JP2010034707A - 機器管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報通信網を介して遠方から設定値を設定できるようにし、しかも設定値の入力作業を比較的容易にする機器管理システムを提供する。
【解決手段】遠隔管理装置4とエリアユニット3とが情報通信網を介して接続され、エリアユニット3は制御ユニット1および計量ユニット2と情報通信網を介して接続される。遠隔管理装置4は、モニタ装置22を有し対話的な操作により制御ユニット1、計量ユニット2、エリアユニット3の設定値を設定する。エリアユニット3には、遠隔管理装置4た設定した設定値の履歴を記憶する履歴記憶手段6と、遠隔管理装置4により設定値を設定する際に、履歴記憶手段6に記憶されている設定値を候補値としてモニタ装置22に提示する候補提示手段7とが設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、大規模な管理領域に配置した多数台の機器の管理(監視・制御)を行うのに適した機器管理システムに関するものである。
従来より、情報通信網を用いて多数台の機器の管理(監視と制御との少なくとも一方)を行う場合に、機器の種類や配置場所を単位として下位の情報通信網であるサブネットを構築し、複数のサブネットを上位の情報通信網に接続するとともに、上位の情報通信網に遠隔管理装置を接続する構成が知られている。遠隔管理装置は、上位の情報通信網を介して各サブネットに設けた機器を管理する。
情報通信網を階層化する技術としては、サブネット内に複数台の分散管理装置を設け、各分散管理装置にそれぞれ複数台の機器を接続することが考えられている。たとえば、機器を設置する空間領域を単位とするサブネットを構築し、各サブネットに設けた機器の種類ごとにまとめて分散管理装置に接続する構成が考えられている(たとえば、特許文献1参照)。この構成では、上位の情報通信網において遠隔管理装置が分散管理装置と通信することによって、遠隔管理装置が各分散管理装置から各機器の動作の情報を取得したり、遠隔管理装置から各分散管理装置に各機器に動作の情報を与えたりすることが可能になる。
特許文献1に記載の機器管理システムは、ビル全体(あるいは各フロア)を単位とするサブネットを構成したビル管理システムであって、複数台の分散制御装置(分散管理装置に相当する)にそれぞれ設備機器(機器に相当する)を接続し、複数の分散制御装置とビルディングサーバとを情報通信網で接続し、さらに、インターネットなどの既存の情報通信網を介して通信端末機(遠隔管理装置に相当する)からビルディングサーバにアクセス可能とする技術が記載されている。
ビルディングサーバは、通信端末機がウェブブラウザを介してアクセスするウェブサーバ部を備えており、通信端末機からの要求に従って分散制御装置が収集した設備機器の状態情報を受信する。したがって、管理領域を分割したエリアごとに分散制御装置を配置しておくことにより、通信端末機から各エリアごとの設備機器の状態監視が可能になる。
また、特許文献1には、分散制御装置が収集した設備機器の状態データを通信端末機からの要求に応じて通信端末機に返送することが記載されている。したがって、遠方から設備機器の状態を監視することができる。
特開2003−134120号公報
ところで、この種の機器管理システムにおいて、分散制御装置や機器の動作を決めるために各種の設定値を分散制御装置に設定することが必要になる。特許文献1に記載の技術において、設備機器の状態データを取得する要求に代えて、設定値を設定する要求を行えば通信端末機を用いて遠方から設定値を設定することが可能になると考えられる。
しかしながら、分散制御装置や設備機器の台数が多くなると、個々に設定値を入力するのでは入力作業に手間がかかり、多くの作業時間を要するという問題が生じる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、情報通信網を介して遠方から設定値を設定できるようにし、しかも設定値の入力作業を比較的容易にする機器管理システムを提供することにある。
請求項1の発明は、情報通信網を用いることにより複数の機器に関して遠隔で監視と制御との少なくとも一方を行う機器管理システムであって、モニタ装置を有し対話的に操作される遠隔管理装置と、情報通信網を通して遠隔管理装置から与えられる設定値に従って機器を管理する分散管理装置とを有する機器管理システムであって、遠隔管理装置から分散管理装置に与えた設定値の履歴を記憶する履歴記憶手段と、設定値を入力する入力蘭を有した入力フォームを設定値の内容に応じてモニタ装置の画面に表示させる画面形成手段と、画面形成手段が形成した入力フォームで入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段にすでに記憶されているときに記憶されている設定値を候補値として該当する入力欄に提示する候補提示手段とを有することを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記履歴記憶手段は、前記画面形成手段が形成した入力フォームおよび入力蘭と設定値とを関連付けて記憶し、前記候補提示手段は、設定値を入力する入力フォームおよび入力蘭を選択したときに、選択した入力フォームおよび入力蘭と一致する入力フォームおよび入力蘭に関係付けた設定値を履歴記憶手段から選択して候補値として提示することを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記機器は複数種類あり、前記履歴記憶手段は前記設定値を前記機器に関係付けて記憶し、前記候補提示手段は、前記画面形成手段が形成した入力フォームで入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段にすでに記憶されているときに、記憶されている設定値のうち同種の機器に関する設定値を候補値として該当する入力欄に提示することを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれかの発明において、前記履歴記憶手段は前記画面形成手段が形成した同種の入力フォームで同種の設定値が入力された回数を記憶し、前記候補提示手段は、前記画面形成手段が形成した入力フォームで入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段にすでに記憶されているときに、同種の設定値に関して同じ値が規定の複数回連続して入力されていれば、記憶されている設定値を候補値として該当する入力蘭に提示することを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、遠隔管理装置から分散管理装置の設定値を設定する際に、設定値の履歴を履歴記憶手段に記憶させるとともに、遠隔管理装置に設けたモニタ装置の画面に表示される入力フォームで入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段にすでに記憶されているときには、記憶されている設定値を候補値として入力蘭に提示するから、多数個の設定値を入力する場合には、入力フォームごとに入力蘭に設定値を手作業で入力する場合に比較すると、設定値の入力作業の手間を大幅に削減することができる。
請求項2の発明の構成によれば、履歴記憶手段において入力フォームおよび入力蘭に関係付けて設定値を記憶し、設定値を入力する際に入力フォームおよび入力蘭の情報を用いて履歴記憶手段に記憶された設定値を候補値として選択するから、設定値を入力しようとする入力欄に適した候補値が提示される可能性が高く、結果的に設定値の入力作業の省力化につながる。
請求項3の発明の構成によれば、履歴記憶手段において機器の種類に関係付けて設定値を記憶し、設定値を入力する際に機器の種類の情報を用いて履歴記憶手段に記憶された設定値を候補値として提示するから、設定値を入力しようとする入力欄に適した候補値が提示される可能性が高く、結果的に設定値の入力作業の省力化につながる。
請求項4の発明の構成によれば、履歴記憶手段において同種の入力フォームで同種の設定値が入力された回数を記憶し、同種の設定値に関して同じ値が規定の複数回連続して入力されていれば、記憶されている設定値を候補値として提示するから、設定値を入力しようとする入力欄に適した候補値が提示される可能性が高く、結果的に設定値の入力作業の省力化につながる。
(実施形態1)
本発明では、各種機器の動作状態を監視することと各種機器を制御することとを総称して機器の「管理」と呼ぶ。したがって、機器の管理は、機器の監視と制御との少なくとも一方を意味する。また、管理対象となる機器が配置されている領域の全体を「管理領域」と呼び、管理領域を複数の小領域に分割したときの一つの小領域を「エリア」と呼ぶ。なお、多数のエリアが存在する場合には、複数のエリアをまとめて「区域」あるいは「地区」などの分類を設け管理領域を階層化して管理してもよい。階層数は管理領域の規模や管理領域の区分の仕方により適宜に決定される。
管理領域は、オフィスビル・集合住宅・病院・学校・ホテル・体育館・美術館・博物館・ショッピングセンタのような各種建物内、複数の建物を含む集合住宅の敷地内、複数の建物を含む地域内、土地開発された複数個の住戸を含むひとまとまりの住宅地内、テーマパーク内、公園内などの広範囲の空間であって、照明機器や冷暖房機器などの機器が多数配置される空間に相当する。一方、エリアは、建物の各階あるいは各室、土地を適宜に区切ったときの各区画に相当する。
以下に説明する実施形態では、図1に示すように、制御の対象となる機器として照明機器11を有し、監視の対象となる機器として電気計量(電圧、電流、電力などの計量)を行う計量機器12を有する場合を例示する。照明機器11は制御ユニット1に接続され、計量機器12は計量ユニット2に接続される。
制御ユニット1に接続される照明機器11は自律した情報通信網を構成しており、情報通信網内に設けたスイッチ13の操作により照明機器11をデータ通信により遠隔で制御できるようにしてある。
すなわち、照明機器11とスイッチ13とには、制御ユニット1の下位において構築される情報通信網の通信端末としての機能が付加されており、スイッチ13の操作をデータ通信により照明機器11の動作に反映させることが可能になっている。つまり、照明機器11、スイッチ13にはそれぞれアドレスが関係付けられており、照明機器11とスイッチ13とはアドレスを用いて関係付けられている。本実施形態では、照明機器11とスイッチ13とのアドレスの関係付けは、制御ユニット1の下位に構築される情報通信網に接続された伝送ユニット10において行っている。
伝送ユニット10は、制御ユニット1の下位に構築される情報通信網において集中制御を行うための主装置であって、原則として各通信端末との間でポーリングによる通信を行う。言い換えると、伝送ユニット10は、規定のフォーマットを有する伝送信号を周期的に送出し、この伝送信号を用いて通信端末からの要求を受信し、また通信端末への要求を送信する。
伝送ユニット10には、上述したように、照明機器11とスイッチ13とのアドレスが関係付けてあり、スイッチ13の操作によるオンオフの要求を伝送ユニット10が伝送信号により受信すると、アドレスによりスイッチ13に関係付けられている照明機器11に対してオンオフの指示を行う伝送信号を送信する。つまり、伝送ユニット10は、アドレスを用いて関係付けることにより、照明機器11とスイッチ13とにより構成される負荷回路を規定していることになる。
このように、照明機器11とスイッチ13とをアドレスで関係付けることにより負荷回路を規定するから、照明機器11とスイッチ13とは一対一の関係だけではなく、多対一の関係とすることも可能である。つまり、伝送ユニット10において、照明機器11の複数個のアドレスを1個のスイッチ13のアドレスを関係付けておけば、1個のスイッチ13の操作で複数台の照明機器11に一括してオンオフの指示を与えることが可能である。
一括して指示を与える照明機器11のアドレス群と全体の動作とのみを指定する場合(つまり、一括して制御する対象に同じ動作しか指定できない場合)を「グループ制御」と呼び、一括して指示を与える照明機器11のアドレス群に個々に動作を指定する場合(つまり、一括して制御する対象に個別に動作を指定できる場合)を「パターン制御」と呼ぶ。また、グループ制御とパターン制御とをまとめて「一斉制御」と呼ぶ。照明機器11とスイッチ13とを一対一に関係付けた制御(つまり、1個のスイッチ13が1台の照明機器11または空調機器11bの動作を指示する制御)は「個別制御」と呼ぶ。なお、上述した遠隔監視制御の技術は周知であるから詳述しない。
個別制御か一斉制御かにかかわらず、伝送ユニット10にはアドレスを関係付けたデータ記憶部(図示せず)が必要である。データ記憶部は書換可能な不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM)を用いて構成される。また、伝送ユニット10には、照明機器11の動作状態(たとえば、オンオフの状態)を保持する動作記憶部(図示せず)も設けられる。
伝送ユニット10は、照明機器11やスイッチ13と通信する際には伝送信号を用いてポーリングを行っているが、制御ユニット1と通信を行う場合には、照明機器11やスイッチ13との通信とは異なる動作モードになる。この通信については要旨ではなく既知であるから詳述しないが、伝送ユニット10は制御ユニット1との通信により、データ記憶部に格納するデータを制御ユニット1から取得することができ、また動作記憶部に保持されている動作状態を制御ユニット1に通知することが可能になっている。
制御ユニット1に接続される照明機器11と同様に、計量ユニット2に接続される計量機器12にもそれぞれアドレスが付与され、個別に識別可能になっている。計量ユニット2の下位の情報通信網では、制御ユニット1の下位における情報通信網とは異なる仕様の通信を行っており、たとえばRS−485、RS−232Cなどのシリアル通信による伝送路を用いて通信を行う。
計量ユニット2に接続される計量機器12については、計量ユニット2では原則として監視の結果を受信するだけであるが、計量機器12に対して計量のタイムスケジュールを指定することが可能である。計量機器12では、たとえば、照明機器11の動作中の電圧、電流、電力の瞬時値や積算値を計測する。したがって、計量ユニット2は計量機器12から取得する計量情報によって照明機器11の動作を監視することができる。
制御ユニット1および計量ユニット2は、各エリアに1台ずつ設けられるエリアユニット3と通信可能であって、エリアユニット3は遠隔管理装置4と通信可能になっている。制御ユニット1および計量ユニット2はエリアユニット3に対して下位側の情報通信網の通信端末として接続され、遠隔管理装置4はエリアユニット3に対して上位側の情報通信網に接続される。
制御ユニット1および計量ユニット2と遠隔管理装置4とは直接通信を行うことはなく、エリアユニット3を中継して通信を行う。ただし、必ずしも図1に示すようにエリアユニット3の上位側と下位側とを物理的に分離する必要はなく、論理的に階層化されていればよい。エリアユニット3の上位側の情報通信網にはインターネットのような広域網が含まれ、エリアユニット3の下位側の情報通信網での通信はエリア内のみに制限される。つまり、エリアユニット3の上位側の情報通信網はWANであり、下位側の情報通信網はLANになる。エリア内の通信、つまり制御ユニット1と計量ユニット2とエリアユニット3との間の通信には、BACnetプロトコル(A Data Communication Protocol for Building Automation and Control Networks)を用いる。
広域網には、遠隔管理装置4のほか、エリアユニット3に対してコンピュータサーバとして機能するセンターサーバやNTPサーバが接続されているものとする。センターサーバは、たとえば計量機器12で計測した計量情報を蓄積する機能を有する。また、NTPサーバはシステムの時刻合わせに用いる。エリアユニット3には、これらのサーバに対するクライアント機能を有し、制御ユニット1や計量ユニット2で取得した情報をセンターサーバに蓄積したり、NTPサーバやセンターサーバから時刻を取得したりする際にはクライアント機能を用いる。
一方、遠隔管理装置4はコンピュータ端末であって、キーボードやマウスのような入力装置21を備えるとともに、出力装置としてのモニタ装置22を備える。遠隔管理装置4は、上述したセンターサーバやNTPサーバに対するクライアントになり、入力装置21とモニタ装置22とを用いて対話的に操作される。また、エリアユニット3は、遠隔管理装置4に対するサーバ機能を有しており、制御ユニット1や計量ユニット2が取得した機器(照明機器11、計量機器12)の動作などの情報を遠隔管理装置4で閲覧したり、制御ユニット1や計量ユニット2に機器(照明機器11、計量機器12)の動作に関する指示を与えたりする際には、遠隔管理装置4からエリアユニット3のサーバ機能を通して閲覧や指示の要求を行う。
上述のように、制御ユニット1や計量ユニット2はエリアユニット3を通して遠隔管理装置4との間で情報を授受しているが、エリアユニット3は、情報の伝達に関しては、遠隔管理装置4と制御ユニット1および計量ユニット2との間を中継しているとも言えるから、以下ではとくに区別する必要がないかぎり、制御ユニット1と計量ユニット2とエリアユニット3とを等価に扱う。また、制御ユニット1と計量ユニット2とエリアユニット3とは、マイクロコンピュータを備える組込み装置であって、ハードウェアにおいて同構成を有し、異なるソフトウェアを搭載することにより上述の動作を可能にしている。したがって、以下では、以下ではとくに区別する必要がないかぎり、制御ユニット1と計量ユニット2とエリアユニット3とを一括して分散管理装置5と呼ぶ。
分散管理装置5には、情報通信網の中でのアドレス(たとえば、IPアドレス)情報が必要であり、またセンターサーバやNTPサーバのアドレス情報が必要である。さらに、一斉制御の際の照明機器11とスイッチ13との関係付けのための情報や、計量機器12で計量するタイムスケジュールの情報なども必要である。これらの情報を分散管理装置5の設定値と呼ぶ。つまり、分散管理装置5は設定値に従って機器(照明機器11、計量機器12)を管理する。
分散管理装置5への設定値の設定や分散管理装置5の設定値の確認は、遠隔管理装置4に設けたモニタ装置22の画面上で行う。ここでは、遠隔管理装置4がウェブブラウザの機能を有しているものとして説明する。ただし、汎用のウェブブラウザではなく専用の閲覧機能を設けてもよい。クライアントとして機能する遠隔管理装置4がウェブブラウザの機能を備えているから、遠隔管理装置4と分散管理装置5との間で伝送される電文にはHTML(HyperText Markup Language)を用いる。
ところで、WAN側の情報通信網には、遠隔管理装置4から分散管理装置5に与えた設定値の履歴を記憶する履歴記憶手段6が設けられる。本実施形態では、図1に示すように、分散管理装置5であるエリアユニット3に履歴記憶手段6が内蔵されている場合を例とする。ただし、履歴記憶手段6は、遠隔管理装置4に内蔵することも可能であり、また遠隔管理装置4や分散管理装置5とは別に設けることも可能である。
分散管理装置5のサーバ機能としては、遠隔管理装置4との間で設定値あるいは候補値を含むHTMLの電文を授受する候補提示手段7と、他の分散管理装置5との間で設定値を含むHTMLの電文を授受する取得手段8とが設けられ、さらに、遠隔管理装置4から候補提示手段7を通過した設定値を含む電文を記憶する履歴記憶手段6が設けられる。
つまり、遠隔管理装置4から候補提示手段7が受信した設定値を含む電文は履歴記憶手段6に記憶され、また候補提示手段7では履歴記憶手段6に記憶された設定値を候補値として遠隔管理装置4に提示する機能を有する。取得手段8は、候補提示手段7を通して得られた設定値を分散管理装置5に設定し、また分散管理装置5に設定された設定値を遠隔管理装置4に提示するために取得する機能を有する。ここに、取得手段8が対象とする分散管理装置5は、履歴記憶手段6を備える分散管理装置5だけではなく他の分散管理装置5も含む。
ところで、遠隔管理装置4により分散管理装置5の設定値を設定するには、設定値を入力する入力蘭を有した所定の入力フォームを、遠隔管理装置4に設けたモニタ装置22の画面に表示する。入力フォームの入力蘭Fiは、図2に示すように、文字列や数値を入力する空欄や複数の選択肢の選択用に設けたラジオボタンの形で表示される。入力蘭Fiには名称Nmが付与されており、当該名称Nmに対応する設定値を入力蘭Fiから入力することが可能になっている。
1つの入力フォームには、1個以上の入力蘭が表示される。したがって、入力蘭は入力フォームとの組み合わせによって特定される。たとえば、入力フォームとして「date_ntp」「network」の各名称のものがあり、入力蘭として「ntp_server」「ntp_enable」「address」の各名称のものがあるとすると、(入力フォーム−入力蘭)の組として、たとえば(date_ntp−ntp_enable)で入力蘭を特定することができる。
遠隔管理装置4には、入力フォームをモニタ装置22の画面に表示させる画面形成手段23が設けられている。画面形成手段23では、入力フォームの名称が与えられると、画面形成手段23において記憶している入力フォームをモニタ装置22の画面に表示する。上述した候補提示手段7は、画面形成手段23が形成した入力フォームと入力蘭との組み合わせで特定される入力蘭を用いて入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段6にすでに記憶されているときに、履歴記憶手段6に記憶されている設定値を候補値として該当する入力欄に提示する。
この動作のために、履歴記憶手段6には、図3に示すように、入力フォームと入力蘭とが設定値に関連付けて記憶される。図3において、「No.」は記憶した順番、「IP」は分散管理装置5のIPアドレス、「form」は入力フォームの名称、「name」は入力蘭の名称、「value」は設定値を湿している。「種別」「設定順」については後述する。
履歴記憶手段6では、図3のように、設定値を入力したときに用いた入力フォームと入力蘭との組み合わせを設定値に関連付けて記憶しているから、入力装置21とモニタ装置22とを用いて入力フォームをモニタ装置22に表示すると、候補提示手段7では入力フォームの名称を履歴記憶手段6と照合し、履歴記憶手段6に同じ入力フォームが含まれているときに、入力蘭に対応した設定値を抽出することができる。このようにして候補提示手段7が抽出した設定値は、モニタ装置22に表示された該当する入力蘭に候補値として提示される。つまり、候補提示手段7は、モニタ装置22に表示した入力フォームと入力蘭との組み合わせをキーとし、当該キーに一致するデータが履歴記憶手段6にすでに記憶されているときに、当該キーに関係付けた設定値を抽出してモニタ装置22に提示するのである。
ところで、上述の例では入力フォームと入力蘭との組み合わせのみで候補値を選択しているが、候補値の信頼性を高めるために他の情報を付加するのが望ましい。付加する情報としては、機器の種類や候補値を設定値に利用した履歴を用いる。図3における「種別」は、分散管理装置5に接続されている機器の種類であり、図示例では「照明」と「計量」とがある。
また、「設定順」の蘭には、入力フォームと入力蘭と種別との組み合わせについて出現回数を示している。図3では、「No.」が「7」と「9」とでは、設定値(value)が異なっているが、(入力フォーム−入力蘭−種別)が(network−address−計量)で一致しており、「7」が最初に出現しているから設定順は「1」であり、「9」は2回目に出現しているから設定順は「2」になっている。つまり、設定順は、同種の入力フォームで同種の設定値が入力された回数を表していることになる。
上述のように、履歴記憶手段6に「種別」を登録している場合には、候補提示手段7では(入力フォーム−入力蘭−種別)の組み合わせを照合し、この組み合わせが一致している場合に、履歴記憶手段6においてこの組み合わせに関係付けた設定値を候補値として入力蘭に提示ことができる。すなわち、機器の種別を用いて候補値を絞り込むことにより、信頼性の高い候補値を提示することができる。(入力フォーム−入力蘭)の組み合わせや、(入力フォーム−入力蘭−種別)の組み合わせを用いて候補値を提示する場合には、複数個の候補値が出現することがあるが、この場合には入力蘭に複数個の候補値をポップアップさせる形で列挙してもよい。
履歴記憶手段6に設定順を登録している場合には、(入力フォーム−入力蘭−種別)の組み合わせに加えて、設定値として同じ値を用いた履歴も候補値の絞り込みに利用する。すなわち、設定順に登録されている値によれば、(入力フォーム−入力蘭−種別)の組み合わせが同じであるレコードが履歴記憶手段6に何個登録されているかがわかる。そこで、設定値を入力しようとする入力蘭について、(入力フォーム−入力蘭−種別)の組み合わせが決まると、履歴記憶手段6の設定順の蘭を参照し、(入力フォーム−入力蘭−種別)の組み合わせが入力蘭に対応しているレコードのうち設定順の大きいほうから(つまり、最新のレコードから)規定の複数個(たとえば、2個)を取り出す。ここで、それぞれのレコードの設定値が一致しているときに、当該設定値を候補値として提示するのである。このように、(入力フォーム−入力蘭−種別)の組み合わせに加えて、同じ設定値が連続して複数回利用されているときに、当該設定値を候補値とすれば、候補値をより確実に絞り込むことができる。
上述したように、分散管理装置5の設定値を遠隔管理装置4で設定する際に、設定値を入力する入力蘭に候補値を提示するから、候補値が適正であれば候補値をそのまま設定値に用いることが可能になり、多数個の設定値を個別に手作業で入力する場合に比較すると、設定値の入力作業の手間を削減することができる。とくに、上述のように「種別」や「設定順」を利用して候補値を絞り込む場合には、設定値として利用可能な候補値が提示される確率が高くなり、設定値の入力作業を省力化することができる。
候補提示手段7において「設定順」を利用する場合の候補提示手段7の処理手順を図4に示す。遠隔管理装置4のモニタ装置22の画面に設定値を入力する際には、まず遠隔管理装置4のブラウザ機能を用いて履歴記憶手段6を設けた分散管理装置5をサーバとしてアクセスし、HTTPメソッドに従ってPOSTとGETとのいずれかに分岐する(S1)。GETは、モニタ装置22の画面に表示した入力フォームで設定値を入力するにあたり可能な限り候補値を利用するために候補値を取得する処理を含み、POSTは、遠隔管理装置4からの設定値を分散管理装置5に送信するにあたり履歴記憶手段6に履歴を記憶させる処理を含む。
ステップS1において遠隔管理装置4から受信した電文中でPOSTが選択されていると、当該電文を履歴記憶手段6に記憶させる(S2)。また、遠隔管理装置4からの要求を対象となる分散管理装置5に送信し(S3)、さらに分散管理装置5からの応答を遠隔管理装置4に返信する(S4)。このように、POSTが選択されていると、対象となる分散管理装置5に設定値が設定される。
一方、ステップS1において遠隔管理装置4から受信した電文中でGETが選択されていると、まず対象となる分散管理装置5に関して履歴記憶手段6と照合するためのデータを抽出する(S5)。次に、機器と入力フォームとを履歴記憶手段6と照合し(S6)、同機器かつ同入力フォームのデータが履歴記憶手段6に存在するときには、(入力フォーム−入力蘭−種別)の組が一致する最新の連続した2個のレコードを抽出する(S7)。ここで、抽出したレコードにおける設定値の値を比較し(S8)、両者が一致している場合は、当該値を遠隔管理装置4に設定値の候補値としてラベル(たとえば、「推奨値」)を付与する(S9)。こうして取得した候補値は遠隔管理装置4に提示される(S10)。
候補提示手段7において上述の処理を行うことによって、遠隔管理装置4に設けたモニタ装置22の画面に候補値を推奨値などとして提示することが可能になる。この候補値を選択する場合にはモニタ装置22の画面上で決定の操作を行えば、上述したPOSTを含む電文が送信され、目的の分散管理装置5に候補値を含む設定値を設定することが可能になる。つまり、過去に類似した設定値を利用している場合には、候補値が自動的に提示されることにより、設定値を入力する際の入力作業の省力化がなされることになる。
実施形態を示すブロック図である。 同上における入力蘭の例を示す図である。 同上に用いる履歴記憶手段の記憶内容の例を示す図である。 同上の候補提示手段の動作説明図である。
符号の説明
1 制御ユニット(分散管理装置)
2 計量ユニット(分散管理装置)
3 エリアユニット(分散管理装置)
4 遠隔管理装置
5 分散管理装置
6 履歴記憶手段
7 候補提示手段
11 照明機器(機器)
12 計量機器(機器)
22 モニタ装置
23 画面形成手段

Claims (4)

  1. 情報通信網を用いることにより複数の機器に関して遠隔で監視と制御との少なくとも一方を行う機器管理システムであって、モニタ装置を有し対話的に操作される遠隔管理装置と、情報通信網を通して遠隔管理装置から与えられる設定値に従って機器を管理する分散管理装置とを有する機器管理システムであって、遠隔管理装置から分散管理装置に与えた設定値の履歴を記憶する履歴記憶手段と、設定値を入力する入力蘭を有した入力フォームを設定値の内容に応じてモニタ装置の画面に表示させる画面形成手段と、画面形成手段が形成した入力フォームで入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段にすでに記憶されているときに記憶されている設定値を候補値として該当する入力欄に提示する候補提示手段とを有することを特徴とする機器管理システム。
  2. 前記履歴記憶手段は、前記画面形成手段が形成した入力フォームおよび入力蘭と設定値とを関連付けて記憶し、前記候補提示手段は、設定値を入力する入力フォームおよび入力蘭を選択したときに、選択した入力フォームおよび入力蘭と一致する入力フォームおよび入力蘭に関係付けた設定値を履歴記憶手段から選択して候補値として提示することを特徴とする請求項1記載の機器管理システム。
  3. 前記機器は複数種類あり、前記履歴記憶手段は前記設定値を前記機器に関係付けて記憶し、前記候補提示手段は、前記画面形成手段が形成した入力フォームで入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段にすでに記憶されているときに、記憶されている設定値のうち同種の機器に関する設定値を候補値として該当する入力欄に提示することを特徴とする請求項1又は2記載の機器管理システム。
  4. 前記履歴記憶手段は前記画面形成手段が形成した同種の入力フォームで同種の設定値が入力された回数を記憶し、前記候補提示手段は、前記画面形成手段が形成した入力フォームで入力する設定値と同種の設定値が履歴記憶手段にすでに記憶されているときに、同種の設定値に関して同じ値が規定の複数回連続して入力されていれば、記憶されている設定値を候補値として該当する入力蘭に提示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器管理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015228076A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 三菱電機株式会社 設備機器システム、および、コントローラ
JP2016012227A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 機器管理システム、機器管理装置および機器管理方法

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