JP2009058990A - 通信時刻を通知するサーバ装置、通信時刻通知方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サーバ装置10は、前回の通信期間においてアクセスしてきた端末装置1の数を集計し、その数で通信期間を除算して通信時刻の間隔を計算し、端末装置1A〜1J間で等間隔になるように通信時刻をそれぞれ決定し、通信時刻情報テーブルを作成する。そして、今回の通信期間において、端末装置1からアクセスを受ける毎に、通信時刻情報テーブルから通信時刻を順次読み出し、アクセスしてきた端末装置1へ通知する。これにより、各端末装置1の通信時刻は等間隔になり重なることがないから、サーバ装置10において、複数の端末装置1からのアクセスによる衝突を回避することができる。
【選択図】図5
Description
まず始めに、本発明の実施形態における通信システム、端末装置及びサーバ装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態における通信システムの概略構成を示す図である。図2は、図1の通信システムにおける端末装置の構成を示す図である。図3は、図1の通信システムにおけるサーバ装置の構成を示す図である。
まず、通信システムの構成について説明する。図1を参照して、この通信システムは、パーソナルコンピュータ等の複数の端末装置1A,1B,・・・,1J(以下、端末装置を総称する場合及び個々の端末装置を示す場合は、単に「端末装置1」という。)及び1台のサーバ装置10を備えて構成される。端末装置1A,1B,・・・,1Jとサーバ装置10とは、インターネット等のネットワークを介して接続される。
次に、端末装置1の構成について説明する。図2を参照して、この端末装置1は、CPU(Central Processing Unit)101と、各種プログラムやテーブル等を記憶する書き換え可能な記憶部102と、定常通信を行う通信時刻情報等の各種データを記憶するHDD(ハードディスク装置)103と、ネットワークを介してサーバ装置10との間で通信を行うためのネットワークインタフェース104と、ユーザの操作により所定のデータを入力可能なキーボード105やマウス106等の入力手段を制御する周辺機器制御チップ107と、CPU101からイメージデータを受け取り、内部のビデオメモリ(図示せず)に書き込むと共にこのビデオメモリに書き込んだデータを後述の内蔵ディスプレイ109に表示するビデオチップ108と、ビデオチップ108から送信される信号に応じた表示を行う内蔵ディスプレイ109と、FM(Frequency Modulation)音源やウェーブテーブル(Wave Table)音源等を有する音源チップ110と、音源チップ110から出力されるオーディオ信号を音波に変換する内蔵スピーカ111とを備えて構成され、これらの各種構成要素はシステムバス112を介して相互に接続されている。また、CPU101及び記憶部102により制御部130を構成している。
記憶部102には、端末装置1のコンピュータとしての基本的な機能を提供するためのOS(オペレーティングシステム)プログラム120、内蔵ディスプレイ109を制御するための画面制御プログラム121、ネットワークインタフェース104を介してサーバ装置10との間で通信を行う通信プログラム122、サーバ装置10から受信した通信時刻を管理し、定常通信を行う定常通信処理プログラム123等が記憶されている。
制御部130は、前述のようにCPU101及び記憶部102から構成され、CPU101が記憶部102に記憶された各種プログラム120〜123等を読み出して実行することにより、端末装置1全体を統括制御する。
次に、サーバ装置10の構成について説明する。図3を参照して、このサーバ装置10は、CPU201と、各種プログラムやテーブル等を記憶する書き換え可能な記憶部202と、定常通信を行う通信時刻情報等の各種データを記憶するHDD203と、ネットワークを介して端末装置1との間で通信を行うためのネットワークインタフェース204と、ユーザの操作により所定のデータを入力可能なキーボード205やマウス206等の入力手段を制御する周辺機器制御チップ207と、CPU201からイメージデータを受け取り後述の内蔵ディスプレイ209に表示するビデオチップ208と、ビデオチップ208からの信号に応じた表示を行う内蔵ディスプレイ209と、FM源等を有する音源チップ210と、音源チップ210からのオーディオ信号を音波に変換する内蔵スピーカ211とを備えて構成され、これらの各種構成要素はシステムバス212を介して相互に接続されている。また、CPU201及び記憶部202により制御部230を構成している。
記憶部202には、サーバ装置10のコンピュータとしての基本的な機能を提供するためのOSプログラム220、内蔵ディスプレイ209を制御するための画面制御プログラム221、ネットワークインタフェース204を介して端末装置1との間で通信を行う通信プログラム222、端末装置1による定常通信の通信時刻を決定して管理し、端末装置1から定常通信の情報を受信すると次回の通信時刻を通知する定常通信時刻管理プログラム223等が記憶されている。
制御部230は、前述のようにCPU201及び記憶部202から構成され、CPU201が記憶部202に記憶された各種プログラム220〜223等を読み出して実行することにより、端末装置1全体を統括制御する。
次に、端末装置1の処理について説明する。図4は、図2に示した端末装置1による定常通信処理のフローを示す図である。この定常通信処理は、定常通信処理プログラム123により実現される。図4において、定常通信処理が開始すると、制御部130は、HDD103から通信時刻を読み出し、端末装置1が保持する時計タイマーによる時刻情報に基づいて、現在の時刻が通信時刻に到達したか否かを判定する(ステップS401)。通信時刻に到達していないと判定した場合は(ステップS401:N)、通信時刻に到達するまで待つ。一方、通信時刻に到達したと判定した場合は(ステップS401:Y)、定常通信を行う(ステップS402)。例えば、定常通信によりログ情報を送信する場合は、制御部130は、HDD103からログ情報を読み出し、そのログ情報を、ネットワークインタフェース104を介してサーバ装置10へ送信する。この場合、制御部130は、サーバ装置10が定常通信であることを認識できるように、定常通信であることを示す識別情報をログ情報に付加して送信する。また、サーバ装置10は、定常通信の情報を受信すると、定常通信の応答に、次の定常通信を行うための通信時刻を付加して通知する。詳細については後述する。
次に、サーバ装置10の処理について説明する。図5は、図3に示したサーバ装置10による定常通信時刻管理のフローを示す図である。この定常通信時刻管理は、定常通信時刻管理プログラム223により実現される。以下、通信システムを構成する端末装置1の数に変化がない場合、1台の端末装置1が通信システムに新たに参加した場合、2台の端末装置1が通信システムに新たに参加した場合の3通りに分けて説明する。
まず、通信システムを構成する端末装置1の数に変化がない場合について説明する。予め設定された通信期間の開始時刻になって通信期間が開始すると、制御部230は、前回の通信期間内に、アクセスがあって定常通信の情報を受信した端末装置1の数を集計する(ステップS501)。具体的には、前回の通信期間内に、端末装置1から定常通信の情報を受信したときにその数をカウントしておき、今回の通信期間の開始時刻になったステップS501において、そのカウント数(前回の通信期間におけるカウント数)を端末装置1の数として集計する。ここで、通信システムの運用を実際に開始する初日の場合は、前回の通信期間における集計ができないので、通信システムを構成する端末装置1の数を出荷状況等に基づいて予め予測しておき、その予測数を、ステップS501において集計した端末装置1の数とみなす。
次に、通信システムを構成する端末装置1が、運用開始後新たに1台参加した場合について説明する。尚、0:00:00を開始時刻とする24時間の通信期間が予め設定されており、ステップS501〜ステップS503により、図6に示した通信時刻情報テーブルが作成され、ステップS504〜ステップS507により、端末装置1Aからの最初の定常通信により通信時刻「時刻0」「0:00:00」が通知され、端末装置1Bからの2番目の定常通信により通信時刻「時刻1」「2:24:00」が通知され、端末装置1Cからの3番目の定常通信により通信時刻「時刻2」「4:48:00」が通知されているものとする。
次に、通信システムを構成する端末装置1が、運用開始後に新たに2台参加した場合について説明する。尚、0:00:00を開始時刻とする24時間の通信期間が予め設定されており、1日目の通信期間が開始して、ステップS501〜ステップS503により、図6に示した通信時刻情報テーブル(2日目用)が作成され、ステップS504〜ステップS507により、新たな端末装置1Kが参加して、通信時刻情報テーブル(2日目用)が図7(2)(3)、図9(1)に示すように修正されたものとする。また、2日目の通信期間が開始して、ステップS501〜ステップS503により、図8(1)(2)、図9(2)に示した通信時刻情報テーブル(3日目用)が作成されたものとする。また、2日目において、端末装置1Aからの最初の定常通信により通信時刻「時刻0」が通知され、端末装置1Jからの2番目の定常通信により通信時刻「時刻1」が通知され、同様にして3番目、4番目及び5番目の定常通信により通信時刻「時刻2」「時刻3」及び「時刻4」が通知されているものとする。
10,1010 サーバ装置
101,201 CPU
102,202 記憶部
123 定常通信処理プログラム
223 定常通信時刻管理プログラム
130,230 制御部
Claims (6)
- 複数の端末装置からそれぞれ指定した通信時刻にアクセスさせ、前記複数の端末装置との通信を所定期間毎に行うサーバ装置において、
前記所定期間内にアクセスしてきた前記端末装置の数を集計する集計手段と、
前記集計手段が集計したときの前記所定期間よりも後であって、前記所定期間が複数回繰り返される所定回数後の前記所定期間内で、前記集計した端末装置の数に応じて等間隔に分割した複数の時刻をそれぞれ前記通信時刻として決定する通信時刻決定手段と、
前記通信時刻決定手段により決定した通信時刻の情報を記憶する記憶手段と、
前記所定期間内においてアクセスしてきた前記端末装置に、次に通信する前記通信時刻の情報を前記記憶手段から順次読み出して通知する通知手段と、を備えたことを特徴とするサーバ装置。 - 前記通信時刻決定手段は、前記記憶手段に記憶した通信時刻の情報が前記所定期間内において前記通知手段により全て通知されたときに通知する新たな通信時刻を、前記記憶手段に記憶した通信時刻のうち時間的に相前後する2つの通信時刻の間の時刻に決定し、
前記通知手段は、前記所定期間内において前記記憶手段に記憶した通信時刻を全て通知した後に通知する前記通信時刻の情報を、前記通信時刻決定手段により新たに決定された通信時刻の情報とすることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記通知手段は、前記通信時刻の情報の前記記憶手段から読み出しを前記通信時刻の時刻順に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサーバ装置。
- 前記通信時刻決定手段は、前記新たな通信時刻を、前記2つの通信時刻のそれぞれの通信時刻との間で等間隔になる時刻とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
- コンピュータに、請求項1から4のいずれか1項に記載の前記サーバ装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- アクセスしてきた端末装置に対して、所定期間内における次回の通信時刻を通知するサーバ装置の通信時刻通知方法において、
前記所定期間内にアクセスしてきた前記端末装置の数を集計するステップと、
前記ステップにて集計したときの前記所定期間よりも後であって、前記所定期間が複数回繰り返される所定回数後の前記所定期間内で、前記集計した端末装置の数に応じて等間隔に分割した複数の時刻をそれぞれ前記通信時刻として決定するステップと、
前記決定した前記通信時刻を記憶手段に記憶するステップと、
前記所定期間内において前記端末装置からのアクセスがある毎に、前記記憶手段から前記通信時刻の情報を順次読み出して、前記アクセスしてきた端末装置へ通知するステップと、を有することを特徴とする通信時刻通知方法。
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