JPH06210685A - フローモールド成形方法 - Google Patents
フローモールド成形方法Info
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- JPH06210685A JPH06210685A JP2348693A JP2348693A JPH06210685A JP H06210685 A JPH06210685 A JP H06210685A JP 2348693 A JP2348693 A JP 2348693A JP 2348693 A JP2348693 A JP 2348693A JP H06210685 A JPH06210685 A JP H06210685A
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Abstract
ャビテイの形状が複雑で、断面積が部位により異なって
いても外観不良等の成形不良を起こさない、フローモー
ルド成形方法を提供する。 【構成】 スクリュ4を有する射出装置1により、スプ
ルー13、ランナー14、ゲート15、15等の樹脂流
路を通ってキャビテイ20、20に溶融樹脂を射出する
とき、前記樹脂流路およびキャビテイ20、20の断面
積が小さい部位では、スクリュー4の回転数を小さく、
断面積が大きい部位では回転数を大きくして、樹脂の充
填速度が一定になるようにして射出充填する。
Description
装置により、スプルー、ランナー、ゲート等の樹脂流路
を通ってキャビテイに溶融樹脂を射出して成形品を得
る、フローモールド成形方法に関するものである。
テイに射出し、所望形状の製品を得る射出成形方法は、
文献名を挙げるまでもなく従来周知である。そしてこの
方法の実施に供される射出成形装置も周知で、概略的に
は型装置、この型装置を型締め方向あるいは型閉じ方向
に駆動する型締装置、型締めされた型装置に溶融樹脂を
射出する射出装置等から構成されている。型装置は、可
動側型板と固定側型板とから構成され、固定側型板には
スプルーが形成され、可動側型板と固定側型板とのパー
テイングライに沿ってランナー、ゲートが形成されてい
る。そして両型板に跨って製品を成形するためのキャビ
テイが形成されている。一方、樹脂材料を可塑化溶融さ
せ、そして金型装置のキャビテイ内に射出充填するため
の射出装置は、シリンダと、該シリンダ内で回転駆動さ
れるように設けられているスクリューと、シリンダの先
端部に取付けられているノズルと、シリンダに樹脂を供
給するホッパと、スクリュを駆動するモータ、スクリュ
ーを前進駆動するラム機構等から構成されている。そし
てシリンダの外周部には、内部の樹脂を溶融ゲル化する
ためにヒータが設けられている。したがって、モータに
よりスクリューを駆動すると共に、樹脂をシリンダに供
給しヒータに通電すると、樹脂は加熱、加圧作用を受け
て溶融混練され、そしてスクリューの先端に送られ、蓄
積される。次いでラム機構によりスクリューを前進駆動
してノズルから、型装置のキャビテイに射出し、所望の
成形品を得ることができる。しかしながら上記射出成形
機によると、射出シリンダの容積以上の容積を有する製
品は成形できない。そこで、スクリューを回転駆動して
樹脂材料をキャビテイへ連続的に圧送充填するフローモ
ールド成形方法も実施されている。この方法の実施に供
される射出機も、概略的には前述した射出成形機と同様
に構成され、スクリューを回転駆動することにより直接
型装置に射出できるようになっている。したがって、ス
クリューの回転駆動を続けることにより、シリンダの容
積以上の容積を有する製品も成形することができる。
フローモールド成形機あるいは成形方法によると、充填
速度の乱れにより成形不良を起こすことがある。さらに
詳しく説明すると、従来のフローモールド成形機の射出
装置のスクリューは一定速度で駆動されるようになって
いる。一方、型装置に形成されているスプルー、ランナ
ー、ゲート等の樹脂流路の断面積は、部位により異な
り、また製品を成形するキャビテイの断面積も製品の部
位により異なる。このように異なった断面積の樹脂流路
にスクリューの回転速度が一定すなわち回転速度が1段
の射出装置から溶融樹脂を射出すると、射出量が一定で
あるので、樹脂流路の部位により充填速度が変化し、ジ
ェッテング,ヘジテーションすなわち噴流、滞流等によ
り、成形不良が生じることがある。特にキャビテイの断
面積の変化が大きい場合は、直接製品の成形不良につな
がる。したがって、本発明はフローマーク等が製品に生
じないフローモールド成形方法を提供することを目的と
している。
成するために、スクリュを有する射出装置により、スプ
ルー、ランナー、ゲート等の樹脂流路を通ってキャビテ
イに溶融樹脂を射出するとき、前記樹脂流路およびキャ
ビテイの断面積に合わせて、前記スクリューの回転数を
変えて射出するように構成される。
1の(イ)は、本発明の実施に供される射出装置1と金
型10のみを概略的に示す断面図であるが、射出装置1
は、射出シリンダ2と、該シリンダ2内で回転駆動され
るスクリュー4と、該スクリュー4を駆動するモータ6
と、樹脂をスクリュー4に供給するホッパ8等から構成
されている。また射出シリンダ2の外表面には加熱装置
3が設けられている。スクリュー4と、モータ6との間
には多段に変速可能な変速機7が介装されている。変速
機7は、例えば減速比の比較的大きい第1段目の速度
と、最も大きい第2段目の速度と、減速比の最も小さい
第3段目の速度と、比較的大きい第4段目の速度とに変
速可能で、その切り換えは、樹脂流路の断面積に合わせ
て例えばタイマーで順次自動的に行われるようになって
いる。なお、油圧モータは回転速度の制御が比較的簡単
であるので、油圧モータにより直接スクリューを駆動す
るように実施すると、変速機が不要で構造が簡単にな
る。
2と可動型18とから構成されている。そして固定型1
2には、可動型18に向かって断面がテーパ状に大きく
なっているスプルー13が形成され、固定型12と可動
型18の合わせ面には、両型12、18に跨って比較的
断面積の大きいランナ14が形成されている。ランナ1
4はスプルー13に連通し、その両先端部は断面積の小
さいゲート15、15に連なっている。固定型12と可
動型18には、レンズ状製品を成形するための卵型のキ
ャビテイ20、20が形成され、これらのキャビテイ2
0、20にはゲート15、15が連通している。
したフローモールド成形法について、主として図1の
(ロ)および図2を用いて説明する。モータ6により、
変速機7を介してスクリュー4を駆動すると共に、ホッ
パ8から樹脂材料を供給すると、樹脂材料は、スクリュ
ー4の回転移送作用で型装置10に向けて送られるが、
その過程で加熱装置3からの熱と、スクリュー4の回転
により受ける剪断、摩擦力により生じる熱とで可塑化混
練される。そして型装置10に送られ射出されるが、こ
のときスクリュー4の回転速度あるいは樹脂の充填速度
を次の4段〜に分けて射出する例について説明す
る。 スプルー13とランナー14の断面積は比較的大き
いので、図2の(イ)に示されているように、スプルー
13とランナー14に溶融樹脂Jを充填する初期の間T
1は、図1の(ロ)に示されているように、比較的回転
数を上げた第1段目の速度でスクリュー4を駆動して射
出する。 初期の間T1が過ぎると、最低速度の第2段目の速
度てスクリュー4を駆動する。すなわちゲート15、1
5およびキャビテイ20、20の入り口の断面積は、ス
プルー13、ランナー14等よりは小さいので、図2の
(ロ)に示されているゲート15、15およびキャビテ
イ20、20の入り口を充填するときT2は、最低速度
の第2段目の速度て射出する。 製品を成形するキャビテイ20、20の断面積は大
きく、しかも2個のキャビテイ20、20に充填しなけ
ればならないので、この期間T3は最大速度の第3段目
の速度て射出する。このときの充填状態は図2の(ハ)
に示されている。 キャビテイ20、20の端部の
断面積は再び小さくなっているので、スクリュー4の回
転数の小さい第4段目の速度で射出する。 以上連続的に射出充填しその後、従来周知のように、保
圧、冷却工程を経て型開きし、製品を取り出す。
ー13、ランナー14、ゲート15、15、キャビテイ
20、20等の断面積の小いさい部位ではスクリュー4
の回転数を落とし、大きいところでは回転数を上げて射
出するので、樹脂流路およびキャビテイ20、20の断
面積に大小はあるが、樹脂材料の充填速度が略一定にな
る。したがって、フローマーク等の無い外観品質の高い
成形品を得ることができる。
ュを有する射出装置により、スプルー、ランナー、ゲー
ト等の樹脂流路を通ってキャビテイに溶融樹脂を射出す
るとき、樹脂流路およびキャビテイの断面積に合わせ
て、スクリューの回転数を変えて射出するので、充填速
度が制御できる。したがって樹脂流路の断面積あるいは
製品を成形するキャビテイの形状が複雑で、断面積が部
位により異なっていても外観不良等の成形不良を起こす
ことはない。また製品の品質に影響の無い部位を充填す
るときはスクリュの回転数を上げ、充填速度を早め、成
形サイクルを短縮することもできる。
的に示す図で、その(イ)は一部断面にして示す側面
図、(ロ)はその作用を示すグラフである。
初期の、(ロ)、(ハ)は中間の、そして(ニ)は最終
段階を模式的に示す断面図である。
ュ 13 スプルー 14 ランナ 15 ゲート 20 キャビ
テイ
Claims (1)
- 【請求項1】 スクリュ4を有する射出装置1により、
スプルー13、ランナー14、ゲート15、15等の樹
脂流路を通ってキャビテイ20、20に溶融樹脂を射出
するとき、 前記樹脂流路およびキャビテイ20、20の断面積に合
わせて、前記スクリュー4の回転数を変えて射出するこ
とを特徴とするフローモールド成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2348693A JP2631064B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | フローモールド成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2348693A JP2631064B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | フローモールド成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06210685A true JPH06210685A (ja) | 1994-08-02 |
JP2631064B2 JP2631064B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=12111858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2348693A Expired - Fee Related JP2631064B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | フローモールド成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631064B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180133940A (ko) * | 2015-12-04 | 2018-12-17 | 익스트루드 투 필, 엘엘씨 | 몰딩 기계 및 부품 몰딩 방법 |
JP2020049703A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | 東芝機械株式会社 | 射出成形機、射出成形システムおよび射出制御方法 |
US20200339463A1 (en) * | 2018-04-17 | 2020-10-29 | Okamoto Glass Co., Ltd. | Mold for molding glass-made optical component and method for manufucturing glass-made optical component using mold |
JPWO2021145153A1 (ja) * | 2020-01-15 | 2021-07-22 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP2348693A patent/JP2631064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2021145153A1 (ja) * | 2020-01-15 | 2021-07-22 | ||
WO2021145153A1 (ja) * | 2020-01-15 | 2021-07-22 | 本田技研工業株式会社 | 部品の鋳造方法及び部品 |
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---|---|
JP2631064B2 (ja) | 1997-07-16 |
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