,90の嵌合・離脱方向と平行な方向)に延びる比較的幅広のアーム部21を備え、コネクタハウジング10の上面に設けられた覆い部22によってその周囲を取り囲まれている。正面から見ると、図4に示すように、ロックアーム20はコネクタハウジング10の幅方向中央より一側(図示する右側)へ偏心して配置されている。また、ロックアーム20には、アーム部21の両側縁のうちの前後方向(長さ方向)の中央より少し後方位置から支点部23が左右両側に張り出して形成され、この支点部23の張り出し端が覆い部22を下支えする支持壁24の内側面に一体に接続されている。かかるロックアーム20は支点部23を中心としてシーソ状に揺動変位可能(弾性変位可能)とされ、アーム部21のうち、支点部23を挟んだ前側領域は上下方向に揺動される揺動部24として構成される。
揺動部24の前端における幅方向の両側には、図4および図6に示すように、左右一対のロック部25が設けられている。ロック部25は、爪状をなして下向きに突成され、その後面が略垂直に切り立つロック面26とされ、このロック面26が相手側のロック突部98とコネクタハウジング10の抜け方向で対面し、これにより両コネクタハウジング10,90が嵌合状態(離脱規制状態)にロックされるようになっている。また、アーム部21には、ロック部25のロック面26より後方に、前後方向に延出されてこのアーム部21の後端に開口するロック溝27が凹設されている。このロック溝27には、両コネクタハウジング10,90の嵌合時に、ロック突部98が嵌入する。また、アーム部21の後端部には操作部28が設けられており、ロック解除時にはこの操作部28を押圧操作することで揺動部24をシーソ状に持ち上げて、ロック部25をロック突部98から離間させる。なお、覆い部22の後端には操作部28と対応する位置に指通し部29が凹設されている。
揺動部24の前端における幅方向のほぼ中央部には、検知端子50が係合される係合部31が前方へ突出して形成されている。係合部31を挟んだ左右両側には両ロック部25が配置されており、両ロック部25と係合部31とが前後方向についてほぼ同位置に揃えられている。係合部31は、図5に示すように、アーム部21の上端幅方向ほぼ中央部にて両ロック部25間を架橋する梁部32と、梁部32の幅方向ほぼ中央より垂下される縦軸部33と、縦軸部33の下端からほぼ水平方向に延出される横軸部34とからなり、横軸部34と縦軸部33とにより全体として逆Tの字形をなしている。横軸部34の上面は縦軸部33の両側面から離れるにしたがってテーパ状の昇り勾配となり、ここが検知端子50の掛け止められる引掛面35として構成される。そして、ロック部25、縦軸部33、および横軸部34によって囲まれる内側空間は、ロックアーム20に対する検知端子50の相対変位を許容する遊間部36とされる。
また、コネクタハウジング10の前面には、同コネクタハウジング10の幅方向中央より一側へ偏心した位置であって上段のキャビティ11と横並びとなるロックアーム20の直下方に、検知端子50の収容部37が開口して形成されている。検知端子50の収容部37は、コネクタハウジング10の前端から前後方向中央よりやや前方に亘る前後長さでかつ上段のキャビティ11の高さに相当する深さをもって切り欠かれた接続空間38と、この接続空間38より後方に設置された段部39内を前後方向に貫通する横長スリット状の装着空間41とからなる。接続空間38の下面は略水平の受け面42とされ、ここに雄側検知端子97の先端部が受けられて支持される。装着空間41の内壁(収容部37の奥壁)の上面には、検知端子50を係止するための支持受け部43が突設されている。支持受け部43の後面は略垂直に切り立つ係止面とされ、支持受け部43の前面は検知端子50の装着動作を案内するテーパ状の案内面とされる。
続いて検知端子50について説明する。検知端子50は、図1、図8、および図9に示すように、導電性の金属板を所定形状に打ち抜いたあと曲げ加工して形成され、その板面を前後方向および幅方向に沿わせつつ前後方向に延出される本体部51と、本体部51のうちの後端部に設けられた支持部52と、本体部51のうちの前端部に設けられた接点部53および作用部54と、本体部51のうちの後端両側部に設けられた圧入部55とからなり、幅方向中心軸を挟んで全体として左右対称形をなしている。
支持部52は、本体部51の後部における幅方向略中央部に切り入れられた略コの字のスリット58間に形成された切片を斜め前上方へ切り起こして形成され、その前端をコネクタハウジング10側の支持受け部43に係止させることで、検知端子50の前方移動を規制する役割を担っている。
圧入部55は、支持部52より前方にあって本体部51の両側縁から翼状に形成され、その内側にあって後面に開口される切り込み部56を挟んで配置されている。詳しくは圧入部55は、本体部51の一般面より一段高い位置に略水平なステージ部57を有し、このステージ部57が前後方向に細長く延出する形態とされる。コネクタハウジング50における検知端子50の収容部37には、図6に示すように、装着空間41のうちの幅方向両側に、圧入部55が収容される圧入空間44が前方に開口して形成されている。この圧入空間44に圧入部55が前方から挿入されると、ステージ部57の両側外縁が圧入空間44の両側内面に沿って食い込み状態で圧入されるとともに、切り込み部56にコネクタハウジング10における圧入空間44より内側の仕切り壁45が後方から進入することで、検知端子50が後方への移動を規制された状態(抜け止め状態)で保持される。
そして、本体部51には、同本体部51の前端における幅方向ほぼ中央から後方へ向かってスリット部59が切り入れられており、このスリット部59を間にした左右両側に撓み片61が二股に分岐して設けられている。スリット部59の後端は前後方向について圧入部55の前端より少し後方に位置している。撓み片61は、圧入部55との連結部位から前方へ行くにしたがって徐々に中心軸側へ寄るテーパ状の外側縁63を有し、さらにその前部に、根元側より幅寸法の小さい略方形状の支持片62が設けられている。支持片62には、ここを基点としてロックアーム20の係合部31に係合される作用部54と相手側の雄側検知端子97と接触する接点部53とが、一体に連設されている。
作用部54は、両支持片62の外側縁に沿いつつ略垂直に立ち上げられる根元領域64と、この根元領域64に対して前方にオフセットすることでロックアーム20の係合部31と係合可能な位置に配される取付領域65とからなり、さらに取付領域65には、同取付領域65の上端から内側へ鋭角に折り曲げられた引掛片66が設けられている。引掛片66は係合部31における横軸部34の引掛面35に沿った勾配を有し、この横軸部34に引掛片66が引っ掛けられた状態で、作用部54が揺動部24の持ち上げ動作に追従することにより、検知端子50の前部側が弾性変位される。
一方、接点部53は、両支持片62の前端から垂れ下がった形態であって、正面から見ると帯状をなし、側方から見るとその垂下端に向かうにしたがって少しずつ前方へでるテーパ状をなしている。そして、接点部53の下端部は弧状に回曲された接点本体67とされ、接点本体67の曲げの外側面が相手の雄側検知端子97に直接接触するようになっている。接点部53と取付領域65とは前後方向について互いに重なり合っており、詳細には、接点部53の全体が取付領域65の前後範囲内に収まっている。コネクタハウジング10の収容部37に検知端子50が装着されると、接点部53の前面および作用部54の前端がコネクタハウジング10の前面に露出状態で配される。また、図3に示すように、コネクタハウジング10の前面にフロントマスク80が取り付けられた状態では、フロントマスク80の窓孔83を通して作用部54の前端が視認可能とされるとともに、フロントマスク80の雄側検知端子97と対応する挿通口81を通して接点部53の接点本体67が視認可能とされる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、コネクタハウジング10の前面にフロントマスク80を本係止位置に装着するとともに、コネクタハウジング10の挿入溝16にサイドリテーナ85を挿入して仮係止位置に留め置く。これと前後して、短絡端子89の収容部19に前方から短絡端子89を挿入して装着するとともに、検知端子50の収容部37に前方から検知端子50を挿入して装着する。検知端子50を装着する際には、収容部37の装着空間41に検知端子50の本体部51をその後縁から差し入れるようにする。すると、装着動作の終盤に至って、圧入部55(ステージ部57)の両側外縁が圧入空間44の両側内面に圧入されるとともに、支持部52が支持受け部43と干渉してその案内面に沿いつつ内側(下方)へ弾性撓みさせられる。その後、装着動作が完了すると、圧入部55が装着空間41に緊密に嵌合して検知端子50の後退が規制されるとともに、支持部52が弾性復帰して支持受け部43の係止面に突っ張り状態で当接することで検知端子50の前進が規制され、もって検知端子50が正規装着位置に保持される。また、こうして検知端子50が正規装着されるに伴い、検知端子50の作用部54がロックアーム20の遊間部36に前方から進入しつつ、作用部54の引掛片66が横軸部34の引掛面35にスライドして載せられ、検知端子50の前部側がロックアーム20の揺動部24に吊り下げられる。この状態で、検知端子50の接点部53はその接点本体67を収容部37における接続空間38の受け面42に軽く当接させた状態で配され、本体部51は略水平姿勢に保たれている。
続いて、コネクタハウジング10のキャビティ11内に後方から雌側端子金具95を挿入してランス12により一次係止する。全ての雌側端子金具95を挿入したら、サイドリテーナ85を本係止位置に移動させて、雌側端子金具95を二次係止する。なお、検知端子50を装着した後、接点部53の高さ位置を前方から赤外線照射等によって確認することで、検知端子50が正しく装着されたかどうかを検査する工程が含まれる。
次いで、図2に示すように、コネクタハウジング10と相手のコネクタハウジング90の両前面同士を正対させ、その状態から相手のコネクタハウジング90の嵌合筒部91内にコネクタハウジング10を嵌入する。すると、両コネクタハウジング10,90の嵌合途上で、ロックアーム20のロック部25がロック突部98のロック爪96に乗り上げられ、それに伴って揺動部24が浮き上がる。すると、作用部54の引掛片66に対して係合部31の横軸部34側から持ち上げ力が作用し、作用部54が本体部51における圧入部55またはその近傍を支持領域として揺動部24の動きに追従して浮き上がるとともに、この作用部54の動きに合わせて接点部53も浮き上がり、接点本体67が受け面42から離間する。
その後、雄側検知端子97がフロントマスク80の挿通口81を通して検知端子50の収容部37内に進入して、接続空間38の受け面42に摺動される。この状態で、高さ方向に関する接点本体67の浮き上がり量(移動量)は雄側検知端子97の厚み以上に設定されており、両コネクタハウジング10,90の嵌合過程で、雄側検知端子97と接点部53とが互いに接触し合うことはない。また両コネクタハウジング10,90の嵌合過程では、解除片99が短絡端子89の接触片88を押し下げてその短絡状態を解除する。かくしてコネクタハウジング10が嵌合筒部91に正規深さで挿入されると、ロックアーム20の揺動部24が元の水平姿勢に復動し、それに伴ってロック爪96がロック溝27に嵌り込むとともにロック部25と両コネクタハウジング10,90の抜け方向で対面し、両コネクタハウジング10,90が嵌合状態にロックされる。
コネクタハウジング10が正規嵌合されてロックアーム20の揺動部24が復動すると、図1に示すように、検知端子50も同じく復動して、接点部53が対応する雄側検知端子97にそれぞれ上から接触する。この雄側検知端子97に対する接点部53の接触動作に伴い、検知回路がループ状に閉成され、これにより、両コネクタハウジング10,90が嵌合状態にロックされていること、ひいては両コネクタハウジング10,90が正規嵌合されていることが電気的に検知される。この状態で、検知端子50の本体部51の前部側はやや撓んだ状態にあり、作用部54の引掛片66は横軸部34から離れて遊間部36へ移行することで自由状態にある。
一方、コネクタハウジング10が嵌合筒部91内に正規深さで嵌入されずに半嵌合の状態のまま留め置かれると、ロック部25がロック爪96に乗り上げられて、揺動部24が浮き上がった状態となる。すると、作用部54を介して揺動部24に引っ掛け状態にある検知端子50の接点部53も雄側検知端子97から離間して浮いた状態となり、検知回路が閉成されることはない。これにより、両コネクタハウジング10,90が正規嵌合されていないこをが検知される。
以上説明したように、本実施形態によれば次の効果が奏せられる。
ロックアーム20の前部に揺動部24が設けられ、コネクタハウジング10の前面に検知端子50の収容部37が開口して形成され、検知端子50がその後部に支持部52を有しその前部に揺動部24の動きに合わせて変位する作用部54および雄側検知端子97と接触する接点部53を有して構成されるから、接点部53と雄側検知端子97との接点位置がコネクタハウジング10の前面側(嵌合面側)に設定される。したがって、雄側検知端子97の長さを格別に長くする必要はなく、既述したように、隣接する雄側端子金具92と同じ長さ寸法に設定することが可能となる。その結果、隣接する雄側端子金具92との共用化を図れるから、製造コストを低減することができる。また、接点位置をコネクタハウジング10の嵌合面寄りに設定することで、コネクタ全体の小型化を実現することができる。
そして、検知端子50の後部に支持部52および圧入部55が設けられ、検知端子50の前部に作用部54および接点部53が設けられることにより、検知端子50の全体が後部を支点として前方へ向かって片持ち状に延出する形態とされるから、従来よりも検知端子50の構造が簡素化され、材料取りも良好となる。つまり、従来においては、検知端子の前部に支点部があってここの支持領域を大きく確保することができないという事情があったため、支点部を中心とする折り返しによって撓み動作がなされる本体部とは別に圧入部を後方へ延出して設ける必要があり、その分、検知端子の構造が複雑化していたが、実施形態における検知端子50によれば、コネクタハウジング10の後部におけるデッドスペースを利用して検知端子50の後部に支持領域を集約して設定することが可能となるから、検知端子50を前端から折り返して形成する必要がない。
また、揺動部24は半嵌合のときに浮き上がった状態となり、作用部54は揺動部24に引っ掛け状態で係合させられ、接点部53は本体部51から垂れ下げられることにより、接点部53が雄側検知端子97に対して上から接触するようになっているから、相手のコネクタハウジング90における雄側検知端子97の下側(内側)領域に検知端子50の収容空間を確保しなくて済み、雄側検知端子97を低位に設置させることができる。そして、接点部53の垂下端がコネクタハウジング10において隣接する雌側端子金具95の接点部53と同じ高さ位置に揃えられており、これによって雄側検知端子97も相手のコネクタハウジング90において隣接する雄側端子金具92の接点部53と同じ高さ位置に揃えられることになるから、従来と違って、雄側検知端子97が雄側端子金具92から上方に孤立して設けられるようなことはない。したがって、雄側検知端子97が周りの雄側端子金具92によって保護状態におかれることになるから、従来必要とされたリブ(保護壁)を無くすことができる。その結果、製造コストをさらに低減することができる。
また、作用部54と接点部53は前後方向に重なり合って配置されるから、揺動部24による揺動動作によって変位される作用部54および接点部53の両者の移動量がほぼ等しくなる。したがって、従来と違って、接点部53を変位させるに際し、接点部53の移動量以上に作用部54の移動量を確保しておく必要はない。その結果、作用部54の移動量に対応する揺動部24の移動量を従来より小さくすることが可能となり、コネクタハウジング10に揺動部24の撓み空間を広く確保しておく必要がなくなって、コネクタハウジング10の低背小型化を図ることができる。
この場合に、作用部54は本体部51に連なる根元領域64と揺動部24に取り付けられる取付領域65とを有し、取付領域65が根元領域64に対して前方にオフセットされて接点部53とほぼ同じ前後位置に揃えられているから、上記効果を得るに際し、取付領域65のオフセット量を調整して対応することが可能となり、接点部53側の形状の自由度を高めることができる。
さらに、接点部53はコネクタハウジング10の前面に露出して配置されるから、従来のように接点部53がコネクタハウジング10の前面から奥側へ入って配置されるものと異なり、前方からの視認性が良好となる。したがって、既述した接点部53の高さ検査を容易に行うことができ、管理コストを抑えることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、作用部が揺動部に直接係合していたが、本発明によれば、作用部は揺動部と介在物を介して間接的に係合していてもよい。
(2)上記実施形態では、ロックアームはシーソ状に形成されていたが、本発明によれば、ロックアームは後端から前方へ向かって片持ち状に延出され、後端を支点として前部側が揺動変位可能(弾性変位可能)とされる形態であってもよい。
(3)上記実施形態では、支持部とは別に圧入部を設けていたが、本発明によれば、圧入部を廃止して、上記実施形態における支持部と同様の切り起こし形状であってこの支持部とは逆向きに突出することで検知端子の後方移動を規制するものを設けてもよい。
(4)上記実施形態では、前後方向について作用部の形成領域に接点部が完全に含まれていたが、本発明によれば、作用部と接点部は前後方向について重なり合う部分を部分的に含んでいるだけでもよい。
実施形態1におけるコネクタが相手側コネクタと正規嵌合された状態を示す側断面図 コネクタが相手側コネクタと嵌合される前の状態を示す側断面図 コネクタの一部破断正面図 検知端子が取り付けられたコネクタハウジングの正面図 ロックアームとその周辺の拡大正面図 検知端子が取り付けられたコネクタハウジングの横断面図 コネクタハウジングの背面図 検知端子の平面図 検知端子の正面図
符号の説明
10…コネクタハウジング
11…キャビティ
20…ロックアーム
24…揺動部
43…支持受け部
50…検知端子
51…本体部
52…支持部
53…接点部
54…作用部
64…根元領域
65…取付領域
90…相手のコネクタハウジング
95…雌側端子金具(信号端子)
97…雄側検知端子(相手の検知端子)
98…ロック突部

Claims (8)

  1. 相手のコネクタハウジングに対しその前面側を対面させて嵌合するコネクタハウジングを備え、
    前記コネクタハウジングにはロックアームが設けられ、前記コネクタハウジングの前面には検知端子の収容部が開口して形成され、
    前記ロックアームは、前後方向に延出されて、その前部に、同前部より後方に位置する支点を中心として揺動される揺動部を有し、
    前記検知端子は、前後方向に延出されて、その後部に前記収容部の奥壁に支持される支持部を有し、その前部に前記揺動部側に係合されてその動きに合わせて変位される作用部および前記相手のコネクタハウジングに設けられた相手の検知端子と接触する接点部を有し、
    前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと半嵌合の状態では、前記揺動部が揺動されてそれに前記作用部が追従することで前記接点部が前記相手の検知端子とは非接触とされる位置に変位され、
    前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと正規嵌合した状態では、前記ロックアームが復動して前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックするとともに、前記接点部が前記相手の検知端子と接触することによって前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記作用部と前記接点部は前後方向に重なって配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記検知端子は板面を前後方向に沿わせた本体部を有し、この本体部から前記作用部が立ち上げられるとともに前記接点部が垂れ下げられ、前記作用部は前記半嵌合状態のときに浮き上がる前記揺動部に引っ掛け状態で係合され、前記接点部はその垂下端が前記コネクタハウジングにおいて隣接する信号端子とほぼ同じ高さ位置に揃えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記接点部は前記コネクタハウジングの前面に露出して配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前後方向に延出されて、その後部にコネクタハウジングの前面に開口された収容部の奥壁に支持される支持部を有し、その前部に前記コネクタハウジングに設けられたロックアームの前部における揺動部側に係合されてその動きに合わせて変位される作用部および前記コネクタハウジングの前面側を対面させつつこのコネクタハウジングと嵌合する相手のコネクタハウジングに設けられた相手の検知端子と接触する接点部を有しており、
    前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと半嵌合の状態では、前記揺動部が揺動されてそれに前記作用部が追従することで前記接点部が前記相手の検知端子とは非接触とされる位置に変位され、
    前記コネクタハウジングが前記相手のコネクタハウジングと正規嵌合した状態では、前記ロックアームが復動して前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックするとともに、前記接点部が前記相手の検知端子と接触することによって前記両コネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知することを特徴とする検知端子。
  6. 前記作用部と前記接点部は前後方向に重なって配置されていることを特徴とする請求項5に記載の検知端子。
  7. 板面を前後方向に沿わせた本体部を有し、この本体部から前記作用部が立ち上げられるとともに前記接点部が垂れ下げられ、前記作用部は前記半嵌合状態のときに浮き上がる前記揺動部に引っ掛け状態で係合され、前記接点部はその垂下端が前記コネクタハウジングにおいて隣接する信号端子の接点部とほぼ同じ高さ位置に揃えられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記作用部は、前記本体部に連なる根元領域と、前記揺動部に取り付けられる取付領域とを有し、前記取付領域が前記根元領域に対して前方にオフセットされて前記接点部とほぼ同じ前後位置に揃えられていることを特徴とする請求項7に記載の検知端子。
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