JP2018187030A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線画像撮影装置の接続先となる表示用の外部装置を簡易かつ確実に指定することのできる放射線画像撮影装置を提供する。【解決手段】可搬型に構成され放射線検出器21を用いて放射線画像撮影を行い、撮影画像を得る放射線画像撮影装置2であって、表示部を備える外部装置と通信可能である通信機能部26と、外部装置が複数ある場合に、通信機能部26を介して通信を行う外部装置を指定するための接続先指定情報に基づいて接続先の外部装置を指定する接続先指定部27とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、放射線画像撮影装置に関する。
従来、医療用の放射線画像を取得する手段として、いわゆるフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector:FPD)と呼ばれる固体撮像素子を2次元的に配置した放射線画像撮影装置が知られている。
そして近年では、内部にバッテリーを内蔵するとともに外部装置との間で無線通信可能に構成され、ケーブルレスで撮影を行うことが可能な可搬型に構成されたカセッテ型の放射線画像撮影装置が開発されている。
このような構成の放射線画像撮影装置は、患者のベッドサイド等におけるポータブル撮影を行うことも可能であり、患者の状況等に応じた自由度の高い撮影が可能となる。
放射線画像撮影装置において撮影した画像はできるだけ速やかに確認することが望まれる。このため、例えば据置型のコンソールが設置されている診察室ではない場所で撮影が行われたような場合、ユーザーは据置型のコンソールのある場所まで行かなくても手元にあるモバイル端末装置等において撮影画像を確認できることが好ましい。
そこで、例えば特許文献1には、放射線画像撮影装置に複数種類の表示用の外部装置のうちのいずれかと選択的に接続される場合に、放射線画像撮影装置に接続される表示用の外部装置の画像処理能力に応じて、放射線画像の撮影に関して予め定められた複数の撮影モードのうちからいずれかを選択する構成が開示されている。
このようにすることで、表示用の外部装置の画像処理能力に応じた内容のデータを手元の表示用の外部装置で受信して、データに基づく画像等を適宜表示させることができる。また、表示用の外部装置を放射線画像撮影装置と接続した後も、表示用の外部装置の能力に応じた処理を行うため、利便性を高めることができ、使い勝手を向上させることができる。
特開2016−147044号公報
しかしながら、特許文献1には、放射線画像撮影装置、表示用の外部装置が複数ある場合に、いずれの放射線画像撮影装置をいずれの表示用装置に接続させるのか、その組合せを選択する具体的な方式については言及されていない。
接続先の設定について手間がかかってはユーザーにとって煩雑で不便であり、また、接続先が一義的に設定される構成としなければ、患者IDや撮影部位の情報等の撮影オーダー情報と撮影画像との対応付けが確実に行われないおそれもある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影装置の接続先となる表示用の外部装置を簡易かつ確実に指定することのできる放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の放射線画像撮影装置は、
可搬型に構成され放射線検出器を用いて放射線画像撮影を行い撮影画像を得る放射線画像撮影装置であって、
表示部を備える外部装置と通信可能である通信機能部と、
前記外部装置が複数ある場合に、前記通信機能部を介して通信を行う外部装置を指定するための接続先指定情報に基づいて接続先の外部装置を指定する接続先指定部と、
を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、放射線画像撮影装置の接続先となる表示用の外部装置を簡易かつ確実に指定することができる。
第1の実施形態における放射線画像撮影装置と各種の外部装置とが接続される様子を模式的に示す説明図である。 第1の実施形態における放射線画像撮影装置の内部構成を示す要部ブロック図である。 接続先指定情報記憶領域に記憶される接続先指定情報の一構成例を示す図である。 第1の実施形態における表示用の外部装置の一例の内部構成を示す要部ブロック図である。 第2の実施形態における放射線画像撮影装置と各種の外部装置との接続状況を模式的に示す説明図であり、(a)は、外部装置が可搬型PCである場合を示し、(b)は、外部装置がモバイル端末装置である場合を示している。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
[第1の実施形態]
まず、図1から図4を参照して、本発明にかかる放射線画像撮影装置の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における放射線画像撮影装置と各種の外部装置とが接続される様子を模式的に示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態の放射線画像撮影装置2は、その接続先を指定することで、表示部(図1において、表示部421)を備える各種の表示用の外部装置4(図1においては、据置型モニター装置4a、可搬型パーソナルコンピュータ(以下「可搬型PC」とする。)4b、モバイル端末装置4c)のいずれかと接続される。
なお、図1では、サイズ等の異なる放射線画像撮影装置2が3台存在し、そのうちの1台において後述する接続先の指定が行われた場合を図示しているが、放射線画像撮影装置2の数や種類等は特に限定されない。
据置型モニター装置4aは、例えば撮影室や診察室内に配置されている据置型のコンピューターであり、例えば、放射線画像撮影装置2や放射線を照射する放射線源(図示せず)等を含む放射線画像撮影システム全体を統括制御するコンソール等の制御装置が想定される。本実施形態の据置型モニター装置4aは、他の装置との間において無線LAN接続を可能とするルーター41と、このルーター41と接続され、表示部421を有するモニター装置本体42とを備えている。
可搬型PC4bは、例えばノート型のパーソナルコンピューター(ノート型PC)やタブレット型のパーソナルコンピューター(タブレット型PC)等、持ち運び可能なコンピューターであり、表示部421を備えている。なお、可搬型PC4bは、据置型モニター装置4aと同様の機能を有する可搬型のコンソール(制御装置)であってもよい。
また、モバイル端末装置4cは、表示部421を備える小型の端末装置であり、例えばスマートフォン等が想定される。
なお、以下において、表示用の外部装置4の種類等を特に区別しない場合には、単に「外部装置4」とする。
また、外部装置4の数や種類は図示例に限定されない。
例えば外部装置4が据置型モニター装置4aとモバイル端末装置4cの2種類のみであってもよいし、接続先の外部装置4として指定可能な可搬型PC4bやモバイル端末装置4cが複数(例えば可搬型PC4b及びモバイル端末装置4cがそれぞれ2台ずつ等)あってもよい。
同じ種類の外部装置4が複数ある場合には、後述する接続先指定情報は、例えば「可搬型PC4b_1」「可搬型PC4b_2」…のように、各外部装置4についてそれぞれ固有のSSIDやPassが設定される。
[放射線画像撮影装置について]
図2は、本実施形態における放射線画像撮影装置の内部構成を示す要部ブロック図である。
図2に示すように、放射線画像撮影装置2は、放射線検出器21、撮影制御部22、画像データ記憶部23、情報記憶部24、通信機能部26、接続先指定部27、入力操作検出部28、インジケーター制御部29、入力操作部31、インジケーター32等を備えて構成されている。
放射線画像撮影装置2を構成する放射線検出器21、撮影制御部22、画像データ記憶部23、情報記憶部24、通信機能部26、接続先指定部27、入力操作検出部28、インジケーター制御部29等はバス20を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本実施形態の放射線画像撮影装置2は、可搬型に構成され、図2に示す放射線検出器21を用いて放射線画像撮影を行い、撮影画像を得るものであり、例えば、いわゆるフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector:FPD)と呼ばれる固体撮像素子を2次元的に配置したものである。
放射線画像撮影装置2は、後述するように、無線方式にて各種の外部装置4との間でデータ等の送受信が可能に構成されている。また、ケーブルレスで円滑に使用することができるように、図示しないバッテリー等の駆動源を内蔵していることが好ましい。
このように本実施形態の放射線画像撮影装置2は、可搬型に構成されているため、患者のベッドサイドにおけるポータブル撮影等、患者の状況等に応じた自由度の高い撮影が可能となっている。
放射線検出器21は、撮影制御部22の制御により、図示しない放射線源から照射され、被写体を透過した放射線を検出するものである。
なお、放射線検出器21の具体的な構成は特に限定されず、例えば放射線検出素子として、a−Se(アモルファスセレン)のような光導電物質を用いて放射線エネルギーを直接電荷に変換し、この電荷を2次元的に配置されたTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)等の信号読出し用のスイッチ素子によって画素単位に電気信号として読み出す直接方式のものや、放射線エネルギーをシンチレータ等で光に変換し、この光を2次元的に配置されたフォトダイオード等の光電変換素子で電荷に変換してTFT等によって電気信号として読み出す間接方式のもの等が適用可能である。
撮影制御部22は、放射線画像撮影装置2の撮影動作全体を制御するものである。
図2に示すように、撮影制御部22は、CPU(Central Processing Unit)221、ROM(Read Only Memory)222、及びRAM(Random Access Memory)223等を備えている。ROM222には、CPU221で実行される各種の処理プログラム等が予め記憶されている。RAM223は、各種処理に必要なデータ等を一時的に記憶する。
画像データ記憶部23は、放射線検出器21を用いて取得された撮影画像(放射線画像)をデータとして記憶するものであり、例えばSSD(Solid State Drive)等で構成されている。
画像データ記憶部23に記憶される撮影画像の画像データには、それぞれ固有の識別情報(これを以下「画像ID」という。)が対応付けられて記憶されている。
画像データ記憶部23内に記憶されている画像データは、放射線画像撮影装置2がコンソール等の制御装置(本実施形態では、据置型モニター装置4a)と接続されることにより撮影画像に対応する撮影オーダー情報(後述)と対応付けられた状態で制御装置側に送信され、送信が完了すると、順次消去されるようになっている。
なお、画像データ記憶部23は、必ずしも放射線画像撮影装置2に内蔵されたものでなくてもよく、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリーやSD(Secure Digital)メモリーカード(登録商標)等、放射線画像撮影装置2に着脱可能なものであってもよい。
情報記憶部24は、書き換え可能な記憶部であり、本実施形態では、特に、撮影オーダー情報記憶領域241、接続先指定情報記憶領域242等を有している。
撮影オーダー情報記憶領域241は、撮影オーダー情報を記憶する記憶領域である。
撮影オーダー情報とは、例えば撮影対象となる患者固有の識別情報(これを「患者ID」という。)や撮影部位等に関する情報である。
撮影オーダー情報は、例えば本実施形態における制御装置である据置型モニター装置4aや、据置型モニター装置4aから撮影オーダー情報を受け取った可搬型PC4b、モバイル端末装置4c等から放射線画像撮影装置2に対して送信され、放射線画像撮影装置2は撮影オーダー情報を受け取ると撮影オーダー情報記憶領域241に記憶させるとともに、当該撮影オーダー情報に基づいて撮影を行い、取得された撮影画像の画像データと当該撮影オーダー情報とを対応付けて記憶させる。
接続先指定情報記憶領域242は、放射線画像撮影装置2と表示用の外部装置4とを接続する場合の接続先を指定するため予め設定された接続先指定情報を記憶する接続先指定情報記憶部である。
図3は、接続先指定情報記憶領域に記憶される接続先指定情報の一構成例を示す図である。
本実施形態において接続先指定情報は、後述する入力操作部31による入力操作と表示用の外部装置4とが対応付けられたものである。
具体的には、図3に示すように、接続先指定情報は、入力操作の態様と、接続先の外部装置4、無線通信を行う際の無線接続のモード、無線接続の際の接続先の外部装置4に割り当てられているSSID、当該接続におけるPass(パスフレーズ)、起動サービス(無線通信時の起動アプリケーション)の種別とがそれぞれ対応付けられ、テーブルとして構成されたものである。
本実施形態において入力操作の態様とは、ユーザーが後述する入力操作部31を押下するスイッチ操作が行われた回数である。ここでは、入力操作部31が「0回」「1回」「2回」の3段階のスイッチ操作を行うことが可能な場合を例示する。
また、無線接続モードとは、無線通信を行う際に後述する通信機能部26によって選択される接続モードである。後述するように、本実施形態において通信機能部26は、無線接続モードとして親機モード及び子機モードを選択可能となっている。
例えば、本実施形態では、デフォルトにおいて据置型モニター装置4aが放射線画像撮影装置2の接続先の外部装置4となるようになっており、ユーザーが何ら入力操作部31を押下するスイッチング操作が行わなかった場合(スイッチ回数「0」)には、接続先の外部装置4として据置型モニター装置4aが指定され、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードとして子機モードが選択される。そしてこの場合には独自のプロトコルにより通信が行われ、通信のSSIDは「AAAA」、Passフレーズは「XXXXX00」が設定されている。
また、入力操作部31を押下するスイッチング操作が1回行われた場合(スイッチ回数「1」)には、接続先の外部装置4として可搬型PC4bが指定され、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードとして親機モードが選択される。そしてこの場合にも独自のプロトコルにより通信が行われ、通信のSSIDは「BBBB」、Passフレーズとしては「XXXXX01」が設定されている。
さらに、入力操作部31を押下するスイッチング操作が2回行われた場合(スイッチ回数「2」)には、接続先の外部装置4としてモバイル端末装置4cが指定され、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードとして親機モードが選択される。そしてこの場合にはWebサーバーによる通信が行われ、外部装置4側はWebブラウザによりWebサーバーにアクセスする。この場合、通信のSSIDは「CCCC」、Passフレーズとしては「XXXXX02」が設定されている。
通信機能部26は、通信I/F等を含み、無線通信等により、据置型モニター装置4a、可搬型PC4b、モバイル端末装置4c等の、表示部421を備える外部装置4との間で各種情報の通信を行うことが可能に構成されたものである。
本実施形態において通信機能部26は、通信を行う際の無線接続モードとして親機モード及び子機モードを選択可能に有しており、通信機能部26は、接続先指定情報に含まれている無線接続モードの選択に関するモード選択情報に基づいて、いずれかのモードを選択するようになっている。
本実施形態における通信機能部26は、Webサーバー機能を有しており、モバイル端末装置4cとの間で無線通信を行う場合にはWebサーバー機能を起動させて通信を行う。
これに対して、据置型モニター装置4aや可搬型PC4bとの間で無線通信を行う場合には、通信機能部26は、Webサーバー機能を起動させずに独自プロトコルにより無線通信を行う。独自プロトコルとしては、例えばWi−Fi(Wireless-Fidelity)(登録商標)等で接続される無線LAN(Local Area Network)通信規約が適用される。なお、本実施形態に適用可能な独自プロトコルはここに例示したものに限定されず、各種のプロトコルを適用することができる。
接続先指定部27は、外部装置4が複数ある場合に、通信機能部26を介して通信を行う外部装置4を指定するための接続先指定情報に基づいて接続先の外部装置4を指定するものである。
接続先指定部27は、接続先指定情報記憶領域242から接続先指定情報を読み出して接続先の外部装置4を指定する。
すなわち、本実施形態では、ユーザーによる入力操作が行われると、接続先指定部27は接続先指定情報を参照して、入力操作の態様(ユーザーが後述する入力操作部31を押下するスイッチ操作が行われた回数)と対応付けられている外部装置4を接続先の外部装置4として指定する。
入力操作部31は、ユーザーが入力操作を行うことが可能なものであり、入力操作部31からの入力操作の態様(すなわち、ユーザーが入力操作部31を押下するスイッチ操作が行われた回数)は入力操作検出部28により検出される。
本実施形態では、入力操作検出部28により入力操作が検出されると、接続先指定部27が、当該入力操作の態様と接続先指定情報とに基づいて接続先となる外部装置4を指定する。
また、放射線画像撮影装置2は、接続先指定部27により指定された接続先の外部装置4を含む接続状況を示す接続状況報知部を備えている。
本実施形態では、放射線画像撮影装置2にインジケーター32が設けられており、このインジケーター32がインジケーター制御部29による制御にしたがって動作することにより、接続状況報知部として機能する。
具体的には、例えば、接続先の外部装置4や通信状態の良否等に応じてインジケーター32のランプの点灯数や点灯状況等を変えることで、接続状況をユーザーに報知するようになっている。
なお、接続状況報知部はインジケーター32に限定されず、例えば液晶パネル等を備える表示部であってもよいし、音声やアラーム等、光以外の手法で接続状況を報知するものであってもよい。
なお、入力操作部31やインジケーター32の形状、設けられる位置等は特に限定されない。
入力操作部31やインジケーター32は、例えば放射線画像撮影装置2の側面等、撮影の際に放射線検出器21による放射線の検出を阻害しない位置に配置されていればよい。
[表示用の外部装置について]
図4は本実施形態における表示用の外部装置の一例の内部構成を示す要部ブロック図である。
図4に示すように、表示用の外部装置4は、本体制御部43、情報記憶部44、通信機能部46、入力操作検出部48、表示制御部49、入力操作部51、表示部421等を備えて構成されている。
なお、図示は省略するが、表示用の外部装置4は、放射線画像撮影装置2によって取得された撮影画像の画像データを放射線画像撮影装置2から受信した場合にこれを保存する画像データ記憶部を備えていてもよい。
表示用の外部装置4を構成する本体制御部43、情報記憶部44、通信機能部46、入力操作検出部48、表示制御部49等はバス40を介して相互に各種情報の授受が可能に接続されている。
本体制御部43は、表示用の外部装置4の全体的な動作を制御するものである。
図4に示すように、本体制御部43は、CPU(Central Processing Unit)431、ROM(Read Only Memory)432、及びRAM(Random Access Memory)433等を備えている。ROM432には、CPU431で実行される各種の処理プログラム等が予め記憶されている。RAM433は、各種処理に必要なデータ等を一時的に記憶する。
情報記憶部44は、書き換え可能な記憶部であり、本実施形態では、特に、撮影オーダー情報記憶領域441、接続先指定情報記憶領域442等を有している。
撮影オーダー情報記憶領域441は、撮影オーダー情報を記憶する記憶領域である。
撮影オーダー情報とは、例えば撮影対象となる患者固有の識別情報(これを「患者ID」という。)や撮影部位等に関する情報である。
撮影オーダー情報は、例えば本実施形態における制御装置である据置型モニター装置4aであれば入力操作部51等からユーザーによって入力操作部51等から入力される。また、可搬型PC4b、モバイル端末装置4c等であれば、据置型モニター装置4aから撮影オーダー情報を受け取り、撮影オーダー情報記憶領域441に記憶される。
なお、撮影オーダー情報は、据置型モニター装置4aにおいて入力されるものに限定されない。その他の外部装置から据置型モニター装置4a等に送られてもよい。
撮影オーダー情報記憶領域441に記憶されている撮影オーダー情報は、外部装置4が放射線画像撮影装置2と通信可能となったときに外部装置4から放射線画像撮影装置2に送信されるようになっている。
また、放射線画像撮影装置2において撮影を行い撮影画像が取得され、この撮影画像の画像データが放射線画像撮影装置2から据置型モニター装置4a等の外部装置4に送られた場合には、外部装置4側で当該画像データと撮影オーダー情報との対応付けが行われてもよい。
接続先指定情報記憶領域442は、放射線画像撮影装置2と表示用の外部装置4とを接続する場合の接続先を指定するため予め設定された接続先指定情報を記憶する接続先指定情報記憶部である。
外部装置4の接続先指定情報記憶領域442に記憶される接続先指定情報は、放射線画像撮影装置2の接続先指定情報記憶領域242に記憶される接続先指定情報(図3参照)と対をなす情報となっており、SSID、Passフレーズ及び起動サービスは接続相手である放射線画像撮影装置2の接続先指定情報と同じものが設定される。
また、無線接続モードは、本実施形態では、各外部装置4毎に予め定められている。
すなわち、本実施形態において、外部装置4が据置型モニター装置4aである場合には無線接続モードとして親機モードが設定されており、外部装置4が可搬型PC4bやモバイル端末装置4cである場合には無線接続モードとして子機モードがデフォルトで設定されている。
通信機能部46は、通信I/F等を含み、無線通信等により、放射線画像撮影装置2との間で各種情報の通信を行うことが可能に構成されたものである。
本実施形態において据置型モニター装置4aの通信機能部46では、通信を行う際の無線接続モードとして予め親機モードが設定されている。また、可搬型PC4bやモバイル端末装置4cの通信機能部26では、通信を行う際の無線接続モードとしてデフォルトで子機モードが設定されている。
なお、外部装置4の通信機能部46は、無線接続モードとして親機モード・子機モードのいずれも選択的に設定することのできるものであってもよく、この場合には、放射線画像撮影装置2等からの要求に応じて、又は外部装置4側からの要求により、無線接続モードを親機モードから子機モードへ、子機モードから親機モードへと切替えを行うことができるように設定してもよい。
このように無線接続モードを選択できるように構成しておくことで、例えば、デフォルトで放射線画像撮影装置2側が親機モードとなるように設定されている場合でも、接続先の外部装置4である可搬型PC4bやモバイル端末装置4cに対して無線接続モードを親機モードに切り替えるように放射線画像撮影装置2が指示を出すことで、外部装置4側において無線接続モードの切り替えを行い、放射線画像撮影装置2が子機モード、外部装置4が親機モードの無線接続モードで無線接続することが可能となる。
無線接続モードのうち、親機モードは子機モードよりも電力消費量が多くなるため、接続先の外部装置4側の無線接続モードを切り替えることができれば、例えば放射線画像撮影装置2側で内蔵バッテリーの電池残量が少ないことが検出された場合等に、放射線画像撮影装置2側は比較的電力消費量の少ない子機モードで外部装置4と無線通信を行うことができ、便宜である。
本実施形態において、据置型モニター装置4aや可搬型PC4bの通信機能部46は、独自プロトコルにより放射線画像撮影装置2との間で無線通信を行う。独自プロトコルとしては、例えばWi−Fi(Wireless-Fidelity)(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)通信等、放射線画像撮影装置2の通信機能部26が対応可能なプロトコルが適用される。
これに対して、モバイル端末装置4cの通信機能部46は、Webブラウザ機能を有しており、放射線画像撮影装置2との間で無線通信を行う場合にはWebブラウザ機能を起動させて通信を行う。
入力操作部51は、ユーザーが入力操作を行うことが可能なものであり、例えばタッチパネルや複数のキーで構成されるキーボード等である。また、入力操作部51は、外部装置4と物理的に一体となったものに限定されず、例えば、有線方式又は各種の無線方式で外部装置4と接続されるマウス等のデバイスであってもよい。
入力操作部51からの入力操作内容は入力操作検出部28により検出される。
表示部421は、放射線画像撮影装置2による放射線画像撮影に関する各種情報(例えば撮影オーダー情報等)や電池残量や通信状態の良否等に関する情報、撮影によって得られた撮影画像や撮影画像のサムネイル画像、プレビュー画像等を表示するものである。
表示部421は表示制御部49の制御に基づいて各種表示画面を表示させる。
なお、表示部421と入力操作部51とを一体化して、タッチパネルとして構成してもよい。この場合には、入力操作検出部28は、表示部421に構成されたタッチパネルにおける操作状態をも併せて検出することができるように構成される。
[放射線画像撮影装置の作用]
次に、本実施形態における放射線画像撮影装置2の作用について、図1、図3等を参照しつつ説明する。
放射線画像撮影装置2を用いて撮影を行う場合には、ユーザーはまず、放射線画像撮影装置2の図示しない電源をONとする。接続先指定部27は、入力操作部31への入力操作の態様を検出する。
例えば、接続先指定部27は、電源がONとなってから所定の時間内に入力操作部31の操作が行われたか否かを判断し、操作が行われていない場合(すなわち、図3における入力操作(スイッチ操作回数)「0」の場合)には、接続先指定部27は、接続先指定情報記憶領域242に記憶されているテーブル(図3参照)を参照して、据置型モニター装置4aを接続先の外部装置4として指定する。
そしてこの場合には、接続先指定部27は、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードを子機モードとし、起動サービスとして独自プロトコルを適用し、SSID「AAAA」、Passフレーズ「XXXXX00」を設定する。
接続先指定部27によってこのような指定が行われたのち、通信機能部26が指定された内容で外部装置4との間で無線通信を行うことにより、放射線画像撮影装置2の設定と共通するSSID「AAAA」、Passフレーズ「XXXXX00」が設定され、無線接続モードが親機モードに設定されている据置型モニター装置4aとの間で無線通信が開始される。
また、例えば、接続先指定部27が、放射線画像撮影装置2の電源がONとなってから所定の時間内に入力操作部31の操作が1回行われたと判断した場合(すなわち、図3における入力操作(スイッチ操作回数)「1」の場合)には、接続先指定部27は、接続先指定情報記憶領域242に記憶されているテーブル(図3参照)を参照して、可搬型PC4bを接続先の外部装置4として指定する。
そしてこの場合には、接続先指定部27は、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードを親機モードとし、起動サービスとして独自プロトコルを適用し、SSID「BBBB」、Passフレーズ「XXXXX01」を設定する。
接続先指定部27によってこのような指定が行われたのち、通信機能部26が指定された内容で外部装置4との間で無線通信を行うことにより、放射線画像撮影装置2の設定と共通するSSID「BBBB」、Passフレーズ「XXXXX01」が設定され、無線接続モードが子機モードに設定されている可搬型PC4bとの間で無線通信が開始される。
また、例えば、接続先指定部27が、放射線画像撮影装置2の電源がONとなってから所定の時間内に入力操作部31の操作が2回行われたと判断した場合(すなわち、図3における入力操作(スイッチ操作回数)「2」の場合)には、接続先指定部27は、接続先指定情報記憶領域242に記憶されているテーブル(図3参照)を参照して、モバイル端末装置4cを接続先の外部装置4として指定する。
そしてこの場合には、接続先指定部27は、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードを親機モードとし、起動サービスとしてWebサーバーを適用し、SSID「CCCC」、Passフレーズ「XXXXX02」を設定する。
接続先指定部27によってこのような指定が行われたのち、通信機能部26が指定された内容で外部装置4との間で無線通信を行うことにより、放射線画像撮影装置2の設定と共通するSSID「CCCC」、Passフレーズ「XXXXX02」が設定され、無線接続モードが子機モードに設定されているモバイル端末装置4cとの間で無線通信が開始される。
放射線画像撮影装置2と指定先のいずれかの外部装置4との間で無線通信が開始されると、外部装置4は、放射線画像撮影装置2に対して撮影オーダー情報を送信する。
本実施形態では、放射線画像撮影装置2は、外部装置4から撮影オーダー情報を受信したことを契機として撮影可能状態(すなわち、放射線照射を受付可能な状態)に遷移する。撮影オーダー情報は、情報記憶部24の撮影オーダー情報記憶領域241に記憶される。
そして、撮影制御部22の制御に基づいて、被写体である患者の撮影部位について撮影が行われ、撮影画像が取得されると、撮影画像が画像データとして画像データ記憶部23に記憶される。
このとき、当該画像データにはそれぞれ当該撮影画像を特定するための固有の画像IDが付与されるとともに、当該画像IDと、撮影オーダー情報記憶領域241に記憶されている当該撮影に対応する撮影オーダー情報とが対応付けられる。
画像データ記憶部23に記憶された画像データは、接続先の外部装置4からの要求に応じて適宜送信される。送信される画像データは、撮影画像そのものでもよいし、プレビュー用の画像でもよいし、その両方であってもよい。
放射線画像撮影装置2の画像データ記憶部23に記憶された画像データは、放射線画像撮影装置2を制御装置(コンソール、本実施形態では据置型モニター装置4a)と接続することで、撮影オーダー情報等が対応付けられた状態で制御装置(コンソール、本実施形態では据置型モニター装置4a)側に送信され、制御装置の記憶部において保存される。
このように、本実施形態では、ユーザーが放射線画像撮影装置2の入力操作部31を操作するスイッチ操作回数に応じて撮影時の接続先の外部装置4が一義的に指定される。このため、外部装置4の接続設定が極めて簡単であり、また、1つの外部装置4が確実に指定されるため、撮影オーダー情報と撮影画像の画像データとの取り違いが生じるおそれ等も排除することができる。
[放射線画像撮影装置の効果]
以上のように、本実施形態によれば、可搬型に構成された放射線画像撮影装置2において無線通信の接続先となる外部装置4が複数ある場合に、予め設定されている接続先指定情報に基づいて接続先の外部装置4を指定するようになっている。
このため、放射線画像撮影装置2との間で無線通信を行う外部装置4を簡易かつ確実に指定することができる。
これにより、外部装置4を接続先として指定するのにユーザーが煩雑な設定手続きを行う必要がないとともに、コンソール(本実施形態では据置型モニター装置4a)のところまで移動しなくても、撮影後すぐにユーザーの手元のモバイル端末装置4c等で撮影画像を確認することが可能となる等、撮影の自由度が高い可搬型の放射線画像撮影装置2のメリットを十分活かす構成とすることができる。また、外部装置4の有する撮影オーダー情報と、当該撮影オーダー情報に基づいて行われた撮影の撮影画像とが他のものと取り違えられる等のおそれがなく、信頼性、確実性の高い撮影システムを構築することが可能となる。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置2が、予め設定された接続先指定情報を記憶する接続先指定情報記憶領域242を備えており、接続先指定部27は、この接続先指定情報記憶領域242から接続先指定情報を読み出して接続先の外部装置4を指定する。
このため、接続先指定部27は、接続先指定情報を参照するだけで簡易かつ一義的に接続先の外部装置4を指定することができる。
また、本実施形態では、ユーザーが入力操作可能な入力操作部31を放射線画像撮影装置2が備えており、接続先指定情報は、この入力操作部31による入力操作と外部装置4とを対応付けたものであって、接続先指定部27は、入力操作が行われると、当該入力操作と対応付けられている外部装置4を接続先の外部装置4として指定するようになっている。
このため、放射線画像撮影装置2における単純なスイッチ操作だけで容易に接続先の外部装置4を設定することができ、ユーザーにとって分かりやすく簡易である。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置2は、接続先指定部27により指定された接続先の外部装置4を含む接続状況を示す接続状況報知部としてインジケーター32を備えている。
このため、ユーザーはインジケーター32の表示を見るだけで容易に現在放射線画像撮影装置2がどの外部装置4と接続されているのか、接続状況の確認を簡易かつ確実に行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、図5(a)及び図5(b)を参照して、本発明にかかる放射線画像撮影装置の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、接続先となる外部装置の指定の手法のみが第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図5(a)及び図5(b)は、本実施形態における放射線画像撮影装置と各種の外部装置とが接続される様子を模式的に示す説明図であり、図5(a)は、外部装置が可搬型PCである場合を示し、図5(b)は、外部装置がモバイル端末装置である場合を示している。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態では、各外部装置4(例えば、可搬型PC4b、モバイル端末装置4c)にはそれぞれ対応する情報保持デバイス6(情報保持デバイス6b,6c等)が設けられており、接続先指定情報は、この情報保持デバイス6にデバイス保持情報として保持されている。情報保持デバイス6(情報保持デバイス6b,6c等)の形状、態様等は特に限定されないが、例えばUSBタイプのドングルを適用することができる。
すなわち、可搬型PC4bに対応する情報保持デバイス6bには、放射線画像撮影装置2が可搬型PC4bと接続される際の接続先指定情報(例えば図5(a)に示すように、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードが「親機モード」、起動サービスが「独自プロトコル」、SSIDが「BBBB」、Passフレーズが「XXXXX01」との情報)が記憶されている。また、モバイル端末装置4cに対応する情報保持デバイス6cには、放射線画像撮影装置2がモバイル端末装置4cと接続される際の接続先指定情報(例えば図5(a)に示すように、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードが「親機モード」、起動サービスが「Webサーバー」、SSIDが「CCCC」、Passフレーズが「XXXXX02」との情報)が記憶されている。
接続先指定部27は、情報保持デバイス6(情報保持デバイス6b,6c)のいずれかが放射線画像撮影装置2に接続されたときに、当該情報保持デバイス6から当該情報保持デバイス6が保持している情報(すなわち、接続先指定情報)を読み出して接続先の外部装置4を指定する。
なお、図5(a)及び図5(b)では据置型モニター装置4aについて図示していないが、本実施形態では、据置型モニター装置4aが放射線画像撮影装置2のデフォルトの接続先とされており、放射線画像撮影装置2の電源がONとなったのち何も情報保持デバイス6が放射線画像撮影装置2に接続されない場合には、接続先指定部27は据置型モニター装置4aを設定先として指定するようになっている。なお、据置型モニター装置4aにも対応する情報保持デバイス6を備え、これが放射線画像撮影装置2に接続されたときに据置型モニター装置4aが放射線画像撮影装置2の接続先として指定されてもよい。このように、情報保持デバイス6を選択して放射線画像撮影装置2に接続するというユーザーの行為を介在させることでユーザーに注意喚起を促し、放射線画像撮影装置2の接続先をより確実に指定することができる。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であることから、同一部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施形態における放射線画像撮影装置の作用について説明する。
まず、第1の実施形態と同様に、放射線画像撮影装置2を用いて撮影を行う場合には、ユーザーはまず、放射線画像撮影装置2の電源をONとする。そして、接続先指定部27は、いずれかの情報保持デバイス6が接続されたか否かを判断する。
例えば、電源がONとなってから所定の時間内にいずれの情報保持デバイス6も接続されていない場合には、接続先指定部27は、本実施形態においてデフォルトで接続先として設定されている据置型モニター装置4aを接続先の外部装置4として指定する。
また、可搬型PC4bに対応する情報保持デバイス6bが放射線画像撮影装置2に接続された場合には、接続先指定部27は当該情報保持デバイス6bに記憶されている接続先指定情報を読み出して、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードを「親機モード」とし、起動サービスを「独自プロトコル」とし、SSIDを「BBBB」とし、Passフレーズを「XXXXX01」として可搬型PC4bと無線通信を行うことのできる状態とする。
また、モバイル端末装置4cに対応する情報保持デバイス6cが放射線画像撮影装置2に接続された場合には、接続先指定部27は当該情報保持デバイス6cに記憶されている接続先指定情報を読み出して、放射線画像撮影装置2側の無線接続モードを「親機モード」とし、起動サービスを「Webサーバー」とし、SSIDを「CCCC」とし、Passフレーズを「XXXXX02」としてモバイル端末装置4cと無線通信を行うことのできる状態とする。
これにより、放射線画像撮影装置2と無線通信を行う接続先の外部装置4が一義的に指定され、当該指定された外部装置4との間でだけ無線通信を行うことが可能となる。
このため、撮影オーダー情報と撮影画像の画像データとの取り違いが生じるおそれ等を確実に排除することができる。
なお、その他の点については、第1の実施形態と同様であることから、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られる他、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態では、接続先指定情報が外部装置4に対応して設けられている情報保持デバイス6に保持されており、接続先指定部27は、放射線画像撮影装置2に情報保持デバイス6が接続されたときに、当該情報保持デバイス6から接続先指定情報を読み出して接続先の外部装置4を指定する。
このため、ユーザーは無線通信の相手方としたい外部装置4に対応する情報保持デバイス6を放射線画像撮影装置2に接続するだけで、何ら入力操作等を行うことなく、極めて簡易かつ迅速に外部装置4の接続設定を行うことができる。
また、情報保持デバイス6はいずれかの外部装置4と対応しているため、情報保持デバイス6を接続することで1つの外部装置4が確実に指定される。このため、撮影オーダー情報と撮影画像の画像データとの取り違いが生じるおそれ等も排除することができる。
[放射線画像撮影装置の変形例]
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、第1の実施形態では、ユーザーによる入力操作部31のスイッチ操作の回数によって接続先の外部装置4が一義的に指定される場合を例示したが、接続先の外部装置4を指定する手法はこれに限定されない。
例えば、接続先として指定可能な外部装置4として、撮影室内等に設置されたコンソール(本実施形態における据置型モニター装置4a)と可搬型のコンソールとしての機能を有する端末装置(本実施形態における可搬型PC4b)とがある場合に、接続先の外部装置4を据置型モニター装置4aから可搬型PC4bに変更したいとき、放射線画像撮影装置2の起動サービスを独自プロトコルとした上で(すなわち、Webサーバー機能を立ち上げずに)、無線接続モードを子機モードから親機モードに切り替えることで、可搬型PC4bを接続先として指定できるようにしてもよい。
この場合、通信機能部26は、通信を行う際の無線接続モードとして親機モード及び子機モードのいずれかのモードを選択することが可能に構成される。また、接続先指定情報は、無線接続モードの選択に関するモード選択情報(すなわち、例えば、子機モードが選択されたときには据置型モニター装置4aが指定先の外部装置4となり、親機モードが選択されたときには可搬型PC4bが指定先の外部装置4となるとの対応付け情報)を含み、親機モード及び子機モードのいずれかのモードが選択されると、接続先指定部27は当該モード選択情報に基づいて一義的に接続先の外部装置4を指定する。
この場合には、据置型モニター装置4aと可搬型PC4bとのSSID及びPassは共通のものとしてよく、図3に示すようなテーブルを備える必要もない。また、ユーザーによる入力操作部31のスイッチ操作を行う必要もない。このため、極めて単純な構成で、ユーザーを煩わせることもなく接続先の外部装置4を一義的に指定することができる。
さらに、据置型モニター装置4a、可搬型PC4b、モバイル端末装置4cがそれぞれ1台ずつしかない場合(すなわち、各種類につき1台)には、放射線画像撮影装置2の接続先の外部装置4の指定を上記のような無線接続モードの切り替えと起動サービスの切り替えとの組み合わせによって接続先の外部装置4を指定してもよい。
すなわち、無線接続モードが子機モードに設定されたときには、接続先指定部27は、据置型モニター装置4aを放射線画像撮影装置2の接続先の外部装置4として一義的に指定する。
また、無線接続モードが親機モードに設定された場合には、接続先指定部27は、起動サービスが独自プロトコルに設定されている場合には可搬型PC4bを、起動サービスがWebサーバーに設定されている場合にはモバイル端末装置4cを、それぞれ放射線画像撮影装置2の接続先の外部装置4として指定する。具体的には、モバイル端末装置4cが接続先として指定されている場合に接続先を可搬型PC4bに切り替えたいときは、放射線画像撮影装置2側でサーバーの機能を停止させる。これにより、モバイル端末装置4cはWebブラウザで放射線画像撮影装置2にアクセスすることはできなくなり、接続が切断される。さらに、放射線画像撮影装置2側で独自プロトコルを起動させることにより、放射線画像撮影装置2は可搬型PC4bと接続可能となる。
この場合には、据置型モニター装置4a、可搬型PC4b、モバイル端末装置4cのSSID及びPassを全て共通のものとしてよく、図3に示すようなテーブルを備える必要もない。また、ユーザーによる入力操作部31のスイッチ操作を行う必要もない。このため、極めて単純な構成で、ユーザーを煩わせることもなく接続先の外部装置4を一義的に指定することができる。
また、第1の実施形態では、入力操作部31からの入力操作の態様を検出すると、接続先指定部27が図3に示すようなテーブル(接続先指定情報)に基づいて一義的に接続先の外部装置4を指定するように構成したが、外部装置4の指定手順はこれに限定されない。
例えば、入力操作部31からの入力操作があった場合、既に接続先として指定されている外部装置4がある場合には、新たな入力操作の受け付けを無効としてもよい。
また、入力操作部31からの入力操作があった場合、既に接続先として指定されている外部装置4がある場合、接続先の切り替えを許可するか否かをユーザーに問い合わせるメッセージを既に接続されている外部装置4の表示部421に表示させるようにし、許可された場合のみ接続先指定部27が新たな入力操作に対応する外部装置4を接続先として指定する構成してもよい。
さらに、接続先指定部27が入力操作の態様に応じた接続先の外部装置4を指定した後、通信機能部26等が当該指定された外部装置4の通信状態が不良であると判断した場合には、一旦指定された接続先が解除されるようにしてもよい。この場合には、インジケーター32等にエラーメッセージやアラート等を表示させてユーザーに報知してもよい。
また、第2の実施形態では、各外部装置4に対応して情報保持デバイス6を用意する例を示したが、情報保持デバイス6の態様はこれに限定されない。
例えば、情報保持デバイス6として、接続先指定情報が何ら記憶されていない白紙状態のものを用意しておき、これをユーザーが接続先としたい外部装置4に一旦接続して外部装置4側の接続先指定情報を読み取らせてもよい。そして、この情報を保持させた状態で情報保持デバイス6を放射線画像撮影装置2に接続すると、当該情報保持デバイス6に保持されている接続先指定情報が接続先指定部27によって読み取られ、接続先指定部27が、当該接続先指定情報に基づいて接続先の外部装置4を指定する構成としてもよい。
このように構成すれば、情報保持デバイス6を外部装置4の数だけ用意しておく必要がなくコストを削減することができる。また、万が一情報保持デバイス6を紛失した場合でもすぐに他の情報保持デバイス6で代用できるとともに、接続先指定情報を読み取らせるまでは白紙状態であるため、紛失した場合のデータ流出等の危険も回避することができる。
また、本実施形態では、情報保持デバイス6に保持される接続先指定情報が図3に示すテーブルで示したような具体的な内容を持つ文字列(人が解釈可能な状態の情報)である場合を例示したが、接続先指定情報の構成は、これに限定されない。
例えば、放射線画像撮影装置2内のソフトウェアの計算によって変換可能な暗号化を行ったものやコンピューターにおいて識別可能なID等、接続先指定部27により識別可能な形式の情報であればよい。
2 放射線画像撮影装置
4 外部装置
4a 据置型モニター装置
4b 可搬型PC
4c モバイル端末装置
21 放射線検出器
22 撮影制御部
23 画像データ記憶部
24 情報記憶部
241 撮影オーダー情報記憶領域
242 接続先指定情報記憶領域
26 通信機能部
27 接続先指定部
31 入力操作部
32 インジケーター
421 表示部
6 情報保持デバイス

Claims (6)

  1. 可搬型に構成され放射線検出器を用いて放射線画像撮影を行い撮影画像を得る放射線画像撮影装置であって、
    表示部を備える外部装置と通信可能である通信機能部と、
    前記外部装置が複数ある場合に、前記通信機能部を介して通信を行う外部装置を指定するための接続先指定情報に基づいて接続先の外部装置を指定する接続先指定部と、
    を備えていることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 予め設定された接続先指定情報を記憶する接続先指定情報記憶部をさらに備えており、
    前記接続先指定部は、前記接続先指定情報記憶部から前記接続先指定情報を読み出して前記接続先の外部装置を指定することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記接続先指定情報は、情報保持デバイスに保持されており、
    前記接続先指定部は、前記情報保持デバイスが接続されたときに、前記情報保持デバイスから前記接続先指定情報を読み出して前記接続先の外部装置を指定することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  4. ユーザーが入力操作可能な入力操作部をさらに備え、
    前記接続先指定情報は、前記入力操作部による入力操作と前記外部装置とが対応付けられたものであり、
    前記接続先指定部は、前記入力操作が行われると、前記接続先指定情報を参照して、当該入力操作と対応付けられている外部装置を前記接続先の外部装置として指定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記通信機能部は、通信を行う際の無線接続モードとして親機モード及び子機モードのいずれかのモードを選択することが可能となっており、
    前記接続先指定情報は、前記無線接続モードの選択に関するモード選択情報を含んでいることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記接続先指定部により指定された前記接続先の外部装置を含む接続状況を示す接続状況報知部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
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