JPH09164737A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH09164737A JPH09164737A JP35466895A JP35466895A JPH09164737A JP H09164737 A JPH09164737 A JP H09164737A JP 35466895 A JP35466895 A JP 35466895A JP 35466895 A JP35466895 A JP 35466895A JP H09164737 A JPH09164737 A JP H09164737A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 abstract description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録紙に対して常に一定なバックテンション
を付与することにより、記録紙の斜行,蛇行を防止す
る。 【解決手段】 記録紙を巻回して形成される記録紙ロー
ルに係合し、記録動作時における記録紙ロールの回転に
対して負荷を与えることにより記録紙に対して搬送され
る方向と相反する方向に所定の張力を付勢するととも
に、この負荷の大きさを制御することができるバックテ
ンション付与手段と、記録紙ロールに巻回されている記
録紙の残量を検出する記録紙残量検出手段とを設け、こ
の記録紙残量検出手段の出力に基づいてバックテンショ
ン付与手段の負荷の大きさを制御するよう構成した。
を付与することにより、記録紙の斜行,蛇行を防止す
る。 【解決手段】 記録紙を巻回して形成される記録紙ロー
ルに係合し、記録動作時における記録紙ロールの回転に
対して負荷を与えることにより記録紙に対して搬送され
る方向と相反する方向に所定の張力を付勢するととも
に、この負荷の大きさを制御することができるバックテ
ンション付与手段と、記録紙ロールに巻回されている記
録紙の残量を検出する記録紙残量検出手段とを設け、こ
の記録紙残量検出手段の出力に基づいてバックテンショ
ン付与手段の負荷の大きさを制御するよう構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラテンローラに
より記録紙を搬送して所望の記録を行う記録装置に関
し、更に詳しくは記録紙の斜行を防止して正確な記録を
行う記録装置に関するものである。
より記録紙を搬送して所望の記録を行う記録装置に関
し、更に詳しくは記録紙の斜行を防止して正確な記録を
行う記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の記録装置は、図2に示す
ような構成を有しており、この図において、1はその周
面上の一部に記録紙4が巻回されるプラテンローラ、3
はこのプラテンローラ1を回転させることにより記録紙
4を介してプラテンローラ1に圧接または離反するよう
設けられ、記録動作の際にはその表面部分にプラテンロ
ーラの軸方向に列状に設けられた発熱素子を選択的に駆
動して、搬送される記録紙4に熱エネルギーを供給して
発色させるサーマルヘッド、4は紙管42に巻回されて
形成される記録紙ロール41より適宜サーマルヘッド3
とプラテンローラ1よりなる記録部に搬送される記録
紙、8はプラテンローラ1の回転量を検出するエンコー
ダよりなる記録紙送り量検出機構である。
ような構成を有しており、この図において、1はその周
面上の一部に記録紙4が巻回されるプラテンローラ、3
はこのプラテンローラ1を回転させることにより記録紙
4を介してプラテンローラ1に圧接または離反するよう
設けられ、記録動作の際にはその表面部分にプラテンロ
ーラの軸方向に列状に設けられた発熱素子を選択的に駆
動して、搬送される記録紙4に熱エネルギーを供給して
発色させるサーマルヘッド、4は紙管42に巻回されて
形成される記録紙ロール41より適宜サーマルヘッド3
とプラテンローラ1よりなる記録部に搬送される記録
紙、8はプラテンローラ1の回転量を検出するエンコー
ダよりなる記録紙送り量検出機構である。
【0003】この種の記録装置においては、下記の理由
により記録紙4の斜行或いは皺の発生が生じることがあ
る。即ち、記録紙4を記録装置に装着する際にその搬送
経路に対して正確に位置づけなかった、つまりプラテン
ローラ1に対して記録紙ロール41が正確に平行となら
ずに位置づけられた場合、プラテンローラ1が記録紙4
に伝達する力の方向と、記録紙ロール41から搬送され
る記録紙の搬送方向が異なってしまい、記録紙ロール4
1とプラテンローラ1との間の記録紙4に皺が生じてし
まう。また、サーマルヘッド3の発熱抵抗体列の片側部
分のみを駆動させて塗り潰し等の記録(所謂片印字動
作)を行った場合、記録紙として感熱記録紙を用いた場
合は、熱エネルギーを印加して発色させた箇所が発色し
ない部分に比べて記録紙の粘性が高くなり、これにより
サーマルヘッドの片側部分においてヘッドと記録紙との
摩擦が大きくなる、所謂スティッキングを起こし、これ
により記録紙の斜行が発生してしまう。或いは、サーマ
ルヘッド3をプラテンローラ1に対して押圧する力がそ
の長手方向に均一にならない場合、記録紙が斜行または
蛇行して搬送されることとなる。
により記録紙4の斜行或いは皺の発生が生じることがあ
る。即ち、記録紙4を記録装置に装着する際にその搬送
経路に対して正確に位置づけなかった、つまりプラテン
ローラ1に対して記録紙ロール41が正確に平行となら
ずに位置づけられた場合、プラテンローラ1が記録紙4
に伝達する力の方向と、記録紙ロール41から搬送され
る記録紙の搬送方向が異なってしまい、記録紙ロール4
1とプラテンローラ1との間の記録紙4に皺が生じてし
まう。また、サーマルヘッド3の発熱抵抗体列の片側部
分のみを駆動させて塗り潰し等の記録(所謂片印字動
作)を行った場合、記録紙として感熱記録紙を用いた場
合は、熱エネルギーを印加して発色させた箇所が発色し
ない部分に比べて記録紙の粘性が高くなり、これにより
サーマルヘッドの片側部分においてヘッドと記録紙との
摩擦が大きくなる、所謂スティッキングを起こし、これ
により記録紙の斜行が発生してしまう。或いは、サーマ
ルヘッド3をプラテンローラ1に対して押圧する力がそ
の長手方向に均一にならない場合、記録紙が斜行または
蛇行して搬送されることとなる。
【0004】従来の装置においては、これら記録紙の皺
発生または斜行を防止するために、記録紙ロール41の
側部或いは表面部分に摩擦部材を押圧するか、または図
2に示す装置のように記録紙ロール41の軸芯部分にロ
ータリダンパ等の負荷5を係合させて、記録紙4に対し
てその搬送方向に相反する方向に張力,即ちバックテン
ションを付与するよう構成し、このバックテンションと
記録紙を搬送する力とで皺の発生および記録紙の斜行を
防止するよう構成されている。また、記録紙を記録装置
に装着する際に、その搬送経路に対して正確に位置づけ
られなかった場合の矯正動作として、記録紙装着の後
に、記録紙に上述のバックテンションを付与しながら所
定量搬送させ、これにより記録紙を適正位置に矯正する
所謂用紙整列動作を行うよう構成されている。
発生または斜行を防止するために、記録紙ロール41の
側部或いは表面部分に摩擦部材を押圧するか、または図
2に示す装置のように記録紙ロール41の軸芯部分にロ
ータリダンパ等の負荷5を係合させて、記録紙4に対し
てその搬送方向に相反する方向に張力,即ちバックテン
ションを付与するよう構成し、このバックテンションと
記録紙を搬送する力とで皺の発生および記録紙の斜行を
防止するよう構成されている。また、記録紙を記録装置
に装着する際に、その搬送経路に対して正確に位置づけ
られなかった場合の矯正動作として、記録紙装着の後
に、記録紙に上述のバックテンションを付与しながら所
定量搬送させ、これにより記録紙を適正位置に矯正する
所謂用紙整列動作を行うよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した記録紙ロール
に負荷を係合させてバックテンションを付与する従来の
記録装置の場合、記録紙の残量に応じた記録紙ロールの
外径変化に伴って、記録紙搬送時に記録紙ロールが受け
るトルクが変化し、これにより記録紙の伸縮量が変化し
て記録紙の送り精度が一様にならず、また、記録紙の斜
行,蛇行の原因となるという不具合を生じていた。ま
た、用紙整列動作の際、上述の装置の場合は記録紙ロー
ルに付与されるバックテンションの大きさを制御するこ
とができないので、記録紙装着時における用紙のずれ量
が大きい場合は、一回の動作で用紙を整列させることが
できず、数回行わなければならなくなり、高価な記録紙
を無駄に消費することとなっていた。
に負荷を係合させてバックテンションを付与する従来の
記録装置の場合、記録紙の残量に応じた記録紙ロールの
外径変化に伴って、記録紙搬送時に記録紙ロールが受け
るトルクが変化し、これにより記録紙の伸縮量が変化し
て記録紙の送り精度が一様にならず、また、記録紙の斜
行,蛇行の原因となるという不具合を生じていた。ま
た、用紙整列動作の際、上述の装置の場合は記録紙ロー
ルに付与されるバックテンションの大きさを制御するこ
とができないので、記録紙装着時における用紙のずれ量
が大きい場合は、一回の動作で用紙を整列させることが
できず、数回行わなければならなくなり、高価な記録紙
を無駄に消費することとなっていた。
【0006】本発明はこれらの不具合を解決するために
なされたもので、記録紙に対して常に一定なバックテン
ションを付与することにより、記録紙の斜行,蛇行を防
止することができ、正確な記録を行うことができる記録
装置を提供することを目的とする。また、少ない搬送量
で記録紙を確実に整列させることができる記録装置を提
供することを目的とする。
なされたもので、記録紙に対して常に一定なバックテン
ションを付与することにより、記録紙の斜行,蛇行を防
止することができ、正確な記録を行うことができる記録
装置を提供することを目的とする。また、少ない搬送量
で記録紙を確実に整列させることができる記録装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の記録装置においては、記録紙を巻回して形
成される記録紙ロールに係合し、記録動作時における記
録紙ロールの回転に対して負荷を与えることにより記録
紙に対して搬送される方向と相反する方向に所定の張力
を付勢するとともに、この負荷の大きさを制御すること
ができるバックテンション付与手段と、記録紙ロールに
巻回されている記録紙の残量を検出する記録紙残量検出
手段とを設け、この記録紙残量検出手段の出力に基づい
てバックテンション付与手段の負荷の大きさを制御する
よう構成した。また、記録紙を記録装置に装着した際に
は、バックテンション付与手段により記録紙に対してバ
ックテンションを断続的に付与させるとともに、記録紙
を所定量搬送して記録紙の整列動作を行うよう構成し
た。
に、本発明の記録装置においては、記録紙を巻回して形
成される記録紙ロールに係合し、記録動作時における記
録紙ロールの回転に対して負荷を与えることにより記録
紙に対して搬送される方向と相反する方向に所定の張力
を付勢するとともに、この負荷の大きさを制御すること
ができるバックテンション付与手段と、記録紙ロールに
巻回されている記録紙の残量を検出する記録紙残量検出
手段とを設け、この記録紙残量検出手段の出力に基づい
てバックテンション付与手段の負荷の大きさを制御する
よう構成した。また、記録紙を記録装置に装着した際に
は、バックテンション付与手段により記録紙に対してバ
ックテンションを断続的に付与させるとともに、記録紙
を所定量搬送して記録紙の整列動作を行うよう構成し
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の記
録装置を説明する。図1は本発明の記録装置の構成を示
す図であり、図において1はプラテンローラ、3はサー
マルヘッド、4は記録紙、5はバックテンション付与手
段、6は記録紙送り量検出手段、7は制御部であり、図
中、上述の従来の記録装置と同等な構成については、同
符号を以て示されている。記録紙4は、軸芯である紙管
42に巻回されて保持されている記録紙ロール41よ
り、プラテンローラ1およびサーマルヘッド3よりなる
記録部に搬送される。またサーマルヘッド3は、この記
録紙4をプラテンローラ1に押圧するように(即ち図の
矢印A方向に)付勢され、この状態で記録紙搬送手段が
プラテンローラ1を図のB方向に回転させることにより
記録紙4の搬送が行われる。制御部7は、サーマルヘッ
ド3に発熱抵抗体列1ライン分毎の記録データを送出
し、且つ記録紙4が1ラインに相当する距離だけ送られ
る度に続く記録データを送出して発熱抵抗体列を駆動
し、記録を行うよう構成されている。これらの構成は上
述の従来の装置と同等である。
録装置を説明する。図1は本発明の記録装置の構成を示
す図であり、図において1はプラテンローラ、3はサー
マルヘッド、4は記録紙、5はバックテンション付与手
段、6は記録紙送り量検出手段、7は制御部であり、図
中、上述の従来の記録装置と同等な構成については、同
符号を以て示されている。記録紙4は、軸芯である紙管
42に巻回されて保持されている記録紙ロール41よ
り、プラテンローラ1およびサーマルヘッド3よりなる
記録部に搬送される。またサーマルヘッド3は、この記
録紙4をプラテンローラ1に押圧するように(即ち図の
矢印A方向に)付勢され、この状態で記録紙搬送手段が
プラテンローラ1を図のB方向に回転させることにより
記録紙4の搬送が行われる。制御部7は、サーマルヘッ
ド3に発熱抵抗体列1ライン分毎の記録データを送出
し、且つ記録紙4が1ラインに相当する距離だけ送られ
る度に続く記録データを送出して発熱抵抗体列を駆動
し、記録を行うよう構成されている。これらの構成は上
述の従来の装置と同等である。
【0009】図の記録装置は、巻戻しモータ44を図の
矢印C方向に回転させることにより、記録済みの記録紙
4を(図の矢印D方向に回転させて)巻き戻し、インク
シートを交換した後、この巻き戻した記録紙4上に重ね
て記録を行うことにより多色記録を行う記録装置であ
る。図の記録装置においては、記録紙4を巻き戻すため
の巻戻しモータ44は、記録紙4の軸芯である紙管42
に取り付けられた、歯車であるフランジ43に歯合して
おり、各色による単位記録が終了する毎に、記録紙4を
所定量巻戻すよう構成されている。また、フランジ43
にはバックテンション付与手段としてのパウダークラッ
チ5が歯合しており、記録動作時に記録紙4が搬送され
る(記録紙ロール41が図の矢印E方向に回転される)
際に、回転するフランジ43に対して負荷を与え、これ
により記録紙4に張力,即ちバックテンションを付与す
るよう構成されている。このパウダークラッチ5は、供
給される電力に応じて負荷の大きさ(ブレーキ力)が決
定されるよう構成されており、また、このパウダークラ
ッチ5に供給される電力は、制御部7により制御され
る。記録紙残量検出手段9として、パウダークラッチ5
にはスリットが設けられたスリット板92が、また、記
録装置本体にはこのスリット板92の回転移動状態を検
出するための透過型センサ91が各々設けられている。
矢印C方向に回転させることにより、記録済みの記録紙
4を(図の矢印D方向に回転させて)巻き戻し、インク
シートを交換した後、この巻き戻した記録紙4上に重ね
て記録を行うことにより多色記録を行う記録装置であ
る。図の記録装置においては、記録紙4を巻き戻すため
の巻戻しモータ44は、記録紙4の軸芯である紙管42
に取り付けられた、歯車であるフランジ43に歯合して
おり、各色による単位記録が終了する毎に、記録紙4を
所定量巻戻すよう構成されている。また、フランジ43
にはバックテンション付与手段としてのパウダークラッ
チ5が歯合しており、記録動作時に記録紙4が搬送され
る(記録紙ロール41が図の矢印E方向に回転される)
際に、回転するフランジ43に対して負荷を与え、これ
により記録紙4に張力,即ちバックテンションを付与す
るよう構成されている。このパウダークラッチ5は、供
給される電力に応じて負荷の大きさ(ブレーキ力)が決
定されるよう構成されており、また、このパウダークラ
ッチ5に供給される電力は、制御部7により制御され
る。記録紙残量検出手段9として、パウダークラッチ5
にはスリットが設けられたスリット板92が、また、記
録装置本体にはこのスリット板92の回転移動状態を検
出するための透過型センサ91が各々設けられている。
【0010】本発明の記録装置においては、先ず、記録
紙残量検出手段9により記録紙の残量,即ち記録紙ロー
ル41の外径を検出する。この記録紙ロール41の外径
の検出方法としては、電源投入時または記録動作開始時
において、制御部7はプラテンローラ1を回転させて記
録紙4を所定量搬送するとともに、この時の記録紙残量
検出手段9の出力より記録紙ロール41の回転量を検出
し、これにより記録紙ロール41の外径を算出する。即
ち、プラテンローラ1の回転量とスリット板92(記録
紙ロール41)の回転量の関係は、記録紙の残量,即ち
記録紙ロール41の外径に応じた既知の関係となるの
で、記録紙残量検出手段9の出力と予め検出,格納して
いるデータとを比較することにより、記録に関わる記録
紙ロール41の外径が検出される。記録動作時において
は、制御部7は巻戻しモータ44に対する電力供給を遮
断するとともに、上記検出した記録紙ロール41の外径
に応じて、記録紙ロール41に付与する負荷の大きさ,
即ちパウダークラッチ5に供給する電力(パウダークラ
ッチ5によるブレーキ力)を決定し、決定した電力を供
給する。
紙残量検出手段9により記録紙の残量,即ち記録紙ロー
ル41の外径を検出する。この記録紙ロール41の外径
の検出方法としては、電源投入時または記録動作開始時
において、制御部7はプラテンローラ1を回転させて記
録紙4を所定量搬送するとともに、この時の記録紙残量
検出手段9の出力より記録紙ロール41の回転量を検出
し、これにより記録紙ロール41の外径を算出する。即
ち、プラテンローラ1の回転量とスリット板92(記録
紙ロール41)の回転量の関係は、記録紙の残量,即ち
記録紙ロール41の外径に応じた既知の関係となるの
で、記録紙残量検出手段9の出力と予め検出,格納して
いるデータとを比較することにより、記録に関わる記録
紙ロール41の外径が検出される。記録動作時において
は、制御部7は巻戻しモータ44に対する電力供給を遮
断するとともに、上記検出した記録紙ロール41の外径
に応じて、記録紙ロール41に付与する負荷の大きさ,
即ちパウダークラッチ5に供給する電力(パウダークラ
ッチ5によるブレーキ力)を決定し、決定した電力を供
給する。
【0011】このロール紙を用いる記録装置において
は、記録紙搬送時に記録部が記録紙4に付与する力は常
に一定であるが、記録紙ロール41が記録部より受ける
力(トルク)は、記録紙ロール41の外径の変化に伴っ
て変化する。そこで、本発明の記録装置においては、記
録紙4に対する張力,即ちバックテンションを一定とす
るために、パウダークラッチ5に供給する電力を適宜変
化させて制御するよう構成されている。即ち、記録紙ロ
ール41における記録紙の残量が多い場合は、記録紙ロ
ール41の外径が大きいので、記録紙ロール41が記録
部より受けるトルクは大きくなり、これに応じて制御装
置7はパウダークラッチ5に供給する電力を大きくし、
逆に記録紙の残量が少ない場合には、記録紙ロール41
の外径が小さいので、記録紙ロール41が記録部より受
けるトルクは小さくなり、これに応じて制御装置7はパ
ウダークラッチ5に供給する電力を小さくするよう制御
する。このように記録紙ロール41が受けるトルクに応
じてパウダークラッチ5の負荷の大きさを適宜変化させ
ることにより、搬送される記録紙4に対して常に一定の
バックテンションを付与することができる。また、記録
開始時においては、上記記録動作開始前に検出した記録
紙の残量に基づいた電力を、バックテンション付与機構
5に供給し、記録動作時においては、バックテンション
付与機構5に供給する電力を記録紙4の搬送量に応じて
適宜変化させ、これにより常に一定のバックテンション
を記録紙4に付与する。
は、記録紙搬送時に記録部が記録紙4に付与する力は常
に一定であるが、記録紙ロール41が記録部より受ける
力(トルク)は、記録紙ロール41の外径の変化に伴っ
て変化する。そこで、本発明の記録装置においては、記
録紙4に対する張力,即ちバックテンションを一定とす
るために、パウダークラッチ5に供給する電力を適宜変
化させて制御するよう構成されている。即ち、記録紙ロ
ール41における記録紙の残量が多い場合は、記録紙ロ
ール41の外径が大きいので、記録紙ロール41が記録
部より受けるトルクは大きくなり、これに応じて制御装
置7はパウダークラッチ5に供給する電力を大きくし、
逆に記録紙の残量が少ない場合には、記録紙ロール41
の外径が小さいので、記録紙ロール41が記録部より受
けるトルクは小さくなり、これに応じて制御装置7はパ
ウダークラッチ5に供給する電力を小さくするよう制御
する。このように記録紙ロール41が受けるトルクに応
じてパウダークラッチ5の負荷の大きさを適宜変化させ
ることにより、搬送される記録紙4に対して常に一定の
バックテンションを付与することができる。また、記録
開始時においては、上記記録動作開始前に検出した記録
紙の残量に基づいた電力を、バックテンション付与機構
5に供給し、記録動作時においては、バックテンション
付与機構5に供給する電力を記録紙4の搬送量に応じて
適宜変化させ、これにより常に一定のバックテンション
を記録紙4に付与する。
【0012】上述の実施例においては、バックテンショ
ン付与機構としてパウダークラッチが用いられている
が、これに限定されるものではなく、例えばDCモータ
や電磁ブレーキ等の負荷の大きさを制御することができ
るものであればよい。また、巻戻しモータ44をバック
テンション付与手段として用いてもよく、この場合は、
記録動作時にこの巻戻しモータ44に対して、記録紙が
巻き取られない程度の微弱な電力を供給し、これにより
記録紙に対してバックテンションを付与するよう構成し
てもよい。
ン付与機構としてパウダークラッチが用いられている
が、これに限定されるものではなく、例えばDCモータ
や電磁ブレーキ等の負荷の大きさを制御することができ
るものであればよい。また、巻戻しモータ44をバック
テンション付与手段として用いてもよく、この場合は、
記録動作時にこの巻戻しモータ44に対して、記録紙が
巻き取られない程度の微弱な電力を供給し、これにより
記録紙に対してバックテンションを付与するよう構成し
てもよい。
【0013】次に、本発明の記録装置における記録紙装
着時の用紙整列動作を説明する。本発明の記録装置にお
いて記録紙4を装着する場合、操作者は先ず記録装置を
用紙セットモード(非動作状態)に設定したうえで、サ
ーマルヘッド3をプラテンローラ1から離反(即ち図の
矢印方向A方向と逆向きに変位させる。)させる。次
に、記録紙ロール41を記録装置本体の所定位置にセッ
トする。この際、記録紙ロール41の端部に設けられた
フランジ43は、パウダークラッチ5および巻き戻しモ
ータ44の歯車に歯合する。その後、記録紙ロール41
より記録紙4を引き出して、プラテンローラ1の一部周
面に巻回し、用紙セットモードを解除(即ち記録装置を
動作状態に設定する。)する。
着時の用紙整列動作を説明する。本発明の記録装置にお
いて記録紙4を装着する場合、操作者は先ず記録装置を
用紙セットモード(非動作状態)に設定したうえで、サ
ーマルヘッド3をプラテンローラ1から離反(即ち図の
矢印方向A方向と逆向きに変位させる。)させる。次
に、記録紙ロール41を記録装置本体の所定位置にセッ
トする。この際、記録紙ロール41の端部に設けられた
フランジ43は、パウダークラッチ5および巻き戻しモ
ータ44の歯車に歯合する。その後、記録紙ロール41
より記録紙4を引き出して、プラテンローラ1の一部周
面に巻回し、用紙セットモードを解除(即ち記録装置を
動作状態に設定する。)する。
【0014】用紙セットモードが解除されたことを検出
すると、制御部7はサーマルヘッド3をプラテンローラ
1に押圧したうえで、記録装置を用紙整列動作モードに
設定する。この用紙整列動作モードにおいて、制御部7
はプラテンローラ1を回転させて記録紙4を搬送すると
ともに、記録紙に対してバックテンションが最大となる
ような負荷を断続的に付与するよう、パウダークラッチ
5を制御する。即ち、制御部7は記録紙残量検出手段9
の出力より記録紙4の搬送量を算出し、一定量搬送する
毎にパウダークラッチ5に対して最大負荷を付与する電
力を一定期間供給し、パウダークラッチ5を断続的に制
御する。用紙整列動作中においては、記録紙4に付与さ
れるバックテンションが0から最大値に変化する瞬間に
記録紙4に強い伸縮が働くので、本発明のように、記録
紙に対してバックテンションを断続的に付与することに
より、用紙の整列を迅速に行うことができる。従って、
上述の従来の装置に比べて用紙整列のための記録紙搬送
量が少なくて済み、確実に用紙の整列を行うことができ
る。上述の実施例においては、用紙整列動作中の記録紙
搬送量検出手段として記録紙残量検出手段5を使用して
いるが、記録紙搬送経路の下流側にフィードローラを設
け、このフィードローラにエンコーダを押圧し、このエ
ンコーダの出力より記録紙の搬送量を検出するよう構成
しても良い。
すると、制御部7はサーマルヘッド3をプラテンローラ
1に押圧したうえで、記録装置を用紙整列動作モードに
設定する。この用紙整列動作モードにおいて、制御部7
はプラテンローラ1を回転させて記録紙4を搬送すると
ともに、記録紙に対してバックテンションが最大となる
ような負荷を断続的に付与するよう、パウダークラッチ
5を制御する。即ち、制御部7は記録紙残量検出手段9
の出力より記録紙4の搬送量を算出し、一定量搬送する
毎にパウダークラッチ5に対して最大負荷を付与する電
力を一定期間供給し、パウダークラッチ5を断続的に制
御する。用紙整列動作中においては、記録紙4に付与さ
れるバックテンションが0から最大値に変化する瞬間に
記録紙4に強い伸縮が働くので、本発明のように、記録
紙に対してバックテンションを断続的に付与することに
より、用紙の整列を迅速に行うことができる。従って、
上述の従来の装置に比べて用紙整列のための記録紙搬送
量が少なくて済み、確実に用紙の整列を行うことができ
る。上述の実施例においては、用紙整列動作中の記録紙
搬送量検出手段として記録紙残量検出手段5を使用して
いるが、記録紙搬送経路の下流側にフィードローラを設
け、このフィードローラにエンコーダを押圧し、このエ
ンコーダの出力より記録紙の搬送量を検出するよう構成
しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の記録装置
においては、記録紙を巻回して形成される記録紙ロール
に係合し、記録動作時における記録紙ロールの回転に対
して負荷を与えることにより記録紙に対して搬送される
方向と相反する方向に所定の張力を付勢するとともに、
この負荷の大きさを制御することができるバックテンシ
ョン付与手段と、記録紙ロールに巻回されている記録紙
の残量を検出する記録紙残量検出手段とを設け、記録紙
残量検出手段の出力に基づいてバックテンション付与手
段の負荷の大きさを制御するよう構成したので、常に一
定なバックテンションを付与することができ、記録紙の
斜行,蛇行を防止することができ、正確な記録を行うこ
とができるという効果を奏する。また、本発明の記録装
置においては、記録紙を記録装置に装着した際に、バッ
クテンション付与手段により記録紙に対してバックテン
ションを断続的に付与させるとともに、記録紙を所定量
搬送して記録紙の整列動作を行うよう構成したので、少
ない搬送量で記録紙を確実に整列させることができると
いう効果を奏する。
においては、記録紙を巻回して形成される記録紙ロール
に係合し、記録動作時における記録紙ロールの回転に対
して負荷を与えることにより記録紙に対して搬送される
方向と相反する方向に所定の張力を付勢するとともに、
この負荷の大きさを制御することができるバックテンシ
ョン付与手段と、記録紙ロールに巻回されている記録紙
の残量を検出する記録紙残量検出手段とを設け、記録紙
残量検出手段の出力に基づいてバックテンション付与手
段の負荷の大きさを制御するよう構成したので、常に一
定なバックテンションを付与することができ、記録紙の
斜行,蛇行を防止することができ、正確な記録を行うこ
とができるという効果を奏する。また、本発明の記録装
置においては、記録紙を記録装置に装着した際に、バッ
クテンション付与手段により記録紙に対してバックテン
ションを断続的に付与させるとともに、記録紙を所定量
搬送して記録紙の整列動作を行うよう構成したので、少
ない搬送量で記録紙を確実に整列させることができると
いう効果を奏する。
【図1】 本発明の記録装置の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図2】 従来の記録装置を示す説明図である。
1 プラテンローラ 2 記録紙送りモータ部 3 サーマルヘッド 4 記録紙 5 バックテンション付与機構 6 記録紙送り量検出手段 7 制御部 8 記録紙送り量検出機構 9 記録紙残量検出手段
Claims (2)
- 【請求項1】 プラテンローラの一部周面に記録紙を巻
き付け、当該プラテンローラを回転することにより記録
紙を搬送させるとともに、記録ヘッドに順次記録データ
を送出して記録を行う記録装置において、 上記記録紙を巻回して形成される記録紙ロールに係合
し、記録動作時における当該記録紙ロールの回転に対し
て負荷を与えることにより記録紙に対して搬送される方
向と相反する方向に所定の張力を付勢するとともに、こ
の負荷の大きさを制御することができるバックテンショ
ン付与手段と、 上記記録紙ロールに巻回されている記録紙の残量を検出
する記録紙残量検出手段とを有し、 上記記録紙残量検出手段の出力に基づいて上記バックテ
ンション付与手段の負荷の大きさを制御することを特徴
とする記録装置。 - 【請求項2】 プラテンローラの一部周面に記録紙を巻
き付け、当該プラテンローラを回転することにより記録
紙を搬送させるとともに、記録ヘッドに順次記録データ
を送出して記録を行う記録装置において、 上記記録紙を巻回して形成される記録紙ロールに係合
し、記録紙搬送時における当該記録紙ロールの回転に対
して負荷を与えることにより記録紙に対して搬送される
方向と相反する方向に所定の張力を付勢するとともに、
この負荷の大きさを制御することができるバックテンシ
ョン付与手段を有し、 記録紙を記録装置に装着した際には、上記バックテンシ
ョン付与手段により記録紙に対してバックテンションを
断続的に付与させるとともに、記録紙を所定量搬送して
記録紙の整列動作を行うことを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35466895A JPH09164737A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35466895A JPH09164737A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164737A true JPH09164737A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18439110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35466895A Pending JPH09164737A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09164737A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2735450A1 (en) | 2012-11-26 | 2014-05-28 | Ricoh Company Ltd. | Image forming apparatus |
JP2014104632A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US20140199109A1 (en) * | 2013-01-17 | 2014-07-17 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Skew reduction in print media |
US20140204163A1 (en) * | 2013-01-21 | 2014-07-24 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method to reduce skew in roll-based media |
US8925852B2 (en) | 2011-11-17 | 2015-01-06 | Ricoh Company, Ltd. | Medium supplying apparatus and image forming apparatus |
JP2016179697A (ja) * | 2016-07-14 | 2016-10-13 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US9539831B2 (en) | 2011-04-15 | 2017-01-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus, conveyance apparatus, and conveyance control method |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP35466895A patent/JPH09164737A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9539831B2 (en) | 2011-04-15 | 2017-01-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus, conveyance apparatus, and conveyance control method |
US8925852B2 (en) | 2011-11-17 | 2015-01-06 | Ricoh Company, Ltd. | Medium supplying apparatus and image forming apparatus |
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JP2014104628A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014104632A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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