JP2004056725A - 設備管理サーバ、設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てを可能とし、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にする。
【解決手段】設備管理サーバCを設け、設備監視制御装置から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能10と、そのHTTP要求を解析し、設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能20と、設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能30と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能40と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置に送信する応答送信機能50とを付加した。
【選択図】 図1
【解決手段】設備管理サーバCを設け、設備監視制御装置から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能10と、そのHTTP要求を解析し、設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能20と、設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能30と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能40と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置に送信する応答送信機能50とを付加した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各所に設置された複数の設備監視制御装置を通信ネットワーク経由で遠隔監視制御する設備管理サーバ、これを含む設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は設備監視制御システムの概略構成図である。図5に示す設備監視制御システムは、センターサイトにおける設備管理サーバCと、複数のローカルサイトにおける複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)と、管理サイトにおける管理パソコンMとを、通信ネットワークNを介して通信可能に接続して構成され、設備管理サーバCが複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)に対して監視制御やメンテナンスなどを行うようになっている。管理パソコンMは、設備管理サーバCへHTTP(HyperText Transfer Protocol) 要求を行うことで、設備管理サーバC経由でグラフィカルに設備監視制御装置E(i)および設備システムS(i)の監視制御・管理が行える。ただし、iは1〜nを示す。
【0003】
このような設備監視制御システムでは、各サイトにファイアウォールFWc,FWm,FW(i)が設置され、セキュリティ上の制限から通信の要求元が常にローカルサイトまたは管理サイトに制限される。
【0004】
そして、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への各種要求時に、通信プロトコルとしてHTTPが利用され、設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求に対するHTTP返信として設備監視制御装置E(i)に対する各種要求を通知することにより実現される。
【0005】
ファイアウォールが設置されている環境において、HTTP以外に利用される通信プロトコルとしては、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol) およびFTP(File Transfer Protocol)のパッシブモードも考えられるが、簡易性、即時性などの面からHTTPが現実的である。従って、図5に示すように、設備監視制御装置E(i)および管理パソコンMはHTTPクライアントとして動作し、設備管理サーバCはHTTPサーバとして動作する構成が望ましい。
【0006】
この構成における設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP通信間隔の値(以下「HTTP通信間隔パラメータ」という)の各設備監視制御装置E(i)に対する割当て方法としては、設備監視制御装置E(i)に対してHTTP通信間隔パラメータを固定的に予め設定しておく第1の方法と、設備監視制御装置E(i)が最初に設備管理サーバCにアクセスしてきた際に、設備管理サーバCで固定的に保持されているHTTP通信間隔パラメータを割り当てる第2の方法とが存在する。
【0007】
なお、特開2001−25073公報には、各ビルに、ビル内設備の監視及び制御を行うビル監視手段と、このビル管理手段の画面を表示すると共にその画面をインターネット内のホームページに記憶させる画面転送手段とをそれぞれ備えると共に、上記インターネットに接続され、そのホームページを監視することにより複数のビルを遠隔監視する群管理手段とを備えたビル群管理システムが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記第1の方法では、設備監視制御装置E(i)において、HTTP通信間隔パラメータを設定する必要があり、施工や管理が煩雑となる。第2の方法では、全設備監視制御装置E(1)〜(n)に設定されるHTTP通信間隔パラメータが共通の場合には柔軟な割当てが行えないという問題があり、設備監視制御装置E(i)毎に個別のHTTP通信間隔パラメータを設定する場合には、全設備監視制御装置E(1)〜(n)のHTTP通信間隔パラメータを設備管理サーバCで管理する必要がある。つまり、これらいずれの方法でも、環境(ネットワーク状況、設備管理サーバCの負荷状況、設備監視制御装置Eの接続台数)の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当ては困難であり、施工や管理が煩雑となり、設備管理サーバにおけるリソースの浪費の原因にもなっていた。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てを可能とし、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にする設備管理サーバ、設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、各所に設置された複数の設備監視制御装置を通信ネットワーク経由で遠隔監視制御する設備管理サーバであって、前記設備監視制御装置から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能と、そのHTTP要求を解析し、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能と、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置に送信する応答送信機能とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求をもとに、前記複数の設備監視制御装置の接続台数を求め、その接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、予め区分された時間帯に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求の受信時におけるTCPコネクションの確立に要する通信時間を求め、その通信時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求頻度を求め、その要求頻度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求蓄積数を求め、その要求蓄積数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明の設備監視制御システムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバと、前記複数の設備監視制御装置とを前記通信ネットワークを介して通信可能に接続して構成され、前記設備監視制御装置の各々におけるHTTP通信間隔パラメータを動的制御することを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明の設備管理サーバ用プログラムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバに対し、前記要求受信機能と、前記要求解析機能と、前記パラメータ生成機能と、前記応答生成機能と、前記応答送信機能とを付加することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は設備管理サーバの構成図、図2は同設備管理サーバを含む設備監視制御システムの通信シーケンスの説明図、図3は設備監視制御システム内の管理パソコンのモニタに表示されるブラウザ中の画面例を示す図であり、これらの図を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
【0019】
第1実施形態の設備監視制御システムは、概略構成は従来と同様であって、図5に示すように、設備管理サーバCと、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)と、管理パソコンMとを、インターネットおよびパソコン通信サービスに対応する公衆回線および専用線などを含む通信ネットワークNを介し、例えばTCP/IPプロトコルで通信可能に接続して構成され、設備管理サーバCが複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)に対して監視制御やメンテナンスなどを行うようになっている。
【0020】
設備管理サーバCを含むセンターサイトにおいて、通信ネットワークNと設備管理サーバCとの間にファイアウォールFWcが介設されている。管理パソコンMを含む管理サイトにおいても、通信ネットワークNと管理パソコンMとの間にファイアウォールFWmが介設されている。また、設備監視制御装置E(i)を含むローカルサイトにおいても、通信ネットワークNと設備監視制御装置E(i)との間にファイアウォールFW(i)が介設されている。ここで、図5において、S(1)〜S(n)は例えば照明や空調などの設備システム、Acは設備管理サーバCのIPアドレス、A(i)は設備監視制御装置E(i)のIPアドレス、Amは管理パソコンMのIPアドレスである。そして、HTTPクライアントは、所定のブラウザソフトにより付加されるもので、設備管理サーバCのHTTPサーバにアクセスするためのものである。
【0021】
上記各ファイアウォールのうち、ファイアウォールFWcは、ローカルサイトまたは管理サイトからのHTTP要求のみを通過させるように設定されている。これに対し、ファイアウォールFWmおよびファイアウォールFW(i)は、外部からの要求を全て拒否し(通過させない)、管理パソコンまたは設備監視制御装置のHTTP要求に対する設備管理サーバのHTTP応答(または応答としての要求)のみを通過させるように設定されている。
【0022】
設備管理サーバCは、通信装置を含むコンピュータおよび設備管理サーバ用プログラムなどにより構成され、図1に示すように、設備監視制御装置E(i)から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能10と、そのHTTP要求を解析し、設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能20と、受信したHTTP要求が設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求であれば、そのHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能30と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能40と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置E(i)に送信する応答送信機能50と、受信したHTTP要求が設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求でなければ、各種処理を実行するアプリ処理機能60とを有している。
【0023】
設備監視制御装置E(i)は、自機に割り当てられたHTTP通信間隔パラメータによる間隔毎に設備管理サーバCに対してHTTP要求を行う。ただし、設備監視制御装置E(i)は自機の起動完了時点で、設備管理サーバCに対して最初のHTTP要求を行うものとする。
【0024】
このように構成される設備監視制御システムでは、図2に示すように、設備管理サーバCと設備監視制御装置E(i)との間で通信が行われる。
【0025】
例えば、設備管理サーバCは、要求受信機能10により、設備監視制御装置E(i)からのHTTP要求を受信したとすると、要求解析機能20により、要求内容を解析し、一定周期によるHTTP要求であるかの判別を行う。
【0026】
この判別結果が一定周期によるHTTP要求であれば、パラメータ生成機能30により、その時点での状況に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータが動的に生成され、応答生成機能40により、HTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答が作成される。この場合、設備監視制御装置E(i)に対して各種要求があれば、これもHTTP応答に含められる。そして、応答送信機能50により、生成したHTTP応答が要求元の設備監視制御装置E(i)に送信される。
【0027】
このように、動的ないし適応的に、HTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成して設備監視制御装置E(i)に返信するのは、複数の設備監視制御装置の各々が、自機のHTTP通信間隔パラメータ毎に、設備管理サーバCに対してHTTP要求を繰り返し送信するようになっていることによる。このような場合、HTTP通信間隔パラメータが固定であれば、設備管理サーバCが適切に対応しきれないことがあるので、設備管理サーバC自体がHTTP通信間隔パラメータを動的ないし適応的に制御することにより、設備監視制御システム全体の動作が適切なものとなるようにするのである。なお、設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCからの応答で、自機用のHTTP通信間隔パラメータを受信すると、以降、その受信したHTTP通信間隔パラメータによる間隔毎に設備管理サーバCに対してHTTP要求を行う。
【0028】
一方、上記判別結果が一定周期によるHTTP要求でなければ、アプリ処理機能60により、要求解析機能20からの要求内容が一定周期によるHTTP要求でないという判別結果を受け、その要求内容に応じた処理が実行される。例えば、管理者への電子メール送信処理およびデータベースヘの履歴書込み処理などが実行される。
【0029】
ここで、上記通信についてさらに具体的に説明する。設備監視制御装置E(i)は、制御下の設備システムS(i)の状態変化(例えば設備システム中のaddress=001 の機器がstate=1(ON) の状態に変化)を受信した場合、設備管理サーバCに以下の[HTTP要求−例1]のHTTP要求を送信することにより、設備管理サーバCから以下の[HTTP応答−例1]のHTTP応答を受信する。なお、HTTP要求中のLine 1のStatechg.cgiは状態変化通知用CGIであり、HTTP応答中のLine 9の0 は状態変化通知を正常に受信したことを示す。
【0030】
[HTTP要求−例1]
HTTP:
HTTP:Line 1: GET /contents/control/cgi−bin/statechg.cgi?address=001&1 HTTP/1.0
HTTP:Line 2: Host:192.168.0.1
HTTP:Line 3: Autorization:Basic bWFpbnRlbmFuY2U6bWFpbnRlbmFuY2U=
HTTP:Line 4: User−Agent: Mozilla/4.04[en](WinNT;U)
HTTP:Line 5: Accept:image/gif,image/x−bitmap,image/jpeg,image/pjepeg,
HTTP: */*
HTTP:Line 6:
HTTP:
[HTTP応答−例1]
HTTP:
HTTP:Line 1: HTTP/1.0 200 OK
HTTP:Line 2: Date:Sun,02 jul 2000 23:32:00 GMT
HTTP:Line 3: Server:Apache/1.0.0
HTTP:Line 4: Content−type:text/html
HTTP:Line 5: Cache−Control:no−chache
HTTP:Line 6: Pragma:no−cache
HTTP:Line 7: Expires:Fri,02 Jul 1999 23:32:00 GMT
HTTP:Line 8:
HTTP:Line 9: 0
HTTP:
また、設備監視制御装置E(i)は、自機に割り当てられたHTTP通信間隔パラメータの間隔で、以下の[HTTP要求−例2]のHTTP要求を設備管理サーバCに送信する。なお、polling.cgi は一定周期によるHTTP要求用CGIである。
【0031】
[HTTP要求−例2]
HTTP:
HTTP:Line 1: GET /contents/control/cgi−bin/polling.cgi HTTP/1.0
HTTP:Line 2: Host:192.168.0.1
HTTP:Line 3: Autorization:Basic bWFpbnRlbmFuY2U6bWFpbnRlbmFuY2U=
HTTP:Line 4: User−Agent: Mozilla/4.04[en](WinNT;U)
HTTP:Line 5: Accept:image/gif,image/x−bitmap,image/jpeg,image/pjepeg,
HTTP: */*
HTTP:Line 6:
HTTP:
そして、設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCから、以下の[HTTP応答−例2]のHTTP応答を受信すれば、HTTP応答中の値(time=10) を新たなHTTP通信間隔パラメータとして設定する。なお、time=10 の10は10秒の意である。
【0032】
[HTTP応答−例2]
HTTP:
HTTP:Line 1: HTTP/1.0 200 OK
HTTP:Line 2: Date:Sun,02 jul 2000 23:32:00 GMT
HTTP:Line 3: Server:Apache/1.0.0
HTTP:Line 4: Content−type:text/html
HTTP:Line 5: Cache−Control:no−chache
HTTP:Line 6: Pragma:no−cache
HTTP:Line 7: Expires:Fri,02 Jul 1999 23:32:00 GMT
HTTP:Line 8:
HTTP:Line 9: time=10
HTTP:
これに対し、設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCから、以下の[HTTP応答−例3]のHTTP応答を受信すれば、HTTP応答中の値10秒を新たなHTTP通信間隔パラメータとして設定するとともに、HTTP応答中の要求メッセージ(action=1,address=001,state=1)に応じて、制御下の設備システムS(i)に対して制御要求を行う。なお、action=1は制御要求である。
【0033】
[HTTP応答−例3]
HTTP:
HTTP:Line 1: HTTP/1.0 200 OK
HTTP:Line 2: Date:Sun,02 jul 2000 23:32:00 GMT
HTTP:Line 3: Server:Apache/1.0.0
HTTP:Line 4: Content−type:text/html
HTTP:Line 5: Cache−Control:no−chache
HTTP:Line 6: Pragma:no−cache
HTTP:Line 7: Expires:Fri,02 Jul 1999 23:32:00 GMT
HTTP:Line 8:
HTTP:Line 9: time=10,action=1,address=001,state=1
HTTP:
管理パソコンMは、設備管理サーバCにHTTP要求を送信し、図3に示すように、管理対象のビル名、設備毎の状態を示す一覧などを含む画面を図示しないモニタに表示する。管理サイトの管理者は、その画面を見ながら、設備監視制御装置E(i)の制御下の設備システムS(i)に含まれる各機器の監視要求や制御要求を、設備管理サーバCに対して行う。例えば、「設備状態」欄をクリックすれば、「制御ダイアログ」が表示され、その「設備状態」に対応する「設備名」の機器に対して「ON」,「OFF」の制御要求を行うことができる。「更新」ボタンをクリックすれば、設備管理サーバCに対して最新の設備状態監視要求を行うことができる。上記制御要求および監視要求に対する設備管理サーバCからの返信内容がモニタに表示される。
【0034】
設備管理サーバCは、設備監視制御装置E(i)から上述の[HTTP要求−例1]のHTTP要求を受信した場合、要求に含まれるメッセージを解析し、address=001 の機器の状態変化を自機が管理するデータベースに書込み、[HTTP応答−例1]のHTTP応答を返信することにより、状態変化通信受信処理の完了を要求元の設備監視制御装置E(i)に通知する。
【0035】
また、設備管理サーバCは、各設備監視制御装置E(i)から[HTTP要求−例2]のHTTP要求を受信した場合、HTTP要求用CGIを実行する。すなわち、要求元の設備監視制御装置E(i)のIPアドレスA(i)を、HTTP要求から抜き出してキーとし、以下の(表1)の要求メッセージテーブルを参照し、IPアドレスA(i)に対応する要求メッセージがバッファ内に存在すれば、要求メッセージを抜き出し、存在しなければ無視する。続いて、HTTP通信間隔パラメータを計算し、取得した要求メッセージおよび計算したHTTP通信間隔パラメータを利用して、[HTTP応答−例2]または[HTTP応答−例3]のHTTP応答を生成し、これを要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。
【0036】
【表1】
【0037】
以上のように、HTTP通信間隔パラメータを動的に生成して設備監視制御装置E(i)に割り当てることにより、環境(ネットワーク状況、設備管理サーバの負荷状況、設備監視制御装置の接続台数)の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てが可能となり、柔軟かつ効率的な設備監視制御システムを構築できる。
【0038】
また、設備管理サーバCないし設備監視制御装置E(i)でHTTP通信間隔パラメータを管理する必要がなく、施工や管理が容易となる。
【0039】
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求をもとに、複数の設備監視制御装置の接続台数を求め、その接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。ただし、接続台数は、一定時間内にHTTP要求を行ってきた設備監視制御装置E(i)の台数とする。
【0040】
第2実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表2)に示すような接続時刻管理テーブルおよび(表3)に示すような接続台数−パラメータ対応テーブルを保持している。なお、接続時刻管理テーブルにおいて、例えば2行目は、IPアドレスがA(1)である設備監視制御装置E(1)の前回の一定周期によるHTTP要求実行が2002年5月13日11時45分30秒であったことを示している。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスを取得し、現在時刻(秒単位)とともに接続時刻管理テーブルに登録、取得したIPアドレスがそのテーブルに登録済みである場合には現在時刻のみを更新する。また、一定時間(例えば5分)アクセスのない設備監視制御装置E(i)のIPアドレスA(i)を接続時刻管理テーブルから抹消する。そして、接続時刻管理テーブルに登録されている設備監視制御装置E(i)のIPアドレス数から、現在の接続台数を求める。続いて、現在の接続台数をキーとして接続台数−パラメータ対応テーブルを参照し、該当するHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。
【0044】
以上により、現在接続中の設備監視制御装置E(i)の接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、接続台数が多い場合には、HTTP通信間隔パラメータを大きな値に設定すれば、ネットワークの輻輳を防止でき、システム全体としてのネットワーク負荷を軽減できる。
【0045】
(第3実施形態)
本発明に係る第3実施形態の設備管理サーバCは、予め区分された時間帯に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0046】
第3実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表4)に示すような接続時間帯−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0047】
【表4】
【0048】
設備管理サーバCは、設備監視制御装置E(i)が接続してきた時刻情報(時間単位)を求め、時刻情報をキーとして接続時間帯−パラメータ対応テーブルを参照し、設定されているHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば、設備監視制御装置E(i)の一定周期によるHTTP要求受信時刻が9時15分であったとすれば、8〜12の時間帯に該当する5秒がHTTP通信間隔パラメータとして抜き出されて送信される。
【0049】
以上により、現在の時刻(時間帯)に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、ネットワークが混雑している時間帯で、HTTP通信間隔パラメータを大きな値に設定すれば、ネットワークの輻輳を防止でき、システム全体としてネットワーク負荷を軽減できる。
【0050】
(第4実施形態)
図4は本発明に係る第4実施形態の設備管理サーバに対する設備監視制御装置の接続シーケンスの説明図である。
【0051】
本発明に係る第4実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々からの一定周期によるHTTP要求の受信時におけるTCPコネクションの確立に要する通信時間を求め、その通信時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0052】
第4実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表5)に示すような確立時間−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0053】
【表5】
【0054】
設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCに接続を開始するために図4に示すようなシーケンスでアクセスを試みる。設備管理サーバCは、TCPコネクションの確立に要する時間を計算し、その値をキーとして確立時間−パラメータ対応テーブルを参照し、設定されているHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。
【0055】
以上により、各設備監視制御装置E(i)とのTCPコネクション確立に要する時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、遠隔や、遅いネットワーク経由の設備監視制御装置との通信には、TCPコネクション確立処理に充当する時間が長くなるため、これらの設備監視制御装置へはHTTP通信間隔パラメータを大きな値に設定することにより、設備管理サーバCの負荷を軽減でき、結果としてシステム全体の負荷を軽減できる。
【0056】
(第5実施形態)
本発明に係る第5実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々に対する要求頻度を求め、その要求頻度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0057】
第5実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表6)に示すような要求回数管理テーブルおよび(表7)に示すような要求頻度−パラメータ対応テーブルを保持し、これらの両テーブルにより、一定時間内で発生した各設備監視制御装置E(i)に対する要求数および一定時間内で発生した全要求数を保持する。なお、要求回数管理テーブルにおいて、例えば2行目は、設備監視制御装置E(1)に対する設備管理サーバCからの要求回数が、一定時間内に10回あったことを示している。
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスをキーに要求回数管理テーブルを参照して要求回数を求め、その設備監視制御装置E(i)に対する一定時間内での要求頻度を(要求数/全要求数)にて計算する。そして、要求頻度を基に要求頻度−パラメータ対応テーブルからHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば要求数が18、全要求数が500であったとすれば、要求頻度が3.6%(=18/500)となり、4〜0の要求頻度に該当する20秒がHTTP通信間隔パラメータとして返信されることになる。
【0061】
以上により、各設備監視制御装置E(i)への要求頻度に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、設備管理サーバCからの要求頻度が高い設備監視制御装置E(i)に対するHTTP通信間隔パラメータを小さな値に設定することで、システム全体として、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への要求処理の応答性能を向上できる。
【0062】
(第6実施形態)
本発明に係る第6実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々に対する要求蓄積数を求め、その要求蓄積数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0063】
第6実施形態の設備管理サーバCは、(表1)に示すような要求メッセージテーブルおよび以下の(表8)に示すような要求蓄積数−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0064】
【表8】
【0065】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスをキーとして要求メッセージテーブルを参照し、一定周期によるHTTP要求元の設備監視制御装置E(i)に対する設備管理サーバCからの要求蓄積数を求める。求めた要求蓄積数に応じて、要求蓄積数−パラメータ対応テーブルからHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば、要求蓄積数が2であったとすれば、5秒がHTTP通信間隔パラメータとして返信される。
【0066】
以上により、各設備監視制御装置E(i)への要求蓄積数に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、設備管理サーバCからのその時点での要求蓄積数が多い設備監視制御装置E(i)に対するHTTP通信間隔パラメータを小さな値に設定することで、システム全体として、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への要求処理の応答性能を向上できる。
【0067】
(第7実施形態)
本発明に係る第7実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々に対する要求蓄積度を求め、その要求蓄積度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0068】
第7実施形態の設備管理サーバCは、(表1)に示すような要求メッセージテーブルおよび以下の(表9)に示すような要求蓄積度−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0069】
【表9】
【0070】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスをキーとして要求メッセージテーブルを参照し、一定周期によるHTTP要求元の設備監視制御装置E(i)に対する設備管理サーバCからの要求蓄積数を求めるとともに、現在蓄積されている全要求蓄積数を求める。これら要求蓄積数および全要求蓄積数から、要求蓄積度を(要求蓄積数/全要求蓄積数)により求める。そして、求めた要求蓄積度に応じて、要求蓄積度−パラメータ対応テーブルからHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば、要求蓄積数が2で全要求蓄積数が10であったとすれば、要求蓄積度が20%となり、これに該当する3秒がHTTP通信間隔パラメータとして返信される。
【0071】
以上により、各設備監視制御装置E(i)への相対的な要求蓄積度に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、設備管理サーバCからのその時点での要求蓄積度が高い設備監視制御装置E(i)に対するHTTP通信間隔パラメータを小さな値に設定することで、システム全体として、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への要求処理の応答性能を向上できる。
【0072】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、各所に設置された複数の設備監視制御装置を通信ネットワーク経由で遠隔監視制御する設備管理サーバであって、前記設備監視制御装置から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能と、そのHTTP要求を解析し、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能と、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置に送信する応答送信機能とを備えるので、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てが可能となり、柔軟かつ効率的な設備監視制御システムを構築できる。また、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にすることができる。
【0073】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求をもとに、前記複数の設備監視制御装置の接続台数を求め、その接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、現在接続中の設備監視制御装置の接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0074】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、予め区分された時間帯に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、現在の時刻(時間帯)に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0075】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求の受信時におけるTCPコネクションの確立に要する通信時間を求め、その通信時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、各設備監視制御装置とのTCPコネクション確立に要する時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0076】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求頻度を求め、その要求頻度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、各設備監視制御装置への要求頻度に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0077】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求蓄積数を求め、その要求蓄積数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、各設備監視制御装置への要求蓄積数に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0078】
請求項7記載の発明の設備監視制御システムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバと、前記複数の設備監視制御装置とを前記通信ネットワークを介して通信可能に接続して構成され、前記設備監視制御装置の各々におけるHTTP通信間隔パラメータを動的制御するので、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てを可能とし、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にすることができる。
【0079】
請求項8記載の発明の設備管理サーバ用プログラムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバに対し、前記要求受信機能と、前記要求解析機能と、前記パラメータ生成機能と、前記応答生成機能と、前記応答送信機能とを付加するので、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てを可能とし、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】設備管理サーバの構成図である。
【図2】同設備管理サーバを含む設備監視制御システムの通信シーケンスの説明図である。
【図3】設備監視制御システム内の管理パソコンのモニタに表示されるブラウザ中の画面例を示す図である。
【図4】本発明に係る第4実施形態の設備管理サーバに対する設備監視制御装置の接続シーケンスの説明図である。
【図5】設備監視制御システムの概略構成図である。
【符号の説明】
C 設備管理サーバ
E(1)〜E(n) 設備監視制御装置
M 管理パソコン
10 要求受信機能
20 要求解析機能
30 パラメータ生成機能
40 応答生成機能
50 応答送信機能
60 アプリ処理機能
【発明の属する技術分野】
本発明は、各所に設置された複数の設備監視制御装置を通信ネットワーク経由で遠隔監視制御する設備管理サーバ、これを含む設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は設備監視制御システムの概略構成図である。図5に示す設備監視制御システムは、センターサイトにおける設備管理サーバCと、複数のローカルサイトにおける複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)と、管理サイトにおける管理パソコンMとを、通信ネットワークNを介して通信可能に接続して構成され、設備管理サーバCが複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)に対して監視制御やメンテナンスなどを行うようになっている。管理パソコンMは、設備管理サーバCへHTTP(HyperText Transfer Protocol) 要求を行うことで、設備管理サーバC経由でグラフィカルに設備監視制御装置E(i)および設備システムS(i)の監視制御・管理が行える。ただし、iは1〜nを示す。
【0003】
このような設備監視制御システムでは、各サイトにファイアウォールFWc,FWm,FW(i)が設置され、セキュリティ上の制限から通信の要求元が常にローカルサイトまたは管理サイトに制限される。
【0004】
そして、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への各種要求時に、通信プロトコルとしてHTTPが利用され、設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求に対するHTTP返信として設備監視制御装置E(i)に対する各種要求を通知することにより実現される。
【0005】
ファイアウォールが設置されている環境において、HTTP以外に利用される通信プロトコルとしては、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol) およびFTP(File Transfer Protocol)のパッシブモードも考えられるが、簡易性、即時性などの面からHTTPが現実的である。従って、図5に示すように、設備監視制御装置E(i)および管理パソコンMはHTTPクライアントとして動作し、設備管理サーバCはHTTPサーバとして動作する構成が望ましい。
【0006】
この構成における設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP通信間隔の値(以下「HTTP通信間隔パラメータ」という)の各設備監視制御装置E(i)に対する割当て方法としては、設備監視制御装置E(i)に対してHTTP通信間隔パラメータを固定的に予め設定しておく第1の方法と、設備監視制御装置E(i)が最初に設備管理サーバCにアクセスしてきた際に、設備管理サーバCで固定的に保持されているHTTP通信間隔パラメータを割り当てる第2の方法とが存在する。
【0007】
なお、特開2001−25073公報には、各ビルに、ビル内設備の監視及び制御を行うビル監視手段と、このビル管理手段の画面を表示すると共にその画面をインターネット内のホームページに記憶させる画面転送手段とをそれぞれ備えると共に、上記インターネットに接続され、そのホームページを監視することにより複数のビルを遠隔監視する群管理手段とを備えたビル群管理システムが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記第1の方法では、設備監視制御装置E(i)において、HTTP通信間隔パラメータを設定する必要があり、施工や管理が煩雑となる。第2の方法では、全設備監視制御装置E(1)〜(n)に設定されるHTTP通信間隔パラメータが共通の場合には柔軟な割当てが行えないという問題があり、設備監視制御装置E(i)毎に個別のHTTP通信間隔パラメータを設定する場合には、全設備監視制御装置E(1)〜(n)のHTTP通信間隔パラメータを設備管理サーバCで管理する必要がある。つまり、これらいずれの方法でも、環境(ネットワーク状況、設備管理サーバCの負荷状況、設備監視制御装置Eの接続台数)の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当ては困難であり、施工や管理が煩雑となり、設備管理サーバにおけるリソースの浪費の原因にもなっていた。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てを可能とし、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にする設備管理サーバ、設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、各所に設置された複数の設備監視制御装置を通信ネットワーク経由で遠隔監視制御する設備管理サーバであって、前記設備監視制御装置から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能と、そのHTTP要求を解析し、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能と、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置に送信する応答送信機能とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求をもとに、前記複数の設備監視制御装置の接続台数を求め、その接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、予め区分された時間帯に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求の受信時におけるTCPコネクションの確立に要する通信時間を求め、その通信時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求頻度を求め、その要求頻度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求蓄積数を求め、その要求蓄積数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明の設備監視制御システムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバと、前記複数の設備監視制御装置とを前記通信ネットワークを介して通信可能に接続して構成され、前記設備監視制御装置の各々におけるHTTP通信間隔パラメータを動的制御することを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明の設備管理サーバ用プログラムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバに対し、前記要求受信機能と、前記要求解析機能と、前記パラメータ生成機能と、前記応答生成機能と、前記応答送信機能とを付加することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は設備管理サーバの構成図、図2は同設備管理サーバを含む設備監視制御システムの通信シーケンスの説明図、図3は設備監視制御システム内の管理パソコンのモニタに表示されるブラウザ中の画面例を示す図であり、これらの図を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
【0019】
第1実施形態の設備監視制御システムは、概略構成は従来と同様であって、図5に示すように、設備管理サーバCと、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)と、管理パソコンMとを、インターネットおよびパソコン通信サービスに対応する公衆回線および専用線などを含む通信ネットワークNを介し、例えばTCP/IPプロトコルで通信可能に接続して構成され、設備管理サーバCが複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)に対して監視制御やメンテナンスなどを行うようになっている。
【0020】
設備管理サーバCを含むセンターサイトにおいて、通信ネットワークNと設備管理サーバCとの間にファイアウォールFWcが介設されている。管理パソコンMを含む管理サイトにおいても、通信ネットワークNと管理パソコンMとの間にファイアウォールFWmが介設されている。また、設備監視制御装置E(i)を含むローカルサイトにおいても、通信ネットワークNと設備監視制御装置E(i)との間にファイアウォールFW(i)が介設されている。ここで、図5において、S(1)〜S(n)は例えば照明や空調などの設備システム、Acは設備管理サーバCのIPアドレス、A(i)は設備監視制御装置E(i)のIPアドレス、Amは管理パソコンMのIPアドレスである。そして、HTTPクライアントは、所定のブラウザソフトにより付加されるもので、設備管理サーバCのHTTPサーバにアクセスするためのものである。
【0021】
上記各ファイアウォールのうち、ファイアウォールFWcは、ローカルサイトまたは管理サイトからのHTTP要求のみを通過させるように設定されている。これに対し、ファイアウォールFWmおよびファイアウォールFW(i)は、外部からの要求を全て拒否し(通過させない)、管理パソコンまたは設備監視制御装置のHTTP要求に対する設備管理サーバのHTTP応答(または応答としての要求)のみを通過させるように設定されている。
【0022】
設備管理サーバCは、通信装置を含むコンピュータおよび設備管理サーバ用プログラムなどにより構成され、図1に示すように、設備監視制御装置E(i)から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能10と、そのHTTP要求を解析し、設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能20と、受信したHTTP要求が設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求であれば、そのHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能30と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能40と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置E(i)に送信する応答送信機能50と、受信したHTTP要求が設備監視制御装置E(i)からの一定周期によるHTTP要求でなければ、各種処理を実行するアプリ処理機能60とを有している。
【0023】
設備監視制御装置E(i)は、自機に割り当てられたHTTP通信間隔パラメータによる間隔毎に設備管理サーバCに対してHTTP要求を行う。ただし、設備監視制御装置E(i)は自機の起動完了時点で、設備管理サーバCに対して最初のHTTP要求を行うものとする。
【0024】
このように構成される設備監視制御システムでは、図2に示すように、設備管理サーバCと設備監視制御装置E(i)との間で通信が行われる。
【0025】
例えば、設備管理サーバCは、要求受信機能10により、設備監視制御装置E(i)からのHTTP要求を受信したとすると、要求解析機能20により、要求内容を解析し、一定周期によるHTTP要求であるかの判別を行う。
【0026】
この判別結果が一定周期によるHTTP要求であれば、パラメータ生成機能30により、その時点での状況に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータが動的に生成され、応答生成機能40により、HTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答が作成される。この場合、設備監視制御装置E(i)に対して各種要求があれば、これもHTTP応答に含められる。そして、応答送信機能50により、生成したHTTP応答が要求元の設備監視制御装置E(i)に送信される。
【0027】
このように、動的ないし適応的に、HTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成して設備監視制御装置E(i)に返信するのは、複数の設備監視制御装置の各々が、自機のHTTP通信間隔パラメータ毎に、設備管理サーバCに対してHTTP要求を繰り返し送信するようになっていることによる。このような場合、HTTP通信間隔パラメータが固定であれば、設備管理サーバCが適切に対応しきれないことがあるので、設備管理サーバC自体がHTTP通信間隔パラメータを動的ないし適応的に制御することにより、設備監視制御システム全体の動作が適切なものとなるようにするのである。なお、設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCからの応答で、自機用のHTTP通信間隔パラメータを受信すると、以降、その受信したHTTP通信間隔パラメータによる間隔毎に設備管理サーバCに対してHTTP要求を行う。
【0028】
一方、上記判別結果が一定周期によるHTTP要求でなければ、アプリ処理機能60により、要求解析機能20からの要求内容が一定周期によるHTTP要求でないという判別結果を受け、その要求内容に応じた処理が実行される。例えば、管理者への電子メール送信処理およびデータベースヘの履歴書込み処理などが実行される。
【0029】
ここで、上記通信についてさらに具体的に説明する。設備監視制御装置E(i)は、制御下の設備システムS(i)の状態変化(例えば設備システム中のaddress=001 の機器がstate=1(ON) の状態に変化)を受信した場合、設備管理サーバCに以下の[HTTP要求−例1]のHTTP要求を送信することにより、設備管理サーバCから以下の[HTTP応答−例1]のHTTP応答を受信する。なお、HTTP要求中のLine 1のStatechg.cgiは状態変化通知用CGIであり、HTTP応答中のLine 9の0 は状態変化通知を正常に受信したことを示す。
【0030】
[HTTP要求−例1]
HTTP:
HTTP:Line 1: GET /contents/control/cgi−bin/statechg.cgi?address=001&1 HTTP/1.0
HTTP:Line 2: Host:192.168.0.1
HTTP:Line 3: Autorization:Basic bWFpbnRlbmFuY2U6bWFpbnRlbmFuY2U=
HTTP:Line 4: User−Agent: Mozilla/4.04[en](WinNT;U)
HTTP:Line 5: Accept:image/gif,image/x−bitmap,image/jpeg,image/pjepeg,
HTTP: */*
HTTP:Line 6:
HTTP:
[HTTP応答−例1]
HTTP:
HTTP:Line 1: HTTP/1.0 200 OK
HTTP:Line 2: Date:Sun,02 jul 2000 23:32:00 GMT
HTTP:Line 3: Server:Apache/1.0.0
HTTP:Line 4: Content−type:text/html
HTTP:Line 5: Cache−Control:no−chache
HTTP:Line 6: Pragma:no−cache
HTTP:Line 7: Expires:Fri,02 Jul 1999 23:32:00 GMT
HTTP:Line 8:
HTTP:Line 9: 0
HTTP:
また、設備監視制御装置E(i)は、自機に割り当てられたHTTP通信間隔パラメータの間隔で、以下の[HTTP要求−例2]のHTTP要求を設備管理サーバCに送信する。なお、polling.cgi は一定周期によるHTTP要求用CGIである。
【0031】
[HTTP要求−例2]
HTTP:
HTTP:Line 1: GET /contents/control/cgi−bin/polling.cgi HTTP/1.0
HTTP:Line 2: Host:192.168.0.1
HTTP:Line 3: Autorization:Basic bWFpbnRlbmFuY2U6bWFpbnRlbmFuY2U=
HTTP:Line 4: User−Agent: Mozilla/4.04[en](WinNT;U)
HTTP:Line 5: Accept:image/gif,image/x−bitmap,image/jpeg,image/pjepeg,
HTTP: */*
HTTP:Line 6:
HTTP:
そして、設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCから、以下の[HTTP応答−例2]のHTTP応答を受信すれば、HTTP応答中の値(time=10) を新たなHTTP通信間隔パラメータとして設定する。なお、time=10 の10は10秒の意である。
【0032】
[HTTP応答−例2]
HTTP:
HTTP:Line 1: HTTP/1.0 200 OK
HTTP:Line 2: Date:Sun,02 jul 2000 23:32:00 GMT
HTTP:Line 3: Server:Apache/1.0.0
HTTP:Line 4: Content−type:text/html
HTTP:Line 5: Cache−Control:no−chache
HTTP:Line 6: Pragma:no−cache
HTTP:Line 7: Expires:Fri,02 Jul 1999 23:32:00 GMT
HTTP:Line 8:
HTTP:Line 9: time=10
HTTP:
これに対し、設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCから、以下の[HTTP応答−例3]のHTTP応答を受信すれば、HTTP応答中の値10秒を新たなHTTP通信間隔パラメータとして設定するとともに、HTTP応答中の要求メッセージ(action=1,address=001,state=1)に応じて、制御下の設備システムS(i)に対して制御要求を行う。なお、action=1は制御要求である。
【0033】
[HTTP応答−例3]
HTTP:
HTTP:Line 1: HTTP/1.0 200 OK
HTTP:Line 2: Date:Sun,02 jul 2000 23:32:00 GMT
HTTP:Line 3: Server:Apache/1.0.0
HTTP:Line 4: Content−type:text/html
HTTP:Line 5: Cache−Control:no−chache
HTTP:Line 6: Pragma:no−cache
HTTP:Line 7: Expires:Fri,02 Jul 1999 23:32:00 GMT
HTTP:Line 8:
HTTP:Line 9: time=10,action=1,address=001,state=1
HTTP:
管理パソコンMは、設備管理サーバCにHTTP要求を送信し、図3に示すように、管理対象のビル名、設備毎の状態を示す一覧などを含む画面を図示しないモニタに表示する。管理サイトの管理者は、その画面を見ながら、設備監視制御装置E(i)の制御下の設備システムS(i)に含まれる各機器の監視要求や制御要求を、設備管理サーバCに対して行う。例えば、「設備状態」欄をクリックすれば、「制御ダイアログ」が表示され、その「設備状態」に対応する「設備名」の機器に対して「ON」,「OFF」の制御要求を行うことができる。「更新」ボタンをクリックすれば、設備管理サーバCに対して最新の設備状態監視要求を行うことができる。上記制御要求および監視要求に対する設備管理サーバCからの返信内容がモニタに表示される。
【0034】
設備管理サーバCは、設備監視制御装置E(i)から上述の[HTTP要求−例1]のHTTP要求を受信した場合、要求に含まれるメッセージを解析し、address=001 の機器の状態変化を自機が管理するデータベースに書込み、[HTTP応答−例1]のHTTP応答を返信することにより、状態変化通信受信処理の完了を要求元の設備監視制御装置E(i)に通知する。
【0035】
また、設備管理サーバCは、各設備監視制御装置E(i)から[HTTP要求−例2]のHTTP要求を受信した場合、HTTP要求用CGIを実行する。すなわち、要求元の設備監視制御装置E(i)のIPアドレスA(i)を、HTTP要求から抜き出してキーとし、以下の(表1)の要求メッセージテーブルを参照し、IPアドレスA(i)に対応する要求メッセージがバッファ内に存在すれば、要求メッセージを抜き出し、存在しなければ無視する。続いて、HTTP通信間隔パラメータを計算し、取得した要求メッセージおよび計算したHTTP通信間隔パラメータを利用して、[HTTP応答−例2]または[HTTP応答−例3]のHTTP応答を生成し、これを要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。
【0036】
【表1】
【0037】
以上のように、HTTP通信間隔パラメータを動的に生成して設備監視制御装置E(i)に割り当てることにより、環境(ネットワーク状況、設備管理サーバの負荷状況、設備監視制御装置の接続台数)の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てが可能となり、柔軟かつ効率的な設備監視制御システムを構築できる。
【0038】
また、設備管理サーバCないし設備監視制御装置E(i)でHTTP通信間隔パラメータを管理する必要がなく、施工や管理が容易となる。
【0039】
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求をもとに、複数の設備監視制御装置の接続台数を求め、その接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。ただし、接続台数は、一定時間内にHTTP要求を行ってきた設備監視制御装置E(i)の台数とする。
【0040】
第2実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表2)に示すような接続時刻管理テーブルおよび(表3)に示すような接続台数−パラメータ対応テーブルを保持している。なお、接続時刻管理テーブルにおいて、例えば2行目は、IPアドレスがA(1)である設備監視制御装置E(1)の前回の一定周期によるHTTP要求実行が2002年5月13日11時45分30秒であったことを示している。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスを取得し、現在時刻(秒単位)とともに接続時刻管理テーブルに登録、取得したIPアドレスがそのテーブルに登録済みである場合には現在時刻のみを更新する。また、一定時間(例えば5分)アクセスのない設備監視制御装置E(i)のIPアドレスA(i)を接続時刻管理テーブルから抹消する。そして、接続時刻管理テーブルに登録されている設備監視制御装置E(i)のIPアドレス数から、現在の接続台数を求める。続いて、現在の接続台数をキーとして接続台数−パラメータ対応テーブルを参照し、該当するHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。
【0044】
以上により、現在接続中の設備監視制御装置E(i)の接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、接続台数が多い場合には、HTTP通信間隔パラメータを大きな値に設定すれば、ネットワークの輻輳を防止でき、システム全体としてのネットワーク負荷を軽減できる。
【0045】
(第3実施形態)
本発明に係る第3実施形態の設備管理サーバCは、予め区分された時間帯に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0046】
第3実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表4)に示すような接続時間帯−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0047】
【表4】
【0048】
設備管理サーバCは、設備監視制御装置E(i)が接続してきた時刻情報(時間単位)を求め、時刻情報をキーとして接続時間帯−パラメータ対応テーブルを参照し、設定されているHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば、設備監視制御装置E(i)の一定周期によるHTTP要求受信時刻が9時15分であったとすれば、8〜12の時間帯に該当する5秒がHTTP通信間隔パラメータとして抜き出されて送信される。
【0049】
以上により、現在の時刻(時間帯)に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、ネットワークが混雑している時間帯で、HTTP通信間隔パラメータを大きな値に設定すれば、ネットワークの輻輳を防止でき、システム全体としてネットワーク負荷を軽減できる。
【0050】
(第4実施形態)
図4は本発明に係る第4実施形態の設備管理サーバに対する設備監視制御装置の接続シーケンスの説明図である。
【0051】
本発明に係る第4実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々からの一定周期によるHTTP要求の受信時におけるTCPコネクションの確立に要する通信時間を求め、その通信時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0052】
第4実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表5)に示すような確立時間−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0053】
【表5】
【0054】
設備監視制御装置E(i)は、設備管理サーバCに接続を開始するために図4に示すようなシーケンスでアクセスを試みる。設備管理サーバCは、TCPコネクションの確立に要する時間を計算し、その値をキーとして確立時間−パラメータ対応テーブルを参照し、設定されているHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。
【0055】
以上により、各設備監視制御装置E(i)とのTCPコネクション確立に要する時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、遠隔や、遅いネットワーク経由の設備監視制御装置との通信には、TCPコネクション確立処理に充当する時間が長くなるため、これらの設備監視制御装置へはHTTP通信間隔パラメータを大きな値に設定することにより、設備管理サーバCの負荷を軽減でき、結果としてシステム全体の負荷を軽減できる。
【0056】
(第5実施形態)
本発明に係る第5実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々に対する要求頻度を求め、その要求頻度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0057】
第5実施形態の設備管理サーバCは、以下の(表6)に示すような要求回数管理テーブルおよび(表7)に示すような要求頻度−パラメータ対応テーブルを保持し、これらの両テーブルにより、一定時間内で発生した各設備監視制御装置E(i)に対する要求数および一定時間内で発生した全要求数を保持する。なお、要求回数管理テーブルにおいて、例えば2行目は、設備監視制御装置E(1)に対する設備管理サーバCからの要求回数が、一定時間内に10回あったことを示している。
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスをキーに要求回数管理テーブルを参照して要求回数を求め、その設備監視制御装置E(i)に対する一定時間内での要求頻度を(要求数/全要求数)にて計算する。そして、要求頻度を基に要求頻度−パラメータ対応テーブルからHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば要求数が18、全要求数が500であったとすれば、要求頻度が3.6%(=18/500)となり、4〜0の要求頻度に該当する20秒がHTTP通信間隔パラメータとして返信されることになる。
【0061】
以上により、各設備監視制御装置E(i)への要求頻度に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、設備管理サーバCからの要求頻度が高い設備監視制御装置E(i)に対するHTTP通信間隔パラメータを小さな値に設定することで、システム全体として、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への要求処理の応答性能を向上できる。
【0062】
(第6実施形態)
本発明に係る第6実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々に対する要求蓄積数を求め、その要求蓄積数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0063】
第6実施形態の設備管理サーバCは、(表1)に示すような要求メッセージテーブルおよび以下の(表8)に示すような要求蓄積数−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0064】
【表8】
【0065】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスをキーとして要求メッセージテーブルを参照し、一定周期によるHTTP要求元の設備監視制御装置E(i)に対する設備管理サーバCからの要求蓄積数を求める。求めた要求蓄積数に応じて、要求蓄積数−パラメータ対応テーブルからHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば、要求蓄積数が2であったとすれば、5秒がHTTP通信間隔パラメータとして返信される。
【0066】
以上により、各設備監視制御装置E(i)への要求蓄積数に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、設備管理サーバCからのその時点での要求蓄積数が多い設備監視制御装置E(i)に対するHTTP通信間隔パラメータを小さな値に設定することで、システム全体として、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への要求処理の応答性能を向上できる。
【0067】
(第7実施形態)
本発明に係る第7実施形態の設備管理サーバCは、複数の設備監視制御装置E(1)〜E(n)の各々に対する要求蓄積度を求め、その要求蓄積度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成する以外は、第1実施形態の設備管理サーバと同様に構成される。
【0068】
第7実施形態の設備管理サーバCは、(表1)に示すような要求メッセージテーブルおよび以下の(表9)に示すような要求蓄積度−パラメータ対応テーブルを保持している。
【0069】
【表9】
【0070】
設備管理サーバCは、接続してきた設備監視制御装置E(i)のIPアドレスをキーとして要求メッセージテーブルを参照し、一定周期によるHTTP要求元の設備監視制御装置E(i)に対する設備管理サーバCからの要求蓄積数を求めるとともに、現在蓄積されている全要求蓄積数を求める。これら要求蓄積数および全要求蓄積数から、要求蓄積度を(要求蓄積数/全要求蓄積数)により求める。そして、求めた要求蓄積度に応じて、要求蓄積度−パラメータ対応テーブルからHTTP通信間隔パラメータを抜き出し、これを新たなHTTP通信間隔パラメータとして要求元の設備監視制御装置E(i)に返信する。例えば、要求蓄積数が2で全要求蓄積数が10であったとすれば、要求蓄積度が20%となり、これに該当する3秒がHTTP通信間隔パラメータとして返信される。
【0071】
以上により、各設備監視制御装置E(i)への相対的な要求蓄積度に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置E(i)に割り当てることができる。例えば、設備管理サーバCからのその時点での要求蓄積度が高い設備監視制御装置E(i)に対するHTTP通信間隔パラメータを小さな値に設定することで、システム全体として、設備管理サーバCから設備監視制御装置E(i)への要求処理の応答性能を向上できる。
【0072】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、各所に設置された複数の設備監視制御装置を通信ネットワーク経由で遠隔監視制御する設備管理サーバであって、前記設備監視制御装置から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能と、そのHTTP要求を解析し、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能と、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置に送信する応答送信機能とを備えるので、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てが可能となり、柔軟かつ効率的な設備監視制御システムを構築できる。また、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にすることができる。
【0073】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求をもとに、前記複数の設備監視制御装置の接続台数を求め、その接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、現在接続中の設備監視制御装置の接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0074】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、予め区分された時間帯に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、現在の時刻(時間帯)に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0075】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求の受信時におけるTCPコネクションの確立に要する通信時間を求め、その通信時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、各設備監視制御装置とのTCPコネクション確立に要する時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0076】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求頻度を求め、その要求頻度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、各設備監視制御装置への要求頻度に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0077】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の設備管理サーバにおいて、前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求蓄積数を求め、その要求蓄積数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成するので、各設備監視制御装置への要求蓄積数に応じた最適なHTTP通信間隔パラメータを各設備監視制御装置に割り当てることができる。
【0078】
請求項7記載の発明の設備監視制御システムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバと、前記複数の設備監視制御装置とを前記通信ネットワークを介して通信可能に接続して構成され、前記設備監視制御装置の各々におけるHTTP通信間隔パラメータを動的制御するので、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てを可能とし、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にすることができる。
【0079】
請求項8記載の発明の設備管理サーバ用プログラムは、請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバに対し、前記要求受信機能と、前記要求解析機能と、前記パラメータ生成機能と、前記応答生成機能と、前記応答送信機能とを付加するので、環境の変化に応じた柔軟かつ効率的なHTTP通信間隔パラメータの割当てを可能とし、HTTP通信間隔パラメータの設定および管理を容易ないし不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】設備管理サーバの構成図である。
【図2】同設備管理サーバを含む設備監視制御システムの通信シーケンスの説明図である。
【図3】設備監視制御システム内の管理パソコンのモニタに表示されるブラウザ中の画面例を示す図である。
【図4】本発明に係る第4実施形態の設備管理サーバに対する設備監視制御装置の接続シーケンスの説明図である。
【図5】設備監視制御システムの概略構成図である。
【符号の説明】
C 設備管理サーバ
E(1)〜E(n) 設備監視制御装置
M 管理パソコン
10 要求受信機能
20 要求解析機能
30 パラメータ生成機能
40 応答生成機能
50 応答送信機能
60 アプリ処理機能
Claims (8)
- 各所に設置された複数の設備監視制御装置を通信ネットワーク経由で遠隔監視制御する設備管理サーバであって、前記設備監視制御装置から一定周期によるHTTP要求を受信する要求受信機能と、そのHTTP要求を解析し、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求であることを判別する要求解析機能と、前記設備監視制御装置からの一定周期によるHTTP要求の受信処理をトリガとして新たなHTTP通信間隔パラメータを生成するパラメータ生成機能と、そのHTTP通信間隔パラメータを含めたHTTP応答を生成する応答生成機能と、そのHTTP応答を要求元の設備監視制御装置に送信する応答送信機能とを備えることを特徴とする設備管理サーバ。
- 前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求をもとに、前記複数の設備監視制御装置の接続台数を求め、その接続台数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする請求項1記載の設備管理サーバ。
- 前記パラメータ生成機能は、予め区分された時間帯に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする請求項1記載の設備管理サーバ。
- 前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々からの一定周期によるHTTP要求の受信時におけるTCPコネクションの確立に要する通信時間を求め、その通信時間に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする請求項1記載の設備管理サーバ。
- 前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求頻度を求め、その要求頻度に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする請求項1記載の設備管理サーバ。
- 前記パラメータ生成機能は、前記複数の設備監視制御装置の各々に対する要求蓄積数を求め、その要求蓄積数に応じて最適なHTTP通信間隔パラメータを生成することを特徴とする請求項1記載の設備管理サーバ。
- 請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバと、前記複数の設備監視制御装置とを前記通信ネットワークを介して通信可能に接続して構成され、前記設備監視制御装置の各々におけるHTTP通信間隔パラメータを動的制御する(変化させる)ことを特徴とする設備監視制御システム。
- 請求項1から6のいずれかに記載の設備管理サーバに対し、前記要求受信機能と、前記要求解析機能と、前記パラメータ生成機能と、前記応答生成機能と、前記応答送信機能とを付加することを特徴とする設備管理サーバ用プログラム。
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JP2002215141A JP2004056725A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 設備管理サーバ、設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002215141A JP2004056725A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 設備管理サーバ、設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラム |
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JP2002215141A Withdrawn JP2004056725A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 設備管理サーバ、設備監視制御システムおよび設備管理サーバ用プログラム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058990A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-19 | Brother Ind Ltd | 通信時刻を通知するサーバ装置、通信時刻通知方法及びプログラム |
US20100016626A1 (en) * | 2006-12-27 | 2010-01-21 | Nihon Medi-Physics Co., Ltd. | Process for production of precursor compound for radioactive halogen-labeled organic compound |
JP2020022067A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社リコー | システム、方法およびプログラム |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215141A patent/JP2004056725A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7103036B2 (ja) | 2018-07-31 | 2022-07-20 | 株式会社リコー | システム、方法およびプログラム |
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