JPH091611A - 成形方法 - Google Patents

成形方法

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JPH091611A
JPH091611A JP8089552A JP8955296A JPH091611A JP H091611 A JPH091611 A JP H091611A JP 8089552 A JP8089552 A JP 8089552A JP 8955296 A JP8955296 A JP 8955296A JP H091611 A JPH091611 A JP H091611A
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mold
molding
resin
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temperature
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JP8089552A
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Inventor
Peter Stewart Allan
スチュワート アラン ピーター
Michael John Bevis
ジョン ベビス マイケル
Kazuharu Yasuda
和治 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BURUNERU UNIV
Brunel University
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
BURUNERU UNIV
Brunel University
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/73Heating or cooling of the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0082Reciprocating the moulding material inside the mould cavity, e.g. push-pull injection moulding

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融材料を射出成形にて成形する場合、熱可
塑性樹脂に金属フレーク等の充填材を添加したとき、ウ
エルドラインによる外観不良が発生する事があり、ま
た、ウエルド強度低下など機械的特性にも悪影響を起こ
すことがよくある。 【解決手段】 金型内での樹脂の流動性が損なわれない
様に、金型を使用材料の加熱変形温度以上に急速加熱し
ておき、溶融材料を金型に充填後、金型内の溶融樹脂に
せん断力を加えることによって金型内の樹脂を流動させ
る。 【効果】 ウエルドラインや充填材の露出等による外観
不良が無く、機械的特性に優れた成形品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミクロ構造が制御さ
れた成形品を提供できる射出成形方法に関する。また本
発明は、少なくとも一種類以上の熱可塑性樹脂を含む溶
融材料から生成される外観が良好で、強度的に優れた射
出成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂の射出成形は、一般
に熱可塑性樹脂の可塑性を利用して金型内で樹脂混合物
を成形することを特徴とする技術に基ずくものである。
熱可塑性樹脂を溶融し、金型内に射出し、しかる後に射
出シリンダーによる保持圧力(保圧と称することもあ
る)下で、即ち静的保圧下で金型内で冷却・固化して所
望の成形品を得ていた。このように、樹脂混合物を固化
させ、金型から成形品を満足しうるように離型させるた
めには、使用される樹脂の加熱変形温度以下に成形材料
を冷却する必要がある。上述の様な通常成形法を用いた
場合、時として成形品外観と機械的特性において問題が
発生することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】まず最初の外観に関す
る問題に関しては、ガラス繊維、マイカ、金属等の強化
材 及び/又は 充填材を含んだ熱可塑性樹脂に発生す
る事がある。その原因は、通常金型温度が使用される樹
脂の加熱変形温度以下に保たれているためである。また
現行良く使われている方法としては、生産性を上げるた
めに結露寸前まで温度を下げた冷媒を利用して金型を冷
却することが行なわれている。冷たい金型の表面に接触
した溶融熱可塑性樹脂材料は、急速に冷却され、金型表
面近傍で急速に流動性が失われその結果金型表面の転写
性が著しく損なわれてしまい、成形品の表面はかなり不
規則なものになってしまうという問題があった。樹脂混
合物が不充分な状態のまま固化してしまう事を防ぐ方法
として金型温度を上げることがこれまで提案されてい
る。しかしながら、金型温度を上げると一般に冷却時間
が長くかかったり、完全に固化する前に金型から取り出
されたりするため、非常に寸法精度の悪い成形品しか得
られないという結果に陥いることとなる。そこで、実際
の成形では、これらの矛盾した二つの条件の悪影響を考
慮して適当な温度が選択されているのが現状である。こ
れらの問題を解決する一つの効果的な射出成形技術とし
て高周波誘導加熱を用いて金型表面をあらかじめ加熱す
るといった方法が、特公昭58−40504、GB−B
−2、081、171に提案されている。この技術を用
いれば、射出成形における金型温度を制御できる。しか
しながら、この技術を用いることによって成形品のスキ
ン層は改善することができるが、成形品内部層のミクロ
モロフォロジーまで制御することは困難である。更に充
填材としてアルミニュウムフレークを透明ABSに混合
した様なメタルフレークを含む成形品のウエルドライン
による外観不良を改善することは困難であった。
【0004】熱可塑性樹脂製成形品の内部に存在するウ
エルドラインは、時として機械的特性をも大きく損なう
ことがある。熱可塑性樹脂の特性、とりわけ機械的特
性、例えば引っ張り強度や弾性率等は、所定の方向にお
いて該物質を配向させることによって該方向に高めるこ
とができるのは周知の事実である。物質を最初から配向
状態で形成させるか、あるいは固体状物質に塑性歪みを
実質的に付与することによってこのような機械的な特性
を高めようとする多くの研究がなされている。しかしこ
れらの方法は、すべて比較的単純で一定の断面積を有す
る製品で配向性を付与したもの、例えばファイバー、二
軸延伸フィルムを含むフィルム、ロッド、チューブ及び
シートストック等を提供するにすぎない。溶融物から成
形される複雑な形状を有する熱可塑性樹脂物質に関して
はこれに比敵しうる利点は得られていない。通常の射出
成形法では、可塑性材料の溶融物は、一箇所の樹脂供給
点から金型内に射出され、引続いての充填圧はこの一個
所の供給点でかけられることとなる。金型デザインの要
求によっては、特に流路の長い金型やキャビティ壁厚が
変化にとんだ金型の場合、金型内への樹脂の充填を容易
にするように単一の供給点を多数の供給点やゲートに分
ける事がある。これは、多数のゲートから流出した溶融
樹脂の先端がぶつかり合う場所において、成形品内に内
部ウエルドラインを形成する原因となる。ウエルドライ
ンの存在は、成形品の機械的特性を低下させるといった
好ましくない原因となる。英国特許第2、170、14
2号明細書及び同特許の対応日本出願に係る特公平4−
3893公報には、金型内に充填された溶融材料にせん
断力を固化工程においてかけるといった方法が記載され
ている。この技術を用いれば、成形品内部のミクロレベ
ルの構造をかなり制御でき、成形品の物理的特性を向上
させることが可能となる。しかしながら、成形品内部は
この技術によって制御可能であるが、成形品のスキン層
のミクロモロフォロジーを制御することは困難である。
その理由は、溶融樹脂が冷たい金型表面に接触すると直
ちに固化してしまうためである。結果として金型表面の
転写性が損なわれ、成形品の表面はかなり不規則なもの
となってしまう。即ち本発明は、外観特性がかなり優れ
た成形品を作成する射出成形方法を提供すると同時に、
機械的特性が改良された成形品(特に強化剤 及び/又
は充填材を含んだ熱可塑性複合材料)を作成する射出成
形方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、金型キ
ャビティと金型キャビティと連通して居り、かつ金型入
口で金型内に挿入されている少なくとも一つの流路を有
する金型内において材料を成形する射出成形方法を提供
するものであり、その成形方法は以下の工程を含む。使
用材料の加熱変形温度以上に金型表面を急加熱し、溶融
樹脂を前記少なくとも一つの流路を通して充填し、しか
る後に溶融樹脂が十分に金型内に充填されるように推進
力を与え、次いでこの溶融樹脂を固化させながら、金型
内の溶融樹脂に互に離れた複数の領域例えば金型キャビ
ティ内の溶融樹脂のいずれかの側にそれぞれ位置する第
一と第二の領域において周期的に負荷をかけ、金型内領
域の溶融樹脂にせん断力が発生するような位相の異なる
周期的な力を第一番目と第二番目の領域間に加え、更に
周期的な力を加えながら又は周期的力を加えた後に金型
を該樹脂の加熱変形温度以下に冷却し、金型を開いた後
に成形品を離型することを特徴とする成形方法を提供す
るものである。金型内面は、高周波誘導加熱を用いて成
形材料の加熱変形温度以上に、好ましくは金型表面のみ
を選択的に急速加熱する。他の実施態様においては、金
型内の溶融樹脂全体、即ちスキン層とコア層の樹脂の初
期充填後に再流動化させてもよい。次いでせん断力 及
び/又は 充填力を加えながら成形品を固化させ、その
後金型から取出す。本発明の好ましい一つの実施態様に
おいては、金型内面は、一般に使用される高周波誘導加
熱による方法に比較してかなり高い温度にまで加熱され
る。さらに具体的に述べると、材料の加熱変形温度より
もさらに高い温度、具体的には使用する材料の溶融成形
温度まで金型内面を加熱することが好ましい。該温度を
用いることによって、該材料の加熱変形温度より若干高
い温度に金型を加熱した方法では、消し去ることの出来
なかった特殊なウエルドラインによる外観不良を解消す
ることが出来る。また該温度が使用する材料の溶融成形
温度よりもわずかに低くても同様の効果が得られる。こ
こでの溶融成形温度とは、使用する材料を成形するとき
の樹脂温度で、一般的には、その材料の加熱変形温度の
摂氏表示で約2倍程度である。このような高温条件を採
用しても成形品の外観に逆に悪影響を与えるようなこと
も無い。
【0006】このような急速加熱は、赤外線加熱、金型
内への高温流体の導入、レーザー光等を用いても達せら
れる可能性がある。しかしながら高周波誘導加熱といっ
た特殊な方法によってもっとも好ましい急速加熱が達成
されるのである。好ましい方法としては、金型内面のス
キン層の温度を急上昇させることである。実際の金型上
昇温度は、使用される樹脂の実際の成形温度や、成形品
の寸法、離型温度などを考慮して決められるが、上昇温
度としては毎分80℃以上、好ましくは毎分480℃以
上、更に好ましくは毎分1200℃以上が推奨される。
このような急速加熱法を用いることによって、金型全体
の加熱と金型内部への伝熱を伴なわずに、金型表面の薄
層部のみを使用樹脂の加熱変形温度を越えて該樹脂の成
形温度まで加熱することができるので金型冷却時の迅速
な除熱が可能となる。このように高品位な外観を有する
成形品を短い成形サイクルで成形することが可能とな
る。更に高周波誘導加熱を用いることによって上述した
高温加熱媒体による金型の汚染を防止することもでき
る。高周波誘導加熱を用いる他の利点を下述する。 (a)容易な温度制御の達成。 (b)金型表面全体の均一加熱又は上述した金型表面の
選択加熱及び金型面の部分的な選択加熱をも可能にな
る。このように選択加熱の目的によって、金型表面全体
を加熱することも部分的に金型表面を加熱することも可
能である。 (c)作業者に熱的不快感を与えない。 (d)ボタン操作による自動操作可能。
【0007】更なる利点として、溶融樹脂の複数の領域
のそれぞれに周期的な力を加えることによってせん断力
を溶融材料に与える。この場合、このような少なくとも
二つの領域間の溶融樹脂にせん断力が発生するようにそ
のような少なくとも二つの異なった領域に与えられる周
期的な力には差をつける。このような力の周期の一つが
他の力の周期の整数倍の場合、溶融樹脂の少なくとも二
つの領域にかけられる周期的な力の位相は同じでもよい
が、本発明の好ましい態様としては、溶融樹脂の少なく
とも二つの領域にかかる周期的な力は相互に作用(例え
ば180度の位相差をつけて作用)させたほうがよい。
溶融した材料の供給を複数の流路、例えば二つの流路に
分割し、該流路に接続されたシリンダー内の往復運動を
させることができるピストンによって、該成形材料の複
数領域に周期的な力を加えてもよい。ピストンが溶融成
形材料を圧縮するときは、正で、膨張させるときは、負
の力である。本発明の好ましい態様によれば、本成形法
では一般的に使用されているよりも実質的に大きな力、
約482bar(70,000p.s.i.)、典型的
には2750barから5520bar(40,000
p.s.i.から80,000p.s.i.)にしても
よい。周期的な力は、制御された冷却と所望の効果、例
えばウエルドラインの除去や配向性を得るのに必要な最
低の時間適用される。これは金型キャビティの大きさと
成形材料組成物の特性により定まる。
【0008】溶融成形材料の固化に先立って周期的な力
を同位相で加え、金型キャビティに補助的な充填力を与
えてもよい。更に、せん断力を生じさせるに有効な周期
的な力の周期に補助的な充填力を与える周期を介在させ
てもよい。本発明における熱可塑性樹脂とは、一般に熱
可塑性樹脂と称されるものすべてを示す。例えば、ポリ
スチレンや、ハイインパクトポリスチレン、ミデイアム
インパクトポリスチレンのようなゴム補強スチレン系樹
脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体(SAN樹
脂)、アクリロニトリル−ブチルアクリレートゴム−ス
チレン共重合体(AAS樹脂)、アクリロニトリル−エ
チレンプロピルゴム−スチレン共重合体(AES)、ア
クリロニトリル−塩化ポリエチレン−スチレン共重合体
(ACS)、ABS樹脂(例えば、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリルーブ
タジエン−スチレン−アルファメチルスチレン共重合
体、アクリロニトリル−メチルメタクリレート−ブタジ
エン−スチレン共重合体)等のスチレン系樹脂。ポリメ
チールメタクリレート(PMMA)等のアクリル系樹
脂。低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチ
レン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等のオレフ
ィン系樹脂。ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の
塩化ビニル系樹脂。エチレン塩化ビニル酢酸ビニル共重
合体、エチレン塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹
脂。ポリエチレンテレフタレート(PETP、PE
T)、ポリブチレンテレフタレート(PBTP、PB
T)等のポリエステル系樹脂。ポリカーボネート(P
C)、変性ポリカーボネート等のポリカーボネート系樹
脂。ポリアミド66、ポリアミド6、ポリアミド46等
のポリアミド系樹脂。ポリオキシメチレンコポリマー、
ポリオキシメチレンホモポリマー等のポリアセタール
(POM)樹脂。その他のエンジニアリング樹脂、スー
パーエンジニアリング樹脂。例えば、ポリエーテルスル
ホン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)、熱可
塑性ポリイミド(TPI)、ポリエーテルケトン(PE
K)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリ
フェニレンサルファイド(PSU)等が挙げられる。セ
ルロースアセテート(CA)、セルロースアセテートブ
チレート(CAB)、エチルセルロース(EC)等のセ
ルロース誘導体。液晶ポリマー、液晶アロマチックポリ
エステル等の液晶系ポリマー(LCP)。熱可塑性ポリ
ウレタンエラストマー(TPU)、熱可塑性スチレンブ
タジエンエラストマー(SBC)、熱可塑性ポリオレフ
ィンエラストマー(TPO)、熱可塑性ポリエステルエ
ラストマー(TPEE)、熱可塑性塩化ビニルエラスト
マー(TPVC)、熱可塑性ポリアミドエラストマー
(TPAE)等の熱可塑性エラストマー。本発明におけ
る熱可塑性樹脂としては、本発明の成形工程において上
述のような熱可塑性樹脂が生成されるものでもよい。一
種もしくはそれ以上の熱可塑性樹脂のブレンド体を用い
て本発明方法によって成形してもよい。熱可塑性樹脂
は、充填材 及び/又は添加材等を含有してもよい。
【0009】本発明において使用しうる熱硬化性樹脂と
しては、十分な熱によって硬化する一般に熱硬化性樹脂
と称されるものすべてのものを含む。例えば、フェノー
ル樹脂(PF)、尿素樹脂(UF)、メラミン樹脂(M
F)、不飽和ポリエステル(UP)、エポキシ樹脂(E
P)、ジアリルフタレート樹脂(DAP)、シリコーン
(SI)、ポリウレタン(PUR)、ポリイミド(P
I)等を含む。熱硬化性樹脂は充填材 及び/又は添加
材等を含んでもよい。熱硬化性樹脂は、触媒、硬化材等
を含んでもよい。熱可塑性樹脂組成物 及び/又は成形
材料に添加する充填材としては、無機物も含まれる。例
えば、ガラス繊維、ガラスビーズ、炭酸カルシウム、マ
イカ、アスベスト等や、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム等
の金属の粉体、中空体、フレーク状のもの又はこれらの
金属の金属酸化物、金属水酸化物でもよい。本発明は、
コア材の射出がスキン層を表面に均一に広げる様な(ペ
イントや他の表面処理の様に)サンドイッチ成形におい
ても有効である。せん断力の発生によって引き起こされ
る成形品の改質は、スキン層及びコア層の両方の材料に
適用される。
【0010】例として、図を参照しながら本発明を以下
に説明するが、添付図面中、図1は、本発明の射出成形
を行なうために用いられる装置の一例の概略図を、図2
は、他の装置の一例の概略図を、図3は、インダクター
鋏み込み方式の金型部分の垂直断面図を示す。図4から
6は、図1、2に示した装置のマニホールの流路に沿っ
た軸方向における模式的な断面図であって、それぞれ異
なる成形サイクル時点でのものであり該マニホールドは
金型と射出成形機の間に配置されている。図7は、ツイ
ンバレル射出成形機(二色成形機)を使用する場合の、
図4から6と比肩しうる装置の一実施態様を示す。図8
は、別の態様を示すものであって周期的なせん断力を発
生させる装置が金型内に挿入されている装置を示したも
のである。図9は、もう一つの別の態様を示すものであ
って、周期的なせん断力を発生させる装置が溶融樹脂供
給装置と金型の間以外の位置において金型に取付けられ
ているものを示したものである。図10は、更に別の態
様を示すものであって、周期的なせん断力を発生させる
装置が、溶融樹脂供給装置と金型の間以外の位置で金型
に又は金型内に取付られ、一般的な射出成形装置のスク
リューと組み合わせて使われる装置を示したものであ
る。図11も、別の態様を示すものであって、金型内又
は金型に取付けられた周期的なせん断力を発生させる装
置が、油圧以外の手段を用いて作動させる装置を示した
ものである。図12A及図12Bは、実施例1、2、3
及び比較例1、2、3で用いたツインバレル射出成形機
用のせん断力制御装置と金型の模式図を示す。図13
は、金型温度推移の一例を示し、図14は、実施例2と
比較例2に従って作成した成形品における引っ張り試験
時の応力−歪み曲線を示し、図15は、実施例2と比較
例2に従って作成した成形品の曲げ試験時の応力−変位
曲線を示す。図16は、実施例3による成形品の外観
を、図17a〜図17cは、比較例3による成形品の外
観を示す。図18は、実施例における成形品の寸法と形
状を示したものである。図19は、実施例1、2で使用
した曲げ試験用サンプルの寸法と形状を、示したもので
ある。図20は、実施例1、2で使用した引っ張り試験
用サンプルの寸法と形状を示したものである。
【0011】図1、2に示した装置は、射出成形機3と
高周波誘導加熱装置1と2及びせん断力制御装置4と5
から構成される。高周波誘導加熱装置は、高周波発振機
と制御盤(共に1)に接続され金型表面付近に挿入され
た誘導コイル(インダクター)2とから構成される。発
振機は制御盤と分離しても構わない。せん断力発生装置
は、マニホールド4と油圧ポンプ5と制御盤(図示せ
ず)からなる。図1と3においてインダクターは、型開
された金型の間にロボット操作によって挿入される。図
2においてインダクター2は、金型内に挿入され、金型
内部から金型表面を所望にタイミングで加熱できる。図
1の金型部分とインダクターの拡大図を図3に示す。イ
ンダクターは固定型と移動型の間にロボット操作によっ
て置かれる。高周波が発振されると図中A、B、Eで記
された金型の表面温度は、急上昇し、図中C、Dで記さ
れた金型内部は殆ど加熱されない。図13には実施例1
と同様に高周波誘導加熱した時の図3中A、E、Fの位
置における温度推移の一例を示したものである。金型表
面が所望の温度に達すると金型は更に開かれ、インダク
ター2は、ロボット操作によって固定型と移動型の間か
ら取り出される。しかる後型締めされ、熱可塑性樹脂が
金型内に充填される。高周波誘導加熱装置と金型構成の
詳細については例えば特公昭58−40504や英国特
許明細GB−B−2,081,171に記載されてい
る。
【0012】図4において射出成形機Aは駆動射出スク
リューBを備えており、該スクリューは、実質的に同軸
方向に延びた円筒形のキャビティーCと加熱可能なバレ
ルD内においてその軸の周りに回転、またはその軸方向
に移動できるように装着されている。スクリューの下流
においてノズルE内でブッシュFと連結されたキャビテ
ィーは、上流においてはポリマー貯蔵部とつながった供
給材料ホッパー(図示せず)と連結している。図4から
6において、ノズルEはマニホールドGとブッシュFと
対をなし、ブッシュは、二股に分割された溝Hにつなが
り、さらにその溝は上流でシリンダーI、Jと連結し、
該シリンダーI、Jは該シリンダーの軸方向に挿入され
た駆動可能なピストンK、Lをそれぞれ備えている。一
方それぞれのシリンダーは、マニホールドGの出口にあ
るツインノズルM、Nと同軸方向に位置するチャンネル
U、Vに連結している。ツインノズルM、Nは、二つの
スプルー、二つのランナー、バー形状の金型キャビティ
Pを有する金型Oと連結し、スプルーQ、R、樹脂注入
口S、Tはツインマニホールド出口ノズルM、Nとそれ
ぞれ連結している。
【0013】使用に際して成形装置を組立て、金型を一
般には、摂氏20度から80度の温度に通常の冷媒によ
る温度調節器で設定する。粒状のポリマー材料はフィー
ドホッパーから細長いキャビティに供給され、円筒状の
バレルヒーター(図示せず)によって加熱される。溶融
ポリマー材料は、さらに加熱され、可塑化され、射出ス
クリューの回転によって十分に均一化される。溶融ポリ
マー材料が適切な粘度になったら、射出スクリューの回
転と下流への並進運動によって溶融材料が、高周波誘導
加熱によってあらかじめ所望の温度に加熱された金型内
に射出されるように推進力を与える。溶融ポリマー材料
はマニホールドに入り、引き続いてシリンダーI、ノズ
ルM、スプルーQ、金型キャビティP、スプルーR、ノ
ズルN、シリンダーJを通ってピストンLで止められ
る。金型キャビティ、スプルー、マニホールドが溶融ポ
リマー材料で満たされると、射出スクリューは、回転を
止められるが、なおも下流に一定の充填力が加えられる
ような位置に保持される。マニホールドの第一番目の機
能は材料の単一供給(例えばノズルE)を所望数の材料
供給に分割することである。この図の場合においては、
供給は二つの個々のチャンネルU,Vに分割される。
【0014】ピストンKとLは、それから図5に示すよ
うに180度の位相差をつけた同周期で往復運動を行な
う。この往復運動は、周期的な力を発生させ溶融ポリマ
ー材料を金型キャビティー、スプルー、マニホールドチ
ャンネルU、Vに継続的なせん断熱を発生させる往復せ
ん断力下で保持し、適切なマイクロプロセッサー制御
(図示せず)によって溶融樹脂材料の冷却速度を制御す
る。結果として周期的な力が金型キャビティーPの材料
にかけられるが、まず第一にスプルーQにつながったW
に、それからスプルーRにつながったXにと図5に示し
たWとXの領域において適用される。金型キャビティー
内の溶融ポリマー材料には、このようにシリンダーI、
Jからの溶融ポリマー材料の反復的な射出によって継続
的にせん断力がかけられる。冷却によるポリマー材料の
収縮は、第一の往復運動サイクルにおいては、マニホー
ルド(及びさらに細長いキャビティー)から必要に応じ
て供給されるさらなる溶融ポリマー材料によって補償さ
れる。
【0015】好ましくは、このせん断力は金型に樹脂が
満たされるように加えられる。例えば、溶融材料の一方
が、結合点に到達するとき、金型内を通ってきた該材料
の進行は、それに連結したピストンの適切な制御によっ
て実質的に停止させられる。他方から結合点に近ずいた
材料は、それに連なったピストンの制御によってせん断
力が加えられる。すなわち相互の材料が接触する場所で
せん断力が発生する。材料が金型内に完全に充填される
直前に適切にせん断力を与えることは、効果的に材料内
に生成される結合点を除去することが出来る。これは、
必要とされる金型表面の加熱時間を短縮でき、その結果
として要求される冷却時間を短縮することが出来る。一
回目の180度の位相差をつけた往復運動終了後、金型
内の成形品が実質的には固化しているが、ゲート部が未
だ固化していないときに、射出スクリューによる充填力
を補うように、ゲートシールするまでの間、二回目の往
復運動にて、ピストンを同位相に動かして、樹脂の充填
力を保持する。次いで成形品を金型より取出し、射出ス
クリューは次の成形サイクルに備えて上流に移動しなが
ら計量を行う。望ましくは、連続的な射出成形サイクル
においては、供給される材料がノズル内でトラップさ
れ、劣化するのを防ぐために、溶融樹脂の射出をシリン
ダーIとJの間で交互に行っても良い。図7に別の態様
の装置例を示す。この装置では、2つのマニホールド
A、Bが二色成形機のそれぞれの射出ユニットの先端に
設置されている。金型内に射出された溶融樹脂の固化工
程において、交互にかつ連続的に、ピストンCとEを1
80度の位相差をつけて往復運動させ、次いでDとFを
同様に往復運動させる事によって、材料内に添加した繊
維を直角に配向させるような層状構造を生成させる。
【0016】図8は別の態様の装置例を示す。この場
合、マニホールドAとBは、金型内に挿入されており、
射出シリンダーより材料を供給するためのランナー、ゲ
ートシステムIとは異なるそれぞれのゲート、ランナー
であるGとHとを介して金型キャビティFに連結してい
る。該マニホールドには溶融樹脂の流動を支援するため
にヒーターC、Dを設置しても良い。溶融樹脂が貯蔵さ
れるマニホールド内の容積E、E’は2つのゲート間で
EとE’内の樹脂が往復運動する際に、せん断力がかか
り、溶融樹脂が入れ替われるに十分であることが望まし
い。図9は別の装置例を示す。この場合、マニホールド
AとBは、金型に設置されており、射出シリンダーより
材料を供給するためのランナー、ゲートシステムIとは
異なるそれぞれのゲート、ランナーであるGとHとを介
して金型キャビティFに連結している。該マニホールド
には溶融樹脂の流動を支援するためにヒーターC、C’
又は/かつD、D’を設置しても良い。溶融樹脂が貯蔵
されるマニホールド内の容積E、E’は2つのゲート間
でEとE’内の樹脂が往復運動する際に、せん断力がか
かり、溶融樹脂が入れ替われるに十分であることが望ま
しい。
【0017】図10は別の装置例を示す。この場合、単
一のマニホールドAは、金型に設置又は金型内に挿入さ
れており、射出シリンダーより材料を供給するためのラ
ンナー、ゲートシステムKとは異なるそれぞれのゲー
ト、ランナーであるJを介して金型キャビティIと連結
している。該マニホールドには溶融樹脂の流動を支援す
るためにヒーターE又は/かつFを設置しても良い。。
溶融樹脂が貯蔵されるマニホールド内の容積Bは2つの
ゲート間でBとH内の樹脂が往復運動する際に、せん断
力がかかり、溶融樹脂が入れ替われるに十分であること
が望ましい。溶融材料は、ピストンCとシリンダーDと
の動力によってせん断力がかけられる。該マニホールド
には、金型キャビティIとせん断力発生装置Dとの間に
位置する材料供給チャンネルKにおける溶融材料の流動
を支援するためにスプルー又は/かつランナーのまわり
にヒーターGを設置しても良い。図11は金型に挿入又
は設置された油圧以外の動力で操作される別の装置例を
示す。該動力源には例えばバネやその他の機械的な装置
などを使用しても良い。溶融樹脂が貯蔵される容積Bは
2つのゲート間でBとG内の樹脂が往復運動する際に、
せん断力がかかり、溶融樹脂が入れ替われるに十分であ
ることが望ましい。該装置には、金型キャビティEとせ
ん断力発生装置Fとの間に位置する材料供給チャンネル
Hにおける溶融材料の流動を支援するためにスプルー及
び/又はランナーのまわりにヒーターDを設置しても良
い。図8から図11に示した例では、一般の射出成形機
のシリンダーヘッドが使用できる利点がある。その理由
は、せん断力発生装置(いわゆるピストン)が金型に適
切に設置できる為である。これは、経済性、成形効率の
点でかなり効果がある。更に図8から図11の例に示し
たせん断力誘導装置に関しては、金型内溶融樹脂のより
所望の位置にせん断力を発生させるように設置位置を選
択できる。また金型キャビティにせん断力誘導装置が近
接しているために、溶融樹脂の領域に迅速に、低い圧力
でせん断力がかけられる。上述の利点によって、材料処
理の迅速性が増し、それ故、金型キャビティ表面を材料
の成形温度に保持しなければならない時間を短縮出来
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【実施例1】本実施例では、図1と図12に示した概念
図の様に射出成形装置、高周波誘導加熱装置、せん断力
制御装置を設置した。高周波誘導加熱のインダクターは
図12Aに示す位置に設置し、周期的な力の適用は図1
2Bに示すように行った。2本の射出シリンダーを有す
る2色成形機を用い、20重量%のガラス繊維強化SA
N樹脂を射出成形した。金型は鋼鉄製のものを用い、成
形品形状は、厚さ1 .5mmの正方形平板で、ゲート形
状は、厚み6mmのファンゲートである。成形品とゲー
ト部の形状の詳細は、図18のA、B、B’にそれぞれ
示している。高周波誘導加熱用のインダクターは通常の
冷媒水を用いる温調機で60℃に温度設定された金型内
に挿入され、周波数20KHz、出力15KWで12秒
間発振した。射出成形機のシリンダー温度は、樹脂温度
が240℃になるように設定した。金型内に樹脂を充填
する前に金型を開き、その間にインダクターをロボット
操作にて挿入した。インダクターと金型表面との距離
は、8mmであった。高周波を20KHz、15KWで
12秒間発振した後、インダクターを金型間から引き抜
き、その後金型を閉じた。次いで溶融したガラス強化S
AN樹脂を射出圧力100バールで金型内にマニホール
ドを通して充填した。図18に示す様に、ウエルドライ
ンが成形品の中央(図中C)に形成するように成形し
た。次いで直ちに図12で示すピストンA、Bを同周期
で180度の位相差をつけて、往復運動をさせた。往復
運動は、1サイクルで3秒間行った。次いで両方のピス
トンにて同位相で油圧ポンプ、最高出力の40%の設定
圧力にて、充填圧力を40秒間かけ、成形品を冷却後、
取出した。成形品の曲げ特性は、試験片を成形品から図
19に示すように切り出し、室温(23℃)、曲げ速度
0.7mm/minで曲げ試験を行った。成形品の引っ
張り特性は、試験片を図20に示したようなダンベル片
を切り出し、室温(23℃)、引っ張り速度5mm/m
inで引っ張り試験を行った。曲げ及び引っ張り試験の
結果は、表1に記す。実施例1と同様な条件で金型を高
周波誘導加熱した場合の図3のA、E、F点における金
型温度状態を図13に示す。
【0019】
【比較例1】実施例1との比較のために以下の方法にて
成形品を作製した。比較品成形には、実施例1と同じ成
形機、金型、材料を用いた。それぞれの成形条件を下記
に示す。 (a)通常成形品(金型の高周波誘導加熱も周期的な力
の適用、すなわち金型内樹脂の流動化も行なわなかっ
た。) 樹脂温度:240℃ 金型温度:60℃ 冷却時間:40秒 射出圧力:100バール 保持圧力:40バール (b)実施例1と同様な周期的な力(金型内樹脂流動
化)を適用したが、金型表面の予備加熱(金型温度制
御)は行わなかった。その他は、上記(a)と同様の成
形条件を使用。 (c)実施例1と同様に金型を加熱(金型温度制御)し
たが、周期的な力(金型内樹脂流動化)は適用しなかっ
た。その他は、上記(a)と同様の成形条件を使用。 機械的特性の評価は、実施例1と同様にして行われ、そ
の結果は表1に記す。
【0020】
【表1】 [ ]:サンプル数14個以上の標準偏差 (a)通常成形;金型表面加熱、金型内樹脂流動化の適用いずれも無し (b)金型内樹脂流動化法のみ適用;金型表面加熱無し (c)金型温度制御法(金型表面加熱)のみ適用;金型内樹脂流動化法適用せ ず (*)通常成形品;(a)のウエルドラインのない部分を試験片として使用
【0021】実施例1で作製した成形品のウエルド部の
曲げ弾性率と曲げ強度は、比較例で作製した成形品のい
ずれよりも大きい値を示した。また実施例1のウエルド
部の曲げ特性は、通常成形品のウエルドラインのない部
分(*)に比べても大きな値を示している。引っ張り強
度に関しても実施例1と比較例1で得られた成形品につ
いて評価した。周期的な力を加えた(b)の成形品のウ
エルド強度は、通常成形品に比べてかなり向上してお
り、更に通常のウエルドラインのない部分(*)よりも
優れていた。金型を予め加熱した(c)の成形品のウエ
ルド強度は、通常成形品のウエルド強度とほとんど違い
はなかった。金型を予め加熱し、さらに周期的な力(金
型内樹脂流動化)を適用した実施例1の本発明により、
ウエルド強度がかなり強化され、機械的強度がかなり優
れた成形品が得られる。すなわち、表1に示すように、
高周波誘導加熱により金型を予備加熱(金型温度制御)
とピストンの往復運動による周期的な力の適用(金型内
樹脂流動化)とを組み合わせることは、機械的特性の向
上にかなり効果があることを示している。これは、成形
品の内部構造が成形品表面(スキン層)から内部(コア
層)まで配向制御できた為である。成形品の外観に関し
ては、高周波誘導加熱による金型予備加熱を行った成形
品は、金型を加熱しなかった成形品に比べかなり外観が
優れている。周期的な力を適用せずに、金型加熱のみを
行った成形品(c)の外観もかなり優れているが、半透
明の成形品には内部にウエルドラインの存在が確認でき
た。しかしながら、金型急速加熱法と金型内樹脂流動化
法の両方を適用した実施例1の成形品は、最も外観が優
れており、成形品表面にも内部にもウエルドラインによ
る外観上の欠陥は認められなかった。
【0022】
【実施例2】本実施例では、図1と図12に示した概念
図の様に射出成形装置、高周波誘導加熱装置、せん断力
制御装置を設置した。高周波誘導加熱のインダクターは
図12Aに示す位置に設置し、周期的な力の適用は図1
2Bに示すように行った。2本の射出シリンダーを有す
る2色成形機を用い、30重量%のガラス繊維強化AB
S樹脂を射出成形した。金型は鋼鉄製のものを用い、成
形品形状は、厚さ1 .5mmの正方形平板で、ゲート形
状は、厚み6mmのファンゲートである。成形品とゲー
ト部の形状の詳細は、図18のA、B、B’にそれぞれ
示している。高周波加熱用のインダクターは金型内に挿
入され、周波数20KHz、出力15KWで12秒間発
振した。射出成形機のシリンダー温度は、樹脂温度が2
40℃になるように設定した。金型内に樹脂を充填する
前に金型を開き、50℃に温度調節した金型の間にイン
ダクターをロボット操作にて挿入した。インダクターと
移動側金型表面との距離は8mm、インダクターと固定
側金型表面との距離を15mmに設定した(金型加熱の
効果を成形品の両面で比較できるように8mmと15m
mと異なった距離に設定した)。高周波を20KHz、
15KWで12秒間発振した後、インダクターを金型間
から引き抜き、その後金型を閉じた。次いで溶融したガ
ラス強化ABS樹脂を射出圧力100バールで金型内に
マニホールドを通して充填した。図18に示す様に、ウ
エルドラインが成形品の中央(図中C)に形成するよう
に成形した。次いで直ちに図12で示すピストンA、B
を同周期で180度の位相差をつけて、往復運動をさせ
た。往復運動は、4サイクルで12秒間行った。次いで
両方のピストンを用い、油圧ポンプの最高出力の40%
に圧力設定し、同位相で静的保圧を20秒間かけ、成形
品を冷却後、取り出した。成形品の曲げ特性は、試験片
を成形品から図19に示すように切り出し、室温(23
℃)、曲げ速度0.7mm/minで曲げ試験を行っ
た。成形品の引っ張り特性は、試験片を図20に示した
ようなダンベル片を切り出し、室温(23℃)、引っ張
り速度5mm/minで引っ張り試験を行った。曲げ及
び引っ張り試験の結果は、表2に示す。
【0023】
【比較例2】実施例2との比較のために以下の方法にて
成形品を作製した。比較品成形には、実施例2と同じ成
形機、金型、材料を用いた。それぞれの成形条件を下記
に示す。 通常成形品(金型の高周波誘導加熱も周期的な力の適
用、すなわち金型内樹脂流動化も行なわなかった。) 樹脂温度:240℃ 金型温度:50℃ 冷却時間:20秒 射出圧力:100バール 保持圧力:40バール 機械的特性の評価は、実施例2と同様にして行われ、そ
の結果は表2に示す。引っ張り試験における応力−歪み
曲線を図14に示す。図中(a)で示される曲線は、実
施例2による成形品のものを、図中(b)で示される曲
線は、比較例2による成形品のものである。曲げ試験に
よる応力−変位曲線を図15に示す。図中(a)で示さ
れる曲線は、実施例2による成形品のものを、図中
(b)で示される曲線は、比較例2による成形品のもの
である。
【0024】
【表2】 [ ]:サンプル数14個以上の標準偏差
【0025】本発明による成形品の機械的特性は、周期
的な力の適用によって、かなり改良されることが判っ
た。更に、本発明による成形品の弾性率は、通常成形品
に比べ16%もの向上がみられた。本発明による十分に
予め設定した金型表面加熱を行った側の成形品(すなわ
ち移動側金型表面を転写した表面)には、ガラス繊維の
表面への露出、シルバーストリーク、ウエルドライン等
の欠陥は全く見られず外観が良好であった。
【0026】
【実施例3】本実施例では、図1と図12に示した概念
図の様に射出成形装置、高周波誘導加熱装置、せん断力
制御装置を設置した。高周波誘導加熱のインダクターは
図12Aに示す位置に設置し、周期的な力の適用は図1
2Bに示すように行った。使用材料としては、平均粒径
30ミクロンのアルミニウムフレークと透明ABSをコ
ンパウンドして調製した1.5重量%アルミニウムフレ
ーク入りABS樹脂を用いた。成形機は、2本の射出シ
リンダーを有する2色成形機を用いた。金型は鋼鉄製の
ものを用い、成形品形状は、厚さ1 .5mmの正方形平
板で、ゲート形状は、厚み6mmのファンゲートであ
る。成形品とゲート部の形状の詳細は、図18のA、
B、B’にそれぞれ示す。高周波加熱用のインダクター
は金型内に挿入され、周波数20KHz、出力15KW
で22秒間発振し、50℃に温度調整しておいた金型を
急速加熱した。射出成形機のシリンダー温度は、樹脂温
度が240℃になるように設定した。金型内に樹脂を充
填する前に金型を開き、その間にインダクターをロボッ
ト操作にて挿入した。インダクターと金型表面との距離
は、8mmであった。高周波を20KHz、15KWで
22秒間発振した後、インダクターを金型間から引き抜
き、その後金型を閉じた。次いで溶融したアルミニウム
フレーク入り透明ABS樹脂を射出圧力100バールで
金型内にマニホールドを通して充填した。図18に示す
様に、ウエルドラインが成形品の中央(図中C)に形成
するように成形した。次いで直ちに図12で示すピスト
ンA、Bを同周期で180度の位相差をつけて、往復運
動させた。往復運動は、1サイクルで3秒間行った。次
いで両方のピストンで油圧ポンプ最高出力の40%の設
定圧力にて、静的保持圧力を20秒間かけ、次いで保持
圧力無しで70秒間成形品を冷却し、取り出した。成形
品の外観評価結果は表3に示す。
【0027】
【比較例3】実施例3との比較のために以下の方法にて
成形品を作製した。比較品成形には、実施例3と同じ成
形機、金型、材料を用いた。それぞれの成形条件を下記
に示す。 (a)通常成形品(金型の高周波誘導加熱も周期的な力
の適用、すなわち金型内での樹脂流動化も行なわなかっ
た。) 樹脂温度:240℃ 金型温度:50℃ 冷却時間:40秒 射出圧力:100バール 保持圧力:40バール (b)実施例3と同様な周期的な力(金型内樹脂流動
化)を適用したが、金型の予備加熱は行わなかった。そ
の他は、上記(a)と同様の成形条件を使用。 (c)実施例3と同様に金型を加熱したが、周期的な力
(金型内樹脂流動化)は適用しなかった。その他は、上
記(a)と同様の成形条件を使用。 外観評価結果を表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】図16と図17には成形品の外観を示す。
図16には、実施例3による成形品の外観を、図17
a、図17b、図17cには、比較例3の(a)、
(b)、(c)による成形品の外観を示す。この結果、
本発明により、これまで改善できなかった金属フレーク
入り熱可塑性樹脂のウエルドラインによる外観不良を解
消した高外観成形品を得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形を行なうために用いられる装
置の一例である。
【図2】他の装置の一例である。
【図3】インダクター鋏み込み方式の金型部分の垂直断
面図である。
【図4】図1、2に示した装置のマニホルードの流路に
沿った軸方向における模式的な断面図でかつ成形サイク
ルにおける異なった時点のものを示し、該マニホールド
は金型と射出成形機の間に配置されている。
【図5】図1、2に示した装置のマニホルードの流路に
沿った軸方向における模式的な断面図でかつ成形サイク
ルにおける異なった時点のものを示し、該マニホールド
は金型と射出成形機の間に配置されている。
【図6】図1、2に示した装置のマニホルードの流路に
沿った軸方向における模式的な断面図でかつ成形サイク
ルにおける異なった時点のものを示し、該マニホールド
は金型と射出成形機の間に配置されている。
【図7】ツインバレル射出成形機(二色成形機)を使用
する場合の、図4から6と比較した装置の一例である。
【図8】周期的なせん断力を発生させる装置が金型内に
挿入された装置を示したものである。
【図9】周期的なせん断力を発生させる装置が溶融樹脂
供給装置と金型の間以外の位置で金型に取付けられた装
置を示したものである。
【図10】周期的なせん断力を発生させる装置が、溶融
樹脂供給装置と金型の間以外の位置で金型内に挿入され
又は金型に置かれ、一般的な射出成形装置のスクリュー
と組み合わせて使用される装置を示したものである。
【図11】金型内又は金型に取付けられた周期的なせん
断力を発生させる装置が、油圧以外の手段で作動させる
装置を示したものである。
【図12A】実施例1、2、3及び比較例1、2、3で
用いたツインバレル射出成形機用のせん断力制御装置と
金型の模式図を示す。
【図12B】実施例1、2、3及び比較例1、2、3で
用いたツインバレル射出成形機用のせん断力制御装置と
金型の模式図を示す。
【図13】図13は、金型温度推移の一例である。
【図14】実施例2と比較例2に従って作成した成形品
における引っ張り試験時の応力−歪み曲線を記す。
【図15】実施例2と比較例2に従って作成した成形品
の曲げ試験時の応力−変位曲線を記す。
【図16】実施例3による成形品の外観を示したもので
ある。
【図17a】比較例3による成形品の外観を示したもの
である。
【図17b】比較例3による成形品の外観を示したもの
である。
【図17c】比較例3による成形品の外観を示したもの
である。
【図18】実施例における成形品の寸法と形状を示した
ものである。
【図19】実施例1、2で使用した曲げ試験用サンプル
の寸法と形状を示したものである。
【図20】実施例1、2で使用した引っ張り試験用サン
プルの寸法と形状を示したものである。
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】実施例3による成形品の外観を撮映した写真
である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図17a
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17a】比較例3による成形品の外観を撮映した写
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図17b
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17b】比較例3による成形品の外観を撮映した写
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図17c
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17c】比較例3による成形品の外観を撮映した写
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター スチュワート アラン イギリス国 ユービー8 3ピーエイチ ミドルセクス,アクスブリッジ(番地な し) ブルネル ユニバーシティ オブ ウエスト ロンドン内 (72)発明者 マイケル ジョン ベビス イギリス国 ユービー8 3ピーエイチ ミドルセクス,アクスブリッジ(番地な し) ブルネル ユニバーシティ オブ ウエスト ロンドン内 (72)発明者 安田 和治 神奈川県川崎市川崎区夜光1丁目3番1号 旭化成工業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種類以上の熱可塑性樹脂を
    含む溶融成形材料を射出成形にて金型キャビティ内に充
    填するにあたり、成形品表面を形成させるべき金型表面
    を選択的に予め該成形材料の加熱変形温度以上に加熱
    し、該溶融成形材料を金型キャビティ内に供給し、供給
    された溶融成形材料の少なくとも一部にせん断力を加え
    て同溶融成形材料を流動させ、その後せん断力を加えな
    がら又はせん断力を加えた後該材料を冷却、凝固させる
    ことを特徴とする成形方法。
  2. 【請求項2】 金型内面加熱法が、高周波誘導加熱であ
    る特許請求の範囲第一項記載の成形方法。
  3. 【請求項3】 金型を成形材料の成形温度まで加熱する
    特許請求の範囲第一項、又は第二項のいずれかに記載の
    成形方法。
  4. 【請求項4】 金型が、成形材料で充填されるまで周期
    的な力を加える特許請求の範囲第一項〜第三項のいずれ
    かに記載の成形方法。
  5. 【請求項5】 射出シリンダーから金型キャビティへの
    溶融成形材料の流路と異なる少なくとも1つの経路を介
    してせん断力を加えることを特徴とする請求項の範囲第
    一項〜第四項のいずれか一項に記載の成形方法。
  6. 【請求項6】 成形材料がポリマー材料を含む特許請求
    の範囲第一項〜第五項のいずれか一項に記載の成形方
    法。
  7. 【請求項7】 ポリマー材料が熱硬化性樹脂を含む特許
    請求の範囲第六項記載の成形方法。
  8. 【請求項8】 成形材料が充填材 及び/又は 添加材
    を含むものである特許請求の範囲第一項〜第七項のいず
    れか一項に記載の成形方法。
  9. 【請求項9】 成形材料がアルミニウムフレークを含む
    特許請求の範囲第一項から第八項のいずれか一項に記載
    の成形方法。
  10. 【請求項10】 金型表面で成形品スキン層が形成され
    る過程において、該スキン層にも剪断力を加える特許請
    求の範囲第一項〜第九項のいずれか一項に記載の成形方
    法。
  11. 【請求項11】 特許請求の範囲第一項〜第十項のいず
    れか一項に記載の成形方法によって製造される成形物
    品。
  12. 【請求項12】 成形品全体のミクロモロフォロジーが
    制御された特許請求の範囲第十一項に記載の成形方法に
    よって製造される成形物品。
  13. 【請求項13】 成形品全体の配向性が制御された特許
    請求の範囲第十一項または第十二項に記載の成形物品。
  14. 【請求項14】 成形品表面が樹脂組成物のみで構成さ
    れた滑らかなスキン層表面を有する特許請求の範囲第十
    一項から第十三項のいずれか一項に記載の成形物品。
  15. 【請求項15】 成形品が異なった充填材 及び/又は
    添加材を含むか、又は充填材も添加材も含まない所の
    少なくとも二種類以上の材料からなる特許請求の範囲第
    十一項から第十四項のいずれか一項に記載の成形物品。
JP8089552A 1995-04-11 1996-04-11 成形方法 Pending JPH091611A (ja)

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