JP2013236711A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線画像撮影装置にアクセスポイントの識別子を自動的に簡便かつ的確に通知することが可能な放射線画像撮影システムを提供する。
【解決手段】放射線画像撮影システム50は、放射線画像撮影装置1の情報提示手段から当該放射線画像撮影装置1の情報を非接触で取得する情報取得手段57を備え、管理装置Sは、情報取得手段57が取得した当該放射線画像撮影装置1の情報を通知してくると、当該放射線画像撮影装置1の無線通信手段に対して、当該情報取得手段57と対応付けられたアクセスポイントAP専用の識別子SSID1を通知し、放射線画像撮影装置1の無線通信手段は、アクセスポイントAPとの間で、デフォルトの状態では汎用の識別子SSID2を用いて無線通信を行い、管理装置SからアクセスポイントAP専用の識別子SSID1の通知を受けた後は、アクセスポイントAP専用の識別子SSID1を用いて無線通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線画像撮影システムに係り、特に、放射線画像撮影装置を用いた放射線画像撮影システムに関する。
照射されたX線等の放射線の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接型の放射線画像撮影装置や、照射された放射線をシンチレーター等で可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換され照射された電磁波のエネルギーに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号(すなわち画像データ)に変換するいわゆる間接型の放射線画像撮影装置が種々開発されている。なお、本発明では、直接型の放射線画像撮影装置における検出素子や、間接型の放射線画像撮影装置における光電変換素子を、あわせて放射線検出素子という。
このタイプの放射線画像撮影装置はFPD(Flat Panel Detector)として知られており、従来は支持台と一体的に形成された、いわゆる専用機型(固定型、据え置き型等ともいう。)として構成されていたが(例えば特許文献1参照)、近年、放射線検出素子等を筐体内に収納し、持ち運び可能とした可搬型の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている(例えば特許文献2、3参照)。
このような放射線画像撮影装置では、通常、複数の放射線検出素子がセンサーパネル上に二次元状(マトリクス状)に配列されており、放射線画像撮影装置に被写体を介して放射線が照射されて放射線画像撮影が行われた後、各放射線検出素子から画像データDが読み出される。そして、読み出された画像データD等がコンソールに送信されるなど、放射線画像撮影装置とコンソール等の外部装置との間でデータや信号のやり取りが行われて放射線画像撮影が行われるように構成される。
その際、放射線画像撮影装置とコンソール等の外部装置との間での信号等の送受信は、例えば無線LAN(Wireless Local Area Network。WLAN等ともいう。)の方式で行われる。そして、病院等の施設によっては撮影室が複数設けられている場合があり、各撮影室にそれぞれアクセスポイントが設けられる。
そして、各撮影室のアクセスポイントが同じ識別子(例えばIEEE 802.11方式の無線LANにおけるSSID(Service Set Identifier))を有していると、ある撮影室での無線通信が他の撮影室のアクセスポイントで受信されてしまい、混線が生じる可能性がある。そのため、撮影室が複数設けられている場合には、通常、各撮影室のアクセスポイントの識別子を互いに異なる識別子とするように構成される。
また、上記のように、放射線画像撮影装置を可搬型とする場合、1つの放射線画像撮影装置をいずれの撮影室にも持ち込むことができるようになるため、ある撮影室に持ち込まれた放射線画像撮影装置に対して、その撮影室のアクセスポイントの識別子を通知する処理が必要になる。
そこで、例えば特許文献4に記載されているように、撮影室に持ち込まれた放射線画像撮影装置が当該撮影室内に存在することを登録するために、撮影室内に設置されたクレードルに放射線画像撮影装置を挿入するように構成される場合がある。そして、例えば、クレードルに挿入された放射線画像撮影装置に対して、当該撮影室のアクセスポイントを通知するように構成することが可能である。
特開平9−73144号公報 特開2006−058124号公報 特開平6−342099号公報 特開2012−011057号公報
しかしながら、放射線画像撮影装置を撮影室内に持ち込んだ放射線技師等の操作者が、放射線画像撮影装置をクレードルに挿入することを忘れて、例えば、後述するブッキー装置に装填してしまうケースは十分に起こり得る。また、撮影室に持ち込んだ放射線画像撮影装置をクレードルに挿入する動作を行わなければならないとなると、放射線技師等の操作者にとっては煩わしさが感じられてしまう可能性がある。
放射線技師等の操作者にとっては、放射線画像撮影装置を撮影室内に持ち込んだ時点で自動的に放射線画像撮影装置の登録が行われ、自動的に放射線画像撮影装置が当該撮影室のアクセスポイントと無線通信を行うことができる状態になることの方が、放射線画像撮影装置を含む放射線画像撮影システムの使い勝手が良いと感じられるものと考えられる。
一方、放射線画像撮影装置が撮影室に持ち込まれた時点では、放射線画像撮影装置はその撮影室のアクセスポイントの識別子を知らない。しかし、この場合、例えばその識別子を放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置に入力するのでは、やはり煩わしさが感じられてしまう。
そこで、本発明者らが放射線画像撮影装置に撮影室のアクセスポイントの識別子を通知する方法について研究を重ねた結果、簡便かつ的確に放射線画像撮影装置に撮影室のアクセスポイントの識別子を自動的に通知することができる方法を見出すことができた。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影装置にアクセスポイントの識別子を自動的に簡便かつ的確に通知することが可能な放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影システムは、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
コンソールとの間で無線通信を行う無線通信手段と、
自らの情報を提示する情報提示手段と、
を備える可搬型の放射線画像撮影装置と、
前記放射線画像撮影装置の前記無線通信手段とコンソールとの間で行われる無線通信を中継する前記アクセスポイントと、
前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段から当該放射線画像撮影装置の情報を非接触で取得する情報取得手段と、
少なくとも前記アクセスポイントと前記情報取得手段とが接続された管理装置と、
を備え、
前記管理装置は、前記情報取得手段が、前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段から取得した当該放射線画像撮影装置の情報を通知してくると、当該放射線画像撮影装置の前記無線通信手段に対して、当該情報取得手段と対応付けられた前記アクセスポイント専用の識別子を通知し、
前記放射線画像撮影装置の前記無線通信手段は、
いずれの前記アクセスポイントとも通信を行うことを可能とする汎用の識別子を有しており、
デフォルトの状態では、前記汎用の識別子を用いて前記アクセスポイントとの間で無線通信を行い、
前記管理装置から、前記アクセスポイント専用の識別子の通知を受けると、それ以降は、前記アクセスポイント専用の識別子を用いて当該アクセスポイントとの間で無線通信を行うことを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置の無線通信部は、デフォルトの状態では、汎用の識別子を用いてアクセスポイントとの間で無線通信を行うため、どのアクセスポイントとも無線通信を行い得る。そのため、管理装置は、汎用の識別子を用いることで、放射線画像撮影装置との間で的確に無線通信を行って、放射線画像撮影装置が存在する撮影室のアクセスポイント等の所定のアクセスポイント専用の識別子を放射線画像撮影装置の無線通信部に通知することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置の無線通信部は、管理装置からアクセスポイント専用の識別子の通知を受けた後は、当該アクセスポイント専用の識別子を用いて当該アクセスポイントとの間で無線通信を行う。そのため、他のアクセスポイントで無線通信を受信してしまうことにより生じる混線が発生することなく、当該アクセスポイントのみを介して的確に無線通信を行うことが可能となる。
さらに、放射線技師等の操作者は、例えば放射線画像撮影装置を撮影室に持ち込んだ際に、放射線画像撮影装置をクレードルに挿入したり操作者が入力する等して、放射線画像撮影装置に当該撮影室のアクセスポイント専用の識別子を設定しなくても、上記の手順で放射線画像撮影装置に非接触で自動的に当該アクセスポイント専用の識別子が設定される。
そのため、放射線画像撮影装置に撮影室のアクセスポイント専用の識別子を非接触で自動的に簡便に通知して、放射線画像撮影装置の無線通信部に的確に設定することが可能となる。そのため、操作者が放射線画像撮影装置をクレードルに挿入したり自ら識別子を入力する等の動作が不要になり、放射線画像撮影システムが操作者にとって使い勝手が良いものとなる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成例を表す図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の外観を表す斜視図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の断面図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 各撮影室内の構成を説明する図である。 撮影室と情報取得手段IDや中継器IDとが対応付けられたテーブルの一例を表す図である。 カセッテIDが撮影室Ra1に対応付けられた状態を表す図である。 1つの撮影室と1つのコンソールとを備える放射線画像撮影システムの構成例を表す図である。 コンソールが複数の撮影室とネットワークを介して接続されている放射線画像撮影システムの構成例を表す図である。 ブッキー装置のカセッテ保持部内に設けた受光手段と放射線画像撮影装置のインジケーターとの位置関係を表す図であり、(A)は放射線画像撮影装置を縦向きに装填した場合、(B)は横向きに装填した場合を表す。 パルス符号変調の技術を用いた点滅パターンの例を表す図であり、(A)は0を表す点滅パターン、(B)は1を表す点滅パターンを表す。 1、0の信号パターンを組み合わせて形成された情報の例を表す図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して電気信号を得るいわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
[放射線画像撮影システムの構成等について]
まず、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の構成等について説明する。本実施形態では、図1に示すように、複数の撮影室Ra1、Ra2、…を備える放射線画像撮影システム50が想定されており、また、本実施形態では、コンソールCが各撮影室Ra1、Ra2、…にそれぞれ設けられている場合について説明する。
なお、その他の形態の放射線画像撮影システムについては後で説明する。また、本実施形態では、コンソールCが、放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データD等に基づいて放射線画像を生成する画像処理装置として機能するようになっているが、画像処理装置をコンソールとは別体の装置として構成することも可能である。
本実施形態では、図1に示すように、放射線画像撮影システム50は、複数の撮影室Raを備えており、各撮影室Raには、それぞれアクセスポイントAPやコンソールCが設けられている。また、アクセスポイントAPやコンソールCは、各撮影室Raに設けられた中継器53を介してネットワークNに接続されており、ネットワークNには、管理装置Sが接続されている。
また、図示を省略するが、ネットワークNには、HIS(Hospital Information System;病院情報システム)やRIS(Radiology Information System;放射線科情報システム)、或いは他のコンピューターや、放射線画像をフィルム等の画像記録媒体に記録して出力するイメージャー等の外部機器等の必要な装置や設備が接続されている。
[放射線画像撮影装置の構成等について]
次に、各撮影室Raの構成を説明する前に、放射線画像撮影装置1の構成等について説明する。図2は、放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図であり、図3は、放射線画像撮影装置の断面図である。
放射線画像撮影装置1は、図2に示すように、放射線が照射される側の面である放射線入射面Rを有する筐体2内に、シンチレーター3や基板4等で構成されるセンサーパネルSPが収納されて構成されており、可搬型とされている。また、図2では図示を省略するが、放射線画像撮影装置1の筐体2には、後述するアクセスポイントAPを介してコンソールCや管理装置S等の外部装置との間で無線通信を行うためのアンテナ装置41(後述する図4参照)が設けられている。
なお、図2における37は電源スイッチ、38は切替スイッチ、40はバッテリー状態や放射線画像撮影装置1の動作状態等を表示するLED等で構成されたインジケーターを表す。
また、図3に示すように、筐体2内には、基台31が配置されており、基台31の放射線入射面R側(以下、簡単に上面側という。)に図示しない鉛の薄板等を介して基板4が設けられている。そして、基板4の上面側には、シンチレーター3がシンチレーター基板34上に設けられ、シンチレーター3が基板4側に対向する状態で設けられている。
基台31の下面側には、電子部品32等が配設されたPCB基板33やバッテリー24等が取り付けられている。このようにして、基台31や基板4等でセンサーパネルSPが形成されている。また、本実施形態では、センサーパネルSPと筐体2の側面との間に緩衝材35が設けられている。
ここで、放射線画像撮影装置1の回路構成について説明する。図4は、放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。
放射線画像撮影装置1の基板4の上面(すなわちシンチレーター3に対向する面)上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。また、複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各小領域には、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。
このように、放射線画像撮影装置1では、複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されており、複数の放射線検出素子7が設けられた領域全体、すなわち図4に一点鎖線で示される領域が検出部Pとされている。本実施形態では、放射線検出素子7としてフォトダイオードが用いられているが、例えばフォトトランジスター等の他の形態の放射線検出素子を用いることも可能である。
各放射線検出素子7の第1電極7aには、スイッチ手段であるTFT8のソース電極8s(図4の「S」参照)が接続されている。また、TFT8のドレイン電極8dおよびゲート電極8g(図4の「D」および「G」参照)は信号線6および走査線5にそれぞれ接続されている。
また、本実施形態では、図4に示すように、1列の各放射線検出素子7ごとに1本の割合で各放射線検出素子7の第2電極7bにそれぞれバイアス線9が接続されており、各バイアス線9は基板4の検出部Pの外側の位置で結線10に結束されている。そして、結線10はバイアス電源14に接続されており、バイアス電源14から結線10や各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極7bに逆バイアス電圧が印加されるようになっている。
一方、各走査線5は、走査駆動手段15のゲートドライバー15bにそれぞれ接続されている。走査駆動手段15では、配線15cを介して電源回路15aからゲートドライバー15bにオン電圧とオフ電圧が供給されるようになっている。そして、ゲートドライバー15bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間で切り替えることで、各TFT8のオン/オフ動作を制御するようになっている。
また、各信号線6は、各入出力端子11を介して読み出しIC16内に内蔵された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。本実施形態では、読み出し回路17は、主に増幅回路18と相関二重サンプリング回路19等で構成されている。読み出しIC16内には、さらに、アナログマルチプレクサー21と、A/D変換器20とが設けられている。なお、図4では、相関二重サンプリング回路19はCDSと表記されている。
そして、本実施形態では、放射線画像撮影後に各放射線検出素子7から画像データDを読み出す画像データDの読み出し処理では、ゲートドライバー15bから走査線5を介してオン電圧が印加されオン状態とされたTFT8を介して放射線検出素子7内で発生し蓄積された電荷が放射線検出素子7から信号線6に流出する。
増幅回路18では、信号線6を介して流れ込んできた電荷の量に応じた電圧値が出力側から出力される。相関二重サンプリング回路19は、各放射線検出素子7から電荷が流れ込む前後の増幅回路18からの出力値の増加分をアナログ値の画像データDとして下流側に出力する。
そして、出力された各画像データDがアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の画像データDに順次変換されて記憶手段23に出力されて順次保存される。このようにして画像データDの読み出し処理が行われるようになっている。
制御手段22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。
そして、制御手段22は、走査駆動手段15や読み出し回路17を制御して上記のように画像データDの読み出し処理を行わせるなど、放射線画像撮影装置1の各機能部の動作等を制御するようになっている。また、図4に示すように、制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される記憶手段23が接続されている。
また、制御手段22には、走査駆動手段15や読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各機能部に必要な電力を供給するバッテリー24が接続されている。
さらに、制御手段22には、前述したアンテナ装置41を備える無線通信手段である無線通信部42が接続されており、無線通信部42は、アンテナ装置41を介して外部装置と信号等の無線通信を行うようになっている。本実施形態では、無線通信部42は、例えばIEEE 802.11方式の無線LANで外部装置と無線通信を行うように構成されている。
なお、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50における放射線画像撮影装置1の無線通信部42の特有の機能については、後で詳しく説明する。
[撮影室内の構成等について]
次に、各撮影室Ra内の構成等について説明する。各撮影室Raは、撮影する患者の身体の部位すなわち被写体の撮影部位に放射線を照射して放射線画像撮影を行う部屋である。図5は、各撮影室内の構成を説明する図である。
撮影室Raのいわゆる撮影室Rbには、ブッキー装置(ブッキー撮影台等ともいう。)51が設置されており、ブッキー装置51は、そのカセッテ保持部(カセッテホルダー等ともいう。)51aに上記の放射線画像撮影装置1を装填して用いることができるようになっている。なお、図5では、ブッキー装置51として、立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bが設置されている場合が示されているが、例えば一方のブッキー装置51のみが設けられていてもよい。
図5に示すように、撮影室Rbには、被写体を介してブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1に放射線を照射する放射線源52が少なくとも1つ設けられている。本実施形態では、放射線源52を移動させたり、放射線の照射方向を変えることで、立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bのいずれにも放射線を照射することができるようになっている。
撮影室Rbには、撮影室Rb内の各装置等と撮影室Rb外の各装置等との間の通信等を中継するための中継器(基地局等ともいう。)53が設けられている。そして、中継器53には、放射線画像撮影装置1が無線通信を行うことができるように、アクセスポイントAPが設けられている。
また、中継器53は、放射線発生装置54やコンソールC等と接続されており、また、図1に示したように、ネットワークNを介して管理装置S等とも接続されている。また、中継器53には、放射線画像撮影装置1やコンソールC等から放射線発生装置54に送信する例えばイーサネット(登録商標)等のLAN通信用の信号等を放射線発生装置54用の信号等に変換し、また、その逆の変換も行う図示しない変換器が内蔵されている。
また、本実施形態では、中継器53は、放射線画像撮影装置1からのデータや信号等をコンソールCや管理装置S等に送信する際に、それらのデータ等に当該中継器53自体の識別情報(以下、中継器IDという。)を付帯させて送信するようになっている。
撮影室Raの前室(操作室等ともいう。)Rcには、本実施形態では、放射線発生装置54の操作卓55が設けられており、操作卓55には、放射線技師等の操作者が操作して放射線発生装置54に対して放射線の照射開始等を指示するための曝射スイッチ56が設けられている。放射線発生装置54は、操作者により曝射スイッチ56が操作されると、放射線源52から放射線を照射させるようになっている。また、適切な線量の放射線が照射されるように放射線源52を調整する等の種々の制御を行うようになっている。
また、本実施形態では、図5に示すように、コンソールCが前室Rcに設けられている。本実施形態では、コンソールCは、図示しないCPUやROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューター等で構成されている。なお、コンソールCを撮影室Rbや前室Rcの外側や別室等に設けるように構成することも可能であり、適宜の場所に設置される。
また、コンソールCには、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成される表示部Caが設けられている。また、コンソールCには、HDD(Hard Disk Drive)等で構成された記憶手段Cbが接続され、或いは内蔵されている。
なお、図5に示すように、放射線画像撮影装置1を、撮影室Rbの臥位撮影用のブッキー装置51B上に横臥した患者(図示省略)の身体と臥位撮影用のブッキー装置51Bとの間に差し込んだり、臥位撮影用のブッキー装置51B上で患者の身体にあてがったりして用いることも可能であり、その場合は、撮影室Rbに据え付けられた放射線源52や、図示しないポータブルの放射線源のいずれを用いることも可能である。
本実施形態では、コンソールCは、放射線画像撮影装置1に信号を送信して放射線画像撮影装置1を覚醒(wake up)させたりスリープ(sleep)状態に遷移させたりする等して放射線画像撮影装置1の作動状態を制御したり、或いは、放射線源52に供給する管電圧等を放射線発生装置54に指示して放射線発生装置54を制御したりすることができるようになっている。
また、コンソールCは、放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてくると、それらに基づいて表示部Ca上にプレビュー画像を表示したり、それらに対してより厳密な画像処理を施して放射線画像を生成したりするようになっている。
一方、本実施形態では、図示を省略するが、放射線画像撮影装置1は、その内部に、自らの識別情報(以下、カセッテIDという。)等の情報を通知する情報提示手段として、いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)タグが内蔵されている。
また、撮影室Rbや前室Rcの入り口付近には、放射線画像撮影装置1の情報提示手段であるRFIDタグから放射線画像撮影装置1の情報を非接触で取得する情報取得手段であるタグリーダー57が設けられている。そして、放射線画像撮影装置1が撮影室Raに持ち込まれる際、タグリーダー57は、放射線画像撮影装置1のRFIDタグが発する電磁場や電波から、カセッテIDを含む放射線画像撮影装置1の情報を復号することで、放射線画像撮影装置1のRFIDタグから当該放射線画像撮影装置1の情報を非接触で取得するようになっている。
そして、本実施形態では、情報取得手段であるタグリーダー57は、復号した放射線画像撮影装置1の情報に、自らの識別情報(以下、情報取得手段IDという。)を付帯させて、中継器53を介して管理装置S(図1参照)に放射線画像撮影装置1の情報を通知するようになっている。
なお、放射線画像撮影装置1側の情報提示手段や、放射線画像撮影装置1の情報を非接触で取得する情報取得手段の別の形態については、後で説明する。
[管理装置について]
次に、管理装置Sについて説明する。本実施形態では、管理装置Sは、サーバーコンピューター等で構成されており、図1に示すように、ネットワークNおよび各撮影室Raの中継器53を介して各撮影室RaのアクセスポイントAPや情報取得手段(すなわち本実施形態ではタグリーダー57)、コンソールC等とそれぞれ接続されている。
また、図1では図示を省略したが、管理装置Sは、HDD等で構成された記憶手段が接続され、或いは内蔵されている。なお、管理装置Sにおける処理等については、以下の本実施形態に係る放射線画像撮影システム50についての説明の中で説明する。
[放射線画像撮影システムについて]
次に、前述したような問題点、すなわち撮影室RaのアクセスポイントAP(図1や図5参照)の識別子を、放射線技師等の操作者が操作して放射線画像撮影装置1に入力するのではなく、放射線画像撮影装置1に自動的に簡便かつ的確に通知するための本実施形態に係る放射線画像撮影システム50における構成等について説明する。
また、それとあわせて本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の作用についても説明する。なお、本実施形態では、無線通信の方式としてIEEE 802.11方式の無線LANが用いられるようになっており、以下、アクセスポイントAPの識別子をSSIDとして説明するが、別の方式の無線通信を用いる場合には、アクセスポイントSPの識別子は当該無線通信の方式に適合する識別子が用いられる。
本実施形態では、各撮影室RaのアクセスポイントAPには、それぞれ互いに異なるSSIDが割り当てられている。以下では、このアクセスポイントAPごとのSSIDを、SSID1と表す。
また、各撮影室RaのアクセスポイントAPは、いずれのアクセスポイントAPとも通信を行うことが可能な汎用の識別子である汎用のSSIDでも無線通信を行うことができるようになっている。以下では、この汎用のSSIDを、SSID2と表す。そして、放射線画像撮影装置1の無線通信部42(図4参照)は、汎用の識別子であるSSID2を有しており、デフォルトの状態では、このSSID2を用いてアクセスポイントAPとの間で無線通信を行うようになっている。
以下、放射線画像撮影装置1が、放射線技師等の操作者によりある撮影室Ra(例えば撮影室Ra1)に持ち込まれる場合について具体的に説明する。
本実施形態では、管理装置Sでは、撮影室Raごとに設けられた情報取得手段であるタグリーダー57の識別情報すなわち前述した情報取得手段IDや、撮影室Raごとに設けられた中継器53の識別情報すなわち前述した中継器IDと、撮影室Raとが、例えば図6に示すようなテーブルの形にまとめられる等して、予め対応付けられて記憶手段に保存されている。
そして、放射線画像撮影装置1が撮影室Ra(例えば撮影室Ra1)に持ち込まれると、本実施形態では、前述したように、撮影室Ra1の情報取得手段であるタグリーダー57が、放射線画像撮影装置1の情報提示手段であるRFIDタグからカセッテID等の放射線画像撮影装置1の情報を取得する。そして、取得した放射線画像撮影装置1の情報に、自らの識別情報である情報取得手段IDを付帯させて管理装置Sに通知する。
管理装置Sは、タグリーダー57から情報取得手段IDが付帯された放射線画像撮影装置1の情報が通知されてくると、カセッテIDに付帯されている情報取得手段IDや、それを中継した撮影室Ra1の中継器53の識別情報である中継器IDに基づいて、当該情報取得手段IDや当該中継器IDに対応付けられている撮影室Ra(すなわちこの場合は撮影室Ra1)を割り出す。
そして、管理装置Sは、図7に示すように、通知されてきたカセッテIDを、割り出した撮影室Ra1に対応付ける。本実施形態では、管理装置Sは、このようにして、カセッテIDに付帯されている情報取得手段IDや、それを中継した中継器53の識別情報である中継器IDに基づいて、当該放射線画像撮影装置1がいずれの撮影室Raに存在するか(すなわちこの場合は撮影室Ra1に存在すること)を認識して管理するようになっている。
なお、図7では、放射線画像撮影装置1が撮影室Ra1に持ち込まれ、また、他の撮影室Ra2、…には放射線画像撮影装置1が持ち込まれていない場合が示されている。
また、図6や図7から分かるように、本実施形態のように、必ずしも情報取得手段IDと中継器IDの両方を撮影室Raに対応付けておく必要はなく、それらのうちの少なくとも一方の識別情報(すなわち情報取得手段IDや中継器ID)を撮影室Raに対応付けておけば、少なくとも放射線画像撮影装置1がいずれの撮影室Raに存在するかを認識して管理することが可能となる。
一方、管理装置Sは、上記のようにして情報取得手段であるタグリーダー57から放射線画像撮影装置1の情報が通知されてくると、割り出した撮影室Ra1のアクセスポイントAP1を介して、汎用の識別子であるSSID2を用いて、当該放射線画像撮影装置1の無線通信部42(図4参照)と無線通信を行う。そして、当該放射線画像撮影装置1の無線通信部42に対して、当該タグリーダー57と対応付けられたアクセスポイントAP1、すなわち当該撮影室Ra1に設けられたアクセスポイントAP1専用の識別子であるSSID1を通知するようになっている。
そして、放射線画像撮影装置1の無線通信部42は、管理装置SからアクセスポイントAP1専用の識別子であるSSID1の通知を受けた後は、汎用の識別子であるSSID2を用いてアクセスポイントAP1との間で無線通信を行うそれまでの状態から、アクセスポイントAP1専用のSSID1を用いて当該アクセスポイントAP1との間で無線通信を行う状態に切り替えるようになっている。
このように、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の無線通信部42は、管理装置SからアクセスポイントAP1専用の識別子であるSSID1の通知を受けるまでは、汎用のSSID2を用いてアクセスポイントAP1との間で無線通信を行う。そのため、他の撮影室Ra2、…のアクセスポイントAP2、…のいずれのアクセスポイントAPとも無線通信を行い得る状態になる。
そのため、管理装置Sは、汎用のSSID2を用いることで、放射線画像撮影装置1がいずれの撮影室Raに存在する場合であっても、放射線画像撮影装置1との間で的確に無線通信を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の無線通信部42は、管理装置SからアクセスポイントAP1専用の識別子であるSSID1の通知を受けた後は、アクセスポイントAP1専用のSSID1を用いて当該アクセスポイントAP1との間で無線通信を行う。
そのため、他の撮影室RaのアクセスポイントAPで無線通信を受信してしまうことにより生じる混線が発生することなく、ある撮影室Ra内に存在する放射線画像撮影装置1が当該撮影室Raに設けられたアクセスポイントAPのみを介して的確に無線通信を行うことが可能となる。
また、その際、前述した特許文献4に記載されているように放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1を撮影室Raに持ち込んだ際に、放射線画像撮影装置1を当該撮影室Ra内に設置されたクレードルに挿入したり、操作者が入力する等して、放射線画像撮影装置1に当該撮影室RaのアクセスポイントAP専用のSSID1を設定しなくても、上記の手順により放射線画像撮影装置1に非接触で自動的にSSID1が設定される。
このように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50では、放射線画像撮影装置1に撮影室RaのアクセスポイントAP専用の識別子であるSSID1を非接触で自動的に簡便に通知して、的確に設定することが可能となるため、操作者が放射線画像撮影装置1をクレードルに挿入したり自らSSID1を入力する等の動作が不要になり、放射線画像撮影システム50が操作者にとって使い勝手が良いと感じられるようになる。
一方、本実施形態では、管理装置Sは、上記のようにして、放射線画像撮影装置1の無線通信部42に対して、撮影室Ra1のアクセスポイントAP1専用のSSID1を通知するとともに、撮影室Ra1のコンソールC1(図1参照)のネットワーク設定の情報(すなわち例えばネットワーク上のIPアドレス(Internet Protocol address))等の必要な情報も通知するようになっている。
そして、放射線画像撮影装置1の無線通信部42は、上記のようにして、管理装置SからコンソールC1のネットワーク設定の情報等の通知を受けると、SSID1を用いアクセスポイントAP1を介してコンソールC1に自らのネットワーク設定の情報、すなわち自らのカセッテIDやIPアドレス等の必要な情報を通知する。
本実施形態では、このようにして、撮影室Ra1内の放射線画像撮影装置1とコンソールC1とがアクセスポイントAP1を介してリンクするようになっている。なお、放射線画像撮影装置1が自らコンソールC1にIPアドレス等を通知する代わりに、管理装置Sが、撮影室Ra1のコンソールC1に対して、撮影室Ra1に持ち込まれた放射線画像撮影装置1の無線通信部42のIPアドレス等の必要な情報を通知するように構成することも可能である。
上記のように構成することで、撮影室Ra1に持ち込まれた放射線画像撮影装置1の無線通信部42と撮影室Ra1のコンソールC1とが、当該撮影室Ra1のアクセスポイントAP1専用のSSID1を用いて無線通信を直接行うことが可能となるとともに、他の撮影室RaのアクセスポイントAPとの混線等を生じることなく、放射線画像撮影装置1とコンソールC1との間でデータや信号等のやり取りを直接かつ的確に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、このようにして、放射線画像撮影装置1とコンソールC1とのSSID1による無線通信が確立した後、定期的(例えば10秒ごと等)に放射線画像撮影装置1とコンソールCとの間でSSID1による通信ができているか否かを確認するようになっている。
そして、管理装置Sは、上記の確認が取れている間(すなわち放射線画像撮影装置1とコンソールC1との間のSSID1による定期的な通信が行われている間)は、当該放射線画像撮影装置1と当該撮影室Ra1との対応付けを維持する。
また、管理装置Sは、上記の確認が取れなくなった時点で、当該放射線画像撮影装置1と当該撮影室Ra1との対応付けを解除するようになっている。放射線画像撮影装置1が撮影室Ra1から持ち出されたか、或いは放射線画像撮影装置1を撮影室Ra1から持ち出す等のために放射線技師等の操作者により汎用のSSID2に切り替えられたと判断することができるためである。
一方、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の無線通信部42は、放射線技師等の操作者による汎用のSSID2への切り替え操作があった場合や、アクセスポイントAP1との間での上記の定期的な通信の確認が取れなくなった場合には、SSID1による無線通信ができなくなったと判断して、無線通信のための識別子を、デフォルトの状態の汎用のSSID2に戻すようになっている。
そして、当該放射線画像撮影装置1が、次に、例えば撮影室Ra2(図1参照)に持ち込まれた場合には、上記と同じ手順で処理が行われて、管理装置S上で放射線画像撮影装置1が撮影室Ra2と対応付けられると同時に、放射線画像撮影装置1の無線通信部42に当該撮影室Ra2のアクセスポイントAP2専用のSSID1が通知されて設定される。
また、複数の放射線画像撮影装置1が放射線画像撮影システム50内に存在する場合には、管理装置Sは、各放射線画像撮影装置1に対して上記と同様に処理を行い、各放射線画像撮影装置1の無線通信部42に対して、当該放射線画像撮影装置1が存在する撮影室RaのアクセスポイントAP専用のSSID1を通知するとともに、図7に示した各撮影室Raにそれぞれ各放射線画像撮影装置1を対応付けるように構成される。
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50によれば、放射線画像撮影装置1の無線通信部42は、デフォルトの状態では、汎用のSSID2を用いてアクセスポイントAP1との間で無線通信を行うため、いずれの撮影室RaのアクセスポイントAPとも無線通信を行い得る。そのため、管理装置Sは、汎用のSSID2を用いることで、放射線画像撮影装置1がいずれの撮影室Raに存在する場合であっても、放射線画像撮影装置1との間で的確に無線通信を行って、放射線画像撮影装置1が存在する撮影室RaのアクセスポイントAP専用のSSID1を放射線画像撮影装置1の無線通信部42に通知することが可能となる。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の無線通信部42は、管理装置SからアクセスポイントAP1専用の識別子であるSSID1の通知を受けた後は、アクセスポイントAP1専用のSSID1を用いて当該アクセスポイントAP1との間で無線通信を行う。そのため、他の撮影室RaのアクセスポイントAPで無線通信を受信してしまうことにより生じる混線が発生することなく、ある撮影室Ra内に存在する放射線画像撮影装置1が当該撮影室Raに設けられたアクセスポイントAPのみを介して的確に無線通信を行うことが可能となる。
さらに、放射線技師等の操作者は、放射線画像撮影装置1を撮影室Raに持ち込んだ際に、放射線画像撮影装置1を当該撮影室Ra内に設置されたクレードルに挿入したり、操作者が入力する等して、放射線画像撮影装置1に当該撮影室RaのアクセスポイントAP専用のSSID1を設定しなくても、上記の手順で放射線画像撮影装置1に非接触で自動的にSSID1が設定される。
そのため、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50では、放射線画像撮影装置1に撮影室RaのアクセスポイントAP専用の識別子であるSSID1を非接触で自動的に簡便に通知して、放射線画像撮影装置1の無線通信部42に的確に設定することが可能となる。そのため、操作者が放射線画像撮影装置1をクレードルに挿入したり自らSSID1を入力する等の動作が不要になり、放射線画像撮影システム50が操作者にとって使い勝手が良いものとなる。
なお、上記の実施形態における説明からも分かるように、例えば図8に示すように、放射線画像撮影システム50が1つの撮影室Raと1つのコンソールCのみを備える場合にも本発明を適用することが可能である。
その場合、図8に示すように、管理装置SをコンソールCとは別体のコンピューター等として設けることも可能であり、また、図示を省略するが、管理装置Sを設けず、コンソールCに管理装置Sの機能を持たせるように構成することも可能である。
また、本発明は、例えば図9に示すように、コンソールCが、アクセスポイントAPや中継器53、情報取得手段であるタグリーダー57等をそれぞれ備える複数の撮影室RaとネットワークNを介して接続されているような放射線画像撮影システム50にも適用される。
この場合、図1に示した実施形態のように、コンソールCと撮影室Raとが予め1対1に対応付けられていないため、コンソールCで、使用する撮影室Raを指定することが必要となる。そして、放射線技師等の操作者がコンソールCで撮影室Raを指定すると、管理装置Sは、コンソールCと指定された撮影室Raとを対応付けて管理するように構成される。
このように構成することで、撮影室Ra内に存在する放射線画像撮影装置1に対して、当該撮影室RaのアクセスポイントAP専用のSSID1を通知するとともに、撮影室RaのコンソールCのIPアドレス等を通知する際に、当該撮影室Raに対応付けられたコンソールCのIPアドレス等を適切に放射線画像撮影装置1に通知することが可能となる。
なお、この場合、いずれかのコンソールCが管理装置Sの機能を兼ねるように構成することも可能である。
一方、上記の実施形態では、放射線画像撮影装置1のカセッテID等の情報を通知する情報提示手段がRFIDタグであり、放射線画像撮影装置1の情報提示手段から当該放射線画像撮影装置1の情報を非接触で取得する情報取得手段がタグリーダー57である場合について説明した。しかし、放射線画像撮影装置1側の情報提示手段や、放射線画像撮影装置1の情報を非接触で取得する情報取得手段を、別の形態として構成することも可能である。
すなわち、例えば、ZIGBEE(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に基づく無線通信で行うように構成することも可能であり、赤外線通信等で行うように構成することも可能である。
また、例えば、情報提示手段として放射線画像撮影装置1の筐体2(図2参照)に、カセッテID等の放射線画像撮影装置1の情報をコード化して表示する図示しないバーコードを設け、情報取得手段として、例えばブッキー装置51のカセッテ保持部51a(図5等参照)に図示しないバーコードリーダーを備えるように構成することも可能である。この場合、バーコードリーダーは、放射線画像撮影装置1がカセッテ保持部51aに装填される際、放射線画像撮影装置1のバーコードを自動的に読み取って放射線画像撮影装置1の情報を読み出すことができる位置に配置される。
さらに、例えば、情報提示手段として放射線画像撮影装置1のインジケーター40を用いるように構成することも可能である。この場合、例えば図10(A)、(B)に示すように、情報取得手段として、例えばブッキー装置51のカセッテ保持部51a内に、情報提示手段としての放射線画像撮影装置1のインジケーター40の光を受光する受光手段51bを配置する。
そして、情報提示手段としてのインジケーター40を例えば1秒間点滅させ2秒間消灯させる動作を繰り返すように構成する。そして、インジケーター40を1秒間の点滅させる間に、その点滅の仕方で、放射線画像撮影装置1のカセッテID等の情報を情報取得手段としての受光手段51bに通知するように構成することが可能である。
具体的には、例えばパルス符号変調(pulse code modulation:PCM)の技術を用い、例えば1ミリ秒を1bit長とした場合に、図11(A)に示すように1bit長の間に消灯(OFF)させる期間がより短い点滅パターンを0、消灯させる期間がより長い点滅パターンを1と決めておく。
そして、例えば図12に示すように、この1、0の点滅パターンを組み合わせて情報を伝達するように構成し、インジケーター40を1秒間の点滅させる間に上記の1、0の点滅パターンを組み合わせて点滅させることで、情報提示手段としてのインジケーター40から情報取得手段としての受光手段51bに放射線画像撮影装置1のカセッテID等の情報を通知する。
情報取得手段としての受光手段51bは、例えば図示しないケーブル等や中継器53を介してコンソールCと接続されており、検出した放射線画像撮影装置1のインジケーター40の点滅パターンからカセッテIDを含む放射線画像撮影装置1の情報を復号してコンソールCに送信する。或いは、受光手段51bは検出した点滅パターンをそのままコンソールCに送信し、コンソールCでカセッテIDを含む放射線画像撮影装置1の情報を復号するように構成することも可能である。
なお、その際、上記のように、放射線画像撮影装置1のインジケーター40は、上記のような1秒間の点滅を繰り返し行う。そのため、例えば、情報取得手段としての受光手段51b、或いは上記のように受光手段51bから送信された点滅パターンを受信したコンソールCは、インジケーター40の1秒間の点滅ごとに復号した放射線画像撮影装置1の情報の内容が例えば複数回連続して一致した場合に、その情報が真正な情報であるものとして処理するように構成することが可能である。
また、放射線画像撮影装置1は、図10(A)に示すようにカセッテ保持部51a内に縦向きに装填される場合もあり、また、図10(B)に示すようにカセッテ保持部51a内に横向きに装填される場合もある。
そのため、各場合についてそれぞれ放射線画像撮影装置1のインジケーター40が発する光を的確に受光することができるようにするために、情報取得手段としての受光手段51bを、カセッテ保持部51b内の少なくとも図10(A)、(B)に示す2カ所にそれぞれ配置することが望ましい。
また、このように、情報取得手段としての受光手段51bを、放射線画像撮影装置1を縦向きに装填した場合と横向きに装填した場合の各場合に情報提示手段であるインジケーター40が発する光を受光することが可能な各位置にそれぞれ配置すれば、いずれの受光手段51bがインジケーター40の光を受光したかによって、カセッテ保持部51aに装填された放射線画像撮影装置1をいちいち取り出さなくても、放射線画像撮影装置1が縦向きに装填されているか横向きに装填されているかを把握することが可能となるといったメリットがある。
なお、放射線画像撮影装置1のインジケーター40は、そもそも点灯される色等によって、それを見た操作者等に、放射線画像撮影装置1の動作状態やバッテリー24の残量等を通知するものであるが、上記のように1秒間の点灯の間に点滅を繰り返すように構成しても、例えば1ミリ秒等と非常に短い間隔で点滅が繰り返される。
そのため、1秒間の点灯の間に点滅が繰り返されても、実際上、人間の目には、インジケーター40の光が若干暗くなった程度にしか感じられず、所定の色が1秒間点灯し、2秒間消灯する状態が繰り返されるように感じられる。そのため、上記のように1秒の間に非常に短い時間間隔で点滅させて情報を通知するように構成しても、点灯される色等によって操作者に情報を通知するといった上記の本来の目的に対して、実際上、悪影響は全く生じない。
一方、上記のように、点滅パターンを用いて放射線画像撮影装置1の情報を通知する技術を応用することで、ブッキー装置51のカセッテ保持部51aに装填された放射線画像撮影装置1をいちいち取り出さなくても、放射線画像撮影装置1の状態を把握することが可能となる。
すなわち、放射線画像撮影装置1の情報提示手段であるインジケーター40から情報取得手段である受光手段51bに通知する放射線画像撮影装置1の情報として、上記のような当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDだけでなく、ネットワーク設定の情報(すなわち例えばネットワーク上のIPアドレス)や、放射線画像撮影装置1がビジー(busy)状態にあったりエラー(例えば放射線画像撮影を行うことができなかったり画像データDが送信できなかったりすること)が生じた等の放射線画像撮影装置1の動作状態等の情報も同時に通知するように構成することが可能である。
さらに、その他、例えば放射線画像撮影装置1のカセッテ種別(すなわち14×17インチや17×17インチ等のカセッテサイズ)やシンチレーター3(図3参照)等のタイプ、バッテリー24(図4参照)の残量、無線通信部42が検出する受信電波強度(すなわちいわゆる電波状態)等の情報も放射線画像撮影装置1のインジケーター40の点滅パターンに乗せて通知するように構成することも可能である。
そして、コンソールCは、情報取得手段である受信手段51bから放射線画像撮影装置1の情報が送信されてくると、放射線技師等の操作者の指示があった場合など必要に応じて、復号された放射線画像撮影装置1の情報を表示部Ca上に表示させるように構成される。
また、図示を省略するが、撮影室Ra内、例えばブッキー装置51の近傍等に、CRTやLCD等で構成される表示手段を設けておき、その表示手段に、コンソールCから、コンソールCの表示部Caに表示させる内容と同様の情報、すなわち放射線画像撮影装置のカセッテIDや動作状態等の情報を表示させるように構成することも可能である。
さらに、図示を省略するが、放射線技師等の操作者が、表示画面を有する携帯端末を携帯するものとし、その携帯端末に、コンソールCから、コンソールCの表示部Caに表示させる内容と同様の情報、すなわち放射線画像撮影装置のカセッテIDや動作状態等の情報を送信して表示画面上に表示させるように構成することも可能である。
また、コンソールCが、復号した放射線画像撮影装置1の情報中にバッテリー24の残量がほとんどない等の異常な情報が存在すると判断した場合に、点灯させて警告するパトライト(登録商標)等を表示手段として撮影室Ra内に設けるように構成することも可能である。
以上のように構成すれば、放射線技師等の操作者が、ブッキー装置51のカセッテ保持部51a内に装填された放射線画像撮影装置1をカセッテ保持部51aからいちいち取り出さなくても、放射線画像撮影装置1のカセッテIDやその動作状態等を、コンソールCの表示部Ca上や表示手段上の表示を見て確認することが可能となるといった、実用上、非常に有益なメリットがある。
また、例えば、放射線技師等の操作者が、コンソールCの表示部Ca上や表示手段上の表示を見れば、ブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1をいちいち取り出さなくても、ブッキー装置51に装填した放射線画像撮影装置1がどの放射線画像撮影装置1かを認識することが可能となる。
そのため、例えば、ブッキー装置51に装填した放射線画像撮影装置1が本来使用すべき放射線画像撮影装置1であればそのまま放射線画像撮影を行うことが可能となるほか、ブッキー装置51に装填した放射線画像撮影装置1が本来使用すべき放射線画像撮影装置1でなければ、適切な放射線画像撮影装置1を装填し直して放射線画像撮影を行うことが可能となる。
そのため、使用すべきでない放射線画像撮影装置1を用いて放射線画像撮影を行ってしまい、再撮影が必要となり、患者の被曝線量が増大して患者にかかる負担を増大させてしまう等の問題が生じることを的確に防止することが可能となる。
また、ブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1を取り出さなくても、コンソールCの表示部Ca上や表示手段上の表示を見るだけで放射線画像撮影装置1の動作状態、すなわちビジー状態であったりエラーが生じたりしたこと、或いはバッテリー24の残量や電波状態等を容易かつ的確に認識することが可能となる。
そのため、放射線技師等の操作者は、それらの情報を的確に認識して、必要に応じて適宜の対応を取ることが可能となる。
このように、上記のように構成すれば、放射線技師等の操作者は、ブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1を取り出さなくても、コンソールCの表示部Ca上や表示手段上の表示を見るだけで放射線画像撮影装置1の状態を的確に把握することが可能となる。そして、必要に応じて必要な対応を適切に取ることが可能となるため、操作者にとって放射線画像撮影システム50の使い勝手が非常に良いものとなる。
なお、図10(A)、(B)に示したように、ブッキー装置51のカセッテ保持部51a内少なくとも2カ所に情報取得手段としての受光手段51bをそれぞれ配置すれば、いずれの受光手段51bがインジケーター40の光を受光したかによって、ブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1を取り出さなくても、放射線画像撮影装置1をカセッテ保持部51aに縦向きに装填したか横向きに装填したかを容易かつ的確に把握することが可能となるといったメリットがあることは前述した通りである。
また、本発明が上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置
7 放射線検出素子
40 インジケーター(情報提示手段、発光手段)
42 無線通信部(無線通信手段)
50 放射線画像撮影システム
51 ブッキー装置
51a カセッテ保持部
51b 受光手段(情報取得手段)
53 中継器
57 タグリーダー(情報取得手段)
AP アクセスポイント
C コンソール
Ca 表示部
N ネットワーク
Ra 撮影室
S 管理装置
SSID1 アクセスポイント専用の識別子
SSID2 汎用の識別子

Claims (16)

  1. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
    コンソールとの間で無線通信を行う無線通信手段と、
    自らの情報を提示する情報提示手段と、
    を備える可搬型の放射線画像撮影装置と、
    前記放射線画像撮影装置の前記無線通信手段とコンソールとの間で行われる無線通信を中継する前記アクセスポイントと、
    前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段から当該放射線画像撮影装置の情報を非接触で取得する情報取得手段と、
    少なくとも前記アクセスポイントと前記情報取得手段とが接続された管理装置と、
    を備え、
    前記管理装置は、前記情報取得手段が、前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段から取得した当該放射線画像撮影装置の情報を通知してくると、当該放射線画像撮影装置の前記無線通信手段に対して、当該情報取得手段と対応付けられた前記アクセスポイント専用の識別子を通知し、
    前記放射線画像撮影装置の前記無線通信手段は、
    いずれの前記アクセスポイントとも通信を行うことを可能とする汎用の識別子を有しており、
    デフォルトの状態では、前記汎用の識別子を用いて前記アクセスポイントとの間で無線通信を行い、
    前記管理装置から、前記アクセスポイント専用の識別子の通知を受けると、それ以降は、前記アクセスポイント専用の識別子を用いて当該アクセスポイントとの間で無線通信を行うことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 複数の撮影室を備え、
    前記各撮影室には、前記アクセスポイント、前記情報取得手段、および両者が接続された中継器がそれぞれ設けられており、
    前記管理装置は、ネットワークを介して、前記各撮影室の前記中継器とそれぞれ接続されており、
    前記汎用の識別子は、前記各撮影室の前記各アクセスポイントに共通の識別子であり、
    前記アクセスポイント専用の識別子は、前記各撮影室の前記各アクセスポイントにそれぞれ割り当てられた互いに異なる識別子であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記情報取得手段および前記中継器の少なくとも一方は、前記放射線画像撮影装置の情報を前記管理装置に通知する際に、自らの識別情報を当該情報に付帯させて通知し、
    前記情報取得手段および前記中継器の少なくとも一方の前記識別情報と前記撮影室とが予め対応付けられており、
    前記管理装置は、前記情報取得手段が、前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段から取得した当該放射線画像撮影装置の情報を通知してくると、当該放射線画像撮影装置の情報に付帯されている前記識別情報に基づいて、当該放射線画像撮影装置がいずれの前記撮影室に存在するかを認識して管理することを特徴とする請求項2に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記コンソールは、前記各撮影室にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記コンソールは、前記各撮影室とネットワークを介して接続されており、前記コンソールで前記撮影室を指定すると、前記管理装置は、前記コンソールと指定された前記撮影室とを対応付けて管理することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記管理装置は、前記放射線画像撮影装置の前記無線通信手段に対して、前記情報取得手段と対応付けられた前記アクセスポイント専用の識別子を通知するとともに、前記コンソールのネットワーク上のアドレスも通知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記放射線画像撮影装置の情報には、当該放射線画像撮影装置の識別情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段は、前記放射線画像撮影装置の情報を表示するバーコードであり、
    前記情報取得手段は、前記バーコードから前記放射線画像撮影装置の情報を読み出すバーコードリーダーであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段は、RFIDタグであり、
    前記情報取得手段は、前記RFIDタグが発する電磁場または電波から当該放射線画像撮影装置の識別情報を含む当該放射線画像撮影装置の情報を非接触で取得するタグリーダーであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段は、当該放射線画像撮影装置の識別情報を含む当該放射線画像撮影装置の情報を光の点滅で通知する発光手段であり、
    前記情報取得手段は、前記発光手段が発する光を受光し、前記光の点滅パターンから当該放射線画像撮影装置の識別情報を含む当該放射線画像撮影装置の情報を非接触で取得する受光手段であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  11. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
    自らの識別情報を含む情報を光の点滅で通知する情報提示手段と、
    を備える可搬型の放射線画像撮影装置と、
    前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段が発する光を受光し、前記光の点滅パターンから当該放射線画像撮影装置の識別情報を含む当該放射線画像撮影装置の情報を非接触で取得してコンソールに送信する情報取得手段と、
    表示部を備え、前記情報取得手段から送信されてきた前記放射線画像撮影装置の情報を必要に応じて前記表示部に表示させる前記コンソールと、
    を備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  12. 前記放射線画像撮影装置を装填可能なカセッテ保持部を備えるブッキー装置を備え、
    前記情報取得手段は、前記ブッキー装置の前記カセッテ保持部に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  13. 前記情報取得手段は、前記放射線画像撮影装置を前記ブッキー装置の前記カセッテ保持部に縦向きに装填した場合と横向きに装填した場合のそれぞれの場合に前記放射線画像撮影装置の前記情報提示手段が発する光を受光することが可能な各位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項12に記載の放射線画像撮影システム。
  14. 前記放射線画像撮影装置の情報には、当該放射線画像撮影装置の動作状態およびネットワーク設定が含まれることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  15. 撮影室を備え、
    前記撮影室内に、前記コンソールから送信されてきた前記放射線画像撮影装置の情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  16. 前記コンソールは、操作者が携帯する携帯端末に前記放射線画像撮影装置の情報を送信し、前記携帯端末の表示画面上に前記情報を表示させることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
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