JPH09172674A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH09172674A
JPH09172674A JP7348515A JP34851595A JPH09172674A JP H09172674 A JPH09172674 A JP H09172674A JP 7348515 A JP7348515 A JP 7348515A JP 34851595 A JP34851595 A JP 34851595A JP H09172674 A JPH09172674 A JP H09172674A
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JP
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slot
mobile station
slots
communication system
traffic
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Application number
JP7348515A
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English (en)
Inventor
Masaki Sugiura
雅貴 杉浦
Hiroyoshi Ishibashi
弘義 石橋
Nobumi Kanetani
悦己 金谷
Toru Kubo
徹 久保
Kazuaki Yamaguchi
一晃 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1フレーム当たりのスロット数より多い数の
移動局の同時アクセスを可能にする無線通信システムを
提供する。 【解決手段】 時分割多重時分割双方向通信方式を用い
る無線通信システムにおいて、無線基地局11に、移動局
の使用するTDMAの各スロットのトラフィックを計測
するトラフィック計測手段17と、各スロットの割り当て
をトラフィックに応じて動的に管理し、割当可能な全て
のスロットを移動局に割り当てた後に別の移動局から通
信要求があったときにスロットの再割当を行なうスロッ
ト管理手段15とを設ける。全てのスロットに対する割当
てが既に済んでいる状態で別の移14から通信要求があ
った場合でも、この要求を一律に拒否することなく、ト
ラフィックの少ないスロットを、現在使用中の移動局と
通信要求のあった移動局とで1フレームおきに共同で使
用させる方法で再割当を実施し、移動局の通信要求に広
く応える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重時分割
双方向通信方式(TDMA/TDD方式)を用いる無線
通信システムに関し、特に、スロットを多数の利用者が
有効に利用できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話あるいはPHS(パーソ
ナル・ハンディフォン・システム)などの無線通信シス
テムでは、無線区間の通信方式として時分割多重時分割
双方向通信方式(TDMA/TDD方式)が主に用いら
れている。この方式では、図9にフレーム構成を示すよ
うに、移動局から基地局に送信する上り回線の通信時間
帯と基地局から移動局に送信する下り回線の通信時間帯
とが時分割され、また、上り回線及び下り回線の各通信
時間帯が複数のスロットに時分割されて、通信を要求す
る各移動局に割り当てられる。こうすることにより、一
つの基地局と複数の移動局との間に、同時にそれぞれの
通信路を確保することが可能となる。なお、従来の携帯
電話やPHSに関する無線通信方式の詳細は、財団法人
電波システム開発センターが策定したRCR−STD2
7及びRCR−STD28に規格として規定されてい
る。
【0003】従来のこの無線通信方式を採るシステムの
基地局は、図8に示すように、移動局81との無線通信を
受持つ送受信部83と、スロットの分離/多重を行なう分
離多重部84と、外部網との接続を行なう外部インタフェ
ース部86と、基地局82の動作を制御する制御部85とを備
えている。
【0004】この無線通信システムでは、ある移動局か
ら発信する場合に、次のような手順を取る。
【0005】移動局81は、通信を開始したい場合に、ま
ず通信接続要求を図9(a)における上りの制御用スロ
ットTXCを用いて、基地局82に発信する(移動局81
は、これに先立ち、基地局82から制御用スロットRXC
を用いて間欠送信される報知情報をキャリアセンスによ
って捕捉することにより、基地局82とのTDMA同期を
確立している)。
【0006】基地局82の送受信部83は、この接続要求信
号を受信すると、分離多重部84に渡し、分離多重部84
は、TDMAの各スロットを分離して、制御用スロット
TXCに含まれる移動局81からの接続要求信号を抽出し
て、制御部85に伝え、これを受けて、制御部85は、移動
局81に対して、移動局81が使用する通信用スロットを割
り当て、その番号(例えば、上り:TX2/下り:RX
2とする)を下りの制御用スロットRXCを用いて移動
局81に通知する。
【0007】移動局81は、この通信用スロット番号の通
知を受信すると、接続希望の相手先指定を含む呼接続要
求を、指定された通信用スロットTX2を用いて基地局
82に送信する。この呼接続要求は、基地局82において送
受信部83及び分離多重部84を介して、制御部85に渡り、
制御部85は、要求内容を解釈し、外部I/F部86を介し
て外部網上に存在する接続相手に向けて、これを転送す
る。
【0008】接続相手先からの応答が、外部網を経て外
部I/F部86から、制御部85に渡ると、これを移動局81
に転送した時点で、移動局81と相手先とを接続する通信
路が確立され、以後これら2者間の通信は、通信用スロ
ットTX2/RX2を用いて行なわれる(図9
(b))。
【0009】このようにして、空きスロットがある限
り、移動局からの接続要求に基づいて、基地局は相手先
との通信路を確立し、通信を行なわせることができる。
【0010】
【発明が解決する課題】しかし、この従来の無線通信シ
ステムでは、移動局が基地局に通信接続を要求しても、
空きスロットがなく、回線が塞がっている場合には、基
地局により、接続が拒否される。従って、1台の基地局
に同時に通信できる移動局の上限は、1フレーム当たり
のスロット数によって決まってしまう。一度基地局との
通信が確立された移動局は、通信量の大小に関わらず、
通信を終了するまではこの通信路を解放しないため、全
てのスロットが割り当てられた後に、別の移動局から発
行された通信要求は無条件で拒否されることになる。そ
のため、必要以上に通信資源を消費してしまうというこ
とがあり得る。
【0011】本発明は、こうした問題点を解決するもの
であり、1フレーム当たりのスロット数より多い数の移
動局の同時アクセスを可能にする無線通信システムを提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の無線通
信システムでは、各スロットの割り当てをトラフィック
に応じて動的に管理するスロット管理手段を設け、割当
可能な全てのスロットを移動局に割り当てた後に別の移
動局から通信要求があったとき、この移動局の要求に応
えるため、このスロット管理手段がスロットの再割当を
行なうように構成している。
【0013】そのため、この移動局からの通信の開始要
求を即座に拒否するのではなく、使用中のスロットのト
ラフィックの状態を考慮して、再割当の影響が最も少な
いスロットを選びだし、このスロットを、通信開始要求
を新たに発行した移動局と、既にこのスロットを使って
いる移動局とで交互に利用するように再指定するなどし
て、1フレーム当たりのスロット数より多い移動局が通
信を同時に行なうことを可能にする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、時分割多重時分割双方向通信方式を用いる無線通信
システムにおいて、無線基地局に、移動局の使用するT
DMAの各スロットのトラフィックを計測するトラフィ
ック計測手段と、各スロットの割り当てをトラフィック
に応じて動的に管理し、割当可能な全てのスロットを移
動局に割り当てた後に別の移動局から通信要求があった
ときにスロットの再割当を行なうスロット管理手段とを
設けたものであり、全てのスロットに対する割当が既に
済んでいる状態で別の移動局から通信要求があった場合
でも、この要求を一律に拒否することなく、トラフィッ
クの少ないスロットを、現在使用中の移動局と通信要求
のあった移動局とで1フレームおきに共同で使用させ
る、などの方法で再割当を実施し、移動局の通信要求に
広く応えることができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、時分割多重時分
割双方向通信方式を用いる無線通信システムにおいて、
無線基地局を制御する制御局に、移動局の使用するTD
MAの各スロットのトラフィックを計測するトラフィッ
ク計測手段と、各スロットの割り当てをトラフィックに
応じて動的に管理し、割当可能な全てのスロットを移動
局に割り当てた後に別の移動局から通信要求があったと
きにスロットの再割当を行なうスロット管理手段とを設
けたものであり、スロットの再割当を、無線基地局を制
御する制御局で実施するようにしている。
【0016】請求項3に記載の発明は、スロット管理手
段がスロットの再割当を行なう際に、再割当の対象とな
ったスロットを既に使用している移動局に対して再割当
の確認を行なう移動局状態問合手段を設け、当該移動局
が再割当の許可を与えた場合にのみ、スロット管理手段
がスロットの再割当を実行するようにしたものであり、
再割当対象のスロットを現在使用している移動局が再割
当について許可しない場合は、移動局の新たな通信要求
は拒否される。
【0017】請求項4に記載の発明は、スロット管理手
段がスロットの再割当を行なう際に、再割当の対象とな
るスロットの選定のための基準を必要に応じて切替える
再割当基準切替手段を設けたものであり、システムの用
途や使用規模、時間帯などに応じて再割当のスロットの
選定基準を切り替えることができる。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)第1の実施形態の無線通
信システムでは、通信用のスロットが全て割り当て済み
であっても、別の移動局から通信開始要求があると、基
地局が、この要求を拒否することなく、スロットの再割
り当てを行なう。
【0020】この基地局は、図1に示すように、移動局
1〜4(M1〜M4)との無線通信を受持つ送受信部12と、
スロットの分離/多重を行なう分離多重部13と、外部網
との接続を行なう外部インタフェース部18と、基地局11
の動作を制御する制御部14と、各移動局の使用するスロ
ットのトラフィックを計測するトラフィック計測部17
と、スロットの移動局への割り当てをそのスロットのト
ラフィックに応じて動的に管理するスロット管理部15
と、各スロットとそれを使用する移動局との対応表が格
納されているスロット管理テーブル16とを備えている。
【0021】このシステムでは、図2(a)に示すよう
に、TDMAの1フレームが8スロット(上りと下りが
それぞれ4スロットずつ)で構成され、上り下りのそれ
ぞれ1つずつのスロットが制御チャネルTXC及びRX
Cに割り当てられ、残りの3スロットずつ(上りTX1
〜TX3、及び下りRX1〜RX3)が移動局との通信
に割り当てられる。
【0022】いま、移動局1(M1)、移動局2(M2)及
び移動局3(M3)が通信中であるとする。この時点で、
スロットの割り当ては、図2(a)の状態、即ち、上下
全てのスロットが、制御チャネルTXC/RXC、移動
局1用通信チャネルTX1/RX1、移動局2用通信チ
ャネルTX2/RX2、及び移動局3用通信チャネルT
X3/RX3として割り当てられている状態になってい
る。
【0023】ここで、別の移動局4(M4)が、通信開始
の要求を基地局11に向けて発信した場合を考える。この
通信開始要求信号は、図2(a)の制御チャネルTXC
を用いて基地局11に送られ、送受信部12で受信され、分
離多重部13に渡される。分離多重部13は、受信したTD
MAのフレームをスロットごとに分離し、抽出された移
動局4からの要求信号は、制御部14に渡される。制御部
14は、移動局4からの要求をスロット管理部15に伝える
(他のスロットの信号、即ち、移動局1〜3の通信スロ
ットTX1〜TX3に乗せられた信号は、外部I/F部
18を介して、外部網を通じて接続相手先に伝送され
る)。
【0024】これ以降のスロット管理部15の処理を、図
3のフローチャートを用いて説明する。
【0025】ステップ31:スロット管理部15は、制御部
14から移動局4の接続要求を受取ると、スロット割当の
要求があったものと判断し、 ステップ32:各スロットとそれを使用している移動局と
の対応表が格納されているスロット管理テーブル16を参
照して、スロットの空きがあるか否かをチェックする。
既に全スロットが使用されているときは、 ステップ34:使用中の各スロットのトラフィックをトラ
フィック計測部17に問い合わせて、 ステップ35:この各スロットのトラフィックを基に、再
割当を行なうべきスロットを選定し、このスロット番号
を制御部14に知らせる。再割当スロットの選定基準とし
ては、例えば、平均トラフィックが最小であること、あ
るいはピーク時のトラフィックが最小であること、など
を用いることができるが、これらに限るものではない。
【0026】ここで、例えば図2(a)に示す移動局3
の用いていたスロットTX3/RX3が、再割当スロッ
トとして選定されたとする。このスロット番号が通知さ
れた制御部14は、既に使われている当該スロットに対し
て、1フレームおきに、それぞれ移動局3と移動局4と
の通信に用いることができるように再割当を実行する
(図2(b)参照)。その際、既に通信中の移動局3と
その相手局との回線接続を保持したまま、新たな移動局
4の呼接続要求に従って、接続相手先との回線接続処理
を実行する。
【0027】こうして、スロット再割当が実行される
と、制御部14からスロット管理部15に、スロット再割当
完了の通知がなされ、ステップ36:スロット管理部15
は、スロット管理テーブル16をこの再割当結果に基づい
て更新する。
【0028】なお、ステップ32において、空きスロット
がある場合には、制御部14を介してそれを割り当て、ス
ロット管理テーブル16を更新する(ステップ33及び3
6)。
【0029】このようにして、この無線通信システムで
は、通信用のスロットがすべて割り当てられた後で、別
の移動局からの通信開始要求があったときに、この要求
を拒否せずに、スロットを再割当することによって、通
信路を確保し、回線接続処理を実行する。
【0030】なお、この実施形態は、現行の無線通信シ
ステムのうち、主としてPHS(パーソナル・ハンディ
フォン・システム)において取入れることができる。
【0031】(実施の形態2)第2の実施形態の無線通
信システムでは、第1の実施形態と異なり、スロットの
割当と外部網との接続を、それぞれの基地局が行なうの
ではなく、複数の基地局を制御する制御局が一括して行
ない、スロットの再割当もこの制御局により実行され
る。この場合、基地局は、移動局との無線信号の送受信
のみを行ない、移動局から受信したデータをそのまま制
御局に伝え、また外部網上の端末(電話機等)からの信
号は、制御局を介して、基地局から移動局に送信され
る。
【0032】このシステムの制御局は、図4に示すよう
に、各基地局に繋がる有線回線を通じて伝送されるスロ
ットの分離/多重を行なう多重化処理部42と、外部網の
交換機と接続する交換機インタフェース部44と、制御局
41の動作を制御する制御部43と、各移動局の使用するス
ロットのトラフィックを計測するトラフィック計測部47
と、スロットの移動局への割り当てをそのスロットのト
ラフィックに応じて動的に管理するスロット管理部45
と、各スロットとそれを使用する移動局との対応表が格
納されているスロット管理テーブル46とを備えている。
【0033】このスロット管理テーブル46には、制御局
41の制御対象になっている各基地局ごとに、その基地局
に無線接続している移動局と、それらが使用しているス
ロットとの対応表が格納されており、スロット管理部45
は、それらをすべて管理している。
【0034】ある基地局の使用可能な通信用スロットの
すべてが移動局との通信に使用されているとき、この基
地局に別の移動局から通信開始要求が送信されたとす
る。この通信開始要求の信号は、制御チャネル用スロッ
トを用いて、当該基地局の使用する他のスロットの信号
と組み合わされ、TDMAの信号として制御局41の多重
化処理部42に送られる。
【0035】多重化処理部42は、各基地局から伝えられ
たTDMA信号を、まず基地局ごとに分離し、そして、
そのそれぞれをスロットごとに分離することにより、こ
の通信開始要求信号を制御部43に伝える。制御部43はこ
の要求信号をスロット管理部45に伝える。スロット管理
部45は、第1の実施形態の図3で示したものと同様のシ
ーケンスに従って、トラフィック計測部47の計測した各
スロットのトラフィックに基づいて、再割当のスロット
を選定し、制御部41にスロット再割当の要求を発行す
る。
【0036】制御部41は、スロット再割当を実行し、そ
れが完了すると、スロット管理部45にそれを通知する。
それを受けて、スロット管理部45はスロット管理テーブ
ル46を更新する。この手順も第1の実施形態と同じであ
る。
【0037】制御部41は、基地局を通じて、当該移動局
に割当てられたスロット番号を通知し、移動局は、この
スロットを用いて呼接続要求を発信する。この信号は、
基地局を経由して制御局41に送られ、多重化処理部42で
信号が分離され、制御部43で要求内容が解釈され、交換
機I/F部44に伝えられて、交換機を介して外部網上の
相手先へと転送される。
【0038】このように、複数の基地局を一括して制御
する制御局でスロットの割当てを行なう無線通信システ
ムでは、この実施形態を採ることにより、ある基地局で
全ての通信用スロットが移動局に割当てられた後、別の
移動局からの通信開始要求があった場合にも、スロット
を再割当し、この移動局の回線接続を行なうことが可能
である。
【0039】なお、この実施形態は、現行の無線通信シ
ステムのうち、主としてアナログあるいはデジタル携帯
電話において取入れることができる。
【0040】(実施の形態3)第3の実施形態の無線通
信システムでは、スロットの再割当に際して、再割当さ
れる使用中の移動局の了解を得るようにしている。この
システムの基地局は、図5に示すように、スロットの再
割当の対象となった移動局に再割当の確認を行なう移動
局状態問合部58を備えている。その他の構成は第1の実
施形態と変わりがない。
【0041】この基地局51のスロット管理部55は、移動
局の通信開始要求が制御部54から伝えられると、図6に
示す手順で動作を行なう。
【0042】ステップ61:スロット管理部55は、制御部
54から移動局の接続要求を受取ると、スロット割当の要
求があったものと判断し、 ステップ62:スロット管理テーブル56を参照して、スロ
ットの空きがあるか否かをチェックする。既に全スロッ
トが使用されているときは、 ステップ64:使用中の各スロットのトラフィックをトラ
フィック計測部57に問い合わせて、 ステップ65:この各スロットのトラフィックを基に、再
割当を行なう候補となるスロットを選定し、移動局状態
問合部58に対して、当該スロットを使用中の移動局に、
スロットの再割当の是非を問い合せるように指示する。
なお、再割当スロットの選定基準は、第1の実施形態で
も述べた通り、例えば平均トラフィック最小、あるいは
ピーク時トラフィック最小、などを用いることができる
が、これらに限るものではない。
【0043】この指示を受けて、移動局状態問合部58
は、下りの制御チャネルを用いて、この再割当候補のス
ロットを使用中の移動局に対して、現在使用中のスロッ
トが再割当可能か否かを問い合せるメッセージを発信す
る。当該移動局は、この問い合わせに対して、現在処理
中の通信に関わるプロセスや発信予定のデータ量などか
ら自動的に、または、移動局上のアプリケーションによ
っては、移動局を使用しているユーザ自身が明示的に入
力することによって、使用中のスロットが再割当され、
転送速度が減少することについて了承するか否かを、基
地局に対して、上りの制御チャネルを用いて返答する。
【0044】ステップ66:この移動局からの返答は、ス
ロット管理部55に伝えられる。返答が了承であるとき
は、 ステップ67:スロット管理部55は、制御部54にこのスロ
ットの再割当を指定し、新たにスロットを割り当てた移
動局からの呼接続要求を受付けるように指示する。制御
部54は、これを受けて、スロットの再割当を実行し、新
たな移動局が呼接続要求を送信すると、外部I/F部59
を介して外部網上の接続相手先にこれを発信する。
【0045】ステップ69:スロット再割当が実行され、
制御部14からスロット管理部15にスロット再割当完了の
通知がなされると、スロット管理部55は、この再割当に
従ってスロット管理テーブル56を更新する。
【0046】また、ステップ66において、スロットの再
割当が了承されなかった場合は、 ステップ68:スロット管理部55は、制御部54に、この移
動局からの呼接続要求を拒否するように指示し、制御部
54は呼接続を拒否する旨をこの移動局に通知する。
【0047】このように、第3の実施形態の無線通信シ
ステムでは、使用可能な全てのスロットが移動局との通
信チャネルに割り当てられた後、別の移動局からの接続
要求があったときに、再割当の候補となったスロットを
使用中の移動局が、そのスロットの再割当を了承した場
合にのみ、その再割当が実行される。
【0048】なお、この実施形態は、現行の無線通信シ
ステムのうち、主としてPHSにおいて取入れることが
できる。また、この実施形態は、第2の実施形態の構成
に対しても同じように拡張することができ、この場合、
アナログあるいはデジタル携帯電話のシステムに取入れ
ることができる。
【0049】(実施の形態4)第4の実施形態の無線通
信システムでは、再割当スロットの選定基準を動的に切
替えることができる。このシステムの基地局は、図7に
示すように、再割当対象となるスロットの選定基準を必
要に応じて切替える再割当基準切替部74を備えている。
その他の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0050】基地局のスロット管理部72では、再割当を
行なうスロットの選定を、トラフィック計測部73で計測
される各スロットのトラフィックに基づいて行なうが、
このときどのような統計量を基準にして選定を行なうか
について、必要に応じて外部からの入力により手動で、
あるいは制御部71からの信号によって自動的に切替える
のが、再割当基準切替部74である。
【0051】再割当スロットの選定基準としては、例え
ば、ある一定時間内での平均トラフィックが最小である
こと、あるいは、ピーク時のトラフィックが最小である
こと、または、無通信状態の持続時間が最大であること
などがあり得る。この選定基準は、本システムが使用さ
れる用途の違いによって切替えたり、あるいは同じ用途
であっても、使用規模や時間帯などに応じて切替えるこ
とが必要になる場合がある。再割当基準切替部74は、こ
の切替を行なう役割を担う。
【0052】このように、このシステムでは、再割当ス
ロットの選定基準を動的に切替えることにより、さまざ
まな通信条件に最適な基準を選定することが可能とな
る。
【0053】なお、このシステムの再割当基準切替部74
は、第2、第3の実施形態において適用することも可能
であり、そうすることにより、現行の無線通信システム
のPHSだけでなく、アナログあるいはデジタル携帯電
話のシステムに取り入れることもできる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の無線通信システムは、1フレーム中の通信用スロット
数以上の移動局からの接続要求があった場合でも、トラ
フィックに応じてスロットの再割当を行なうことによ
り、移動局の同時アクセス数を増やすことが可能であ
る。これにより、無線通信システムにおける1基地局当
たりの性能を向上することができ、システムにおける通
信資源の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における無線通信シス
テムの構成図、
【図2】第1の実施形態の無線通信システムでのTDM
Aフレーム構成を示す説明図、
【図3】第1の実施形態における無線通信システムのス
ロット管理部の処理シーケンスを示すフロー図、
【図4】本発明の第2の実施形態における無線通信シス
テムの構成図、
【図5】本発明の第3の実施形態における無線通信シス
テムの構成図、
【図6】第3の実施形態における無線通信システムのス
ロット管理部の処理シーケンスを示すフロー図、
【図7】本発明の第4の実施形態における無線通信シス
テムの構成図、
【図8】従来の無線通信システムを示す構成図、
【図9】従来の無線通信システムでのTDMAフレーム
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
11、51、82 基地局 12、52、83 送受信部 13、53、84 分離多重部 14、43、54、71、85 制御部 15、45、55、72 スロット管理部 16、46、56 スロット管理テーブル 17、47、57、73 トラフィック計測部 18、59、86 外部I/F部 M1〜M4 移動局 44 交換機I/F部 58 移動局状態問合部 74 再割当基準切替部
フロントページの続き (72)発明者 久保 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 一晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時分割多重時分割双方向通信方式(TD
    MA/TDD方式)を用いる無線通信システムにおい
    て、 無線基地局が、 移動局の使用するTDMAの各スロットのトラフィック
    を計測するトラフィック計測手段と、 各スロットの割り当てをトラフィックに応じて動的に管
    理し、割当可能な全てのスロットを移動局に割り当てた
    後に別の移動局から通信要求があったときにスロットの
    再割当を行なうスロット管理手段とを備えることを特徴
    とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 時分割多重時分割双方向通信方式を用い
    る無線通信システムにおいて、 無線基地局を制御する制御局が、 移動局の使用するTDMAの各スロットのトラフィック
    を計測するトラフィック計測手段と、 各スロットの割り当てをトラフィックに応じて動的に管
    理し、割当可能な全てのスロットを移動局に割り当てた
    後に別の移動局から通信要求があったときにスロットの
    再割当を行なうスロット管理手段とを備えることを特徴
    とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記スロット管理手段がスロットの再割
    当を行なう際に、再割当の対象となったスロットを既に
    使用している移動局に対して再割当の確認を行なう移動
    局状態問合手段を設け、当該移動局が再割当の許可を与
    えた場合にのみ、前記スロット管理手段がスロットの再
    割当を実行することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記スロット管理手段がスロットの再割
    当を行なう際に、再割当の対象となるスロットの選定の
    ための基準を必要に応じて切替える再割当基準切替手段
    を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2または請
    求項3に記載の無線通信システム。
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