JP5086838B2 - 機器管理装置、機器管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、大規模な管理領域に配置した機器の管理(監視・制御)を行うのに適した機器管理装置および機器管理装置を用いた機器管理システムに関するものである。
従来より、通信ネットワークを用いて多数台の機器を管理(監視と制御との少なくとも一方)する場合において、機器の種類や配置場所を単位として下位の通信ネットワークを構築し、下位の通信ネットワークを上位の通信ネットワークにより管理することが考えられている。このような階層化された通信ネットワークを構築するには、下位の通信ネットワークに機器を管理するローカル管理装置を設け、上位の通信ネットワークにおいてローカル管理装置を端末とするグローバル管理装置を設けることによって、グローバル管理装置がローカル管理装置から各機器の情報を取得する技術が用いられている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ビル管理システムにおいて、ビルまたはフロアを単位として設備機器(機器に相当する)を監視・制御する分散制御装置(ローカル管理装置に相当する)を設け、分散制御装置とビルディングサーバとを通信ネットワークで接続し、既存のネットワーク(インターネットなど)を介して通信端末機(グローバル管理装置に相当する)がビルディングサーバをアクセスする技術が記載されている。ビルディングサーバは、通信端末機がウェブブラウザを介してアクセスするウェブサーバ部を備えており、通信端末機からの要求に従って分散制御装置が収集した設備機器の状態情報を受信する。
特許文献1に記載の技術では、管理領域を分割したエリアごとに分散制御装置を配置しておくことにより、通信端末機から各エリアごとの設備機器の監視および制御が可能になる。
この種の機器管理システムにおいて、下位の下位の通信ネットワークは自立的に動作している。たとえば、下位の通信ネットワークに機器として照明機器とスイッチとを設けている場合に、スイッチの操作に応じて照明器具の点灯・消灯を制御する処理を、上位ネットの通信ネットワークとは無関係に行うことが可能になっている。
特許文献1の構成では、機器の監視・制御を行う分散制御装置がビルやフロアを単位として設けられているから、各分散制御装置が管理領域を分割したエリアを単位として配置されることが示唆されている。また、インターネットのような既存のネットワークと、分散制御装置を接続した通信ネットワークとの間にビルディングサーバを設けているから、ビルディングサーバは、ゲートウェイ装置の機能を備えていると考えられる。
この種のゲートウェイ装置としては、下位ネットワークと上位ネットワークとの間にゲートウェイ装置を設けることにより、下位ネットワークと上位ネットワークとの間でプロトコル変換を行うものが知られている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2に記載されたゲートウェイ装置は複数個の通信接続部を備え、1台のゲートウェイ装置に複数の下位ネットワークを接続することが可能になっている。この構成では、上位ネットワークに接続された中央監視装置が、下位ネットワークによって接続された複数の設備機器の監視や制御を行う。
特開2003−134120号公報 特開2006−129283号公報
ところで、特許文献1に記載の構成では、ビルディングサーバは、通信端末機をクライアントとするサーバであり、分散制御装置と通信することにより機器の監視・制御を行っている。また、特許文献2に記載の構成では、上位ネットワークの中央監視装置がゲートウェイ装置を介して機器に情報を送信する構成を採用している。すなわち、特許文献1、2に記載の構成では通信ネットワークを階層化することによって、機器を適宜の管理単位で管理し、上位階層の装置では機器を管理単位ごとに管理することを可能にしている。
しかしながら、特許文献1に記載されたビルディングサーバと分散制御装置との関係のように、通信ネットワークを階層化するには、機器の管理単位ごとに異なる装置が必要であり、管理すべき機器の台数が多い大規模な通信ネットワークを構築するには多種類の機器が必要になるという問題がある。また、特許文献1、2に記載の構成では、通信ネットワークの形態が固定的であるが、管理すべき機器の種類や設置場所のような環境によって、構築すべき通信ネットワークの形態が変化するから、環境が不明であったり環境に変更を要するような場合には、特許文献1、2に記載されているビルディングサーバ、分散制御装置、ゲートウェイ装置では、様々な通信ネットワークに対応することが困難な場合がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、1種類の装置でサーバとクライアントとノードとの3種類の機能を適宜に用いることを可能にして通信ネットワークの形態に柔軟に対応可能にし、種々の通信ネットワークを少ない種類の装置で構築することを可能にする機器管理装置を提供することにあり、さらに、その機器管理装置を用いた機器管理システムを提供することにある。
請求項1の発明は、通信ネットワークに接続する通信ポートと、通信ポートを通して授受される機器の管理情報を記憶する記憶部と、通信ポートを介して通信する相手装置に対してサーバとして機能するサーバ機能部と、、相手装置に対してクライアントとして機能するクライアント機能部と、相手装置に対してノードとして機能するノート機能部と、相手装置と管理情報を授受するにあたってサーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とのうちのいずれを用いて通信するかを選択する選択手段とを備え、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とは、1個の通信ポートを共用することを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記通信ポートは1個の接続口を有し、前記選択手段は、通信ポートを介して授受される通信内容に応じて、前記相手装置に対してサーバとクライアントとノードとのいずれとして機能するかを選択することを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記サーバ機能部と前記クライアント機能部と前記ノード機能部とはコンピュータで各プログラムを実行することによりそれぞれ実現され、前記記憶部は実行中のプログラムを展開する揮発性のメモリを有し、前記サーバ機能部と前記クライアント機能部と前記ノード機能部との各プログラムが占有している揮発性のメモリの領域のうち、前記相手装置との通信に利用していない機能のプログラムが占有している領域を他用途に解放する機能制限部を備えることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、前記記憶部は前記サーバ機能部と前記クライアント機能部と前記ノード機能部との各プログラムを記憶した不揮発性のメモリを有し、前記機能制限部は、不揮発性のメモリから前記揮発性のメモリに各プログラムロードを個別にロードする機能を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、所定の管理領域に存在する複数台の機器について複数階層に階層化された通信ネットワークを用いることにより管理する機器管理システムであって、管理領域を分割した小領域であるエリアごとに請求項1〜4のいずれか1項に記載の機器管理装置を少なくとも1台設け、前記記憶部にエリアごとの機器の管理情報を記憶させるとともに、記憶部に記憶された管理情報を通信により前記相手装置が利用することを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項5の発明において、前記機器管理装置は各エリアに複数台設けられ、機器管理装置を備えるエリア内の通信ネットワークと上位階層の通信ネットワークとの間にはルータが介在しており、機器管理装置は、上位階層の通信ネットワークに設けた通信装置とは、ルータを介してサーバ機能部またはクライアント機能部を用いて通信することを特徴とする。
請求項7の発明では、請求項5又は6の発明において、上位階層の通信ネットワークにNTPサーバが設けられ、各エリアに設けたいずれか1台の機器管理装置が、クライアント機能部を用いてNTPサーバから時刻を取得し、取得した時刻をクライアント機能またはノード機能を用いてエリア内の他の機器管理装置に配信することによりエリア内のすべての機器管理装置の時刻を合わせることを特徴とする。
請求項1の発明の構成によれば、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とを備え、各機能部を選択することができるから、通信ネットワークを用いた様々なシステムの多くの部分を1種類の機器管理装置の組合せで構築することが可能になり、通信ネットワークを用いたシステムを構築するための資材の種類を減らすことが可能になる。また、通信ネットワークを用いて機器を管理するにあたって、環境が不明である場合や環境が変更された場合でも柔軟な対応が可能になる。
請求項2の発明の構成によれば、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とを設けながらも接続口が1個であるから、ネットワークを構築するにあたり、結線作業が容易であり大規模のネットワークを構築する場合でも伝送路となる線路数の増加を抑制することができる。
請求項3の発明の構成によれば、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部との機能を実現するために揮発性のメモリにプログラムを展開する際に、使用しない機能についてはメモリにおいて当該プログラムが占有する領域を他用途に解放するから、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とを設けながらも少ない容量のメモリで実行が可能であり、ハードウェア資源の少ない組込み機器で構成することが可能になる。
請求項4の発明の構成によれば、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とのうち必要な機能のみを揮発性のメモリに展開することができるから、これらの機能を固定的に用いる場合にはスイッチなどで機能を選択すればよく、また外部からの指示により機能を選択可能としている場合には、負荷の状況や時間帯などに応じて機能の選択が可能になる。
請求項5の発明の構成によれば、機器の管理情報を記憶する機器管理装置をエリアごとに設け、機器管理装置と通信可能な相手装置が管理情報を利用するから、エリア単位で機器を管理することが可能になり、システムの拡張を容易に行うことができる。しかも、機器管理装置は、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とを備えるから、システム変更に柔軟に対応することができる。
請求項6の発明の構成によれば、エリア内の通信ネットワークと上位階層の通信ネットワークとの間にルータを設けているから、エリア内の通信パケットが上位階層の通信ネットワークに流出するのを防止することができ、上位階層の通信ネットワークのトラフィックの増加を防止できる。また、上位階層の通信ネットワークからの情報を機器管理装置のサーバ機能部やクライアント機能部を用いて取得することができる上に、機器管理装置のサーバ機能部を用いることにより、上位階層の通信ネットワークではルータを越えて機器管理装置の機能を利用することが可能になる。
請求項7の発明の構成によれば、NTPサーバを用いた時刻合わせの際に、エリア内の1台の機器管理装置がNTPサーバから時刻を取得し、取得した時刻をエリア内の他の機器管理装置に配信することができるから、機器管理装置が個々にNTPサーバから時刻を取得する必要がなく、NTPサーバに対する要求の増加を抑制しながらも多数台の機器管理装置の時刻合わせが可能になる。
(実施形態1)
本発明では、各種機器の動作状態を監視することと各種機器を制御することとを総称して機器の「管理」と呼ぶ。したがって、機器の管理は、機器の監視と制御との少なくとも一方を意味する。また、管理対象となる機器が配置されている領域の全体を「管理領域」と呼び、管理領域を複数の小領域に分割したときの一つの小領域を「エリア」と呼ぶ。なお、多数のエリアが存在する場合には、複数のエリアをまとめて「区域」あるいは「地区」などの分類を設けてもよい。階層数は管理領域の規模や管理領域の区分の仕方により適宜に決定される。
管理領域は、オフィスビル・集合住宅・病院・学校・ホテル・体育館・美術館・博物館・ショッピングセンタのような各種建物内、複数の建物を含む集合住宅の敷地内、複数の建物を含む地域内、土地開発された複数個の住戸を含むひとまとまりの住宅地内、テーマパーク内、公園内などの広範囲の空間であって、照明機器や冷暖房機器などの機器が多数配置される空間に相当する。一方、エリアは、建物の各階あるいは各室、土地を適宜に区切ったときの各区画に相当する。
以下では、図2に示すように、管理領域Aとして公園を想定し、公園内を場所ごとに適宜に区分することにより複数のエリアE1〜E8を設けている場合を例として説明する。また、図示例では、管理領域Aを8個のエリアE1〜E8に分割しているが、各エリアE1〜E8をとくに区別する必要がないときには、エリアEと表記する。
以下に説明する実施形態では、監視および制御の対象となる機器として照明機器を例示し、監視の対象となる機器として電気計量(電圧、電流、電力などの計量)を行う計量機器を例示する。
各種機器を管理するために、図3に示す構成の通信ネットワークを用いる。図示する通信ネットワークは、3階層に階層化されている。中間層の通信ネットワーク(以下、「中位ネット」と呼ぶ)Nmは、下位層の通信ネットワーク(以下、「下位ネット」という)Ni1,Ni2との間にローカル管理装置(以下の説明では、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とを用いる)を備え、上位層の通信ネットワーク(以下、「上位ネット」という)Nsとの間にはエリア分離装置としてのルータ5が設けられる。ここで、下位ネットNi1,Ni2は、機器の種別毎に分類して設けられ、本実施形態では、監視と制御との両方を行う機器と、監視のみを行う機器とに分けて、各機器ごとに下位ネットNi1,Ni2を設けている。
上位ネットNsには、センターサーバ6aと管理用コンピュータ6bとが接続される。以下では、センターサーバ6aと管理用コンピュータ6bとを区別する必要がなければ一括して上位管理装置(グローバル管理装置に相当する)6と呼ぶ。上位ネットNsにはインターネットのような広域網を用いており、NTP(Network Time Protocol)サーバ7が接続されている。
中位ネットNmには、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2とのほかに、エリアユニット3と管理ユニット4とが接続される。エリアユニット3および管理ユニット4は、エリアEごとに1台ずつ配置される。エリアE(すなわち、中位ネットNm)の内部でのユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、エリアユニット3、管理ユニット4)同士の通信にはBACnetプロトコル(A Data Communication Protocol for Building Automation and Control Networks)を用いる。
照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、エリアユニット3、管理ユニット4、後述する連携ユニット8は機器管理装置であって、各エリアEには少なくともエリアユニット3が設けられる。したがって、各エリアEには少なくとも1台の機器管理装置が設けられることになる。
一方、照明制御ユニット1に接続された下位ネットNi1は、2線式の信号線Ls1を伝送される固定長の伝送信号を用いた時分割多重伝送方式の通信ネットワークを構築しており、計量管理ユニット2に接続された下位ネットNi2は、RS−485、RS−232Cなどのシリアル通信による通信ネットワークまたはEthernet(登録商標)による通信ネットワークを構築しており、信号線Ls2を通して情報を授受する。
下位ネットNi1の構成要素は、固定長の伝送信号を信号線Ls1に定期的に送出する伝送装置CNと、信号線Ls1に接続された操作用端末器TU1および制御用端末器TU2とである。操作用端末器TU1にはスイッチSWが付設され、制御用端末器TU2には照明機器Ldが接続される。操作用端末器TU1および制御用端末器TU2には、それぞれスイッチSWと照明機器Ldとに対応付けたアドレスが設定されており、伝送装置CNにおいてスイッチSWと照明機器Ldとのアドレスを関係テーブルで関係付けている。したがって、いずれかのスイッチSWを操作すると、関係テーブルで関係付けた照明機器Ldが点灯または消灯する。ここに、スイッチSWと等価に用いることができる明るさセンサや人感センサをスイッチSWに代えて用いると、明るさや人の存否に応じて照明機器Ldの点灯と消灯とを制御することができる。
下位ネットNi1を構築する負荷制御システムの技術は周知であるが、簡単に動作を説明する。伝送装置CNは一定時間毎に固定長の伝送信号を信号線Ls1に送出しており、スイッチSWの操作時には伝送信号に同期するタイミングで操作用端末器TU1が割込信号を信号線Ls1に送出する。この割込信号を伝送装置CNが受信すると、伝送装置CNは伝送信号によってアドレスの返送を要求する。
伝送信号には、操作用端末器TU1から返送される情報を載せるタイムスロットが設けられており、伝送装置CNから伝送信号によってアドレスの返送が要求されると、割込信号を発生した操作用端末器TU1はこのタイムスロットにおいて自己のアドレスを伝送装置CNに返送する。伝送装置CNは、取得したアドレスを指定する伝送信号により操作用端末器TU1からスイッチSWのオン・オフの状態を獲得する。さらに、関係テーブルと照合することによって、スイッチSWに対応付けた照明機器Ldに対してアドレスを指定して伝送信号を伝送し、操作用端末器TU1から獲得したスイッチSWのオン・オフの状態に従って照明機器Ldの点灯・消灯を制御する。
伝送信号は、パルス幅によってデジタル値を表すパルス幅変調された信号であって正負の電圧値が等しい双極性の信号を用いる。したがって、操作用端末器TU1または監視用端末器TU2では、伝送信号を整流することにより、伝送装置CNとの通信に必要な電源を確保する。下位ネットNi1において照明機器Ldを接続可能な台数には制限があり、たとえば、スイッチSWの個数は256個などに制限される。
照明制御ユニット1は、信号線Ls1に接続されているから、伝送信号を監視することによって照明機器Ldの動作状態を取得することができる。また、操作用端末器TU1と同じ動作が可能であって、スイッチSWと同様に照明機器Ldの点灯・消灯を指示することができる。
下位ネットNi1では、操作用端末器TU1と制御用端末器TU2とのアドレスを関係付けることにより、スイッチSWと照明機器Ldとを関係付けているから、スイッチSWと照明機器Ldとを一対一に関係付けるだけではなく、一対多に関係付けることができる。1個のスイッチSWのオン・オフで1個の照明機器Ldの点灯・消灯を行う場合を「個別制御」と呼び、1個のスイッチSWのオン・オフで複数個の照明機器Ldの点灯・消灯を連動させる制御を「グループ制御」と呼ぶ。また、1個のスイッチSWのオンで、複数個の照明機器Ldの点灯・消灯の状態をあらかじめ定めた状態とする制御を「パターン制御」と呼ぶ。グループ制御とパターン制御とを区別しないときには「一括制御」と呼ぶ。
グループ制御では、スイッチSWに関係付けた複数個の照明機器Ldの点灯・消灯の状態が同状態であり、しかもスイッチSWのオン・オフに連動する。一方、パターン制御では、スイッチSWに関係付けた複数個の照明機器Ldの点灯・消灯の状態を個別に指定しておくことができ、スイッチSWのオン操作によって各照明機器Ldの点灯・消灯の状態が指定された状態になる。
計量管理ユニット2は、信号線Ls2に接続されおり、信号線Ls2には下位ネットNi2の構成要素である計量機器Msが接続されている。計量管理ユニット2は計量機器Msとの間でシリアル通信を行うことにより、計量機器Msに指示を与え、また計量器機20からの情報を獲得する。計量機器Msは、たとえば、照明機器Ldの動作中の電圧、電流、電力の瞬時値や積算値を計測する。したがって、計量管理ユニット2は計量機器Msから取得する計量情報によって照明機器Ldの動作などを監視することができる。
ここにおいて、上位ネットNsは、ネットワーク層ではIPv6に対応したIPプロトコルを用い、上位層のプロトコルとして独自プロトコルを用いている。また、中位ネットNmは、ネットワーク層においてはIPプロトコルを用い、上位層のプロトコルとして設備機器の標準オープンプロトコルであるBACnetプロトコルを用いる。したがって、エリアユニット3は、照明制御ユニット1との通信により照明機器Ldの動作状態の取得および照明機器Ldの動作状態の指示が可能であり、また、エリアユニット3は、計量管理ユニット2との通信により計量機器Msが計量した計量情報を取得することが可能である。
管理ユニット4は、エリアユニット3が管理する中位ネットNmおよび下位ネットNi1,Ni2に含まれる照明機器Ldや計量器機20を含む機器の種別およびアドレスを記憶し、また照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、エリアユニット3に設定されたデータのバックアップを保存する。さらに、中位ネットNmに生存確認パケットが送出されたときの応答により、エリアE内の他のユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、エリアユニット3)の状態を確認し、他のユニットが正常に機能していないときには警報を発生し、必要に応じてエリアユニット3を通して上位管理装置6に警報を通知し上位管理装置6のモニタ装置に警報を表示させる。エリアユニット3が正常に機能していないときには、管理ユニット4が上位管理装置6に対して警報を直接通知することも可能である。
以下では、中位ネットNmの端末になる各ユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、エリアユニット3、管理ユニット4)の構成について、さらに詳しく説明する。
照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3と管理ユニット4とは、ハードウェアにおいて同様の構成を有し、ソフトウェアにおいて異なる構成を有している。したがって、ハードウェア構成については、エリアユニット3で代表して説明する。
エリアユニット3は、図5に示すように、マイクロコンピュータを主構成要素に持ち、CPUからなる信号処理部10と、RAMおよびROM(たとえば、着脱可能なフラッシュメモリ)からなる記憶部11とを備える。さらに、複数種類の通信にそれぞれ対応した複数個(図示例では4個)の通信処理部12a〜12dと、各通信処理部12a〜12dにそれぞれ外部電線を接続するための通信ポート13a〜13dと、現在時刻を計時する時計部14とを備える。このほかDIPスイッチなどからなる操作部や動作状態を表示する発光ダイオードからなる表示部なども適宜に設けられる。
通信処理部12aおよび通信ポート13aはEthernet(登録商標)規格であり、通信処理部12bおよび通信ポート13bはシリアル通信用であってRS−485規格やRS−232C規格であり、通信処理部12cおよび通信ポート13cは集中制御ネットワークの機器が接続可能であり、通信処理部12dおよび通信ポート13dは分散制御ネットワークの機器が接続可能である。
図3に示すシステム構成では、通信ポート13aは中位ネットNmとの接続口になり、通信ポート13bは計量機器Msが接続される下位ネットNi2との接続口になり、通信ポート13c,13dのいずれかは照明機器Ldを接続する下位ネットNi1との接続口になる。下位ネットNi1との接続口として通信ポート13c、13dのどちらを用いるかは、下位ネットNi1を集中制御型とするか分散制御型とするかに応じて適宜に選択される。
通信処理部12a〜12dは、通信ポート13a〜13dを通して送信する通信パケットを生成する処理と、通信ポート13a〜13dを通して受信した通信パケットからデータを抽出する処理とを行う。通信ポート13a〜13dは、下位ネットNi1,Ni2、中位ネットNmにそれぞれ適合した通信線を接続できる形状に形成されている。
記憶部11は、信号処理部10の動作を指示するシステムプログラムおよびエリアユニット3が動作するのに必要な種々データを記憶する。記憶部11に格納するデータとしては、通信処理部12a〜12dおよび通信ポート13a〜13dを用いた通信に必要な通信設定情報データおよび機器(照明機器Ldおよび計量機器Ms)の管理に用いる機器管理設定情報データのような設定データと、機器(照明機器Ldおよび計量機器Ms)の監視により取得した監視データおよび機器を制御する制御データと、時刻のような管理データがある。
時計部14は、時刻情報要求を受けると時刻情報を出力する。また、時計部14の時刻は、後述するように、信号処理部10で実現されるタイマ調整機能によりNTPサーバ7の時刻に合わせられる。
信号処理部10は、記憶部11に記憶されているプログラムに従って動作し、以下の各処理を行う。エリアユニット3には、下位ネットNi1,Ni2を接続することがないが、下位ネットNi1,Ni2が接続される照明制御ユニット1および計量管理ユニット2の信号処理部10は、通信処理部12a,12bおよび通信ポート13a,13bを通して機器(照明機器Ld、計量機器Ms)の管理を行う監視制御機能を有する。
ところで、エリアユニット3の信号処理部10は、図1に示すように、後述するサーバ機能部10aとクライアント駆動部10bとノード機能部10cとを備える。サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとは、1個の通信ポート13aを共用する。図1ではエリアユニット3において用いる構成のみを記載している。
エリアユニット3の信号処理部10は、通信処理部12aおよび通信ポート13aを通して照明制御ユニット1および計量管理ユニット2との間で機器(照明機器Ld、計量機器Ms)の管理のための情報を授受する監視制御機能を有し、さらに照明制御ユニット1や計量管理ユニット2から取得した情報を上位ネットNsに接続した上位管理装置6(管理用コンピュータ6b)が備えるウェブブラウザの機能を用いて閲覧可能にするウェブサーバ機能を有する。つまり、照明制御ユニット1や計量管理ユニット2からエリアユニット3が取得した情報は、上位管理装置6(管理用コンピュータ6b)において可視化される。
エリアユニット3は、NTPサーバ7のクライアントとして通信を行って時計部14の時刻合わせを行うタイマ調整機能も有している。エリアユニット3がNTPサーバ7から取得した時刻は、エリアE内に存在する他のユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、管理ユニット4など)にブロードキャストで配信する。エリアユニット3がNTPサーバ7から時刻を取得するタイミングは、上位管理装置6から指示する。
さらに具体的に説明する。図4のように、管理用コンピュータ6bのウェブブラウザの画面上で、エリアユニット3のサーバ機能を用いて利用者が時刻合わせを指示すると(S1)、エリアユニット3はNTPサーバ7から時刻情報を定期的に取得するとともに(S2)、センターサーバ6aからも時刻情報を定期的に取得する(S3)。両者の時刻情報の差分が規定した許容範囲内である場合には(S4)、エリアユニット3に内蔵している時計部14の時刻をNTPサーバ7から取得した時刻に合わせる(S5)。その後、取得した時刻をエリアE内の他のユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、管理ユニット4など)にブロードキャストで配信することにより、エリアE内のすべてのユニットの時刻を一致させる(S6)。
なお、エリアユニット3がセンターサーバ6aおよびNTPサーバ7から取得した時刻情報の差分が許容範囲を逸脱している場合には(S4:No)、センターサーバ6aとNTPサーバ7とから取得した時刻情報の伝送経路による時間差が大きいものとして、NTPサーバ7を変更するなどの別処理を行う(S7)。
上述の処理により、エリアE内のすべてのユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、エリアユニット3、管理ユニット4など)の同期をとることができる。また、この手順によりエリアEの個数が多い大規模な機器管理システムであっても、機器管理システムを構成するすべての要素で時刻のずれを微小差に抑え込むことができる。
ここで、各エリアユニット3は上位ネットNsとはルータ5により分離されているが、管理用コンピュータ6bはエリアユニット3のクライアントであるから、ルータ5を越えて任意のタイミングでエリアユニット3にアクセスすることができる。また、センターサーバ6aやNTPサーバ7は、エリアユニット3に対するサーバであるから、ルータ5の存在にかかわりなく、エリアユニット3からアクセスすることができる。
上述の動作から明らかなように、エリアユニット3は、管理用コンピュータ6bに対してはサーバとして動作し(図4のステップS1)、センターサーバ6aやNTPサーバ7に対してはクライアントとして動作し(図4のステップS2〜S5)、エリアE内の他のユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、管理ユニット4など)に対しては対等なノードとして機能する(図4のステップS6)。すなわち、上述したように、エリアユニット3の信号処理部10は、サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとを備えている。
上述の例では、照明制御ユニット1や計量管理ユニット2に対してエリアユニット3がノード機能部10cを用いて時刻情報を伝送しているが、エリアユニット3のクライアント機能部10bを用い、照明制御ユニット1や計量管理ユニット2のサーバ機能部10aに対して時刻合わせを要求し、エリアユニット3の時刻情報を照明制御ユニット1や計量管理ユニット2に取得させるようにしてもよい。
サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとのうちのどの機能を用いるかは、選択手段としてのデーモンが各イベントに応じて選択する。デーモンは、通信処理部12aを通過するデータの内容をイベントとして起動され、サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとのうちのどの機能を用いるかを選択する。信号処理部10には、プログラムに従ってデータの生成や受信を行うとともに記憶部11に対してデータの読込や書込を行うデータ解析部10dと、データ解析部10dを通過したデータの内容に応じて記憶部11のどの領域にデータを格納するかを選択するデータ振分処理部10eとが設けられる。
要するに、信号処理部12aを通過するデータがクライアントからの要求であるときはサーバ機能部10aにデータが転送され、データがサーバへの要求であるときにはクライアント機能部10bにデータが転送され、それ以外のデータはノード機能部10cに転送される。これらの機能を用いる例として時刻合わせを行う場合について上述したが、基本的には、サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとは以下のように使い分けられる。
エリアユニット3の通信相手は、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2、センターサーバ6a、管理用コンピュータ6b、NTPサーバ7の4種類の機器であると言える。エリアユニット3は、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2のようなローカル管理装置とは自立分散システムを構築しているから、自立分散システム内での通信にはノード機能部10cが用いられる。
センターサーバ6aは複数のエリアユニット3を管理しており、上述したようにエリア分離装置としてのルータ5が各エリアEのエリアユニット3とセンターサーバ6aとの間に介在してネットワークシステムの階層化が行われている。したがって、センターサーバ6aとエリアユニット3との間では、エリアユニット3がクライアントとして動作する。NTPサーバ7との間の通信では上述した通りクライアントとして動作する。管理用コンピュータ6bについては、ルータ5を越えて通信する必要があるから、管理用コンピュータ6bのウェブブラウザを用いてアクセスすることになる。したがって、上述したようにエリアユニット3はウェブサーバとして動作する。なお、管理用コンピュータ6bをエリアE内に設ける場合も、管理用コンピュータ6bとの通信時にはウェブサーバとして機能する。
上述のように、サーバ機能部10aを備えることによりルータ5を越えて通信可能な機器として動作し、しかもクライアント機能部10bやノード機能部10cを備えていることにより、このエリアユニット3を用いることで、エリアEを単位として構成される機器管理システムを容易に実現することが可能になる。
上述した機器管理システムを構築する機器間の通信により伝送する情報について表1にまとめて示しておく。表1は縦方向に並べた機器が横方向に並べた機器に対してどのように動作するかを、両者の交叉する部位に記載したものである。表1には上述の説明にない動作も含まれている。すなわち、センターサーバ6aは、エリアユニット3に対してクライアントになる場合(機器の設定時)と、管理用コンピュータ6bに対するサーバになる場合(データや状態の監視時)とがあり、エリアユニット3は、照明制御ユニット1や計量管理ユニット2に対して、クライアントとして機能する場合(機器の設定時)がある。したがって、照明制御ユニット1や計量管理ユニット2は、エリアユニット3や管理用コンピュータ6bに対してウェブサーバとして機能する場合がある。
Figure 0005086838
ところで、エリアユニット3は、組込み機器であって信号処理部10を構成するCPUや記憶部11を構成する半導体メモリのハードウェア資源に制約がある。つまり、CPUのキャッシュメモリの個数が少ない上に、記憶部11において作業領域として利用できるRAMの記憶容量も小さい。したがって、エリアユニット3の処理負荷には制限がある。上述したデーモン(データ解析部10dおよびデータ振分処理部10e)もプログラムによる処理であるから、デーモンを動作させることはエリアユニット3の処理負荷を増大させることになる。
一方、機器(照明機器Ldや計量機器Ms)の管理は常時行っているわけではなく、他の装置との通信を伴わない時間帯も存在している。すなわち、他の装置と通信するためのサーバ機能部10a、クライアント機能部10b、ノード機能部10cのすべてを同時に動作させる必要はないから、いずれかを停止させることにより、エリアユニット3のハードウェア資源を有効に利用できると考えられる。
そこで、信号処理部10には、信号処理部10を構成するCPUの負荷(使用しているキャッシュメモリ量など)およびRAMの記憶領域の残り容量などにより処理負荷を判断する負荷判断部10fと、負荷判断部10fで判断された処理負荷に応じて、サーバ機能部10a、クライアント機能部10b、ノード機能部10cのうちで利用していない機能を停止させるか、停止していた機能を再動作させるかを決定する発停制御部10gとを設けている。発停制御部10gは、図示しないディップスイッチの設定内容や通信ポート13aを通して受ける外部からの指示内容によっても、機能の停止や再動作を行うことが可能になっている。
ここに、サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとの機能は、実際には揮発性のメモリであるRAMにプログラムを展開している間に利用することができるから、発停制御部10gでは、不揮発性のメモリであるROMに記憶されているサーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとのプログラムを、必要に応じてRAM上に個別に展開できるようにすることで、機能の停止と動作とを可能にしている。
具体的には、サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとのうち動作させる機能については、当該機能のプログラムをROMからRAMにロードすることによって使用可能にし、停止させる機能については、RAMにおいて当該機能のプログラムが占有している領域を解放することによって当該領域を他用途に利用可能する。
上述のようにして、エリアユニット3の処理負荷が大きくなれば一部の機能を停止させ、またその機能が必要になれば機能を復活させることができるから、ハードウェア資源の少ない組込み機器であるにもかかわらず、サーバ機能部10a、クライアント機能部10b、ノード機能部10cを設け、必要に応じてこれらの機能を利用することが可能になる。外部からの指示内容によって機能の停止と動作とを選択する場合には、上述のように処理負荷に応じて機能の発停が可能であり、また時間帯に応じて機能を発停することも可能になる。また、機器管理装置によっては用いない機能もあるから、ディップスイッチにより機能を固定的に選択してもよい。この場合には負荷判断部10fを設けなくてもよい。
以上説明したように、1台のエリアユニット3が、サーバ機能部10aとクライアント機能部10bとノード機能部10cとを備えているから、サーバとクライアントとノードとの機能をそれぞれ持つ装置を構成する場合や、それらの機能のうちの2つを組み合わせた装置を構成する場合に比較すると、1種類の装置ですべての機能を兼ね備えることにより、機器管理システムの構成に柔軟に対応することが可能になる。すなわち、機器管理システムを構築する際のコストの削減につながる。また、3種類の機能を備えているが、これらの機能は1個の通信ポート13aで利用することができるから、施工や保守が容易である。
通信設定情報データには、通信時の送信元のIPアドレスと、通信時の送信先のIPアドレスと、エリアE内でのブロードキャストアドレスとが含まれている。さらに、通信設定情報データとしては、エリアユニット3と接続される照明制御ユニット1および計量管理ユニット2を個別に管理する管理番号と、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2のIPアドレスとを関係付けた対応テーブルを有している。
対応テーブルでIPアドレスに対応付けている管理番号は、たとえば、「照明−1」「照明−2」「計量管理−1」などのように、照明制御ユニット1か計量管理ユニット2かの別と数字との組み合わせで表される。エリアユニット3に対応テーブルを設けていることにより、エリアユニット3は、IPアドレスに代えて管理番号を用いて、エリアユニット3が接続されているエリアE内の照明制御ユニット1および計量管理装置2と通信することができる。
機器管理設定情報データは、エリアユニット3が接続されるエリアE内で接続可能なユニット(照明制御ユニット1、計量管理ユニット2、エリアユニット3、管理ユニット4を含む)の最大台数と、エリアEに実際に接続されている台数との情報を含んでいる。機器管理設定情報データの値は、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2を監視する際に用いられる。機器管理設定情報データには、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2を制御する際に用いられる制御定義テーブルも含まれる。
制御定義テーブルは、エリアユニット3が接続されたエリアE内の照明制御ユニット1でグループ制御あるいはパターン制御を行う際に用いられる。制御定義テーブルは、グループ制御を行うかパターン制御を行うかにかかわらず同様の内容になるので、ここではグループ制御の場合について説明する。
制御定義テーブルは、表2に示すようなデータ構造を有している。制御定義テーブルは、一括制御を行おうとする照明機器Ldが接続されている照明制御ユニット1の管理番号(照明−1、照明−2)と、当該照明器具Ldが属しているローカルグループ名g1〜g4(後述する)との組にグローバルグループ名G1,G2を付与してある。したがって、グローバルグループ名G1,G2を指定すると、各照明制御ユニット1に接続された照明機器Ldをローカルグループ名g1〜g4を単位として一括制御を行うことが可能になる。
Figure 0005086838
ローカルグループ名g1〜g4は、照明制御ユニット1に接続された伝送装置CNに設けた関係テーブルにおいて、表3のように、一括制御を行おうとする照明機器Ldのアドレス1〜16に対応付けてある。つまり、上述したグループ制御の際に一括制御を行おうとする照明機器Ldのアドレス1〜16の組に、それぞれローカルグループ名g1〜g4が付与される。
Figure 0005086838
ここでは、グループ制御を対象としているから、ローカルグループ名g1〜g4を単位とするグループ制御が行われる。また、グローバルグループ名G1,G2の指定により、複数のグループ制御を一括して行うことになる。この種の制御をグローバルグループ制御と呼ぶ。また、グループ制御に代えてパターン制御を行うことも可能であり、グローバルグループ名G1,G2に代えてグローバルパターン名を用いることにより複数のパターン制御を一括して行う場合をグローバルパターン制御と呼ぶ。
いま、エリアユニット3が、上位管理装置6からグローバルグループ名G1の照明機器Ldを点灯させる指示を受け取ったとすると以下の動作を行う。エリアユニット3では、表2に示す制御定義テーブルを用いて、グローバルグループ名G1を展開する。ここでは、グローバルグループ名G1に対して(照明−1−g1)と(照明−2−g3)とが関係付けられているから、管理番号が(照明−1)と(照明−2)との照明制御ユニット3に対して、ローカルグループ名g1,g3に含まれる照明機器Ldを点灯させる指示を中位ネットNmを通して送信する。
管理番号が(照明−1)と(照明−2)との照明制御ユニット3は、それぞれに接続されている下位ネットNi1の伝送装置CNに対して、ローカルパターン名g1,g3を通知する(ローカルパターン名g1,g3に対応するアドレスを持つ操作用端末器TU1として動作する)。したがって、各伝送装置CNはローカルグループ名g1,g3を関係テーブルに照合することにより、一括して点灯させる照明機器Ldのアドレスを取得し、それらの照明機器Ldが接続されている制御用端末器TU2に伝送信号を受信させ、照明機器Ldのグループ制御を行う。
具体的には、(照明−1)(照明−2)の管理番号が付与された各照明制御ユニット1に接続されている伝送装置CNが、いずれも表3に示す関係テーブルを有しているとすると、(照明−1)の管理番号が付与された照明制御ユニット1に接続された下位ネットNi1ではアドレス1〜4の照明機器Ldが動作し、(照明−2)の管理番号が付与された照明制御ユニット1に接続された下位ネットNi1ではアドレス9〜12の照明機器Ldが動作する。ここでは、グループ制御を行う例を示しているから、照明機器Ldの動作は一括して点灯または消灯するという動作になる。なお、伝送装置CNごとに関係テーブルを異ならせてもよいのはもちろんのことである。
すなわち、グローバルグループ名G1を用いることにより、エリアE内の複数の照明機器Ldを一括して制御することができる。また、上位管理装置6から複数のエリアEのエリアユニット3に対してグローバルグループ名を指定して制御内容(点灯・消灯の別)を送信すれば、各エリアEのエリアユニット3が、それぞれグローバルグループ名を照明制御ユニット1の管理番号とローカルグループ名との組に展開し、最終的には、ローカルグループ名を用いた各下位ネットNi1でのグループ制御になる。
したがって、照明機器Ldの台数がきわめて多い大規模なシステムを構築する場合でも、上位管理装置6から各エリアEのエリアユニット3への指示はグローバルグループ名を用いた簡単なものになり、上位ネットNsでのトラフィックの増加を抑制することができる。また、各エリアE内ではグローバルグループ名を展開した管理番号とローカルグループ名との組を、エリアE内の各照明制御ユニット1に通知するだけであるから、中位ネットNmにおいてもトラフィックの増加を抑制することができる。下位ネットNi1においては、通常のグループ制御になるから、下位ネットNi1を単独で用いる場合と同様の動作になり、上位ネットNsや中位ネットNmの動作を考慮することなく、従来から提供されている負荷制御システムと同様に扱うことができる。
エリアユニット3は、図6に示すように、起動されると、初期化処理の後に(S1)、生存確認パケットを送信し、照明制御ユニット1あるいは計量管理ユニット2からの応答を確認する(すなわち、システム状態を取得する)。照明制御システム1からシステム状態を取得したときには(S2:照明)、照明制御ユニット1の管理下にある照明機器Ldの動作状態の取得要求を行い、動作状態を取得する(S3)。さらに、エリアユニット3は、取得した動作状態を上位管理装置6に送信する(S4)。ここで、上位管理装置6から照明機器Ldの制御要求を受け取ったときには(S5:Yes)、エリアユニット3から照明制御ユニット1に照明機器Ldの制御を要求する(S6)。上位管理装置6から照明機器Ldの制御要求がなければ(S5:No)ステップS2に戻る。
ステップS2において、計量管理ユニット2からシステム状態を取得したときには(S2:計量)、計量管理ユニット2の管理下にある計量機器Msからの計量情報を取得する時刻か否かを判断する。この時刻は、たとえば、30分毎などとしてあらかじめ定めてある。計量情報を取得する時刻であれば(S7:Yes)、計量管理ユニット2に対して計量情報の取得要求を行い、計量情報を取得する(S8)。取得した計量情報はエリアユニット3から上位管理装置6に送信する(S9)。また、ステップS7において計量情報を取得する時刻でなければ(S7:No)ステップS2に戻る。
なお、図6において、台形と逆台形とで表されるシンボルは、両シンボルの間の動作を繰り返すことを示している。したがって、ステップS2からステップS9の処理はエリアユニット3の動作中に繰り返し行われる。また、エリアユニット3が上位管理装置6に情報を送信するのに伴って管理ユニット4にも同じ情報を送信するのが望ましい。この場合、エリアユニット3が上位管理装置6に対して情報を直接送信するのではなく、管理ユニット4に一旦送信し、管理ユニット4が上位管理装置6に情報を送信するようにしてもよい。
図6には記載していないが、エリアユニット3からの生存確認パケットに対して、照明制御ユニット1あるいは計量管理ユニット2からの応答が得られない場合には異常が生じている可能性があると判断し、エリアユニット3から上位管理装置6に異常の発生を通知する。
図7に照明制御ユニット1の動作を示す。照明制御ユニット1は、起動されると、初期化処理を行う(S1)。照明制御ユニット1は下位ネットNi1の伝送装置CNに対してシステム状態の取得要求を行う(S2)。ここでのシステム状態は、信号線Ls1の断線や短絡の有無、操作用端末器TU1や制御用端末器TU2のアドレスの誤設定(重複を禁止している)の有無などを意味する。システム状態が正常であれば(S3:Yes)、各照明機器Ldの点灯・消灯の動作状態を取得する(S4)。
ここで、中位ネットNmを通してシステム状態および照明機器Ldの点灯・消灯の状態に関する取得要求があると(S5:Yes)、取得を要求してきた相手先(通常はエリアユニット3であるが、後述するように上位管理装置6の場合もある)にシステム状態と点灯・消灯の状態とをそれぞれ送信する(S6)。ステップS3においてシステム状態の異常が検出された場合(S3:No)には相手先に異常を通知する。
ステップS4では伝送装置CNから各照明機器Ldの点灯・消灯の状態を取得しており、伝送装置CNでは各照明機器Ldの点灯・消灯の状態が前回の取得要求時と変化していなければ、取得要求に対する応答を行わないようにしてもよい。つまり、変化の生じた照明機器Ldについてのみ情報を伝送することにより、下位ネットNi1のトラフィックを低減することができる。また、中位ネットNmにおいても、変化した照明機器Ldのみの情報を伝送するようにすることで、中位ネットNmにおけるトラフィックを低減することができる。
一方、中位ネットNmを通して情報の取得要求がないか(S5:No)、取得要求があった相手先に情報を送信した後には、中位ネットNmを通して照明機器Ldの制御要求があるか否かを判断し、制御要求があれば(S7:Yes)、要求内容に従って照明機器Ldを制御する(S8)。制御要求がなければ(S7:No)、ステップS2に戻る。ステップS2からステップS7の処理は、照明制御ユニット1の動作中には繰り返して行われる。
計量管理ユニット2での処理では、照明制御ユニット1の処理から制御要求に対する処理が省略される。すなわち、図8のように、なる。計量管理ユニット2は、起動されると、初期化処理を行う(S1)。計量管理ユニット2は下位ネットNi2に関してシステム状態を取得する(S2)。ここでのシステム状態は、信号線Ls2の断線や短絡の有無、計量機器Msの故障の有無などを意味する。システム状態が正常であれば(S3:Yes)、各計量機器Msから計量情報を取得する(S4)。
ここで、中位ネットNmを通してシステム状態および計量情報の取得要求があると(S5:Yes)、取得を要求してきた相手先(通常はエリアユニット3であるが、後述するように上位管理装置6の場合もある)にシステム状態と計量情報とをそれぞれ送信する(S6)。ステップS3においてシステム状態の異常が検出された場合(S3:No)には相手先に異常を通知する。
一方、中位ネットNmを通して情報の取得要求がなければ(S5:No)、ステップS2に戻る。ステップS2からステップS5の処理は、計量管理ユニット2の動作中には繰り返して行われる。
ところで、エリアユニット3は、上位管理装置6からグローバルグループ名とともに時刻情報を受け取ることによって、序列制御(タイムスケジュールによる制御)も行う機能も有している。序列制御においては、グローバルグループ名に時刻情報が付加されるから、上位管理装置6からの指示が、たとえば「12:00,G1,点灯」のようになる。
エリアユニット3は、序列制御の指示を上位管理装置6から受け取ると、指示内容を記憶部11に格納して、時計部14により計時されている現在時刻が指示された時刻(上述の例では、12:00)になるまで待ち、指示された時刻になると、グローバルグループ名G1を展開した照明制御ユニット1にローカルグループ名と制御内容とを送信する。表2、表3の例では、管理番号が(照明−1)の照明制御ユニット1に対してローカルグループ名g1が送信され、管理番号が(照明−2)の照明制御ユニット1に対してローカルグループ名g3が送信される。
ここに、上述のように、序列制御の際にエリアユニット3が指定された時刻まで待ってからグローバルグループ名を展開する処理を行うと、エリアユニット3の記憶部11において序列制御のために比較的大きな容量を消費することになる。したがって、上位管理装置6からグローバルグループ名とともに時刻情報を受け取ったエリアユニット3が、グローバルグループ名をすぐにローカルグループ名に展開し、照明制御ユニット1に、ローカルグループ名と時刻情報とを送信するようにしてもよい。この場合、照明制御ユニット1に設けた時計部14により計時されている現在時刻が指示された時刻になると、制御内容に従って照明機器Ldを制御することになる。この処理を採用すれば、一括して制御する対象を限られた記憶容量で保持することができ、組込み機器程度の記憶容量の限られた装置で実現するのに好適なシステムとすることができる。
エリアユニット3において上述した序列制御を可能にしていることにより、上位管理装置6から序列制御の時刻を指定してグローバルグループ名と制御内容とを各エリアEのエリアユニット3に送信することで、管理領域Aの全体に配置した照明機器Ldの点灯・消灯を時間経過に伴って変化させることが可能になる。
序列制御においては、照明機器Ldを制御する時刻と制御内容とが指定されているから、上位管理装置6からエリアユニット3に一度だけタイムスケジュールを送信しておけば、以後はエリアユニット3がエリアE内の各照明制御ユニット1にローカルグループ名と制御内容とを順次送信することになり、上位管理装置6が接続されていなくともエリア間で同期をとる必要がないから、各エリアEが自律的に非同期で照明機器Ldを動作させることができる。
上述したように照明制御ユニット1と計量管理ユニット2と管理ユニット4とは、ハードウェア構成についてはエリアユニット3と同様であるが、記憶部11に格納したプログラムについてはエリアユニット3と異なっている。言い換えると、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3とは、プログラムの変更のみで実現することができる。管理ユニット4および後述する連携ユニット8も同様である。
照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とは、中位ネットNmと下位ネットNi1,Ni2との仲介を行うから、中位ネットNmで用いるアドレス(IPアドレスだけではなくBACnetでの識別情報)と、下位ネットNi1,Ni2で用いるアドレス(照明機器Ldあるいは計量機器Msを区別するアドレス)とが記憶部11に設定される。計量機器Msのアドレスは、RS−485規格のシリアル通信で用いる。
照明制御ユニット1では、照明機器Ldの点灯・消灯の状態を監視情報として獲得してエリアユニット3に送信する監視機能と、エリアユニット3から受信した制御情報を照明機器Ldの点灯・消灯の状態に反映させる制御機能とを有する。計量管理ユニット2は、計量監視対象の計量機器Msから計量情報を獲得してエリアユニット3に送信する監視機能を有している。
照明機器Ldの管理は常時は照明制御ユニット1が行い、計量機器Msの管理は常時は計量管理ユニット2が行う。したがって、エリアユニット3は照明機器Ldや計量機器Msに関する情報を常時は記憶する必要がなく、エリアユニット3では照明制御ユニット1および計量管理ユニット2との通信により取得した情報を一時的に記憶する程度の機能があればよい。言い換えると、組込み機器程度の少ないリソースでもエリアユニット3を容易に実現することができる。また、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3とのハードウェア構成は同じであるから、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3とで記憶部11の記憶容量は同じになるが、エリアユニット3は照明制御ユニット1と計量管理ユニット2から取得した情報を一時的に記憶するだけなので問題なく実現できる。
管理ユニット4は、エリアE内の照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3とについて中位ネットNmで用いるアドレスを記憶部11に記憶する。このアドレスは、管理ユニット4がBACnetプロトコルで生存確認パケットを送信することにより取得する。また、管理ユニット4は、記憶部11に記憶したアドレスを有する照明制御ユニット1および計量管理ユニット2の管理下にある下位ネットNi1,Ni2を構成する機器(照明機器Ld、計量機器Ms)の管理に必要な情報(識別のためのアドレスと機器の種類とを含む)を収集して記憶部11にバックアップ用として記憶する機能を備える。中位ネットNmでのアドレスの情報および下位ネットNi1,Ni2の機器の管理に必要な情報を「設定情報」と呼ぶ。したがって、管理ユニット4は設定情報のバックアップ機能を備える。
管理ユニット4は、設定情報のバックアップ機能のほか、警報情報などのシステム状態の履歴を記憶部11に格納するとともに上位管理装置6に通知するシステム状態通知機能と、取得した設定情報を上位管理装置6で閲覧可能にするウェブサービス機能とを備えている。つまり、管理ユニット4が保有する設定情報は上位管理装置6で可視化される。管理ユニット4におけるこれらの機能は記憶部11に格納されたプログラムを信号処理部10で実行することにより実現される。
管理ユニット4は、常時は、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3とに対してそれぞれバックアップ用の情報の取得要求を繰り返して行っている。照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3とは、管理ユニット4からの情報の取得要求に対して前回の要求時との情報の変化を判断し、情報に変化がなければ取得要求に応答せず、変化が生じたときにのみ取得要求に対して情報を送信する。このような動作により、管理ユニット4では照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とエリアユニット3との動作に関して最新の情報を記憶部11に記憶しておくことができる。
上述したように、上位ネットNsと中位ネットNmとの間にはルータ5が設けられている。このルータ5は、中位ネットNmにおいて用いる生存確認パケットのブロードキャストによる通信パケットがエリアEの外部に漏れるのを防止するエリア分離装置としての機能を有する。ただし、上位管理装置6とエリアユニット3との間はルータ5に妨げられることなく通信が可能になっている。
すなわち、エリアユニット3と上位管理装置6との間の通信にあたっては、エリアユニット3から上位管理装置6にHTTP(HyperText Transfer Protocol)による応答要求を発行し、上位管理装置6から応答要求に応答する通信を行う。エリアユニット3から上位管理装置6に送信する情報が存在する場合には、上位管理装置6への応答要求を発行する際にその情報を送信する。また、上位管理装置6からエリアユニット3に送信する情報が存在する場合には、エリアユニット3からのHTTPによる応答要求に返信する際に情報を送信する。この処理により、上位管理装置6とエリアユニット3との間ではルータ5に妨げられることなく通信が可能になる。
すなわち、エリアユニット3および管理ユニット4が、エリアE内の照明制御ユニット1と計量管理ユニット2と下位ネットNi1,Ni2の各機器(照明機器Ld、計量機器Ms)との管理を行うとともに設定情報を把握しているから、生存確認パケットのようにブロードキャストで送信するパケットはエリアE内にのみ到達すればよく、エリアE外にこの種の通信パケットが流出するのをルータ5により防止することができる。また、エリアE外に設けられた上位管理装置6とエリアユニット3とは通信を行うから、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2と上位管理装置6との間ではエリアユニット3を介して情報の授受が可能になる。
上述したように、ルータ5がエリアEを区切るエリア分離装置として機能しているから、エリアEに含まれる照明機器Ldや計量機器Msの台数が増加した場合には、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とをそのまま用い、エリアユニット3と管理ユニット4とルータ5とを新たに設けるだけで、エリアEを分割することができる。したがって、照明機器Ldや計量機器Msの台数が増加した場合でもシステムの拡張を容易に行うことができる。
照明制御ユニット1および計量管理ユニット2は、エリアユニット3および管理ユニット4と同様に、下位ネットNi1,Ni2に接続されている機器(照明機器Ld、計量機器Ms)を管理(監視・制御)する情報を上位管理装置6で可視化するウェブサービス機能を備える。ただし、照明制御ユニット1および計量管理ユニット2では、常時はウェブサービス機能を停止させており、各エリアEを管理する情報は、エリアユニット3のウェブサービス機能によって上位管理装置6で利用可能にしてある。一方、中位ネットNmでの生存確認パケットに対して、エリアユニット3が応答しないときには、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とのウェブサービス機能が利用可能になる。
すなわち、上位管理装置6は、エリアEの管理(監視・制御)が必要になったときに、エリアユニット3が利用できないときには照明制御ユニット1あるいは計量管理ユニット2のウェブサービス機能を利用してエリアEの管理を行う。このように、常時は、上位管理装置6と照明制御ユニット1や計量管理ユニット2との間にエリアユニット3を介在させることによって、エリアE内の機器(照明機器Ld、計量機器Ms)をまとめて管理可能にしながらも、エリアユニット3が故障した場合のような異常時には、照明制御ユニット1や計量管理ユニット2に直接アクセスして機器(照明機器Ld、計量機器Ms)の管理を応急的に行うことを可能にしているから、機器(照明機器Ld、計量機器Ms)の動作を停止させることなく、エリアユニット3の修理あるいは交換を行うことが可能になる。
また、管理ユニット4の記憶部11にはバックアップ用の情報を記憶しているから、エリアユニット3の修理あるいは交換が終了した後には、管理ユニット4からバックアップ用の情報をエリアユニット3に転送することによって、エリアユニットを復旧させることが可能である。さらに、上述した構成では、下位ネットNi1,Ni2は自律的に動作しているから、中位ネットNmでの通信が不通になったり、上位ネットNsでの通信が不通になったとしても照明機器Ldや計量機器Msの動作は停止しない。また、エリアユニット3はエリアEを単位として通信を行っているから、いずれかのエリアユニット3と上位管理装置6との間で通信が不通になったとしても、他のエリアEに影響を及ぼすことがない。つまり、エリアEを単位としてメンテナンスを行うことができる。
(実施形態2)
実施形態1では、エリアEにおいて中位ネットNmと下位ネットNi1,Ni2とを仲介するユニットとして、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とを設けていたが、本実施形態は、図1に破線で示すように、照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とに加えて連携ユニット8を設けている。照明制御ユニット1と計量管理ユニット2とは、エリアE内に複数台設けることができるが、連携ユニット8は、エリアE内に1台だけ設けることができる。連携ユニット8には、照明制御ユニット1と同様に、伝送装置CNと操作用端末器TU1と制御用端末器TU2とが接続可能である。
ただし、操作用端末器TU1としてスイッチSWではない入力を受け付ける入力端子を備えたものを用い、操作用端末器TU1に入力端子からの特定の入力があった場合に、エリアユニット3に対して他の照明制御ユニット1への制御要求を送信させる機能を有している。したがって、連携ユニット8に信号線Ls1を介して接続した操作用端末器TU1の入力端子に特定の入力があると、他の照明制御ユニットに制御要求を行って当該照明制御ユニット1の管理下にある照明機器Ldの点灯・消灯を制御することが可能になる。
たとえば、連携ユニット8に信号線Ls1を介して接続された操作用端末器TU1の入力端子にTVカメラによる撮影システムを接続しておき、撮影を開始することを特定の入力として照明制御ユニット1の管理下にある照明機器Ldを点灯させるようにすれば、撮影システムと照明機器Ldとを連動させることが可能になる。
連携ユニット8における上述の処理は照明制御ユニット1に組み込んでおくことも可能であるが、連携ユニット8を照明制御ユニット1とは独立して設けることにより、連携させるシステム数を多くとることが可能になり、照明制御ユニット1のみで連携動作を行う場合よりも高度な連携を行うことが可能になる。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
本発明に用いるエリアユニットの構成例を示すブロック図である。 同上における管理領域とエリアとの関係を示す図である。 同上における機器管理システムを示す構成図である。 同上に用いるエリアユニットにおける時刻合わせの処理を示す動作説明図である。 同上に用いるユニットの構成例を示すブロック図である。 同上に用いるエリアユニットの動作説明図である。 同上に用いる照明制御ユニットの動作説明図である。 同上に用いる計量管理ユニットの動作説明図である。
符号の説明
1 照明制御ユニット(機器管理装置)
2 計量管理ユニット(機器管理装置)
3 エリアユニット(機器管理装置)
4 管理ユニット(機器管理装置)
5 ルータ
6 上位管理装置
6a センターサーバ
6b 管理用コンピュータ
7 NTPサーバ
8 連携ユニット(機器管理装置)
10a サーバ機能部
10b クライアント機能部
10c ノード機能部
11 記憶部
12a〜12d 通信処理部
13a〜13d 通信ポート
14 時計部
A 管理領域
E エリア
E1〜E8 エリア
Ls1 信号線
Ls2 信号線
Ni1,Ni2 下位ネット
Nm 中位ネット
Ns 上位ネット

Claims (7)

  1. 通信ネットワークに接続する通信ポートと、通信ポートを通して授受される機器の管理情報を記憶する記憶部と、通信ポートを介して通信する相手装置に対してサーバとして機能するサーバ機能部と、相手装置に対してクライアントとして機能するクライアント機能部と、相手装置に対してノードとして機能するノート機能部と、相手装置と管理情報を授受するにあたってサーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とのうちのいずれを用いて通信するかを選択する選択手段とを備え、サーバ機能部とクライアント機能部とノード機能部とは、1個の通信ポートを共用することを特徴とする機器管理装置。
  2. 前記通信ポートは1個の接続口を有し、前記選択手段は、通信ポートを介して授受される通信内容に応じて、前記相手装置に対してサーバとクライアントとノードとのいずれとして機能するかを選択することを特徴とする請求項1記載の機器管理装置。
  3. 前記サーバ機能部と前記クライアント機能部と前記ノード機能部とはコンピュータで各プログラムを実行することによりそれぞれ実現され、前記記憶部は実行中のプログラムを展開する揮発性のメモリを有し、前記サーバ機能部と前記クライアント機能部と前記ノード機能部との各プログラムとが占有している揮発性のメモリの領域のうち、前記相手装置との通信に利用していない機能のプログラムが占有している領域を他用途に解放する機能制限部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の機器管理装置。
  4. 前記記憶部は前記サーバ機能部と前記クライアント機能部と前記ノード機能部との各プログラムを記憶した不揮発性のメモリを有し、前記機能制限部は、不揮発性のメモリから前記揮発性のメモリに各プログラムロードを個別にロードする機能を有することを特徴とする請求項3記載の機器管理装置。
  5. 所定の管理領域に存在する複数台の機器について複数階層に階層化された通信ネットワークを用いることにより管理する機器管理システムであって、管理領域を分割した小領域であるエリアごとに請求項1〜4のいずれか1項に記載の機器管理装置を少なくとも1台設け、前記記憶部にエリアごとの機器の管理情報を記憶させるとともに、記憶部に記憶された管理情報を通信により前記相手装置が利用することを特徴とする機器管理システム。
  6. 前記機器管理装置は各エリアに複数台設けられ、機器管理装置を備えるエリア内の通信ネットワークと上位階層の通信ネットワークとの間にはルータが介在しており、機器管理装置は、上位階層の通信ネットワークに設けた通信装置とは、ルータを介してサーバ機能部またはクライアント機能部を用いて通信することを特徴とする請求項5記載の機器管理システム。
  7. 上位階層の通信ネットワークにNTPサーバが設けられ、各エリアに設けたいずれか1台の機器管理装置が、クライアント機能部を用いてNTPサーバから時刻を取得し、取得した時刻をクライアント機能またはノード機能を用いてエリア内の他の機器管理装置に配信することによりエリア内のすべての機器管理装置の時刻を合わせることを特徴とする請求項5又は6記載の機器管理システム。
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