JP2007124179A - コントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラム - Google Patents

コントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来、コントローラの設定に関する定期通信の日時設定が不十分であり、負荷集中や設定変更運用などの点で課題があった。
【解決手段】機器の遠隔制御を行うサーバー3に定期アクセス日時計算部26を備え、サーバー3側でコントローラ2の設定情報通信に関して適切な定期アクセス日時を計算する。コントローラ2には、定期アクセス設定管理部13を設け、サーバー3で計算した定期アクセス日時を通信により取得する。これにより、従来よりも適切な定期アクセス設定通信が実現できる。サーバーでの定期アクセス日時計算には、管理者が入力するグループIDを用いる。グループIDは、地域、マンション毎に付与するIDで、コントローラをグループ化する単位である。
【選択図】図1

Description

本発明は、宅内の機器に対して、宅外からの遠隔制御や遠隔監視などのサービスを提供するコントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラムに関するものである。
従来、この種のシステムは、例えば特許文献1のような構成が多い。図5は、従来システムの概略構成を示すものである。
図5では、ユーザの宅内に機器101、コントローラ102が設置され、情報センター側にサーバー103が設置されている。コントローラ102は、宅内通信により機器101の制御を行う。
サーバー103は、コントローラ102とインターネットなどの通信回線を利用して接続し、制御に関する命令情報を定期的に送受信することで、機器101の遠隔制御や遠隔監視などのサービスを提供する。
サーバー103は、携帯電話などの情報端末104と通信回線を介して接続し、機器101の状態情報を送信したり、制御指示情報の受付を行う。情報端末104から得た制御指示情報は、サーバー103からコントローラ102へ送信し、機器101を制御する。
特開2004−5496号公報
しかしながら、前記従来の構成では、機器制御に関する通信以外のコントローラの設定に関する通信が十分でなく、特に設定に関する通信の実施タイミングに課題があった。
設定に関する定期通信(定期アクセス通信)は、コントローラの時刻あわせ、ファームウェアの更新チェックやダウンロード、接続先の変更などのコントローラの各種設定変更を目的に行う。
設定に関する定期アクセス通信は、機器制御の定期通信と異なり頻繁に行う必要はなく、1日1回や1週間に1回など少ない頻度で良く、機器制御情報の通信と同一に扱うわけには行かない。
また、マンションの全住戸にコントローラを一括納入した場合などは、ファームウェアの変更や設定の変更がバラバラのタイミングで行われるのは望ましくなく、あらかじめ通知した所定の時間内に全住戸で実施される必要がある。
一般に設定情報に関する定期アクセス通信タイミング(通信日時)は、コントローラ側で個々に設定するか、もしくは、ランダムに設定することが多い。
コントローラ個々で設定する場合は、必ずしも定期アクセス日時が分散せず、特定の時間に定期アクセスが集中することが多い。この場合、サーバーへの負荷が大きくなり、負荷の大きさによっては、サーバーがダウンする恐れが出てくる。
また、ランダムに設定する場合は、どのコントローラがいつアクセスに来るか管理でき
ず、上述したように設定変更がバラバラのタイミングで行われることになる。
前記従来の課題を解決するために、本発明では、機器の遠隔制御を行うサーバーに設定情報の定期アクセス日時を計算する定期アクセス日時計算部を備え、サーバー側で適切な時間を計算する。コントローラには定期アクセス設定管理部を設け、サーバーで計算した定期アクセス時間を通信により取得する。これにより、従来よりも適切な定期アクセス通信が実現できる。
なお、サーバーでの定期アクセス日時計算には、管理者(オペレータ)が入力するグループIDを用いる。グループIDは、たとえば地域、マンション毎に付与するIDで、コントローラをグループ化する単位である。これにより、コントローラの設定変更を、地域やマンション毎に指定した時間内で実施することができる。
本発明のコントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラムを用いることにより、コントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時をサーバー側で適切に設定できる。これにより、サーバーや回線への負荷集中が避けられ、安定的な運用が可能になる。
また、定期アクセス日時は、地域やマンションなどに対応するグループIDにより付与する。これにより、コントローラの設定変更を地域やマンションなどのグループ単位で管理でき、ユーザにとってわかりやすい運用が可能になる。
第1の発明は、機器の宅内制御や宅外遠隔制御を行うコントローラにおいて、サーバーと通信を行い定期アクセス日時情報を取得・記憶する定期アクセス設定管理部と、定期アクセス日時情報にしたがってサーバーと通信を行い、コントローラの各種設定情報を取得する定期アクセス通信部を備える。
これにより、サーバーで適切に設定されたタイミングにしたがって定期アクセス通信を行うことができ、サーバーや回線での負荷集中を無くすことができる。
第2の発明は、宅内に設置されたコントローラと通信を行い機器の宅外遠隔制御を行うサーバーにおいて、コントローラ情報およびグループID情報の入力を受け付ける顧客情報入力部と、顧客情報入力部で入力された情報とコントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時を関連付けて記憶・管理する顧客情報管理部と、グループID毎に定期アクセス日時の設定情報を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部と、グループIDおよび定期アクセス日時設定記憶部の情報からコントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時を計算し顧客情報管理部に書き込む定期アクセス日時計算部と、顧客情報管理部中の定期アクセス日時をコントローラへ送信する定期アクセス設定通信部を備える。
これにより、コントローラの各種設定情報の定期アクセス日時を、グループID毎に適切にサーバー側で計算することができる。グループIDは、地域やマンション単位で設定する。例えば、同じマンション内に設置されたコントローラの設定変更タイミングが、コントローラ毎にバラバラということが無くなり、定期アクセス日時設定記憶部で設定された時間内に実施できる。また、日時設定を適切に行うことにより、サーバーや回線への負荷集中も防ぐことができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、定期アクセス日時設定記憶部は、グループ
ID毎に定期アクセスの開始日時と終了日時を記憶・管理し、定期アクセス日時計算部は、顧客情報入力部で入力されたグループIDに対応する定期アクセスの開始日時と終了日時を定期アクセス日時設定記憶部から求め、乱数を利用して開始日時と終了日時の間の時間をランダムに選び、その値をコントローラに対する定期アクセス日時として、顧客情報管理部に書き込む。
これにより、コントローラの設定情報の取得タイミングを、開始日時から終了日時の間で均一に設定することができ、サーバーや回線への負荷集中を避けることができる。
第4の発明は、特に、第2の発明または第3の発明において、顧客情報入力部はコントローラ情報と、そのコントローラを利用するユーザ情報(氏名、住所など)の入力を受け付け、入力された前記ユーザ情報に含まれる、郵便番号、町名、マンション名、地区名の少なくともひとつの情報にしたがって、グループIDを設定する顧客情報入力部を備える。これにより、サーバーへの顧客情報入力時に、特別にグループID情報を入力しなくても、適切なグループ単位での定期アクセス時間の設定が可能になる。
第5の発明は、特に、第2の発明において、グループID情報を入力するグループID入力部を備え、前記定期アクセス日時計算部は、前記グループID入力部で入力されたグループIDに所属する全てのコントローラ情報を前記顧客情報管理部から検索し、前記顧客情報管理部中の各定期アクセス日時を変更して、前記定期アクセス日時設定記憶部に設定されている定期アクセスの開始日時および終了日時の間で、各コントローラの定期アクセス日時の間隔を同一とするサーバーである。これにより、指定したグループIDに所属する全てのコントローラの定期アクセス日時を一括して適切に設定することができる。
第6の発明は、第1の発明に記載のコントローラの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。プログラムであるので電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて用いて本発明のコントローラの一部あるいは全部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
第7の発明は、第2〜第5のいずれか1つの発明に記載のサーバーの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。プログラムであるので電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて用いて本発明のサーバーの一部あるいは全部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
第8の発明は、宅内に設置されたコントローラと機器の宅外遠隔制御を行うサーバーとの通信方法であって、コントローラ情報およびグループID情報の入力を前記サーバーの顧客情報入力部に受け付ける顧客情報入力ステップと、前記顧客情報入力部で入力された情報と前記コントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時情報を関連付けて記憶・管理する顧客情報管理部と、前記グループID毎に前記定期アクセス日時の設定情報を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部とを前記サーバーに備えて、前記グループIDおよび前記定期アクセス日時設定記憶部の情報から前記コントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時を計算し前記顧客情報管理部に書き込む定期アクセス日時計算ステップと、前記顧客情報管理部中の前記定期アクセス日時を前記コントローラへ送信する定期アクセス設定通信ステップとからなる通信方法である。
これにより、コントローラの各種設定情報の定期アクセス日時を、グループID毎に適切にサーバー側で計算することができる。グループIDは、地域やマンション単位で設定する。例えば、同じマンション内に設置されたコントローラの設定変更タイミングが、コントローラ毎にバラバラということが無くなり、定期アクセス日時設定記憶部で設定され
た時間内に実施できる。また、日時設定を適切に行うことにより、サーバーや回線への負荷集中も防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態の構成を示した図である。本実施の形態は、宅内に設置された機器1およびコントローラ2と、情報センター内に設置されたサーバー3、宅外制御用の端末4から構成する。
機器1は、サーバー3から遠隔制御や遠隔監視、情報配信等の情報通信サービスを受ける機器であり、具体的には、給湯機や床暖房機、浴室乾燥機、エアコンなどの設備機器である。なお、機器1は冷蔵庫、電子レンジなどの白物機器や、火災センサ、COセンサなどの監視機器、AV機器などでも良い。
コントローラ2は、機器1を宅外の通信回線に接続し、宅外遠隔制御を実現させるための機器である。一般的には、リモコン(リモートコントローラ)や制御盤などと呼ばれることも多い。
コントローラ2は、次の(1)〜(4)の機能ブロックから構成される。
(1)インターネットなどの通信回線を介してサーバー3と通信を行うためのコントローラ通信インタフェース部10。具体的には、イーサネット(登録商標)アダプタ、回線終端装置、ADSLモデム、ケーブルモデムなどであり、回線に応じて構成は変わる。
(2)機器1と通信を行い、サーバー3からの機器制御命令を機器1へ送信するための機器制御部11。機器制御部11と機器1との間の通信は、有線でも無線でも良い。ここでの通信は、エコーネット(登録商標)規格に基づくものや、独自規格のものが用いられることが多い。コントローラ2は宅外通信と宅内通信のゲートウェイとも位置づけられる。
(3)サーバー3から設定情報の取得を行うための定期通信を行う定期アクセス通信部12。定期通信では、コントローラ2の時刻あわせ、コントローラ2のファームウェアのバージョンアップチェックおよびダウンロード、その他接続先URLなどの様々な設定情報の通信を行う。
(4)定期アクセス通信のタイミング情報(日時情報)をサーバー3から取得して記憶・管理する定期アクセス設定管理部13。
なお、本実施の形態では説明しないが、コントローラ2に、液晶ディスプレイなどの表示デバイスや、押しボタンなどの入力インタフェースを備え、機器1の宅内制御や、サーバー3から配信される情報の表示を行わせるようにしても良い。
サーバー3は、機器1やコントローラ2に対して遠隔制御や遠隔監視、情報配信のサービスを提供する装置である。
サーバー3は、次の(5)〜(13)の機能ブロックから構成される。
(5)インターネットなどの通信回線と接続し、コントローラ2と通信を行うためのサ
ーバー側通信インタフェース部20。具体的には、インターネットのバックボーン回線と接続するための回線終端装置、スイッチ、ルータなどや、場合によっては、ADSLモデム、ケーブルモデムなどの機器が利用される。
(6)設定情報に関する定期アクセス通信の日時情報を、コントローラ2の定期アクセス設定管理部13へ送信する定期アクセス設定通信部21。
(7)コントローラ2の定期アクセス通信部12からの定期アクセス通信に対して適切な応答(時刻合わせ情報の送信、最新ファームウェア情報の送信、接続先URL情報など)を行うサーバー側定期アクセス通信部22。
(8)端末4(携帯電話など)からのアクセスを受け付け、ユーザから入力された機器1の制御命令をコントローラ2中の機器制御部11へ送信する遠隔制御部23。
(9)コントローラ2や端末4を利用するユーザの情報(氏名、住所、電話番号など)、コントローラ2の情報(コントローラを識別するためのID情報(デバイスID)、型番、ユーザとの対応情報、ファームウェアバージョンなど)、グループID情報を記憶管理している顧客情報管理部24。顧客情報管理部24はリレーショナルデータベースで構成されており、上記した情報は関係づけられて管理されている。
なお、グループID情報とは、ユーザやコントローラ2を、まとまり(グループ)で管理するためのタグ情報である。具体的には、地域名を割り当てることが多く、例えば、「梅田マンション」のようなマンション名、「山田町」のような町名がグループIDとして選ばれる。一般的にはグループIDは町名・マンション名だけでなく、ユーザやコントローラ2をグルーピングする情報であれば何でも良い。
また、上述したデバイスIDとは、コントローラを識別するためのユニークなIDであり、具体的には製品シリアル番号などに相当する。
(10)顧客情報管理部24で管理する上記情報を入力する顧客情報入力部25。
(11)コントローラ2の設定情報に関する定期アクセス通信の日時を適切に計算する定期アクセス日時計算部26。
(12)グループID毎に定期アクセス通信の開始日時と終了日時を記憶している定期アクセス日時設定記憶部27。これは定期アクセス日時計算部26での計算に用いる。
(13)グループID単位で、複数のコントローラ2の定期アクセス日時を一括して変更する場合に、対象となるグループIDを指定するためのグループID入力部28。
端末4は、サーバー3の遠隔制御部23と通信して、機器1の制御命令入力や制御状態のモニタを行う装置である。具体的には、携帯電話、PDA、パソコンなどである。
以上のように構成された本システムにおける、コントローラ2およびサーバー3の動作例を図2〜図4のフローチャートにしたがって説明する。
図2は、サーバー3での顧客情報(ユーザ情報)入力において、コントローラ2の設定情報に関する定期アクセス日時の登録手順を示したフローチャートである。各ステップ毎に順に説明を行う。
(ステップA1)オペレータ(管理者)は、顧客情報入力部25を操作し、ユーザ情報、コントローラ情報、グループID情報を入力し、顧客情報管理部24に記憶させる。上述したように、ユーザ情報は、「氏名」、「住所(郵便番号を含む)」、「電話番号」などである。コントローラ情報は、コントローラ2それぞれを識別するためのID情報(デバイスID)、コントローラ2の型番、ファームウェアバージョン、対応する利用ユーザなどである。グループID情報は、ユーザをグループで管理するためのタグ情報である。地域名やマンション名に対応させる。
(ステップA2)顧客情報管理部24は、顧客情報入力部25からユーザ情報、コントローラ情報の少なくとも一方が新規登録もしくは変更されたと検知した場合、定期アクセス日時計算部26を起動させる。
(ステップA3)起動した定期アクセス日時計算部26は、コントローラ2の設定情報に関する定期アクセス通信の日時を計算する。
定期アクセス日時設定記憶部27には、定期アクセスの開始日時と終了日時を、グループID毎に記憶させておく。例えば、以下のような形式である。
例)阿倍野マンション、水曜日、10:00、12:00
梅田マンション、 木曜日、13:00、14:00
この例では、「阿倍野マンション」というグループIDを割り当てられたコントローラ2は、1週間に1回の定期アクセスは、「水曜日の10:00〜12:00の間」に実施し、1日に1回の定期アクセスは、「10:00〜12:00の間」に実施することを意味している。「梅田マンション」も同様であり、1週間に1回の定期アクセスは、「木曜日の13:00〜14:00の間」に実施し、1日に1回の定期アクセスは、「13:00〜14:00の間」に実施することを意味している。
定期アクセス日時計算部26は、ステップA1で入力されたグループIDから定期アクセス日時設定記憶部27を検索し、対応する開始日時と終了日時を取得する。その後、下記の数式(1)を利用して、開始日時から終了日時までの間で定期アクセスが均一に分布するように、定期アクセス日時を決定する。計算した定期アクセス日時は、顧客情報管理部24へ記憶させる。
定期アクセス日時=開始日時+(終了日時−開始日時)x([0〜1]の一様乱数) (1)
以上のような、ステップA1〜A3の動作により、コントローラ2の設定情報に関する定期アクセス通信の日時を自動的に計算し、顧客情報管理部24へ登録できる。
なお、上記ステップA1では、グループID情報を顧客情報管理部25から入力するとしたが、入力したユーザ情報の一部をグループID情報として取り扱っても良い。例えば、住所に含まれる地域名(町名、地区名)、マンション名、郵便番号などである。この方式では地域でしかコントローラのグルーピングを出来ないが、特別にグループIDを入力しなくても良いというメリットがある。
図3は、コントローラ2の設定情報に関する定期アクセス通信の日時設定を取得する通信の動作を示したフローチャートである。この定期アクセス通信は、コントローラ2の起動時や、定期アクセス通信部12の動作後などに行う。この通信の手順を、各ステップ毎に順に説明を行う。
(ステップB1)コントローラ2中の定期アクセス設定管理部13は、コントローラ通信インタフェース部10を制御して、サーバー3へ通信を開始する。この通信には、定期アクセスの設定情報に対するリクエストと、コントローラ2を識別するID情報(デバイスID)が含まれる。
(ステップB2)この定期アクセス設定管理部13からの通信を、サーバー通信インタフェース部20を介して、サーバー3中の定期アクセス設定通信部21が受信する。
(ステップB3)定期アクセス設定通信部21は、受信した情報からデバイスIDを取得し、それをキーとして顧客情報管理部24を検索し、対応する定期アクセス日時情報を取得する。
(ステップB4)定期アクセス設定通信部21は、顧客情報管理部24から得た定期アクセス日時情報を、サーバー通信インタフェース部20を介してコントローラ2の定期アクセス設定管理部13へ返信する。
(ステップB5)定期アクセス設定管理部13は、コントローラ通信インタフェース部10を介して定期アクセス日時情報を受信し、その値を記憶する。
以上のステップB1〜B5の動作により、定期アクセス設定通信の動作は終了する。これにより、サーバー3で計算された定期アクセス日時情報をコントローラ2で取得することができる。
なお、定期アクセス通信部12は、現在日時が定期アクセス設定管理部13に保持している日時に達したら、サーバー3中のサーバー側定期アクセス通信部22と通信を行い、時刻あわせ、バージョンアップチェックなどの設定情報取得に関する通信を行う。
以上で説明したように図2および図3のフローチャートにしたがって、コントローラ2およびサーバー3を動作させることにより、サーバー3でグループID毎に適切に分散設定された定期アクセス日時をコントローラ2で取得することができる。
なお、図2のフローチャートでは、顧客情報の入力時に、コントローラ1台毎に定期アクセス日時を計算したが、グループIDに割り当てられたコントローラの全てを変更する場合も想定される。この場合の動作フローを図4に示す。以下、その動作をステップ順に説明する。
(ステップC1)オペレータは、変更対象となるコントローラ2を指定するためのグループID情報を、グループID入力部28に入力する。
(ステップC2)グループID入力部28は、定期アクセス日時計算部26を起動し、指定されたグループIDを出力する。
(ステップC3)定期アクセス日時計算部26は、グループID入力部18で出力されたグループIDから顧客情報管理部24を検索し、指定されたグループIDを割り当てられたコントローラ2の情報をすべて取得する。
(ステップC4)顧客情報管理部24の検索で得たコントローラ2の情報と、定期アクセス日時設定記憶部27に記憶されている定期アクセスの開始日時、終了日時から、指定したグループIDを持つ全コントローラの定期アクセス日時の間隔が等しくなるように、各コントローラの定期アクセス日時を計算する。具体的には、定期アクセス日時計算部26は、以下の数式(2)に基づき計算を行う。ただし、Nは指定されたグループIDを割り当てられたコントローラ2の総数、iはコントローラ番号であり、i = [1, ..., N] である。
i番目のコントローラ2の定期アクセス日時
=開始日時+i×(終了日時−開始日時)/(N−1) (2)
(ステップC5)定期アクセス日時計算部26は、定期アクセス日時の計算結果を顧客情報管理部24を書き込み、指定したグループIDを持つ全コントローラの定期アクセス日時を更新する。
以上のようなステップC1〜C5の動作により、指定したグループIDに属する全てのコントローラ2の定期アクセス日時を一括して変更できる。この機能は、グループIDに対する開始日時、終了日時を変更する場合などにも有効である。
なお、定期アクセス通信部12は、コントローラ2の設定情報に関する通信を行うとしたが、機器1の故障状況・使用状況・使用履歴などのアップロードなどの機器情報の通信を行っても良い。ただし、制御情報と異なり通信頻度が少ないため、速報性が要求されない項目に限定される。また、定期アクセス日時設定記憶部27は、グループID毎に定期アクセス通信の開始日時と終了日時を記憶するとしたが、開始日時と分散時間のような形式で日時情報を記憶しても良い。
なお、本実施の形態で説明したコントローラ2の各部またはサーバー3の各部は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録、もしくはインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかるコントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラムを利用することにより、コントローラの設定情報に関する定期アクセスをグループ単位でかつ負荷集中無しに行うことができる。これは、実施の形態で説明した設備機器だけでなく、白物機器の遠隔制御や、情報配信、ガスや電力などのメータの集中監視、防犯・防災などのセキュリティシステムなどにも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるシステム構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるサーバー3での登録動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるコントーラ2での設定通信動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるサーバー3での設定動作を示すフローチャート 従来例の構成を示す図
符号の説明
1 機器
2 コントローラ
3 サーバー
4 端末
10 コントローラ通信インタフェース部
11 機器制御部
12 定期アクセス通信部
13 定期アクセス設定管理部
20 サーバー通信インタフェース部
21 定期アクセス設定通信部
22 サーバー側定期アクセス通信部
23 遠隔制御部
24 顧客情報管理部
25 顧客情報入力部
26 定期アクセス日時計算部
27 定期アクセス日時設定記憶部
28 グループID入力部

Claims (8)

  1. 機器の宅内制御や宅外遠隔制御を行うコントローラにおいて、サーバーと通信を行い定期アクセス日時情報を取得・記憶する定期アクセス設定管理部と、前記定期アクセス日時情報にしたがって前記サーバーと通信を行い前記コントローラの各種設定情報を取得する定期アクセス通信部を備えたコントローラ。
  2. コントローラと通信を行い機器の宅外遠隔制御を行うサーバーにおいて、コントローラ情報およびグループID情報の入力を受け付ける顧客情報入力部と、前記顧客情報入力部で入力された情報と前記コントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時情報を関連付けて記憶・管理する顧客情報管理部と、前記グループID毎に前記定期アクセス日時の設定情報を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部と、前記グループIDおよび前記定期アクセス日時設定記憶部の情報から前記コントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時を計算し前記顧客情報管理部に書き込む定期アクセス日時計算部と、前記顧客情報管理部中の前記定期アクセス日時を前記コントローラへ送信する定期アクセス設定通信部とを備えたサーバー。
  3. 前記定期アクセス日時設定記憶部は、グループID毎に定期アクセスの開始日時と終了日時を記憶・管理し、前記定期アクセス日時計算部は、前記顧客情報入力部で入力されたグループIDに対応する定期アクセスの開始日時と終了日時を前記定期アクセス日時設定記憶部から求め、乱数を利用して前記開始日時と前記終了日時の間の時間をランダムに選び、その値をコントローラに対する定期アクセス日時として前記顧客情報管理部に書き込む請求項2記載のサーバー。
  4. 前記顧客情報入力部は、コントローラ情報と、そのコントローラを利用するユーザ情報(氏名、住所など)の入力を受け付け、入力された前記ユーザ情報に含まれる、郵便番号、町名、マンション名、地区名の少なくともひとつの情報にしたがってグループIDを設定する請求項2または3に記載のサーバー。
  5. グループID情報を入力するグループID入力部を備え、前記定期アクセス日時計算部は、前記グループID入力部で入力されたグループIDに所属する全てのコントローラ情報を前記顧客情報管理部から検索し、前記顧客情報管理部中の各定期アクセス日時を変更して、前記定期アクセス日時設定記憶部に設定されている定期アクセスの開始日時および終了日時の間で、各コントローラの定期アクセス日時の間隔を同一とする請求項2に記載のサーバー。
  6. 請求項1に記載のコントローラの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  7. 請求項2〜5のいずれか1項記載のサーバーの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  8. コントローラと機器の宅外遠隔制御を行うサーバーとの通信方法であって、コントローラ情報およびグループID情報の入力を前記サーバーの顧客情報入力部に受け付ける顧客情報入力ステップと、前記顧客情報入力部で入力された情報と前記コントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時情報を関連付けて記憶・管理する顧客情報管理部と、前記グループID毎に前記定期アクセス日時の設定情報を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部とを前記サーバーに備えて、前記グループIDおよび前記定期アクセス日時設定記憶部の情報から前記コントローラの設定情報通信に関する定期アクセス日時を計算し前記顧客情報管理部に書き込む定期アクセス日時計算ステップと、前記顧客情報管理部中の
    前記定期アクセス日時を前記コントローラへ送信する定期アクセス設定通信ステップとからなる通信方法。
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