JP5204557B2 - データ保存システム及び上位管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データの分散記憶に用いられるデータ保存システム及び上位管理装置に関するものである。
データ(保存対象データ)の分散記憶に用いられる従来のデータ保存システムとして、1つの通信路に接続された3つのサイト(端末装置)の主記憶量の比率に応じて、上記各サイト(第1〜3のサイト)に保存対象データを分散記憶させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のデータ保存システムは、例えば第1のサイト、第2のサイト及び第3のサイトの主記憶量の比率が10:1:100である場合、1〜1000万のインデックスをもつ保存対象データのうち、インデックスが1〜90万のデータ(分割データ)を第1のサイトに記憶し、インデックスが90万〜100万のデータを第2のサイトに記憶し、インデックスが100万〜1000万のデータを第3のサイトに記憶することで、保存対象データを分散記憶する。
特開平5−233390号公報
しかしながら、特許文献1のデータ保存システムでは、保存対象データを、最も主記憶量の大きい第3のサイトよりも先に第1のサイト及び第2のサイトに記憶することから、保存対象データの分割数が多くなりやすい。例えば、第1のサイトと第3のサイトの主記憶量で保存対象データを分散記憶できる場合であっても、第3のサイトより主記憶量の小さい第2のサイトに先に分割データを記憶するので、結果的に、第1〜3のサイトの全てに分散記憶するように保存対象データを3つに分割する必要がある。
上記のように保存対象データの分割数が多くなると、特許文献1のデータ保存システムには、保存対象データを分散記憶するとき及び復元するときに、伝送エラーの発生率が高くなって、データの再送回数が多くなることから、トラフィック量が多くなってしまうという問題があった。その結果、特許文献1のデータ保存システムでは、保存対象データの分散記憶や復元に時間がかかっていた。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、保存対象データの分散記憶時及び復元時における通信のトラフィック量を低減することができるデータ保存システム及び上位管理装置を提供することにある。
請求項1の発明は、保存対象データを管理する上位管理装置と、それぞれが記憶手段を有する複数台の端末装置とを備え、前記上位管理装置は、前記複数台の端末装置から前記記憶手段の記憶容量の残量である記憶残量に関する記憶残量情報を取得する記憶残量確認手段と、前記保存対象データを分割して前記複数台の端末装置のうち少なくとも2以上のそれぞれに対応する複数の分割データを作成し、対応する分割データが作成された端末装置を対応済端末装置とする分割手段と、前記複数の分割データをそれぞれ対応する端末装置に記憶させるように制御する記憶制御手段と、前記保存対象データの先頭部分である最初の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び当該保存対象データであることを識別する識別情報を記憶する管理側記憶手段と、前記記憶制御手段が各端末装置に送信する各分割データにおいて当該分割データの終了部分に結合される次の分割データがある場合、当該分割データの終了部分に、当該次の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び前記識別情報を付加する付加手段と、前記管理側記憶手段に記憶されているアドレス情報及び前記識別情報を用いて前記最初の分割データを記憶する端末装置に当該最初の分割データの収集要求を行うとともに前記付加手段で付加された前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて他の端末装置に当該他の端末装置に記憶されている分割データの収集要求を行う収集要求手段と、前記複数台の端末装置から前記分割データを取得し前記識別情報が付加された分割データを取得した順に結合して前記保存対象データを復元する復元手段とを有し、前記分割手段は、前記保存対象データを分割する際に、前記対応済端末装置以外の端末装置のうち、前記記憶残量が最大である端末装置の当該記憶残量がなくなるように、前記保存対象データのうち前記対応済端末装置に対応する分割データ以外のデータを当該データの先頭部分から分割して前記分割データを作成することを前記保存対象データが全て分割されるまで繰り返し、前記収集要求手段は、前記最初の分割データを記憶する端末装置に前記収集要求を行った後、各端末装置への収集要求に対応して取得された分割データの順に当該分割データに付加されている前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて当該アドレス情報の端末装置に収集要求を行い、前記複数台の端末装置のそれぞれは、前記上位管理装置からの前記分割データを前記記憶手段に記憶し、前記収集要求が行われると、前記記憶手段に記憶されている前記分割データを前記上位管理装置に送信することを特徴とする。
請求項2の発明は、それぞれが記憶手段を有する複数台の端末装置とともに用いられ、保存対象データを管理する上位管理装置であって前記複数台の端末装置から前記記憶手段の記憶容量の残量である記憶残量に関する記憶残量情報を取得する記憶残量確認手段と、前記保存対象データを分割して前記複数台の端末装置のうち少なくとも2以上のそれぞれに対応する複数の分割データを作成し、対応する分割データが作成された端末装置を対応済端末装置とする分割手段と、前記複数の分割データをそれぞれ対応する端末装置に記憶させるように制御する記憶制御手段と、前記保存対象データの先頭部分である最初の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び当該保存対象データであることを識別する識別情報を記憶する管理側記憶手段と、前記記憶制御手段が各端末装置に送信する各分割データにおいて当該分割データの終了部分に結合される次の分割データがある場合、当該分割データの終了部分に、当該次の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び前記識別情報を付加する付加手段と、前記管理側記憶手段に記憶されているアドレス情報及び前記識別情報を用いて前記最初の分割データを記憶する端末装置に当該最初の分割データの収集要求を行うとともに前記付加手段で付加された前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて他の端末装置に当該他の端末装置に記憶されている分割データの収集要求を行う収集要求手段と、前記複数台の端末装置から前記分割データを取得し前記識別情報が付加された分割データを取得した順に結合して前記保存対象データを復元する復元手段とを有し、前記分割手段は、前記保存対象データを分割する際に、前記対応済端末装置以外の端末装置のうち、前記記憶残量が最大である端末装置の当該記憶残量がなくなるように、前記保存対象データのうち前記対応済端末装置に対応する分割データ以外のデータを当該データの先頭部分から分割して前記分割データを作成することを前記保存対象データが全て分割されるまで繰り返し、前記収集要求手段は、前記最初の分割データを記憶する端末装置に前記収集要求を行った後、各端末装置への収集要求に対応して取得された分割データの順に当該分割データに付加されている前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて当該アドレス情報の端末装置に収集要求を行ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上位管理装置の分割手段が、端末装置の記憶残量の大きい方から順に、各端末装置の記憶残量に応じたデータを、先に分割された分割データの大きさより小さい範囲で保存対象データの先頭部分から分割して分割データとすることによって、保存対象データの分割数をできるだけ少なくすることができ、保存対象データの分散記憶時及び復元時における伝送エラーの発生率を低くして、データの再送回数を低減することができるので、保存対象データの分散記憶時及び復元時における通信のトラフィック量を低減することができる。これにより、保存対象データの分散記憶及び復元を短時間で行うことができる。
また、請求項の発明によれば、保存対象データの復元時に、各端末装置が、次の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報を分割データとともに上位管理装置に送信し、上位管理装置の復元手段が上記アドレス情報を用いて分割データを順に取得することによって、保存対象データの分散記憶時に上位管理装置が各端末装置と分割データとを対応付けた対応テーブルを記憶する必要がないので、上位管理装置の負荷を低減することができる。
さらに、請求項の発明によれば、上位管理装置の収集要求手段が、収集要求に対応して取得された分割データの順に、上記分割データに付加されているアドレス情報の端末装置をアクセスするため、保存対象データの復元に必要な端末装置のみにアクセスし、その結果、上位管理装置によるアクセス数を低減することができる。
(実施形態1)
本発明では、例えば照明機器や冷暖房機器などの各種設備機器の動作状態を監視することと各種設備機器を制御することとを総称して設備機器の「管理」という。したがって、設備機器の管理は、設備機器の監視と制御の少なくとも一方を意味する。また、管理対象となる設備機器が配置されている領域の全体を「管理領域」といい、管理領域を複数の小領域に分割したときの一つの小領域を「エリア」という。
管理領域は、オフィスビル・集合住宅・病院・学校・ホテル・体育館・美術館・博物館・ショッピングセンタのような各種建物内、複数の建物を含む集合住宅の敷地内、土地開発された複数個の住戸を含むひとまとまりの住宅地内、テーマパーク内、公園内のような広範囲の空間であって、設備機器が多数配置される空間に相当する。一方、エリアは、建物の各階若しくは各室、又は土地を適宜に区切ったときの各区画に相当する。
以下に説明する実施形態では、監視及び制御の対象となる設備機器として照明機器を例示し、監視の対象となる機器として電気計量(電圧、電流、電力などの計量)を行う計量機器を例示する。
続いて、実施形態1の機器管理システム(データ保存システム)の構成について図1〜7を用いて説明する。この機器管理システムは、エリアごとに設備機器を管理するものであり、図1に示すように、システム全体を統括制御するセンターサーバ1と、それぞれに設備機器が接続されセンターサーバ1の制御又は指示によって設備機器の制御及び監視を行う複数のエリアサブシステム2,2とを備えている。センターサーバ1及び複数のエリアサブシステム2,2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)である上位層の通信ネットワーク(以下、「上位ネット」という。)Nsによって接続されている。
上位ネットNsは、ネットワーク層ではIPv6に対応したIPプロトコルを用い、上位層のプロトコルとして独自プロトコルが用いられている。上位ネットNsには、センターサーバ1を監視制御する管理用コンピュータ3が接続されている。
各エリアサブシステム2は、センターサーバ1と上位ネットNsによって接続されているエリアユニット4と、エリアユニット4と中位層のネットワーク(以下、「中位ネット」という。)Nmによってそれぞれ接続されている複数台の制御ユニット5,5と、エリアユニット4と中位ネットNmによって接続されている管理ユニット6とを備えている。
各制御ユニット5としては、照明機器Ldの監視及び制御を行う第1の制御ユニット(照明制御ユニット)5aと、計量機器Msの監視を行う第2の制御ユニット(計量管理ユニット)5bとがある。照明制御ユニット5aに接続された下位層のネットワーク(以下、「下位ネット」という。)Ni1は、2線式の信号線Ls1を伝送される固定長の伝送信号を用いた時分割多重伝送方式の通信ネットワークを構築している。計量管理ユニット5bに接続された下位ネットNi2は、RS−485、RS−232Cなどのシリアル通信による通信ネットワーク又はEthernet(登録商標)による通信ネットワークを構築し、信号線Ls2を通して情報を授受する。
ここで、下位ネットNi1を構築する負荷制御システムの動作について説明する。伝送装置CNが一定時間ごとに固定長の伝送信号を信号線Ls1に送出し、スイッチSWの操作時に、操作用端末器TU1が、上記伝送信号に同期するタイミングで割込信号を信号線Ls1に送出する。伝送装置CNは、割込信号を受信すると、伝送信号によってアドレスの返送を要求する。伝送信号には、操作用端末器TU1から返送される情報を載せるタイムスロットが設けられている。
伝送装置CNから伝送信号によってアドレスの返送が要求されると、割込信号を発生した操作用端末器TU1は、上記タイムスロットにおいて自己のアドレスを伝送装置CNに返送する。伝送装置CNは、取得したアドレスを指定する伝送信号により操作用端末器TU1からスイッチSWのオン・オフの状態を獲得する。さらに、スイッチSWと照明機器Ldとのアドレスを関係付けた関係テーブルと照合することによって、スイッチSWに対応付けた照明機器Ldに対してアドレスを指定して制御用端末器TU2を介して伝送信号を伝送し、操作用端末器TU1から獲得したスイッチSWのオン・オフの状態に従って照明機器Ldの点灯・消灯を制御する。
照明制御ユニット5aは、信号線Ls1に接続されているから、伝送信号を監視することによって照明機器Ldの動作状態を取得することができる。また、操作用端末器TU1と同じ動作が可能であって、照明機器Ldの点灯・消灯を指示することができる。
計量管理ユニット5bは、信号線Ls2に接続されている計量機器Msとの間でシリアル通信を行うことにより、計量機器Msに指示を与え、また計量機器Msからの情報を獲得する。計量機器Msは、例えば、照明機器Ldの動作中の電圧、電流、電力の瞬時値や積算値を計測する。したがって、計量管理ユニット5bは計量機器Msから取得する計量情報によって照明機器Ldの動作などを監視することができる。
エリアユニット4は、後述の設定情報を用いて、照明制御ユニット5aとの通信により照明機器Ldの動作状態の取得及び指示が可能である。また、エリアユニット4は、計量管理ユニット5bとの通信により計量機器Msが計量した計量情報を取得することが可能である。上記設定情報には、通信設定情報データと、機器管理設定情報データとが含まれる。
通信設定情報データには、通信時の送信元のIPアドレスと、通信時の送信先のIPアドレスと、エリア内でのブロードキャストアドレスとが含まれている。さらに、通信設定情報データとしては、エリアユニット4と接続される照明制御ユニット5a及び計量管理ユニット5bを個別に管理する管理番号に、照明制御ユニット5a及び計量管理ユニット5bのIPアドレスを関係付けた対応テーブルを有している。
機器管理設定情報データには、エリアユニット4が接続されるエリア内で接続可能なユニット(エリアユニット4、照明制御ユニット5a、計量管理ユニット5b、管理ユニット6を含む)の最大台数と、エリアに実際に接続されている台数との情報が含まれている。
エリアユニット4は、照明制御ユニット5aの管理下にある照明機器Ldの動作状態の取得要求を行い、動作状態を取得する。さらに、エリアユニット4は、取得した動作状態をセンターサーバ1に送信する。ここで、エリアユニット4は、センターサーバ1から照明機器Ldの制御要求を受け取ったときには、照明制御ユニット5aに照明機器Ldの制御を要求する。
管理ユニット6は、エリアユニット4が管理する中位ネットNm及び下位ネットNi1,Ni2に含まれる照明機器Ldや計量機器Msを含む機器の種別及び通信アドレスを記憶し、また照明制御ユニット5a、計量管理ユニット5b、エリアユニット4に設定されたデータのバックアップを保存する。また、管理ユニット6は、エリアユニット4ごとの設定情報を保持している。さらに、管理ユニット6は、バックアップ用の情報を記憶しているから、エリアユニット4の修理又は交換が終了した後には、管理ユニット6からバックアップ用の情報をエリアユニット4に転送することによって、エリアユニット4を復旧させることが可能である。
続いて、センターサーバ1の構成について、保存対象データD(図7参照)の分散記憶を中心に、図2を用いて説明する。センターサーバ1は、保存対象データDを管理するものであり、各エリアユニット4との間で通信を行う通信部10と、保存対象データDを記憶する記憶部(管理側記憶手段)11と、センターサーバ1全体の制御を行う制御部12とを備えている。
通信部10は、制御部12の制御によって信号を送信し、上位ネットNs(図1参照)を介して受信した信号を制御部12に出力する。
制御部12は、各端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)の記憶残量を確認する記憶残量確認部(記憶残量確認手段)13と、保存対象データDを複数の分割データD1〜D3(図7参照)に分割する分割部(分割手段)14と、各分割データD1〜D3に同一の識別情報を付加する付加部(付加手段)15と、各端末装置に分割データD1〜D3を記憶させる記憶制御部(記憶制御手段)16と、各端末装置に保存対象データDの収集要求を行う収集要求部(収集要求手段)17と、各端末装置で分散記憶された分割データD1〜D3から保存対象データDを復元する復元部(復元手段)18とを備えている。
記憶残量確認部13は、各端末装置に対して後述の記憶部40,50(図3,4参照)の記憶容量の残量である記憶残量の確認要求に対応する確認要求信号を送信するように通信部10を制御する。確認要求信号の送信制御を行った記憶残量確認部13は、通信部10を介して各端末装置から記憶残量に関する記憶残量情報を取得する。
分割部14は、保存対象データDを分割する際に、記憶残量の大きい方から順に、記憶残量に応じたデータを、先に分割された分割データD1,D2の大きさより小さい範囲で保存対象データDから分割して分割データD1〜D3とする。上記のようにして分割された各分割データD1〜D3は、それぞれエリアユニット4、第1の制御ユニット5a、第2の制御ユニット5bに対応する。
つまり、対応する分割データD1〜D3が作成された端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)を対応済端末装置とすると、分割部14は、保存対象データDを分割する際に、上記対応済端末装置以外の端末装置のうち、記憶残量が最大である端末装置の上記記憶残量がなくなるように、保存対象データDのうち上記対応済端末装置に対応する分割データ以外のデータを上記データの先頭部分から分割して分割データD1〜D3を作成することを、保存対象データDが全て分割されるまで繰り返す。
付加部15は、分割部14で分割された各分割データD1〜D3の先頭部分に、後述のヘッダH(図7参照)を付加する。
記憶制御部16は、各端末装置に対して、それぞれ対応する分割データD1〜D3を記憶させるために、付加部15でヘッダHが付加された分割データD1〜D3を送信するように通信部10を制御する。また、記憶制御部16は、各端末装置のIPアドレス(アドレス情報)と分割データとを対応させた対応テーブルを記憶部11に記憶させるように制御する。
収集要求部17は、保存対象データDが複数の分割データD1〜D3として各端末装置に分散記憶された後、各端末装置に記憶されている分割データD1〜D3を収集するときに、分割データD1〜D3の収集要求に対応する収集要求信号を各端末装置に送信するように通信部10を制御する。このとき、収集要求信号は、通信部10から各端末装置に送信される。
復元部18は、収集要求部17の制御によって収集要求信号が端末装置に送信された後、端末装置からの分割データD1〜D3を、通信部10を介して取得する。全ての分割データD1〜D3を取得した復元部18は、上記分割データD1〜D3を結合して保存対象データDを復元する。
エリアユニット4は、図3に示すように、任意の記憶容量を有する記憶部(記憶手段)40と、上位ネットNs(図1参照)を用いてセンターサーバ1との間で通信を行う上位通信部41と、中位ネットNm(図1参照)を用いて各制御ユニット5との間で通信を行う下位通信部42と、エリアユニット4全体の制御を行う制御部43とを備えている。
上位通信部41は、制御部43の制御によって信号を送信し、上位ネットNsを介して受信した信号を制御部43に出力する。下位通信部42は、制御部43の制御によって信号を送信し、中位ネットNmを介して受信した信号を制御部43に出力する。
制御部43は、センターサーバ1からの分割データD1(図7参照)を記憶部40に記憶させる記憶制御部44と、センターサーバ1からの分割データD2,D3を対応する制御ユニット5に送信させる送信制御部45と、分割データD1をセンターサーバ1に送信させる返送制御部46とを備えている。
記憶制御部44は、上位通信部41で受信された分割データD1〜D3のうち、エリアユニット4に対応する分割データD1を記憶部40に記憶させる。
送信制御部45は、上位通信部41で受信された分割データD1〜D3のうち、記憶部40に記憶される分割データD1以外の分割データD2,D3を対応する制御ユニット5に送信するように下位通信部42を制御する。
返送制御部46は、センターサーバ1からの収集要求信号が上位通信部41で受信されると、記憶部40に記憶されている分割データD1をセンターサーバ1に送信するように上位通信部41を制御する。
記憶部40は、図5に示すように、OS・ミドルウェア領域400と、アプリケーション領域401と、ストレージ領域402とを有している。分割データD1〜D3(図7参照)は、ストレージ領域402のうち空き領域403の一部であるフリー領域404に記憶される。
各制御ユニット5は、基本的な構成がエリアユニット4と同様の構成であり、図4に示すように、任意の記憶容量を有する記憶部(記憶手段)50と、中位ネットNm(図1参照)を用いてエリアユニット4及び他の制御ユニット5との間で通信を行う上位通信部51と、下位ネットNi1,Ni2(図1参照)を用いて設備機器との間で通信を行う下位通信部52と、制御ユニット5全体の制御を行う制御部53とを備えている。
上位通信部51は、制御部53の制御によって信号を送信し、中位ネットNmを介して受信した信号を制御部53に出力する。例えば、上位通信部51は、エリアユニット4から保存対象データD(図7参照)を受信する。
制御部53は、センターサーバ1からの分割データD2,D3(図7参照)を記憶部50に記憶させる記憶制御部54と、分割データD2,D3をセンターサーバ1に送信させる返送制御部55とを備えている。
記憶制御部54は、上位通信部51で受信された分割データD2,D3を記憶部50に記憶させる。
返送制御部55は、センターサーバ1からの収集要求信号が上位通信部51で受信されると、記憶部50に記憶されている分割データD2,D3を、エリアユニット4を介してセンターサーバ1に送信するように上位通信部51を制御する。
記憶部50は、エリアユニット4の記憶部40(図3参照)と同様の構成であり、図5に示すように、OS・ミドルウェア領域500と、アプリケーション領域501と、ストレージ領域502とを有している。分割データD1〜D3(図7参照)は、ストレージ領域502のうち空き領域503の一部であるフリー領域504に記憶される。
上記のようなエリアユニット4及び各制御ユニット5(第1,2の制御ユニット5a,5b)において、エリアユニット4及び第1,2の制御ユニット5a,5bの記憶残量が図6に示すようなものである場合、図7(a)に示す保存対象データDは、図7(b)に示すように、エリアユニット4及び第1,2の制御ユニット5a,5bに分割データD1〜D3として分散記憶される。最も記憶残量の大きいエリアユニット4には、最も大きい分割データD1が最初に記憶され、2番目に記憶残量の大きい第1の制御ユニット5aには、2番目に大きい分割データD2が次に記憶され、3番目に記憶残量の大きい第2の制御ユニット5bには、3番目に大きい分割データD3が最後に記憶される。
エリアユニット4及び第1,2の制御ユニット5a,5bに記憶された各分割データD1〜D3にはヘッダHが付加される。ヘッダHには、図7(c)に示すように、保存対象データDの内容を示す保存対象データ種別情報H1や、保存対象データDであることを識別するための保存対象データ識別番号H2、分割データD1〜D3の保存日時情報H3で構成されている。
上述した構成である本実施形態の機器管理システムにおいて、図1に示すセンターサーバ1は、本発明の上位管理装置に相当し、エリアユニット4及び各制御ユニット5(第1,2の制御ユニット5a,5b)は、本発明の端末装置に相当する。
次に、本実施形態の機器管理システムにおいて保存対象データD(図7参照)を分散記憶する動作について図8を用いて説明する。まず、センターサーバ1が各端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)に確認要求信号を送信する(図8のS1)。その後、センターサーバ1は、各端末装置の記憶残量情報を取得する(S2)。その後、センターサーバ1は、取得した記憶残量情報を用いて保存対象データDを複数の分割データD1〜D3(図7参照)に分割し(S3)、各分割データD1〜D3にヘッダH(図7参照)を付加する(S4)。その後、センターサーバ1は、各端末装置に分割データD1〜D3を送信するとともに(S5)、対応テーブルを記憶する(S6)。各端末装置は、センターサーバ1からの分割データD1〜D3を記憶する(S7)。
上記動作を行うことによって、本実施形態の機器管理システムは、センターサーバ1の保存対象データDを分割データD1〜D3として各端末装置に分散記憶させることができる。なお、上記動作のシーケンス図は図9に示している。
次に、本実施形態の機器管理システムにおいて分散記憶されている保存対象データD(図7参照)を取得する動作について図10を用いて説明する。まず、センターサーバ1(図1参照)は、記憶している対応テーブルを読み取る(図10のS11)。その後、センターサーバ1は、エリアユニット4に収集要求信号を送信し、最初の分割データD1(図7参照)を読み込む(S12)。その後、センターサーバ1は、対応テーブルに基づき、次の分割データD2(図7参照)が記憶されている第1の制御ユニット5a(図1参照)のIPアドレスを読み込み(S13)、読み込んだIPアドレスの第1の制御ユニット5aに接続して収集要求信号を送信し(S14)、次の分割データD2を読み込む(S15)。
その後、ステップS13に戻り、センターサーバ1は、次の分割データD3(図7参照)が記憶されている第2の制御ユニット5b(図1参照)のIPアドレスを読み込み(S13)、読み込んだIPアドレスの第2の制御ユニット5bに接続して収集要求信号を送信し(S14)、次の分割データD3を読み込む(S15)。
その後、センターサーバ1は、分割データD1〜D3を結合して保存対象データDを復元する(S16)。
上記動作を行うことによって、本実施形態の機器管理システムは、各端末装置に分散記憶されていた分割データD1〜D3を結合して保存対象データDを復元することができる。なお、上記動作のシーケンス図は図11に示している。
以上、本実施形態によれば、センターサーバ1の分割部14(図2参照)が、端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)の記憶残量の大きい方から順に、各端末装置の記憶残量に応じたデータを、先に分割された分割データD1,D2(図7参照)の大きさより小さい範囲で保存対象データD(図7参照)の先頭部分から分割して分割データD1〜D3とすることによって、保存対象データDの分割数をできるだけ少なくすることができ、保存対象データDの分散記憶時及び復元時における伝送エラーの発生率を低くして、データの再送回数を低減することができるので、保存対象データDの分散記憶時及び復元時における通信のトラフィック量を低減することができる。これにより、保存対象データDの分散記憶及び復元を短時間で行うことができる。
(実施形態2)
ところで、実施形態1では、端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)と分割データD1〜D3(図7参照)の対応関係を示す対応テーブルをセンターサーバ1(図1参照)が記憶するものであったが、このような対応テーブルの記憶は、センターサーバ1の負荷を大きくする。
そこで、実施形態2では、図1に示すセンターサーバ1が最初の分割データD1(図12参照)を記憶する端末装置のIPアドレスのみを記憶する機器管理システムについて説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のセンターサーバ1において、図2に示す記憶部11には、対応テーブルではなく、保存対象データD(図12参照)の先頭部分である最初の分割データD1を記憶する端末装置のIPアドレスが、識別情報とともに記憶されている。なお、識別情報は実施形態1の識別情報と同様である。
本実施形態の付加部15は、図12(b)に示すように、記憶制御部16が各端末装置に送信する全ての分割データD1〜D3の先頭にヘッダHを付加するのではなく、最初の分割データD1の先頭にのみヘッダHを付加する。ヘッダHには、図12(c)に示すように、保存対象データ種別情報H1、保存対象データ識別番号H2及び保存日時情報H3を実施形態1のヘッダH(図7(c)参照)と同様に含まれ、さらに、最初の分割データD1を記憶する端末装置(図12(b)ではエリアユニット4)のIPアドレスH4が含まれている。
また、付加部15は、図12(b)に示すように、最後の分割データD3の終わりに、保存対象データDの終了を示すEOF(End of File)識別子Eを付加する。
さらに、付加部15は、記憶制御部16が各端末装置に送信する各分割データD1〜D3の接続部分(先頭部分、終了部分)に、図12(b)に示すインデックス情報I1,I2を付加する。各インデックス情報I1,I2は、分割データD1〜D3間を結合させるための固有の符号であり、図12(d)に示すように、次の分割データD2,D3を記憶する端末装置のIPアドレスと、識別情報である判別符号とを含む構成である。上記識別情報は、記憶部11に記憶されている識別情報と同一である。
具体的には、分割データD1,D2のインデックス情報I1には、分割データD2を記憶する第1の制御ユニット5aのIPアドレスと判別符号とが含まれ、分割データD2,D3のインデックス情報I2には、分割データD3を記憶する第2の制御ユニット5bのIPアドレスと判別符号とが含まれている。
図12(b)に示すように、分割データD1のインデックス情報I1と分割データD2のインデックス情報I1とによって、分割データD1の次に分割データD2が結合されるようにすることができる。同様に、分割データD2のインデックス情報I2と分割データD3のインデックス情報I2とによって、分割データD2の次に分割データD3が結合されるようにすることができる。
図2に示す収集要求部17は、保存対象データDが複数の分割データD1〜D3(図12参照)として各端末装置に分散記憶された後、記憶部11に記憶されているIPアドレス及び識別情報を用いて、最初の分割データD1を記憶する端末装置に上記最初の分割データD1の収集要求を行う。また、収集要求部17は、最初の分割データD1を記憶する端末装置に収集要求を行った後、各端末装置への収集要求に対応して取得された分割データD1,D2の順に上記分割データD1,D2に付加されているIPアドレス及び識別情報を用いて、上記IPアドレスの端末装置に収集要求を行う。本実施形態においても、収集要求部17は、ユニキャストによって各端末装置に収集要求を行う。
本実施形態の復元部18は、各端末装置から分割データD1〜D3をインデックス情報I1,I2(図12参照)とともに通信部10を介して取得する。分割データD1〜D3及びインデックス情報I1,I2を取得した復元部18は、インデックス情報I1,I2に同一の判別符号が含まれた分割データD1〜D3を取得した順に結合して保存対象データDを復元する。
本実施形態のエリアユニット4において、図3に示す記憶制御部44は、上位通信部41で受信された分割データD1(図12参照)とともにインデックス情報I1(図12参照)を記憶部40に記憶させる。
本実施形態の返送制御部46は、センターサーバ1からの収集要求信号が上位通信部41で受信されると、記憶部40に記憶されているインデックス情報I1,I2を分割データD1〜D3とともにセンターサーバ1に送信するように上位通信部41を制御する。
本実施形態の各制御ユニット5において、図4に示す記憶制御部54は、上位通信部51で受信された分割データD2,D3(図12参照)とともにインデックス情報I1,I2(図12参照)を記憶部50に記憶させる。
本実施形態の返送制御部55は、センターサーバ1からの収集要求信号が上位通信部51で受信されると、記憶部50に記憶されているインデックス情報I1,I2を分割データD2,D3とともにエリアユニット4を介してセンターサーバ1に送信するように上位通信部51を制御する。
次に、本実施形態の機器管理システムにおいて保存対象データD(図12参照)を分散記憶する動作について図13を用いて説明する。まず、実施形態1と同様に、センターサーバ1(図1参照)が各端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)に確認要求信号を送信し、各端末装置から記憶残量情報を取得し、記憶残量情報を用いて保存対象データDを複数の分割データD1〜D3に分割する(図8のS1〜S3参照)。その後、センターサーバ1は、分割データD1〜D3にインデックス情報I1,I2(図12参照)を付加するとともに、最初の分割データD1にのみヘッダH(図12参照)を付加する(図13のS21)。その後、センターサーバ1は、各端末装置に分割データD1〜D3を送信するとともに(S22)、ヘッダHの情報を記憶する(S23)。各端末装置は、実施形態1と同様に、センターサーバ1からの分割データD1〜D3を記憶する(S7)。
上記動作を行うことによって、本実施形態の機器管理システムは、センターサーバ1の保存対象データDを分割データD1〜D3として各端末装置に分散記憶させることができる。なお、上記動作のシーケンス図は実施形態1と同様である(図9参照)。
次に、本実施形態の機器管理システムにおいて分散記憶されている保存対象データD(図12参照)を取得する動作について図14を用いて説明する。まず、センターサーバ1(図1参照)は、記憶しているヘッダHの情報を読み取る(図14のS31)。その後、センターサーバ1は、エリアユニット4(図1参照)に収集要求信号を送信し、最初の分割データD1(図12参照)を読み込む(S32)。その後、センターサーバ1は、最初の分割データD1に付加されたインデックス情報I1(図12参照)に基づき、次の分割データD2(図12参照)が記憶されている第1の制御ユニット5a(図1参照)のIPアドレスを読み込み(S33)、読み込んだIPアドレスの第1の制御ユニット5aに接続して収集要求信号を送信し(S34)、次の分割データD2を読み込む(S35)。
その後、ステップS33に戻り、センターサーバ1は、分割データD2に付加されたインデックス情報I2(図12参照)に基づき、次の分割データD3(図12参照)が記憶されている第2の制御ユニット5b(図1参照)のIPアドレスを読み込み(S33)、読み込んだIPアドレスの第2の制御ユニット5bに接続して収集要求信号を送信し(S34)、次の分割データD3を読み込む(S35)。
その後、センターサーバ1は、インデックス情報I1,I2を用いて分割データD1〜D3を結合して保存対象データDを復元する(S36)。
上記動作を行うことによって、本実施形態の機器管理システムは、各端末装置に分散記憶されていた分割データD1〜D3を結合して保存対象データDを復元することができる。なお、上記動作のシーケンス図は実施形態1と同様である(図11参照)。
以上、本実施形態によれば、保存対象データD(図12参照)の復元時に、各端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)が、次の分割データD2,D3(図12参照)を記憶する端末装置のIPアドレスを分割データD1,D2とともにセンターサーバ1(図1参照)に送信し、センターサーバ1の復元部18(図2参照)が上記IPアドレスを用いて分割データD1〜D3を順に取得することによって、保存対象データDの分散記憶時にセンターサーバ1が各端末装置と分割データD1〜D3とを対応付けた対応テーブルを記憶する必要がないので、センターサーバ1の負荷を低減することができる。
また、本実施形態によれば、センターサーバ1の収集要求部17(図2参照)が、収集要求に対応して取得された分割データの順に、上記分割データに付加されているIPアドレスの端末装置をアクセスするため、保存対象データDの復元に必要な端末装置のみにアクセスし、その結果、センターサーバ1によるアクセス数を低減することができる。
(実施形態3)
実施形態3の機器管理システムは、図2に示すセンターサーバ1の復元部18が、同一の識別情報が付加された分割データD1〜D3(図7参照)を大きい方から順に結合して保存対象データD(図7参照)を復元する点で、実施形態1の機器管理システムと相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のセンターサーバ1において、図2に示す収集要求部17は、保存対象データDが複数の分割データD1〜D3として各端末装置に分散記憶された後、各端末装置に記憶されている分割データD1〜D3を収集するときに、全ての端末装置(エリアユニット4、各制御ユニット5)に収集要求信号を同時に送信するように通信部10を制御する。つまり、本実施形態の収集要求部17は、ブロードキャストによって各端末装置に収集要求信号を送信する。
本実施形態の復元部18は、全ての端末装置から分割データD1〜D3を取得し、同一の識別情報が付加された分割データD1〜D3を大きい方から順に結合して保存対象データDを復元する。
本実施形態のエリアユニット4において、図3に示す返送制御部46は、実施形態1と同様に、センターサーバ1からの収集要求信号が上位通信部41で受信されると、記憶部40に記憶されている分割データD1をセンターサーバ1に送信するように上位通信部41を制御する。
本実施形態の各制御ユニット5において、図4に示す返送制御部55(図4参照)は、実施形態1と同様に、センターサーバ1からの収集要求信号が上位通信部51で受信されると、記憶部50に記憶されている分割データD2,D3を、エリアユニット4を介してセンターサーバ1に送信するように上位通信部51を制御する。
次に、本実施形態の機器管理システムにおいて分散記憶されている保存対象データD(図7参照)を取得する動作について図15を用いて説明する。まず、センターサーバ1(図1参照)が各端末装置(エリアユニット4、第1の制御ユニット5a、第2の制御ユニット5b)に収集要求信号を同時に送信する。エリアユニット4(図1参照)は、記憶している分割データD1(図7参照)をセンターサーバ1に返送する。第1の制御ユニット5a(図1参照)は、記憶している分割データD2(図7参照)を、エリアユニット4を介してセンターサーバ1に返送し、第2の制御ユニット5b(図1参照)は、記憶している分割データD3(図7参照)を、エリアユニット4を介してセンターサーバ1に返送する。
上記動作を行うことによって、本実施形態の機器管理システムは、各端末装置に分散記憶されていた分割データD1〜D3を結合して保存対象データDを復元することができる。
以上、本実施形態によれば、保存対象データD(図7参照)の復元時に、センターサーバ1(図1参照)が大きな分割データD1〜D3(図7参照)から順に結合して保存対象データDを復元することができる。
また、本実施形態によれば、多種類の保存対象データDをそれぞれ分散記憶し復元する場合に、収集要求部17(図2参照)が各保存対象データDの分割データD1〜D3の収集要求を同時に行い、復元部18(図2参照)が識別情報ごとに分割データD1〜D3を分類し、分類した分割データD1〜D3を結合することができるので、全ての保存対象データDを同時に復元することができる。
(実施形態4
実施形態3の機器管理システムは、保存対象データD(図7参照)を複数のエリアサブシステム2,2に分散記憶させる点で、実施形態1,2の機器管理システムと相違する。なお、実施形態1,2と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図1に示す各エリアサブシステム2は、実施形態1,2のエリアサブシステム2と同様に、エリアユニット4と、複数台の制御ユニット5,5と、管理ユニット6とを備えている。
以上、本実施形態によれば、複数のエリアサブシステム2,2を備えることによって、より多くの端末装置(エリアユニット4及び各制御ユニット5)に保存対象データDを分散させて記憶させることができる。
なお、実施形態1〜4では、各制御ユニット5に記憶される分割データD1〜D3を、センターサーバ1からエリアユニット4を介して各制御ユニット5に送信するシステムであるが、実施形態1〜4の変形例として、各制御ユニット5に記憶される分割データD1〜D3を、センターサーバ1から各制御ユニット5に直接送信するシステムであってもよい。
実施形態1に係る機器管理システムの構成図である。 同上に係るセンターサーバの構成を示すブロック図である。 同上に係るエリアユニットの構成を示すブロック図である。 同上に係る制御ユニットの構成を示すブロック図である。 同上に係る制御ユニットの記憶部の構成を示すブロック図である。 同上に係る各制御ユニットの記憶残量の一例を示す図である。 同上において、(a)は保存対象データを示す図、(b)は分割データを示す図、(c)はヘッダの構成を示す図である。 同上に係る機器管理システムにおいて保存対象データを分散記憶する動作を示すフローチャートである。 同上に係る機器管理システムにおいて保存対象データを分散記憶する動作を示すシーケンス図である。 同上に係る機器管理システムにおいて保存対象データを取得する動作を示すフローチャートである。 同上に係る機器管理システムにおいて保存対象データを取得する動作を示すシーケンス図である。 実施形態2において、(a)は保存対象データを示す図、(b)は分割データを示す図、(c)はヘッダの構成を示す図、(d)はインデックス情報を示す図である。 同上に係る機器管理システムにおいて保存対象データを分散記憶する動作の要部を示すフローチャートである。 同上に係る機器管理システムにおいて保存対象データを取得する動作を示すフローチャートである。 実施形態3に係る機器管理システムにおいて保存対象データを取得する動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 センターサーバ(上位管理装置)
13 記憶残量確認部(記憶残量確認手段)
14 分割部(分割手段)
15 付加部(付加手段)
16 記憶制御部(記憶制御手段)
17 収集要求部(収集要求手段)
18 復元部(復元手段)
4 エリアユニット(端末装置)
40 記憶部(記憶手段)
5 制御ユニット(端末装置)
50 記憶部(記憶手段)

Claims (2)

  1. 保存対象データを管理する上位管理装置と、それぞれが記憶手段を有する複数台の端末装置とを備え、
    前記上位管理装置は、
    前記複数台の端末装置から前記記憶手段の記憶容量の残量である記憶残量に関する記憶残量情報を取得する記憶残量確認手段と、
    前記保存対象データを分割して前記複数台の端末装置のうち少なくとも2以上のそれぞれに対応する複数の分割データを作成し、対応する分割データが作成された端末装置を対応済端末装置とする分割手段と、
    前記複数の分割データをそれぞれ対応する端末装置に記憶させるように制御する記憶制御手段と
    前記保存対象データの先頭部分である最初の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び当該保存対象データであることを識別する識別情報を記憶する管理側記憶手段と、
    前記記憶制御手段が各端末装置に送信する各分割データにおいて当該分割データの終了部分に結合される次の分割データがある場合、当該分割データの終了部分に、当該次の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び前記識別情報を付加する付加手段と、
    前記管理側記憶手段に記憶されているアドレス情報及び前記識別情報を用いて前記最初の分割データを記憶する端末装置に当該最初の分割データの収集要求を行うとともに前記付加手段で付加された前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて他の端末装置に当該他の端末装置に記憶されている分割データの収集要求を行う収集要求手段と、
    前記複数台の端末装置から前記分割データを取得し前記識別情報が付加された分割データを取得した順に結合して前記保存対象データを復元する復元手段とを有し、
    前記分割手段は、前記保存対象データを分割する際に、前記対応済端末装置以外の端末装置のうち、前記記憶残量が最大である端末装置の当該記憶残量がなくなるように、前記保存対象データのうち前記対応済端末装置に対応する分割データ以外のデータを当該データの先頭部分から分割して前記分割データを作成することを前記保存対象データが全て分割されるまで繰り返し、
    前記収集要求手段は、前記最初の分割データを記憶する端末装置に前記収集要求を行った後、各端末装置への収集要求に対応して取得された分割データの順に当該分割データに付加されている前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて当該アドレス情報の端末装置に収集要求を行い、
    前記複数台の端末装置のそれぞれは、
    前記上位管理装置からの前記分割データを前記記憶手段に記憶し、
    前記収集要求が行われると、前記記憶手段に記憶されている前記分割データを前記上位管理装置に送信する
    ことを特徴とするデータ保存システム。
  2. それぞれが記憶手段を有する複数台の端末装置とともに用いられ、保存対象データを管理する上位管理装置であって
    前記複数台の端末装置から前記記憶手段の記憶容量の残量である記憶残量に関する記憶残量情報を取得する記憶残量確認手段と、
    前記保存対象データを分割して前記複数台の端末装置のうち少なくとも2以上のそれぞれに対応する複数の分割データを作成し、対応する分割データが作成された端末装置を対応済端末装置とする分割手段と、
    前記複数の分割データをそれぞれ対応する端末装置に記憶させるように制御する記憶制御手段と、
    前記保存対象データの先頭部分である最初の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び当該保存対象データであることを識別する識別情報を記憶する管理側記憶手段と、
    前記記憶制御手段が各端末装置に送信する各分割データにおいて当該分割データの終了部分に結合される次の分割データがある場合、当該分割データの終了部分に、当該次の分割データを記憶する端末装置のアドレス情報及び前記識別情報を付加する付加手段と、
    前記管理側記憶手段に記憶されているアドレス情報及び前記識別情報を用いて前記最初の分割データを記憶する端末装置に当該最初の分割データの収集要求を行うとともに前記付加手段で付加された前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて他の端末装置に当該他の端末装置に記憶されている分割データの収集要求を行う収集要求手段と、
    前記複数台の端末装置から前記分割データを取得し前記識別情報が付加された分割データを取得した順に結合して前記保存対象データを復元する復元手段とを有し、
    前記分割手段は、前記保存対象データを分割する際に、前記対応済端末装置以外の端末装置のうち、前記記憶残量が最大である端末装置の当該記憶残量がなくなるように、前記保存対象データのうち前記対応済端末装置に対応する分割データ以外のデータを当該データの先頭部分から分割して前記分割データを作成することを前記保存対象データが全て分割されるまで繰り返し、
    前記収集要求手段は、前記最初の分割データを記憶する端末装置に前記収集要求を行った後、各端末装置への収集要求に対応して取得された分割データの順に当該分割データに付加されている前記アドレス情報及び前記識別情報を用いて当該アドレス情報の端末装置に収集要求を行
    ことを特徴とする上位管理装置。
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