JPH09162034A - 膜磁石及びその形成方法 - Google Patents

膜磁石及びその形成方法

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JPH09162034A
JPH09162034A JP34570795A JP34570795A JPH09162034A JP H09162034 A JPH09162034 A JP H09162034A JP 34570795 A JP34570795 A JP 34570795A JP 34570795 A JP34570795 A JP 34570795A JP H09162034 A JPH09162034 A JP H09162034A
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JP
Japan
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magnetic layer
film
substrate
soft magnetic
hard magnetic
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JP34570795A
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English (en)
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Shinji Yamashita
慎次 山下
Yuji Ishida
雄二 石田
Mitsuaki Ikeda
満昭 池田
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F10/00Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
    • H01F10/32Spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices
    • H01F10/3222Exchange coupled hard/soft multilayers, e.g. CoPt/Co or NiFe/CoSm

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Thin Magnetic Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】膜厚を薄くしても、有効な磁気エネルギが利用
でき、永久磁石を応用した装置の高性能化、小型化が可
能となる膜磁石を得る。 【構成】基板3上に、硬磁性層15と軟磁性層16を交
互に積層した多層合金膜を有する構成の膜磁石及びその
形成方法において、基板3を摂氏450度ないし800
度の範囲の温度に加熱し、スパッタにより基板3上に硬
磁性層15を一層あたり2nmないし4nmの厚さに形
成し、次に基板3を摂氏150度ないし650度の範囲
の温度に加熱し、スパッタにより硬磁性層15上に軟磁
性層16を一層あたり6nmないし12nmの厚さに形
成し、硬磁性層15と軟磁性層16を交互に繰り返し積
層して多層合金膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高性能小型モータや
磁気記録媒体等に用いられる膜磁石及びその形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高性能小型モータ等に用いられる
膜磁石の形成方法においては幾つかの発明がなされてお
り、例えばスパッタによる希土類合金系磁石の薄膜化の
検討が行なわれている。基板上に形成した希土類−Fe
−B系硬磁性薄膜単体あるいは希土類−Fe−B系硬磁
性薄膜の上に保護膜を積層した構成でバルク磁石並の磁
気特性を有する異方性薄膜磁石が得られており、これに
より接着層なしに基材の上にミクロンオーダの厚さの磁
石を直接形成することが可能となっている(例えば、特
開平4−99010号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術では磁石を薄くするほど有効に取り出せる磁束密度
が小さくなるという問題があった。図4は縦軸と横軸に
それぞれ磁石の磁束密度、磁界をとり磁石の減磁曲線と
パーミアンス線の関係を示したものである。図に示すよ
うに磁石の動作点は磁石の減磁曲線とパーミアンス線の
交点であり、この点の磁束密度が磁石から取り出せる有
効な磁束密度である。一方、パーミアンス係数は反磁界
係数に反比例する。膜磁石は面積に対して厚さが薄いた
め反磁界係数が1に近いので、そのパーミアンス係数は
非常に小さい。したがって、膜磁石を厚さ方向に一様に
着磁した場合、膜磁石から取り出せる有効な磁束密度が
小さく、この膜磁石を応用した機器の性能が不十分であ
るという問題、また希土類硬磁性材料単体あるいは希土
類硬磁性材料に保護膜を積層したものではより大きな最
大エネルギ積を得ることができないという問題があっ
た。そこで、本発明は膜厚を薄くしても有効な磁気エネ
ルギを取り出すことができ、より大きな高エネルギ積を
有する膜磁石及びその形成方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は次のような構成と方法にしたものである。 (1)高エネルギ積を有し、基板上に硬磁性層と軟磁性
層を交互に積層した多層合金膜を有する膜磁石におい
て、前記基板上に、一層あたり2nmないし4nmの厚
さを有し厚さ方向に異方性をもつ前記硬磁性層と、一層
あたり6nmないし12nmの厚さを有し厚さ方向に異
方性をもつ前記軟磁性層とが交互に積層されている。 (2)前記硬磁性層は希土類元素をRとした場合、R2
Fe14Bで表される化合物またはSmCo5 、Sm(C
o,Fe,Cu,Zr)7.07、SmFe11Ti、Sm2
Fe172 のいずれか一つで構成される合金膜とする。 (3)前記Rは(Nd,Dy)、(Dy,Pr)、(N
d,Pr)のいずれか一つとする。 (4)前記軟磁性層はFe、Fe−Ni、Fe−Co、
Fe−Si、Fe−N、Fe−Bのいずれか一つで構成
される合金膜とする。 (5)前記軟磁性層は飽和磁化を15kG以上を有する
合金膜とする。 (6)前記硬磁性層と前記軟磁性層の厚さの比が1対3
である膜磁石とする。 (7)高エネルギ積を有し、基板上に硬磁性層と軟磁性
層を交互に積層した多層合金膜を有する膜磁石の形成方
法において、前記基板を摂氏450度ないし800度の
範囲の温度に加熱し、スパッタにより前記基板上に前記
硬磁性層を一層あたり2nmないし4nmの厚さに形成
し、次に前記基板を摂氏150度ないし650度の範囲
の温度に加熱し、スパッタにより前記硬磁性層上に前記
軟磁性層を一層あたり6nmないし12nmの厚さに形
成し、前記硬磁性層と前記軟磁性層を交互に繰り返し積
層して多層合金膜を形成する。 (8)前記硬磁性層は希土類元素をRとした場合、R−
Fe−Bで表される合金をタ−ゲットに用い、前記軟磁
性層は、Fe、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−Si、
Fe−NあるいはFe−Bで表される合金のうちのいず
れか一つをタ−ゲットに用い、前記基板を摂氏450度
ないし550度の範囲の温度に加熱してスパッタにより
膜を形成し、次に前記基板を摂氏150度ないし650
度の範囲の温度に加熱して、前記硬磁性層上に前記軟磁
性層をスパッタにより膜を形成した後、前記硬磁性層と
前記軟磁性層を交互に繰り返し積層し、R2 Fe14
と、Fe、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−Si、Fe
−NあるいはFe−Bのうちのいずれか一つからなる多
層合金膜を形成する。 (9)前記硬磁性層はSm−Coで表される合金をタ−
ゲットに用い、前記軟磁性層は、Fe、Fe−Ni、F
e−Co、Fe−Si、Fe−NあるいはFe−Bで表
される合金のうちのいずれか一つをタ−ゲットに用い、
前記基板を摂氏600度ないし800度の範囲の温度に
加熱してスパッタにより膜を形成し、次に前記基板を摂
氏150度ないし650度の範囲の温度に加熱して、前
記硬磁性層上に前記軟磁性層をスパッタにより膜を形成
した後、前記硬磁性層と前記軟磁性層を交互に繰り返し
積層し、SmCo5 と、Fe、Fe−Ni、Fe−C
o、Fe−Si、Fe−NあるいはFe−Bのうちのい
ずれか一つからなる多層合金膜を形成する。 (10)前記硬磁性層はSm−Coで表される合金をタ
−ゲットに用い、前記軟磁性層は、Fe、Fe−Ni、
Fe−Co、Fe−Si、Fe−NあるいはFe−Bで
表される合金のうちのいずれか一つをタ−ゲットに用
い、前記基板を摂氏550度ないし750度の範囲の温
度に加熱してスパッタにより膜を形成し、次に前記基板
を摂氏150度ないし650度の範囲の温度に加熱し
て、前記硬磁性層上に前記軟磁性層をスパッタにより膜
を形成した後、前記硬磁性層と前記軟磁性層を交互に繰
り返し積層し、Sm(Co,Fe,Cu,Zr)
7.07と、Fe、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−Si、
Fe−NあるいはFe−Bのうちのいずれか一つからな
る多層合金膜を形成する。 (11)前記硬磁性層はSm−Fe−Tiで表される合
金をタ−ゲットに用い、前記軟磁性層は、Fe、Fe−
Ni、Fe−Co、Fe−Si、Fe−NあるいはFe
−Bで表される合金のうちのいずれか一つをタ−ゲット
に用い、前記基板を摂氏450度ないし600度の範囲
の温度に加熱してスパッタにより膜を形成し、次に前記
基板を摂氏150度ないし650度の範囲の温度に加熱
して、前記硬磁性層上に前記軟磁性層をスパッタにより
膜を形成した後、前記硬磁性層と前記軟磁性層を交互に
繰り返し積層し、SmFe11Tiと、Fe、Fe−N
i、Fe−Co、Fe−Si、Fe−NあるいはFe−
Bのうちのいずれか一つからなる多層合金膜を形成す
る。 (12)前記硬磁性層はSm−Feで表される合金をタ
ーゲットに用い、前記軟磁性層はFeを用い、前記基板
を摂氏450度ないし550度の範囲の温度に加熱し
て、前記基板上に前記硬磁性層をスパッタにより膜を形
成し、次に前記基板を摂氏150度ないし650度の範
囲の温度に加熱して、前記硬磁性層上に前記軟磁性層を
スパッタにより膜を形成した後、前記硬磁性層と前記軟
磁性層を交互に繰り返し積層し、続いて窒素雰囲気中で
摂氏400度ないし550度の範囲の温度に熱処理して
Sm2 Fe172 とFe−Nからなる多層合金膜を形成
する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態を示す
図に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施の形態
を示す膜磁石の形成に用いた多極マグネトロンスパッタ
装置の断面図で、図2は図1の装置で形成した本発明の
膜磁石の基本構造図を示す。真空容器1内に第1のター
ゲット2を設け、これと対向させて40mmの間隔を置
き基板3を基板取付台4に配置している。基板3はヒー
タ6によって加熱することができ、基板3の温度をヒー
タ電源13によってコントロールするようにしてある。
第1のターゲット2と基板3の間にはスパッタ初期に飛
散する粒子が基板に付着するのを防ぐため第一のシャッ
タ5および第2のシャッタ51を配設しており、第1の
ターゲット2および第2のターゲット21にはターゲッ
ト電源7によって直流電圧または高周波電圧を印加でき
るようにしてある。ターゲットの近傍にはフィラメント
8とアノード電極10を配置し、フィラメント電源9に
よりフィラメントを加熱し熱電子を発生させてアノード
電極10へ集めるようにしており、フィラメント電源9
とアノード電源11によりターゲット電流は任意に変え
られるので、ターゲット電圧とターゲット電流はそれぞ
れ独立に変えることが可能である。
【0006】次にこのような装置構成において、硬磁性
層はNd−Fe−Bで表される合金をタ−ゲットに用
い、軟磁性層はFeをタ−ゲットに用いてこのような硬
磁性層と軟磁性層とから多層合金膜を形成する場合につ
いて説明する。第1のターゲット2は薄膜中のNdが1
3原子%、Bが12原子%、残部がFeとなるように溶
解鋳造したものを用い、第2のターゲット21は純Fe
を用いた。このターゲットをスパッタ電極に取り付け、
基板3を基板台4に設置した後、真空容器内を排気系1
4により2×10-6Torr以下に排気する。ヒータ電
源13を調整しながら基板を摂氏500度に加熱してお
き、フィラメント電源9を調整してフィラメント8を加
熱した後、アルゴンガス導入バルブ12を開いてアルゴ
ンガスを導入し、圧力が8×10-3Torrになるよう
に調整した。アノード電源を調整してターゲット電流を
0.5Aにした後、シャッタ5及び51を閉じたままタ
ーゲット電源7により負の直流電圧300Vを印加して
30分間予備スパッタを行い、ターゲット表面の酸化物
などを除去し、第1のシャッタ5のみを開いてスパッタ
を行い、一層あたり3nmの厚さの膜を形成して第1の
シャッタ5を閉じた。次に第2のシャッタ51を開いて
スパッタを行い、一層あたり9nmの厚さの膜を形成し
てシャッタ51を閉じた。以上の操作を100回繰り返
し、全体の厚さが約1.2μmの積層膜を形成した。こ
の後、再び真空容器内を2×10-6Torr以下に排気
し、基板温度が室温になるまで冷却した。
【0007】上記の膜磁石の形成方法において、軟磁性
層の一層あたりの膜厚さが12nmを超えると軟磁性層
中に磁壁が生じるために保磁力が低下するので効果がな
く、また6nm未満では膜磁石全体としての飽和磁化の
向上が十分でないので効果がないことがわかった。一
方、硬磁性層は一層あたりの膜厚さが4nmを超えると
膜磁石全体としての飽和磁化の向上が十分でなく、また
2nm未満では結晶が十分に形成されないので効果がな
いことがわかった。さらに、軟磁性層のスパッタ時の温
度が摂氏650度を超えると硬磁性層と軟磁性層間で拡
散が進み、全体としての磁気特性が劣化するので効果が
なく、またスパッタ時の温度が摂氏150度に満たない
と膜の付着力が弱く、実用性がないので効果がないこと
もわかった。一方の硬磁性層はスパッタ時の温度が摂氏
550度を超えると結晶が粗大化して厚さ方向の異方性
が得られないので効果がなく、またスパッタ時の温度が
摂氏450度に満たないと非晶質となり保磁力が小さく
なり効果がないことがわかった。このような状況から、
膜磁石の形成の方法としては硬磁性層であるNd−Fe
−Bの合金をスパッタにより基板温度摂氏450度ない
し550度の範囲で一層あたりの膜の厚さを2nmない
し4nmの合金膜を形成し、また軟磁性層であるFeを
スパッタにより基板温度摂氏150度ないし650度の
範囲で一層あたりの膜の厚さを6nmないし12nmの
合金膜を形成するとともに、これろの硬磁性層と軟磁性
層を交互に積層する操作を100回繰り返すことにより
全体の厚さが約1.2μmのNd2 Fe14BとFeの積
層膜を形成することができた。すなわち図2に示すよう
に基板3の上に硬磁性層15と軟磁性層16が交互に積
層された構成となり、軟磁性層は飽和磁化を少なくとも
15kG有したもので形成される。図3は前述の条件で
作製した膜磁石の直流磁化特性を示した例である。膜厚
方向に磁界を印加したときの磁気特性であり、最大エネ
ルギ積が50MGOe を超えていた。このように保磁力
の低下や磁気特性の低下、厚さ方向に異方性が得られな
い等の問題を同時に解決できた。なお、ここでタ−ゲッ
トに用いられる硬磁性層のNd−Fe−Bは希土類元素
Ndに代えて、同じ希土類元素であるDyまたはPrを
用いてもよく、あるいはNd,Dy、Prのうちの二つ
を組み合わせたものでも良い。一方の軟磁性層はタ−ゲ
ットに用いられるFeの他にFe−Ni、Fe−Co、
Fe−Si、Fe−NあるいはFe−Bのいずれかの一
つを用いても良い。
【0008】以下、作用について説明する。上述の構成
及び方法により、本発明の膜磁石では硬磁性層と軟磁性
層との間に強い交換結合が働き、軟磁性層の幅が磁壁幅
より十分小さく、軟磁性層の磁化が周囲の硬磁性層に拘
束されて全体が一つの硬磁性体として振る舞う。さら
に、本膜磁石では硬磁性層より大きな飽和磁化を有する
軟磁性層の存在により、従来の硬磁性層に保護膜を施し
たものあるいは硬磁性層単体のものでは得られなかった
大きな最大エネルギ積を得ることができる。
【0009】次に第2実施の形態について説明する。第
1実施の形態と同じ装置を用いて、硬磁性層はNd−F
e−Bで表される合金以外のタ−ゲット、すなわちSm
−Co、Sm−Fe−Tiを用い、軟磁性層はFeをタ
−ゲットに用いてこのような硬磁性層と軟磁性層とから
多層合金膜を形成する場合について説明する。第1実施
の形態と同じスパッタにより多層合金膜が形成される
が、Sm−Co、Sm−Fe−Tiで表される硬磁性層
とFeからなる軟磁性層は、多層合金膜形成後は硬磁性
層はそれぞれSmCo5 またはSm(Co,Fe,C
u,Zr)7.07、SmFe11Tiとなる。SmCo5
ついてはスパッタ時の温度が摂氏800度を超えると常
磁性相の成長により磁気特性が損なわれるので効果がな
く、摂氏600度に満たないとSm2 Co17相が析出し
て逆磁区の芽となり保磁力が低下するので効果がないこ
とがわかった。そこで、SmCo5 はスパッタにより基
板温度摂氏600度ないし800度の範囲で形成するこ
とで問題を解決できた。一方、硬磁性層がSm(Co,
Fe,Cu,Zr)7.07の場合、スパッタ時の温度が摂
氏750度を超えると析出相の粗大化により磁壁のピン
止め効果が小さくなり保磁力が低下するので効果がな
く、摂氏550度に満たないと2相分離が起こらず十分
な磁気特性が得られないので効果がないことがわかっ
た。そこで、硬磁性層であるSm(Co,Fe,Cu,
Zr)7.07はスパッタにより基板温度摂氏550度ない
し750度の範囲で形成することで問題を解決できた。
さらに、硬磁性層がSmFe11Tiの場合には、スパッ
タ時の温度が摂氏600度を超えると結晶が粗大化して
厚さ方向の異方性が得られないので効果がなく、またス
パッタ時の温度が摂氏450度に満たないと非晶質とな
り保磁力が小さくなり効果がないことがわかった。そこ
で、希土類硬磁性層であるSmFe11Tiはスパッタに
より基板温度摂氏450度ないし600度の範囲で形成
することで問題を解決できた。なお、軟磁性層はタ−ゲ
ットに用いられるFeの他にFe−Ni、Fe−Co、
Fe−Si、Fe−NあるいはFe−Bのいずれかの一
つを用いても良い。作用については第1実施の形態につ
いて同様なので省略する。
【0010】続いて第3実施の形態について説明する。
硬磁性層はSm−Feで表される合金をタ−ゲットに用
い、軟磁性層はFeをタ−ゲットに用いてこのような硬
磁性層と軟磁性層とから多層合金膜を形成する場合につ
いて説明する。第1実施の形態と同じ装置を用いて、こ
のような硬磁性層と軟磁性層とから多層合金膜を形成
し、硬磁性層がSm2 Fe172 層、軟磁性層がFe層
に形成される場合である。その形成方法のプロセスが第
1実施の形態と一部異なるため変更点のみ説明する。図
1の装置構成において第1のターゲット2は薄膜中のS
mとFeの原子比が2:17となるように溶解鋳造した
ものを用い、第2のターゲット21は純Feを用いてい
る。第1実施の形態における各ターゲットをスパッタ電
極に取り付ける工程から全体の厚さが約1.2μmの積
層膜を形成する工程までは同じであるが、この後真空容
器内にアンモニアと水素の混合ガスを導入し、分圧がそ
れぞれ0.35atm、0.65atmとなるように調
整して120分間窒化処理を行う方法をとった。その後
基板温度が室温になるまで冷却した。
【0011】上記の膜磁石の形成方法において、硬磁性
層がSm2 Fe17層の場合、スパッタ時の温度が摂氏5
50度を超えると結晶が粗大化して厚さ方向の異方性が
得られないので効果がなく、またスパッタ時の温度が摂
氏450度に満たないと非晶質となり保磁力が小さくな
り効果がないことがわかった。窒化時の温度が摂氏55
0度を越えると窒化物が分解して磁気特性が損なわれの
で効果がなく、摂氏400度に満たないと窒化が十分に
行われず、十分な磁気特性が得られないので効果がない
ことがわかった。このような状況から、膜磁石の形成方
法としてはSm−Feで表される合金層をスパッタによ
り基板温度摂氏450度ないし550度の範囲で一層あ
たりの膜の厚さを2nmないし4nmの合金膜を形成
し、また軟磁性層であるFeをスパッタにより基板温度
摂氏150度ないし650度の範囲で一層あたりの膜の
厚さを6nmないし12nmの合金膜を形成するととも
に、硬磁性層と軟磁性層を窒素雰囲気中で摂氏400度
ないし550度の範囲で熱処理することによりSm2
172 層とFe−N層に形成することができ、問題を
解決できた。同様に膜厚方向に磁界を印加したときの磁
気特性を見ると、最大エネルギ積が50MGOe を超え
ていた。作用については第1実施の形態について同様な
ので省略する。
【0012】次に第4実施の形態について説明する。上
述の第1実施の形態の膜磁石形成において、同様の多極
スパッタ装置を用い、非晶質の希土類合金層と非晶質の
Fe系合金層をそれぞれスパッタした後、熱処理により
結晶化させ、希土類の硬磁性層とFe系軟磁性層からな
る積層合金膜を形成させる方法でも良い。また、あるい
は非晶質の希土類合金層と非晶質のFe系合金層をスパ
ッタにより積層非晶質合金層を成膜した後に、積層非晶
質合金層を熱処理により一括して硬磁性層および軟磁性
層に結晶化させる方法でも良い。なお、硬磁性層の熱処
理時の温度はNd2 Fe14B、SmFe11Tiの場合、
摂氏700度を超えると結晶が粗大化して厚さ方向の異
方性が得られないので効果がなく、また熱処理時の温度
が摂氏300度に満たないと非晶質膜は結晶化されず保
磁力が小さくなり効果がないことがわかった。軟磁性層
についても同様である。希土類の非晶質合金層のスパッ
タ時の基板温度は摂氏20度ないし200度の範囲で成
膜する。また、硬磁性層がSmCo5 、Sm(Co,F
e,Cu,Zr)7.07の場合については、熱処理温度は
摂氏400度ないし800度とすることで問題を解決で
きることが明らかになった。作用については第1実施の
形態について同様なので省略する。以上、本発明の実施
の形態では成膜に多極スパッタを用いたが、真空蒸着、
CVD等の成膜方法を用いても同様の膜磁石が得られる
ことは明白である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
大エネルギ積が50MGOe を超える膜磁石を得られ
る。このため膜厚を薄くしても有効な磁気エネルギが十
分に利用できるので膜磁石の用途が広がり、永久磁石を
応用した装置の高性能化、小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の膜磁石の形成に用いた多極マグネトロ
ンスパッタ装置の断面図。
【図2】本発明で得られた膜磁石の構成を示す断面図。
【図3】本発明で得られた膜磁石の直流磁化特性を示す
図。
【図4】減磁曲線とパーミアンスの関係を示す図。
【符号の説明】
1:真空容器 2:第1のターゲット 21:第2のターゲット 3:基板 4:基板取付台 5:第1のシャッタ 51:第2のシャッタ 6:ヒータ 7:ターゲット電源 8:フィラメント 9:フィラメント電源 10:アノード電極 11:アノード電源 12:アルゴンガス導入バルブ 13:ヒータ電源 14:排気系 15:硬磁性層 16:軟磁性層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高エネルギ積を有し、基板上に硬磁性層
    と軟磁性層を交互に積層した多層合金膜を有する膜磁石
    において、 前記基板上に、一層あたり2nmないし4nmの厚さを
    有し厚さ方向に異方性をもつ前記硬磁性層と、一層あた
    り6nmないし12nmの厚さを有し厚さ方向に異方性
    をもつ前記軟磁性層とが交互に積層されていることを特
    徴とする膜磁石。
  2. 【請求項2】 前記硬磁性層は希土類元素をRとした場
    合、R2 Fe14Bで表される化合物またはSmCo5
    Sm(Co,Fe,Cu,Zr)7.07、SmFe11
    i、Sm2 Fe172 のいずれか一つで構成される合金
    膜であることを特徴とする請求項1に記載の膜磁石。
  3. 【請求項3】 前記Rは(Nd,Dy)、(Dy,P
    r)、(Nd,Pr)のいずれか一つであることを特徴
    とする請求項2に記載の膜磁石。
  4. 【請求項4】 前記軟磁性層はFe、Fe−Ni、Fe
    −Co、Fe−Si、Fe−N、Fe−Bのいずれか一
    つで構成される合金膜であることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項に記載の膜磁石。
  5. 【請求項5】 前記軟磁性層は飽和磁化を15kG以上
    を有する合金膜であることを特徴とする請求項1から4
    のいずれか1項に記載の膜磁石。
  6. 【請求項6】 前記硬磁性層と前記軟磁性層の厚さの比
    が1対3であることを特徴とする請求項1から5のいず
    れか1項に記載の膜磁石。
  7. 【請求項7】 高エネルギ積を有し、基板上に硬磁性層
    と軟磁性層を交互に積層した多層合金膜を有する膜磁石
    の形成方法において、 前記基板を摂氏450度ないし800度の範囲の温度に
    加熱し、スパッタにより前記基板上に前記硬磁性層を一
    層あたり2nmないし4nmの厚さに形成し、次に前記
    基板を摂氏150度ないし650度の範囲の温度に加熱
    し、スパッタにより前記硬磁性層上に前記軟磁性層を一
    層あたり6nmないし12nmの厚さに形成し、前記硬
    磁性層と前記軟磁性層を交互に繰り返し積層して多層合
    金膜を形成することを特徴とする膜磁石の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記硬磁性層は希土類元素をRとした場
    合、R−Fe−Bで表される合金をタ−ゲットに用い、
    前記軟磁性層は、Fe、Fe−Ni、Fe−Co、Fe
    −Si、Fe−NあるいはFe−Bで表される合金のう
    ちのいずれか一つをタ−ゲットに用い、前記基板を摂氏
    450度ないし550度の範囲の温度に加熱してスパッ
    タにより膜を形成し、次に前記基板を摂氏150度ない
    し650度の範囲の温度に加熱して、前記硬磁性層上に
    前記軟磁性層をスパッタにより膜を形成した後、前記硬
    磁性層と前記軟磁性層を交互に繰り返し積層し、R2
    14Bと、Fe、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−S
    i、Fe−NあるいはFe−Bのうちのいずれか一つか
    らなる多層合金膜を形成することを特徴とする請求項7
    に記載の膜磁石の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記硬磁性層はSm−Coで表される合
    金をタ−ゲットに用い、前記軟磁性層は、Fe、Fe−
    Ni、Fe−Co、Fe−Si、Fe−NあるいはFe
    −Bで表される合金のうちのいずれか一つをタ−ゲット
    に用い、前記基板を摂氏600度ないし800度の範囲
    の温度に加熱してスパッタにより膜を形成し、次に前記
    基板を摂氏150度ないし650度の範囲の温度に加熱
    して、前記硬磁性層上に前記軟磁性層をスパッタにより
    膜を形成した後、前記硬磁性層と前記軟磁性層を交互に
    繰り返し積層し、SmCo5 と、Fe、Fe−Ni、F
    e−Co、Fe−Si、Fe−NあるいはFe−Bのう
    ちのいずれか一つからなる多層合金膜を形成することを
    特徴とする請求項7に記載の膜磁石の形成方法。
  10. 【請求項10】 前記硬磁性層はSm−Coで表される
    合金をタ−ゲットに用い、前記軟磁性層は、Fe、Fe
    −Ni、Fe−Co、Fe−Si、Fe−NあるいはF
    e−Bで表される合金のうちのいずれか一つをタ−ゲッ
    トに用い、前記基板を摂氏550度ないし750度の範
    囲の温度に加熱してスパッタにより膜を形成し、次に前
    記基板を摂氏150度ないし650度の範囲の温度に加
    熱して、前記硬磁性層上に前記軟磁性層をスパッタによ
    り膜を形成した後、前記硬磁性層と前記軟磁性層を交互
    に繰り返し積層し、Sm(Co,Fe,Cu,Zr)
    7.07と、Fe、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−Si、
    Fe−NあるいはFe−Bのうちのいずれか一つからな
    る多層合金膜を形成することを特徴とする請求項7に記
    載の膜磁石の形成方法。
  11. 【請求項11】 前記硬磁性層はSm−Fe−Tiで表
    される合金をタ−ゲットに用い、前記軟磁性層は、F
    e、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−Si、Fe−Nあ
    るいはFe−Bで表される合金のうちのいずれか一つを
    タ−ゲットに用い、前記基板を摂氏450度ないし60
    0度の範囲の温度に加熱してスパッタにより膜を形成
    し、次に前記基板を摂氏150度ないし650度の範囲
    の温度に加熱して、前記硬磁性層上に前記軟磁性層をス
    パッタにより膜を形成した後、前記硬磁性層と前記軟磁
    性層を交互に繰り返し積層し、SmFe11Tiと、F
    e、Fe−Ni、Fe−Co、Fe−Si、Fe−Nあ
    るいはFe−Bのうちのいずれか一つからなる多層合金
    膜を形成することを特徴とする請求項7に記載の膜磁石
    の形成方法。
  12. 【請求項12】 前記硬磁性層はSm−Feで表される
    合金をターゲットに用い、前記軟磁性層はFeを用い、
    前記基板を摂氏450度ないし550度の範囲の温度に
    加熱して、前記基板上に前記硬磁性層をスパッタにより
    膜を形成し、次に前記基板を摂氏150度ないし650
    度の範囲の温度に加熱して、前記硬磁性層上に前記軟磁
    性層をスパッタにより膜を形成した後、前記硬磁性層と
    前記軟磁性層を交互に繰り返し積層し、続いて窒素雰囲
    気中で摂氏400度ないし550度の範囲の温度に熱処
    理してSm2 Fe172 とFe−Nからなる多層合金膜
    を形成することを特徴とする膜磁石の形成方法。
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