JP2020058789A - 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020058789A
JP2020058789A JP2019169903A JP2019169903A JP2020058789A JP 2020058789 A JP2020058789 A JP 2020058789A JP 2019169903 A JP2019169903 A JP 2019169903A JP 2019169903 A JP2019169903 A JP 2019169903A JP 2020058789 A JP2020058789 A JP 2020058789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation imaging
mode
imaging apparatus
display
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019169903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6840812B2 (ja
Inventor
廣池 太郎
Taro Hiroike
太郎 廣池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019169903A priority Critical patent/JP6840812B2/ja
Publication of JP2020058789A publication Critical patent/JP2020058789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6840812B2 publication Critical patent/JP6840812B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】 無線通信を行う放射線撮影装置を有する放射線撮影システムにおいて、安定したネットワーク環境を維持すること。【解決手段】 照射された放射線に基づいて放射線画像データを取得し、且つ無線通信における親機モードおよび子機モードのいずれかのモードでの動作が可能な放射線撮影装置100を有する放射線撮影システム10であって、放射線撮影装置100に設定されたモードを識別可能な態様で表示部に表示させる表示制御部250を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信が可能な放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラムに関する。
放射線発生装置からX線等の放射線を照射し、被写体を透過した放射線の強度分布をデジタル化した放射線画像データに対して補正等の処理を施し、放射線画像を生成する放射線撮影装置が普及している。放射線撮影装置が取得した放射線画像データは、画像処理や保存のため制御装置に転送される。近年、放射線撮影装置と制御装置などとの間で無線通信により放射線画像データ等の情報を授受する無線通信機能を備えた放射線撮影装置が普及している。放射線撮影装置は無線LANのアクセスポイント(親機)に接続することで、アクセスポイントを経由し制御装置との間で無線通信により情報の送受信を行う。
特許文献1には、可搬型の放射線撮影装置と、制御装置(コンソール)と、これらの間で行われる無線通信を中継するアクセスポイントとを備える放射線撮影システムが開示されている。特許文献1において、可搬型の放射線撮影装置は、無線LANにおけるステーション(子機)として動作し、アクセスポイントを中継し制御装置に対して撮影した放射線画像を転送し得る。
特開2013−236711号公報
しかしながら、放射線撮影装置自身が無線LANのアクセスポイントとして機能を備えた場合については、十分な検討がなされていない。この場合には、放射線撮影システムは、放射線撮影装置がアクセスポイントとして動作していることを明確にすることが好ましい。例えば、放射線撮影装置が、アクセスポイントとして動作する場合に、当該放射線撮影装置の電源が切られることや、放射線撮影システムの無線通信が可能な領域外に持ち出されることで、無線通信のためのネットワークが遮断されるおそれがあった。そのため、放射線撮影システムは、種々情報の送受信や放射線撮影自体が行えなくなるおそれがあった。
そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、無線通信を行う放射線撮影装置を有する放射線撮影システムにおいて、安定したネットワーク環境を維持することが可能な放射線撮影システムを提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影システムは、照射された放射線に基づいて放射線画像データを取得し、且つ無線通信における親機モードおよび子機モードのいずれかのモードでの動作が可能な放射線撮影装置を有する放射線撮影システムであって、前記放射線撮影システムは、前記放射線撮影装置に設定された前記モードを識別可能な態様で表示部に表示させる表示制御部を有することを特徴とする。
本発明によれば、無線通信を行う放射線撮影装置を有する放射線撮影システムにおいて、安定したネットワーク環境を維持することが可能な放射線撮影システムを提供することができる。
第一の実施形態における放射線撮影システムを示す図 第一の実施形態における放射線撮影装置を示す図 第一の実施形態における放射線撮影装置の外観を示す図 第一の実施形態における表示部の表示を示す図 第一の実施形態におけるペアリングの手順を示す図 第一の実施形態における表示部の表示の一例を示す図 第一の実施形態における表示部の表示の一例を示す図 第二の実施形態における放射線撮影システムを示す図 第二の実施形態におけるペアリングの手順を示す図 第二の実施形態における表示部の表示の一例を示す図 第三の実施形態における放射線撮影装置の外観を示す図 第四の実施形態における放射線撮影システムを示す図 第四の実施形態における第2の表示部における表示の一例を示す図 第五の実施形態における放射線撮影システムを示す図
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。ただし、各実施形態に示す寸法や構造の詳細は、本文および図中に示す限りではない。なお、本明細書では、X線だけでなく、α線、β線、γ線、粒子線、宇宙線なども、放射線に含まれるものとする。
(第一の実施形態)
以下では、図1を用いて放射線撮影システム10の構成について説明する。図1は、第一の実施形態における放射線撮影システム10の構成例を示したものである。
放射線撮影システム10は、放射線撮影装置100と、制御装置200と、を少なくとも有する。更に、放射線撮影システム10は、放射線発生制御部300と、表示部240とを有する。
放射線撮影装置100は、照射された放射線に基づいて被写体500の放射線画像データを取得し得る。放射線撮影装置100は、被写体500の放射線画像を撮影する場合には、放射線源400および被写体500との位置関係が調整され、放射線源400から照射された放射線が入射する位置に設置される。当該設置は、操作者による手動動作および制御部200が放射線源400、被写体500、放射線撮影装置100の位置関係に基づいて自動で制御してもよい。放射線撮影装置100は、取得した放射線画像データを無線通信により制御装置200に送信する。ここで、放射線撮影装置100の無線通信機能は、後述する図2における表示制御部140および無線通信部170により実現され得る。放射線撮影装置100は、制御装置200と無線通信を行う場合、放射線撮影装置100の無線通信部170がアクセスポイント(以下、親機)として動作することする。制御装置200との間で放射線撮影装置100と別体のアクセスポイント(親機)を中継することなく、無線通信で情報が送受信される。そのため、放射線撮影システムにおいて、親機となる装置を別途用意しなくても無線通信が可能となるため撮影の準備等が簡略化される。
また、後述する第二の実施形態のように、放射線撮影システム10において、複数の放射線撮影装置100がネットワークに接続される場合、いずれか1つの放射線撮影装置100における無線通信部170が親機として動作する。この場合、親機として動作していない放射線撮影装置100における無線通信部170は、ステーション(以下、子機)として動作する。当該放射線撮影装置100は、親機として動作する放射線撮影装置100を中継して制御装置200と情報の授受を行い得る。この場合、放射線撮影システム10は、複数の放射線撮影装置のうち1つの放射線撮影装置を撮影条件に応じて制御装置によって自動的に選択することも可能であるし、あるいは操作者が操作部260を介して任意に選択することも可能である。
ここで、各実施形態における放射線撮影装置の無線通信で動作可能なモードは、少なくとも、親機モード(アクセスポイントモード:以降APモードと表記)と子機モード(ステーションモード:以降STAモードと表記)とを含む。APモードは、放射線撮影装置と制御装置を直接無線通信し、且つ他の放射線撮影装置と制御装置との間の無線通信を中継するモードを示す。STAモードは、放射線撮影装置と制御装置間を直接通信せず、放射線撮影装置を含む他の装置を中継して制御装置と無線通信を行うモードを示す。
制御装置200は、放射線撮影システム10を統括制御する機能を有する。制御装置200は、表示部240と、表示制御部250と、操作部260とを有する。制御装置200を構成する各部は、内部バスや外部IFを介して互いにデータのやりとりを行うことができる。制御装置200は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(以下、PC)やタブレット型のPCを好適に用いて構成することができる。この場合、制御装置200は、表示部240と、表示制御部250と、操作部260とは一体として構成され得る。また、制御装置200における、表示制御部250、表示部240および操作部260は、それぞれ別体で構成されていてもよい。
表示制御部250は、放射線撮影装置100で撮影された画像データを表示部240に表示し得る。表示部240は、例えばディスプレイやモニタ等からなる。また表示制御部250は、操作部260から入力された指示に基づいて表示部240への表示内容を制御し得る。表示制御部250は、CPU、メモリ(RAM)、不揮発性メモリ、画像処理部等を備え(いずれも不図示)、これらが互いにデータのやりとりを行うことにより表示制御部250における各機能を実現し得る。
操作部260は、操作者からの指示を受け付ける機能を有する。操作者は、制御装置200で放射線画像の撮影のための撮影条件を設定する。撮影条件は、例えば、被写体の情報や撮影部位、撮影に使用する放射線撮影装置、放射線撮影装置が取得した画像データに施す画像処理等の条件である。
操作部260は、例えば、キーボードなどの文字情報入力デバイスや、マウスやタッチパネルといったポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッドなどを含む、ユーザ操作を受け付けるための入力デバイスである。
放射線発生制御部300は、放射線の照射を制御する機能を有する。放射線の照射条件を設定する。操作者は、放射線発生制御部300に対し操作部(不図示)を介して放射線の照射条件を設定する。放射線発生制御部300は、放射線源400が接続されており、放射線発生制御部300で設定された照射条件で放射線が照射される。放射線発生制御部300は、例えば、放射線照射ボタン(不図示)が押下された場合に放射線源400から放射線が照射させるように制御し得る。
次に、放射線撮影システム10が放射線画像を撮影する手順について説明する。
放射線撮影装置100は、放射線源400から照射された放射線の照射開始を検出して撮影動作に移行する。放射線撮影装置100は、当該放射線に基づく電気信号を放射線画像データ(デジタル画像データ)に変換し、制御装置200に送信する。制御装置200は、表示制御部250が放射線画像データに所定の処理を行い、表示部240に処理後の放射線画像データである放射線画像を表示する。そして、当該処理後の放射線画像は、制御装置200またはネットワークを介して外部の保存手段に対して保存される。
放射線撮影システム10において、放射線撮影装置100は、放射線の照射開始を検出できるものとしたがこれに限られるものではない。例えば、放射線撮影システム10は、放射線発生制御部300と制御装置200とを通信I/F(不図示)を介して接続してもよい。この場合、放射線撮影システム10は、放射線の照射にともない、照射開始や照射終了あるいは照射中止などの各種信号の授受を行うことで、放射線撮影装置の撮影タイミングを照射と同期させて制御することも可能である。
通信I/Fは、有線通信および無線通信のI/Fのいずれであってもよい。有線通信の場合、制御装置200と放射線発生制御部300との接続には所定の取り決めを持つ通信規格、もしくはRS232C、やUSB、イーサネット(登録商標)、などの規格を用いてケーブル接続によりやりとりを行い得る。あるい、制御装置200と放射線発生制御部300との接続は、無線通信によって接続してもよい。
次に、図2は放射線撮影装置100の内部構成を示すブロック図である。
放射線検出器110は、行列方向に2次元マトリクス状に配列されてなる複数の画素とシンチレータ(不図示)とを有する。複数の画素の各々は、スイッチ素子と光電変換素子を含んで構成され得る。シンチレータは、照射された放射線に基づいて励起され可視光を発する。光電変換素子は、当該可視光を電気信号に変換し、放射線検出器110は、放射線を電気信号に変換し得る。また、放射線検出器110は、これに限定されるものではなく、シンチレータを介さずに、放射線を直接可視光に変換する直接変換型の放射線検出器110であってもよい。
駆動部120は、放射線検出器110に配置されたスイッチ素子を選択(駆動)するための機能を有する。駆動部120は、放射線検出器110を構成する複数の画素の中で、どの行あるいは列を駆動するかの選択を行う。駆動部120は、例えばシフトレジスタによって構成されるデジタル回路を含む回路基板から構成される。
読出部130は、放射線検出器110で検出された電気信号を読み出すための機能を有する。読出部130は、放射線検出器110により変換された電気信号を取得し、当該電気信号の増幅および、増幅されたアナログ信号をデジタル信号への変換を少なくとも行い得る。読出部130は、例えば、オペアンプ等を含むアナログ回路を含む回路基板から構成される。
表示制御部140は、放射線撮影装置の各種動作を制御するための機能を有する。表示制御部140は、駆動手段120や読出部130を介して放射線検出器110を制御し得る。また、表示制御部140は、読出部130が読み出されたデジタル信号に対する演算処理を行い放射線画像データとし、処理された放射線画像データの保存処理などを行う。また、表示制御部140は、外部機器との信号の授受などの通信制御等も行われる。表示制御部140は、例えば、CPU、GPU、FPGA、等を有する回路基板から構成される。表示制御部140は、状態表示部190に対してAPモード時のみ表示してもよいし、APモードとSTAモードで異なる表示をしても良い。少なくとも2つのモードが識別可能に表示されていればよい。
記憶部150は、放射線撮影装置100が取得した放射線画像データの他、動作ログ情報を保存するために用いられる。また、表示制御部140に搭載されたCPU等を動作させるためのソフトウェア等も格納することができる。記憶部150は、揮発性あるいは不揮発性のメモリであってもよく、不揮発性のメモリとしては、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、SDカード等を用いることができる。
二次電池155は、上述した各部を動作させるための電源としての機能を有する。二次電池は、着脱可能なものであってもよいし、放射線撮影装置内に内蔵されるものであってもよい。二次電池155は、例えば、リチウムイオン電池、電気二重層コンデンサを用いることができる。
電源生成部160は、内部電源155から供給された電力から放射線撮影装置100の動作に必要な各種の電源電圧・電流を生成し、各部に給電する。電源生成部160は、例えば、DC/DCコンバータ、スイッチングレギュレータ等の電源電圧・電流を変換する回路から構成される。
無線通信部170は、処理部とアンテナ部とを有する(いずれも図略)無線通信部170は、放射線撮影装置100と他の機器(制御装置200)との通信を実現するための機能を有する。処理部は、例えば、通信用IC等を備える回路基板からなる。処理部とアンテナ部は、電気的に接続されている。アンテナ部は、無線電波を送受信する。処理部は、アンテナ部を介して外部機器と無線LANに基づいた通信処理を行い得る。処理部は、IEEE802.11で規定される無線LANに基づいたプロトコルの通信処理を行う。このように、無線通信部170は、無線LAN機能を実現し得る。なお、無線通信部170における、無線通信の周波数帯、規格や方式には特に限定はなく、NFC、Bluetooth(登録商標)等の種々の近接無線やUWBなどの方式を用いても良い。また、無線通信部170は、複数の無線通信の方式を有し、適宜選択して通信を行っても良い。
更に、本実施形態において、無線通信部170は無線通信における子機モード(ステーションモード:以降STAモードと表記)として機能するだけでなく、親機モード(アクセスポイントモード:以降APモードと表記)として実行可能である。これらの機能の切り替えは、表示制御部140による制御により行われる。
無線通信部170の通信モードは、複数の方法で設定し得る。無線通信部170の通信モードは、例えば、放射線撮影装置100と制御装置200との対応付けを行う際に、制御装置200からの指示を受け、表示制御部140が切り替え得る。あるいは、無線通信部170の通信モードは、撮影を行う際に、制御装置200からの指示を受け、表示制御部140が切り替えることも可能である。また、無線通信部170の通信モードは、放射線撮影装置100の操作部195の操作によって切り替える方法などを取り得る。
なお、無線通信部170は、表示制御部140による制御にしたがって、無線LAN機能のON/OFFを切替えることができる。無線通信部170は、無線LAN機能がONの場合には、無線LANのAPモードとしての機能とSTAモードとしての機能の選択が可能である。無線通信部170は、無線LAN機能がOFFの場合には、制御装置200と無線通信をしない。
無線通信部170は、無線LAN方式で、且つ5GHz帯のチャンネルを利用する場合、チャンネルによっては気象レーダーとの干渉を避けるDFS(動的電波周波数選択)の機能を有する。そのため、無線通信部170は、DFSに対応するチャンネルで無線通信を行う場合、一定期間無線通信が中断する可能性がある。
外部接続部180は、外部機器との間で各種の情報を有線接続で授受する場合に使用し得る。ここで、各種の情報は、例えば放射線撮影装置100の制御用の信号などであり、撮影された画像データの送信に用いることもできる。接続される外部機器は制御装置200でもよいし、データ保存用の記憶装置などに接続してもよい。また、外部接続部180を介して、外部電源に接続することで、放射線撮影装置100の駆動用電力や内部電源155の充電用電力の供給に用いることもできる。
状態表示部190は、表示制御部140からの制御に基づいて放射線撮影装置100の状態を表示する機能を有する。当該表示により、操作者あるいは被検者は、放射線撮影装置100の状態を識別することができる。一例として、状態表示部190は、撮影部の電源オンや撮影準備の完了、あるいは無線通信強度の状態など、放射線画像の撮影における様々な情報を識別可能な態様で表示することができる。
また、状態表示部190は、無線通信部170の通信モードを識別可能に表示し得る。
表示制御部140は、放射線撮影装置100の無線通信部170の通信モードに基づいて表示を制御し得る。具体的には、無線LAN方式における、APモードかSTAモードのいずれのモードが設定されているか識別可能な状態で表示部に表示し得る。
なお、状態表示部190は、上述の表示と併用して、音によって状態を通知する機能を有してもよい。この場合、状態表示部190は、音で状態を知らせるためのスピーカーを内蔵してもよい。
無線通信部170が、DFSに対応するチャンネルで無線通信を行う場合、一定期間無線通信が中断する可能性がある。このため、当該場合において、状態表示部190は、DFSの機能を有効にしているか否かを表示することもできる。こうした表示のためにもモード表示部を利用することができる。例えば、表示制御部140は、APモードにおいてDFS対応を行っている期間は、状態表示部190をそれ以外の状態と識別可能な表示とすることができる。例えば、表示制御部140は、状態表示部190が有するLEDを点滅させることや、通常とは別の色で表示するなどの方法を用いることができる。
操作部195は、操作者からの操作を受け付けるために用いられる。例えば、操作部195は、操作者が手で操作する各種スイッチやタッチパネルなどを好適に用いることができる。また、操作部195は、各操作する各種スイッチやタッチパネル等を、放射線撮影装置100と別体で備えていてもよく、この場合、操作部195は、操作専用のリモートコントローラーからの入力を受け付ける受信部としての機能を有していてもよい。
本実施形態においては、状態表示部190に通信部のモードの識別機能を含めているが、これに限られるものではない。状態表示と通信のモード表示は、別の表示部としてよい。
放射線撮影システム10は、放射線撮影装置100の通信モードの表示を、表示部240に表示してもよい。放射線撮影システム10は、制御装置200によって状態を取得し、表示部240に表示させる。この時、放射線撮影システム10は、システム内に複数の放射線撮影装置が接続されている場合、放射線撮影装置のうち少なくともAPモードで動作する放射線撮影装置について、通信モードの表示が行われれば良い。更に、放射線撮影システム10は、STAモードで動作する放射線撮影装置についてはSTAモードであることを表示してもよい。
次に、図3を用いて、放射線撮影装置100における状態表示部190について説明する。図3は、第一の実施形態における放射線撮影装置100の外観を示す斜視図である。
図3(a)、(b)は、それぞれ第一の実施形態における放射線撮影装置100の状態表示部を示す例である。図3における放射線撮影装置100は、放射線検出器110と、駆動部120と、読出部130と、無線通信部170とを少なくとも内包する筺体1001を有する。筺体1001は、略方形状であり、放射線の入射方向(図3中矢印の方向)の面は、放射線を入射させるための入射面であり、他の面より放射線透過率が低い。そのため、放射線撮影装置100は、放射線の入射方向の面とは異なる筐体1001の面に表示部190と操作部195とが配置されている。放射線の入射方向の面とは異なる筐体1001の面は、例えば、筺体1001の図3に示すように側面部、あるいは背面部である。放射線検出器110の放射線の入射方向から見て背面側の1辺には、駆動部120および読出部130と、無線通信部170とが配置されている。そして、図3に示すように、表示部190および操作部195は、筺体1001における、駆動部120および読出部130が配置されていない辺に配置されていることが好ましい。一例として、操作部195は、ボタン型のスイッチである。
一例として、状態表示部190は、例えば、LEDを用いることができる。ここで、状態表示部190は、光の状態によって通信モードを示すものであってもよい。状態表示部190は、図3(a)示すように、LEDの光の色、光の点灯の可否および点滅の状態によって通信モードを示すことができる。また、状態表示部190は、図3(b)に示すようにディスプレイを備え、文字、図、色等で通信モードを示すものであってもよい。
図3(a)では、表示制御部140は、状態表示部190にあるLEDを点灯の可否を制御することで、放射線撮影装置がAPモードであることを示す一例である。図3(a)では、状態表示部190を点灯させる場合に、APモードが有効であるとしているが、この限りではない。状態表示部190の表示が、APモードが有効な場合と、無効な場合とで識別し得る動作であればよい。例えば、表示制御部140は、通信モードに応じて光の強度を変更させる制御、有効時に消灯させる制御、あるいは点滅をさせるように状態表示部190の表示を制御するものであってもよい。複数のLED表示と並べて配置する場合、APモードを示すLEDと他の機能を示すLED表示とを区別できるように、APモードを示すLEDの近傍に「AP」等の区別可能な文字を付しておいてもよい。
図3(b)に示すように、状態表示部190は、LEDによる表示に限られるものではなく、ディスプレイにAPモードであることを示す情報を表示しても良い。状態表示部190は、例えば、LCD、有機EL等のなどのディスプレイを用いることができる。モードを示す情報とは、モード名、モードの略称、モードをアルファベット表記した場合の頭文字等のモードを識別し得る情報を含む。またAPモード時とSTAモード時で点灯するLEDの色、光の点灯および点滅の状態によって状態を変えることで、いずれのモードで動作しているのかを示すようにしても良い。
また、状態表示部190は、APモード時に制御される表示部と、STAモード時に制御される表示部はそれぞれ別の表示部として構成してもよい。別の表示部として配置される場合、これらの配置は操作者からの視認性を高めるために、近くに配置されることが好ましい。また、放射線撮影装置100の内部の構成に応じて、筺体1001の異なる面に配置してもよい。
図4を用いて、表示部240の表示について説明する。図4は、表示部240に表示されるモード表示の一例である。撮影画像表示領域401と、状態表示領域402、撮影ステータス403、撮影条件404、検査終了釦405を有している。状態表示領域402は、例えば、通信モードを示す情報4021、電波強度、二次電池の残量等が表示される。図4(a)は、撮影に使用される放射線撮影装置100がAPモードである場合を示し、図4(b)は、撮影に使用される放射線撮影装置100がSTAモードである場合を示す。
表示制御部250は、通信モードを示す情報4021を、他の領域(401、403、403およびその他の画面上のスペース)と重畳表示させていてもよいし、403あるいは404を選択することで通信モードを示す情報4021を、表示させてもよい。
次に、放射線撮影システムを用いた放射線画像の撮影開始にあたっての無線通信確立の方法について、図5のフローチャートを用いて説明する。
S301において、放射線撮影システム10における、放射線撮影装置100と制御装置200の各ユニットが起動する。ここで各ユニットの起動とは、無線通信を行うために必要な各部に電源が投入され無線通信が可能な状態になることを示す。
S302において、制御装置200と放射線発生装置100との対応づけ(ペアリング)が開始される。ペアリングとは、放射線撮影装置100と制御装置200を関連づけるための処理である。制御装置200と放射線撮影装置100との間のペアリングは、無線接続(赤外線通信、近距離無線通信)、有線接続等により情報の授受ができる。近距離無線は、NFCやBluetooth(登録商標)といった無線LAN以外の無線通信が採用され得る。例えば、放射線撮影装置100の操作部に対してペアリングを開始するための操作を行うことにより、放射線撮影装置100は、ペアリングを要求するコマンドを制御装置200に通知する。そして、制御装置200は、当該通知を受けた場合、無線通信に関する情報を放射線撮影装置100に送信し、ペアリングを行うことが可能である。ここで、無線通信に関する情報とは、ネットワーク識別名や制御装置200のIPアドレス等である。有線接続によるペアリングの方法として、放射線撮影装置100と制御装置200とを有線ケーブル等を用いて物理的に接続し、ペアリングを実施してもよい。放射線撮影システム10は、制御装置200と通信可能な状態で接続された、放射線撮影装置100用の保管ホルダーや充電装置(不図示)に放射線撮影装置100が接続されたことに応じてペアリングを実施してもよい。さらに、接続したい放射線撮影装置100の情報を操作部260に入力することによりペアリングを行うことができる。
S303において、制御装置200は、放射線撮影システム10のネットワーク内にAPモードで動作する放射線撮影装置が含まれているかどうかを判定する。制御装置200は、当該判定の結果に基づいて、放射線撮影装置100に対する動作を変える。具体的には、上述の判定方法として、制御装置200は、例えば親機のIPアドレスのうち、ホスト部の数値範囲をあらかじめ決めておき、当該範囲内にホストで動作するユニットが存在するかを確認する。ここで、S303において、同一ネットワーク内に親機が存在しないと判断した場合、制御装置200は、処理はS304に移る。
S304において、制御装置200は、放射線撮影装置100がAPとして動作するための無線ID(SSID)を生成する。なお、放射線撮影システム10において、複数の放射線撮影装置が含まれる可能性がある。そのため、制御装置200は、生成されるSSIDが互いに異なるものとなるように生成にする。制御装置200は、例えば、ペアリングが行われた時間情報や、放射線発生装置のシリアルナンバー等、固有の情報に基づいたSSIDを生成することで複数の無線IDを識別可能に生成し得る。
S305において、制御装置200は、放射線撮影装置100に対してAPモードで動作するように指令を出す。そして、S306において、制御装置200は、放射線撮影装置100に対して生成したSSIDを通知する。S307において、当該指示及び通知を受けた場合、放射線撮影装置100は、受け取ったSSIDを用いてAPとしての動作を開始する。S307において、APモードで動作するよう指示を受けた放射線撮影装置100は、APモードでの動作を開始する。そして、当該放射線撮影装置100は、表示制御部140によって、状態表示部190の表示をAPモードを示す表示に変更する。これにより操作者は、状態表示部190の表示を識別することにより、放射線撮影装置がAPモードでのモードで動作を開始したことを認識できる。その後、S308において、制御装置200は、放射線撮影装置100に対するSSIDの通知から一定時間経過した場合に、通知したSSIDのAPへ接続することによって通信の準備が完了となる。あるいは、制御装置200は、APモードで動作を開始した放射線撮影装置100からの準備完了通知を受けた場合に、通知したSSIDのAPへ接続することによって通信の準備が完了となる。
一方で、S303において、放射線撮影システム10内に動作しているAPが存在すると判定された場合、あるいは制御装置200自身が親機として動作している場合には、制御装置200は、S309へ処理を移行する。
S309において、制御装置200は、ペアリングされた放射線撮影装置の通信モードを選択可能となる。制御装置200は、ペアリングされた放射線撮影装置をどの様に動作させるかを操作者に確認するための表示を表示部240に表示し、選択を促すことができる。ここで、表示制御部250が表示部240に表示の例を図6に示す。図6において、選択表示601は、少なくともAPとして動作させる旨を選択させるアイテム602と、それ以外の選択を促すアイテム603を示す。602および603は、例えば、GUI上で選択可能なボタンであり得る。この結果として、放射線撮影装置100をAPとして動作させる旨が操作者から通知された場合には制御装置200は、処理をS310へ移行し、子機として動作させる旨が通知された場合にはS312へと移行する。なお、S309におけるステップにて、制御装置200は、ペアリングされた放射線撮影装置を自動的にAPとして動作させるように制御してもよく、この場合、処理はSU300へ移行する。
S310の処理内容はS304〜S308の処理内容と同様であるため、図5の中ではこれらをSU300と定義してS310に置き換えている。SU300の処理が終わると放射線撮影システム内に動作しているAPが2つ存在することになる。そのため、S311において、制御装置200は、自身の接続先APを放射線撮影装置として通信準備を完了させる。
次に、S312へ処理が移行した場合について説明する。S312において、制御装置200は、放射線撮影装置100へSTAモードで動作する旨の通知を行う。そして、制御装置200は、放射線撮影装置100へ接続先のAPのSSIDを通知する。通知を受けた放射線撮影装置100の状態表示部190の表示をSTAモードで動作していることが示す表示をする。放射線撮影装置100とAPとの間に無線接続が確立されると通信準備が完了となる。
本実施形態では、ペアリングされた放射線撮影装置をAPモードで動作させるか、STAモードで動作させるかを選択可能としたが、制御装置200は、あらかじめペアリングした放射線撮影装置を優先的にAPモードで動作する事を決めておいてもよい。また、APが存在する場合には新たにペアリングした放射線撮影装置は必ずSTAモードで動作するように決定しておいても良い。
また、本実施形態において、制御装置200および表示制御部140は、放射線撮影装置100がAPモードで動作をしている間は、放射線撮影装置の電源を切れないよう制御し得る。放射線撮影装置がAPモードで動作中に操作者が放射線撮影装置の電源を切ろうとした場合、制御装置200は、表示部240に図7のような表示を行う。
図7において、選択表示701は、APモードからSTAモードに切り替えるまでは放射線撮影装置の電源をオフにすることが出来ないことを示す表示を含む。更に、選択表示701は、放射線撮影装置をSTAとして動作させる旨を選択させるアイテム702と、それ以外の選択を促すアイテム703を示す。702および703は、例えば、GUI上で選択可能なボタンであり得る。この結果として、702が選択された場合には、制御装置200は、放射線撮影装置をSTAモードに移行させる制御を行う。703が選択された場合には、放射線撮影装置はAPモードのまま維持される。
以上により、放射線撮影装置と無線通信を行う放射線撮影システムにおいて、安定したネットワーク環境を維持することが可能となる。
(第二の実施形態)
図8を用いて、第二の実施形態における放射線撮影システムについて説明する。図8は、第二の実施形態における放射線撮影システム20を示す図である。第一の実施形態と第二の実施形態とは、放射線撮影システムが、放射線撮影装置が複数台構成されている点で異なる。なお、第一の実施形態と同様の箇所については、同じ番号を付して説明する。
次に図9を用いて、本実施形態における放射線撮影システムを用いた無線通信の確立の方法を説明する。
図9は、すでに1台目の放射線撮影装置のペアリングが完了した状態であって、放射線撮影システムに対し2台目以降の放射線撮影装置がペアリングされた際の処理を具体的に説明する。なお、本実施形態において、制御装置200における表示制御部250が、複数の放射線撮影装置のモードを設定する設定部として機能する。
S501において、1台目の放射線撮影装置(以下、放射線撮影装置101)のペアリングが完了する。なお、通信準備を開始してから1台目の放射線撮影装置がペアリングされるまでの処理の内容は、図5の処理と同様である。なお、S501の処理の結果としては、放射線撮影装置が制御装置のAPとして確立されている状態である。
S502において、制御装置200と2台目の放射線撮影装置(以下、放射線撮影装置102)は、ペアリングの動作を開始する。S503において、制御装置200は、放射線撮影装置102をSTAとして使用するか否かを確認する。当該確認の方法としては、S309と同様の方法である。S503において、放射線撮影装置102をAPとして使用する旨の通知を受けた場合には、制御装置200は、S504へ処理を移行し、STAとして使用する旨の通知を受けた場合にはS513へ処理を移行する。
放射線撮影装置102をAPとして使用する場合の処理S504〜S508は、放射線撮影装置101をAPとして動作させる際の処理(図5のSU300)と同等の処理である。具体的には、制御装置200が固有のSSIDを生成し、放射線撮影装置102へAP化指示を出すとともにSSIDを通知する。これにより、放射線撮影装置102がAPとしての動作を開始する。その後、制御装置200は、無線通信のデフォルトの接続先APを放射線撮影装置102へ設定する処理を行う。
S509において、制御装置200は、放射線撮影装置101がAPとして動作しているか否かを判定する。そして、放射線撮影装置101がAPとして動作している場合には、放射線撮影装置101をSTAとして動作させるか否かを確認する。S509では、制御装置200が放射線撮影装置101の動作状況を確認するか、または最後に変更された際の放射線撮影装置101の変更情報から判断を行う。そして、放射線撮影装置101がAPとして動作している場合には、制御装置200は、その処理をS510へと移る。
なお、本実施形態において、各放射線撮影装置が固有のSSIDを持っているため、同時にAPとして動作することが可能である。しかし、APとしての動作が必要でない放射線撮影装置については省電力化の観点、不要な通信帯域を使用しないように、いずれかをSTAとしての動作に切り替える方が好ましい。ただし、複数の放射線撮影装置を適宜切り替えて撮影を実施するような場合など、両者がAPとして動作している方が好ましい場合は、その限りではない。
S510において、S503と同じ処理であり、制御装置200は、操作者の入力によって処理を決定する。そして、制御装置200は、放射線撮影装置101がAPとして動作していないか、若しくはAPとして動作していても子機化しない場合には、追加の処理を施さなくとも、S516へ移行し通信準備を完了させることができる。一方、制御装置200は、放射線撮影装置101をAPモードからSTAモードへ変更する場合には、処理はS511へと移行する。
S511において、制御装置200は、放射線撮影装置101へSTAモードに移行させるための指示を出す。S512において、制御装置200は、放射線撮影装置101が接続すべきデフォルトのAPのSSIDを通知する。そして、S513において、放射線撮影装置101が、STAとしてAPへ接続される。
以上、2台目の放射線撮影装置がシステムへペアリングされた際の処理について示したが、3台目以降の放射線撮影装置をペアリングする場合も同様の処理が実施される。
また、図9において、制御装置200は、S509からS513において新規にペアリングした放射線撮影装置以外の放射線撮影装置を子機化する処理を行っているが、これに限られるものではない。例えば、制御装置200は、複数の放射線撮影装置がペアリングされる場合には、APモードで動作させる放射線撮影装置と、STAモードで動作させる放射線撮影装置とを選択可能にし、複数のAPと複数の子機が混在するシステムすることもできる。また、図9では、制御装置200は、ペアリングの際に放射線撮影装置をAPあるいはSTAで動作させるかを操作者が選択できる例を示したが、任意のタイミングで通信モードを選択できるようにしてもよい。いずれの場合であっても、放射線撮影装置100は、状態表示部190には、無線通信部170の通信モードに応じた表示が行われ得る。そして、操作者は、放射線撮影装置がどの通信モードで動作しているかについて明確に区別することができる。
図10を用いて、本実施形態における表示部240の表示について説明する。本実施形態においては、放射線撮影システム20に含まれる複数の放射線撮影装置の各々がどの通信モードで動作しているのかを、表示部240で同時に確認する事ができる。図10は表示部240の表示の一例である。なお、各表示は、表示制御部250によって制御される。図10における、表示は、撮影画像表示領域401と、状態表示領域402、撮影ステータス403、撮影条件404、検査終了釦405を有している。状態表示領域402には、制御装置200とペアリングされた放射線撮影装置に関する情報が画面上部に識別番号とともに並んで表示される。各識別番号とともに、APもしくはSTAのモード名が表示されている。図10において、状態表示領域402には、識別番号1に該当する放射線撮影装置が、APモードで動作しており、識別番号2および3に該当する放射線撮影装置が、STAモードで動作していることを示している。放射線撮影システム20は、少なくともAPモードで動作している撮影装置の情報が表示されていればよい。更に、状態表示領域402には、二次電池の残量および無線通信の信号強度を示しておくことが好ましい。APモードで動作する放射線撮影装置においては、二次電池の消耗によりAPとして動作ができなくなった場合に影響が大きいためであり、表示部により二次電池残量の情報を示すことが重要となる。無線通信の信号強度の表示にあたって、STAモードで動作している放射線撮影装置の無線通信の信号強度は、当該放射線撮影装置の受信強度に基づいて表示され得る。また、APモードで動作している放射線撮影装置の無線通信の信号強度は、子機である制御装置200側の受信強度に基づいて表示され得る。
以上により、無線通信が可能な複数の放射線撮影装置を有する放射線撮影システムにおいて、安定したネットワーク環境を維持することが可能となる。
(第三の実施形態)
図11は、第三の実施形態における放射線撮影装置103を示す図である。図11(a)が、放射線撮影装置103の外観を示す図であり、図11(b)は、切り替えスイッチ197を示す図である。
本実施形態と他の実施形態との違いは、放射線撮影装置に通信モードを切り替えるための切り替えスイッチ197が設けられている点である。切り替えスイッチ197は、その操作によって放射線撮影装置の無線通信の通信モードを切り替えるようことができる。
例えばAPモードで動作している放射線撮影装置103において、切り替えスイッチをSTA側にした場合、放射線撮影装置103から制御装置200に対しSTAモードへ移行する旨の通知が行われる。通知を受けた制御装置200は、自らがAPモードに遷移するか、放射線撮影装置103とは異なる他の放射線撮影装置に対してAPモードに制御するための指示を送る。そして、制御装置200は、当該他の放射線撮影装置がAPモードで動作したことを確認したら放射線撮影装置103に対してSTAモードで動作することを許可する信号を送信する。また、STAモードで動作している放射線撮影装置において、切り替えスイッチがAPモードに切り替えられた場合は、制御装置200に対してAPモードへ移行する旨の通知が行われる。そして、制御装置200からAPモードとして動作するための情報が送信される。当該情報が送信された放射線撮影装置は、APとして動作を開始する。
以上により、放射線撮影装置は、切り替えスイッチにより通信モードを変更可能であるため、放射線撮影システム20より簡易な処理フローによりネットワークを確立することができる。
(第四の実施形態)
図12は第四の実施形態における放射線撮影システム103を示す模式図である。本実施形態と他の実施形態との違いは、制御装置200に異なる表示装置が接続され、通信モードが識別可能に表示される点で異なる。
放射線撮影システム40は、制御装置240あるいは状態表示部190に接続された表示部240とは異なる装置である表示装置1200に通信モードを表示することも可能である。表示装置1200への表示は、表示制御部250によって制御される。表示装置1200は、放射線撮影装置を識別し得るための表示、および識別された放射線撮影装置の通信モードを少なくとも表示し得る。表示装置1200は、当該通信モードを表示するためにLEDやLCD等を備える。また、表示装置1200は、放射線撮影装置を識別するため情報として、番号や色などの情報を表示し、且つ当該放射線撮影装置の通信モードを表示することができる。表示装置1200は、放射線撮影装置の状態を併せて表示してもよい。
放射線撮影システム40は、放射線撮影装置100の通信モードの表示を、表示部240あるいは表示装置1200に表示させる場合には、放射線撮影装置100には通信モードを表示させなくてもよい。また、放射線撮影システム40は、状態表示部190、表示部240、表示装置1200のいずれか1つの表示部にのみ表示させてもよいし、選択された2つ、あるいは全ての表示部分に表示させてもよい。
図13に表示装置1200に表示される表示の一例を示す。表示装置1200は、一例として、3つの表示領域を備えており、それぞれAPモードで動作している放射線撮影装置に関する、識別情報、無線通信の状態、および電池の残量情報を示している。放射線撮影装置の識別においては、当該識別方法に限られるものでなく、例えば、放射線撮影装置に対して固有の識別色を与えておき、その色を表示してもよい。また無線通信状態の指標の表示方法も本実施形態の方法に限られるものではない。
なお、本実施形態における表示装置1200は、制御装置200に有線接続あるいは無線通信し、通信を行い得る。制御装置200と表示装置1200との間の無線通信は、他の装置との混信を抑制するため、放射線撮影装置と制御装置200の間の無線通信とは異なる通信方式であることが好ましい。
以上により、放射線撮影システムは、制御装置および放射線撮影装置とは異なる表示部を備えている。このため、制御装置および放射線撮影装置と離れた場所に操作者がいる場合にも容易にAPとして動作する放射線撮影装置の状態が確認できる。そのため、無線通信が可能な複数の放射線撮影装置を有する放射線撮影システムにおいて、安定したネットワーク環境を維持することが可能となる。
(第五の実施形態)
図14を用いて、第五の実施形態における放射線撮影システムについて説明する。本実施形態における放射線撮影システムは、二次電池の残量に基づいて通信モードを制御し得る。表示部250は、残量取得部2501と、算出部2502を有する。
残量取得部2501は、放射線撮影装置100の二次電池の残量情報に基づいて使用可能時間を取得し得る。更に、算出部2502は、二次電池の残量情報から使用可能時間を算出し得る。
算出部2502は、二次電池の残量情報から残りの使用可能時間を算出する場合には、通信ムードに応じて計算方法を変更する。具体的には、算出部2502は、APモードで動作している放射線撮影装置100と、STAモードで動作している放射線撮影装置100とで異なる計算方法を用い得る。
放射線撮影装置100は、STAモードで動作している場合には、一定時間動作が行われなかった場合には、低消費電力状態へ移行するため、不要な通信が行われないように制御される。一方で、放射線撮影装置100は、APモードで動作している場合には、放射線撮影システム内の放射線撮影装置100、制御装置その他の他の無線通信が可能な外部装置の中継器として送受信し得る。そのため、APモードで動作している放射線撮影装置100は、自身の放射線撮影が行われていない期間も動作を続ける必要がある。そのため、算出部2502は、通信モードに応じた消費電力量の差異も考慮し計算を行うことにより、より正確に放射線撮影装置100の使用可能時間を取得し得る。
算出部2502は、二次電池残量や無線通信の信号強度の情報は所定の周期毎に更新することが望ましい。算出部2502は、例えば、1秒毎など一定の時間ごとに情報を取得し更新してもよいし、放射線画像の撮影や撮影装置の状態遷移のタイミングなど、何らかの特定のイベントが発生した場合に更新するようにしても良い。算出部2502は、APモードで動作している放射線撮影装置100に対しては、更新間隔は、少なくともSTAモードで動作する場合と同じか、短い間隔で更新されることが好ましい。
表示制御部250は、APモードで動作している放射線撮影装置100の二次電池残量が閾値以下となった場合には、通信モードをSTAモードへ遷移させることが好ましい。APモードで動作している放射線撮影装置100が、二次電池残量がなくなり動作が停止するとネットワークに不具合が生じるためである。この場合、APモードで動作している放射線撮影装置100から制御装置200に対してSTAモードへ移行する旨の通知が行われる。通知を受けた制御装置200は、自身がAPモードに遷移するか、あるいは放射線撮影装置100とは異なる他の放射線撮影装置に対してAPモードへ移行させるための指示を送信する。そして、当該他の放射線撮影装置がAPモードで動作を開始したことを確認したら放射線撮影装置100に対してSTAモードでの動作を許可する信号を送信する。
このとき、放射線撮影装置100の通信モードの状態表示部190への表示はSTAモードへの切り替えが行われた場合に切替えが行われる。
なお、各実施形態は、コンピュータや制御コンピュータがプログラム(コンピュータプログラム)を実行することによって実現することもできる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も実施例として適用することができる。また、上記のプログラムも実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、実施形態に基づいて詳述してきたが、これらの特定の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明の範疇に含まれる。さらに、上述した実施形態は一実施の形態を示すものにすぎず、上述した実施形態から容易に想像可能な発明も本発明の範疇に含まれる。
10 放射線撮影システム
100 放射線撮影装置
140 表示制御部
170 無線通信部
190 状態表示部
200 制御装置
240 表示部
本発明の放射線撮影システムは、照射された放射線に基づいて放射線画像データを取得し、制御装置と対応づけられ、且つ無線通信における親機モードおよび子機モードのいずれかのモードでの動作が可能な放射線撮影装置を有する放射線撮影システムであって、前記放射線撮影システムは、前記放射線撮影装置が親機モードで動作している場合には、前記放射線撮影装置の電源をオフにできないように制御する制御部を有することを特徴とする。

Claims (18)

  1. 照射された放射線に基づいて放射線画像データを取得し、且つ無線通信における親機モードおよび子機モードのいずれかのモードでの動作が可能な放射線撮影装置を有する放射線撮影システムであって、
    前記放射線撮影システムは、前記放射線撮影装置に設定された前記モードを識別可能な態様で表示部に表示させる表示制御部を有することを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記放射線撮影装置は、照射された放射線を検出する放射線検出器と、前記制御装置と無線通信を行うための無線通信部と、前記放射線検出器および前記無線通信部とを内包する筺体と、を有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記放射線撮影装置は、前記表示部を有することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記筺体は、前記照射された放射線を入射させるための入射面を有し、
    前記表示部は、前記筺体における前記入射面とは異なる面に配置されていることを特徴とする請求項3に放射線撮影システム。
  5. 前記制御装置は、前記表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記放射線撮影システムは、前記放射線撮影装置および前記制御装置とは異なる表示装置に前記表示部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記表示装置は、前記放射線撮影装置と前記制御装置との間の通信方式とは異なる方式で前記制御装置と通信を行うことを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記放射線撮影システムは、前記放射線撮影装置と前記制御装置と前記放射線撮影装置および前記制御装置とは異なる表示装置のうち、少なくとも2つ以上の装置の各々に前記表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記放射線撮影システムは、複数の前記放射線撮影装置を有し、
    複数の前記放射線撮影装置のうち、いずれか1つの放射線撮影装置を前記親機モードとして設定する場合には、前記1つの放射線撮影装置とは異なる放射線撮影装置を子機モードとして設定する設定部を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記表示制御部は、複数の前記放射線撮影装置の各々の前記モードを示す情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記放射線撮影装置は、二次電池を更に有し、
    前記放射線撮影システムは、前記二次電池の残量情報を取得する残量取得部と、
    前記モードに基づいて前記取得した残量情報から前記放射線撮影装置の使用可能時間を算出する算出部と、を有し、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記表示制御部は、前記放射線撮影装置が親機モードで動作している場合、前記二次電池の残量情報もしくは前記使用可能時間に関する情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項11に記載の放射線撮影システム。
  13. 前記親機モードで動作する放射線撮影装置は、前記二次電池の残量もしくは前記使用可能時間が閾値以下の場合には、前記親機モードから前記子機モードに遷移することを特徴とする請求項11または12に記載の放射線撮影システム。
  14. 前記表示制御部は、前記放射線撮影装置が親機モードで動作している場合には、前記放射線撮影装置の電源をオフにできないように制御することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  15. 前記表示制御部は、前記放射線撮影装置が親機モードで動作している場合には、前記放射線撮影装置と対応づけられた制御装置または前記子機モードで動作している放射線撮影装置との無線通信の信号強度に基づいて前記放射線撮影装置の無線通信の状態を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  16. 照射された放射線に基づいて放射線画像データを取得し、前記放射線撮影装置または他の放射線撮影装置と制御装置との間の無線通信を中継する親機モードおよび前記放射線撮影装置とは異なる装置を中継して前記制御装置と無線通信を行う子機モードのいずれかのモードでの動作が可能な放射線撮影装置であって、
    設定された前記モードを識別可能な態様で表示部に表示させる表示制御部を有することを特徴とする放射線撮影装置。
  17. 照射された放射線に基づいて放射線画像データを取得し、前記放射線撮影装置または他の放射線撮影装置と制御装置との間の無線通信を中継する親機モードおよび前記放射線撮影装置とは異なる装置を中継して前記制御装置と無線通信を行う子機モードのいずれかのモードでの動作が可能な放射線撮影装置の制御方法であって、
    前記放射線撮影装置に前記いずれかのモードを設定する工程と、
    前記モードを識別可能な態様で表示部に表示させる工程を有することを特徴とする放射線撮影システム。
  18. 請求項17に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2019169903A 2019-09-18 2019-09-18 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム Active JP6840812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019169903A JP6840812B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019169903A JP6840812B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015135676A Division JP6590562B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020058789A true JP2020058789A (ja) 2020-04-16
JP6840812B2 JP6840812B2 (ja) 2021-03-10

Family

ID=70220588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019169903A Active JP6840812B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6840812B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091913A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 富士フイルム株式会社 放射線検出器及び制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10262048A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Fujitsu Ltd 電源管理システム
JP2009186439A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Canon Inc ワイヤレスx線透視システム及びそのユニット間の同期方法、コンピュータプログラム
JP2013236711A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Konica Minolta Inc 放射線画像撮影システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10262048A (ja) * 1997-03-17 1998-09-29 Fujitsu Ltd 電源管理システム
JP2009186439A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Canon Inc ワイヤレスx線透視システム及びそのユニット間の同期方法、コンピュータプログラム
JP2013236711A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Konica Minolta Inc 放射線画像撮影システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091913A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 富士フイルム株式会社 放射線検出器及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6840812B2 (ja) 2021-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6195344B2 (ja) X線撮影システム、x線撮影システムの制御方法、およびプログラム
JP6585957B2 (ja) 放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法、および制御装置
JP6222962B2 (ja) 放射線撮像装置、放射線撮像方法、プログラム
JP2015217112A (ja) 移動型放射線撮影装置及び移動型放射線発生用装置
JP2006268845A (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
US20140194140A1 (en) Communication terminal, position management system, and communication method
JP6590562B2 (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム
JP6840812B2 (ja) 放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法およびプログラム
US10853450B2 (en) Radiographing apparatus, radiographing system, radiographing method, and program
CN106923849B (zh) 放射线摄像装置及其控制方法以及放射线摄像系统
JP6525679B2 (ja) 放射線撮影制御装置、放射線撮像装置、およびプログラム
JP5797058B2 (ja) 撮像システム、撮像システムの制御方法、制御装置および検出装置
WO2019102693A1 (ja) 内視鏡システム、プロセッサ、制御方法およびプログラム
JP2023088568A (ja) 放射線画像検出装置、放射線画像撮影システム及び制御装置
JP2016163102A (ja) 無線タグ、その制御方法、その制御プログラム、および画像形成装置
JP7258636B2 (ja) 放射線撮像システム及び放射線撮像システムの制御方法
JP6182908B2 (ja) 管理装置、管理システム、及び管理プログラム
JP2023107574A (ja) 放射線撮影システム、放射線撮影装置、および制御装置
JP2006333269A (ja) 電子カメラ
JP6436176B2 (ja) 位置管理システム、通信方法、及びプログラム
JP2022085289A (ja) 放射線撮影システム、放射線撮影システムの制御方法及びプログラム
WO2018070271A1 (ja) 放射線撮像システム及びその制御方法、制御装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
JP2018187030A (ja) 放射線画像撮影装置
JP6306281B2 (ja) 通信端末、通信方法、及びプログラム
JP2016181149A (ja) 通信端末、位置情報システム、通信方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191011

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6840812

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151