JP2017225592A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線画像撮影装置の撮影台への装着を安定的に検出する。【解決手段】放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置と、放射線画像撮影装置を保持する撮影台と、放射線画像撮影装置の撮影による画像データを取得する外部処理装置とを備え、放射線画像撮影装置は、撮影台への装着を検出する装着検出部225と、外部処理装置との無線通信を行う第一の無線通信部292と、第一の無線通信部よりも近距離の無線通信を行う第二の無線通信部293とを備え、放射線画像撮影装置は、装着検出部により撮影台への装着が検出された後に第二の無線通信部への電源供給を開始する。【選択図】図6

Description

本発明は、放射線画像撮影システムに関する。
放射線発生装置からX線等の放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線画像撮影装置(Flat Panel Detector)で信号値として読み出してコンソール等に転送し、転送されてきた信号値に基づいてコンソール等で放射線画像を生成する放射線画像撮影システムの開発が進んでいる。
ところで、このような放射線画像撮影システムでは、一般に、放射線画像撮影装置を保持する撮影台により、放射線画像撮影装置が放射線発生装置に向けた状態に保持されて撮影が行われている。
上記撮影台には、放射線画像撮影装置の装着を検出するマイクロスイッチが設けられており、撮影台に放射線画像撮影装置が装着されたことがコンソール等の外部装置に通知される。
そして、撮影台への放射線画像撮影装置の装着の通知により、放射線画像撮影装置が撮影可能な状態であることが外部に認識されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−66734号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている撮影台のように、放射線画像撮影装置の装着をマイクロスイッチで検出する構成の場合、外部に信号を送る配線が必須となり、配線設置のコストの上昇が生じ、また、配線によって撮影台の移動や自由な配置が制限されるという問題があった。
また、撮影台にマイクロスイッチを設ける構造の場合、マイクロスイッチは検出端子が可動する構造のため、繰り返される動作によって破損や摩耗による故障が生じ易いという問題も生じていた。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影装置の撮影台への装着を安定的に検出することができる放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、放射線画像撮影システムにおいて、
放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置と、
前記放射線画像撮影装置を保持する撮影台と、
前記放射線画像撮影装置の撮影による画像データを取得する外部処理装置とを備え、
前記放射線画像撮影装置は、
前記撮影台への装着を検出する装着検出部と、
前記外部処理装置との無線通信を行う第一の無線通信部と、
前記第一の無線通信部よりも近距離の無線通信を行う第二の無線通信部を備え、
前記放射線画像撮影装置は、
前記装着検出部により前記撮影台への装着が検出された後に前記第二の無線通信部への電源供給を開始することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置は、
前記第二の無線通信部により前記撮影台に設けられた通信端末と無線通信を行い、当該通信端末から前記撮影台に記憶された情報を取得することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置は、
前記撮影台に記憶された情報として前記第一の無線通信部による無線通信を確立するための通信情報を取得することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置は、
前記撮影台に記憶された情報として前記撮影台に関する情報を取得することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置は、
前記装着検出部により前記撮影台への装着が検出された後に前記第一の無線通信部への電源供給を開始することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置は、
前記装着検出部により前記放射線画像撮影装置の前記撮影台への装着が検出された状態で、
前記第二の無線通信部が前記撮影台に設けられた通信端末との間で無線通信ができなかった場合に、
前記装着検出部による前記放射線画像撮影装置の前記撮影台への装着の検出を再度実行することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記装着検出部は、加速度センサーであることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記装着検出部は、ホール素子であることを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置の撮影台への装着を安定的に検出することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置が第一の無線通信部を備えるので、放射線画像撮影装置の撮影台への装着を無線で通知することができ、撮影台に配線を設ける必要がなく、撮影台の設置コストの低減を図ると共に、より自由に撮影台の移動や配置を行うことが可能となる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成例を表す図である。 放射線画像撮影システムの撮影台の斜視図である。 撮影台に装備された通信端末のブロック図である。 放射線画像撮影システムに用いられる放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。 放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 放射線画像撮影装置の制御手段を表すブロック図である。 放射線画像撮影装置の制御手段により実行される無線通信の確立制御のフローチャートである。 放射線画像撮影システムの他の例に使用される放射線画像撮影装置の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
[放射線画像撮影システム]
放射線画像撮影装置1を組み込んだ放射線画像撮影システムについて言及する。図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システムの全体構成を示す図である。放射線画像撮影システム100は、例えば、放射線を照射して患者の一部である被写体の撮影を行う撮影室R1,R2と、放射線技師等の操作者が被写体への放射線の照射等の操作を行う前室R3とに配置される。
本実施形態では、撮影室R1,R2には、可搬型放射線画像撮影装置1(以下、放射線画像撮影装置1という)を装着可能な撮影台51や、被写体に照射する放射線を発生させる図示しないX線管球を備える放射線発生装置52、放射線画像撮影装置1と他の装置とが無線通信する際にこれらの通信を中継する無線アンテナ53を備えた無線LAN(Local Area Network)用のアクセスポイント(基地局)54等が設けられている。
また、アクセスポイント54には、放射線発生装置52のジェネレーター55やコンソールC等も接続されており、アクセスポイント54は、放射線画像撮影装置1やコンソールC、放射線発生装置52のジェネレーター55等との間の通信を中継するようになっている。
撮影台51は、放射線画像撮影装置1を垂直に立設させた状態で保持する立位の患者撮影用の撮影台51A、放射線画像撮影装置1を水平にした状態で保持する臥位の患者撮影用の撮影台51B等がある。
撮影室R1には、立位の患者撮影用の撮影台51Aと臥位の患者撮影用の撮影台51Bの両方が用意されており、撮影室R2には、立位の患者撮影用の撮影台51Aのみが用意されている。
撮影室R1において、立位の患者撮影用の撮影台51Aは放射線発生装置52の正面に配置されており、臥位の患者撮影用の撮影台51Bは放射線発生装置52の下方に配置されている。
また、撮影室R2において、立位の患者撮影用の撮影台51Aは放射線発生装置52の正面に配置されている。
また、前室R3には、放射線発生装置52の操作卓57が設けられており、操作卓57には、放射線技師等の操作者が操作してジェネレーター55に対して放射線の照射開始等を指示するための曝射スイッチ56が設けられている。また、前室R3には、コンピューター等で構成された二台のコンソールCが設置されている。これらのコンソールCは、ルーター58を介して各撮影室R1,R2のアクセスポイント54に接続されている。
なお、これらのコンソールCを撮影室R1,R2や前室R3の外側や別室等に設けるように構成することも可能である。また、コンソールCは一台であっても良いし、増設してもよい。
そして、コンソールCには、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等で構成される表示部Caが設けられており、マウスやキーボード、タッチパネル等の入力手段Cbが接続されている。また、コンソールCには、HDD(Hard Disk Drive)等で構成された記憶手段Cmが接続され、或いは内蔵されている。
そして、放射線技師等の操作者が、図示しない被写体である患者と放射線画像撮影装置1との位置調整等を行った後、曝射スイッチ56を操作することで、放射線発生装置52から放射線が照射されて撮影が行われる。そして、撮影後、放射線画像撮影装置1から撮像により画像データDがコンソールCに転送される。
コンソールCでは、放射線画像撮影システム100で取得された画像データやダーク読取値等を用いて画像処理が行われ、放射線画像の生成等が行われるようになっている。
また、放射線画像撮影システム100では、コンソールCと、RIS(Radiology Information System;放射線科情報システム)101と、コンソールCが生成した診断提供用の放射線画像p等を保存する画像サーバー102と、ビューアーやプリンター等の周辺機器103とが通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されて構成されている。
また、通信ネットワークNには、PACS(Picture Archiving and Communication System:画像管理システム)104や図示されていない他のコンソールC等が接続されていてもよい。また、図示を省略するが、通信ネットワークNにHIS(Hospital Information System;病院情報システム)が接続されていてもよく、また、HISがRISに別のネットワークを介して接続されていてもよい。
[撮影台]
図2は立位の患者撮影用の撮影台51Aの斜視図である。
図示のように、撮影台51Aは、底板511と、当該底板511から立設された支柱512と、支柱512の上端部に設けられた放射線画像撮影装置1を格納保持する箱状の保持体513とを備えている。
なお、この図2では、放射線画像撮影装置1を垂直に立設させた状態で保持する立位の患者撮影用の撮影台51Aを図示しているが、底板511を外して支柱512と保持体513とを水平に倒した状態とすることにより、臥位の患者撮影用の撮影台51Bとなる。従って、臥位の患者撮影用の撮影台51Bについては説明を省略する。
撮影台51Aの保持体513には、スリット状の開口部が形成されており、当該開口部に放射線画像撮影装置1を挿入した状態で放射線画像撮影装置1を垂直状態に保持することができる。保持体513は、放射線の吸収率の低い材料から形成されている。
さらに、保持体513には、BTモジュール293(後述)と無線通信を行うための通信端末514が装備されている。
この通信端末514には、放射線画像撮影装置1の無線モジュール291のBluetooth(登録商標)に準拠した無線通信回路が組み込まれている。
また、通信端末514は、保持体513の適正な保持位置に放射線画像撮影装置1が保持された状態において、当該放射線画像撮影装置1内の無線モジュール291に近接するように保持体513に配置されている。
通信端末514は、図3のブロックに示すように、Bluetoothに準拠した無線通信回路が組み込まれたBTモジュール515と、BTモジュール515による無線通信用のアンテナ519と、所定の情報が記憶されたメモリ517と、BTモジュール515を通じて放射線画像撮影装置1との通信制御を行う通信マイコン516と、一次電池又は二次電池からなるバッテリー518aを電源として各部に電力を供給する電源回路518とを備えている。
BTモジュール515は、近距離の範囲内(例えば10cm〜10m程度)で放射線画像撮影装置1のBTモジュール293との無線通信が可能である。
通信マイコン516は、BTモジュール515を通じて、メモリ517に記憶された情報を放射線画像撮影装置1のBTモジュール293に送信する。
BTモジュール293に送信される、メモリ517に記憶された情報は、放射線画像撮影装置1の無線モジュール291のWifiモジュール292(後述)が放射線画像撮影システム100のアクセスポイント54との間で無線LANによる通信を確立するための通信情報(アクセスポイント54の識別子であるSSID(Service Set Identifier))と、通信端末514が装備された撮影台51Aに関する撮影台情報等である。撮影台情報とは、例えば、撮影台51Aが立位の患者撮影用か臥位の患者撮影用か、撮影室R1内における配置、撮影室R1内に複数の撮影台がある場合には何番目の撮影台であるか等の情報である。
また、放射線画像撮影システム100内の全ての撮影台51について識別子を設定している場合には当該識別子を示す情報を撮影台情報として送信しても良い。
このように、放射線画像撮影装置1は、撮影台51Aの通信端末514から通信情報を取得することにより、アクセスポイント54を通じてコンソールC等の外部処理装置との無線LANによる通信を行うことができるようになっている。
また、放射線画像撮影装置1は、撮影台51Aの通信端末514から撮影台情報を取得することにより、いずれの撮影台51に放射線画像撮影装置1が保持されているかをコンソールC側に認識させることができるようになっている。
[放射線画像撮影装置]
図4は、放射線画像撮影装置1の外観を示す斜視図であり、図5は、放射線画像撮影装置1の等価回路を表すブロック図である。放射線画像撮影装置1は、図示しないセンサー基板上に二次元状(マトリクス状)に配列された複数の放射線検出素子7(図5参照)が筐体2(図4参照)内に収納されて形成されている。
そして、図4に示すように、放射線画像撮影装置1の筐体2の一方の側面には、電源スイッチ25や切替スイッチ26、コネクター27、インジケーター28等が配置されている。また、図示を省略するが、筐体2の反対側の側面には、外部と無線方式で通信を行うためのアンテナ29(後述する図5参照)が設けられている。
図5に示すように、各放射線検出素子7には、バイアス線9が接続されており、バイアス線9やそれらの結線10を介してバイアス電源14から逆バイアス電圧が印加される。また、各放射線検出素子7には、スイッチ素子としてTFT(Thin Film Transistor)8が接続されており、TFT8は信号線6に接続されている。そして、各放射線検出素子7では、照射された放射線の線量に応じた電荷が各放射線検出素子7内でそれぞれ発生するようになっている。
また、走査駆動手段15では、配線15cを介して電源回路15aから供給されたオン電圧とオフ電圧がゲートドライバー15bで切り替えられて走査線5の各ラインL1〜Lxに印加される。そして、各TFT8は、走査線5を介してオフ電圧が印加されるとオフ状態になり、放射線検出素子7と信号線6との導通を遮断して、電荷を放射線検出素子7内に蓄積させる。また、走査線5を介してオン電圧が印加されるとオン状態になり、放射線検出素子7内に蓄積された電荷を信号線6に放出させる。
各信号線6は、読み出しIC16内の各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。そして、信号値Dの読み出し処理の際には、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧が順次印加される。そして、TFT8がオン状態になると、放射線検出素子7から電荷がTFT8や信号線6を介して読み出し回路17に流れ込み、増幅回路18で、流れ込んだ電荷の量に応じた電圧値が出力される。
相関二重サンプリング回路(図5では「CDS」と記載されている。)19は、増幅回路18から出力された電圧値をアナログ値の信号値Dとして読み出して出力し、出力された信号値Dはアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の信号値Dに順次変換されて記憶手段23に順次保存されるようになっている。
制御手段22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成されている。
また、制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)、NAND型フラッシュメモリー等で構成される記憶手段23や、リチウムイオンキャパシター等で構成される内蔵電源24が接続されており、また、前述したアンテナ29やコネクター27を介して外部と無線方式や有線方式で通信を行うための通信部30が接続されている。
これの構成の詳細については後述する。
また、制御手段22は、上記のように、バイアス電源14から各放射線検出素子7への逆バイアス電圧の印加を制御したり、走査駆動手段15や読み出し回路17等の動作を制御して、各放射線検出素子7からの信号値Dの読み出し処理を行わせ、読み出された信号値Dを記憶手段23に保存したり、或いは、保存された信号値Dを、通信部30を介して外部に転送する等の制御を行うようになっている。
[制御手段]
上記制御手段22について詳細に説明する。図6は、制御手段22の回路構成を示すブロック図である。
図示のように、制御手段22は、電源マイコン221、通信マイコン222、TFT制御部223、画像処理部224、メモリ228、各種電源229とを備えている。また、制御手段22の通信マイコン222には、加速度センサー225と、前述した通信部30を構成する無線モジュール291及びLANコントローラー227が接続されている。
また、図3において、TFTパネル40とは、センサーパネルSP、読み出しIC16及び走査駆動手段15を含む構成を示す。
上記各種電源229は、バッテリー24と接続され、電源マイコン221、通信マイコン222、TFT制御部223、画像処理部224、無線モジュール291、LANコントローラー227、メモリ228、加速度センサー225及びTFTパネル40に対してそれぞれ適正な電圧に調整して個別に駆動電源を供給する電源回路である。
電源マイコン221は電源制御部として機能し、各種電源229を制御して、通信マイコン222、TFT制御部223、画像処理部224、無線モジュール291、LANコントローラー227、メモリ228、加速度センサー225及びTFTパネル40に対する電源の供給及び切断を実行する。
電源マイコン221には、放射線画像撮影装置1の筐体2の外面に設けられた電源スイッチ25が接続されており、撮影者のボタン操作により、主電源の入力指示と切断指示の指令が入力される。
また、電源マイコン221は、上記通信マイコン222、TFT制御部223、画像処理部224、無線モジュール291、LANコントローラー227、メモリ228、加速度センサー225及びTFTパネル40の全てに対して電源供給状態とする覚醒モードと、上記各部の全て(電源マイコン221を除く)に対して電源切断状態とする停止モードと、上記各部の中の一部の構成(例えば、TFT制御部223、画像処理部224、無線モジュール291、メモリ228及びTFTパネル40)について電源切断状態とするスリープモードの三つのモードを適宜選択する。
電源マイコン221は、電源スイッチ25からの電源の切断指示により放射線画像撮影装置1を停止モードとし、電源スイッチ25からの電源の入力指示により放射線画像撮影装置1を覚醒モードとする。
また、電源マイコン221は、覚醒モードにある放射線画像撮影装置1に対して、放射線画像の撮影が一定時間行われないと、スリープモードに移行する。
無線モジュール291は、いわゆる無線LAN(Local Area Network)アダプターとして機能する回路が組み込まれた第一の無線通信部としてのWifiモジュール292と、近距離無線通信規格の一つであるBluetoothに準拠した無線通信回路が組み込まれた第二の無線通信部としてのBTモジュール293とを備えており、Wifiモジュール292のホストインターフェイスと、BTモジュール293のホストインターフェイスとを選択して、無線LANによる通信状態とBluetoothによる通信状態とを切り替えることができるようになっている。
Wifiモジュール292は、放射線画像撮影装置1の使用環境下に設置された無線LAN用のアクセスポイント54と無線通信を行い、コンソールCを含む外部のネットワークとの間で画像データ及び各種の指令の送受信を行う。
BTモジュール293は、放射線画像撮影装置1が装着された撮影台51の通信端末514との間でBluetoothによる通信を行い、通信端末514から前述した通信情報や撮影台情報の受信を行う。
また、Bluetoothにより通信可能な距離10m程度だが、通信電力を低減することでより短くすることが可能である。放射線画像撮影装置1が撮影台51に装着されず、近くに置かれた状態で誤って通信が行われることがないように、通信可能な距離はより短くなる様に調整してもよい。また、これにより、電力消費量も低減することができる。なお、放射線画像撮影装置1のBTモジュール293に対する通信電力の調節により通信可能な距離をより短くする場合には、撮影台51の通信端末514におけるBTモジュール515についても同様に、BTモジュール515に対する通信電力の調節により通信可能な距離同程度に短くすることが望ましい。
なお、第二の無線通信部としては、Bluetoothに限らず、接続が容易で無線LANよりも近距離でのみ情報通信が可能な、ZigBee、NFC(Near Field Communication)、RFID(Radio Frequency IDentification)等の他の近距離無線通信方式を使用しても良い。
無線モジュール291における無線LANによる無線通信状態とBluetoothによる無線通信状態とは、通信マイコン222により切り替えが制御される。
なお、アンテナ29は、Wifiモジュール292とBTモジュール293とがいずれも共通した2.4GHzの周波数帯で無線通信を行うので、共用することができる。
LANコントローラー227は、有線LANアダプターとして機能する回路が組み込まれた素子であり、LANケーブルが接続され、当該LANケーブルを通じてコンソールC等の外部のネットワークとの間で画像データや各種の指令の送受信を行う。
加速度センサー225は、各々が互いに直交する三方向、例えば、センサー基板平面に垂直な方向(Z方向とする)とセンサー基板平面に平行な二方向(X方向とY方向とする)についての加速度を検出する検出素子と、検出素子の出力を増幅するアンプと、増幅された検出出力をデジタル信号に変換するA/D変換部等を備えている。
この加速度センサー225は、上記三方向の検出加速度から、放射線画像撮影装置1の傾き、振動、動き、外部からの衝撃等を検出することができる。
TFT制御部223は、TFTパネル40の挙動を制御するためのデバイスである。
例えば、放射線画像の撮影時には、TFT制御部223は、通信マイコン222からの指令を受けて、走査線5を介して各TFT8にオフ電圧を印加し、電荷をTFTパネル40の各放射線検出素子7内に蓄積させる。そして、放射線発生装置52から放射線が照射された後に、走査線5を介して各TFT8にオン電圧を印加し、TFTパネル40の各放射線検出素子7内に蓄積された電荷を順番に信号線6に放出させる。そして、読み出しIC16から得られたデジタル値の信号値からなる画像データをメモリ228に格納する。
画像処理部224は、放射線画像撮影によって得られた画像データに対して所定の画像処理を行うデバイスである。例えば、画像処理部224は、画像データに対して間引き処理などを実行する。
通信マイコン222は、制御手段22のほぼ全体構成を制御する主制御部として機能する。
例えば、通信マイコン222は、無線モジュール291による無線LAN通信の確立制御、TFT制御部223による放射線画像撮影制御、画像処理部224による画像データに対する画像処理、画像データのコンソールCへの送信制御、加速度センサー225による落下等による衝撃の検出及び記録等を実行する。
[通信の確立制御]
上記通信マイコン222は、衝撃を検出するための加速度センサー225を活用して放射線画像撮影装置1が撮影台51に装着されたことを検出し、当該装着時に自動的に放射線画像撮影装置1と外部処理装置であるコンソールCとの間で無線LAN通信を確立する無線通信の確立制御を行う。
即ち、放射線画像撮影装置1が受ける衝撃を検出するための加速度センサー225を、放射線画像撮影装置1の撮影台51への装着を検出する装着検出部としても利用している。
以下、この無線LAN通信の確立制御について図7のフローチャートに基づいて説明する。
前述したように、放射線画像撮影装置1は、スリープモードにおいて、無線モジュール291のWifiモジュール292及びBTモジュール293は、いずれも電源を供給されていない状態にある。
そして、スリープモードにおいて、制御手段22の通信マイコン222は、加速度センサー225のX方向、Y方向、Z方向の検出出力を監視している。
即ち、加速度センサー225のX方向、Y方向、Z方向の検出加速度のいずれもが、0又は加速度が生じていないとみなせる程度の微小値以下であるか否かを判定する(ステップS1)。なお、静止状態と判定するための閾値を設定しても良い。
そして、加速度センサー225のX方向、Y方向、Z方向のいずれか一つでも検出加速度が生じていると判定した場合には(ステップS1:NO)、放射線画像撮影装置1が運搬されている状態又は撮影台51に対して装着動作を行っている状態とみなして、加速度センサー225の加速度検出を繰り返し実行する。
一方、加速度センサー225の検出出力が、X方向、Y方向、Z方向の全てについて加速度が生じていないものと判定した場合には(ステップS1:YES)、放射線画像撮影装置1が撮影台51に装着され、静止した状態となったものとみなして、通信マイコン222は、電源マイコン221を通じてBTモジュール293に電源を供給する(ステップS3)。これにより、放射線画像撮影装置1はBTモジュール293が起動して、撮影台51の通信端末514に対して、Bluetoothによる無線通信が可能な状態となる。
放射線画像撮影装置1が撮影台51に適正に装着されている場合には、BTモジュール293とのBluetoothによる無線通信が可能な状態となるので、BTモジュール293は、通信端末514の通信マイコン516から通信情報と撮影台情報とを受信することができる。
従って、放射線画像撮影装置1の通信マイコン222は、BTモジュール293が起動してから、一定期間、通信マイコン516からの通信情報及び撮影台情報の受信の有無の判定を実行する(ステップS5)。
そして、BTモジュール293の起動から一定期間経過しても、通信マイコン516からの通信情報及び撮影台情報の受信がない場合には(ステップS5:NO)、通信マイコン222は、放射線画像撮影装置1が運搬や移動が行われていない状態であって撮影台51にも装着されていない状態(例えば、撮影台51から離れた場所に置かれた状態)にあるものと判断をあらため(ステップS7)、BTモジュール293への電源供給を切断する(ステップS9)。
さらに、通信マイコン222は、加速度センサー225のX方向、Y方向、Z方向の検出加速度のいずれか一つでも加速度が生じている否かを判定する(ステップS11)。
そして、加速度センサー225のX方向、Y方向、Z方向の全てが加速度を生じていない場合(静止状態の場合)には(ステップS11:NO)、放射線画像撮影装置1は撮影台51以外のどこかに置かれたままであると判断して、加速度が生じるまで加速度センサー225の検出を繰り返す。
一方、加速度センサー225の検出出力が、X方向、Y方向、Z方向のいずれかについて加速度が生じたものと判定した場合には(ステップS11:YES)、ステップS1に処理を戻して、再び、加速度センサー225の検出出力が、X方向、Y方向、Z方向の全てについて加速度が生じていない状態となったか否かを判定する。
また、前述したステップS5において、BTモジュール293の起動から一定期間内に、通信マイコン516からの通信情報(アクセスポイント54の識別子であるSSID)及び撮影台情報の受信が得られた場合には(ステップS5:YES)、通信マイコン222は、受信した通信情報及び撮影台情報をメモリ228内に格納する(ステップS13)。
そして、通信マイコン222は、電源マイコン221を通じてWifiモジュール292に電源を供給する(ステップS15)。なお、この場合、BTモジュール293への電源供給は切断してしまっても良い。
さらに、通信マイコン222は、アクセスポイント54に対して、通信情報(アクセスポイント54の識別子であるSSID)を送信して(ステップS17)、アクセスポイント54による認証を受けて、無線LANの通信状態を確立し、無線LANによる通信を可能な状態とする(ステップS19)。
その後、通信マイコン222は、アクセスポイント54を通じてコンソールCに対して、撮影台情報を転送する(ステップS21)。
これにより、コンソールC側では、放射線画像撮影装置1がいずれの撮影台51に装着されたか、立位の患者撮影用の撮影台51Aと臥位の患者撮影用の撮影台51Bのいずれに装着されたか、等を判別することが可能となり、放射線画像撮影の際には、いずれの放射線発生装置52から放射線の照射を行えば良いか等を識別することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1の無線LANによる通信が可能となるので、コンソールC側からの放射線画像撮影の指令を入力したり、放射線画像撮影装置1から画像データをコンソールCに転送することなどが可能な状態となる。
[発明の実施形態の技術的効果]
上記放射線画像撮影システム100にあっては、放射線画像撮影装置1が撮影台51への装着を検出する加速度センサー225を備えているので、加速度センサー225の検出加速度が0又は0に近い値(放射線画像撮影装置1の静止状態)を検出することにより、放射線画像撮影装置1が撮影台51に装着されたことを検出することが可能となる。
このように、放射線画像撮影装置1の撮影台51への装着を加速度センサー225で検出するので、可動部を有するマイクロスイッチで検出する場合と異なり、破損や摩耗による故障が生じにくく、安定して検出を行うことが可能となる。
また、Wifiモジュール292を備えているので、放射線画像撮影装置1が撮影台51に装着されたことを放射線画像撮影装置1の外部に知らしめることも可能である。
また、放射線画像撮影装置1の制御手段22では、加速度センサー225の検出加速度から撮影台51への装着が検出された後に、BTモジュール293への電源供給を開始しているので、撮影のために放射線画像撮影装置1が撮影台51に装着されるまでは、BTモジュール293による電力消費を抑えることができ、省電力化を実現し、さらに、電源への充電や交換を行うことなく、長時間使用を行うことが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1は、無線LANよりも近距離の無線通信を行うBTモジュール293を備え、撮影台51の通信端末514とBluetoothによる無線通信によって、当該通信端末514から撮影台51に記憶された撮影台情報を取得している。このため、取得した撮影台情報をWifiモジュール292により外部処理装置であるコンソールCに転送することにより、放射線画像撮影装置1がいずれの撮影台に装着されたか、撮影台の種別等の情報をコンソールC側で認識することが可能となり、放射線画像撮影における放射線画像撮影システム100の動作制御に用いることができ、撮影技術者による人為的な作業を低減して、撮影作業負担の軽減を図ることが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1は、撮影台51の通信端末514とBluetoothによる無線通信によって、無線LANによる通信を確立するための通信情報を取得している。このため、通信確立のための設定入力作業を行うことなく、撮影台51への放射線画像撮影装置1の装着により自動的に通信状態を確立することができ、撮影技術者による人為的な作業を低減して、撮影作業負担の軽減を図ることが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1の制御手段22では、加速度センサー225の検出加速度から撮影台51への装着を検出し、その後に、Wifiモジュール292への電源供給を開始しているので、撮影のために放射線画像撮影装置1が撮影台に装着されるまでは、Wifiモジュール292による電力消費を抑えることができ、省電力化を実現する。また、省電力化により、電源への充電や交換を行うことなく、放射線画像撮影装置1を長時間使用することが可能となる。
また、図7におけるステップS1及びS5に示すように、加速度センサー225による撮影台51への装着の検出後に、撮影台51の通信端末514からBluetoothの無線通信の応答が得られない場合に、再び、加速度センサー225による撮影台51への装着の検出をやり直すので、より厳格に撮影台51への装着を判定することができ、放射線画像撮影装置1の装着をより精度良く検出することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1では、装着検出部として加速度センサー225を使用しているので、放射線画像撮影装置1に加わる衝撃の検出を行うために搭載された既存の加速度センサー225を利用することができ、部品点数の低減によりコスト低減や装置の小型化を図ることが可能となる。
また、加速度センサー225を使用するので、撮影台51側に検出を行うための構成や特別な構造を設ける必要がなく、簡易な構成によって放射線画像撮影装置1の撮影台51への装着を検出することが可能である。
[その他]
なお、装着検出部は、加速度センサー225に限らず、撮影台51の装着が検出できる他の検出手段を使用しても良い。
例えば、撮影台51の所定位置への放射線画像撮影装置1の配置を検出できる検出手段、具体的には、撮影台51の所定位置に磁石を設け、放射線画像撮影装置1における撮影台51への適正な装着時に磁石に近接する位置に設けられたホール素子を装着検出部としてもよい。
また、放射線画像撮影装置1では、第一の無線通信部として無線LANに準拠したWifiモジュール292、第二の無線通信部としてBluetoothに準拠したBTモジュール293を備える場合を例示しているが、第二の無線通信部が第一の無線通信部に比べて近距離範囲の無線であって省電力に適した方式であれば、いずれも他の無線方式を採用してもよい。
また、第一の無線通信部も無線LANに限らず、第二の無線通信部に比べて遠距離に適した他の無線方式を採用しても良い。
また、放射線画像撮影装置1の撮影台51への装着を加速度センサー225に検出される三方向の加速度で判定を行っているが、さらに、加速度センサー225によって検出される放射線画像撮影装置1の向き(傾斜角度)を上記判定に加えてもよい。
例えば、撮影台51における装着時の放射線画像撮影装置1の向きが一定の向きに決まっているような場合には、検出される向きが適正か否かも装着の判定に加えることが可能である。
また、放射線画像撮影装置1からコンソールCに送信する情報として、検出された放射線画像撮影装置1の向きも加えてもよい。
[放射線画像撮影システムの他の例]
無線通信を行うために、第一の無線通信部(Wifiモジュール292)とこれよりも近距離の無線通信に適した第二の無線通信部(BTモジュール293)とを備える可搬型の放射線画像撮影装置1にあっては、撮影台51に装着しない状態で、外部処理装置であるコンソールCとの通信を行わない状態での放射線画像撮影を行うことが可能である。
この場合、放射線画像撮影により取得した画像データは、外部に転送しないで、メモリ228内に蓄積される(以下、このような撮影モードを単独撮影モードという)。
これにより、可搬性を生かしてより自由度の高い撮影を行うことが可能であるが、放射線画像撮影装置1は、取得した画像データの画像を表示する手段を有していないので、撮影した画像の確認を行うことができないという問題がある。
従って、コンソールCに替えて、画像表示機能と第一の無線通信部及び第二の無線通信部の無線方式に準拠した二つの無線通信部を有する携帯端末を使用し、当該携帯端末と放射線画像撮影装置1とにより放射線画像撮影システムを構成することが望ましい。
携帯端末としては、上記要件を具備するものであれば限定をしないが、例えば、いわゆるスマートフォンやタブレット端末等を使用することができる。これらは、一般的に、無線LANの無線通信モジュールとBluetoothの無線通信モジュールとを搭載しているので、放射線画像撮影装置1との無線通信を確立することができる。そして、携帯端末に放射線画像撮影装置1からの画像データを受信して表示するためのアプリケーションをインストールすることにより、放射線画像撮影装置1が撮影した画像を携帯端末で表示して確認することが可能である。
携帯端末及び放射線画像撮影装置1は、いずれも可搬性が高く、充電式又は交換式のバッテリーを電源として使用するので、データ送信には、電力消費の少ない近距離無線通信である第二の無線通信部を使用することが望ましい。
また、放射線画像撮影装置1の画像処理部224は、図8に示すように、画像データに対して間引き処理を行う間引き処理部224aと、画像のエッジ強調フィルタ処理を行うエッジ強調処理部224bを備え、通信マイコン222の指令により、これらの処理部224a,224bの実行の有無を選択可能とする。
そして、放射線画像撮影装置1が単独撮影モードでの放射線画像撮影を実行する場合には、第二の無線通信部(BTモジュール293)を選択し、Bluetoothにより、間引き処理部224aによる間引き処理とエッジ強調処理部224bによるエッジ強調フィルタ処理を行った画像データを携帯端末に転送する。これにより、携帯端末に対するデータの転送量を低減することが可能となる。
携帯端末は、受信した処理済みの画像データに基づく画像を表示部にて表示する。
このような放射線画像撮影システムを構成することにより、放射線画像撮影装置1における単独撮影モードでの自由度の高い放射線画像撮影が可能となる。
さらに、撮影された放射線画像撮影装置を携帯端末で確認することができる。一般に、撮影時に行う画像の確認は、撮影範囲のポジショニング等を確認できれば良いので、画像データは間引き処理及びエッジ強調処理を施した画像データを表示できれば確認の目的を達成することができる。診断は、メモリ228に蓄積された間引き等が行われていない詳細な画像データを別の機会に無線又は有線の通信によりコンソールC等に転送して行うことができる。
また、撮影時に行う画像の確認の際には、携帯端末への転送データ容量を低減できるので、Bluetoothのような近距離無線通信を用いた場合でも短時間で送信して表示することが可能である。また、第二の無線通信部で画像データの転送を行うので、省電力化を図ることが可能である。
なお、単独撮影モードでは、撮影台51を使用して撮影を行う前提ではないので、上記放射線画像撮影システムには、図6に示す放射線画像撮影装置1の構成から、例えば、装着検出部としての加速度センサー225と撮影台51の装着時における通信の確立制御(図7の制御)を行う機能とを備えていない放射線画像撮影装置を使用してもよい。
1 放射線画像撮影装置
22 制御手段
222 通信マイコン
223 TFT制御部
224 画像処理部
225 加速度センサー(装着検出部)
227 LANコントローラー
228 メモリ
24 バッテリー
51,51A,51B 撮影台
52 放射線発生装置
53 無線アンテナ
54 アクセスポイント
100 放射線画像撮影システム
291 無線モジュール
292 Wifiモジュール(第一の無線通信部)
293 BTモジュール(第二の無線通信部)
514 通信端末
515 BTモジュール
516 通信マイコン
517 メモリ
518a バッテリー
519 アンテナ
C コンソール(外部処理装置)
D 画像データ

Claims (8)

  1. 放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置と、
    前記放射線画像撮影装置を保持する撮影台と、
    前記放射線画像撮影装置の撮影による画像データを取得する外部処理装置とを備え、
    前記放射線画像撮影装置は、
    前記撮影台への装着を検出する装着検出部と、
    前記外部処理装置との無線通信を行う第一の無線通信部と、
    前記第一の無線通信部よりも近距離の無線通信を行う第二の無線通信部とを備え、
    前記放射線画像撮影装置は、
    前記装着検出部により前記撮影台への装着が検出された後に前記第二の無線通信部への電源供給を開始することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記放射線画像撮影装置は、
    前記第二の無線通信部により前記撮影台に設けられた通信端末と無線通信を行い、当該通信端末から前記撮影台に記憶された情報を取得することを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記放射線画像撮影装置は、
    前記撮影台に記憶された情報として前記第一の無線通信部による無線通信を確立するための通信情報を取得することを特徴とする請求項2記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記放射線画像撮影装置は、
    前記撮影台に記憶された情報として前記撮影台に関する情報を取得することを特徴とする請求項2又は3記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記放射線画像撮影装置は、
    前記装着検出部により前記撮影台への装着が検出された後に前記第一の無線通信部への電源供給を開始することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記放射線画像撮影装置は、
    前記装着検出部により前記放射線画像撮影装置の前記撮影台への装着が検出された状態で、
    前記第二の無線通信部が前記撮影台に設けられた通信端末との間で無線通信ができなかった場合に、
    前記装着検出部による前記放射線画像撮影装置の前記撮影台への装着の検出を再度実行することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記装着検出部は、加速度センサーであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記装着検出部は、ホール素子であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
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