JPH09174131A - 搬送テーブルのエプロン - Google Patents

搬送テーブルのエプロン

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JPH09174131A
JPH09174131A JP34102995A JP34102995A JPH09174131A JP H09174131 A JPH09174131 A JP H09174131A JP 34102995 A JP34102995 A JP 34102995A JP 34102995 A JP34102995 A JP 34102995A JP H09174131 A JPH09174131 A JP H09174131A
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JP
Japan
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apron
roller
width direction
aprons
clearance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34102995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Shima
哲郎 志摩
Toshio Onishi
寿雄 大西
Keiichiro Nishi
圭一郎 西
Sadanori Nakano
貞則 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Priority to JP34102995A priority Critical patent/JPH09174131A/ja
Publication of JPH09174131A publication Critical patent/JPH09174131A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧延材料裏面観察のためのテーブルローラ間の
開き部分は圧延材料の先端がこの隙間に突込む問題があ
った。これを改善する。 【解決手段】エプロン2は3枚の立設板状のものをそれ
ぞれ左右の移動架台1に取付け、テーブルローラ6、6
の間に、微小な隙間をあけて配置されている。エプロン
移動架台2は、主レール3に外嵌して左右に移動可能で
圧延材料裏面観察装置は、エプロンの間から観察する。
エプロン移動架台1は脚11を備え、この脚11は、レ
ール4に係止してエプロンの回転を防止し、係止部のラ
イナにより、エプロン2とローラ6との隙間を調整でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱間圧延工場におけ
る、搬送テーブルのエプロンの構造に関するもので、特
に圧延材料疵検査時の視野を確保するために有用なエプ
ロンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばカメラによる疵検出装置を設置す
る場合を例に挙げて以下説明する。熱間圧延ラインでは
圧延時あるいはテーブル通過時等に圧延材料に疵入りが
発生するトラブルが度々発生している。疵は仕上ミルの
ワーキングロール疵が圧延材料に転写されるロールピッ
チ疵や圧延材料の仕上ミルからコイラまでの間で薄物材
の先・尾端がウィービングしてテーブルエプロン等に当
たることによって起こるスリ疵やカキ疵等がある。ロー
ルピッチ疵等では圧延材料に周期的に疵が入るため、疵
入りの発見が遅れることは圧延製品の大量不良部発生に
つながる。このような疵入りによる大量の不良部発生防
止を目的として一般に圧延材料の仕上ミルからコイラま
での間のテーブルに板面疵検出装置を設置し、材料の表
面および裏面の疵を監視している。圧延材料の裏面(下
面)を検査する場合、観察用のカメラ、センサ等の視野
を確保するため、その部分のテーブルローラのピッチは
通常のテーブルローラのピッチより拡げられており、疵
検出時以外は圧延材料先端の突掛り等による冷コイル防
止を目的として、この拡げられたテーブルピッチ間には
開閉可能なゲートが設けられている。このようなゲート
は、図4に例示するようにライン下方に旋回軸32を備
えた支持脚35で支持し、旋回軸32を支点としてアク
チュエータ33がゲート31全体を旋回するように開閉
する構造の旋回ゲート方式が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように圧延材料
裏面観察用に拡げられたテーブルローラ間のロールピッ
チの開き部分を旋回式ゲートのみでカバーする場合、ゲ
ート本体と旋回軸との位置関係より、ゲート旋回半径内
でゲート本体との接触を避けるため、テーブルローラを
存在させることは出来ない。従って、テーブルローラと
ゲートとの間にはある一定の隙間を設ける必要があっ
た。こうした構造では圧延材料がゲート上を通過する
際、圧延材料の先端がゲートとテーブルローラ間の隙間
に突込んだり、あるいは引掛ることにより冷コイルが発
生するという問題があった。さらにゲート駆動部の故障
等によりゲート閉が不能となった場合、上記問題点を助
長することになる。
【0004】また、特開平4−286945号公報に
は、ストリップの幅方向中央付近からストリップの幅の
外側まで移動可能で、検査装置はストリップの全幅を走
査可能なように両者が運動する構成を有し、少なくとも
ストリップの先端がエプロン上を通過するとき、エプロ
ンはストリップの幅方向中央付近に位置し、エプロンと
検査装置が互いに切り離される手段を有する熱間圧延設
備におけるストリップの検査装置が開示されている。こ
の装置は、検査装置の移動、ストリップ先端の認識、切
離し手段等を要し、構造が複雑で高価であるという問題
がある。
【0005】本発明は前記問題点を解決したエプロン構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、 (a) 疵検査装置の視野となるテーブルローラ間にロ
ーラ幅方向に移動可能な複数の立設板状のエプロンを設
ける。このエプロンはテーブルローラとの間に微小隙間
を形成する形状とする。
【0007】(b) 疵検査時は上記エプロンを幅方向
にオシレーションするかまたは圧延材料の幅内で数回左
右に移動する。 ようにしたものである。すなわち、本発明は、熱間圧延
テーブルローラ間に、ローラ軸方向に直交する方向に立
設しローラとの間に微小隙間を形成する複数の並列板か
らなるエプロンを設け、該エプロンをローラ幅方向にオ
シレーションする装置または圧延材料の全幅内でローラ
幅方向に移動させる装置を設けたことを特徴とする搬送
テーブルのエプロンである。
【0008】この場合に、前記エプロンとロール間の間
隙を調整する機構を設けると好適である。エプロンを幅
方向に移動する方式を採ったので、テーブルローラとエ
プロンの隙間管理を従来のローラ間エプロンと同程度に
行うことができるため、圧延材料の先端が突掛る等の危
険性は皆無となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の構成を図1、図2に示
す。図1は本装置を下流側から見た幅方向断面図、図2
はその側面図である。テーブルローラ6間に、材料裏面
観察用に設けられた多数の立設板状のエプロン2が設け
られている。エプロン2は左右対称に1対が設けられて
いる。このエプロン2は、それぞれ左右のエプロン架台
1に取付けられている。このエプロン架台1は、ライン
(テーブルローラ)下にローラ軸と平行に配設した主レ
ール3および回動防止レール4上をローラ幅方向に移動
可能に摺動する。エプロン架台1はブッシュ8を介して
アクチュエータ5により主レール3上を摺動する。また
エプロン2が熱延材料から受ける負荷およびエプロンの
自重は全て主レール3が負担する。回動防止レール4は
熱延材料からの負荷によりエプロン2が回動モーメント
を受けた時そのモーメントに耐えうる強度を有してお
り、通常は熱延材料の負荷が加わらない。エプロン2は
ローラ軸方向にローラ軸と平行に移動するだけでテーブ
ルローラ6とエプロン2との間の隙間が変化しない構造
である。従って、通常のテーブルローラに設けられるエ
プロン9と同等の微少隙間で管理することが可能になっ
た。また、図3に示すように、エプロン2とローラ6と
の間の隙間は、回動防止レール4と本体の脚11に取付
けられたライナ10の厚みを変更することによって容易
に変更調整可能である。
【0010】なお、旋回式ゲートの代わりに本装置を使
用するにあたり、板面疵検出装置の視野内にはエプロン
により定常的な影が出来るようになったが、くし歯状の
エプロンを幅方向にオシレーションするかあるいは圧延
材料の全幅内で数回幅方向に移動することによって圧延
材料全幅に対する検査が可能である。オシレーションは
比較的振幅が小さく周期の短い往復振動であり、少なく
ともエプロンの厚さの2倍以上の振幅で往復振動させる
ことによって、板面疵発生を検出する妨げとならず、ま
た、圧延材料の全幅内でエプロンを数回幅方向に緩やか
に移動することによって圧延材料全幅に対する検査が可
能である。
【0011】なお、エプロンがローラ幅方向に最も開い
た状態でもエプロンの最大開口幅が圧延材料の最小幅以
下となるように設定すれば、故障時においても圧延材料
の通過に支障を来すことを防止することが出来る。板面
疵検出はロール等による周期的な疵発生(継続)を防止
するためのものであり、くし歯状エプロンによる一時的
な影が生ずることは全く問題ない。
【0012】
【実施例】図1、図2は本発明の実施例装置を示してい
る。エプロン2は3枚の立設板状のものをそれぞれ左右
のエプロン移動架台1に取付けている。エプロン2は図
2に示すように、テーブルローラ6、6の間に、微小な
隙間をあけて配置されている。左右のエプロン移動架台
2は、スリーブ8を介して主レール3に外嵌して左右に
摺動可能である。この摺動は、シリンダからなるアクチ
ュエータ5によって駆動される。アクチュエータ5は他
の形式であることを妨げない。例えば電磁装置あるいは
他の電動装置でもよい。エプロン移動架台1は脚11を
備え、この脚11は、回動防止レール4に係止してい
る。この係止部に図3に示すように、ライナ10を用い
て、エプロン2の姿勢を適正に保ち、エプロン2とロー
ラ6との隙間を変更調整する。
【0013】エプロン2の中央部の左右のエプロンの相
互間距離(図1中に示したL1 )を300mmとし、各
エプロン相互間のピッチ(図1中のL2 )を200mm
に設定した。アクチュエータ5にはエアシリンダを使用
し、そのストロークは100mmのものを使用した。し
たがって、圧延材料の幅方向の寸法は、最低500mm
より幅の広い材料であれば、故障等でエプロンの移動が
不可となった場合でもラインセンター付近にはエプロン
が存在することになり、通板性の悪化防止が可能であ
る。
【0014】エプロン移動架台を左右に移動させなが
ら、板面疵検出装置20によって圧延材料を監視するこ
とによって、圧延ロール等による周期的な疵発生を連続
的に検出することができる。また本装置によれば、旋回
ゲートへの材料突掛りにより1回/年程度発生していた
従来の冷コイルは皆無となった。
【0015】
【発明の効果】本発明は疵検出装置の材料裏面観察用開
口部に幅方向移動可能な、複数枚の立設板状をなす、く
し歯状のエプロンを設けたことによりテーブルローラと
エプロンとの隙間を通常のエプロンと同程度に設定可と
なり、装置周辺下の通板性劣化を防止することが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の幅方向断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】従来の旋回ゲートライン断面図である。
【符号の説明】
1 エプロン移動架台 2 エプロン 3 主レール 4 回動防止レー
ル 5 アクチュエータ 6 テーブルロー
ラ 7 レールマウント 8 ブッシュ 9 エプロン 10 ライナ 11 脚 20 検査装置 31 ゲート 32 旋回中心 33 アクチュエータ 34 旋回半径 35 支持脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 圭一郎 倉敷市水島川崎通1丁目(番地なし) 川 崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 中野 貞則 倉敷市水島川崎通1丁目(番地なし) 川 崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延テーブルローラ間に、ローラ軸
    方向に直交する方向に立設しローラとの間に微小隙間を
    形成する複数の並列板からなるエプロンを設け、該エプ
    ロンをローラ幅方向にオシレーションする装置、または
    圧延材料の全幅内でローラ幅方向に移動する装置を設け
    たことを特徴とする搬送テーブルのエプロン。
  2. 【請求項2】 前記エプロンとロール間の間隙を調整す
    る機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の搬送テ
    ーブルのエプロン。
JP34102995A 1995-12-27 1995-12-27 搬送テーブルのエプロン Withdrawn JPH09174131A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304