JP2023107574A - 放射線撮影システム、放射線撮影装置、および制御装置 - Google Patents

放射線撮影システム、放射線撮影装置、および制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 放射線撮影装置に意図した放射線撮影システムの無線機器との無線設定を行う作業について、操作者が進捗を把握しやすく、簡便かつ短い拘束時間で行えるシステムを提供する。【解決手段】 放射線撮影装置と、放射線撮影を制御する制御装置と、報知手段と、を有する放射線撮影システムにおいて、放射線撮影装置は、制御装置との第一の無線通信により画像を送受信する第一の無線通信部と、制御装置との第二の無線通信により第一の無線通信で用いる無線情報を送受信する第二の無線通信部と、を有している。制御装置は、第二の無線通信を開始した後から無線情報の送受信が完了するまでの間に所定の処理を実行したことに応じて前報知手段に第一の報知を行わせ、第二の無線通信により無線情報の送受信が完了したことに応じて報知手段に第二の報知を行わせる。【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線撮影システム、放射線撮影装置、および制御装置に関する。
医療分野において、放射線を利用した放射線撮影システムが知られている。放射線撮影システムのデジタル化により、放射線から被写体を介して放射線撮影装置に放射線を照射し、放射線撮影装置がデジタル放射線撮影画像を生成し、撮影制御装置により放射線撮影直後の画像確認が可能となるシステムが普及している。このことは、これまでのフィルムを用いた撮影方法に比べワークフローが改善され、早いサイクルで撮影が行えることを可能としている。
このような放射線撮影システムにおいては、放射線撮影装置と撮影制御装置との間を無線化し、放射線撮影装置のケーブルによる設置制限をなくした装置が開示されている。この装置間の無線接続を確立するためには、SSID(Service Set Identifier)、認証方式、暗号化種類、暗号化鍵などを、接続する装置間で同一の設定とする必要がある。通常これらの設定は、無線接続を行う機器双方に手作業で設定するか、WPS(Wi-Fi Protected Setup)により規定されたプッシュボタン方式あるいはPINコード方式によって設定がなされる。
しかしながら、手作業で設定する場合、入力作業を必須とするうえ作業ミスによって接続確立できない可能性が生じる。同様にPINコード方式においても、親機側にPINコードの入力作業を要する。また、プッシュボタン方式では、子機、親機双方のプッシュボタンを同時に押す又は接触するなど、放射線撮影システムとしての通常のワークフローとは異なる操作が必要となる。
そこで、特許文献1では、無線通信の範囲よりも狭い通信範囲を有する、赤外線通信やBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いた接続手段を介して放射線撮影装置と撮影制御装置との間で無線設定を行う手段を有するものが開示されている。このことにより、操作者が無線設定を手作業で行う動作を不要としている。
特開2011-120885号公報
しかしながら特許文献1の方法では、近距離無線通信を用いた接続手段を介して無線設定を行う際に、処理の進捗が操作者に対して通知されない。そのため操作者は、一連の処理がすべて完了するまで放射線撮影装置を撮影制御装置に近づけて待機する必要があり、操作者の拘束時間が長くなる課題がある。
上記の課題は、放射線発生装置から照射された放射線に基づき放射線撮影を行う放射線撮影装置と、前記放射線撮影装置との無線通信を行うアクセスポイントおよび通信デバイスを有し前記放射線撮影を制御する制御装置と、操作者への報知を行う報知手段と、を備える放射線撮影システムであって、前記放射線撮影装置は、前記アクセスポイントとの第一の無線通信により前記放射線撮影で得られた画像データを前記制御装置に送信するための第一の無線通信部と、前記通信デバイスとの第二の無線通信により前記第一の無線通信で用いる無線情報を送受信する第二の無線通信部と、を有し、前記制御装置は、前記第二の無線通信を開始した後から前記無線情報の送受信が完了するまでの間に所定の処理を実行したことに応じて前記報知手段に第一の報知を行わせ、前記第二の無線通信により前記無線情報の送受信が完了したことに応じて前記報知手段に第二の報知を行わせることを特徴とする放射線撮影システムによって解決される。
本発明における少なくともひとつの実施形態により、放射線撮影装置に意図した放射線撮影システムの無線機器との無線設定を行う作業について、操作者が進捗を把握しやすく、簡便かつ短い拘束時間で行うことが可能となる。
第1の実施形態に係る放射線撮影システムの構成例である。 第1の実施形態に係る放射線撮影装置の構成例である。 第1の実施形態に係る放射線撮影システムの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る接続先判定時の動作を説明するシーケンス図である。 第1の実施形態に係る各装置の配置例である。 第1の実施形態に係るオブザーバーを放射線撮影装置とした動作を説明するシーケンス図である。
(第1の実施形態)
本発明の実施形態を図1~図6に基づいて詳細に説明する。まず、図1の概念図を用いて、本実施形態に係る放射線撮影システム100の構成例について説明する。
放射線撮影システム100は、放射線撮影装置101、情報処理装置102、アクセスポイント103、通信デバイス104、同期制御装置105、放射線発生装置106を有している。
放射線撮影装置101は、被写体Hを透過した放射線107に基づき放射線画像を撮影する装置である。この放射線撮影装置101は、例えば可搬型の放射線撮影装置が用いられ得る。放射線撮影装置101は、例えば放射線を光へと変換する蛍光体と、光を電荷へと変換する画素が二次元状に設けられた画素アレイを有し、入射した放射線を電荷へと変換する。変換された電荷は画像データとして処理され情報処理装置102へと送られる。
情報処理装置102は、汎用のコンピュータ等の公知の技術で実現される制御装置であり、表示部、入力部、および制御部を有する。情報処理装置102は、放射線撮影装置101から受信した画像データに対する補正や保存・表示のための画像処理を行う。このとき、画像処理の一部または全部の機能を放射線撮影装置101に行わせてもよい。
また、情報処理装置102は表示部を通して、操作者に対する放射線画像の表示や、撮影の指示などを行う。また、情報処理装置102は入力部により、撮影条件の指示等を操作者が入力する機能を有する。また、情報処理装置102の制御部は、取得した信号強度と閾値との比較を行ったり、接続要求に対する返答を行ったり、後述する無線情報などの無線通信部で通信を行うための情報を送信したりする機能を有する。
アクセスポイント103は、放射線撮影装置101と情報処理装置102との間で無線にて情報をやり取りするための電波の中継を行う機器である。なお、図1ではアクセスポイント103が同期制御装置105を介して情報処理装置102に接続されているが、情報処理装置102に直接接続されていてもよい。
通信デバイス104は、情報処理装置102に接続されており、放射線撮影装置101と情報処理装置102との間で無線での近距離通信を行うための電波の送受信を行う機器である。例えば、通信デバイス104は、USB(Universal Serial Bus)インターフェースにより情報処理装置102と接続されるドングルである。また、通信デバイス104はBluetooth(登録商標) Basic Rate/Enhanced Data Rate(BR/EDR)規格もしくはBluetooth Low Energy(BLE)規格の少なくとも一つに対応した機器である。
また、通信デバイス104は、ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりするRFID(radio frequency identifier)デバイスであってもよい。RFIDの交信方式は、電磁誘導方式、電波方式を問わない。また、通信デバイス104は、アクセスポイントの機能を有していてもよい。
なお、上記の説明および図1において通信デバイス104は情報処理装置102に接続されている例を示したが、この限りではない。通信デバイス104は、放射線発生装置106などの放射線撮影システム100を構成する他の装置に接続されていてもよい。また、通信デバイス104は、放射線撮影システム100に予め組み込まれている機器を使用することにより代用してもよい。
情報処理装置102には操作者への報知手段として状態通知デバイス109が接続されている。状態通知デバイス109は、放射線撮影装置101からアクセスポイント103を経由して受信した放射線撮影装置101の情報に基づき放射線撮影装置101の現在の状態や特定の処理が完了したこと操作者へ通知する。
状態通知デバイス109は、例えばLED等の発光体が用いられ、複数の点灯パターンを放射線撮影装置101の現在の状態を事前に紐づけておくことで操作者への通知を行う。また、状態通知デバイス109はスピーカ等の音源を用いてもよく、その場合はブザー音のパターンを放射線撮影装置101の現在の状態を事前に紐づけておき、操作者への通知を行う。またこれらの形態を組み合わせて用いてもよい。
また、状態通知デバイス109は情報処理装置102に接続されている例を示したが、情報処理装置102に備えられたディスプレイやスピーカといった機器を使用することにより代用してもよい。
同期制御装置105は、通信を媒介する回路を保有し、放射線撮影装置101と放射線発生装置106の状態を監視する。例えば、同期制御装置105は、放射線発生装置106からの放射線107の照射を制御したり、放射線撮影装置101による被写体Hの撮影を制御したりする。また、同期制御装置105は、複数のネットワーク機器を接続するHUBなどを内蔵していてもよい。
放射線発生装置106は、X線等の放射線107を発生させるために、例えば電子を高電圧で加速して陽極に衝突させる放射線管を有している。なお、放射線107は、典型的にはX線が用いられるが、α線、β線、γ線、中性子線が用いられてもよい。
院内LAN108は、病院内に構築されたローカル・エリア・ネットワークであり、放射線撮影システム100で撮影された放射線画像を、院内の各所と送受信する機能を有する。
図1に示す放射線撮影システム100において、放射線発生装置106から照射された放射線107は、患者である被写体Hに照射される。放射線撮影装置101は、被写体Hを透過した放射線107に基づく放射線画像を生成する。
放射線撮影システム100は、同期撮影と非同期撮影により撮影を行い得る。同期撮影とは、放射線撮影装置101と放射線発生装置106との間で同期制御装置105を介して電気的な同期信号をやり取りすることで、放射線照射と撮影のタイミングを合わせる撮影方法である。
一方、非同期撮影とは、放射線撮影装置101と放射線発生装置106との間で、電気的な同期信号をやりとりすることなく、放射線撮影装置101が、放射線の入射を検知することにより撮影を開始する撮影方法である。非同期撮影において、放射線撮影装置101は、撮影毎に放射線画像を転送してもよいし、撮影した画像を撮影毎に転送せずに放射線撮影装置101内部に記憶しておいてもよい。
また、放射線撮影システム100は、透視撮影、連続撮影、静止画撮影、DSA撮影、ロードマップ撮影、プログラム撮影、断層撮影、トモシンセシス撮影など、放射線撮影にて一般的に撮影される撮影条件により撮影を行い得る。
放射線撮影システム100には、撮影フレームレート、管電圧、管電流、センサ読出しエリア、センサ駆動ビニング設定、コリメータ絞り設定、放射線ウインドウ幅、放射線撮影装置101へ放射線画像を撮り溜めるか否かなどの各種の機能の設定が行われる。加えて、放射線撮影システム100には自動電圧制御設定(ADC:Auto Dose Contorol)、自動曝射制御設定(AEC:Auto Exposure Contorol)などの機能の設定が行われてもよい。
次に、図2を用いて、放射線撮影装置101の構成例を説明する。電源ボタン11は、放射線撮影装置101の各構成部へ電力供給の開始または停止を指示するための操作部(当該機能を有する機器、回路、プログラムによって記述される回路その他のものを含む)である。ユーザはこの電源ボタンの操作を行うことで撮影の準備を行う。電源ボタン11は、例えば放射線撮影装置101の側面に設けられるが、放射線入射面以外の面であれば設置される場所は問わない。
バッテリ部4は、放射線撮影装置101の各構成部へ所定の電圧を供給する。バッテリ部4は、例えば、リチウムイオン電池、電気二重層コンデンサが用いられる。放射線撮影装置101に外部電源5から常に電源供給がなされる場合には、バッテリ部4は設置されていなくてもよい。
外部電源5は、放射線撮影装置101の外部から放射線撮影装置101の各構成部へ所定の電圧を供給する。給電方法は有線によるものでも、非接触給電によるものでもよい。
通知部18は、放射線撮影装置101の現在の状態や特定の処理が完了したこと操作者へ通知する。通知の手段として例えばLEDを用い点灯パターンといった発光機能やスピーカなどの発音機能を有し、それらの任意の組み合わせと放射線撮影装置101の現在の状態を事前に紐づけておくことで操作者への通知を行う。通知手段は上記の発光機能や発音機能のいずれか一方でもよいし両方備えてもよい、また発光機能について色違いのLEDを複数備えるなどしてもよく、7セグLEDや液晶画面といった数値、画像を表示することが可能な表示機能を有してもよい。
電源制御回路部3は電源ボタン11の操作状況に応じて、バッテリ部4や外部電源5から放射線撮影装置101の各構成部への電力供給の制御を行ったり、バッテリ部4の電池残量の監視を行ったりする。例えば、電源制御回路部3は、バッテリ部4または外部電源5からの電圧を所定の電圧に変圧し、放射線撮影装置101の各構成部へ供給する。また例えば、電源制御回路部3は、放射線撮影装置101に外部電源5が接続されていない場合に、電源ボタン11の操作に応じてバッテリ部4からの電力の供給の実施および非実施の切り替えを行う。
放射線検出部20は、被写体Hを透過した放射線107を画像信号(電荷)として検出する。被写体Hを透過した放射線107は、放射線検出部20が有する蛍光体に入射し、蛍光体により光に変換される。この光は二次元アレイ状に設けられた複数の画素200の光電変換素子201により画像信号(電荷)に変換される。画像信号(電荷)は、読出回路16および駆動回路17により読み出される。
駆動回路17が発生させる駆動信号によって或る行の画素200が選択されると、当該或る行の画素200のスイッチ素子202が順次ONとなる。当該或る行の画素200の光電変換素子201に蓄積されている画像信号(電荷)は、各画素200に接続されている信号線に出力される。読出回路16は信号線に出力された画像信号(電荷)を増幅する機能を有し、放射線検出部20の画像信号を順次読み出す。
ADC7は、読出回路16によって読み出されたアナログ信号の画像信号を、デジタル信号の画像信号に変換し、放射線画像として制御部14に出力する。即ち、ADC7は、読出回路16によって読み出されたアナログ信号の画像信号をデジタルデータに変換するA/D変換部である。
記憶部15は、ADC7から出力された放射線画像データ、システム識別子、放射線撮影装置101と通信デバイス104間の信号強度に関する閾値、およびオフセット画像を記憶する。また、記憶部15は、生成された画像データに対応する技師の識別情報である技師ID、患者の識別情報である患者ID、撮影時刻、撮影線量、撮影部位、撮影枚数を含む撮影条件、放射線画像データの転送履歴を記憶してもよい。
記憶部15は読み書きが行える機器であり、具体的にはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリが用いられる。但しこれに限定されるものではなく、SDRAMのような揮発性の記憶機器でもよい。また、SDカードなどのような着脱可能な機器でもよく、情報処理装置102などに装着できるようにしてもよい。
第一の無線通信部2は、無線LAN(Local Area Network)によりアクセスポイント103と通信し、情報処理装置102との間で放射線画像などを送受信するための通信手段として用いられる。また、放射線撮影装置101による放射線撮影を情報処理装置102から制御する際の通信手段として用いられる。第一の無線通信部2には、情報処理装置102や同期制御装置105などの通信に用いる媒体に合わせて、無線通信モジュールが設定される。第一の無線通信部2は、制御部14により無線電波の送信電力を設定することが可能である。
また、第一の無線通信部2は、データレート、単位時間当たりのパケット損失量、ラウンドトリップタイム(RTT:Round Trip Time)、パケットバッファの占有率などの情報を保有する。また、第一の無線通信部2は、無線通信における信号の受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、およびS/N比(SNR:Signal to Noise Ratio)の情報を保有する。
第二の無線通信部6は、無線PAN(Personal Area Network)により通信デバイス104と通信する。第二の無線通信部6は、通信する通信デバイス104に合わせてBluetoothBR/EDR規格もしくはBluetoothLE規格の少なくとも一つに対応した機器が用いられる。
また、第二の無線通信部6は、通信デバイス104との通信により、放射線撮影装置101と情報処理装置102との第一の無線通信部2を介した無線通信を行うために必要な無線情報を送受信することが可能である。ここで無線情報とは、放射線撮影システム100の識別子、第一の無線通信部2と通信するために必要なSSID、暗号化鍵などを指す。また、第二の無線通信部6は、制御部14により無線電波の送信電力を設定することが可能である。
また、第二の無線通信部6は、情報処理装置102が有する通信デバイス104の通信に用いる媒体に合わせた無線通信モジュールが用いられる。例えば、通信デバイス104がBLE規格に対応した無線通信モジュールである場合は、第二の無線通信部6にもBLE規格に対応した無線通信モジュールを用いる。
また、第二の無線通信部6は、データレート、単位時間当たりのパケット損失量、ラウンドトリップタイム(RTT:Round Trip Time)、パケットバッファの占有率などの情報を保有する。また、第二の無線通信部6は、無線通信における信号についての、RSSIおよびS/N比の情報を保有することも可能である。
操作部12は、放射線撮影装置101と通信デバイス104との無線情報の受け渡しを行う際の手動トリガとして用いてもよい。例えば、操作部12を操作した際に、放射線撮影システム100の識別子、第一の無線通信部2に設定するSSID、暗号化鍵などを送受信することを可能としてもよい。操作部12は、例えば放射線撮影装置101の側面に設けられるが、放射線入射面以外の面であれば設置される場所は問わない。
制御部14は、通信デバイス104などの外部機器との通信許可の切り替えを行ったり、外部機器との通信制御を行ったりする。また、制御部14は、第二の無線通信部6が無線通信を行う場合において、第二の無線通信部6から通信デバイス104に対して設定された信号強度に基づきパケットの送信をする。このとき、放射線撮影装置101は通知部18を使用してパケットの送信を開始したことを操作者に通知してもよい。
一方、情報処理装置102はパケットを受信した際の信号強度と、予め情報処理装置102に記憶された信号強度の閾値とに基づいて、通信デバイス104を介して接続を開始するか否かを判断する。
例えば、放射線撮影装置101はブロードキャストするアドバタイズパケットに放射線撮影装置101であることを示す識別子を送信する。情報処理装置102は通信デバイス104を介して受信したアドバタイズパケットに含まれる識別子が予め記憶しておいた識別子と一致するか判定する。情報処理装置102は、受信したアドバタイズパケットの信号強度を取得し、予め情報処理装置102に記憶されていた信号強度の閾値を上回った場合に、情報処理装置102は通信デバイス104との接続を開始する。
このとき、通信デバイス104で受信されるパケットの信号強度は、第二の無線通信部6から距離が離れるほど減衰する。そのため、信号強度を閾値とすることで、ある一定距離より第二の無線通信部6と通信デバイス104が近接しているときに限り接続を開始することが可能である。
受信したアドバタイズパケットの信号強度の値については、複数回取得した値を平均化する、移動平均した値を使用する、といったデータ処理を行った結果を閾値と比較してもよい。また、閾値を超えたアドバタイズパケットを指定回数受信したとき接続開始するといったアルゴリズムを用いてもよい、またデータ処理とアルゴリズムを任意の組み合わせで適用してもよい。
通信デバイス104は、受信したパケットの信号強度が閾値以上であることを、通信デバイス104から接続要求を送信する処理の判定条件としている。そのため、操作者は接続が確立されるまでは放射線撮影装置101の第二の無線通信部6と情報処理装置102の通信デバイス104とを信号強度が閾値以上となるようにある距離よりも近づけておく必要がある。
情報処理装置102は、第二の無線通信部6と通信デバイス104との接続が確立したことを検知した際に、状態通知デバイス109を用いて操作者に対して第一の報知を行う。接続が確立した以降は、BluetoothBR/EDR規格もしくはBluetoothLE規格の通信環境距離以内で放射線撮影装置101を自由に移動させることが可能である。よって、この第一の報知を受けて操作者は、放射線撮影装置101を通信デバイス104の付近から移動させることができ、後述する第一の無線通信部2に関する通信設定の送受信が完了することを待たずに次の作業へと移行することができる。
接続を開始した後、制御部14は、システム識別子や、第一の無線通信部2に関する通信設定(SSIDや暗号化鍵)などを通信する。すべての設定の送受信が正常に通信完了した時点、もしくは送受信の途中で異常が発生し正常に通信完了できなかった時点で情報処理装置102は状態通知デバイス109を用いて操作者に対して第二の報知を行う。この時正常終了と異常終了で状態通知デバイス109の通知パターンを容易に区別できるようにすることが好適である。
また、状態通知デバイス109による第一の報知および第二の報知の通知方法は、操作者が容易に区別できるように異なる動作パターンとすることが好適である。例えば、発音する音の種類、LEDの発光パターンや色、といった通知動作のうち少なくとも1つは異なる動作パターンとすることで、操作者が第一の報知と第二の報知とを容易に区別することが可能となる。
続けて制御部14は、新たに設定された通信設定と、現在設定されている通信設定と差異がある場合には、第一の無線通信部2に対して、新たに設定された通信設定にてアクセスポイント103と通信を行うように制御する。
このとき、新たに設定された通信設定を記憶部15に記憶してもよい。また、新しい通信設定にて通信を行った際に、放射線撮影装置101の通知部18を用いて操作者に表示を行ってもよい。なお、システム識別子は接続前のアドバタイズパケットやアクティブスキャン要求(SCAN_REQ)を行う際の応答(SCAN_RESP)パケット内の情報としてもよい。
次に、図3のフローチャートを用いて、第一の無線通信部2とアクセスポイント103との間で接続が確立するまでの放射線撮影システム100の動作について説明する。
ステップ301:放射線撮影装置101は、通信設定の情報を交換するための通信を開始するために、一定の時間間隔で信号強度などの情報をブロードキャストする。情報処理装置102はブロードキャストされたパケットを受信する。通信の開始のトリガは操作部12の操作によるものでもよいし、情報処理装置102におけるソフトウェアでの制御によるものでもよい。
なお、このとき放射線撮影装置101は、第二の無線通信部6の送信電力を弱く設定してもよい。送信電力を弱く設定することで遠距離までパケットが届くことを予防し、ブロードキャストするパケットに対して受信できる通信デバイス104を制限することが可能である。続いて、ステップ302の動作が行われる。
ステップ302:情報処理装置102は、受信したアドバタイズパケットに含まれる情報(放射線撮影装置101の識別子)が、予め記憶しておいた識別子と一致した場合に、通信デバイス104から信号強度を取得する。続いてステップ303の動作が行われる。受信したアドバタイズパケットに含まれる情報が予め記憶しておいた識別子と一致しなかった場合は、ステップ301に戻る。
ステップ303:情報処理装置102によって、通信デバイス104と放射線撮影装置101との通信における信号強度が、情報処理装置102に予め設定された閾値を上回るかの判定が行われる。情報処理装置102が閾値を上回ると判定した場合には、ステップ304の動作が行われる。信号強度が閾値を上回らない場合は、ステップ301に戻る。
ステップ304:通信デバイス104は、第二の無線通信部6との接続を開始する。続いて、ステップ305の動作が行われる。
ステップ305:情報処理装置102が通信デバイス104と第二の無線通信部6との接続が確立したことを検知した場合には、続いてステップ306の動作が行われる。接続が確立しない場合には、ステップ304に戻る。
ステップ306:情報処理装置102は、通信デバイス104と第二の無線通信部6との接続が確立したことを検知した場合には、状態通知デバイス109に操作者に対して第一の報知を行わせる。また、放射線撮影装置101は、通信デバイス104と第二の無線通信部6との接続が確立した時点で第二の無線通信部6の送信電力を強くしてもよい。接続確立後は信号強度が強い方がS/N比の高い高品質なパケットを通信デバイス104は受信することができるため、安定して通信設定などのパラメータを送受信することが可能となる。
ステップ307:通信デバイス104は、データ構造化の方法とアプリケーション間でのやり取り方法を定義したGATT(Generic attribute profile)を使用したデータ通信を開始する。例えば、第二の無線通信部6はクライアント、通信デバイス104はサーバとしてそれぞれ振る舞うように設定される。続いて、ステップ308の動作が行われる。
ステップ308:通信デバイス104は、通信設定(SSIDや暗号化鍵)を適切なプロトコル(例えば、必要な情報が取り決められた順番で受信できることなど)に則り実行し、通信が完了した場合には続いてステップ309が実行される。通信ができなかった場合には、ステップ307が再度実行される。
GATTのサービスを一意に識別するための識別子UUID(Universally Unique Identifier)は、放射線撮影装置101と情報処理装置102で予め定義してもよいし、通信中にネゴシエーションを行うように構成されてもよい。さらに、通信設定は、必要に応じて無線チャネル、放射線撮影装置101のIPアドレス、親機・子機の設定、暗号化手法、同期制御装置のIPアドレスなどを設定してもよい。また、通信デバイス104は、ステップ302でシステム識別子を通信せず、ここで通信してもよい。
ステップ309:通信が完了した時点で状態通知デバイス109により操作者に対して第二の報知を行う。
ステップ310:通信デバイス104は、新たに設定された通信設定と、現在設定されている通信設定と差異がある場合には、ステップ311の動作が行われる。差異がない場合には、フローを終了する。
ステップ311:通信デバイス104は、第一の無線通信部2、若しくは第二の無線通信部6に対して、ここまでのステップで新たに設定された通信設定にて通信を行うように制御する。続いて、ステップ312の動作が行われる。
ステップ312:通信デバイス104は、新たに設定された通信設定を情報処理装置102に記憶する。以上でフローが終了する。
次に、図4のシーケンス図を用いて、第1の無線通信部2とアクセスポイント103との接続が確立するまでの放射線撮影システム100の動作について説明する。図4では、データをブロードキャストするブロードキャスター(アドバタイザ)を放射線撮影装置101、データを監視するオブザーバー(スキャナ)を情報処理装置102とした場合の動作例を示している。
ステップ401:放射線撮影装置101は、起動後、複数ある情報処理装置102のいずれかと接続を確立するために、アドバタイズパケットをブロードキャストするアドバタイザとして振る舞う。放射線撮影装置101は、システム識別子を含む情報を第二の無線通信部6により通信デバイス104に送信する。送信する際の送信電力およびパケットの送信周期は、予め設定可能とする。
このとき、放射線撮影装置101の通知部18に、情報処理装置102との接続を確立する最中である旨の表示を行ってもよい。例えば、通知部18をLEDとして、LEDが点滅することで情報処理装置102との接続を確立する最中であることを表してもよい。
通信デバイス104は、アドバタイズパケットを受信可能な状態であるスキャナとして振る舞う。情報処理装置102は、第二の無線通信部6から通信デバイス104が受信したシステムの識別子から接続すべき相手と認識すると、信号強度について予め定めた閾値に基づいた判定を実施する。閾値を上回ることが判定されれば、続いてステップ402の動作が行われる。閾値を上回らないと判定された場合はステップ401の動作が再度行われる。
アドバタイズパケットのブロードキャストを開始すると、放射線撮影装置101の制御部14にはタイムアウト時間が設定される。放射線撮影装置101は、アドバタイズパケットのブロードキャストを開始してからタイムアウト時間までに第二の無線通信部6と通信デバイス104とで識別子が一致し且つ閾値を上回ることが判定されない場合には、ブロードキャストを中止する。
放射線撮影装置101がタイムアウトによりブロードキャストを中止したとき、放射線撮影装置101の通知部18にアドバタイズパケットのブロードキャストを中止した旨の表示を行ってもよい。例えば、表示部をLEDで構成し、点滅した状態であったLEDの消灯もしくは異なる周期での点滅をさせることでアドバタイズパケットのブロードキャストを中止したことを表してもよい。
また、第二の無線通信部6と通信デバイス104とで識別子が一致し且つ閾値を上回ることが判定されるまでは、放射線撮影装置101の電源ボタン11の操作により接続をキャンセルできるようにしてもよい。この場合もタイムアウトの場合と同様に、通知部18のLEDの消灯もしくは異なる周期での点滅をさせることで接続をキャンセルしたことを表してもよい。
ステップ402:通信デバイス104は、第二の無線通信部6に対して接続要求の送信を行い、続いてステップ403の動作が行われる。接続要求の送信は、情報処理装置102の入力部を用いた操作者による操作によって行われてもよい。また、ステップ402を実施する際には、通信デバイス104は、接続開始状態であるイニシエーティング状態となる。
また、第二の無線通信部6が通信デバイス104からの接続要求を受信すると、制御部14にはリンクタイムアウト時間が設定される。リンクタイムアウト時間までに通信デバイス104と第二の無線通信部6との接続が確立されなかった場合は、放射線撮影装置101から情報処理装置102へ接続が確立されなかった旨が通知される。
通知を受けた情報処理装置102は、放射線撮影装置101との接続の確立を中止する。このとき、放射線撮影装置101の通知部18に接続の確立を中止した旨の表示を行ってもよい。この場合もタイムアウトの場合と同様に、点滅した状態であったLEDの消灯もしくは異なる周期での点滅をさせることで接続が中止したことを表してもよい。
ステップ403:第二の無線通信部6と通信デバイス104とが、接続状態になる。このとき、第二の無線通信部6と通信デバイス104との間で、暗号鍵の共有化であるペアリングや互いのサービス検索を実施してもよい。続いて、ステップ404の動作が行われる。また、接続状態となった段階で状態通知デバイス109により操作者に対して第一の報知を行う。
ステップ404:通信デバイス104は、アクセスポイント103のSSIDを第二の無線通信部6に送信する。例えば、SSIDは「X」という文字列である。SSIDは暗号化されるのが好適であるが、必ずしも暗号化しなくてもよい。続いて、ステップ405の動作が行われる。
ステップ405:通信デバイス104は、アクセスポイント103の暗号化鍵(Key)を第二の無線通信部6に送信する。例えば、Keyは「ABCDEFGH」という文字列である。Keyは暗号化されるのが好適であるが、必ずしも暗号化しなくてもよい。必要なすべての設定の送受信が完了した段階で状態通知デバイス109により操作者に対して第二の報知を行う。続いて、ステップ406の動作が行われる。
ステップ406:通信デバイス104と第二の無線通信部6の接続を切断し、続いてステップ407の動作が行われる。
ステップ407:情報処理装置102の制御部14が、ステップ404およびステップ405で受信した通信設定にて、第一の無線通信部2がアクセスポイント103と接続するように制御する。アクセスポイント103は、新たな通信設定にて認証を行い、通信を実施する。
次に、図5の各装置の配置例を用いて、複数の情報処理装置102が近隣に存在する場合の放射線撮影装置101と情報処理装置102の接続の方法について説明する。図5では、データをブロードキャストするブロードキャスター(アドバタイザ)を放射線撮影装置101、データを監視するオブザーバー(スキャナ)を情報処理装置102とする。また、図5においては、放射線撮影室Aで用いられる情報処理装置は102-A、放射線撮影室Bで用いられる情報処理装置は102-Bのように、ハイフンの後の文字で各装置が使用される撮影室を分け説明する。
ここで、図3や図4で説明したような無線情報の受け渡しにおいて、図5のように通信デバイス104が複数近接している場合を考える。放射線撮影装置101-Aがアドバタイズパケットをブロードキャストするアドバタイザとして振る舞った場合、通信デバイス104-Aおよび通信デバイス104-Bは、両者ともに接続の対象の機器として判定される。
この場合、BR/EDRもしくはBLEの規格上、先に接続要求を送信した通信デバイス104と接続が確立され、情報処理装置102に紐づいたSSID、Keyが放射線撮影装置101に設定されてしまう。そのため、放射線撮影装置101が意図しない情報処理装置102と接続をしてしまう可能性が存在しうる。
本実施例では、情報処理装置102それぞれに状態通知デバイス109が接続されているため、操作者は第一の報知もしくは第二の報知がいずれの情報処理装置102に接続された状態通知デバイス109から報知されたものかを容易に認識することができる。例えば、接続したい情報処理装置102―Aの通信デバイス104―Aが正常に動作できておらず、誤って通信デバイス104―Bと接続してしまった場合でも、報知は放射線撮影室Bの状態通知デバイス109から行われる。よって、操作者は誤った対象に接続されたことを容易に認識することできる。
また、データを監視するオブザーバー(スキャナ)を放射線撮影装置101、データをブロードキャストするブロードキャスター(アドバタイザ)を情報処理装置102としてもよい。以下にその場合の例図6のシーケンス図を用いて説明する。なお、図4のシーケンス図と同様の箇所については、説明を省略する。
ステップ601:情報処理装置102は、起動後、アドバタイズパケットをブロードキャストするアドバタイザとして振る舞い、通信デバイス104を用いて機器アドレスを含む情報を第二の無線通信部6に送信する。このとき、送信電力やパケットの送信周期は、予め設定可能とする。第二の無線通信部6は、アドバタイズパケットを受信可能な状態であるスキャナとして振る舞う。そして、アドバタイズパケットを受信し、第二の無線通信部6は、機器アドレスから接続すべき相手と認識するとステップ602を実施する。
ステップ602:第二の無線通信部6は、アドバタイズパケットのデータだけでは情報が不足している場合、SCAN_REQの送信を行い、ステップ603を実施する。
ステップ603:通信デバイス104は、SCAN_REQを受信すると、第二の無線通信部6へSCAN_RSPの送信を行う。第二の無線通信部6は、SCAN_RSPを受信し、ステップ604を実施するとともに、接続開始状態であるイニシエーティング状態となる。
ステップ604~ステップ609:それぞれステップ403~ステップ407と同様である。
以上のように本発明では、情報処理装置102に接続された状態通知デバイス109を用いて、第二の無線通信部6と通信デバイス104の接続が確立された段階で第一の報知を行う。そして、すべての設定を送受信完了した段階で第二の報知を行う。これにより、操作者が接続の進捗を把握しやすく、簡便かつ短い拘束時間で行うことが可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、図4で説明した第1の実施形態とは、第一の報知と第二の報知を、放射線撮影装置101の通知部18を報知手段として用いる点が異なる。
第二の無線通信部6と通信デバイス104の接続が確立された段階で放射線撮影装置101の通知部18から操作者に対して第一の報知を行う。通知部18の報知は、発光や発音等で第1の実施形態と同様に行うとよい。また、放射線撮影装置101は、機器内部の配置スペースなどの問題から通知部18の機能を充実させることが難しく、売内部18が単一色のLEDや、小型のLCD(液晶ディスプレイ)などで構成される場合が考えられる。
例えばLEDを用いる場合、点灯、消灯、点滅のサイクル、点滅回数などの点灯パターンを複数用意して、第一および第二の報知と対応させて操作者への通知を行うのが好適である。また、LCDを用いる場合にもサイズの制約があることから、第1の実施形態のように情報処理装置102に接続した状態通知デバイス109で通知する場合の情報から必要最小限の情報を抽出してLCD上に通知するのが好適である。
また、図5で示したように複数の情報処理装置102-1、102-2が存在する場合には、通知部18の通知内容を通信した対象が情報処理装置102-1、102-2のいずれであったかを区別できるようにすることが好適である。例えば接続した対象毎に報知音を分ける、LEDの色を分ける、など通知パターンで区別できるようにすることで操作者は誤った対象に接続されたことを容易に認識することが可能である。
以上が本発明の代表的な実施形態であるが、本発明は、上記および図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、図3の説明においては、ステップ306の通信デバイス104と第二の無線通信部6との接続が確立したことを情報処理装置102が検知した場合に第一の報知を行っているが、その限りではない。第一の報知は、通信デバイス104と第二の無線通信部6の接続を開始した後から接続の確立が完了するまでの間にある所定の処理に応じて行われてもよい。
例えば、ステップ302の時点、すなわち情報処理装置102が受信した放射線撮影装置101の識別子と、予め情報処理装置102に保存された識別子が一致したことを情報処理装置102が検知したことに応じて第一の報知を行ってもよい。また、ステップ303の時点、すなわち通信デバイス104と放射線撮影装置101との通信における信号強度が閾値を上回ったことを情報処理装置102が検知したことに応じて第一の報知を行ってもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
また、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク(例えばCD-ROM、DVD-ROM)、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリ(例えばUSBメモリ)、ROM等、種々の記録媒体を用いることができる。また、上述の機能を実施するプログラムを、ネットワークを介してダウンロードしてコンピュータにより実行するようにしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけに限定するものではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述の機能が実現される場合も含まれる。
100 放射線撮影システム
101 放射線撮影装置
102 情報処理装置
103 アクセスポイント
104 通信デバイス
109 状態通知デバイス

Claims (17)

  1. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき放射線撮影を行う放射線撮影装置と、
    前記放射線撮影装置との無線通信を行うアクセスポイントおよび通信デバイスを有し前記放射線撮影を制御する制御装置と、
    操作者への報知を行う報知手段と、を備える放射線撮影システムであって、
    前記放射線撮影装置は、前記アクセスポイントとの第一の無線通信により前記放射線撮影で得られた画像データを前記制御装置に送信するための第一の無線通信部と、前記通信デバイスとの第二の無線通信により前記第一の無線通信で用いる無線情報を送受信する第二の無線通信部と、を有し、
    前記制御装置は、前記第二の無線通信を開始した後から前記無線情報の送受信が完了するまでの間に所定の処理を実行したことに応じて前記報知手段に第一の報知を行わせ、前記第二の無線通信により前記無線情報の送受信が完了したことに応じて前記報知手段に第二の報知を行わせることを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記制御装置は、前記第二の無線通信部から受信した信号強度と、予め定められた閾値と、に基づいて、前記第二の無線通信による前記無線情報の送受信を開始するか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記所定の処理は、前記第二の無線通信が確立したことの前記制御装置による検知であり、
    前記制御装置は、前記検知を行った場合に前記報知手段に第一の報知を行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記無線情報は、前記第二の無線通信において前記放射線撮影装置から受信した前記放射線撮影装置の識別子であり、
    前記所定の処理は、前記放射線撮影装置の識別子と、前記制御装置に予め記憶させた識別子と、が一致したことの前記制御装置による検知であり、
    前記制御装置は、前記検知を行った場合に前記報知手段に第一の報知を行わせることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記所定の処理は、前記信号強度が前記閾値を上回ったことの前記制御装置による検知であり、
    前記制御装置は、前記検知を行った場合に前記報知手段に第一の報知を行わせることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記報知手段は、前記放射線撮影装置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記報知手段は、前記制御装置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記報知手段は発光体からなり、
    前記制御装置は、前記発光体を発光させることにより前記第一の報知および前記第二の報知の少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記制御装置は、前記第一の報知と前記第二の報知とで前記発光体を異なるパターンで発光させることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記報知手段は音源からなり、
    前記制御装置は、前記音源を発音させることにより前記第一の報知および前記第二の報知の少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記制御装置は、前記第一の報知と前記第二の報知とで前記音源を異なるパターンで発音させることを特徴とする請求項10に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記報知手段はディスプレイからなり、
    前記制御装置は、前記ディスプレイに表示させることにより前記第一の報知および前記第二の報知の少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の放射線撮影システム。
  13. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき放射線撮影を行う放射線撮影装置と、
    前記放射線撮影装置との無線通信により前記放射線撮影を制御する制御装置と、
    操作者への報知を行う報知手段と、を備える放射線撮影システムであって、
    前記放射線撮影装置は、前記制御装置との第一の無線通信により前記放射線撮影で得られた画像データの前記制御装置への送信と、前記制御装置との第二の無線通信により前記第一の無線通信で用いる無線情報の送受信と、を行い、
    前記制御装置は、前記第二の無線通信を開始した後から前記無線情報の送受信が完了するまでの間に所定の処理を実行したことに応じて前記報知手段に第一の報知を行わせ、前記第二の無線通信により前記無線情報の送受信が完了したことに応じて前記報知手段に第二の報知を行わせることを特徴とする放射線撮影システム。
  14. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき放射線撮影を行う放射線撮影装置と、
    前記放射線撮影装置との無線通信を行うアクセスポイントおよび通信デバイスを有し前記放射線撮影を制御する制御装置と、を備える放射線撮影システムにおける前記放射線撮影装置であって、
    前記放射線撮影装置は、前記アクセスポイントとの第一の無線通信により前記放射線撮影で得られた画像データを前記制御装置に送信する第一の無線通信部と、前記通信デバイスとの第二の無線通信により前記第一の無線通信で用いる無線情報を送受信する第二の無線通信部と、操作者への報知を行う報知手段と、を有し、
    前記報知手段は、前記第二の無線通信を開始した後から前記無線情報の送受信が完了するまでの間に前記制御装置が所定の処理を実行したことの前記制御装置からの通知により第一の報知を行い、前記第二の無線通信により前記無線情報の送受信が完了したことの前記制御装置からの通知に応じて第二の報知を行うことを特徴とする放射線撮影装置。
  15. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき放射線撮影を行う放射線撮影装置と、
    操作者への報知を行う報知手段と前記放射線撮影装置との無線通信を行うアクセスポイントおよび通信デバイスとを有し前記放射線撮影の制御を行う制御装置と、を備える放射線撮影システムにおける前記制御装置であって、
    前記制御装置は、前記放射線撮影装置が有する第一の無線通信部と前記アクセスポイントとの第一の無線通信による前記放射線撮影で得られた画像データの前記放射線撮影装置からの受信と、前記放射線撮影装置が有する第二の無線通信部と前記通信デバイスとの第二の無線通信による前記第一の無線通信で用いる無線情報の送受信と、を行い、
    前記制御装置は、前記第二の無線通信を開始した後から前記無線情報の送受信が完了するまでの間に所定の処理を実行したことに応じて前記報知手段に第一の報知を行わせ、前記第二の無線通信により前記無線情報の送受信が完了したことに応じて前記報知手段に第二の報知を行わせることを特徴とする制御装置。
  16. 放射線発生装置から照射された放射線に基づき放射線撮影を行う放射線撮影装置と、
    前記放射線撮影装置との無線通信を行うためのアクセスポイントおよび通信デバイスを有し前記放射線撮影の制御を行う制御装置と、操作者への報知を行う報知手段と、を備える放射線撮影システムの制御方法であって、
    前記放射線撮影装置が有する第二の無線通信部と前記通信デバイスとの第二の無線通信により無線情報の送受信を行う第二の無線通信工程と、
    前記第二の無線通信工程で受信した前記無線情報を用いて、前記放射線撮影装置が有する第一の無線通信部と前記アクセスポイントとの第一の無線通信による前記放射線撮影で得られた画像データを前記制御装置に送信する第一の無線通信工程と、を行い、
    前記第二の無線通信工程において、前記第二の無線通信を開始した後から前記無線情報の送受信が完了するまでの間に前記制御装置が所定の処理を実行したことに応じて前記制御装置が前記報知手段に第一の報知を行わせる第一の報知工程と、前記第二の無線通信により前記無線情報の送受信が完了したことに応じて前記制御装置が前記報知手段に第二の報知を行わせる第二の報知工程と、の少なくとも一つを行うことを特徴とする制御方法。
  17. 請求項16に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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