JP2007122314A - コントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラム - Google Patents

コントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラム Download PDF

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博義 野村
Kazunori Kurimoto
和典 栗本
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Abstract

【課題】従来、コントローラの設定に関する定期通信の日時設定が不十分であり、負荷集中や設定変更運用などの点で課題があった。
【解決手段】機器の宅外遠隔制御を行うコントローラ2に、グループID情報を記憶・管理するグループID管理部14と、サーバー3と通信を行いグループID情報に応じた定期アクセス日時情報を取得・記憶する定期アクセス設定管理部13と、定期アクセス日時情報にしたがってサーバーと通信を行う定期アクセス通信部12を備える。グループIDは、コントローラ2をグループとして管理するためのタグ情報である。定期アクセス通信部12はUDP通信を行い通信負荷を軽減させるとともに、サーバー3では2種類の定期アクセス日時を定期アクセス設定管理部12に設定し、定期アクセスが失敗したときに備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、宅内の機器に対して、宅外からの遠隔制御や遠隔監視などのサービスを提供するコントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラムに関するものである。
従来、この種のシステムは、例えば特許文献1のような構成が多い。図4は、従来システムの概略構成を示すものである。
図4では、ユーザの宅内に機器101、コントローラ102が設置され、情報センター側にサーバー103が設置されている。コントローラ102は、宅内通信により機器101の制御を行う。
サーバー103は、コントローラ102とインターネットなどの通信回線を利用して接続し、制御に関する命令情報を定期的に送受信することで、機器101の遠隔制御や遠隔監視などのサービスを提供する。
サーバー103は、携帯電話などの情報端末104と通信回線を介して接続し、機器101の状態情報を送信したり、制御指示情報の受付を行う。情報端末104から得た制御指示情報は、サーバー103からコントローラ102へ送信し、機器101を制御する。
特開2004−5496号公報
しかしながら、前記従来の構成では機器制御に関する通信以外のコントローラの設定に関する通信が十分でなく、特に設定に関する通信の実施タイミングに課題があった。
設定に関する定期通信(定期アクセス通信)は、コントローラの時刻あわせ、ファームウェアの更新チェックやダウンロード、接続先の変更などのコントローラの各種設定変更の目的で行う。設定に関する定期アクセス通信は、機器制御の定期通信と異なり頻繁に行う必要はなく、1日1回や1週間に1回など少ない頻度で良く、機器制御情報の通信と同一に扱うわけには行かない。
また、マンションの全住戸にコントローラを一括納入した場合などは、ファームウェアの変更や設定の変更がバラバラのタイミングで行われるのは望ましくなく、あらかじめ通知した所定の時間内に全住戸で実施される必要がある。一方、出荷したコントローラが、どこの家へ設置されるかを特定するのが難しいという問題もあり、事前に設定することもできない。
一般に設定情報に関する定期アクセス通信タイミング(通信日時)は、固定もしくはランダムに設定することが多い、固定日時にする場合は、特定の時間に定期アクセスが集中して、サーバーへの負荷が大きくなり、サーバーがダウンする恐れが出てくる。また、ランダムに設定する場合は、どのコントローラがいつアクセスに来るか管理できず、上述したように設定変更がバラバラのタイミングで行われることになる。
前記従来の課題を解決するために、本発明ではコントローラにグループID情報を記憶
・管理するグループID管理部を設け、サーバー側に、グループID情報を基に定期アクセス日時を計算する定期アクセス日時計算部と、計算した定期アクセス日時情報をコントローラへ送信する定期アクセス設定通信部を設ける。グループIDとは、コントローラをグループとして管理するためのID情報である(地域、マンションなどの単位で付与する)。
これにより、コントローラの定期アクセス日時を、サーバーでグループ単位で適切に設定でき、さらに従来よりも負荷集中の少ない定期アクセス通信が実現できる。
本発明のコントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプログラムを用いることにより、コントローラの定期アクセス日時をグループIDをベースにしてサーバー側で適切に設定できる。これにより、コントローラで設定するグループID単位(地域単位、マンション単位など)で定期アクセス日時を管理できる。さらに、サーバーへの負荷集中が低減でき、安定的な運用が可能になる。
第1の発明は、機器の宅内制御や宅外遠隔制御を行うコントローラにおいて、コントローラをグループとして管理するためのグループID情報を記憶・管理するグループID管理部と、サーバーと通信を行い、グループID情報に応じた定期アクセス日時情報を取得・記憶する定期アクセス設定管理部と、定期アクセス日時情報にしたがって前記サーバーと通信を行う定期アクセス通信部を備える。
これにより、コントローラ側で保持するグループID情報に基づき定期アクセス日時を取得することができる。地域やマンション単位などで付与されたグループID毎に、定期アクセスが実現されるため、例えば、同一地域や同一マンションで、各家庭におけるコントローラのファームウェア更新や設定変更が全くバラバラのタイミングで行われる事が無くなる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、ユーザもしくは設置業者に対してグループID情報を入力させる入力部を備え、ID情報管理部は入力部で入力されたID情報を記憶・管理する。
通常、生産部門から出荷されたコントローラが、どこの家に設置されるかを管理するのは難しい。グループIDをコントローラから入力することにより、設置時に、その設置先に適したグループIDを設定することができ、結果、適切な定期アクセス時間を取得することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明において、定期アクセス設定管理部はサーバーと通信を行い、グループIDに応じた第1の定期アクセス日時情報と第2の定期アクセス日時情報を取得し、定期アクセス通信部は、第1の定期アクセス日時での通信に失敗した場合に、第2の定期アクセス日時で通信を行う。
通常、定期アクセス日時には、多くのコントローラから通信がある。サーバーや回線への負荷集中が原因で定期アクセスに失敗する場合、毎回失敗を繰り返す可能性がある。第2の定期アクセス日時を設けることにより、この課題を解決することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれかひとつの発明において、定期アクセス通信部はUDPプロトコルを利用してサーバーと通信を行う。
UDP(User Datagram Protocol)通信はTCP(Transmission Control Protocol)通信と比べて通信手順が簡略化されており、サーバーや回線への負荷が少ない。このプロトコルを用いることにより、1台のサーバーで、より多くのコントローラからの設定情報に関する定期アクセス通信を処理することができる。
第5の発明は、機器の宅外遠隔制御を行うサーバーにおいて、コントローラに付与されたグループID情報を通信により取得するグループID取得部と、グループID情報を基に少なくともひとつ以上の定期アクセス日時を計算する定期アクセス日時計算部と、定期アクセス日時計算部で得た定期アクセス日時情報をコントローラへ送信する定期アクセス設定通信部を備える。
これにより、コントローラ側で設定・入力されたグループIDに対して、適切な設定情報に関する定期アクセス日時を計算し、コントローラに送信することができる。
第6の発明は、特に、第5の発明において、グループID毎に少なくとも1つ以上の定期アクセスの開始日時と終了日時を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部を備え、定期アクセス日時計算部は、グループID情報取得部で得たIDから定期アクセス日時設定記憶部を検索して開始日時と終了日時を求め、さらに乱数を用いて開始日時から終了日時の間の日時をランダムに選択して、それを定期アクセス日時として出力する。
乱数を用いることにより、設定した期間内で定期アクセス日時を均一に分散させることができる。これにより、サーバーや回線などへの負荷集中を低減させることができる。
第7の発明は、宅内に設置されたコントローラと機器の宅外遠隔制御を行うサーバーとの通信方法であって、コントローラに付与されたグループID情報を通信により取得するグループID取得ステップと、グループID毎に少なくとも1つ以上の定期アクセス通信の開始日時と終了日時を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部を前記サーバーに備えて備え、前記グループID情報取得部で得たID情報から前記定期アクセス日時設定記憶部を検索して開始日時と終了日時を求め、乱数を用いて開始日時から終了日時の間の日時をランダムに選択して定期アクセスを計算する定期アクセス日時計算ステップと、前記定期アクセス日時計算ステップで得た定期アクセス日時情報を前記コントローラへ送信する定期アクセス設定通信ステップとからなる通信方法である。
これにより、コントローラ側で設定・入力されたグループIDに対して、適切な設定情報に関する定期アクセス日時を計算し、コントローラに送信することができる。加えて、乱数を用いることにより、設定した期間内で定期アクセス日時を均一に分散させることができる。これにより、サーバーや回線などへの負荷集中を低減させることができる。
第8の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明に記載のコントローラの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。プログラムであるので電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて用いて本発明のコントローラの一部あるいは全部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
第9の発明は、第5〜第6のいずれか1つの発明に記載のサーバーの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。プログラムであるので電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて用いて本発明のサーバーの一部あるいは全部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態の構成を示した図である。本実施の形態は、宅内に設置された機器1およびコントローラ2と、情報センター内に設置されたサーバー3、宅外制御用の端末4から構成する。
機器1は、サーバー3から遠隔制御や遠隔監視、情報配信等の情報通信サービスを受ける機器であり、具体的には、給湯機や床暖房機、浴室乾燥機、エアコンなどの設備機器である。なお、機器1は冷蔵庫、電子レンジなどの白物機器や、火災センサ、COセンサなどの監視機器、AV機器などでも良い。
コントローラ2は、機器1を宅外の通信回線に接続し、宅外遠隔制御を実現させるための機器である。一般的には、リモコン(リモートコントローラ)や制御盤などと呼ばれることも多い。
コントローラ2は、次の(1)〜(7)の機能ブロックから構成される。
(1)インターネットなどの通信回線を介してサーバー3と通信を行うためのコントローラ通信インタフェース部10。具体的には、イーサネット(登録商標)アダプタ、回線終端装置、ADSLモデム、ケーブルモデムなどであり、回線に応じて構成は変わる。
(2)機器1と通信を行い、サーバー3からの機器制御命令を機器1へ送信するための機器制御部11。機器制御部11と機器1との間の通信は、有線でも無線でも良い。ここでの通信は、エコーネット(登録商標)規格に基づくものや、独自規格のものが用いられることが多い。コントローラ2は宅外通信と宅内通信のゲートウェイとも位置づけられる。
(3)サーバー3から設定情報を取得するための定期通信を行う定期アクセス通信部12。定期通信では、UDP(User Datagram Protocol)プロトコルを用いて、コントローラ2の時刻あわせ、コントローラ2のファームウェアのバージョンアップチェックおよびダウンロード、その他接続先URLなどの様々な設定情報の通信を行う。
(4)ユーザもしくはコントローラ2の設置業者に、グループIDを入力させるための入力部15。グループIDはコントローラ2をグルーピングするためのID情報である。例えば、地域名やマンション名などの分類でコントローラ2をグルーピングする。入力部15は、ディップスイッチや押しボタンなどで構成されており、対応するスイッチでグループIDを入力する。
(5)グループIDの入力をサポートするための表示部16。表示部16は、LEDや液晶デバイスなどで構成されており、グループIDが設定されていない場合などにエラーを表示する。また、液晶デバイスを用いる場合などでは、入力したグループIDを表示させても良い。
(6)入力部15から入力されたグループID情報を記憶・管理するグループID管理部14。
(7)グループID情報をサーバー3に送信にして、それに基づく定期アクセス通信の日時情報を取得し、記憶・管理する定期アクセス設定管理部13。
サーバー3は、機器1やコントローラ2に対して、遠隔制御や遠隔監視、情報配信のサービスを提供する装置である。
サーバー3は、次の(8)〜(14)の機能ブロックから構成される。
(8)インターネットなどの通信回線と接続し、コントローラ2と通信を行うためのサーバー側通信インタフェース部20。具体的には、インターネットのバックボーン回線と接続するための回線終端装置、スイッチ、ルータなどや、場合によっては、ADSLモデム、ケーブルモデムなどの機器が利用される。
(9)コントローラ2の設定情報取得に関する定期アクセス通信の日時情報を、コントローラ2の定期アクセス設定管理部13へ送信する定期アクセス設定通信部21。
(10)コントローラ2の定期アクセス通信部12からの定期アクセス通信に対して適切な応答(時刻合わせ情報の送信、最新ファームウェア情報の送信、接続先URL情報などの設定情報通信)を行うサーバー側定期アクセス通信部22。
(11)端末4(携帯電話など)からのアクセスを受け付け、ユーザから入力された機器1の制御命令をコントローラ2中の機器制御部11へ送信する遠隔制御部23。
(12)コントローラ2中の定期アクセス設定管理部13から送信されたグループID情報を受信するグループID取得部24。
(13)取得したグループID情報を基に、コントローラ2の設定情報に関する定期アクセス通信の日時を適切に計算する定期アクセス日時計算部26。
(14)グループID毎に定期アクセス通信の開始日時と終了日時を記憶している定期アクセス日時設定記憶部27。
端末4は、サーバー3の遠隔制御部23と通信して、機器1の制御命令入力や制御状態のモニタを行う装置である。具体的には、携帯電話、PDA、パソコンなどである。
以上のように構成された本システムにおける、コントローラ2およびサーバー3の動作例を図2および図3のフローチャートにしたがって説明する。
図2は、コントローラ2起動時における定期アクセス設定情報の取得通信に関する動作を示したフローチャートである。この通信の手順を、各ステップ毎に順に説明を行う。
(ステップA1)グループID管理部14は、コントローラ2に割り当てられたグループID情報を保持する機能を有する。コントローラ2の起動時は、まず、グループID管理部14が、グループID情報を記憶しているかどうかを確認する。
(ステップA2)グループID管理部14内でのグループID情報の有無により、処理を分岐させる。グループIDのデータが無い場合、つまり初期設置の直後で、まだグループIDが入力されていない場合はステップA3に進む。グループIDのデータが有る場合は、すでに初期の定期アクセス日時情報取得が終わっているとみなすことができるため、起動時における定期アクセス設定通信を終了する。
(ステップA3)グループID管理部14内にグループID情報が無い場合、表示部1
6を用いてグループIDが登録されてないことを表示する。ユーザもしくは設置業者は、入力部15を操作して、グループIDを入力する。なお、本実施の形態では、コントローラ2を設置する地域名やマンション名ごとに整数のグループIDを付与するものとし、例えば、以下のような設定とする。
例)梅田マンションに設置されたコントローラ2 → グループID=1
難波マンションに設置されたコントローラ2 → グループID=2
(ステップA4)グループID管理部14は、入力部15で入力されたグループID情報を取得して記憶すると伴に、定期アクセス設定管理部13へ出力する。
(ステップA5)定期アクセス設定管理部13は、コントローラ通信インタフェース部10を制御して、グループID情報をサーバー3のグループID取得部24へ送信する。
(ステップA6)サーバー3中のグループID取得部24は、グループID情報の受信後、定期アクセス日時計算部26を起動させ、受信したグループIDを出力する。
(ステップA7)定期アクセス日時計算部26は、入力されたグループID情報から、定期アクセス日時設定記憶部27中の設定情報と、乱数を用いてコントローラ2に対する設定情報の定期アクセス通信日時を計算する。
定期アクセス日時設定記憶部27には、グループID毎に定期アクセス通信の開始日時と終了日時をあらかじめ記憶させておく。定期アクセス日時は、通常用いる第1の定期アクセス日時と、第1の定期アクセスで通信が失敗したときのための第2の定期アクセス日時を設定する。例えば、以下のような形式である。
例)グループID=1 → 水曜日、10:00〜12:00、21:00〜23:00
グループID=2 → 木曜日、13:00〜15:00、21:00〜23:00
この例では、「グループID=1」(梅田マンション)というグループIDを割り当てられたコントローラ2は、通常、1週間に1回の定期アクセスは「水曜日の10:00〜12:00の間」、1日に1回の定期アクセスは「10:00〜12:00の間」に実施し、もしそれが失敗した場合は、1週間に1回の定期アクセスは「水曜日の21:00〜23:00の間」、1日に1回の定期アクセスは「21:00〜23:00の間」に実施することを意味している。
「グループID=2」(難波マンション)の場合も同様であり、通常の1週間に1回の定期アクセスは「木曜日の13:00〜15:00の間」に実施し、1日に1回の定期アクセスは「13:00〜15:00の間」に実施する。失敗した場合は、1週間に1回の定期アクセスは「木曜日の21:00〜23:00の間」、1日に1回の定期アクセスは「21:00〜23:00の間」に実施することを意味している。なお、第2の定期アクセス時間は、第1の定期アクセス時間の後となるため、場合によっては翌日になる場合がある。
定期アクセス日時計算部26は、グループID取得部24から入力されたグループIDから定期アクセス日時設定記憶部27を検索し、開始日時と終了日時を取得する。その後、下記の数式(1)を利用して、開始日時から終了日時までの間で均一に定期アクセス通信が分散するように、定期アクセス日時を決定する。これは、第1および第2の定期アクセス日時で共通の計算式である。計算結果の第1および第2の定期アクセス日時は、定期アクセス設定通信部21へ出力する。
定期アクセス日時=開始日時+(終了日時−開始日時)x([0〜1]の一様乱数) (1)
(ステップA8)定期アクセス設定通信部21は、定期アクセス日時計算部26で計算
した日時情報を、サーバー通信インタフェース部20を介して、コントローラ2中の定期アクセス設定管理部13へ返信する。
(ステップA9)定期アクセス設定管理部13は、コントローラ通信インタフェース部10を介して定期アクセス日時情報を受信し、その値を記憶する。
以上のステップA1〜A9の動作により、コントローラ2の初期設置時に、グループIDに応じた定期アクセス時間をサーバー3で自動的に計算し、その情報をコントローラ2で取得できる。
本実施の形態では、コントローラ2側でグループIDを入力するため、設置するマンションや地域等の区分に応じて、設置業者やユーザが適切なグループIDを選ぶことができる。通常、生産部門から出荷されたコントローラ2は、どの家に設置されるかわからないので、事前にグループIDを設定できない。本実施の形態では設置時にグループIDの入力を行うため、この課題を解決できる。さらに、入力されたグループIDをサーバー3に送信することにより、コントローラ2は、サーバー3や通信回線に負荷を与えない適切な定期アクセス日時を取得することができる。
図3は、コントローラ2の設定情報に関する定期アクセス通信の動作を示すフローチャートである。定期アクセス通信は、図2のステップA1〜A9で取得した定期アクセス日時情報にしたがって行う。図3の各ステップにしたがって、順に説明を行う。
(ステップB1)コントローラ2中の定期アクセス設定管理部13は、現在時刻がサーバー3から取得した第1の定期アクセス日時に達したかどうかを判断する。
(ステップB2)第1の日時に達した場合はステップB3へ進み、そうでなければステップB1へ戻り、現在日時が第1の定期アクセス日時になるまで待ち続ける。
(ステップB3)現在時刻が第1の定期アクセス日時になったとき、定期アクセス設定管理部13は、定期アクセス通信部12を起動する。定期アクセス通信部12はコントローラ通信インタフェース部10を制御して、サーバー3中のサーバー側定期アクセス通信部22と通信を行なう。定期アクセス通信では、コントローラ2の時刻あわせ、コントローラ2のファームウェアのバージョンアップチェックおよびそのダウンロード、接続先URL情報など、様々な設定情報の通信を行う。
なお、ここでの通信にはUDPプロトコルを用いる。一般に、インターネットの通信はTCPを用いることが多い。TCPプロトコルには再送制御など複雑な通信手順があり、通信先に確実にデータを届けるような制御を行う。しかし、定期通信のような複数のコントローラ2から短時間で多くのアクセスをサーバー3で受ける通信では、TCPプロトコルで通信するとサーバー側の負荷が大きくなるという課題がある。一方、UDPは再送制御などが無いシンプルな通信手順であるため、本実施の形態のように定期アクセス通信にUDPを用いた場合、サーバー3はTCPを用いるよりも短時間でより多くのコントローラ2との通信が可能になる。
(ステップB4)定期アクセス通信部12は、ステップB3で行ったサーバー側定期アクセス通信部22との通信が成功したかどうかを判断し、成功していれば定期アクセス通信処理を終了する。
なお、定期アクセス通信部12は、サーバー側定期アクセス通信部22に対する通信に対して、所定時間内に送信したリクエストに対して適切な応答が帰ってくれば通信成功と
みなすが、例えば、(a)応答が所定時間内に無い、(b)エラー応答が帰ってきた、(c)予期しない応答(フレームフォーマットが異なる)応答が帰ってきた、このような場合は、通信が失敗したと判断する。通信が失敗していれば、第2の定期アクセス日時での通信を行うためステップB5へ進む。
定期アクセス通信は、同じグループIDに属する全てのコントローラ2から、指定した時間範囲でアクセスがあるため、サーバー3もしくは回線の負荷集中で通信が失敗した場合、翌日や翌週以降の定期通信も同じ負荷集中で失敗を繰り返す可能性がある。これを防ぐため、第1の定期アクセス日時で失敗したコントローラのみ第2の定期アクセス日時での通信を試みる。
(ステップB5)コントローラ2中の定期アクセス設定管理部13は、現在時刻がサーバー3から取得した第2の定期アクセス日時に達したかどうか判断する。
(ステップB6)処理を分岐させ、第2の日時に達した場合はステップB7へ進み、そうでなければ、ステップB5へ戻り、現在日時が第2の定期アクセス日時になるまで待ち続ける。
(ステップB7)ステップB3と同様に、定期アクセス通信部12はサーバー3中のサーバー側定期アクセス通信部22へ通信し、各種設定情報の取得を行う。なお、ここでの通信は、ステップB3での通信に失敗したコントローラ2だけが実施するため、ステップB3と比べて通信するコントローラ2の台数が少ない。したがって、サーバー3や回線の負荷も小さく、2回目の通信で定期アクセス通信が成功する可能性は高い。また、ここでのコントローラ2からのアクセス数をサーバー3で監視することにより、第1の定期アクセス通信での通信負荷の状態が把握できるというメリットもある。
以上の動作により、コントローラ2からサーバー3に対しての設定情報に関する定期アクセス通信が可能になる。グループID毎に適切に付与された定期アクセス日時情報をサーバー3から取得することで、サーバーや回線における負荷集中を低減することができる。また、定期アクセス日時を2段階設けることにより、負荷集中が発生しても、高確率でコントローラ2に定期アクセス通信を行わせることが出来る。
なお、定期アクセス通信部12は、コントローラ2の設定情報に関する通信を行うとしたが、機器1の故障状況・使用状況・使用履歴などのアップロードなどの機器情報の通信を行っても良い。ただし、制御情報と異なり通信頻度が少ないため、速報性が要求されない項目に限定される。
また、定期アクセス日時設定記憶部27は、グループID毎に定期アクセス通信の開始日時と終了日時を記憶するとしたが、開始日時と分散時間のような形式で日時情報を記憶しても良い。
なお、本実施の形態で説明したコントローラ2の各部またはサーバー3の各部は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録、もしくはインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかるコントローラ、サーバー、その通信方法、およびそのプ
ログラムを利用することにより、コントローラの設定情報に関する定期アクセスをグループ単位でかつ負荷集中無しに行うことができる。これは、実施の形態で説明した設備機器だけでなく、白物機器の遠隔制御や、情報配信、ガスや電力などのメータの集中監視、防犯・防災などのセキュリティシステムなどにも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるシステム構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるコントローラ2の起動時の通信動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における定期アクセス通信の動作を示すフローチャート 従来例の構成を示す図
符号の説明
1 機器
2 コントローラ
3 サーバー
4 端末
10 コントローラ通信インタフェース部
11 機器制御部
12 定期アクセス通信部
13 定期アクセス設定管理部
14 グループID管理部
15 入力部
16 表示部
20 サーバー通信インタフェース部
21 定期アクセス設定通信部
22 サーバー側定期アクセス通信部
23 遠隔制御部
24 グループID取得部
26 定期アクセス日時計算部
27 定期アクセス日時設定記憶部

Claims (9)

  1. 機器の宅内制御や機器の宅外遠隔制御を行うコントローラにおいて、前記コントローラをグループとして管理するためのグループID情報を記憶・管理するグループID管理部と、サーバーと通信を行い、前記グループID情報に応じた定期アクセス日時情報を取得・記憶する定期アクセス設定管理部と、前記定期アクセス日時情報にしたがって前記サーバーと通信を行う定期アクセス通信部を備えたコントローラ。
  2. ユーザもしくは設置業者に対してグループID情報の入力をさせる入力部を備え、前記ID情報管理部は前記入力部で入力されたグループID情報を記憶・管理する請求項1に記載のコントローラ。
  3. 前記定期アクセス設定管理部はサーバーと通信を行い、前記グループIDに応じた第1の定期アクセス日時情報と第2の定期アクセス日時情報を取得し、前記定期アクセス通信部は、前記第1の定期アクセス日時での通信に失敗した場合に、前記第2の定期アクセス日時で通信を行う請求項1または請求項2に記載のコントローラ。
  4. 前記定期アクセス通信部はUDPプロトコルを利用してサーバーと通信を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載のコントローラ。
  5. 機器の宅外遠隔制御を行うサーバーにおいて、コントローラに付与されたグループID情報を通信により取得するグループID取得部と、前記グループID情報を基に少なくともひとつ以上の定期アクセス日時を計算する定期アクセス日時計算部と、前記定期アクセス日時計算部で得た定期アクセス日時情報を前記コントローラへ送信する定期アクセス設定通信部を備えたサーバー。
  6. グループID毎に少なくとも1つ以上の定期アクセス通信の開始日時と終了日時を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部を備え、前記定期アクセス日時計算部は、前記グループID情報取得部で得たID情報から前記定期アクセス日時設定記憶部を検索して開始日時と終了日時を求め、乱数を用いて開始日時から終了日時の間の日時をランダムに選択して、それを定期アクセス日時として出力する請求項5に記載のサーバー。
  7. コントローラと機器の宅外遠隔制御を行うサーバーとの通信方法であって、前記コントローラに付与されたグループID情報を通信により取得するグループID取得ステップと、グループID毎に少なくとも1つ以上の定期アクセス通信の開始日時と終了日時を記憶・管理する定期アクセス日時設定記憶部を前記サーバーに備え、前記グループID情報取得部で得たID情報から前記定期アクセス日時設定記憶部を検索して開始日時と終了日時を求め、乱数を用いて開始日時から終了日時の間の日時をランダムに選択して定期アクセスを計算する定期アクセス日時計算ステップと、前記定期アクセス日時計算ステップで得た定期アクセス日時情報を前記コントローラへ送信する定期アクセス設定通信ステップとからなる通信方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項記載のコントローラの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  9. 請求項5〜6のいずれか1項記載のサーバーの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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