JP2002292703A - 高外観成形品の射出成形方法 - Google Patents

高外観成形品の射出成形方法

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JP2002292703A
JP2002292703A JP2001098771A JP2001098771A JP2002292703A JP 2002292703 A JP2002292703 A JP 2002292703A JP 2001098771 A JP2001098771 A JP 2001098771A JP 2001098771 A JP2001098771 A JP 2001098771A JP 2002292703 A JP2002292703 A JP 2002292703A
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mold
mold cavity
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molten molding
heat
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JP2001098771A
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English (en)
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Kazuharu Yasuda
和治 安田
Isao Umei
勇雄 梅井
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型キャビティ22内に充填した溶融成形材
料を流動させることによってウエルドラインの発生を抑
制するに際し、金型表面を高温に加熱することなく、ス
キン層からコア層までを十分に流動させられるように
し、もって成形効率を向上させると共に、金型へ加わる
温度負荷を低減する。 【解決手段】 主金型1aの金型表面を、耐熱性重合体
からなる断熱層1bで被覆した断熱金型1を用い、溶融
成形材料を金型キャビティ22内に充填した後、少なく
とも一部の溶融成形材料を、金型キャビティ22外への
押し出しと、金型キャビティ22内への押し戻しによっ
て、金型キャビティ22内で流動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエルドラインに
よる外観低下のない高外観成形品を得ることができる射
出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば孔や窓部などの開口部を有する成
形品の射出成形において、開口部となる箇所の両側から
回り込んだ溶融成形材料が反対側で合流してウエルドを
生じ、成形品表面にウエルドラインを生じることが知ら
れている。また、多点ゲートの金型を用いた射出成形に
おいて、各ゲートから金型キャビティに供給された溶融
成形材料の合流によってもウエルドラインを生じること
が知られている。このウエルドラインは、得られる成形
品の外観を低下させる原因となると共に、時として、ウ
エルドラインの元となっているウエルドの存在が得られ
る成形品の機械的特性を大きく損なうこともある。
【0003】上記ウエルドラインは、特にガラス繊維、
マイカ、金属などの強化用の充填材、とりわけアルミニ
ウムフレークなどの金属フレークを加えた成形材料を用
いた場合に顕著なものとなりやすい。
【0004】従来、上記ウエルドラインの発生を防止で
きる方法として、金型キャビティ内に充填した溶融成形
材料を、金型キャビティに通じた2つのシリンダ・ピス
トン機構を作動させることによって繰り返し往復移動さ
せ、金型キャビティ内で剪断してから固化させる方法が
知られている(特公平4−3893号公報)。
【0005】また、溶融成形材料を金型キャビティ内に
供給する際に、高周波誘導加熱などによって、金型表面
を該成形材料の加熱変形温度以上、好ましくは溶融成形
温度まで加熱しておき、この金型表面を加熱した金型キ
ャビティ内に供給した溶融成形材料を、上記のようにし
て剪断してから固化させる方法も知られている(特開平
9−1611号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特公平4−
3893号公報に示される方法の場合、金型キャビティ
内に供給された溶融成形材料の内部層(コア層)は、溶
融状態を維持しやすいので、上記往復移動に伴う剪断を
加えやすいが、表面層(スキン層)は、金型表面と接触
すると直ちに固化し始めることから、上記往復移動をさ
せにくい。このため、コア層におけるウエルドを消失さ
せて、得られる成形品の機械的特性低下を防止すること
はできても、スキン層の急速な固化により、金型表面の
転写性が損なわれ、表面荒れを生じやすい問題がある。
【0007】一方、特開平9−1611号公報に示され
る方法の場合、金型表面が成形材料の加熱変形温度以
上、好ましくは溶融成形温度まで加熱されているため、
スキン層の固化を遅らせつつ、スキン層からコア層まで
を十分に往復移動させて剪断することができ、表面荒れ
を生じさせることなく、スキン層からコア層に至るウエ
ルドを消失させると共に、ウエルドラインの発生を防止
することができる。
【0008】しかしながら、予め金型表面をかなり高温
に加熱しておかなければならず、成形サイクルの都度こ
の加熱のための時間を要し、しかも冷却時間も伸びてし
まうので、成形効率が低下する問題がある。また、金型
に繰り返し加える加熱と冷却の温度差が大きくなること
から、金型の耐久性が落ちる問題もある。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、金型キャビティ内に充填した溶融成形材料
を流動させることによってウエルドラインの発生を抑制
するに際し、金型表面を高温に加熱することなく、スキ
ン層からコア層までを十分に流動させられるようにし、
もって成形効率を向上させると共に、金型へ加わる温度
負荷を低減することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主金型の金型表面を、耐熱性重合体から
なる断熱層で被覆した断熱金型を用い、溶融成形材料を
金型キャビティ内に充填した後、少なくとも一部の溶融
成形材料を、金型キャビティ内で流動させることを特徴
とする高外観成形品の射出成形方法を提供するものであ
る。
【0011】また、上記本発明は、溶融成形材料の流動
が、金型キャビティ内の溶融成形材料の金型キャビティ
外への押し出しと、金型キャビティ外へ押し出された溶
融成形材料の金型キャビティ内への押し戻しとによって
行われること、及び、溶融成形材料が充填材を含むこと
をその好ましい態様として含むものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0013】本発明は、金型キャビティ内を満たして充
填した溶融成形材料の少なくとも一部を、金型キャビテ
ィ内で流動させる工程を経て冷却固化を進める射出成形
方法で、主金型の金型表面を、耐熱性重合体からなる断
熱層で被覆した断熱金型を用いてこれを行うものであ
る。尚、本明細書において、主金型とは、鋼材などの金
属で構成された通常の金型部分をいい、断熱金型とは、
この主金型の金型表面(金型キャビティ側の内壁面)に
被覆された上記断熱層を有する金型をいう。また、金型
キャビティとは、製品となる成形品を形作る金型内空間
をいい、例えばランナー、スプルー、更には後述する金
型キャビティ内の溶融成形材料を出し入れするための空
間を含まないものである。
【0014】ところで、一般の射出成形では、金型キャ
ビティ表面から最初に熱を奪われるスキン層から溶融成
形材料の固化が進行するため、金型キャビティ内に一旦
充填した溶融成形材料に推進力を与えて再び流動させよ
うとしても、スキン層を流動させることは困難である。
しかしながら、本発明で用いる断熱金型の場合、断熱層
の存在によって、スキン層から主金型へ奪われる熱が抑
制され、スキン層の固化が遅れる。このため、金型キャ
ビティへ溶融成形材料を充填した後であっても、金型キ
ャビティ内に充填した溶融成形材料に推進力を与えるこ
とによって、金型キャビティ内に充填した溶融成形材料
のスキン層からコア層までを容易に流動させることがで
きる。そして、この流動により、スキン層からコア層ま
でのウエルドを消失させることができ、成形品表面のウ
エルドラインの発生及び機械的特性の低下を防止するこ
とができる。
【0015】本発明で用いる断熱金型の断熱層として
は、耐熱性重合体を用いることが好ましい。良好に用い
られる耐熱性重合体は、使用される成形材料中の樹脂よ
りも高い軟化温度を有する重合体であり、好ましくはガ
ラス転移温度が140℃以上、更に好ましくは160℃
以上、最も好ましくは190℃以上、及び/又は融点が
200℃以上のものが好ましく、更に好ましくは250
℃以上のガラス転移温度をもつ耐熱性重合体である。耐
熱性重合体の熱伝導率は、一般に0.1〜0.3W/m
・K程度であり、金属の10〜100W/m・K程度に
比べて大幅に小さい。また、断熱層の耐久性を得るため
に、耐熱性重合体の破断伸度は、4%以上、好ましくは
5%以上、更に好ましくは10%以上であることが好ま
しい。破断伸度の測定法はASTM・D638に準じて
行い、測定時の引っ張り速度は5mm/分である。
【0016】断熱金型の断熱層として良好に使用できる
耐熱性重合体の具体例としては、主鎖に芳香環を有する
耐熱性重合体が挙げられる。例えば、有機溶剤に溶解す
る各種非結晶性耐熱性重合体や、各種ポリイミドなどが
良好に使用できる。非結晶性耐熱性重合体としては、ポ
リスルホン、ポリエーテルスルホンなどが挙げられる。
これらの非結晶性耐熱性重合体は、カーボン繊維や各種
無機充填材などを配合して熱膨張係数を低下させること
で、断熱金型の断熱層として好ましく使用することがで
きる。ポリイミドは各種あるが、直鎖型高分子量ポリイ
ミド、一部架橋型のポリイミドが良好に使用できる。直
鎖型高分子量ポリイミドは、破断伸度が大きく強靱であ
り、耐久性に優れるため特に良好に使用できる。この直
鎖型高分子量ポリイミドには、ポリアミドイミド、ポリ
エーテルイミドも含まれる。
【0017】更に断熱金型の断熱層として、熱膨張係数
の小さいエポキシ樹脂硬化物、即ち、熱膨張係数が小さ
くなる硬化剤とエポキシ樹脂を組み合わせたエポキシ樹
脂硬化物、或いは各種充填材を適量配合したエポキシ樹
脂硬化物なども使用できる(以後、エポキシ樹脂硬化物
をエポキシ樹脂と略称する。)。エポキシ樹脂は一般に
熱膨張係数が大きく、金属金型との熱膨張係数の差は大
きい。しかし、熱膨張係数が小さなガラス、シリカ、タ
ルク、クレー、珪酸ジルコニウム、珪酸リチウム、炭酸
カルシウム、アルミナ、マイカなどの粉体や粒子、ガラ
ス繊維、ウイスカー、炭素繊維などの適量をエポキシ樹
脂に配合し、金属製の主金型との熱膨張係数の差を小さ
くした充填材配合エポキシ樹脂は、断熱層として良好に
使用できる。
【0018】上記耐熱重合体からなる断熱層は、加工性
や断熱性の観点から、0.0〜0.3mmの厚さである
ことが好ましい。また、断熱層付設面の表面硬度を向上
させたり、成形品の離型性を付与する目的で、耐熱重合
体からなる断熱層の表面に耐熱硬質材料のトップコート
層を設けても良い。更には、断熱層の表面にメッキや蒸
着によって金属薄膜層を設けてもよい。
【0019】断熱層は、金型キャビティ内に充填された
溶融成形材料の流動性を維持しやすくする上では、主金
型の金型内面全面に設けることが好ましいが、断熱層で
被覆する領域を減らしてその手間を軽減するために、ウ
エルドラインを生じやすい領域のみに断熱層を設けた
り、成形品の外面側(成形品の使用時に外部に露出する
面)のみに断熱層を設けるようにすることもできる。
【0020】本発明において、金型キャビティ内に一旦
充填されて停止した溶融成形材料を再び流動させるに
は、射出圧力や、一般に樹脂保圧と称される射出二次圧
力を利用することができる。この射出圧力や射出二次圧
力を利用して流動させる場合、一旦金型キャビティを満
たして充填された溶融成形材料を流出させることができ
る空間を設けておくことで容易に溶融成形材料を再流動
させることができる。
【0021】例えば、開閉手段を介して金型キャビティ
に連結された捨てキャビティを有する断熱金型を用い、
開閉手段を閉じた状態で金型キャビティ内を満たして溶
融成形材料を射出充填した後、上記射出圧力や射出二次
圧力を加えた状態で開閉手段を開いて、射出成形機の射
出シリンダから新たな溶融成形材料を金型キャビティに
送り込みつつ、金型キャビティ内の溶融成形材料を捨て
キャビティへ押し出すことで流動させることができる。
開閉手段としては、空気圧、油圧、磁力、モーターなど
で開閉される開閉弁を用いることができる。
【0022】金型キャビティ内に充填された溶融成形材
料の流動は、上記のように、金型キャビティ内に新たな
溶融成形材料を押し込みながら、既に金型キャビティ内
に充填されている溶融成形材料の少なくとも一部を金型
キャビティ外へ押し出すことだけで行うこともできる
が、金型キャビティ内の溶融成形材料の金型キャビティ
からの押し出しと、この押し出された溶融成形材料の金
型キャビティ内への押し戻しとによって行うことが好ま
しい。このようにすると、押し出しと押し戻しによっ
て、金型キャビティ内の溶融成形材料に剪断力を加える
ことができ、ウエルドの消失を一層確実に行うことがで
きる。
【0023】上記金型キャビティ内の溶融成形材料の押
し出しと押し戻しは、金型キャビティへの溶融成形材料
の押し込みと、金型キャビティから押し出される溶融成
形材料の受け入れとが可能な箇所を、少なくとも2箇所
金型キャビティに連結した断熱金型を用いることで行う
ことができる。例えば、金型キャビティに2つのシリン
ダ・ピストン機構を連結しておき、この2つのシリンダ
・ピストン機構の一方のピストンが後退し、他方のピス
トンが前進した状態で金型キャビティに溶融成形材料を
射出充填し、金型キャビティと共に一方のシリンダを溶
融成形材料で満たした後、後退していた一方のピストン
を前進させると共に、前進していた他方のピストンを後
退させると、一方のシリンダ内の溶融成形材料が金型キ
ャビティ内へ押し込まれると共に、金型キャビティ内の
溶融成形材料の少なくとも一部が、他方のシリンダ内へ
と押し出されて、金型キャビティ内の溶融成形材料が流
動する。次いで、上記一方のピストンを後退させると共
に、他方のピストンを前進させると、上記他方のシリン
ダへ押し出された溶融成形材料が再び金型キャビティへ
押し込まれると共に、金型キャビティ内の溶融成形材料
の少なくとも一部が上記一方のシリンダへと押し出され
る。
【0024】上記金型キャビティ内の溶融成形材料の金
型キャビティ外への押し出しと、この押し出された溶融
成形材料の金型キャビティ内への押し戻しは、表面荒れ
のない成形品を得やすくするために、金型キャビティ内
が常に成形材料で満たされた状態で行うことが好まし
い。また、上記溶融成形材料の押し出しと押し戻しは、
ウエルドを確実に消失させる上で、周期的に複数回繰り
返すことが好ましい。
【0025】本発明における成形材料は、少なくとも1
種類の熱可塑性樹脂を含むもので、この熱可塑性樹脂と
しては、一般に射出成形に用いられるものであれば特に
制限はない。例えば、ポリスチレン、ハイインパクトポ
リスチレン、ミデイアムインパクトポリスチレンのよう
なゴム補強スチレン系樹脂、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体(SAN樹脂)、アクリロニトリル−ブチル
アクリレートラバー−スチレン共重合体(AAS樹
脂)、アクリロニトリル−エチレンプロピルラバー−ス
チレン共重合体(AES)、アクリロニトリル−塩化ポ
リエチレン−スチレン共重合体(ACS)、ABS樹脂
(例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン−ア
ルファメチルスチレン共重合体、アクリロニトリル−メ
チルメタクリレート−ブタジエンースチレン共重合
体)、変性ポリフェニリンエーテル(m−PPE)など
のスチレン系樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)などのアクリル系樹脂、低密度ポリエチレン(LD
PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピ
レン(PP)などのオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデンなどの塩化ビニル系樹脂、エチ
レン−塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩
化ビニル共重合体などの塩化ビニル系樹脂、ポリエチレ
ンテレフタレート(PETP、PET)、ポリブチレン
テレフタレート(PBTP、PBT)などのポリエステ
ル系樹脂、ポリカーボネート(PC)、変性ポリカーボ
ネートなどのポリカーボネート系樹脂、ポリアミド6
6、ポリアミド6、ポリアミド46などのポリアミド系
樹脂、ポリオキシメチレンコポリマー、ポリオキシメチ
レンホモポリマーなどのポリアセタール(POM)、そ
の他のエンジニアリング樹脂、スーパーエンジニアリン
グ樹脂、例えば、ポリエーテルスルホン(PES)、ポ
リエーテルイミド(PEI)、熱可塑性ポリイミド(T
PI)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファ
イド(PSU)、セルロースアセテート(CA)、セル
ロースアセテートブチレート(CAB)、エチルセルロ
ース(EC)などのセルロース誘導体、液晶ポリマー、
液晶アロマチックポリエステルなどの液晶系ポリマー、
更には熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)、
熱可塑性スチレンブタジエンエラストマー(SBC)、
熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPO)、熱可
塑性ポリエステルエラストマー(TPEE)、熱可塑性
塩化ビニルエラストマー(TPVC)、熱可塑性ポリア
ミドエラストマー(TPAE)などの熱可塑性エラスト
マーなどが挙げられる。本発明においては、本発明の成
形過程において上述のような熱可塑性樹脂を合成しても
よい。また、一種もしくはそれ以上の熱可塑性樹脂のブ
レンド体を用いることもできる。
【0026】本発明における成形材料は、上記熱可塑性
樹脂に、一般に使用される可塑剤、着色剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤などの添加剤や充填材を加えたたものと
することができる。
【0027】上記熱可塑性樹脂に加えることができる充
填材としては、無機物も含まれる。例えば、ガラス繊
維、ガラスビーズ、炭酸カルシウム、マイカ、アスベス
トの他、鉄、銅、亜鉛、アルミニウムなどの金属の粉
体、中空体、フレーク状のもの又はこれらの金属の金属
酸化物、金属水酸化物でもよい。本発明は、特にウエル
ドラインによる外観不良が発生しやすいアルミニウムフ
レークなどの金属充填材を加えた、一般にメタリック材
料と称される成形材料を用いた射出成形に対して特に効
果的である。
【0028】また、本発明は、スキン層となる溶融成形
材料を、金型キャビティを満たすに足りない少量射出し
た後、コア層となる溶融成形材料を射出して金型キャビ
ティを満たすサンドイッチ成形にも有効である。本発明
による成形品の改善は、スキン層とコア層の両者に対し
て行われ、特に上記サンドイッチ成形において、スキン
層が塗膜様に薄く引き伸ばされる場合に対しても有効で
ある。
【0029】本発明は、通常の射出速度でも十分に効果
があるが、粘度の高い材料など薄肉成形品作製に効果的
な高速射出成形を用いると更に効果が上がるので好まし
い。高速射出成形とは、射出速度が100mm/sec
以上、好ましくは300mm/secである。
【0030】本発明は、高い外観品質が要求される成形
品、特にメタリック調の外観を有する家電部品筐体、パ
ネル類、リモンコン筐体や、樹脂製ホイルキャップ、バ
ンパーなどの自動車部外装部品や、インパネ、クラスタ
ーなどの自動車内装部品、更には携帯電話などの通信、
IT関連部品筐体などの成形に適している。
【0031】更に図面に基づいて本発明を説明する。
【0032】まず、図1〜図4に基づいて本発明の一例
を説明する。
【0033】図1は、本発明で用いる射出成形装置の一
例を示す全体図、図2〜図3は、図1における射出シリ
ンダ3の先端部、マニホールド4及び断熱金型1部分の
拡大断面図で、本発明に基づいて成形を行う際の各部の
作動状態を示すものである。
【0034】図1において、1は断熱金型、2は二酸化
炭素供給装置、3は射出シリンダ、4はマニホールドで
ある。
【0035】二酸化炭素供給装置2は、断熱金型1と射
出シリンダ3に接続されている。断熱金型1に供給され
た二酸化炭素は、金型キャビティにカウンターガス圧力
を与え、射出シリンダ3に供給された二酸化炭素は、射
出シリンダ3内で可塑化溶融される成形材料に溶解され
るものである。
【0036】射出シリンダ3は、後端のホッパ5から供
給される成形材料を可塑化溶融させると共に、上記二酸
化炭素供給装置2から供給される二酸化炭素を溶融成形
材料に溶解させるものである。この射出シリンダ3の先
端には、シリンダ・ピストン機構を有するマニホールド
4が接続されており、射出シリンダ3は、このマニホー
ルド4を介して断熱金型1に接続されるものとなってい
る。
【0037】図2に示されるように、断熱金型1は、金
属製の主金型1aと、この主金型1aの金型内面を被覆
する断熱層1bとから構成されている。また、射出シリ
ンダ3はスクリュー6を備えている。該スクリュー6
は、射出シリンダ3内に同軸で設けられていて、円筒形
の射出シリンダ3内でその軸の周りの回転とその軸方向
への移動ができるようになっている。
【0038】射出シリンダ3の先端に設けられた射出ノ
ズル7は、マニホールド4のブッシュ8と連結されてい
る。ブッシュ8は、マニホールド4内の二股に分岐した
通路9につながり、分岐した通路9の各先端はそれぞれ
シリンダ10,11につながっている。シリンダ10,
11は、それぞれ軸方向にスライド駆動されるピストン
12,13を備えている。また、シリンダ10,11
は、それぞれチャンネル14,15を介して別々のマニ
ホールドノズル16,17につながっている。
【0039】上記マニホールドノズル16,17は、断
熱金型1に設けられた2つのスプルー18,19にそれ
ぞれ接続されている。各スプルー18,19は、それぞ
れ2つのランナー20,21につながり、各ランナー2
0,21は金型キャビティ22につながっている。
【0040】断熱金型1は、一般には、20℃から80
℃の温度に、通常の冷媒による温度調節器で設定する。
【0041】粒状の成形材料は、図1に示されるホッパ
5から射出シリンダ3内に供給され、円筒状のバレルヒ
ーター(図示せず)によって加熱される。成形材料は、
スクリュー6の回転に伴って射出シリンダ3内を前進し
つつ加熱され、可塑化され、十分に均一化される。この
時、二酸化炭素供給装置2から二酸化炭素を射出シリン
ダ2の中間部(一般にはベント部)に圧入し、溶融成形
材料に溶解させる。
【0042】二酸化炭素を溶融した溶融成形材料が適切
な粘度になったら、予め所望の温度に加熱された断熱金
型1に対して射出する。射出された溶融成形材料は、マ
ニホールド4内の通路9、シリンダ10及びチャンネル
14から断熱金型1のスプルー18、ランナー20を通
って金型キャビティ22に入り、更にランナー21、ス
プルー19、通路15を通ってシリンダ11に至り、全
体を満たすことになる。図2における矢印は、射出充填
時の溶融成形材料の流れを示すものである。
【0043】次いで、図3に示されるように、ピストン
12,13を、好ましくは180度の位相差付けた同周
期で往復運動させる。このピストン12,13の往復運
動は、金型キャビティ22内に充填された溶融成形材料
に周期的な推進力を与え、これを流動させる。
【0044】具体的には、溶融成形材料を射出充填した
後、図3に示されるように、射出シリンダ3からの圧力
を維持したまま、ピストン12を前進させてピストン1
3を後退させると、ピストン12の前進によってシリン
ダ10から溶融成形材料が押し出され、チャンネル1
4、スプルー18及びランナー20を通って金型キャビ
ティ22に押し込まれる一方、既に金型キャビティ22
内に充填されていた溶融成形材料が、ランナー21方向
へと押し出されることになる。また、これに引き続い
て、ピストン12を後退させてピストン13を前進させ
ると、ランナー21側から溶融成形材料が金型キャビテ
ィ22内へ押し込まれ、ランナー20側へ金型キャビテ
ィ22内の溶融成形材料が押し出されることになる。従
って、金型キャビティ22内で溶融成形材料が往復移動
し、この反復的な往復移動によって継続的に剪断力を加
えることができる。
【0045】上記往復移動による溶融成形材料の流動の
間、例えばマイクロプロセッサー制御(図示せず)によ
って溶融樹脂材料の冷却速度を制御することが好まし
い。また、冷却による金型キャビティ22内の成形材料
の収縮は、射出シリンダ3及びマニホールド4から供給
される溶融成形材料によって補われる。
【0046】上記剪断力の付与は、金型1が溶融成形材
料で満たされた状態を維持しつつ行うことが好ましい。
また、上記剪断力の付与のための溶融成形材料の流動
は、金型キャビティ22が溶融成形材料で完全に満たさ
れる直前から開始することもできる。このようにする
と、金型キャビティ22内への溶融成形材料の射出充填
完了後の溶融成形材料の流動に要する時間を短縮するこ
とができる。
【0047】上記金型キャビティ22内の溶融成形材料
の往復移動操作の終了後、金型キャビティ22内の成形
品は実質的には固化しているが、ゲート部が未だ固化し
ていない時には、射出シリンダー3からの圧力を補うよ
うに、ゲートシールされるまでの間、ピストン12,1
3を共に前進方向に同位相に付勢して、金型キャビティ
22への溶融成形材料の充填圧力を保持することが好ま
しい。
【0048】次いで成形品を断熱金型1より離型させる
と共に、図4に示されるように、射出シリンダ3のスク
リュー6は、次の成形サイクルに備えて上流に移動しな
がら、次に射出する溶融成形材料の計量を行う。
【0049】連続的な射出成形サイクルにおいては、供
給される溶融成形材料が途中でトラップされ、劣化する
のを防ぐために、溶融成形材料の射出を、シリンダ10
側とシリンダ11側交互に行うことが好ましい。また、
マニホールド4は、溶融成形材料の流動性を維持できる
よう、ヒーター(図示されていない)を有することが好
ましい。
【0050】図5は、本発明の射出成形方法に用いる断
熱金型の一例を示すもので、シリンダ・ピストン機構を
なす2つのマニホールド51,52が断熱金型53に埋
設されている。各マニホールド51,52は、それぞれ
ピストン54,55を有し、ゲート56,57を介して
金型キャビティ58に連通されている。また、各マニホ
ールド51,52は、溶融成形材料の流動性を維持でき
るよう、ヒーター59,60が設けられている。
【0051】本例においては、射出シリンダ61から溶
融成形材料を金型キャビティ58に射出充填した後、ピ
ストン54,55を180度の位相差をもって油圧で進
退させることで、金型キャビティ58内の溶融成形材料
を往復流動させることができる。各マニホールド51,
52は、金型キャビティ58内の溶融成形材料を効果的
に往復流動させることができる容量としておくことが好
ましい。尚、62はスプルーである。
【0052】図6は、図5に示される断熱金型の変形例
を示すもので、マニホールド51,52を断熱金型53
の側方に突設した点と、流動支援のために、マニホール
ド51,52のゲート56,57部分にもヒーター6
3,64を設けた点以外は図5の断熱金型53と同様で
ある。尚、図5と同じ符号は同じ部材を示すものであ
る。
【0053】図7は、本発明の射出成形方法に用いる断
熱金型の他の例を示すもので、単一のマニホールド71
を断熱金型72の一側に設けたものとなっている。マニ
ホールド71は、シリンダ・ピストン機構をなすもの
で、ピストン73を有し、ゲート74を介して金型キャ
ビティ75に連通している。このマニホールド71は、
溶融成形材料の流動性を維持できるよう、ヒーター7
6,77を有しており、また断熱金型72のスプルー7
8にもヒーター79が設けられている。
【0054】本例においては、射出シリンダ80から溶
融成形材料を金型キャビティ75に射出充填した後、ピ
ストン73と射出シリンダ80のスクリュー81を18
0度の位相差をもって進退させることで、金型キャビテ
ィ75内の溶融成形材料を往復流動させることができ
る。マニホールド71は、金型キャビティ75内の溶融
成形材料を効果的に往復流動させることができる容量と
しておくことが好ましい。
【0055】図8は、図7に示される断熱金型72の変
形例を示すもので、マニホールド71が断熱金型72に
埋設されている点と、マニホールド71のピストン73
が、スプリング82で前進方向に押圧されたものとなっ
ている点以外、図7の断熱金型72と同様である。尚、
図7と同じ符号は同じ部材を示すものである。
【0056】本例の場合、射出シリンダ80のスクリュ
ー81を進退させるだけで、スプリング82によって自
動的にピストン73が進退し、金型キャビティ75内の
溶融成形材料を流動させることができる。
【0057】図5〜図8に示される断熱金型を用いる
と、一般の射出ノズルを有する射出シリンダーを使用す
ることができ、特別な射出ノズルを用意して付け替える
手間を省略することができる。また、マニホールドの設
置位置を自由に選択しやすいと共に、金型キャビティに
接近した位置にマニホールドを設けることができるの
で、金型キャビティ内の溶融成形材料を、迅速かつ低い
圧力で流動させることができる。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0059】実施例1 本実施例では、図1〜図4で説明した、二酸化炭素供給
装置付の射出成形装置を用いて成形を行った。
【0060】成形材料としては、平均粒径10ミクロン
のアルミニウムフレークと透明ABSをコンパウンドし
て作製した、1重量%のアルミニウムフレーク入りAB
S樹脂を用いた。成形品は、厚さ2mm、縦50mm、
横150mmの長方形平板で、平板部に穴のある形状と
した。
【0061】断熱金型としては、鋼鉄製の主金型の金型
内面を、ポリイミドの断熱層で被覆し、更にこのポリイ
ミドの断熱層の表面をエポキシ−シリコーンのトップコ
ート層で覆ったものを用いた。ポリイミドの断熱層の厚
みは約0.1mm、エポキシ−シリコーンのトップコー
ト層の厚みは約0.01mmとした。
【0062】射出成形機の射出シリンダー温度は、溶融
成形材料の温度が240℃になるように設定した。
【0063】溶融した前記成形材料を射出速度300m
m/secで金型内にマニホールドを通して充填した。
直ちに図2に示す2つのピストンをそれぞれ180度の
位相差をつけた同周期で、図3に示すように往復運動さ
せた。往復運動は、1サイクルで2秒間行った。次いで
油圧ポンプ最高出力の40%の設定圧力にて、両方のピ
ストンで静的保圧を20秒間かけながら成形品を冷却し
た後、離型した。
【0064】得られた成形品は、穴のある成形品である
にも拘わらず、ウエルドラインのない外観に優れた成形
品であった。
【0065】この結果、本発明により、これまで改善で
きなかった金属フレーク入り成形材料を用いた場合のウ
エルドラインによる外観不良を解消することができ、高
外観成形品を得ることが可能となった。
【0066】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりのもので
あり、断熱層により、金型キャビティ内に射出充填され
た溶融成形材料のスキン層の固化が抑制されので、金型
表面を高温に加熱することなく、ウエルドラインのない
高外観成形品を得ることができる。従って、成形効率を
高めることができると共に、金型の温度負荷を軽減する
ことができ、金型寿命を伸ばすことできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる射出成形装置の一例を示す全体
図である。
【図2】図1における射出シリンダの先端部、マニホー
ルド及び断熱金型部分の拡大断面図で、溶融成形材料の
射出時を示す図である。
【図3】図1における射出シリンダの先端部、マニホー
ルド及び断熱金型部分の拡大断面図で、金型キャビティ
内の溶融成形材料の流動時を示す図である。
【図4】図1における射出シリンダの先端部、マニホー
ルド及び断熱金型部分の拡大断面図で、次の成形サイク
ルへの準備時を示す図である。
【図5】本発明で用いる断熱金型の一例を示す図であ
る。
【図6】図5の断熱金型の変形例を示す図である。
【図7】本発明で用いる断熱金型の他の例を示す図であ
る。
【図8】図7の断熱金型の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 断熱金型 1a 主金型 1b 断熱層 2 二酸化炭素供給装置 3 射出シリンダ 4 マニホールド 5 ホッパー 6 スクリュー 7 射出ノズル 8 ブッシュ 9 通路9 10,11 シリンダ 12,13 ピストン 14,15 チャンネル 16,17 マニホールドノズル 18,19 スプルー 20,21 ランナー 22 金型キャビティ 51,52 マニホールド 53 断熱金型 54,55 ピストン 56,57 ゲート 58 金型キャビティ 62 スプルー 59,60,63,64 ヒーター 61 射出シリンダ 71 マニホールド 72 断熱金型 73 ピストン 74 ゲート 75 金型キャビティ 76,77,79 ヒーター 78 スプルー 80 射出シリンダ 81 スクリュー 82 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F206 AB11 AF16 AM36 JA03 JM04 JM05 JN14 JN25 JQ81

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主金型の金型表面を、耐熱性重合体から
    なる断熱層で被覆した断熱金型を用い、溶融成形材料を
    金型キャビティ内に充填した後、少なくとも一部の溶融
    成形材料を、金型キャビティ内で流動させることを特徴
    とする高外観成形品の射出成形方法。
  2. 【請求項2】 溶融成形材料の流動が、金型キャビティ
    内の溶融成形材料の金型キャビティ外への押し出しと、
    金型キャビティ外へ押し出された溶融成形材料の金型キ
    ャビティ内への押し戻しとによって行われることを特徴
    とする請求項1に記載の高外観成形品の射出成形方法。
  3. 【請求項3】 溶融成形材料が、充填材を含むことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の高外観成形品の射出成
    形方法。
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