JPH0916648A - 図形処理装置および図形処理方法 - Google Patents
図形処理装置および図形処理方法Info
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- JPH0916648A JPH0916648A JP7163449A JP16344995A JPH0916648A JP H0916648 A JPH0916648 A JP H0916648A JP 7163449 A JP7163449 A JP 7163449A JP 16344995 A JP16344995 A JP 16344995A JP H0916648 A JPH0916648 A JP H0916648A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 寸法公差を考慮した干渉チェックが可能な図
形処理装置および図形処理方法を提供することを目的と
する。 【構成】 全最大公差または全最小公差に関連する全図
形データを公差値に応じて修正し、修正した全図形デー
タに基づいて干渉部の発生の有無を判定する干渉チェッ
ク処理手段13と、干渉部の発生の有無を示す図形を生
成する表示図形生成手段14と、生成した図形を表示装
置に表示させる表示手段15とを有する。
形処理装置および図形処理方法を提供することを目的と
する。 【構成】 全最大公差または全最小公差に関連する全図
形データを公差値に応じて修正し、修正した全図形デー
タに基づいて干渉部の発生の有無を判定する干渉チェッ
ク処理手段13と、干渉部の発生の有無を示す図形を生
成する表示図形生成手段14と、生成した図形を表示装
置に表示させる表示手段15とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図形処理装置とくにC
ADシステム、および図形処理方法とくにCADシステ
ムにおける図形処理方法に関するものである。
ADシステム、および図形処理方法とくにCADシステ
ムにおける図形処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複雑な形状の設計に伴い、CAD
による作業が普及しており、三次元空間に物体を定義
し、光源や物体の質感を設定することで、設計対象物の
完成モデルを事前に確認したり、そのモデルを使って解
析を行うことができるようになった。また、コンピュー
タグラフィックスの分野でも、三次元のモデルを定義
し、仮想的な物体をコンピュータ上に実現して映像と組
み合わせ、映画などを制作する例も急増している。
による作業が普及しており、三次元空間に物体を定義
し、光源や物体の質感を設定することで、設計対象物の
完成モデルを事前に確認したり、そのモデルを使って解
析を行うことができるようになった。また、コンピュー
タグラフィックスの分野でも、三次元のモデルを定義
し、仮想的な物体をコンピュータ上に実現して映像と組
み合わせ、映画などを制作する例も急増している。
【0003】以下に従来の図形処理装置および図形処理
方法について説明する。図7は従来の図形処理装置を示
す装置ブロック図である。図7において、1は要求され
た情報を処理する中央処理装置、2はウィンドウ、図形
要素、文字などを表示する表示装置、3は文字、数値、
位置などのデータを入力するキーボード、タブレット、
マウス等の入力装置、4はオペレーティングシステム、
ウィンドウシステムなどの実行中のプログラムを記憶す
る主記憶装置、5aは図形処理プログラムを保存する二
次記憶装置、6は図形データを蓄積するデータベース
部、7aは三次元図形処理を実行するプログラムを格納
するプログラムモジュール、71は操作者との対話を行
う入力用インタフェースプログラムを格納する入力用イ
ンタフェースモジュール、72は操作者からの処理の命
令を受け付ける内部コマンド生成プログラムを格納する
内部コマンド生成モジュール、73は入力された図形デ
ータを格納するデータベース部6を管理する図形データ
管理プログラムを格納する図形データ管理モジュール、
74は表示装置2に表示する図形を生成する表示図形生
成プログラムを格納する表示図形生成モジュール、75
は生成された表示図形を表示装置2に表示させる表示プ
ログラムを格納する表示モジュールであり、プログラム
モジュール7aはモジュール71〜75から成る。
方法について説明する。図7は従来の図形処理装置を示
す装置ブロック図である。図7において、1は要求され
た情報を処理する中央処理装置、2はウィンドウ、図形
要素、文字などを表示する表示装置、3は文字、数値、
位置などのデータを入力するキーボード、タブレット、
マウス等の入力装置、4はオペレーティングシステム、
ウィンドウシステムなどの実行中のプログラムを記憶す
る主記憶装置、5aは図形処理プログラムを保存する二
次記憶装置、6は図形データを蓄積するデータベース
部、7aは三次元図形処理を実行するプログラムを格納
するプログラムモジュール、71は操作者との対話を行
う入力用インタフェースプログラムを格納する入力用イ
ンタフェースモジュール、72は操作者からの処理の命
令を受け付ける内部コマンド生成プログラムを格納する
内部コマンド生成モジュール、73は入力された図形デ
ータを格納するデータベース部6を管理する図形データ
管理プログラムを格納する図形データ管理モジュール、
74は表示装置2に表示する図形を生成する表示図形生
成プログラムを格納する表示図形生成モジュール、75
は生成された表示図形を表示装置2に表示させる表示プ
ログラムを格納する表示モジュールであり、プログラム
モジュール7aはモジュール71〜75から成る。
【0004】以上のように構成された図形処理装置につ
いて、その動作を説明する。まずユーザ(操作者)は、
入力装置3を使用して図形データを入力し、表示装置2
に表示された画像を確認することで、対話的に目的のモ
デルを作成していく。図形データの入力を実際に司るの
は入力用インタフェースプログラムである。このプログ
ラムは、ユーザから入力されるメニュー選択、図形の座
標値、描画要素の指定などを受け付け、プログラム内部
で処理されるデータに変換する。内部処理用に変換され
た入力データは、内部コマンド生成プログラムにより内
部処理の実行単位であるコマンドとして認識され、コマ
ンドとして定義された手続きに沿って、図形処理が開始
される。図形処理された図形データは図形データ管理プ
ログラムによりデータベース部6に登録される。さら
に、作成された図形データに対しては、ユーザの視線か
ら見えるイメージを作成するため、表示図形生成プログ
ラムにより、陰影処理、隠線隠面処理、対象モデルのク
リップ処理などの三次元グラフィック処理が施される。
最後に、表示プログラムにより二次元の図形データを作
成し、表示装置2に出力する。
いて、その動作を説明する。まずユーザ(操作者)は、
入力装置3を使用して図形データを入力し、表示装置2
に表示された画像を確認することで、対話的に目的のモ
デルを作成していく。図形データの入力を実際に司るの
は入力用インタフェースプログラムである。このプログ
ラムは、ユーザから入力されるメニュー選択、図形の座
標値、描画要素の指定などを受け付け、プログラム内部
で処理されるデータに変換する。内部処理用に変換され
た入力データは、内部コマンド生成プログラムにより内
部処理の実行単位であるコマンドとして認識され、コマ
ンドとして定義された手続きに沿って、図形処理が開始
される。図形処理された図形データは図形データ管理プ
ログラムによりデータベース部6に登録される。さら
に、作成された図形データに対しては、ユーザの視線か
ら見えるイメージを作成するため、表示図形生成プログ
ラムにより、陰影処理、隠線隠面処理、対象モデルのク
リップ処理などの三次元グラフィック処理が施される。
最後に、表示プログラムにより二次元の図形データを作
成し、表示装置2に出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図形処理装置および図形処理方法では、干渉チェッ
クは、図面作成時に定義された図形データによって図形
要素間の重なり部分を算出し、表示することにより、行
われていた。しかし、実際の機械設計では、図面に描か
れた形状には、寸法線あるいは仕上げ記号として加工精
度を示す寸法公差が記入されている。従来は、この寸法
公差が考慮されなかったため、CADの干渉チェックで
は正確なチェックができず、実際は干渉しているのに干
渉していないと判断するという問題点があった。
来の図形処理装置および図形処理方法では、干渉チェッ
クは、図面作成時に定義された図形データによって図形
要素間の重なり部分を算出し、表示することにより、行
われていた。しかし、実際の機械設計では、図面に描か
れた形状には、寸法線あるいは仕上げ記号として加工精
度を示す寸法公差が記入されている。従来は、この寸法
公差が考慮されなかったため、CADの干渉チェックで
は正確なチェックができず、実際は干渉しているのに干
渉していないと判断するという問題点があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、寸法公差を考慮した干渉チェックが可能な図形処理
装置および寸法公差を考慮した干渉チェックが可能な図
形処理方法を提供することを目的とする。
で、寸法公差を考慮した干渉チェックが可能な図形処理
装置および寸法公差を考慮した干渉チェックが可能な図
形処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の図形処理装置は、全最大公差
または全最小公差に関連する全図形データを公差値に応
じて修正し、修正した全図形データに基づいて干渉部の
発生の有無を判定する干渉チェック処理手段と、干渉部
の発生の有無を示す図形を生成する表示図形生成手段
と、生成した図形を表示装置に表示させる表示手段とを
有する構成を有している。
に本発明の請求項1記載の図形処理装置は、全最大公差
または全最小公差に関連する全図形データを公差値に応
じて修正し、修正した全図形データに基づいて干渉部の
発生の有無を判定する干渉チェック処理手段と、干渉部
の発生の有無を示す図形を生成する表示図形生成手段
と、生成した図形を表示装置に表示させる表示手段とを
有する構成を有している。
【0008】請求項2記載の図形処理装置は、請求項1
記載の図形処理装置において、干渉チェック処理手段
が、全図形データの修正を、全最大公差、全最小公差お
よび全最大公差と全最小公差との間の全所定値に基づい
て行う構成を有している。
記載の図形処理装置において、干渉チェック処理手段
が、全図形データの修正を、全最大公差、全最小公差お
よび全最大公差と全最小公差との間の全所定値に基づい
て行う構成を有している。
【0009】請求項3記載の図形処理方法は、全最大公
差または全最小公差に関連する全図形データを公差値に
応じて修正し、修正した全図形データに基づいて干渉部
の発生の有無を判定する干渉チェック処理ステップと、
干渉部の発生の有無を示す図形を生成する表示図形生成
ステップと、生成した図形を表示装置に表示させる表示
ステップとを有する構成を有している。
差または全最小公差に関連する全図形データを公差値に
応じて修正し、修正した全図形データに基づいて干渉部
の発生の有無を判定する干渉チェック処理ステップと、
干渉部の発生の有無を示す図形を生成する表示図形生成
ステップと、生成した図形を表示装置に表示させる表示
ステップとを有する構成を有している。
【0010】請求項4記載の図形処理方法は、請求項3
記載の図形処理方法において、干渉チェック処理ステッ
プが、全図形データの修正を、全最大公差、全最小公差
および全最大公差と全最小公差との間の全所定値に基づ
いて行うステップである構成を有している。
記載の図形処理方法において、干渉チェック処理ステッ
プが、全図形データの修正を、全最大公差、全最小公差
および全最大公差と全最小公差との間の全所定値に基づ
いて行うステップである構成を有している。
【0011】
【作用】上記構成によって、全最大公差または全最小公
差に関連する全図形データを公差値に応じて修正し、修
正した全図形データに基づいて干渉部の発生の有無を判
定するようにしたので、寸法公差を考慮した干渉チェッ
クを行うことができる。また、干渉部の発生の有無を図
形でもって表示装置に表示させるようにしたので、干渉
の有無を視覚的に判断することができ、干渉の判断が容
易となる。さらに、全図形データの修正を、全最大公
差、全最小公差および全最大公差と全最小公差との間の
全所定値に基づいて行うようにしたので、干渉チェック
をより精細に、従ってより正確に行うことができる。
差に関連する全図形データを公差値に応じて修正し、修
正した全図形データに基づいて干渉部の発生の有無を判
定するようにしたので、寸法公差を考慮した干渉チェッ
クを行うことができる。また、干渉部の発生の有無を図
形でもって表示装置に表示させるようにしたので、干渉
の有無を視覚的に判断することができ、干渉の判断が容
易となる。さらに、全図形データの修正を、全最大公
差、全最小公差および全最大公差と全最小公差との間の
全所定値に基づいて行うようにしたので、干渉チェック
をより精細に、従ってより正確に行うことができる。
【0012】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図を用い
て説明する。
て説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例に係る図形処理装
置を示す装置ブロック図である。図1において、1は中
央処理装置、2は表示装置、3は入力装置、4は主記憶
装置、6はデータベース部、71は入力用インタフェー
スモジュール、72は内部コマンド生成モジュール、7
3は図形データ管理モジュール、74は表示図形生成モ
ジュール、75は表示モジュールであり、これらは図7
と同様のものであるので、同一符号を付して説明は省略
する。5は図形処理プログラムを保存する二次記憶装
置、7は三次元図形処理を実行するプログラムを格納す
るプログラムモジュール、76は干渉チェックを実行す
る干渉チェック処理プログラムを格納する干渉チェック
モジュール、77は寸法公差データを加味したデータ変
換を行う寸法公差演算プログラムを格納する寸法公差演
算モジュール、78は仕上げ記号および寸法公差を登録
する仕上げ記号・寸法公差テーブルを格納する仕上げ記
号・寸法公差テーブル部であり、プログラムモジュール
7はモジュール71〜77および仕上げ記号・寸法公差
テーブル部78から成る。
置を示す装置ブロック図である。図1において、1は中
央処理装置、2は表示装置、3は入力装置、4は主記憶
装置、6はデータベース部、71は入力用インタフェー
スモジュール、72は内部コマンド生成モジュール、7
3は図形データ管理モジュール、74は表示図形生成モ
ジュール、75は表示モジュールであり、これらは図7
と同様のものであるので、同一符号を付して説明は省略
する。5は図形処理プログラムを保存する二次記憶装
置、7は三次元図形処理を実行するプログラムを格納す
るプログラムモジュール、76は干渉チェックを実行す
る干渉チェック処理プログラムを格納する干渉チェック
モジュール、77は寸法公差データを加味したデータ変
換を行う寸法公差演算プログラムを格納する寸法公差演
算モジュール、78は仕上げ記号および寸法公差を登録
する仕上げ記号・寸法公差テーブルを格納する仕上げ記
号・寸法公差テーブル部であり、プログラムモジュール
7はモジュール71〜77および仕上げ記号・寸法公差
テーブル部78から成る。
【0014】図2は図1の中央処理装置における機能実
現手段を示す機能ブロック図である。図2において、1
1は操作者との対話を行う入力用インタフェース手段、
12は入力用インタフェース手段11からの指令により
所定のプログラムを起動する内部コマンド生成手段、1
3は全最大公差または全最小公差に関連する全図形デー
タを公差値に応じて修正し、修正した全図形データに基
づいて干渉部の発生の有無を判定する干渉チェック処理
手段、14は干渉部の発生の有無を示す図形を生成する
表示図形生成手段、15は上記生成した図形を表示装置
2に表示させる表示手段である。
現手段を示す機能ブロック図である。図2において、1
1は操作者との対話を行う入力用インタフェース手段、
12は入力用インタフェース手段11からの指令により
所定のプログラムを起動する内部コマンド生成手段、1
3は全最大公差または全最小公差に関連する全図形デー
タを公差値に応じて修正し、修正した全図形データに基
づいて干渉部の発生の有無を判定する干渉チェック処理
手段、14は干渉部の発生の有無を示す図形を生成する
表示図形生成手段、15は上記生成した図形を表示装置
2に表示させる表示手段である。
【0015】図3は図面17における寸法線16で示す
寸法の寸法公差を含んだ図面表示図であって、図1にお
けるデータベース部6には、座標値による幾何情報を管
理する図形データベース18、寸法線に付記された寸法
と寸法公差を保存するテキスト注記データベース19、
図面の管理に使用される図面データベース20の各デー
タベースがデータベース部6に格納されている。図面1
7中の直径φ20の寸法には各々、最小寸法公差±0.
01と最大寸法公差±0.05が注記されている。ここ
で、寸法公差に使用されるデータは図形データベース1
8に蓄えられた幾何情報であり、このデータは操作者が
図形を作成する際にマウスや座標値の入力により指定さ
れたものである。そこで、テキスト注記データベース1
9に蓄積された寸法公差を干渉チェック処理に反映させ
るために、寸法公差の注記入力の際に幾何情報を図形デ
ータへリンクポインタによってリンクさせる。
寸法の寸法公差を含んだ図面表示図であって、図1にお
けるデータベース部6には、座標値による幾何情報を管
理する図形データベース18、寸法線に付記された寸法
と寸法公差を保存するテキスト注記データベース19、
図面の管理に使用される図面データベース20の各デー
タベースがデータベース部6に格納されている。図面1
7中の直径φ20の寸法には各々、最小寸法公差±0.
01と最大寸法公差±0.05が注記されている。ここ
で、寸法公差に使用されるデータは図形データベース1
8に蓄えられた幾何情報であり、このデータは操作者が
図形を作成する際にマウスや座標値の入力により指定さ
れたものである。そこで、テキスト注記データベース1
9に蓄積された寸法公差を干渉チェック処理に反映させ
るために、寸法公差の注記入力の際に幾何情報を図形デ
ータへリンクポインタによってリンクさせる。
【0016】以上のように構成された図形処理装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、寸法公差入力動
作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
寸法線に付記された寸法が入力されると(S1)、寸法
に付加して寸法公差を入力するか否かを判定し(S
2)、寸法公差を入力すると判定した場合には、最大公
差および最小公差を入力し(S3、S4)、次に、図面
作成過程で入力された幾何情報へ上記両公差のリンクポ
インタが与えられる(S5)。ステップ2で寸法公差を
入力しないと判定した場合には処理を終了する。ステッ
プ5のリンクポインタは、文字列データとしてデータに
蓄えられた注記データから公差値のみを数値データ型と
して認識し、データベース部6内のメモリ番地を幾何情
報の図形データベース18の属性データとともに保存す
ることで実現される。以上の公差値の設定をもとに干渉
チェックが行われる。
いて、以下その動作を説明する。まず、寸法公差入力動
作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
寸法線に付記された寸法が入力されると(S1)、寸法
に付加して寸法公差を入力するか否かを判定し(S
2)、寸法公差を入力すると判定した場合には、最大公
差および最小公差を入力し(S3、S4)、次に、図面
作成過程で入力された幾何情報へ上記両公差のリンクポ
インタが与えられる(S5)。ステップ2で寸法公差を
入力しないと判定した場合には処理を終了する。ステッ
プ5のリンクポインタは、文字列データとしてデータに
蓄えられた注記データから公差値のみを数値データ型と
して認識し、データベース部6内のメモリ番地を幾何情
報の図形データベース18の属性データとともに保存す
ることで実現される。以上の公差値の設定をもとに干渉
チェックが行われる。
【0017】次に、干渉チェック動作について、図5の
フローチャートを用いて説明する。まず入力用インタフ
ェース手段11の指令に基づいて内部コマンド生成手段
12は干渉チェックに必要なプログラムを起動する(S
11)。この必要なプログラムとは、干渉チェック処理
プログラム、表示図形生成プログラムおよび表示プログ
ラムである。次に、どのような干渉チェックかは操作者
から要求されるわけであるが、まず、その要求が図面1
7に注記されている全最大公差を考慮した干渉チェック
か否かを判定し(S12)、全最大公差を考慮した干渉
チェックでない場合には次に、操作者の要求が図面17
に注記されている全最小公差を考慮した干渉チェックか
否かを判定する(S13)。全最大公差または全最小公
差を考慮した干渉チェックであると判定した場合にはス
テップ14へ移行し、図形データ修正処理を行う。この
処理においては、リンクポインタが示す幾何情報に対し
て、最大公差または最小公差に関連する全図形データを
最大公差または最小公差を加えた図形データに修正す
る。また、公差を加味しない場合は従来の干渉チェック
に対する要求として処理される(S15)。最大公差ま
たは最小公差を考慮した干渉チェックであっても、また
従来の干渉チェックであっても、次のステップ16で干
渉部の発生の有無を判定する干渉チェック処理が開始さ
れる。次に、干渉部の発生の有無を示す図形を生成し
(S16)、この生成した図形を表示装置2に表示させ
る(S17)。図5のフローチャートにおいて、ステッ
プ11は内部コマンド生成手段12による内部コマンド
生成工程を示し、ステップ12〜16は干渉チェック処
理手段13による干渉チェック処理工程を、ステップ1
7は表示図形生成手段14、表示手段15による表示図
形生成工程、表示工程を示す。図5のフローを全最大公
差および全最小公差について繰り返すことにより、全図
形データについて干渉チェックを行うことができる。
フローチャートを用いて説明する。まず入力用インタフ
ェース手段11の指令に基づいて内部コマンド生成手段
12は干渉チェックに必要なプログラムを起動する(S
11)。この必要なプログラムとは、干渉チェック処理
プログラム、表示図形生成プログラムおよび表示プログ
ラムである。次に、どのような干渉チェックかは操作者
から要求されるわけであるが、まず、その要求が図面1
7に注記されている全最大公差を考慮した干渉チェック
か否かを判定し(S12)、全最大公差を考慮した干渉
チェックでない場合には次に、操作者の要求が図面17
に注記されている全最小公差を考慮した干渉チェックか
否かを判定する(S13)。全最大公差または全最小公
差を考慮した干渉チェックであると判定した場合にはス
テップ14へ移行し、図形データ修正処理を行う。この
処理においては、リンクポインタが示す幾何情報に対し
て、最大公差または最小公差に関連する全図形データを
最大公差または最小公差を加えた図形データに修正す
る。また、公差を加味しない場合は従来の干渉チェック
に対する要求として処理される(S15)。最大公差ま
たは最小公差を考慮した干渉チェックであっても、また
従来の干渉チェックであっても、次のステップ16で干
渉部の発生の有無を判定する干渉チェック処理が開始さ
れる。次に、干渉部の発生の有無を示す図形を生成し
(S16)、この生成した図形を表示装置2に表示させ
る(S17)。図5のフローチャートにおいて、ステッ
プ11は内部コマンド生成手段12による内部コマンド
生成工程を示し、ステップ12〜16は干渉チェック処
理手段13による干渉チェック処理工程を、ステップ1
7は表示図形生成手段14、表示手段15による表示図
形生成工程、表示工程を示す。図5のフローを全最大公
差および全最小公差について繰り返すことにより、全図
形データについて干渉チェックを行うことができる。
【0018】なお、図5のフローチャートにおいては、
図形データの修正を最大公差および最小公差に基づくと
したが、該修正を最大公差、最小公差および最大公差・
最小公差間の一つ又は複数の所定値に基づいて行うよう
にしてもよく、この場合には多数の値に基づいて干渉チ
ェックを行うことになり、干渉チェックがより精細、し
たがってより正確になる。
図形データの修正を最大公差および最小公差に基づくと
したが、該修正を最大公差、最小公差および最大公差・
最小公差間の一つ又は複数の所定値に基づいて行うよう
にしてもよく、この場合には多数の値に基づいて干渉チ
ェックを行うことになり、干渉チェックがより精細、し
たがってより正確になる。
【0019】図6(a)は全最小寸法公差についての干
渉チェックの結果を表す図形を示す干渉チェック結果
図、図6(b)は全最大寸法公差についての干渉チェッ
クの結果を表す図形を示す干渉チェック結果図である。
最小寸法公差の場合は図6(a)に示すように干渉部は
発生せず、最大寸法公差の場合は図6(b)に示すよう
に干渉部21が発生している。干渉が起こらない場合は
通常の組立位置に部品が配置される。干渉が発生した場
合は干渉部21を斜線や強調色により表示し、操作者に
警告する。
渉チェックの結果を表す図形を示す干渉チェック結果
図、図6(b)は全最大寸法公差についての干渉チェッ
クの結果を表す図形を示す干渉チェック結果図である。
最小寸法公差の場合は図6(a)に示すように干渉部は
発生せず、最大寸法公差の場合は図6(b)に示すよう
に干渉部21が発生している。干渉が起こらない場合は
通常の組立位置に部品が配置される。干渉が発生した場
合は干渉部21を斜線や強調色により表示し、操作者に
警告する。
【0020】以上のように本実施例によれば、干渉チェ
ック処理手段13により、全最大公差または全最小公差
に関連する全図形データを公差値に応じて修正し、修正
した全図形データに基づいて干渉部21の発生の有無を
判定するようにしたので、寸法公差を考慮した干渉チェ
ックを行うことができる。また、表示図形生成手段1
4、表示手段15により、干渉部21の発生の有無を図
形でもって表示装置2に表示させるようにしたので、干
渉の有無を視覚的に判断することができ、干渉の判断が
容易となる。さらに、全図形データの修正を、全最大公
差、全最小公差および全最大公差・全最小公差間の全所
定値に基づいて行うようにしたので、干渉チェックをよ
り精細に、従ってより正確に行うことができる。
ック処理手段13により、全最大公差または全最小公差
に関連する全図形データを公差値に応じて修正し、修正
した全図形データに基づいて干渉部21の発生の有無を
判定するようにしたので、寸法公差を考慮した干渉チェ
ックを行うことができる。また、表示図形生成手段1
4、表示手段15により、干渉部21の発生の有無を図
形でもって表示装置2に表示させるようにしたので、干
渉の有無を視覚的に判断することができ、干渉の判断が
容易となる。さらに、全図形データの修正を、全最大公
差、全最小公差および全最大公差・全最小公差間の全所
定値に基づいて行うようにしたので、干渉チェックをよ
り精細に、従ってより正確に行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、全最大公差また
は全最小公差に関連する全図形データを公差値に応じて
修正し、修正した全図形データに基づいて干渉部の発生
の有無を判定する干渉チェック処理手段と、干渉部の発
生の有無を示す図形を生成する表示図形生成手段と、生
成した図形を表示装置に表示させる表示手段とを有する
ことにより、寸法公差を考慮した干渉チェックを行うこ
とが可能な図形処理装置を実現することができる。ま
た、干渉部の発生の有無を図形でもって表示装置に表示
させるようにしたので、干渉の有無を視覚的に判断する
ことができ、干渉の判断が容易となる図形処理装置を実
現することができる。
は全最小公差に関連する全図形データを公差値に応じて
修正し、修正した全図形データに基づいて干渉部の発生
の有無を判定する干渉チェック処理手段と、干渉部の発
生の有無を示す図形を生成する表示図形生成手段と、生
成した図形を表示装置に表示させる表示手段とを有する
ことにより、寸法公差を考慮した干渉チェックを行うこ
とが可能な図形処理装置を実現することができる。ま
た、干渉部の発生の有無を図形でもって表示装置に表示
させるようにしたので、干渉の有無を視覚的に判断する
ことができ、干渉の判断が容易となる図形処理装置を実
現することができる。
【0022】また、干渉チェック処理手段が、全図形デ
ータの修正を、全最大公差、全最小公差および全最大公
差と全最小公差との間の全所定値に基づいて行うことに
より、干渉チェックをより精細に、従ってより正確に行
うことが可能な図形処理装置を実現することができる。
ータの修正を、全最大公差、全最小公差および全最大公
差と全最小公差との間の全所定値に基づいて行うことに
より、干渉チェックをより精細に、従ってより正確に行
うことが可能な図形処理装置を実現することができる。
【0023】さらに、全最大公差または全最小公差に関
連する全図形データを公差値に応じて修正し、修正した
全図形データに基づいて干渉部の発生の有無を判定する
干渉チェック処理工程と、干渉部の発生の有無を示す図
形を生成する表示図形生成工程と、生成した図形を表示
装置に表示させる表示工程とを有することにより、寸法
公差を考慮した干渉チェックを行うことが可能な図形処
理方法を実現することができる。また、干渉部の発生の
有無を図形でもって表示装置に表示させるようにしたの
で、干渉の有無を視覚的に判断することができ、干渉の
判断が容易となる図形処理方法を実現することができ
る。
連する全図形データを公差値に応じて修正し、修正した
全図形データに基づいて干渉部の発生の有無を判定する
干渉チェック処理工程と、干渉部の発生の有無を示す図
形を生成する表示図形生成工程と、生成した図形を表示
装置に表示させる表示工程とを有することにより、寸法
公差を考慮した干渉チェックを行うことが可能な図形処
理方法を実現することができる。また、干渉部の発生の
有無を図形でもって表示装置に表示させるようにしたの
で、干渉の有無を視覚的に判断することができ、干渉の
判断が容易となる図形処理方法を実現することができ
る。
【0024】さらに、干渉チェック処理工程が、全図形
データの修正を、全最大公差、全最小公差および全最大
公差と全最小公差との間の全所定値に基づいて行う工程
であることにより、干渉チェックをより精細に、従って
より正確に行うことが可能な図形処理方法を実現するこ
とができる。
データの修正を、全最大公差、全最小公差および全最大
公差と全最小公差との間の全所定値に基づいて行う工程
であることにより、干渉チェックをより精細に、従って
より正確に行うことが可能な図形処理方法を実現するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例に係る図形処理装置を示す装
置ブロック図
置ブロック図
【図2】図1の装置を構成する中央処理装置における機
能実現手段を示す機能ブロック図
能実現手段を示す機能ブロック図
【図3】寸法公差を含んだ図面表示図
【図4】図1の装置における寸法公差入力動作を示すフ
ローチャート
ローチャート
【図5】図1の装置における干渉チェック動作を示すフ
ローチャート
ローチャート
【図6】(a)全最小寸法公差についての干渉チェック
の結果を表す図形を示す干渉チェック結果図 (b)全最大寸法公差についての干渉チェックの結果を
表す図形を示す干渉チェック結果図
の結果を表す図形を示す干渉チェック結果図 (b)全最大寸法公差についての干渉チェックの結果を
表す図形を示す干渉チェック結果図
【図7】従来の図形処理装置を示す装置ブロック図
1 中央処理装置 2 表示装置 3 入力装置 4 主記憶装置 5 二次記憶装置 6 データベース部 7 プログラムモジュール 11 入力用インタフェース手段 12 内部コマンド生成手段 13 干渉チェック処理手段 14 表示図形生成手段 15 表示手段 16 寸法線 17 図面 18 図形データベース 19 テキスト注記データベース 20 図面データベース 21 干渉部 71 入力用インタフェースモジュール 72 内部コマンド生成モジュール 73 図形データ管理モジュール 74 表示図形生成モジュール 75 表示モジュール 76 干渉チェックモジュール 77 寸法公差演算モジュール 78 仕上げ記号・寸法公差テーブル部
Claims (4)
- 【請求項1】全最大公差または全最小公差に関連する全
図形データを公差値に応じて修正し、前記修正した全図
形データに基づいて干渉部の発生の有無を判定する干渉
チェック処理手段と、前記干渉部の発生の有無を示す図
形を生成する表示図形生成手段と、前記生成した図形を
表示装置に表示させる表示手段とを有することを特徴と
する図形処理装置。 - 【請求項2】前記干渉チェック処理手段は、前記全図形
データの修正を、前記全最大公差、全最小公差および前
記全最大公差と前記全最小公差との間の全所定値に基づ
いて行うことを特徴とする請求項1記載の図形処理装
置。 - 【請求項3】全最大公差または全最小公差に関連する全
図形データを公差値に応じて修正し、前記修正した全図
形データに基づいて干渉部の発生の有無を判定する干渉
チェック処理ステップと、前記干渉部の発生の有無を示
す図形を生成する表示図形生成ステップと、前記生成し
た図形を表示装置に表示させる表示ステップとを有する
ことを特徴とする図形処理方法。 - 【請求項4】前記干渉チェック処理ステップは、前記全
図形データの修正を、前記全最大公差、全最小公差およ
び前記全最大公差と前記全最小公差との間の全所定値に
基づいて行うステップであることを特徴とする請求項3
記載の図形処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7163449A JPH0916648A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 図形処理装置および図形処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7163449A JPH0916648A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 図形処理装置および図形処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0916648A true JPH0916648A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15774098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7163449A Pending JPH0916648A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 図形処理装置および図形処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0916648A (ja) |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP7163449A patent/JPH0916648A/ja active Pending
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