JP3464934B2 - 移動通信システム及びネットワーク - Google Patents

移動通信システム及びネットワーク

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JP3464934B2
JP3464934B2 JP08437599A JP8437599A JP3464934B2 JP 3464934 B2 JP3464934 B2 JP 3464934B2 JP 08437599 A JP08437599 A JP 08437599A JP 8437599 A JP8437599 A JP 8437599A JP 3464934 B2 JP3464934 B2 JP 3464934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化速度の異な
る複数の音声符号化方式が混在するデジタル移動通信シ
ステムにおいて移動局が通信を行う無線回線を割り当て
る移動通信方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムでは、少ない伝送帯域
で情報を有効に伝送するために音声データを圧縮し、符
号化速度を低減する音声符号化方式が採用されている。
音声符号化方式においては、一般に符号化速度と音声品
質に密接な関係がある。すなわち、符号化速度の大きい
符号化方式は伝送路の占有帯域が大きいが、音声品質が
良好であるのに対して、符号化速度の小さい符号化方式
は伝送路の占有帯域が小さい反面、音声品質が比較的劣
悪であるという特徴がある。
【0003】同一の移動通信システムにおいて、複数の
音声符号化方式を利用している例として、現在の日本で
商用サービスされているPDC方式がある。このPDC
方式では、6チャネルのTDMA方式を採用している
が、この6チャネルのうち、1ユーザが1チャネルを使
用するハーフレート音声符号化方式と2チャネルを使用
するフルレート音声符号化方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、複数
の音声符号化方式を利用している移動通信システムにお
いて、例えば符号化速度によって通信料金に差異を付け
て、ユーザの選択により符号化方式を決定する運用方法
が考えられるが、このような運用形態を採用した場合、
例えばユーザが符号化速度の大きな符号化方式ばかり選
択すると、通信に使用される伝送帯域が増大するため、
移動通信システムの収容ユーザ数が低減してしまうとい
う問題がある。
【0005】このような問題を回避するために、ネット
ワーク側で符号化速度の小さい符号化方式を優先して割
り当てる制御を実施することも考えられるが、このよう
な場合には、所望の音声品質が得られなくなるという問
題がある。
【0006】また、複数の音声符号化方式に対応した移
動局と単一の音声符号化方式のみに対応した移動局が混
在するというように移動局間における能力が異なる場
合、システムの収容ユーザ数の低減や所望の音声品質が
得られないという問題がある。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、複数の異なる音声符号化方式
を採用したシステムにおいて回線効率の低下を抑えつつ
平均的に高い品質の音声通信を行い得る移動通信方法お
よびシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の特徴は、複数の音声符号化方式を有
する移動通信システムにおいて移動局がネットワークか
ら割り当てられた無線回線を使用して通信を行う移動通
信方法であって、ネットワークが、移動局に無線回線を
割り当てる場合、回線使用率に応じて複数の音声符号化
方式の中から該移動局が使用する音声符号化方式を決定
し、移動局が、この決定された音声符号化方式を用いて
通信を行うことを要旨とする。
【0009】本発明の第1の特徴にあっては、常時特定
の音声符号化方式を使用して通信を行うのではなく、回
線使用率を見て、その時々に応じた最適な音声符号化方
式を割り当てるため、上述の課題で述べた呼損率や収容
ユーザ数の問題に対して対処可能である。
【0010】また、本発明の第2の特徴は、複数の音声
符号化方式を有する移動通信システムにおいて移動局が
ネットワークから割り当てられた無線回線を使用して通
信を行う移動通信方法であって、ネットワークが、移動
局に無線回線を割り当てる場合、回線使用率を所定のし
きい値と比較し、回線使用率が該所定のしきい値より小
さい場合、符号化速度が大きい音声符号化方式を移動局
に割り当て、回線使用率が前記所定のしきい値より大き
い場合、符号化速度が小さい音声符号化方式を移動局に
割り当て、移動局が、この割り当てられた音声符号化方
式を用いて通信を行うことを要旨とする。
【0011】本発明の第2の特徴にあっては、ネットワ
ークは回線使用率を所定のしきい値と比較し、回線使用
率が該所定のしきい値より小さい場合、符号化速度が大
きい音声符号化方式を移動局に割り当て、回線使用率が
所定のしきい値より大きい場合、符号化速度が小さい音
声符号化方式を移動局に割り当て、移動局はこの音声符
号化方式を用いて通信を行うため、回線使用率が小さい
場合には、符号化速度を大きくして、優れた音声品質を
提供でき、回線使用率が大きい場合には、音声品質は劣
るものの符号化速度が小さい音声符号化方式を割り当て
ることにより、呼損率を上昇させることなく、システム
の収容ユーザ数を増大でき、可能な限り多数の呼に対し
て優れた音声品質を提供し得る。
【0012】更に、本発明の第3の特徴は、上述の発明
において、前記回線使用率が、無線ゾーン内における全
無線回線数に対する使用中の無線回線数の割合であるこ
とを要旨とする。
【0013】本発明の第3の特徴にあっては、回線使用
率は無線ゾーン内における全無線回線数に対する使用中
の無線回線数の割合であるため、回線使用率が小さい場
合には符号化速度を大きくして優れた音声品質を提供
し、回線使用率が大きい場合には符号化速度が大きい音
声符号化方式を割り当てず、符号化速度が小さい音声符
号化方式を割り当てることにより、呼損率を上昇させる
ことなく、システムの収容ユーザ数を増大できる。
【0014】本発明の第4の特徴は、上述の記載の発明
において、前記回線使用率が、無線ゾーン内における全
無線回線数に対する特定の音声符号化方式を使用してい
る無線回線数の割合であることを要旨とする。
【0015】本発明の第4の特徴にあっては、回線使用
率は無線ゾーン内における全無線回線数に対する特定の
音声符号化方式を使用している無線回線数の割合である
ため、例えば第1の音声符号化方式のみに対応し得る移
動局と第1および第2の音声符号化方式の両方に対応し
得る移動局が混在する場合において一方の移動局の存在
比率が大きい場合にその回線使用率が所定のしきい値に
達するまでは他方の移動局に対して音声品質の優れた第
2の音声符号化方式を確実に割り当てることが可能とな
り、また一方の移動局の回線使用率が増大した場合に
は、他方の移動局に対して第2の音声符号化方式の割り
当てを行わず、回線使用率の点で優れている第1の音声
符号化方式を割り当てることにより呼損率の上昇を抑え
ることができる。
【0016】また、本発明の第5の特徴は、複数の音声
符号化方式を有する移動通信システムにおいて移動局が
ネットワークから割り当てられた無線回線を使用して通
信を行う移動通信方法であって、前記各音声符号化方式
毎に複数の回線使用率が存在し、前記各回線使用率は無
線ゾーン内における全無線回線数に対する各々の音声符
号化方式を使用している割合であり、移動局に無線回線
を割り当てる場合、前記各回線使用率を各々所定のしき
い値と比較し、全回線使用率が該所定のしきい値よりも
小さい場合、符号化速度が最も大きい音声符号化方式を
移動局に割り当て、前記各回線使用率が少なくとも一つ
以上、該所定のしきい値よりも大きい場合には符号化速
度が最も小さい音声符号化方式を移動局に割り当て、移
動局はこの割り当てられた音声符号化方式を用いて通信
を行うことを要旨とする。
【0017】本発明の第5の特徴にあっては、回線使用
率は無線ゾーン内における全無線回線数に対する複数の
音声符号化方式の各々を使用している無線回線数の複数
の割合であるため、例えば第1の音声符号化方式のみに
対応し得る移動局と第1および第2の音声符号化方式の
両方に対応し得る移動局の両方が混在する場合において
無線ゾーンにおける各移動局の存在比率が変化しても、
柔軟に対応することが可能となり、回線使用率が増大し
た場合でも呼損率の上昇を抑えることができる。
【0018】更に、本発明の第6の特徴は、複数の音声
符号化方式を有する移動通信システムにおいて移動局が
ネットワークから割り当てられた無線回線を使用して通
信を行う移動通信システムであって、ネットワークが、
複数の異なる音声符号化方式を選択して接続処理を行う
音声処理手段と、各無線ゾーンにおいて使用可能な全無
線回線数に対する使用中の無線回線数の割合である回線
使用率を測定する測定手段と、この測定した回線使用率
に応じて前記複数の音声符号化方式から移動局が使用す
る音声符号化方式を決定する決定手段と、この決定した
音声符号化方式を用いて移動局が通信を行うように該音
声符号化方式を移動局に通知する通知手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0019】本発明の第6の特徴にあっては、各無線ゾ
ーンにおいて回線使用率を測定し、この測定した回線使
用率に応じて複数の音声符号化方式から移動局が使用す
る音声符号化方式を決定し、この決定した音声符号化方
式を用いて移動局が通信を行うように該音声符号化方式
を移動局に通知するため、回線使用率が小さい場合に
は、符号化速度を大きくして、優れた音声品質を提供で
き、回線使用率が大きい場合には、音声品質が劣るもの
の符号化速度の小さい音声符号化方式を割り当てること
により、呼損率を上昇させることなく、システムの収容
ユーザ数を増大でき、可能な限り多数の呼に対して優れ
た音声品質を提供し得る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る移動通信システムの構成を示す図である。同図に
示す移動通信システムにおいては、電話網1に対して交
換局3を介して無線回線制御局5が接続され、この無線
回線制御局5に複数の無線基地局7が接続され、この複
数の無線基地局7の各々毎に各無線基地局のサービスエ
リアである無線ゾーン9が形成され、この無線ゾーン9
内に複数の移動局11が存在している。
【0021】本実施形態の移動通信システムは、音声符
号化方式として第1の音声符号化方式(a)と第2の音
声符号化方式(b)の2種類を備えている。第1の音声
符号化方式(a)は、符号化速度が小さく、音声品質が
劣るものであり、第2の音声符号化方式(b)は、符号
化速度が大きく、回線使用率が第1の音声符号化方式
(a)よりも劣っているが、音声品質が優れているもの
である。また、移動局11も第1の音声符号化方式
(a)のみに対応し得るものと、第1の音声符号化方式
(a)および第2の音声符号化方式(b)の両方に対応
し得るものがある。なお、以下の説明では、第1の音声
符号化方式(a)のみに対応し得る移動局11を移動局
(a)11と記載し、第1の音声符号化方式(a)およ
び第2の音声符号化方式(b)の両方に対応し得る移動
局11を移動局(a/b)11と記載し、更に第2の音
声符号化方式(b)のみに対応し得る移動局11を移動
局(b)11と記載し、特に区別する必要がない場合に
は移動局11と記載する。
【0022】無線基地局7は、移動局(a)11および
移動局(a/b)11の両方に対応し得るように第1の
音声符号化方式(a)および第2の音声符号化方式
(b)の両方に対応した送受信装置を複数備えており、
移動局11は無線基地局7の送受信装置を介してネット
ワークと通信し得るようになっている。なお、本説明に
おいては、ネットワークという用語は、無線基地局7、
無線回線制御局5、交換局3および電話網1を総称して
示すものである。
【0023】図2は、第1の音声符号化方式(a)のみ
に対応し得る移動局(a)11の要部の構成を示すブロ
ック図である。同図に示すように、移動局(a)11
は、変復調部21、制御部23に加えて第1の音声符号
化方式(a)に関する符号化処理を行い、スピーカ等の
出力装置に出力信号を供給する第1の音声符号化処理部
25を有する。
【0024】図3は、第1の音声符号化方式(a)およ
び第2の音声符号化方式(b)の両方に対応し得る移動
局(a/b)11の要部の構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、移動局(a/b)11は、図2
と同様に変復調部21、制御部23、第1の音声符号化
処理部25に加えて、第2の音声符号化方式(b)に関
する符号化処理を行う第2の音声符号化処理部27、第
1および第2の音声符号化処理部25,27に対する入
力を切り替える入力切替スイッチ29、および第1およ
び第2の音声符号化処理部25,27の出力を切り替え
て、スピーカ等の出力装置に出力信号を供給する出力切
替スイッチ31を有する。図3に示す移動局(a/b)
11の入力切替スイッチ29および出力切替スイッチ3
1は、無線回線制御局5から無線基地局7を介して送信
される制御信号により切り替え制御され、これにより第
1の音声符号化処理部25または第2の音声符号化処理
部27のいずれかが有効となり、この有効となった符号
化処理部に対応した第1の音声符号化方式(a)または
第2の音声符号化方式(b)のいずれかが使用可能とな
る。
【0025】なお、本実施形態では、無線基地局7が両
音声符号化方式(a),(b)に対応した複数の送受信
装置を備えており、これにより移動局11とネットワー
クとの間の中継を行っているが、移動通信システムには
音声符号化装置を無線基地局に備える構成のものと交換
局に備える構成のものがあり、移動通信事業者により構
成が異なることが考えられるが、本発明はいずれの構成
でも実現可能であり、音声符号化装置をどこに設けるか
は本質的なものではないので、本実施形態では無線基地
局7に備える場合を例に説明する。
【0026】図4は、無線回線制御局5の構成を示すブ
ロック図である。同図に示す無線回線制御局5は、交換
局3に対する信号の送受信を行うように交換局3に接続
された第1の送受信部41、無線基地局7に対する信号
の送受信を行うように無線基地局7に接続された第2の
送受信部43、両送受信部41,43の制御、無線回線
の管理および割り当て制御等を行う制御部45、および
回線使用率のしきい値等を含む多数の情報を記憶するメ
モリ47から構成されている。
【0027】無線回線制御局5は、無線回線制御局5が
制御している単一または複数の無線ゾーンにおける回線
使用率を常時監視して把握し、この回線使用率をメモリ
47に格納するとともに常時更新するように制御部45
を介して制御している。また、メモリ47には回線使用
率の大小を判断するための基準値となる所定のしきい値
が記憶されており、制御部45は各無線ゾーンの回線使
用率をメモリ47に記憶されている所定のしきい値と比
較し、この比較結果に基づいて2つの音声符号化方式
(a),(b)のうちいずれの音声符号化方式を採用す
るかを決定する。具体的には、例えば移動局(a/b)
11が第2の音声符号化方式(b)を要求してきた場
合、無線回線制御局5の制御部45は回線使用率と所定
のしきい値との比較結果から2つの音声符号化方式
(a),(b)のうちどの音声符号化方式を採用するか
を決定する。
【0028】次に、以上のように構成される移動通信シ
ステムの作用について図5に示すフローチャートおよび
図6、図7、図8に示すシーケンスチャートを参照して
説明する。なお、図6のシーケンスチャートは第1の音
声符号化方式(a)に対応し得る移動局(a)11から
の呼設定要求に対する処理を示し、図7のシーケンスチ
ャートは第1および第2の音声符号化方式(a),
(b)に対応し得る移動局(a/b)11からの呼設定
要求に対する処理を示し、図8のシーケンスチャートは
第1および第2の音声符号化方式(a),(b)に対応
し得る移動局(a/b)11からの呼設定要求において
第2の音声符号化方式(b)を選択することができず、
第1の音声符号化方式(a)を選択する場合の処理を示
している。
【0029】図5のフローチャートおよび図6、図7、
図8のシーケンスチャートを参照して説明する。移動局
11がネットワークに対して呼設定の要求を行うと(図
5のステップS11および図6、図7、図8の処理
)、この呼設定要求は、無線基地局7、無線回線制御
局5を介して交換局3で受信され、この呼設定要求を受
けた交換局3は無線回線の管理を行っている無線回線制
御局5に対して移動局11より要求された音声符号化方
式を使用した回線の割り当てが可能かどうかについての
回線選択要求を行う(処理)。なお、丸で囲んで示す
処理等の処理番号は図6、図7、図8に示すものであ
る。
【0030】無線回線制御局5は、この回線選択要求を
受けると、該音声符号化方式を使用した回線が割り当て
可能かどうかを判断する(処理)。ここで、呼設定要
求を行ってきた移動局11が第1の音声符号化方式
(a)に対応し得る移動局(a)11である場合には、
図5のステップS11における判定において、第1の音
声符号化方式(a)を使用した無線回線を要求するもの
であるので、第1の音声符号化方式(a)を使用した回
線の割り当てが可能かどうかが判断される。この第1の
音声符号化方式(a)を使用した回線の割り当てが可能
である場合、無線回線制御局5は当該回線を予約し、交
換局3に対して回線選択応答により報告を行う(図6の
処理)。交換局3は、無線回線制御局5からの回線選
択応答を受けると、予約された回線を使用するため無線
回線制御局5に対して回線設定の指示を行う(図6の処
理)。
【0031】無線回線制御局5は、交換局3から回線設
定指示を受けると、該当する無線基地局7の送受信装置
に対して第1の音声符号化方式(a)の起動指示を通話
回線起動指令により行うとともに(図6の処理)、ま
た移動局(a)11に対して無線基地局7の送受信装置
を介して第1の音声符号化方式(a)の起動指示を無線
回線指定により行う(図6の処理)。この結果、移動
局(a)11は第1の音声符号化方式(a)に対応した
無線基地局7の送受信装置を使用して、無線基地局7と
の間で無線回線を確立し(図5のステップS19)、該
無線回線を使用して通信を行うことができるようになる
(図6の処理)。
【0032】なお、上記処理は、第1の音声符号化方式
(a)に対応した移動局(a)11からの呼設定要求で
あるため、常に第1の音声符号化方式(a)のみを選択
し、無線回線の割り当てが可能かどうかについての判断
を空きの無線回線があるか否かの条件のみで行い、回線
使用率については全く考える必要がない。
【0033】これに対して、音声符号化方式(a),
(b)の両方に対応し得る移動局(a/b)11の場合
には、まず音声品質が優れている第2の音声符号化方式
(b)を選択することになるが、この第2の音声符号化
方式(b)の選択に当たっては、符号化速度が大きく、
回線効率が悪くなるため、移動局(a/b)11が在圏
する無線ゾーンにおける回線使用率をチェックし、回線
使用率が所定のしきい値より小さい場合、第2の音声符
号化方式(b)を選択し、回線使用率が所定のしきい値
より大きい場合には、第1の音声符号化方式(a)を選
択するようにしている。なお、回線使用率は、無線ゾー
ン内の全無線回線数に対する使用中の無線回線数の割合
である。
【0034】そこで、次に呼設定要求を行ってきた移動
局11が音声符号化方式(a),(b)の両方に対応し
得る移動局(a/b)11であって、かつ第2の音声符
号化方式(b)を要求してきた場合について説明する。
この場合の処理手順は図5のステップS13〜S17お
よび図7に示すものである。この処理では、図5のステ
ップS11の判定において、第2の音声符号化方式
(b)を使用した回線を要求するものであることがわか
るので、無線回線制御局5は、回線選択要求を受けた場
合に、第2の音声符号化方式(b)を使用した回線が割
り当て可能かどうかを判断するにあたり、まず回線使用
率が所定のしきい値より小さいか否かを判断する(図5
のステップS13および図7の処理)。この判断の結
果、回線使用率が所定のしきい値よりも小さい場合に
は、第2の音声符号化方式(b)を使用した回線が割り
当て可能かどうかの判断、すなわち第2の音声符号化方
式(b)を使用した回線に空きがあるか否かの判断が行
われる(ステップS15および図7の処理)。
【0035】そして、この第2の音声符号化方式(b)
を使用した回線の割り当てが可能である場合、無線回線
制御局5は当該回線を予約し、交換局3に対して回線選
択応答により報告を行う(図7の処理)。以降の処理
は、図6で説明した移動局11が第1の音声符号化方式
(a)に対応し得る移動局(a)11の場合の処理と同
じであり、この処理手順は図7に示されている。すなわ
ち、交換局3は、無線回線制御局5からの回線選択応答
を受けると、まず予約された回線を使用するため無線回
線制御局5に対して回線設定の指示を行う(図7の処理
)。無線回線制御局5は、交換局3から回線設定指示
を受けると、該当する無線基地局7の送受信装置に対し
て第2の音声符号化方式(b)の起動指示を通話回線起
動指令により行うとともに(図7の処理)、また移動
局(a/b)11に対して無線基地局7の送受信装置を
介して第2の音声符号化方式(b)の起動指示を無線回
線指定により行う(図7の処理)。この結果、移動局
(a/b)11は第2の音声符号化方式(b)に対応し
た無線基地局7の送受信装置を使用して、無線基地局7
との間で無線回線を確立し(ステップS17)、該無線
回線を使用して通信を行うことができるようになる(処
理)。
【0036】図8は、図7に示した音声符号化方式
(a),(b)の両方に対応し得る移動局(a/b)1
1からの呼設定要求であって、該移動局(a/b)11
が第2の音声符号化方式(b)を要求してきた場合にお
いて、図5のステップS13における回線使用率と所定
のしきい値との比較で回線使用率が所定のしきい値より
も大きいために、または図5のステップS15および図
7、図8の処理において移動局(a/b)11に対し
て第2の音声符号化方式(b)を使用した回線を割り当
てることができないために、第2の音声符号化方式
(b)の代わりに第1の音声符号化方式(a)を使用し
た回線を割り当てるようにした点が異なるのみであり、
その他の処理は図5および図7で説明したものと同じで
ある。このように、第2の音声符号化方式(b)を要求
する移動局11が第1の音声符号化方式(a)を要求す
る移動局11に比べて多くなった場合において、回線使
用率が所定のしきい値よりも大きくなった場合には、第
2の音声符号化方式(b)を使用した回線の割当を行わ
ないようにすることにより、呼損率の上昇を抑えること
ができる。また、上述した回線割当制御を行うことによ
り、音声符号化方式(a),(b)の両方に対応した移
動局(a/b)11のみが存在する場合においても第1
の音声符号化方式(a)のみに対応した移動局(a)1
1および音声符号化方式(a),(b)の両方に対応し
た移動局(a/b)11が混在した場合と同様に呼損率
の上昇を抑えることができる。
【0037】なお、上記実施形態では、回線使用率とし
て各無線ゾーン内の全無線回線数に対する使用中の無線
回線数の割合を使用している場合について説明したが、
本実施形態はこれに限定されるものでなく、各無線ゾー
ン内の全無線回線数に対する特定の音声符号化方式、例
えば第1の音声符号化方式(a)または第2の音声符号
化方式(b)を使用している無線回線数の割合を使用し
てもよいものである。
【0038】この場合において、無線ゾーン内の全無線
回線数に対する第1の音声符号化方式(a)を使用して
いる無線回線数の割合である第1の回線使用率を使用
し、この第1の回線使用率を所定のしきい値と比較し、
この比較結果に基づいて第2の音声符号化方式(b)を
選択する場合には、例えば第1の音声符号化方式(a)
のみに対応し得る移動局(a)11と音声符号化方式
(a),(b)の両方に対応し得る移動局(a/b)1
1が混在する場合、または移動局(a)11のみが存在
する場合、特に第1の音声符号化方式(a)を要求する
移動局11が多数を占めた場合において、第1の音声符
号化方式(a)の回線使用率がしきい値に達するまでは
移動局(b)11に対して音声品質の優れた第2の音声
符号化方式(b)を確実に割り当てることが可能であ
り、かつ移動局(a)11に対しても安定に無線回線を
割り当てることができる。
【0039】そして、第1の回線使用率が増大した場合
には、移動局(a/b)11が第2の音声符号化方式
(b)を要求してきた場合でも音声品質の点で優れた第
2の音声符号化方式(b)への割り当てを行わず、回線
使用率の点で優れている第1の音声符号化方式(a)を
割り当てることにより呼損率の上昇を抑えることができ
る。なお、このような回線割当制御において、音声符号
化方式(a),(b)の両方に対応し得る移動局(a/
b)11のみが存在する場合でも、移動局(a)11と
移動局(a/b)11の両方が混在する場合と同様に呼
損率の上昇を抑えることができる。
【0040】また、無線ゾーン内の全無線回線数に対す
る第2の音声符号化方式(b)を使用している無線回線
数の割合である第2の回線使用率を使用し、この第2の
回線使用率を所定のしきい値と比較し、この比較結果に
基づいて第2の音声符号化方式(b)を選択する場合に
は、例えば第1の音声符号化方式(a)のみに対応し得
る移動局(a)11と音声符号化方式(a),(b)の
両方に対応し得る移動局(a/b)11が混在し移動局
(a/b)11の存在比率が大きい場合、または移動局
(a/b)11のみ存在する場合、特に第2の音声符号
化方式(b)を要求する移動局(a/b)11が大多数
を占めた場合において、第2の音声符号化方式(b)の
回線使用率がしきい値に達するまでは移動局(b)11
に対して音声品質の優れた第2の音声符号化方式(b)
を確実に割り当てることが可能であり、かつ移動局
(a)11に対しても安定に無線回線を割り当てること
ができる。
【0041】更に、回線使用率が増大した場合には、移
動局(a/b)11が第2の音声符号化方式(b)を要
求してきた場合についても音声品質の点で優れた第2の
音声符号化方式(b)への割り当てを行わず、回線効率
の点が優れた第1の音声符号化方式(a)を割り当てる
ことにより呼損率の上昇を抑えることができる。
【0042】次に、図9に示すフローチャートを参照し
て、本発明の他の実施形態に係る移動通信方法について
説明する。図9に示す実施形態では、第1の音声符号化
方式(a)および第2の音声符号化方式(b)の2種類
の音声符号化方式を備えている移動通信システムにおい
て、各音声符号化方式における回線使用率が所定のしき
い値より小さいか否かを判定するようにしている。すな
わち、第1の音声符号化方式(a)における第1の回線
使用率が第1の所定のしきい値よりも小さいか否かを判
定し、更に第2の音声符号化方式(b)における第2の
回線使用率が第2の所定のしきい値よりも小さいか否か
を判定している。そして、すべての音声符号化方式にお
ける回線使用率が所定のしきい値よりも小さい場合に第
2の音声符号化方式(b)を使用した無線回線を選択
し、1つでも条件を満たさない場合には第2の音声符号
化方式(b)を使用した無線回線の選択を行わず、第1
の音声符号化方式(a)を使用した無線回線の選択を行
うように構成しているものである。
【0043】図9においては、まず上述した処理と同様
に、移動局11からの呼設定要求があると、この要求を
行った移動局11が第1の音声符号化方式(a)に対応
し得るものであるか或いは第2の音声符号化方式(b)
に対応し得るものかを判定し(ステップS11)、第1
の音声符号化方式(a)に対応し得るものである場合、
または移動局11が音声符号化方式(a),(b)の両
音声符号化方式に対応し得る移動局(a/b)11であ
るが、該移動局(a/b)11が第1の音声符号化方式
(a)を要求してきた場合には、第1の音声符号化方式
(a)を使用した無線回線を選択し、第1の音声符号化
方式(a)に対応した無線基地局7の送受信装置を使用
して(ステップS19)、無線基地局7との間の無線回
線を確立し、該無線回線を使用して通信を行うようにし
ている。
【0044】しかしながら、ステップS11の判定にお
いて、呼設定要求を行った移動局11が第1および第2
の音声符号化方式(a),(b)に対応し得る移動局
(a/b)11であって、第2の音声符号化方式(b)
を要求してきた場合には、第1の音声符号化方式(a)
における第1の回線使用率、すなわち無線ゾーン内の全
無線回線数に対する第1の音声符号化方式(a)を使用
している無線回線数の割合である第1の回線使用率が第
1の所定のしきい値よりも小さいか否かを判定し(ステ
ップS13a)、更に第2の音声符号化方式(b)にお
ける第2の回線使用率、すなわち無線ゾーン内の全無線
回線数に対する第2の音声符号化方式(b)を使用して
いる無線回線数の割合である第2の回線使用率が第2の
所定のしきい値よりも小さいか否かを判定する(ステッ
プS13b)。
【0045】そして、すべての回線使用率が所定のしき
い値よりも小さい場合、すなわち第1の回線使用率が第
1の所定のしきい値よりも小さく、かつ第2の回線使用
率が第2の所定のしきい値よりも小さい場合に、第2の
音声符号化方式(b)を使用した無線回線を選択し、第
2の音声符号化方式(b)に対応した無線基地局7の送
受信装置を使用して(ステップS17)、無線基地局7
との間の無線回線を確立し、該無線回線を使用して通信
を行うようにしている。
【0046】また、ステップS13a,S13bの判定
において、1つでも回線使用率が所定のしきい値よりも
大きい場合、すなわち第1の回線使用率が第1の所定の
しきい値よりも大きい場合、または第2の回線使用率が
第2の所定のしきい値よりも大きい場合には、ステップ
S19に進み、上述したように、第1の音声符号化方式
(a)を使用した無線回線を選択し、第1の音声符号化
方式(a)に対応した無線基地局7の送受信装置を使用
して、無線基地局7との間の無線回線を確立し、該無線
回線を使用して通信を行うようにしている。
【0047】図9に示した実施形態においては、第1の
音声符号化方式(a)のみに対応し得る移動局(a)1
1と音声符号化方式(a),(b)の両方に対応し得る
移動局(a/b)11の両方が混在する場合において、
無線ゾーンにおける各移動局の存在比率が変化しても、
柔軟に対応することが可能となり、従って前記実施形態
と同様に回線使用率が増大した場合でも呼損率の上昇を
抑えることができる。
【0048】上記実施形態においては、本移動通信シス
テムの導入当初は、第1の音声符号化方式(a)に対応
し得る移動局(a)11が大多数を占め、第2の音声符
号化方式(b)に対応し得る移動局(a/b)11が次
第に増加し、最終形態として移動局(a/b)11が大
多数を占め、しかも第2の音声符号化方式(b)を要求
する移動局11が大多数を占めた場合において、本移動
通信方法を実施することにより、移動局11の存在比率
の変化に対しても上述した場合と同様に回線使用率が増
大した際に呼損率の上昇を抑えることが可能であり、移
動局11の存在比率の変化にも柔軟に対応することが可
能である。
【0049】なお、上述した各実施形態においては、移
動局11からの呼設定要求がある場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものでなく、移動局11
の能力に基づいて移動局11にいずれの音声符号化方式
を選択するかを制御するようにしてもよい。具体的に
は、呼設定要求のあった移動局11が第1の音声符号化
方式(a)のみに対応し得る移動局(a)11である
か、または第2の音声符号化方式(b)のみに対応し得
る移動局(b)11であるか、または音声符号化方式
(a),(b)の両方に対応し得る移動局(a/b)1
1であるかのいずれであるかを判断し、移動局11に対
応する音声符号化方式を選択し、この選択した音声符号
化方式を使用する無線回線を割り当てるようにしてもよ
い。
【0050】なお、上述した各実施形態では、複数の音
声符号化方式から移動局に対応した音声符号化方式を選
択して無線回線を割り当てる制御を無線回線制御局5で
行うように説明しているが、この制御は必ずしも無線回
線制御局5のみで行い得るものでなく、交換局3、無線
回線制御局5、無線基地局7を含むネットワーク側のい
ずれの装置、すなわち交換局3や無線基地局7でも行い
得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークは回線使用率に応じて複数の音声符号化方
式の中から該移動局が使用する音声符号化方式を決定
し、移動局はこの音声符号化方式を用いて通信を行うの
で、回線使用率が小さい場合には、符号化速度を大きく
して、優れた音声品質を提供でき、回線使用率が大きい
場合には、音声品質が劣るものの符号化速度の小さい音
声符号化方式を割り当てることにより、呼損率を上昇さ
せることなく、システムの収容ユーザ数を増大でき、可
能な限り多数の呼に対して優れた音声品質を提供し得
る。
【0052】また、本発明によれば、ネットワークは回
線使用率を所定のしきい値と比較し、回線使用率が該所
定のしきい値より小さい場合、符号化速度が大きい音声
符号化方式を移動局に割り当て、回線使用率が所定のし
きい値より大きい場合、符号化速度が小さい音声符号化
方式を移動局に割り当て、移動局はこの音声符号化方式
を用いて通信を行うので、回線使用率が小さい場合に
は、符号化速度を大きくして、優れた音声品質を提供で
き、回線使用率が大きい場合には、音声品質は劣るもの
の符号化速度が小さい音声符号化方式を割り当てること
により、呼損率を上昇させることなく、システムの収容
ユーザ数を増大でき、可能な限り多数の呼に対して優れ
た音声品質を提供し得る。
【0053】更に、本発明によれば、回線使用率は無線
ゾーン内における全無線回線率に対する使用中の無線回
線数の割合であるので、使用中の無線回線数の割合が小
さい場合には符号化速度を大きくして優れた音声品質を
提供し、使用中の無線回線数の割合が大きい場合には符
号化速度が小さい音声符号化方式を割り当てることによ
り、呼損率を上昇させることなく、システムの収容ユー
ザ数を増大できる。
【0054】本発明によれば、回線使用率は無線ゾーン
内における全無線回線数に対する特定の音声符号化方式
を使用している無線回線数の割合であるので、例えば第
1の音声符号化方式のみに対応し得る移動局と第1およ
び第2の音声符号化方式の両方に対応し得る移動局が混
在する場合において一方の移動局の存在比率が大きい場
合にその回線使用率が所定のしきい値に達するまでは他
方の移動局に対して音声品質の優れた第2の音声符号化
方式を確実に割り当てることが可能となり、また一方の
移動局の回線使用率が増大した場合には、他方の移動局
に対して第2の音声符号化方式の割り当てを行わず、回
線使用率の点で優れている第1の音声符号化方式を割り
当てることにより呼損率の上昇を抑えることができる。
【0055】また、本発明によれば、回線使用率は無線
ゾーン内における全無線回線数に対する複数の音声符号
化方式の各々を使用している無線回線数の複数の割合で
あるので、例えば第1の音声符号化方式のみに対応し得
る移動局と第1および第2の音声符号化方式の両方に対
応し得る移動局の両方が混在する場合において無線ゾー
ンにおける各移動局の存在比率が変化しても、柔軟に対
応することが可能となり、回線使用率が増大した場合で
も呼損率の上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動通信システムの
構成を示す図である。
【図2】図1の移動通信システムに使用されている第1
の音声符号化方式(a)のみに対応し得る移動局の要部
の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の移動通信システムに使用されている第1
の音声符号化方式および第2の音声符号化方式の両方に
対応し得る移動局の要部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の移動通信システムに使用されている無線
回線制御局の構成を示すブロック図である。
【図5】図1の移動通信システムの作用を示すフローチ
ャートである。
【図6】図1の移動通信システムにおいて第1の音声符
号化方式(a)に対応し得る移動局からの呼設定要求に
対する処理を示すシーケンスチャートである。
【図7】図1の移動通信システムにおいて第1および第
2の音声符号化方式(a),(b)に対応し得る移動局
からの呼設定要求に対する処理を示すシーケンスチャー
トである。
【図8】図1の移動通信システムにおいて第1および第
2の音声符号化方式(a),(b)に対応し得る移動局
からの呼設定要求に対する処理であって、第2の音声符
号化方式(b)を使用した無線回線の割当ができず、第
1の音声符号化方式(a)を使用した無線回線の割当を
行う場合の処理を示すシーケンスチャートである。
【図9】本発明の他の実施形態に係る移動通信システム
の作用、特に第1の音声符号化方式(a)および第2の
音声符号化方式(b)の2種類の音声符号化方式を備え
ている移動通信システムにおいて各音声符号化方式にお
ける回線使用率が所定のしきい値より小さいか否かを判
定して、無線回線の割当を行う処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 電話網 3 交換局 5 無線回線制御局 7 無線基地局 9 無線ゾーン 11 移動局 25 第1の音声符号化処理部 27 第2の音声符号化処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声符号化方式を有する移動通信
    システムであって、 移動局、ネットワークから割り当てられた無線回線を
    使用して通信を行い、 前記 ネットワークは、前記移動局に前記無線回線を割り
    当てる場合、回線使用率に応じて、前記複数の音声符号
    化方式の中から該移動局が使用する音声符号化方式を決
    定し、前記 移動局は、この決定された前記音声符号化方式を用
    いて通信を行い、 前記回線使用率は、無線ゾーン内における全無線回線数
    に対する特定の音声符号化方式を使用している無線回線
    数の割合であること を特徴とする移動通信システム
  2. 【請求項2】 複数の音声符号化方式を有する移動通信
    システムであって、 移動局は、ネットワークから割り当てられた無線回線を
    使用して通信を行い、前記 ネットワークは、前記移動局に前記無線回線を割り
    当てる場合、回線使用率を所定のしきい値と比較し、
    回線使用率が該所定のしきい値より小さい場合、符号化
    速度が大きい音声符号化方式を移動局に割り当て、
    回線使用率が前記所定のしきい値より大きい場合、符
    号化速度が小さい音声符号化方式を移動局に割り当
    て、前記 移動局は、この割り当てられた音声符号化方式を用
    いて通信を行い、 前記回線使用率は、無線ゾーン内における全無線回線数
    に対する特定の音声符号化方式を使用している無線回線
    数の割合であること を特徴とする移動通信システム
  3. 【請求項3】 複数の音声符号化方式を有する移動通信
    システムであって、 移動局は、ネットワークから割り当てられた無線回線を
    使用して通信を行い、 前記音声符号化方式毎に存在する回線使用率の各々は、
    無線ゾーン内における全無線回線数に対する各音声符号
    化方式を使用している割合であり、 前記移動局に前記無線回線を割り当てる場合、前記回線
    使用率の各々を所定のしきい値と比較して、 全ての回線使用率が前記所定のしきい値よりも小さい場
    合、符号化速度が最も大きい音声符号化方式を前記移動
    局に割り当て、 少なくとも1つ以上の回線使用率が前記所定のしきい値
    よりも大きい場合、符号化速度が最も小さい音声符号化
    方式を前記移動局に割り当て、 前記移動局は、この割り当てられた音声符号化方式を用
    いて通信を行うことを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 複数の音声符号化方式を有する移動通信
    システムにおいて、移動局に対して無線回線を割り当て
    るネットワークであって、 複数の異なる音声符号化方式を選択して接続処理を行う
    音声処理手段と、 各無線ゾーン内における全無線回線数に対する特定の音
    声符号化方式を使用している無線回線数の割合である回
    線使用率を測定する測定手段と、 この測定した回線使用率に応じて前記複数の音声符号化
    方式から前記移動局が使用する音声符号化方式を決定す
    る決定手段と、 この決定した音声符号化方式を用いて前記移動局が通信
    を行うように該音声符号化方式を該移動局に通知する通
    知手段とを有することを特徴とするネットワーク。
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