JP2015228076A - 設備機器システム、および、コントローラ - Google Patents

設備機器システム、および、コントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2015228076A
JP2015228076A JP2014112717A JP2014112717A JP2015228076A JP 2015228076 A JP2015228076 A JP 2015228076A JP 2014112717 A JP2014112717 A JP 2014112717A JP 2014112717 A JP2014112717 A JP 2014112717A JP 2015228076 A JP2015228076 A JP 2015228076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
unit
schedule data
data
related data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014112717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6165106B2 (ja
Inventor
真 勝倉
Makoto Katsukura
真 勝倉
太一 石阪
Taichi Ishizaka
太一 石阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014112717A priority Critical patent/JP6165106B2/ja
Publication of JP2015228076A publication Critical patent/JP2015228076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6165106B2 publication Critical patent/JP6165106B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】分散して管理されているデータを集めて変更可能とすると共に、変更されたデータを同一のタイミングで更新することのできる設備機器システム等を提供する。
【解決手段】スケジュールデータ取得要求部130は、サブコントローラ200にスケジュールデータを要求して取得する。取得したスケジュールデータに対する変更がなされると、スケジュールデータ更新要求部140は、変更されたスケジュールデータをサブコントローラ200に送信して更新を要求する。スケジュールデータ更新処理部230は、更新要求に対する受諾通知をメインコントローラ100に送信し、変更されたスケジュールデータを自身のフラッシュメモリに書き込む。一方、スケジュールデータ更新要求部140は、サブコントローラ200からの受諾通知を契機に、変更後のスケジュールデータを自身のフラッシュメモリに書き込む。
【選択図】図2

Description

本発明は、設備機器を制御する複数のコントローラがネットワークを介して接続された設備機器システム、および、コントローラに関する。
近年、ビル等の建物内において、空調機器や照明機器などの設備機器を制御(監視等も含む)する設備機器システムが配置されている。一例として、このような設備機器システムは、コントローラが複数の設備機器を制御可能となっている。また、大規模な設備機器システムともなると、例えば、フロア毎にコントローラが配置され、各コントローラがフロア内の各設備機器を制御するようになっている。
このようなシステムの一例として、特許文献1には、ビル内の設備状況を外部から確認できる設備監視システムの発明が開示されている。この設備監視システムでは、監視サーバ装置が、インターネットを通じて外部の装置(監視情報表示装置)と通信可能であり、また、LANを通じて内部の装置(各監視装置)とも通信可能となっている。監視サーバ装置は、監視情報表示装置からのリクエストに応じて、複数の設備機器(非常灯)を監視している監視装置(要求された監視装置)にアクセスし、監視装置からファイルを取得する。そして、監視サーバ装置は、取得したファイルを監視情報表示装置へ提供して表示させる。
特開2007−316863号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された設備監視システムでは、分散して管理されているデータを集めて変更可能とすることができなかった。つまり、特許文献1の設備監視システムにおいて、監視サーバ装置は、監視情報表示装置からのリクエストを監視装置にリダイレクトしているだけであり、結局のところ、個々の監視装置がリクエストに応答していることになる。そのため、監視サーバ装置は、そのようなリクエストの中継処理を行うことで、監視装置のファイルを表示(表示可能に提供)できるものの、そのファイルの内容を変更することまではできなかった。
また、特許文献1の設備監視システムでは、仮に、監視サーバ装置側でファイルの内容を変更したとしても、監視サーバ装置と監視装置とで一括してファイルを更新することができなかった。つまり、集めたデータを変更したとしても、同一のタイミングで更新することができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、分散して管理されているデータを集めて変更可能とすると共に、変更されたデータを同一のタイミングで更新することのできる設備機器システム、および、コントローラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る設備機器システムは、
設備機器を制御する第1及び第2のコントローラがネットワークを介して接続された設備機器システムであって、
前記第1のコントローラは、
前記設備機器の制御に関する関連データを格納するための第1の記憶部と、
前記第2のコントローラに対して関連データの取得を要求し、前記第2のコントローラから送られた前記関連データを取得するデータ取得要求部と、
前記第2のコントローラから取得した前記関連データに対する変更が、ユーザの操作に従ってなされると、変更後関連データを前記第2のコントローラに送信して更新を要求するデータ更新要求部と、を備え、
前記第2のコントローラは、
前記設備機器の制御に関する関連データを格納するための第2の記憶部と、
前記第1のコントローラからの取得要求に応答して、前記第2の記憶部に格納されている前記関連データを読み出して前記第1のコントローラに送信するデータ取得処理部と、
前記第1のコントローラから送られた前記変更後関連データ、及び、更新要求に応答して、前記変更後関連データを前記第2の記憶部に書き込むデータ更新処理部と、を備え、
前記第2のコントローラにおける前記データ更新処理部は、前記変更後関連データを前記第2の記憶部に書き込む前に、前記更新要求に対する受諾通知を前記第1のコントローラに送信し、
前記第1のコントローラにおける前記データ更新要求部は、前記第2のコントローラから送られた前記受諾通知を契機に、前記変更後関連データを前記第1の記憶部に書き込む、
ことを特徴とする。
本発明によれば、第2のコントローラが保持している関連データが第1のコントローラに集められて変更可能となる。そして、変更後関連データが第1のコントローラから第2のコントローラに送られた後、更新要求に対する受諾通知の送受信を契機に、第1及び第2のコントローラで変更後関連データの書き込みが行われる。これによって、分散して管理されているデータを集めて変更可能とすると共に、変更されたデータを同一のタイミングで更新することができる。
本発明の実施形態1に係る空調システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 メインコントローラおよびサブコントローラの機能構成の一例を示すブロック図である。 スケジュールデータの取得動作を説明するためのフローチャートである。 スケジュールデータの更新動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る空調システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。以下では、具体例として、本発明が空調システムに適用される場合について説明するが、後述するように、他のシステムにおいても同様に本発明を適用することができる。すなわち、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る空調システム1の全体構成の一例を示すブロック図である。
図示するように、空調システム1は、各空調機300を制御するメインコントローラ100および各サブコントローラ200が、LAN(Local Area Network)等のネットワーク10を介して接続されて構成される。この空調システム1は、例えば、ビル等の建物に配置され、建物内の全ての空調機300を制御(監視等も含む)する。一例として、メインコントローラ100やサブコントローラ200は、各フロアに配置され、それぞれ、フロア内の各空調機300を制御する。
具体的に、メインコントローラ100は、1階フロアに配置され、同フロア内の空調機300a〜300cと制御バス20aを介して接続されている。また、サブコントローラ200aは、2階フロアに配置され、同フロア内の空調機300d〜300fと制御バス20bを介して接続されている。そして、サブコントローラ200bは、3階フロアに配置され、同フロア内の空調機300g〜300iと制御バス20cを介して接続されている。
なお、図1に示す空調システム1の構成は一例であり、実際に配置する建物の階数や間取りに応じて、サブコントローラ200や空調機300の数等を適宜変更可能である。
メインコントローラ100およびサブコントローラ200(200a,200b)は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信ユニット、不揮発性メモリ(一例として、フラッシュメモリ)、液晶表示ユニット、及び、タッチパネルなどを含んで構成されるコントローラである。
メインコントローラ100および各サブコントローラ200は、ネットワーク10を介して互いに通信を行い、また、制御バス20(20a〜20c)を介して各空調機300を制御する。
なお、メインコントローラ100およびサブコントローラ200の詳細については、後述する。
空調機300(300a〜300i)は、例えば、膨張弁および負荷側熱交換器などを有し、図示せぬ室外機と配管により接続されている。空調機300は、負荷側熱交換器において冷媒を蒸発または凝縮させ、対象空間の空気調和を行う。
なお、図1の空調機300は、一例として、天井埋め込み型の空調機(室内機)を示しているが、他に、壁掛け型や据え置き型の空調機であってもよい。
図2は、メインコントローラ100およびサブコントローラ200の機能構成の一例を示すブロック図である。以下、このブロック図を参照して、メインコントローラ100およびサブコントローラ200を順に説明する。
最初に、メインコントローラ100は、図2に示すように、通信部110と、Webサーバ120と、スケジュールデータ取得要求部130と、スケジュールデータ更新要求部140と、WebSocketクライアント150と、復号化部160と、暗号化部170と、スケジュールデータ180(180a,180b)と、使用区画管理部190とを含んで構成される。
なお、通信部110は、例えば、上述した通信ユニットによって実現される。また、Webサーバ120〜暗号化部170は、例えば、上述したCPU,ROM,RAMによって実現される。つまり、Webサーバ120〜暗号化部170は、ROMなどに格納されたプログラムをRAMに読み出して、CPUが実行することにより実現される。そして、スケジュールデータ180及び使用区画管理部190は、例えば、上述したフラッシュメモリによって実現される。なお、この使用区画管理部190は、上述したCPU,ROM,RAMによって実現されてもよい。
また、図2では省略しているが、メインコントローラ100は、表示部や操作受け付け部も備えている。
表示部は、例えば、上述した液晶表示ユニットによって実現され、種々の画面(例えば、スケジュール設定画面等)を表示する。また、操作受け付け部は、例えば、上述したタッチパネルによって実現され、表示部に表示された設定画面内に配置されたボタン画像(例えば、スケジュール設定ボタン等)の押下(ユーザの指等による押下操作)を受け付ける。
通信部110は、ネットワーク10を介して、サブコントローラ200と通信を行う。例えば、通信部110は、スケジュールデータ取得要求部130やスケジュールデータ更新要求部140に制御され、サブコントローラ200との間で、スケジュールデータ等を送受信する。
その際、通信部110は、WebSocketクライアント150の制御に従って、WebSocket規格に沿った通信を行う。このWebSocket規格についての詳細は、後述するWebSocketクライアント150と共に説明する。
Webサーバ120は、HTML(Hyper Text Markup Language)形式のデータや画像を、ブラウザなどからの要求に応じて供給する。
スケジュールデータ取得要求部130は、通信部110を制御して、サブコントローラ200に対して、スケジュールデータを要求する(取得要求を発行する)。そして、要求したスケジュールデータを、通信部110を通じて取得すると、スケジュールデータ取得要求部130は、取得したスケジュールデータを復号化部160によって復号化する。つまり、サブコントローラ200から送られるスケジュールデータは、後述するように暗号化(メインコントローラ100の公開鍵にて暗号化)されているため、自身(メインコントローラ100)の秘密鍵を用いて復号化(解凍)する。
スケジュールデータ取得要求部130は、復号化したスケジュールデータをRAM等の一時記憶領域に、仮スケジュールデータとして保存する。
このように得られた仮スケジュールデータを元にして、メインコントローラ100の液晶ユニット(表示部)には、サブコントローラ200が管理する空調機300のスケジュール設定画面が表示される。そして、ユーザは、メインコントローラ100のタッチパネル(操作受け付け部)からスケジュール設定画面を操作して、仮スケジュールデータの変更が行えるようになる。
スケジュールデータ更新要求部140は、仮スケジュールデータの変更が確定すると(例えば、スケジュール設定画面内に配置された「スケジュール設定ボタン」がユーザによって押下されると)、一時スケジュールデータ(変更されたスケジュールデータ)を作成する。そして、一時スケジュールデータを暗号化部170によって暗号化する。つまり、サブコントローラ200の公開鍵を用いて暗号化する。
スケジュールデータ更新要求部140は、通信部110を制御して、暗号化したスケジュールデータ(変更されたスケジュールデータ)をサブコントローラ200に送信すると共に、そのスケジュールデータの更新予約を要求する。
また、スケジュールデータ更新要求部140は、更新予約を承諾した旨の通知(より詳細には、スケジュールデータの更新予約完了通知)を、通信部110を通じてサブコントローラ200から取得すると、変更されたスケジュールデータを自身(メインコントローラ100)のフラッシュメモリに書き込む。なお、後述するように、フラッシュメモリには、スケジュールデータを格納するための領域が複数区画(一例として、A区画およびB区画)設けられており、スケジュールデータ更新要求部140は、使用区画管理部190が使用区画として指し示していない方の区画に、変更されたスケジュールデータを書き込む。
WebSocketクライアント150は、通信部110を制御して、サブコントローラ200との間の通信を、WebSocket規格に沿って行う。
なお、WebSocket(ウェブソケット)規格は、コンピュータ・ネットワーク用の通信規格の1つであり、サーバとクライアントとの間の通信のための双方向通信用の技術規格である。このWebSocket規格には、専用のAPI(Application Programming Interface)とプロトコルが規定されており、TCP(Transmission Control Protocol)上で動作する。サーバとクライアント間のデータのやり取りが頻繁に発生する場合、従来のHTTP(Hypertext Transfer Protocol)では、あくまでクライアント側(接続する側)からサーバ側(接続される側)にデータの送信要求を出す部に過ぎず、サーバ側からクライアントにデータをプッシュ配信することが難しかった。これに対して、WebSocket規格では、サーバとクライアントが一度コネクションを行った後は、必要な通信を全てそのコネクション上で専用のプロトコルを用いて行う。そのため、従来の手法に比べて、通信ロスを低減できることや、同一サーバに接続する他のアプリケーションへの影響が少ない(1つのコネクションで全てのデータ送受信が行えるため)などのメリットがある。
復号化部160は、SSL(Secure Sockets Layer)と呼ばれる公開鍵暗号方式を用いて、データの暗号化・復号化を行う内の、復号化を担う。
例えば、復号化部160は、自身(メインコントローラ100)の秘密鍵を用いて、スケジュールデータを復号化する。つまり、メインコントローラ100の公開鍵にて暗号化されたスケジュールデータを、サブコントローラ200から取得した際に、その暗号化されたスケジュールデータを、メインコントローラ100の秘密鍵を用いて復号化する。
暗号化部170は、SSLと呼ばれる公開鍵暗号方式を用いて、データの暗号化・復号化を行う内の、暗号化を担う。
例えば、暗号化部170は、サブコントローラ200の公開鍵を用いて、スケジュールデータを暗号化する。つまり、変更されたスケジュールデータをスケジュールデータ更新要求部140がサブコントローラ200に送る際に、送り先のサブコントローラ200の公開鍵を用いて、そのスケジュールデータを暗号化する。そのために、暗号化部170は、サブコントローラ200a,200b両方の公開鍵を保持している。
スケジュールデータ180(180a,180b)は、自身(メインコントローラ100)のフラッシュメモリに格納されたスケジュールデータを示している。スケジュールデータ180は、例えば、サブコントローラ200から取得したスケジュールデータが変更された後にフラッシュメモリに書き込まれて格納される。
なお、フラッシュメモリには、スケジュールデータを格納するための領域として、例えば、A区画およびB区画が設けられている。そして、スケジュールデータ180aは、例えば、A区画に格納されたスケジュールデータを表している。一方、スケジュールデータ180bは、例えば、B区画に格納されたスケジュールデータを表している。これらA区画およびB区画は、以下に説明する使用区画管理部190によって、何れの区画が使用区画(空調機300の制御に使用するための使用区画)であるかが指し示されており、使用区画として指し示されている方のスケジュールデータ180が、空調機300の制御に実際に使用されるようになっている。
また、フラッシュメモリに設けられた区画数は、複数であればよく、例えば、A区画、B区画、及び、C区画からなる3つの区画が設けられていてもよい。その場合、使用区画管理部190は、全区画のうちの1つを、使用区画として指し示すものとする。
使用区画管理部190は、フラッシュメモリに設けられたA区画およびB区画の何れを、空調機300の制御に使用するための使用区画とするかを指し示している。
上述したように、スケジュールデータ更新要求部140は、使用区画管理部190が使用区画として指し示していない方の区画に、変更されたスケジュールデータを書き込む。
そして、使用区画管理部190は、一定時間後に、使用区画を切り替える。例えば、使用区画管理部190は、上述した更新予約の要求に受諾した旨の通知(より詳細には、スケジュールデータの更新予約完了通知)が、サブコントローラ200から送られた時点から一定時間経過後に、スケジュールデータ更新要求部140がスケジュールデータを書き込んだ区画を、使用区画として指し示す。
次に、サブコントローラ200は、図2に示すように、通信部210と、スケジュールデータ取得処理部220と、スケジュールデータ更新処理部230と、WebSocketサーバ240と、復号化部250と、暗号化部260と、スケジュールデータ270(270a,270b)と、使用区画管理部280とを含んで構成される。
なお、通信部210は、例えば、上述した通信ユニットによって実現される。また、スケジュールデータ取得処理部220〜暗号化部260は、例えば、上述したCPU,ROM,RAMによって実現される。つまり、スケジュールデータ取得処理部220〜暗号化部260は、ROMなどに格納されたプログラムをRAMに読み出して、CPUが実行することにより実現される。そして、スケジュールデータ270及び使用区画管理部280は、例えば、上述したフラッシュメモリによって実現される。なお、この使用区画管理部280は、上述したCPU,ROM,RAMによって実現されてもよい。
また、サブコントローラ200にも、メインコントローラ100と同様に、表示部や操作受け付け部を備えていてもよい。
通信部210は、ネットワーク10を介して、メインコントローラ100と通信を行う。例えば、通信部210は、スケジュールデータ取得処理部220やスケジュールデータ更新処理部230に制御され、メインコントローラ100との間で、スケジュールデータ等を送受信する。
その際、通信部210は、WebSocketサーバ240の制御に従って、WebSocket規格に沿って通信を行う。
スケジュールデータ取得処理部220は、通信部210を通じて、スケジュールデータの取得要求をメインコントローラ100から取得する。そして、スケジュールデータ取得処理部220は、自身(サブコントローラ200)のフラッシュメモリからスケジュールデータ(より詳細には、使用区画管理部280が使用区画として指し示している区画から読み出したスケジュールデータ270)を読み出し、暗号化部260によって暗号化する。つまり、メインコントローラ100の公開鍵を用いて暗号化する。
スケジュールデータ取得処理部220は、通信部210を制御して、暗号化したスケジュールデータをメインコントローラ100に送信する。
スケジュールデータ更新処理部230は、通信部210を通じて、スケジュールデータ(変更されたスケジュールデータ)とその更新予約の要求を、メインコントローラ100から取得する。スケジュールデータ更新処理部230は、取得したスケジュールデータを復号化部250によって復号化する。つまり、メインコントローラ100から送られるスケジュールデータは、上述したように暗号化(サブコントローラ200の公開鍵にて暗号化)されているため、自身(サブコントローラ200)の秘密鍵を用いて復号化する。
復号化を通じてスケジュールデータに改竄や欠損がないことを確認すると、スケジュールデータ更新処理部230は、通信部210を制御して、スケジュールデータの更新予約完了通知をメインコントローラ100に送信する。
そして、スケジュールデータ更新処理部230は、スケジュールデータ(変更されたスケジュールデータ)を自身(サブコントローラ200)のフラッシュメモリに書き込む。なお、フラッシュメモリには、スケジュールデータを格納するための領域が複数区画(一例として、A区画およびB区画)設けられており、スケジュールデータ更新処理部230は、使用区画管理部280が使用区画として指し示していない方の区画に、変更されたスケジュールデータを書き込む。
WebSocketサーバ240は、通信部210を制御して、メインコントローラ100との間の通信を、WebSocket規格に沿って行う。
復号化部250は、SSLと呼ばれる公開鍵暗号方式を用いて、データの暗号化・復号化を行う内の、復号化を担う。
例えば、復号化部250は、自身(サブコントローラ200)の秘密鍵を用いて、スケジュールデータを復号化する。つまり、サブコントローラ200の公開鍵にて暗号化されたスケジュールデータを、メインコントローラ100から取得した際に、その暗号化されたスケジュールデータを、サブコントローラ200の秘密鍵を用いて復号化する。
暗号化部260は、SSLと呼ばれる公開鍵暗号方式を用いて、データの暗号化・復号化を行う内の、暗号化を担う。
例えば、暗号化部260は、メインコントローラ100の公開鍵を用いて、スケジュールデータを暗号化する。つまり、取得が要求されたスケジュールデータをスケジュールデータ取得処理部220がメインコントローラ100に送る際に、メインコントローラ100の公開鍵を用いて、そのスケジュールデータを暗号化する。
スケジュールデータ270(270a,270b)は、自身(サブコントローラ200)のフラッシュメモリに格納されたスケジュールデータを示している。スケジュールデータ270は、例えば、メインコントローラ100から送られたスケジュールデータ(変更されたスケジュールデータ)がフラッシュメモリに書き込まれて格納される。
なお、フラッシュメモリには、スケジュールデータを格納するための領域として、例えば、A区画およびB区画が設けられている。そして、スケジュールデータ270aは、例えば、A区画に格納されたスケジュールデータを表している。一方、スケジュールデータ270bは、例えば、B区画に格納されたスケジュールデータを表している。これらA区画およびB区画は、以下に説明する使用区画管理部280によって、何れの区画が使用区画であるかが指し示されており、使用区画として指し示されている方のスケジュールデータ270が実際の制御等に使用されるようになっている。
また、フラッシュメモリに設けられた区画数は、複数であればよく、例えば、A区画、B区画、及び、C区画からなる3つの区画が設けられていてもよい。その場合、使用区画管理部280は、全区画のうちの1つを、使用区画として指し示すものとする。
使用区画管理部280は、フラッシュメモリに設けられたA区画およびB区画の何れを使用区画とするかを指し示す。
上述したように、スケジュールデータ更新処理部230は、使用区画管理部280が使用区画として指し示していない方の区画に、変更されたスケジュールデータを書き込む。
そして、使用区画管理部280は、一定時間後に、使用区画を切り替える。例えば、使用区画管理部280は、上述した更新予約の要求に受諾した旨の通知(より詳細には、スケジュールデータの更新予約完了通知)を、メインコントローラ100に送った時点から一定時間経過後に、スケジュールデータ更新処理部230がスケジュールデータを書き込んだ区画を、使用区画として指し示す。
このような構成の空調システム1の動作について、以下、図3,4を参照して説明する。図3は、スケジュールデータの取得動作を説明するためのフローチャートである。また、図4は、スケジュールデータの更新動作を説明するためのフローチャートである。
最初に、図3を参照して、スケジュールデータの取得動作を説明する。このスケジュールデータの取得動作は、例えば、メインコントローラ100の液晶ユニット(表示部)に、どの空調機300のスケジュールデータを変更するかや、その際どの空調機300のスケジュールデータを元に変更するかなどを含んだ選択画面が表示され、タッチパネル(操作受け付け部)からユーザの指示を受け付けた後に、開始される。
まず、メインコントローラ100のスケジュールデータ取得要求部130は、通信部110を制御して、サブコントローラ200に対して、スケジュールデータの取得を要求する(ステップS11)。
例えば、スケジュールデータ取得要求部130は、ユーザに選択された空調機300(スケジュールデータを変更する空調機300)が、何階のフロアに配置されており、何れのサブコントローラ200で管理されているのかを自動判別する。一例として、スケジュールデータ取得要求部130は、各空調機300とフロアとの対応を規定した情報や、各サブコントローラ200とフロアとの対応を規定した情報に基づいて、選択された空調機300のスケジュールデータを管理するサブコントローラ200を特定する。そして、スケジュールデータ取得要求部130は、特定したサブコントローラ200に対して、スケジュールデータの取得を要求する。
サブコントローラ200のスケジュールデータ取得処理部220は、スケジュールデータの暗号化を行う(ステップS12)。
すなわち、スケジュールデータ取得処理部220は、通信部210を通じて、スケジュールデータの取得要求をメインコントローラ100から取得すると、自身(サブコントローラ200)のフラッシュメモリからスケジュールデータ(より詳細には、使用区画管理部280が使用区画として指し示されている区画に格納されているスケジュールデータ270)を読み出し、暗号化部260によって暗号化する。つまり、メインコントローラ100の公開鍵を用いて暗号化する。
スケジュールデータ取得処理部220は、スケジュールデータをメインコントローラ100に送信する(ステップS13)。つまり、スケジュールデータ取得処理部220は、通信部210を制御して、暗号化したスケジュールデータをメインコントローラ100に送信する。
スケジュールデータ取得要求部130は、スケジュールデータを復号化し、仮スケジュールデータとして保存する(ステップS14)。
すなわち、要求したスケジュールデータを、通信部110を通じて取得すると、スケジュールデータ取得要求部130は、取得したスケジュールデータを復号化部160によって復号化する。つまりメインコントローラ100の公開鍵にて暗号化されたスケジュールデータを、自身(メインコントローラ100)の秘密鍵を用いて復号化する。そして、スケジュールデータ取得要求部130は、復号化したスケジュールデータをRAM等の一時記憶領域に、仮スケジュールデータとして保存する。
スケジュールデータ取得要求部130は、スケジュールデータを表示部に表示させる(ステップS15)。
すなわち、スケジュールデータ取得要求部130は、このように得られた仮スケジュールデータを元にして、メインコントローラ100の液晶ユニットに、サブコントローラ200が管理する空調機300のスケジュール設定画面を表示する。このため、ユーザは、メインコントローラ100のタッチパネル(操作受け付け部)からスケジュール設定画面を操作して、仮スケジュールデータの変更が行えるようになる。
次に、図4を参照して、スケジュールデータの更新動作を説明する。このスケジュールデータの更新動作は、例えば、上述したスケジュール設定画面を、ユーザがタッチパネルから操作して、仮スケジュールデータの変更を行った後、変更の完了を示す「スケジュール設定ボタン」がユーザによって押下されると、開始される。
まず、メインコントローラ100のスケジュールデータ更新要求部140は、一時スケジュールデータを作成する(ステップS21)。つまり、スケジュールデータ更新要求部140は、変更されたスケジュールデータを示す一時スケジュールデータを作成し、例えば、RAM等の一時記憶領域に保存する。
スケジュールデータ更新要求部140は、スケジュールデータの暗号化を行う(ステップS22)。
すなわち、スケジュールデータ更新要求部140は、一時スケジュールデータを暗号化部170によって暗号化する。つまり、サブコントローラ200の公開鍵を用いて暗号化する。
スケジュールデータ更新要求部140は、スケジュールデータをサブコントローラ200に送信し、更新予約を要求する(ステップS23)。
すなわち、スケジュールデータ更新要求部140は、通信部110を制御して、暗号化したスケジュールデータ(変更されたスケジュールデータ)をサブコントローラ200に送信すると共に、そのスケジュールデータの更新予約を要求する。
サブコントローラ200のスケジュールデータ更新処理部230は、スケジュールデータの復号化を行う(ステップS24)。
すなわち、スケジュールデータ更新処理部230は、取得したスケジュールデータを復号化部250によって復号化する。つまり、メインコントローラ100から送られるスケジュールデータは、サブコントローラ200の公開鍵にて暗号化されているため、復号化部250にて復号化する。つまり、自身(サブコントローラ200)の秘密鍵を用いて復号化する。
スケジュールデータ更新処理部230は、受領データを確認する(ステップS25)。
すなわち、スケジュールデータ更新処理部230は、復号化を通じてスケジュールデータに改竄や欠損がないことを確認する。なお、データが欠損していたり、改変されていた場合は、スケジュールデータを正常に復号化できないため、ここで破棄される。
スケジュールデータ更新処理部230は、スケジュールデータの更新予約完了通知をメインコントローラ100に送信する(ステップS26)。
すなわち、更新予約を承諾した旨の通知であるスケジュールデータの更新予約完了通知を、スケジュールデータ更新処理部230は、通信部210を制御して、メインコントローラ100に送信する。
なお、この時点では、メインコントローラ100,サブコントローラ200共に、スケジュールデータを、フラッシュメモリに書き込んでいない。また、スケジュールデータの更新予約完了通知は、非常に小さいデータのため、即時にメインコントローラ100に到着する。すなわち、この間の時間遅れはほとんど無視できる。そして、以下に示すように、この直後に、メインコントローラ100,サブコントローラ200共に、更新されたスケジュールデータをフラッシュメモリ(使用区画とは異なる区画)に書き込み始める。
スケジュールデータ更新要求部140は、フラッシュメモリへのデータの書き込みを行う(ステップS27)。
すなわち、サブコントローラ200からのスケジュールデータの更新予約完了通知を、通信部110を通じて取得すると、スケジュールデータ更新要求部140は、変更されたスケジュールデータを自身(メインコントローラ100)のフラッシュメモリに書き込む。その際、スケジュールデータ更新要求部140は、使用区画管理部190が使用区画として指し示していない方の区画に、変更されたスケジュールデータを書き込む。
また、同一のタイミングで、スケジュールデータ更新処理部230は、フラッシュメモリへのデータの書き込みを行う(ステップS28)。
すなわち、スケジュールデータ更新処理部230は、復号化したスケジュールデータ(変更されたスケジュールデータ)を自身(サブコントローラ200)のフラッシュメモリに書き込む。その際、スケジュールデータ更新処理部230は、使用区画管理部280が使用区画として指し示していない方の区画に、変更されたスケジュールデータを書き込む。
なお、これらステップS27,S28では、どちらのコントローラも同じ速度でフラッシュメモリに書き込んでいく。フラッシュメモリへの書き込み時間は、書き込むデータのサイズに比例するため、メインコントローラ100,サブコントローラ200共に、ほぼ同時にフラッシュメモリへの書き込みが完了する。
スケジュールデータ更新要求部140は、一定時間待つ(ステップS29)。つまり、スケジュールデータ更新要求部140は、スケジュールデータの更新予約完了通知を受信した時点から、一定時間の経過を待つ。
また、同様に、スケジュールデータ更新処理部230は、一定時間待つ(ステップS30)。つまり、スケジュールデータ更新処理部230は、スケジュールデータの更新予約完了通知をメインコントローラ100に送信した時点から、一定時間の経過を待つ。
なお、これらステップS29,S30の待ち時間により、スケジュールデータを読み込み中だった場合でも読み込みが完了し、不整合が発生することを防止できる。つまり、使用区画のスケジュールデータの読み込み途中でないことが保証される。
スケジュールデータ更新要求部140は、フラッシュメモリの使用区画を切り替える(ステップS31)。
すなわち、スケジュールデータ更新要求部140は、使用区画管理部190に使用区画の切替を指示する。つまり、使用区画管理部190は、上述したステップS27にてスケジュールデータ更新要求部140がスケジュールデータを書き込んだ区画を、使用区画として指し示す。
また、同一のタイミングで、スケジュールデータ更新処理部230は、フラッシュメモリの使用区画を切り替える(ステップS32)。
すなわち、スケジュールデータ更新処理部230は、使用区画管理部280に使用区画の切替を指示する。つまり、使用区画管理部280は、上述したステップS28にてスケジュールデータ更新処理部230がスケジュールデータを書き込んだ区画を、使用区画として指し示す。
なお、これらステップS31,S32により、メインコントローラ100,サブコントローラ200の両方で更新されたスケジュールデータは、同一のタイミングで空調機300の制御に使用可能となる。
スケジュールデータ更新要求部140は、一時スケジュールデータを破棄する(ステップS33)。つまり、スケジュールデータ更新要求部140は、フラッシュメモリへの書き込みが終了したため、不要となった一時スケジュールデータを破棄する。
以上説明したように、メインコントローラ100からの取得要求に応答して、サブコントローラ200のフラッシュメモリに格納されているスケジュールデータが読み出されてメインコントローラ100に送信される。そして、このスケジュールデータに対する変更がメインコントローラ100が操作されてなされると、変更されたスケジュールデータがサブコントローラ200に送信される。サブコントローラ200は、変更されたスケジュールデータを自身のフラッシュメモリに書き込む前に、スケジュールデータの更新予約完了通知をメインコントローラ100に送信する。そして、メインコントローラ100は、このスケジュールデータの更新予約完了通知を契機に、変更されたスケジュールデータを自身のフラッシュメモリに書き込む。
これによって、分散して管理されているデータを集めて変更可能とすると共に、変更されたデータを同一のタイミングで更新することができる。
また、メインコントローラ100とサブコントローラ200との間で、スケジュールデータを送受信する際に、暗号化と復号化とを行っているため、改変や盗聴などの危険性を排除し、安全に集めて、更新することができる。
(実施形態2)
上記の実施形態1に係る空調システム1は、上述した図1に示す構成であったが、他に図5に示すような構成としてもよい。
図5に示す本発明の実施形態2に係る空調システム2では、管理情報表示装置400を構成に追加した点において、実施形態1の空調システム1と異なる。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素などについては、同一の符号を付す。
図5に示すように、空調システム2は、各空調機300を制御するメインコントローラ100および各サブコントローラ200に加えて、管理情報表示装置400も、ネットワーク10を介して接続されて構成される。この空調システム2も、例えば、ビル等の建物に配置され、建物内の全ての空調機300を制御(監視等も含む)する。一例として、メインコントローラ100やサブコントローラ200は、各フロアに配置され、それぞれ、フロア内の各空調機300を制御する。また、管理情報表示装置400は、中央制御室等に配置される。
メインコントローラ100、サブコントローラ200(200a,200b)、及び、空調機300(300a〜300i)の構成は、上述した実施形態1に係る空調システム1と同様である。
管理情報表示装置400は、例えば、Webブラウザを実行可能な汎用的なPC(Personal Computer)等からなり、ユーザに操作される。
Webブラウザが実行された管理情報表示装置400は、ネットワーク10を介して、メインコントローラ100のWebサーバ120にアクセスし、メインコントローラ100を操作可能となっている。
つまり、実施形態2に係る空調システム2は、ユーザがメインコントローラ100を直接操作する代わりに、管理情報表示装置400のWebブラウザからメインコントローラ100を間接的に操作する点で、実施形態1の空調システム1と異なっている。
管理情報表示装置400のWebブラウザを通じてユーザに操作されるメインコントローラ100は、上述した実施形態1と同様に、スケジュールデータの取得動作やスケジュールデータの更新動作を行う。
例えば、ユーザが管理情報表示装置400を操作して、どの空調機300のスケジュールデータを変更するかや、その際どの空調機300のスケジュールデータを元に変更するかなどを選択すると、メインコントローラ100は、スケジュールデータの取得動作を行う。
すなわち、メインコントローラ100は、サブコントローラ200に対してスケジュールデータの取得を要求する。サブコントローラ200は、自身のフラッシュメモリに格納されたスケジュールデータ(より詳細には、使用区画管理部280が使用区画として指し示している区画に格納されたスケジュールデータ270)を読み出して、メインコントローラ100に送信する。そして、メインコントローラ100のWebサーバ120によって、管理情報表示装置400のWebブラウザにスケジュール設定画面が表示される。ユーザは、管理情報表示装置400に表示されるスケジュール設定画面を操作して、スケジュールデータの変更が行えるようになる。
そして、ユーザが管理情報表示装置400を操作して、スケジュールデータの変更を行った後、変更の完了を示す「スケジュール設定ボタン」を押下すると、メインコントローラ100は、スケジュールデータの更新動作を行う。
すなわち、メインコントローラ100は、変更されたスケジュールデータをサブコントローラ200に送信すると共に、スケジュールデータの更新予約を要求する。サブコントローラ200は、変更されたスケジュールデータを自身のフラッシュメモリに書き込む前に、スケジュールデータの更新予約完了通知をメインコントローラ100に送信する。そして、メインコントローラ100は、このスケジュールデータの更新予約完了通知を契機に、変更されたスケジュールデータを自身のフラッシュメモリに書き込む。
これによって、分散して管理されているデータを集めて変更可能とすると共に、変更されたデータを同一のタイミングで更新することができる。
また、メインコントローラ100とサブコントローラ200との間で、スケジュールデータを送受信する際に、暗号化と復号化とが行われる。このため、改変や盗聴などの危険性を排除し、安全に集めて、更新することができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態1,2では、メインコントローラ100とサブコントローラ200との間で、スケジュールデータを送受信する場合について説明したが、空調システム1,2で使用するデータは、このようなスケジュールデータに限られず他のデータであってもよい。例えば、ログデータや特殊運転(一例として、省エネ運転)のための制御データというように、空調機300の制御に関する関連データであれば、データの内容等は任意である。
上記の実施形態1,2では、設備機器を制御する設備機器システムの一例として、空調システム1,2について説明したが、他のシステムにおいても同様に本発明を適用することができる。例えば、設備機器として照明を制御する照明システムなどにも、本発明を適宜適用可能である。
上記の実施形態では、専用のコントローラ(メインコントローラ100やサブコントローラ200)を用いる場合について説明したが、このような専用のコントローラの動作を規定するプログラムを既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器などに適用することで、当該パーソナルコンピュータなどを本発明に係るメインコントローラ100やサブコントローラ200として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk),MO(Magneto Optical disk),メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
1,2 空調システム、10 ネットワーク、20 制御バス、100 メインコントローラ、110,210 通信部、120 Webサーバ、130 スケジュールデータ取得要求部、140 スケジュールデータ更新要求部、150 WebSocketクライアント、160,250 復号化部、170,260 暗号化部、180,270 スケジュールデータ、190,280 使用区画管理部、200 サブコントローラ、220 スケジュールデータ取得処理部、230 スケジュールデータ更新処理部、240 WebSocketサーバ、300 空調機、400 管理情報表示装置

Claims (9)

  1. 設備機器を制御する第1及び第2のコントローラがネットワークを介して接続された設備機器システムであって、
    前記第1のコントローラは、
    前記設備機器の制御に関する関連データを格納するための第1の記憶部と、
    前記第2のコントローラに対して関連データの取得を要求し、前記第2のコントローラから送られた前記関連データを取得するデータ取得要求部と、
    前記第2のコントローラから取得した前記関連データに対する変更が、ユーザの操作に従ってなされると、変更後関連データを前記第2のコントローラに送信して更新を要求するデータ更新要求部と、を備え、
    前記第2のコントローラは、
    前記設備機器の制御に関する関連データを格納するための第2の記憶部と、
    前記第1のコントローラからの取得要求に応答して、前記第2の記憶部に格納されている前記関連データを読み出して前記第1のコントローラに送信するデータ取得処理部と、
    前記第1のコントローラから送られた前記変更後関連データ、及び、更新要求に応答して、前記変更後関連データを前記第2の記憶部に書き込むデータ更新処理部と、を備え、
    前記第2のコントローラにおける前記データ更新処理部は、前記変更後関連データを前記第2の記憶部に書き込む前に、前記更新要求に対する受諾通知を前記第1のコントローラに送信し、
    前記第1のコントローラにおける前記データ更新要求部は、前記第2のコントローラから送られた前記受諾通知を契機に、前記変更後関連データを前記第1の記憶部に書き込む、
    ことを特徴とする設備機器システム。
  2. 前記第2のコントローラは、
    データの暗号化を行う暗号化部を更に備え、
    前記データ取得処理部は、前記暗号化部によって暗号化された前記関連データを、前記第1のコントローラに送信し、
    前記第1のコントローラは、
    データの復号化を行う復号化部を更に備え、
    前記データ取得要求部は、前記第2のコントローラから送られた暗号化された前記関連データを、前記復号化部によって復号化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備機器システム。
  3. 前記第1のコントローラは、
    データの暗号化を行う暗号化部を更に備え、
    前記データ更新要求部は、前記暗号化部によって暗号化された前記変更後関連データを、前記第2のコントローラに送信し、
    前記第2のコントローラは、
    データの復号化を行う復号化部を更に備え、
    前記データ更新処理部は、前記第1のコントローラから送られた暗号化された前記変更後関連データを、前記復号化部によって復号化する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の設備機器システム。
  4. 前記第1の記憶部には、前記関連データを格納する区画が複数設けられており、
    前記第1のコントローラは、
    前記第1の記憶部における全区画のうちの1つを、前記設備機器の制御に使用するための使用区画として指し示す使用区画管理部を更に備え、
    前記データ取得要求部は、前記使用区画管理部にて前記使用区画として指し示されていない区画に、前記変更後関連データを書き込み、
    前記使用区画管理部は、前記第2のコントローラから前記受諾通知が送られた時点から一定時間経過後に、前記データ取得要求部が前記変更後関連データを書き込んだ区画を、使用区画として指し示す、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の設備機器システム。
  5. 前記第2の記憶部には、前記関連データを格納する区画が複数設けられており、
    前記第2のコントローラは、
    前記第2の記憶部における全区画のうちの1つを、前記設備機器の制御に使用するための使用区画として指し示す使用区画管理部を更に備え、
    前記データ更新処理部は、前記使用区画管理部にて前記使用区画として指し示されていない区画に、前記変更後関連データを書き込み、
    前記使用区画管理部は、前記データ更新処理部が前記受諾通知を前記第1のコントローラに送信した時点から一定時間経過後に、前記データ更新処理部が前記変更後関連データを書き込んだ区画を、使用区画として指し示す、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の設備機器システム。
  6. 前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間は、WebSocket規格に沿って通信が行われる、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の設備機器システム。
  7. 前記設備機器は、空調機であり、
    前記関連データは、前記空調機を制御するためのスケジュールデータであり、
    前記第1及び第2の記憶部は、フラッシュメモリである、
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の設備機器システム。
  8. 設備機器を制御する他のコントローラと通信可能なコントローラであって、
    前記設備機器の制御に関する関連データを格納するための記憶部と、
    前記他のコントローラに対して関連データの取得を要求し、前記他のコントローラから送られた前記関連データを取得するデータ取得要求部と、
    前記他のコントローラから取得した前記関連データに対する変更が、ユーザの操作に従ってなされると、変更後関連データを前記他のコントローラに送信して更新を要求するデータ更新要求部と、を備え、
    前記データ更新要求部は、更新要求に応答して前記他のコントローラから送られた受諾通知を契機に、前記変更後関連データを前記記憶部に書き込む、
    ことを特徴とするコントローラ。
  9. 他のコントローラと通信可能な、設備機器を制御するコントローラであって、
    前記設備機器の制御に関する関連データを格納するための記憶部と、
    前記他のコントローラからの取得要求に応答して、前記記憶部に格納されている前記関連データを読み出して前記他のコントローラに送信するデータ取得処理部と、
    前記他のコントローラから送られた変更後関連データ、及び、更新要求に応答して、前記変更後関連データを前記記憶部に書き込むデータ更新処理部と、を備え、
    前記データ更新処理部は、前記変更後関連データを前記記憶部に書き込む前に、前記更新要求に対する受諾通知を前記他のコントローラに送信する、
    ことを特徴とするコントローラ。
JP2014112717A 2014-05-30 2014-05-30 設備機器システム、および、コントローラ Active JP6165106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112717A JP6165106B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 設備機器システム、および、コントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112717A JP6165106B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 設備機器システム、および、コントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015228076A true JP2015228076A (ja) 2015-12-17
JP6165106B2 JP6165106B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=54885525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014112717A Active JP6165106B2 (ja) 2014-05-30 2014-05-30 設備機器システム、および、コントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6165106B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020230291A1 (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 三菱電機株式会社 コントローラ及び空調管理システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06348628A (ja) * 1993-06-07 1994-12-22 Nec Corp インテリジェントネットワークシステム
JP2003140915A (ja) * 2001-11-01 2003-05-16 Anten Corp コンピュータ装置及びプログラムのダウンロード方法
JP2004056762A (ja) * 2002-05-29 2004-02-19 Ntt Electornics Corp 無線通信方法、無線通信装置、通信制御プログラム、通信制御装置、鍵管理プログラム、無線lanシステム、および記録媒体
JP2010034707A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 機器管理システム
JP2010033196A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 機器管理システム
JP2011163763A (ja) * 2011-06-03 2011-08-25 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム
JP2013171415A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散システム及びサーバ
JP2013254263A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Denso Corp 電子制御装置
US20140052993A1 (en) * 2012-08-17 2014-02-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Information operating device, information output device, and information processing method

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06348628A (ja) * 1993-06-07 1994-12-22 Nec Corp インテリジェントネットワークシステム
JP2003140915A (ja) * 2001-11-01 2003-05-16 Anten Corp コンピュータ装置及びプログラムのダウンロード方法
JP2004056762A (ja) * 2002-05-29 2004-02-19 Ntt Electornics Corp 無線通信方法、無線通信装置、通信制御プログラム、通信制御装置、鍵管理プログラム、無線lanシステム、および記録媒体
JP2010034707A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 機器管理システム
JP2010033196A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 機器管理システム
JP2011163763A (ja) * 2011-06-03 2011-08-25 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム
JP2013171415A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散システム及びサーバ
JP2013254263A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Denso Corp 電子制御装置
US20140052993A1 (en) * 2012-08-17 2014-02-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Information operating device, information output device, and information processing method
JP2014038521A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Toshiba Corp 情報操作装置、情報出力装置および情報処理方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
クジラ飛行机: "HTML5 スマホアプリ開発入門", 日経ソフトウエア 第16巻 第1号 NIKKEI SOFTWARE, vol. 第16巻、第1号, JPN6016044540, 24 November 2012 (2012-11-24), JP, pages 110 - 115, ISSN: 0003442947 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020230291A1 (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 三菱電機株式会社 コントローラ及び空調管理システム
JPWO2020230291A1 (ja) * 2019-05-15 2021-11-18 三菱電機株式会社 コントローラ及び空調管理システム
JP7109663B2 (ja) 2019-05-15 2022-07-29 三菱電機株式会社 コントローラ及び空調管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6165106B2 (ja) 2017-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5976210B2 (ja) 監視システム、設備管理装置、監視方法及びプログラム
US10423142B2 (en) Thermostat configuration duplication system
WO2014002184A1 (ja) 設備管理システム及びプログラム
WO2015145655A1 (ja) 空調管理システム
KR20080012975A (ko) 네트워크 가전 제어 시스템
JP6165106B2 (ja) 設備機器システム、および、コントローラ
JP6570741B2 (ja) 空調管理装置及びプログラム
JP2010181073A (ja) 空調管理システム
JP6257797B2 (ja) 設備機器システム、及び、制御装置
JP6544911B2 (ja) 機器管理システム、サーバ、アプリケーション実行方法、および、プログラム
JP2004150667A (ja) 設備管理装置
JP2008282221A (ja) 設備監視装置、情報処理装置及びプログラム
JP6380522B2 (ja) 電子機器制御システム、電子機器制御システムの動作方法、サーバ、サーバの動作方法及びプログラム
JP2007110399A (ja) 視聴状況共有システム
JP7378286B2 (ja) 空調制御システム、空調システム及び空調制御方法
WO2016016998A1 (ja) コントローラ、および、ホームシステム
JP2008225680A (ja) 監視制御システム及び方法
JP2010016434A (ja) 設備機器の遠隔管理装置、遠隔管理システム及び遠隔管理方法
WO2023209775A1 (ja) 管理装置および制御方法
JP2017203587A (ja) 制御端末、設備管理装置、設備管理システム、設備制御方法及びプログラム
KR20130097591A (ko) 홈 클라우드 시스템에서 디바이스간 연동을 위한 방법 및 장치
JP6419203B2 (ja) 管理装置、管理システム、プログラムおよび記録媒体
JP2005284737A (ja) コンピュータシステムの制御方法、周辺装置、サーバおよびプログラム
JP6419309B2 (ja) 通信システム、設備管理装置、通信方法及びプログラム
JP2016019154A (ja) 設備管理システム、設備管理装置、設備管理方法、及び、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6165106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250