JPH10262048A - 電源管理システム - Google Patents

電源管理システム

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Publication number
JPH10262048A
JPH10262048A JP9063156A JP6315697A JPH10262048A JP H10262048 A JPH10262048 A JP H10262048A JP 9063156 A JP9063156 A JP 9063156A JP 6315697 A JP6315697 A JP 6315697A JP H10262048 A JPH10262048 A JP H10262048A
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JP
Japan
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power
devices
power supply
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Withdrawn
Application number
JP9063156A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakanishi
浩一 中西
Shuji Kimura
修治 木村
Kazuya Sakamoto
一也 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Peripherals Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9063156A priority Critical patent/JPH10262048A/ja
Publication of JPH10262048A publication Critical patent/JPH10262048A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/30Systems integrating technologies related to power network operation and communication or information technologies for improving the carbon footprint of the management of residential or tertiary loads, i.e. smart grids as climate change mitigation technology in the buildings sector, including also the last stages of power distribution and the control, monitoring or operating management systems at local level
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
    • Y04S20/20End-user application control systems
    • Y04S20/221General power management systems

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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク接続等により連携して使用され
る複数の装置に対して、各装置間の複雑な従属関係や各
装置の使用状態を考慮して、各装置の電源を自動的・系
統的・遠隔的に投入/切断する電源管理システムを提供
する。 【解決手段】電源を有する複数の装置と、複数の装置の
電源を投入/切断する電源投入/切断手段4と、複数の
装置のそれぞれに所定の動作を行わせるために電源投入
状態であることが必要な他の装置を示す従属装置情報を
格納する従属装置情報格納手段1と、複数の装置の電源
の投入/切断の状態を格納する電源状態格納手段2と、
従属装置情報格納手段と電源状態格納手段とに格納され
た情報を参照して、電源投入/切断手段を制御する電源
制御手段3と、を備えていることを特徴とする電源管理
システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連携して使用され
る複数の装置の電源の管理システムに関し、特に、LA
N等のネットワークに接続された複数の装置の電源を、
装置間の従属関係や各装置の使用状態に対応して、自動
的・系統的・遠隔的に投入/切断する電源管理システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LANに接続された装置の電源、特に、
サーバ等の共通資源の電源を自動的に投入/切断するこ
とが必要となり、近年、それを実現する技術が開発され
てきている。
【0003】このような電源の自動処理は、第1に、L
ANに接続される装置が多くなり、人手により各装置の
電源の投入/切断を行うことが大変になったこと、第2
に、共通資源とクライアント装置との関係に代表される
ように、相互に関連する装置が数多く接続されているた
め、操作者が共通資源の電源の投入/切断の手順の間違
いを起こす心配が出てきたこと、等により必要となって
きた。特に共通資源は、多くの装置と相互関係があるた
め、電源の投入/切断処理を自動的に行うことが望まし
い。第3に、このような共通資源は、通常の事務作業を
行う場所とは離れた場所にあるため、遠隔操作を(自動
的に)行うことが便利である。勿論、共通資源以外の装
置の電源の投入/切断に関しても、できる範囲で自動処
理することが望ましい。
【0004】このように、LANに接続された装置の電
源を自動的に投入/切断するシステムに関しては、次の
ような技術が知られている。 (a)特開昭60−196040号公報および特開平4
−102909号公報に、通信サーバやデータベースサ
ーバ等の共通資源の電源の投入/切断を自動的に行う技
術が説明されている。
【0005】後者の公報においては、図12(b)に示
すように、各共通資源(通信サーバ102,データベー
スサーバ103)に自動電源制御装置101が接続され
ている。この自動電源制御装置101の内部構成が同図
(a)に示され、その中の電源状態監視機構111が、
共通資源を利用している複数のワークステーション10
4a〜104bの電源の状態を、LANケーブル105
を介して監視している。そして、それらのワークステー
ション104a〜104bの全部がオフ状態ならば、共
通資源の電源を切断し、ワークステーション104a〜
104bの一つでもオン状態ならば、共通資源の電源を
オン状態に維持するか、またはオン状態に切り替えるよ
うに制御している。
【0006】(b)特開平3−212716号公報およ
び特開平4−278750号公報に、LANに接続され
た各装置が、その装置の電源の投入/切断を指示する信
号をLANから受信して、その信号により自動的に電源
の投入/切断を行う技術が説明されている。
【0007】前者の公報においては、各装置に「電源投
入要求監視装置」が接続され、後者の公報においては、
各装置の内部に「LANコントローラ」が接続され、い
ずれの場合も、常時その装置に対する電源の投入/切断
を指示する信号を監視している。そして、その信号を受
信することにより、その装置の電源の投入/切断を行う
ものである。
【0008】(c)特開平6−348375号公報に、
LANに接続された共有資源と複数のクライアント装置
が、両者間の従属関係に準じて、それらの電源の投入/
切断を自動的に行う技術が説明されている。
【0009】本技術は、図13に示すように、共通資源
202とそれを利用する複数のワークステーション20
3の全ての電源を、電源スイッチ211により、一括し
て投入/切断する際の優先順位(即ち、シーケンス)を
工夫したものである。このLANにおいては、電源の投
入/切断の優先順位に関して、共通資源202が上位で
あり、複数のワークステーション203が下位であると
いう従属関係を、予め従属情報記憶部210に登録し、
この従属関係に対応した優先順位(即ち、シーケンス)
で、電源の投入/切断を行うというものである。
【0010】なお、以上の技術においては、LANに接
続された複数の装置の電源状態を監視したり、その監視
に応答したり、その監視部に指示を出したりするような
機能を果たす部分は、その部分に限定して、補助電源等
により常時通電状態にしておくことが普通である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術におい
ては、次のような問題があった。上記(a)の技術にお
いては、共通資源のみの電源の自動管理であり、共通資
源を利用するクライアント装置の電源はマニュアル操作
になる。
【0012】上記(b)の技術は、共有資源とクライア
ント装置のいずれの電源にも適用されるものではある
が、各装置の電源の投入/切断を指示する信号を、LA
Nから受信することが前提となっている。そしてこの信
号がどのように形成されて送信されるかについては、述
べられていない。(即ち、そのLANに接続された装置
間の従属関係や、使用状態等に準じて制御するような技
術の説明はない。)上記(c)の技術は、複数の装置間
の従属関係に準じて各装置の電源の投入/切断を行うも
のであるが、一つの主電源により全ての装置の電源を一
括して投入/切断するものである。従って、例えば、個
別の装置の電源の投入/切断を行う場合に、その装置に
関連して電源の投入/切断が必要ないくつかの装置に限
定して、しかも各装置の使用状況をも考慮して、電源の
投入/切断を行うような操作は不可能である。
【0013】また、複数の装置間の従属関係を考慮する
という内容はあるが、その従属関係は上位と下位(即
ち、親と子)の2階層のみであり、それ以上の階層にわ
たって(即ち、3階層以上にわたって)複雑な従属関係
を考慮するような技術は開示されていない。
【0014】本発明は、これらの問題を解決し、ネット
ワーク接続等により連携して使用される複数の装置に対
して、各装置間の(3階層以上にわたるような)複雑な
従属関係や各装置の使用状態を考慮して、各装置の電源
を自動的・系統的・遠隔的に投入/切断するシステムの
提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の電源管理システムは、電源を有す
る複数の装置と、複数の装置の電源を投入/切断する電
源投入/切断手段と、複数の装置のそれぞれに所定の動
作を行わせるために電源投入状態であることが必要な他
の装置を示す従属装置情報を格納する従属装置情報格納
手段と、複数の装置の電源の投入/切断の状態を格納す
る電源状態格納手段と、従属装置情報格納手段と電源状
態格納手段とに格納された情報を参照して、ある装置の
電源が投入される際に電源投入が必要な他の装置の電源
を投入するように、または、ある装置の電源が切断され
る際に電源投入状態が不必要となる他の装置の電源を切
断するように、電源投入/切断手段を制御する電源制御
手段とを備えていることを特徴とする。
【0016】本発明の内容と、その作用・効果につい
て、図1〜図5を参照して説明する。まず、連携して使
用される複数の装置として、LAN等のネットワークに
接続された複数の装置を取り上げ、その1例を図3に示
す。この図3を参照して、それらの装置の「従属関係」
の説明を行う。
【0017】同図(a)は、LANケーブル5に、ゲー
トウェイ(GW)、ファイルサーバ(FS)、ハードデ
ィスク(HDD)、二つのクライアント(CL1,CL
2)、プリントサーバ(PS)、プリンタ(PRN)が
接続された例を示している。ゲートウェイ(GW)に
は、他のLAN(NETWORK)が接続されている。
このように接続された各装置に対して、電源の投入/切
断における優先順位(上位と下位の関係、即ち、従属関
係)をツリーとして図示したものが、同図(b)であ
る。
【0018】同図(b)によれば、プリントサーバ(P
S)の下位に、三つの装置、即ちプリンタ(PRN)と
二つのクライアント(CL1,CL2)がある。このこ
とは、例えば、これら三つの装置の一つでも電源が投入
されていれば、プリントサーバ(PS)の電源を切断し
てはならないことを示し、逆に、これら三つの装置の全
ての電源が切断されていれば、プリントサーバ(PS)
の電源を自動的に切断してもよいことを示している。
【0019】また、同図の(a)と(b)とを比較すれ
ば明らかなように、両者における上位と下位の関係(従
属関係)は極めて異なるものとなっている。これは、
(a)が物理的(電気的)な接続図であり、(b)が論
理的な接続図であることによるものである。勿論、プリ
ントサーバ(PS)とプリンタ(PRN)の関係のよう
に、(a)と(b)との間で相関する部分はある。しか
し、(a)と(b)とは、通常は大きく異なるものであ
ると言える。
【0020】このように本発明においては、まず、LA
N等のネットワークに接続された複数の装置の「従属関
係」(従属装置情報)を明らかにすることが必要であ
り、次のようにして上位と下位を分類することができる
ことを明らかにした。即ち、物理的(電気的)に同一の
レベルに(並列に)接続されている場合は、下記の優先
度を設定し、〔 〕内の番号が小さいものほど上位のも
のとする。一方、物理的(電気的)な接続に上下関係が
ある場合は、それを優先する。
【0021】〔1〕ネットワーク接続機器 〔2〕ファイルサーバ 〔3〕付加価値サーバ 〔4〕ネットワーク直結型周辺機器 〔5〕クライアント 〔6〕上記〔1〕〜〔5〕に接続された周辺機器 ここで、上記〔1〕〜〔6〕の具体例は、次の通りであ
る。
【0022】〔1〕のネットワーク接続機器としては、
リピータ、ブリッジ、ルータ、ゲートウェイ、ハブ等が
あり、〔3〕の付加価値サーバとしては、プリントサー
バ、FAXサーバ、フォントサーバ、アカウントサー
バ、メールサーバ、FTPサーバ、ニュースサーバ、W
ebサーバ、計算機サーバ等がある。さらに、〔4〕の
ネットワーク直結型周辺機器としては、ネットワークプ
リンタ、ネットワークジュークボックス、ネットワーク
スキャナ、RAS装置、各種アダプタ装置等があり、
〔5〕のクライアントとしては、パーソナルコンピュー
タ(PC)、ワークステーション(WS)等がある。ま
た、〔1〕〜〔5〕に接続された周辺機器としては、デ
ィスクシステム、プリンタ、FAX、モデム、TA(タ
ーミナルアダプタ)等がある。
【0023】図1は、このようにして、ネットワークに
接続された種々の装置の電源を投入/切断の優先順位に
関する「従属関係」(従属装置情報)を、図3よりさら
に多くの装置を接続した一つのLANを具体例として、
ツリーの形に図示したものである。
【0024】また、図2は、図1のツリーに基づいて、
各装置の上位(親)と下位(子)になる装置を、各装置
別のテーブルとしてまとめたものである。なお、「従属
関係」(従属装置情報)を明らかにするものとしては、
図1に示したツリーも図2に示したテーブルも全く同等
のものであり、どちらを用いてもよい。また、これらの
「従属関係」は、電源の投入/切断を行う操作の対象と
する全ての装置に対して明らかにすることが必要であ
る。(逆に、操作対象としない装置に関しては、その従
属関係を定義する必要はない。) 本発明の電源管理システムは、図4に示すように、この
ようにして得られた「従属関係」(従属装置情報)を格
納する従属装置情報格納手段1と、種々の装置の電源状
態(投入されているか、切断されているか)を、各装置
から受信した信号に基づいて格納する電源状態格納手段
2とを備える。そして、これら二つの手段の内容に基づ
いて、電源制御手段3が、電源の投入/切断の処理を必
要とする複数の装置の選定と、それらの装置の電源の投
入/切断を行う優先順位(即ち、シーケンス)の決定と
を行う。そして、その処理結果(装置の選定とシーケン
スの決定)に基づいて、各装置に対する電源投入/切断
手段4の動作を制御する。
【0025】ここで、従属装置情報格納手段1の中に格
納される「従属関係」(従属装置情報)は、図1のツリ
ー、または図2の個別テーブルのいずれでもよく、ま
た、これらと同等の内容を示すものであれば、他の形式
のものであってもよい。この「従属関係」の格納は、操
作者が入力することで行うものであるが、上記のルール
に基づいて、自動的な入力や変更等を行うこともでき
る。
【0026】また、電源投入/切断手段4を含む部分2
0は、各装置に一つずつ接続されるものであるが、従属
装置情報格納手段1と電源状態格納手段2と電源制御手
段3とを含む部分10は、各装置に一つずつ接続される
場合と、専用装置に一つだけ構成される場合とがある。
(この詳細は実施形態の欄で説明する。)従属装置情報
格納手段1と電源状態格納手段2とは、共通の記憶手段
(メモリ)11の中に入れることができる。
【0027】一方、電源状態格納手段2に格納される情
報(各装置の電源状態)は、電源制御手段3から各装置
に対して定期的に(または、必要に応じて)問合わせ信
号を発信し、その回答を受信することにより得ることが
できる。
【0028】次に、このような「従属関係」(従属装置
情報)と、各装置の電源状態とに基づいて、必要な装置
に対して自動的・系統的に電源を投入/切断するルール
と具体的な操作事例について説明する。
【0029】(1)電源の自動投入 ある装置の電源を投入したことに対応して、その装置の
稼働に必要な他の装置の電源を自動投入するためのルー
ルは、次の2点であることを明らかにした。その装置
の親(上位)、さらにその親(上位)というように、全
ての階層にわたってその装置の親(上位)となる装置の
電源を投入する。ただし、その親(上位)となる装置の
電源が既に投入状態にある場合には、そこで投入操作を
終了する。その装置の子(下位)、さらにその子(下
位)というように、全ての階層にわたってその装置の子
(下位)となる装置の電源を投入する。
【0030】1例を上げると、図1および図2に示した
全ての装置の電源が切断状態にある場合において、CL
5の電源を投入した場合、その後の関連装置の電源の自
動投入は、次のようにして行われる。まず、のルール
により、 (CL5)→VA2→FS のように電源の投入が行われ、次に、のルールによ
り、 (CL5)→PF4,PF5,PF6 のように電源の投入が行われる。その結果、FS、VA
2、PF4、PF5、PF6の電源が投入されて、操作
者はCL5を、その操作に必要な他の装置と連携して使
用することができる。
【0031】(2)電源の自動切断 ある装置の電源を切断したことに対応して、その装置の
稼働に必要な他の装置の電源を自動切断するためのルー
ルは、次の2点であることを明らかにした。その装置
の親(上位)、さらにその親(上位)というように、全
ての階層にわたってその装置の親(上位)となる装置の
電源を切断する。ただし、親(上位)となる装置に結合
された子(下位)の装置が一つでも使用状態にあれば、
親(上位)となる装置の電源は切断しない。その装置
の子(下位)、さらにその子(下位)というように、全
ての階層にわたってその装置の子(下位)となる装置の
電源を切断する。
【0032】1例を上げると、図5において二重線で枠
取りされた装置の電源が投入状態(即ち、使用状態)に
ある場合、CL5の電源を切断した場合、その後の関連
装置の電源の自動切断は、次のようにして行われる。ま
ず、のルールにより、 (CL5)→VA2 のように電源の切断が行われる。ここで、VA2の電源
切断を行えるのは、その子(下位)となる他の装置CL
2が既に電源切断状態にあることを認識できるからであ
る。(CL2の状態は、電源状態格納手段(図4の2)
の内容を参照することで認識できる。)また、VA2の
親(上位)となるFSの電源を切断しないのは、その子
(下位)となる他の装置CL3が電源投入状態にあるこ
とを、電源状態格納手段の内容から認識できるからであ
る。次に、のルールにより、 (CL5)→PF5,PF6 のように電源の切断が行われる。ここで、PF4の電源
の切断操作を行わないのは、PF4が既に電源切断状態
にあることを、電源状態格納手段の内容から認識できる
からである。これらの切断操作の結果、VA2、PF
5、PF6の電源が切断されて、CL5に関連した全て
の装置の電源の切断が行われたことになる。
【0033】このようにして、ネットワーク接続等によ
り連携して使用される複数の装置に対して、電源の投入
/切断を行うことの作用・効果は次の通りである。ある
装置の電源を投入/切断した場合、その装置に関連し、
かつ使用中の他の装置に関連しない全ての装置を判別
し、それらの装置の電源の投入/切断を、系統的・自動
的に行うことができる。
【0034】これらの装置は、2階層のレベルに留まら
ず3階層以上の複雑な親子関係(従属関係)を有するも
のであったとしても、その親子関係(従属関係)を定義
することで、これらの装置の電源の投入/切断を適正に
処理することができる。
【0035】また、多くのユーザが個別に装置を使用し
共有資源を共用するようなマルチユーザ環境であって
も、それらの使用状態を適確に把握して、他のユーザの
迷惑にならないように、しかも必要な全ての装置に対し
て、電源の投入/切断を行うことができる。
【0036】これらの作用・効果は、第1に、ネットワ
ーク接続等により連携して使用される複数の装置間の複
雑な「従属関係」(従属装置情報)を、操作対象とする
全ての装置に関して、明確に定義した従属装置情報格納
手段を備えていることによるものである。そして、第2
に、操作対象とする全ての装置の電源の投入/切断状態
を監視し、各装置の電源状態を格納する電源状態格納手
段を備えていることによるものである。
【0037】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕ネットワークに接続された装置の電源
の投入/切断の操作事例を、図1を参照して説明する。
以下に示す第1実施形態の内容は、上述した「課題を解
決するための手段」での操作事例を補足するものであ
る。
【0038】(1)電源の自動投入 「課題を解決するための手段」においては、図1のツリ
ーの途中にある装置の電源を投入した場合の操作事例を
説明したが、本実施形態では、ツリーの上下端の装置の
電源を投入した場合について説明する。
【0039】(a) 図1に示した全ての装置の電源が切断
状態にある場合において、PF5の電源を投入した場
合、その後の関連装置の電源の自動投入は、次のように
して行われる。PF5には、子(下位)の装置がないた
め、親(上位)の方向に関して、 (PF5)→CL5→VA2→FS というように操作が行われ、結果としてCL5、VA
2、FSの電源が投入されてシステムを利用できる。
【0040】(b) 次に、全ての装置の電源が切断状態に
ある場合において、FSの電源を投入した場合は、図1
のツリーに示された全ての装置の電源が投入され、これ
ら全ての装置を使用することができる。(ただし、図中
の矢印31〔矢印の内容は後述する〕が、普通の直線で
あるとした場合である。) (c) ここで、さらにきめ細かに(ユーザフレンドリに)
電源投入を行う事例を、図1および図6を参照して説明
する。
【0041】FSとVA1との「従属関係」(従属装置
情報)を図6のように定義する。即ち、VA1から見て
FSは親であるが、FSから見てVA1は子ではない
(VA2とCL3のみが子である)とする定義である。
この内容を、図1のツリーにおいては、矢印31で定義
するものとした。
【0042】この場合においてFSの電源を投入した場
合、上記(b) の場合と異なり、VA1以下の装置群につ
いては全て電源の投入が行われない。(それ以外の装置
は、全て電源が投入される。)これは、VA1以下の装
置群の使用頻度が低い場合とか、それらを使用するグル
ープが別の部課であったりする場合に便利である。
【0043】一方、VA1以下の装置群を使用する場合
には、VA1の電源を投入すればよい。この操作によ
り、VA1以下の装置群の電源は全て投入される。この
ようにして、使用状況に応じて、種々のグループを区別
して電源の投入操作を行うことができる。
【0044】(2)電源の自動切断 「課題を解決するための手段」においては、図1のツリ
ーの途中にある装置の電源を切断した場合の操作事例を
説明したが、本実施形態では、ツリーの上下端の装置の
電源を切断した場合について説明する。
【0045】(a) 図5において二重線で枠取りされた装
置の電源が投入状態(即ち、使用状態)にある場合にお
いて、PF5の電源を切断した場合、CL5の電源を切
断することになるが、電源状態格納手段の内容からCL
5の子となっているPF6の電源が投入状態にあること
が判るため、CL5の電源の切断は行わない。
【0046】(b) 次に、図5の状態において、FSの電
源を切断した場合、二重線で枠取りされた全ての装置の
電源が切断される。(ただし、図中の矢印32〔矢印の
内容は後述する〕が、普通の直線であるとした場合であ
る。) (c) ここで、さらにきめ細かに(ユーザフレンドリに)
電源切断を行う事例を、図5を参照して説明する。
【0047】FSとCL3との「従属関係」を、上記
(1)(c) の場合と同様にして、図5の矢印32で定義
するものとした。この状態で、FSの電源を切断した場
合は、上記(b) の場合と異なり、CL3とPF3の電源
は切断されない。従って、他の全ての装置の電源が切断
された状態で、CL3とPF3の装置を、スタンドアロ
ンの形で使用することができる。このCL3とPF3の
スタンドアロン状態での使用頻度が、その他の装置に比
べて極めて高い場合には、便利な電源制御であると言え
る。
【0048】なお、図1の矢印31および図5の矢印3
2は、いずれも上向きの矢印であるが、これらとは逆
に、下向きの矢印の場合もある。ここでは具体的説明を
省略するが、下向きの矢印の場合も上向きの矢印の場合
と同様に、きめ細かな操作が可能となる。
【0049】〔第2実施形態〕本発明を具体化した実施
形態を、図7を参照して説明する。これは、各装置が、
従属装置情報格納手段と、電源状態格納手段と、電源制
御手段と、電源投入/切断手段とを備えている場合の実
施形態である。
【0050】図7(a)に示すように、操作対象とする
装置は装置毎に電源操作用モジュール41を搭載し、そ
の電源操作用モジュール41の内部構成は同図(b)に
示すようになっている。ここで、情報蓄積部11Aが図
4の記憶手段11(従属装置情報格納手段1と電源状態
格納手段2とを含む)に対応し、情報処理部3Aが図4
の電源制御手段3に対応し、電源投入部44aと電源切
断部44bとが、図4の電源投入/切断手段4に対応し
ている。
【0051】この電源操作用モジュール41の各構成要
素の内容は、次の通りである。(1)電源情報管理部電
源情報管理部は、電源操作に関する情報の全てを管理し
ており、4つの部分から構成される。
【0052】(a) 情報送信部42a:他の装置に対し
て、電源投入あるいは電源切断を依頼する情報を送信
し、他の装置からの依頼に対する処理結果を送信し、ま
た、その装置自身の電源のステイタス情報を送信する。
【0053】(b) 情報受信部42b:他の装置から電源
投入あるいは電源切断を依頼される情報を受信し、他の
装置に依頼した処理結果を受信し、または、他の装置の
電源のステイタス情報の受信を行う。
【0054】(c) 情報蓄積部11A:LAN上に存在す
る全ての装置の電源のステイタス情報と各装置の従属関
係とを保持・運営するデータベース。具体的には、各装
置の装置名、装置種類、従属関係、電源のON/OFF
情報、エラー情報などを持っている。
【0055】(d) 情報処理部3A:情報送信部42a、
情報受信部42b、情報蓄積部11Aを統合的に管理
し、情報蓄積部11Aに存在する情報や他の装置から転
送された情報を加工したり、他の装置に送るべき情報を
生成する機能を持つ。そして、それらの処理結果に基づ
いて、電源投入部44aまたは電源切断部44bの動作
を制御する。
【0056】また、PC/WSがユーザから直接電源投
入、切断、ステイタス獲得などの指示を受けた場合、そ
の指示を情報送信部42aを介して実行する。例えば、
情報送信部42aに、ある装置の電源切断信号を送信す
るように指示する。この場合、その装置が電源を切断
後、その電源切断完了の通知を情報受信部で受け取り、
その情報を基に情報蓄積部のデータベースを更新する。
【0057】(2)電源投入部44aこれは、装置に対
して電源投入処理を行うものであり、具体的には、通常
のスイッチを投入する処理と同等の操作を行う。
【0058】(3)電源切断部44bこれは、装置に対
して電源切断処理を行うものであり、具体的には、通常
のスイッチをOFFする処理と同様の操作を行う。ただ
し、装置の電源を切断する前に、各装置が何らかの処理
を必要とする場合がある。例えば、ファイルサーバの電
源を切断する場合はシャットダウン処理が必要であり、
クライアントの電源を切断する場合はネットワークから
ログアウトする処理が必要である。
【0059】ここで、上記の(1)〜(3)で構成され
る電源操作用モジュール41は、例えば、図8に示すよ
うなハードウェアで構成されている。図中54の外部I
F(外部の装置と信号を送受信するインタフェース部)
は、情報送信部(図7の42a)と情報受信部(図7の
42b)に対応するものであり、図中53のRAMは、
情報蓄積部(図7の11A)に対応するものである。さ
らに、図中51のMPUと52のROMと53のRAM
を総合したものが、情報処理部(図7の3A)に対応す
るものであり、図中55の電源制御IF(電源の投入/
切断の制御を行うインタフェース)が、電源投入部(図
7の44a)と電源切断部(図7の44b)とに対応す
るものである。
【0060】上記の図7および図8のように構成された
電源操作用モジュール41を各装置に搭載することによ
り、第1実施形態の具体例で示したように、種々の装置
の電源の投入/切断を、自動的・系統的・遠隔的に行う
ことができる。
【0061】ここで、装置電源の投入/切断の遠隔操作
について説明する。この遠隔操作に対する要求には、2
種類あると考えられる。一つは、ユーザが電源の投入/
切断を行いたい装置の電源を、ユーザが使用しているP
C/WSから直接操作する場合である。そして、他の一
つは、システムが電源の投入/切断を行うべきと判断し
て、遠隔的にその操作を行う場合である。
【0062】電源操作用モジュール41を用いる本実施
形態によれば、ユーザとシステムの両方から、遠隔的に
電源の投入/切断を行うことが可能となる。(これは、
以下に述べる実施形態においても同様である。) なお、装置の主電源を切断する場合であっても、電源操
作用モジュール41の部分は常時通電状態にしておく必
要がある。
【0063】〔第3実施形態〕上記の第2実施形態は、
全ての装置に同一の電源操作用モジュールを搭載し、個
々の装置が、他の装置の電源のステイタス情報や各装置
間の従属関係等の全ての情報を所有して、装置の電源の
投入/切断の判断と処理とを行うというものである。こ
れに対して、新たに「電源監視専用装置」を構成してネ
ットワークに接続し、その監視と指示に基づいて、所定
の装置の電源の投入/切断を行うようにするシステム
を、第3実施形態として、図9を参照して説明する。言
わば、第2実施形態は分散処理型であり、第3実施形態
は集中処理型である。
【0064】図9(a)は、種々の装置と電源監視専用
装置60とがネットワークに接続された状態を示してい
る。各装置は、同図(b)に示した個別装置側モジュー
ル62を搭載し、電源監視専用装置60は、同図(c)
に示した専用装置側モジュール61を搭載している。
【0065】図9の(b),(c)に示したこれら二つ
のモジュールの内容は次の通りである。 (1)個別装置側モジュール62 このモジュールは、次の4つの部分から構成される。
【0066】(a) ステイタス送信部:専用装置側モジュ
ール61からの依頼に対して、その装置自身の電源のO
N/OFF状態を通知する。また、何らかのエラーが発
生した場合、その情報を通知する。さらに、その装置自
身の電源のON/OFF状態を絶えず把握する機構を備
えている。
【0067】(b) コマンド受信部:専用装置側モジュー
ル61から転送される電源の投入/切断の依頼コマンド
を受信し、そのコマンドを解析後、電源投入部、あるい
は、電源切断部に適切な指示を行う。また、その装置自
身のステイタス情報の質問コマンドを受信する。
【0068】(c) 電源投入部:コマンド受信部が受け取
った電源投入依頼信号に基づいて、その装置自身のハー
ドウェアに対して電源の投入処理を行う。 (d) 電源切断部:コマンド受信部が受け取った電源切断
依頼信号に基づいて、その装置自身のハードウェアに対
して電源の切断処理を行う。なお、装置の電源を切断す
る前に、各装置が何らかの処理を必要とする場合があ
る。例えば、ファイルサーバの電源を切断する場合はシ
ャットダウン処理を、クライアントの電源を切断する場
合はネットワークからログアウトする処理を必要とす
る。
【0069】(2)専用装置側モジュール61 このモジュールは、次の4つの部分から構成される。 (a) ステイタス受信部:個別装置側モジュール62から
送信される各装置の電源のステイタス情報を受信し、情
報蓄積部のデータベースにその情報を登録する。
【0070】(b) コマンド送信部:個別装置側モジュー
ル62に電源投入、電源切断、ステイタス獲得依頼のコ
マンドを送信する。 (c) 情報蓄積部:LAN上に存在する全ての装置の電源
のステイタス情報と各装置の従属関係とを保持・運営す
るデータベース。具体的には、各装置の装置名、装置種
類、従属関係、電源のON/OFF情報、エラー情報な
どを持っている。
【0071】(d) 情報処理部:ステイタス受信部、コマ
ンド送信部、情報蓄積部を統合的に管理し、情報蓄積部
に存在する情報や他の装置から送信された情報を加工し
たり、他の装置に送るべき情報を生成する機能を持つ。
(それらの処理結果に基づいて、各装置の電源の投入/
切断を指示する信号を送信する。)また、PC/WSが
ユーザから直接電源投入、切断、ステイタス獲得などの
指示を受けた場合、その指示をコマンド送信部を介して
実行する。
【0072】以上のような2種類のモジュールを構成す
ることにより、専用装置側モジュール61は、各装置に
搭載された個別装置側モジュール62との間で情報交換
を行い、必要な情報の管理・判断・指示を集中的に行う
ことができる。
【0073】この実施形態においては、電源監視専用装
置を新規に構成してネットワークに追加する必要がある
が、その反面、電源のステイタス情報と各装置の従属関
係とを蓄積するデータベースを一元的に管理できるため
電源情報の処理が容易になり、また、一つのデータベー
スの電源情報だけを更新すれば良いので通信トラフィッ
クを最小限に抑制できるという特徴がある。この点が、
第2実施形態との違いである。
【0074】また、これら2種類のモジュールのハード
ウェアは、いずれも図8と同様の構成になる。従って、
本実施形態のハードウェアを第2実施形態と比較する
と、各装置に搭載されるモジュールは第2実施形態とほ
ぼ同様であるが、電源監視専用装置に搭載されるモジュ
ールを新たに必要とする点が第2実施形態と異なるもの
となる。
【0075】一方、本実施形態において、ネットワーク
に接続された種々の装置の電源の投入/切断を、自動的
・系統的・遠隔的に行うことができることは、第2実施
形態と同様である。
【0076】〔第4実施形態〕上記第1〜第3実施形態
に示したような電源管理を行うための装置間の接続形態
の事例を、図10および図11を参照して説明する。
【0077】図10は、各装置が接続されているLAN
ケーブル5そのものを利用して、各装置の電源状態を示
す信号や各装置の電源制御のための信号を送受信する接
続形態を示したものである。
【0078】ここで、図10の第1形態として、各装置
に、上記第2実施形態に示した電源操作用モジュール
(図7の41)を搭載し、LANシステムに電源監視専
用装置60を含まない形態がある。次に、図10の第2
形態として、各装置に、上記第3実施形態に示した個別
装置側モジュール(図9の62)を搭載し、LANケー
ブルに電源管理専用装置60を新たに接続する形態があ
る。
【0079】一方、図11に示した接続形態は、図10
のようにLANケーブルを共用する方式ではなく無線方
式により、各装置に搭載するモジュール(電源管理専用
装置60に搭載するモジュールも含む)の間で通信を行
うものである。この無線方式としては、赤外線通信をも
ちいる方式や電波通信を用いる方式等がある。図中の点
線は、この無線方式で通信することを示したものであ
る。図11の接続形態は、電源管理専用装置60を用い
るものの他に、それを用いない方式にも適用できること
は勿論である。
【0080】この方式の特徴は、LANケーブルと独立
にモジュール間の通信を行うことができることである。
電源管理の処理そのものに必要な信号の通信速度は、L
ANに比べて極めて低速なものでよい。従って、この無
線方式の通信速度が低速なものでよいばかりでなく、モ
ジュールを構成するハードウェア(図8の構成を有する
もの)として低速処理対応の安価なものを用いることが
できるというメリットがある。
【0081】これに対して、図10の方式の場合には、
モジュールを構成するハードウェア(図8)はLANに
対応して高速処理のできるものが必要であるが、通信手
段はLAN回線をそのまま利用できるという特徴があ
る。
【0082】このように、図10および図11の方式に
は対照的な特徴があるため、目的に応じて使い分けるこ
とができる。なお、ファイルサーバのようにLAN全体
を管理する装置は、通常は、絶えず全ての装置の電源状
態を把握する必要があるが、第2〜第4実施形態のよう
に、各装置の電源を監視し制御する手段をLANに接続
している場合には、この機能はその手段が保持していれ
ばよい。(ファイルサーバ等がその機能を遂行する必要
はない。)次に、付加機能について説明する。
【0083】クライアントやファイルサーバのように、
出力機器(例えば、ディスプレイ)と入力機器(例え
ば、キーボード)を持つ装置に、上述のモジュールと情
報を交換する機能を持たせることにより、一層便利な電
源制御機能を実現することができる。
【0084】電源情報は基本的にシステムが管理し利用
するものであるが、上記の処置により、特別な権利を持
たせたユーザやシステム管理者に、クライアントやファ
イルサーバから直接指示を行うことを可能にしている。
この指示内容は、コマンド形式で実現することができ、
その内容は次のようなものとすることができる。
【0085】(a) LAN上の各装置の電源の状態遷移を
把握している情報蓄積部を参照して、その情報を出力機
器に表示する。また、指定したユーザやユーザグループ
に対して、電源の状態遷移を通知する。
【0086】(b) 情報蓄積部に格納されている電源のス
テイタス情報や各装置の従属関係の運用(所定の装置の
電源投入や電源切断に関するスケジューリング機能、
等)を可能にする。
【0087】(c) 入力機器を介して、指定した装置の電
源の投入/切断の指示を直接行うことを可能にする。 (d) LAN上に登録されているユーザの中でどのユーザ
が上述の機能を利用できるかを指定し、その情報を情報
蓄積部で保持・管理する。
【0088】このような付加機能を追加することによ
り、一層きめ細かな(ユーザフレンドリな)電源管理を
行うことができる。なお、以上の実施形態は、複数の装
置を接続するネットワークとしてLANを用いた場合を
説明したが、LANの他に、WAN回線(公衆回線、衛
星放送網、CATV網、インターネット等)や無線等の
ネットワークを用いた場合であっても同様である。
【0089】さらに、上記のようなネットワークではな
く、独自の形態で連携して使用するように構成された複
数の装置に対しても、同様の電源管理システムを実現で
きることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】請求項1乃至3記載の発明によれば、ネ
ットワーク接続等により連携して使用される複数の装置
に対して、各装置間の(3階層以上にわたるような)複
雑な従属関係や、個々の装置の使用状態を考慮して、所
定の装置の電源を自動的・系統的・遠隔的に投入/切断
することができ、ユーザフレンドリな電源管理システム
を実現することができる。
【0091】具体的には、場所を移動することなしに
(自動的・遠隔的に)電源の投入/切断の操作を行うこ
とができる。ユーザの使用したい電源を投入するだけ
で、必要な他の装置の電源を自動的に投入することがで
きる。ユーザが切断したい装置の電源を切断するだけ
で、その装置に関連する他の装置の電源も自動的に切断
することができる。クライアントやファイルサーバで
あるPC/WSから電源状態の把握を行うことができ
る。PC/WSから遠隔的に装置の電源の投入/切断
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従属関係(ツリー)を示す図
【図2】 従属関係(テーブル)を示す図
【図3】 ネットワークに接続された装置間の従属関係
を説明する図
【図4】 電源管理システムの構成を示す図
【図5】 従属関係(ツリー)と使用状態とを示す図
【図6】 特別な親子関係を示す図
【図7】 第2実施形態を示す図
【図8】 電源操作用モジュールのハードウェア構成を
示す図
【図9】 第3実施形態を示す図
【図10】 第4実施形態を示す図
【図11】 第4実施形態の他の構成を示す図
【図12】 従来技術の例を示す図
【図13】 従来技術の他の例を示す図
【符号の説明】
1 従属装置情報格納手段 2 電源状態格納手段 3 電源制御手段 4 電源投入/切断手段 5 ネットワークケーブル、LANケーブル 51 MPU 52 ROM 53 RAM 54 外部IF 55 電源制御IF 41 電源操作用モジュール 60 電源監視専用装置 61 専用装置側モジュール 62 個別装置側モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311W G06F 1/00 334J (72)発明者 木村 修治 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 坂本 一也 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源を有する複数の装置と、 該複数の装置の電源を投入/切断する電源投入/切断手
    段と、 該複数の装置のそれぞれに所定の動作を行わせるために
    電源投入状態であることが必要な該複数の装置の内の他
    の装置を示す従属装置情報を格納する従属装置情報格納
    手段と、 該複数の装置の電源の投入/切断の状態を格納する電源
    状態格納手段と、 該従属装置情報格納手段と該電源状態格納手段とに格納
    された情報を参照して、ある装置の電源が投入される際
    に電源投入が必要な他の装置の電源を投入するように、
    または、ある装置の電源が切断される際に電源投入状態
    が不必要となる他の装置の電源を切断するように、該電
    源投入/切断手段を制御する電源制御手段と、 を備えていることを特徴とする電源管理システム。
  2. 【請求項2】 前記従属装置情報格納手段は、前記複数
    の装置のそれぞれに対して、電源の投入/切断の優先順
    位に関し該装置の上位および下位となる装置を示す情報
    を格納するものである請求項1記載の電源管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記複数の装置と、該複数の装置の電源
    状態を監視しそれぞれの装置の電源投入/切断を制御す
    る電源監視専用装置とを有する請求項1記載の電源管理
    システムであって、 該複数の装置のそれぞれは、自装置の電源状態を送信す
    るステイタス送信部と、自装置の電源投入/切断を指示
    するコマンドを受信するコマンド受信部と、該コマンド
    により制御される前記電源投入/切断手段とを備え、 該電源監視専用装置は、前記従属装置情報格納手段と、
    前記電源状態格納手段と、前記電源制御手段とを備え、
    該複数の装置から送信された電源状態と前記従属装置情
    報とをもとに、前記複数の装置の電源の投入/切断を制
    御するコマンドを送信することを特徴とする電源管理シ
    ステム。
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