JPH0916117A - 表示駆動回路 - Google Patents

表示駆動回路

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Publication number
JPH0916117A
JPH0916117A JP7160913A JP16091395A JPH0916117A JP H0916117 A JPH0916117 A JP H0916117A JP 7160913 A JP7160913 A JP 7160913A JP 16091395 A JP16091395 A JP 16091395A JP H0916117 A JPH0916117 A JP H0916117A
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JP
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display data
display
line
address
signal
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Pending
Application number
JP7160913A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Hiroya
孝幸 廣谷
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置
を駆動する表示駆動回路にあって、表示画面の大型化に
伴ない表示データRAMの記憶容量が大型化した場合で
も、1ライン表示データ出力毎のプリチャージを必要と
することなく、消費電力を低減すること。 【構成】LCDのセグメント表示タイミング信号に相当
するラインパルス信号LPの2回の1回の割合でアドレ
ス発生回路22から出力されるプリチャージ信号PRの
出力毎に、表示データRAM21に記憶されている1画
面分の表示データが2ライン分ずつ読出され、ラッチク
ロックφに応じて64ch×2chラッチ回路24にラ
ッチされ、前記ラインパルス信号LPに同期してその1
ライン目の表示データと2ライン目の表示データとが順
次セグメント表示ドライバ25に出力されて表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LCD(Liquid Crysta
l Display)等の表示装置を駆動する表示駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器に搭載された液晶表示部
で画像データを表示するには、CPUで処理されてVR
AM(ビデオ・メモリ)等に記憶されている画像データ
のうち、表示指定されている1画面分の表示データを1
ドットラインデータずつ読出し、順次LCDの表示ドラ
イバに転送して各対応する表示セグメントを駆動するこ
とで、1画面分の画像表示を行なっている。
【0003】したがって、前記システム側VRAMから
LCDドライバへの1画面分の表示データの転送処理
を、前記CPUの司令により繰返し連続して行なう必要
があり、消費電力が高くなるばかりか、CPUに掛かる
負担が大きい問題がある。
【0004】そこで、システム側VRAMから液晶表示
部の表示ドライバへの表示データの転送処理を減らし、
消費電力を低減させると共に、CPUに掛かる負担を小
さくする目的で、液晶表示部の内部に1画面分の表示デ
ータを記憶するRAMを備えさせ、システム側のVRA
Mからこの内蔵RAMに1画面分の表示データを一旦転
送した後は、表示の内容が変化しない限り、内蔵RAM
に記憶させた表示データを表示ドライバに転送して画像
表示を行なう表示駆動回路が実用化されている。
【0005】しかしながら、LCD表示画面の大型化に
伴ない前記内蔵RAMの記憶容量も大型化しているた
め、内蔵RAM自体のデータアクセスに伴なう消費電力
も無視できなくなっている。
【0006】図4は従来の表示駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。図5は前記従来の表示駆動回路におけ
る各部の動作を示すタイミングチャートである。
【0007】内蔵RAMとして機能する表示データRA
M11は、例えば横64ビット×縦32ビットからなる
1画面分の表示データの記憶領域を有するもので、この
表示データRAM11には、X(横)方向に平行な32
ライン分の表示データがそれぞれ8ビット単位で書込ま
れるので、アドレス発生回路12により、Y方向を“0
0000”(0)〜“11111”(31)の5ビッ
ト、X(横)方向を“000”(0)〜“111”
(8)の3ビットとする合計8ビットのアドレスで指定
される。
【0008】システム側のVRAMから8ビットずつ転
送されてくる表示データ(Data[7:0])は、R
/W制御回路13を介して表示データRAM11に書込
まれる。
【0009】そして、表示データRAM11に対する8
ビットの書込アドレス(Address[7:0])
は、システム側からアドレス発生回路12を介して指定
され、また、表示データRAM11に記憶された32本
の1ライン表示データを順次繰返し読出すための5ビッ
トの読出しアドレス(RAM Add[4:0])は、
ラインパルス信号LPに応じてアドレス発生回路12に
よりカウントされ、プリチャージ信号PRに同期してセ
ットされる。
【0010】このプリチャージ信号PRに応じて表示デ
ータRAM11に読出しアドレス(RAM Add
[4:0])が指定された1ライン表示データは、ライ
ンパルスLPに同期して読出されて64chラッチ14
にラッチされ、表示ドライバ15に出力される。
【0011】すなわち、まず、システム側のVRAMか
ら転送された1画面分の表示データがR/W制御回路1
3を介して表示データRAM11に記憶された状態で、
プリチャージ信号PRに応じて読出しアドレス(RAM
Add[4:0])が“00”にセットされると、ラ
インパルス信号LPに応じて前記RAM Add“0
0”に対応する1ライン表示データが表示データRAM
11から読出されて64chラッチ14にラッチされ表
示ドライバ15に出力される。
【0012】次のプリチャージ信号PRに応じて読出し
アドレス(RAM Add[4:0])が“01”にカ
ウントアップされると、ラインパルス信号LPに応じて
前記RAM Add“01”に対応する1ライン表示デ
ータが表示データRAM11から読出されて64chラ
ッチ14にラッチされ表示ドライバ15に出力される。
【0013】つまり、プリチャージ信号PRが供給され
る毎に表示データRAM11に対する読出しアドレス
(RAM Add[4:0])がカウントアップされ、
1ライン表示データずつラッチ出力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記従来
の表示駆動回路にあっては、表示データRAM11を備
え、この表示データRAM11にシステム側のVRAM
から転送記憶させた1画面分の表示データを順次1ライ
ンデータずつ読出して表示ドライバ15に出力させるこ
とで、前記システム側VRAMからのデータ転送を表示
の内容が変化したときのみに行ない、消費電力の低減及
びCPU負担の減少が可能になるものの、表示データR
AM11から1ライン表示データをラッチ出力する毎に
プリチャージ信号PRを供給する必要があるため、LC
D表示画面の大型化に伴ない前記表示データRAM11
の記憶容量が大型化すると、結局は該表示データRAM
11自体のデータアクセスに伴なう消費電力が高くなる
問題がある。
【0015】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、表示画面の大型化に伴ない表示データRAM
の記憶容量が大型化した場合でも、1ライン表示データ
出力毎のプリチャージを必要とすることなく、消費電力
を低減することが可能になる表示駆動回路を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる表示駆動装置は、1回のプリチャージ信号
に応じて偶数ライン及び奇数ラインの2ライン分の表示
データを出力する表示データRAMと、表示部のセグメ
ントに1ライン表示データを出力する表示タイミング信
号の2回の1回の割合で前記プリチャージ信号を発生す
る信号回路と、この信号発生回路により発生されるプリ
チャージ信号に応じて前記表示データRAMの偶数ライ
ンアドレスをカウントして指定するアドレスカウンタ
と、このアドレスカウンタによりカウントされた偶数ラ
インアドレスに応じて前記表示データRAMから出力さ
れた2ライン分の表示データをラッチする2ラインラッ
チ回路と、この2ラインラッチ回路にラッチされた2ラ
イン分の表示データを前記表示タイミング信号に応じて
順次表示部に出力する表示ドライバとを具備したことを
特徴とする。
【0017】また、本発明の請求項2に係わる表示駆動
装置は、1回のプリチャージ信号に応じて偶数ライン及
び奇数ラインの2ライン分の表示データを出力する表示
データRAMと、表示部のセグメントに1ライン表示デ
ータを出力する表示タイミング信号の2回に1回の割合
で前記プリチャージ信号を発生する信号回路と、この信
号発生回路により発生されるプリチャージ信号に応じて
前記表示データRAMの偶数ラインアドレスをカウント
して指定するアドレスカウンタと、このアドレスカウン
タによりカウントされた偶数ラインアドレスに応じて前
記表示データRAMから出力された2ライン分の表示デ
ータをラッチする2ラインラッチ回路と、この2ライン
ラッチ回路にラッチされた2ライン分の表示データを前
記表示タイミング信号に応じて順次表示部に出力する表
示ドライバと、前記表示データRAMに対するデータ書
換えの際の書込みラインアドレスの最下位ビットを除く
アドレスデータと前記アドレスカウンタによりカウント
される偶数ラインアドレスの最下位ビットを除くアドレ
スデータとの一致/不一致を比較判断するアドレス比較
手段と、このアドレス比較手段における一致の判断に応
じて当該一致判断された偶数ラインアドレスに応じた2
ライン分の表示データを前記表示データRAMから前記
2ラインラッチ回路に再ラッチする制御手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0018】
【作用】つまり、前記請求項1に係わる表示駆動装置で
は、プリチャージ信号が出力される毎に、表示データR
AMに記憶された表示データは2ライン分ずつ読出され
て2ラインラッチ回路にラッチされ、表示タイミング信
号に同期して1ライン表示データずつセグメント表示ド
ライバに出力されて表示されるので、1ライン表示デー
タの読出し毎に1回のプリチャージ信号を必要とする従
来の表示駆動回路に較べ、該プリチャージ信号の出力回
数が1/2に減らされることになる。
【0019】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は表示駆動回路の構成を示すブロック図であ
る。この表示駆動回路は、表示データRAM21を備え
ている。
【0020】この表示データRAM21は、例えば横6
4ビット×縦32ビットからなる1画面分の表示データ
の記憶領域を有し、1回のプリチャージ信号PRに応じ
てY方向に隣接する偶数アドレス及び奇数アドレスの2
ライン分の表示データを出力するもので、この表示デー
タRAM21には、X(横)方向に平行な32ライン分
の表示データがそれぞれ8ビット単位で書込まれるの
で、その書込みアドレスは、システム側からアドレス発
生回路22を介して、Y方向を“00000”(0)〜
“11111”(31)の5ビット、X(横)方向を
“000”(0)〜“111”(8)の3ビットとする
合計8ビットのアドレス(Address[7:0])
として指定される。
【0021】また、前記表示データRAM21の読出し
アドレスは、ラインパルス信号LPの2回に1回の割合
で出力されるプリチャージ信号PRに同期して順次カウ
ントアップされる5ビットのY方向偶数アドレス“00
000”(0),“00010”(2),“0010
0”(4),…“11110”(30)として指定され
る。
【0022】ここで、前記ラインパルス信号LPは、こ
の表示駆動回路により駆動するLCD(Liquid Crystal
Display)の32本のセグメントに対する表示タイミング
信号である。
【0023】前記表示データRAM21に対しシステム
側のVRAM(図示せず)から8ビットずつ転送されて
くる1画面分の表示データ(Data[7:0])は、
前記アドレス発生回路22を通して指定される書込みア
ドレス(Address[7:0])に従ってR/W発
生回路23を介して書込まれる。
【0024】前記表示データRAM21に対するプリチ
ャージ信号PRの供給に伴ない、前記アドレス発生回路
22から指定されたY方向偶数アドレスに従った当該偶
数アドレとこれに隣接する奇数アドレスとに対応して読
出された2ライン分の表示データは、前記アドレス発生
回路22からラインパルス信号LPの2回の1回の割合
で出力されるラッチクロックφに同期して64ch×2
chラッチ回路24に同時ラッチされる。
【0025】この64ch×2chラッチ回路24にラ
ッチされた2ライン分の表示データは、前記ラインパル
ス信号LPに同期して1ライン表示データずつLCDの
セグメント用表示ドライバ25に出力されて表示され
る。
【0026】つまり、アドレス発生回路22からプリチ
ャージ信号PRが発生されると、表示データRAM21
から2ライン分の表示データが読出され、ラッチクロッ
クφに同期して64ch×2chラッチ回路24にラッ
チされ、システム側から供給されるラインパルス信号L
Pに同期して順次1ライン表示データ毎に表示ドライバ
25に出力される。
【0027】図2は前記表示駆動回路におけるアドレス
発生回路22の構成を示すブロック図である。このアド
レス発生回路22は、アドレスセレクタ22aを備えて
いる。
【0028】このアドレスセレクタ22aは、システム
側から与えられる8ビットの書込みアドレス(Addr
ess[7:0])、又はアドレス制御回路22bから
与えられる5ビットの読出しアドレスの何れか一方のア
ドレスを、システム側からの読出し/書込み制御信号R
/Wに応じて選択し、表示データRAM21に対する書
込み又は読出しのアドレス(RAM Address)
として出力するもので、前記アドレス制御回路22bに
より生成される5ビットの読出しアドレスは、ラインパ
ルス信号LPの2回の1回の割合で、“00000”
(0)〜“11110”(30)まで“2”ずつカウン
トアップされる。
【0029】また、この表示駆動回路は、信号セレクタ
22cを備えている。この信号セレクタ22cは、前記
システム側から与えられるラインパルス信号LPの2回
に1回の割合で、前記表示データRAM21に対するプ
リチャージ信号PR及び前記64ch×2chラッチ回
路24に対するラッチクロックφを出力するもので、こ
のプリチャージ信号PR及びラッチクロックφの出力に
応じて、前記アドレス制御回路22bからアドレスセレ
クタ22aを介して指定される読出しアドレスとしての
偶数アドレスとそれに隣接する奇数アドレスとの2ライ
ン分の表示データが表示データRAM21から読出され
て前記64ch×2chラッチ回路24にラッチされ
る。
【0030】また、前記アドレスセレクタ22aに対す
る書込みアドレス(Address[7:0])の転送
バスと読出しアドレスの転送バスとの間には、アドレス
比較回路22dが設けられる。
【0031】このアドレス比較回路22dは、表示デー
タRAM21に対する表示データの一部書換えに際し、
その書換え処理を、読出し/書込み制御信号R/Wの変
化により検出し、その書換え先の書込みアドレスのY方
向アドレスの上位4ビットと、前記アドレス制御回路2
2bにより生成される読出しアドレスの上位4ビットと
の一致/不一致を比較判断するもので、このアドレス比
較回路22dにおいて書込みYアドレスの上位4ビット
と読出しYアドレスの上位4ビットとが一致すると判断
された場合、つまり、表示データRAM21から2ライ
ン分の表示データが読出された際に、その読出されたデ
ータの偶数または奇数アドレス位置に新たな表示データ
が書込まれた場合には、前記信号セレクタ22cに対し
一致判断信号が供給され、プリチャージ信号PRが強制
的に出力される。
【0032】例えばあるタイミングのプリチャージ信号
PRに応じて表示データRAM21から2ライン分の表
示データが読出され、その1ライン目の表示データがラ
インパルス信号LPに応じて出力表示された状態で、前
記表示データRAM21に対し既に読出された2ライン
目の表示データが書換えられた場合には、2ライン目表
示用のラインパルス信号LPが出力される以前にプリチ
ャージ信号PRが強制的に出力され、書換え後の2ライ
ン分の表示データが再読出しされ、ラインパルス信号L
Pに応じて2ライン目は新たな表示データとして表示出
力される。
【0033】次に、前記構成による表示駆動回路の動作
について説明する。図3は前記表示駆動回路における各
部の動作を示すタイミングチャートである。
【0034】まず、システム側のVRAMから転送され
た1画面分の表示データがR/W制御回路23を介して
表示データRAM21に記憶された状態で、タイミング
t1にて、プリチャージ信号PRに応じて読出しアドレ
ス(RAM Add[4:0])が“00000”(0
0)にセットされると、ラッチクロックφに応じて前記
RAM Add“00000”(00)及び“0000
1”(01)に対応する2ライン分の表示データが表示
データRAM21から読出されて64ch×2chラッ
チ回路24にラッチされると共に、その後、タイミング
t2 ,t3 にて、1回目及び2回目の各ラインパルス信
号LPに応じてそれぞれその1ライン目(00)の表示
データ及び2ライン目(01)の表示データが順次LC
Dのセグメント表示ドライバ25に出力される。
【0035】同様に、タイミングt4 にて、次のプリチ
ャージ信号PRに応じて読出しアドレス(RAM Ad
d[4:0])が“00010”(02)にカウントア
ップされてセットされると、ラッチクロックφに応じて
前記RAM Add“00010”(02)及び“00
011”(03)に対応する2ライン分の表示データが
表示データRAM21から読出されて64ch×2ch
ラッチ回路24にラッチされると共に、その後、タイミ
ングt5 ,t6 にて、1回目及び2回目の各ラインパル
ス信号LPに応じてそれぞれその1ライン目(02)の
表示データ及び2ライン目の表示データ(03)が順次
LCDのセグメント表示ドライバ25に出力される。
【0036】すなわち、前記構成の表示駆動回路では、
アドレス発生回路22からプリチャージ信号PRが出力
される毎に、表示データRAM21に記憶された表示デ
ータは2ライン分ずつ読出されて64ch×2chラッ
チ回路24にラッチされ、ラインパルス信号LPに同期
して1ライン表示データずつセグメント表示ドライバ2
5に出力されて表示されるので、1ライン表示データの
読出し毎に1回のプリチャージ信号PRを必要とする従
来の表示駆動回路に較べ、該プリチャージ信号PRの出
力回数を1/2に減らすことができ、消費電力を低減す
ることができる。
【0037】一方、前記構成の表示駆動回路において、
1回のプリチャージ信号PRが供給される毎に2ライン
分の表示データを読出し表示するだけの構成では、例え
ばあるプリチャージ信号PRの供給により2ライン分の
表示データが表示データRAM21から読出されて64
ch×2chラッチ回路24にラッチされ、その1ライ
ン目の表示データが表示出力された際に、その2ライン
目の表示データが記憶されていた表示データRAM21
のアドレス位置に対し表示データの書換えが生じた場合
には、該書換えられた2ライン目の表示データは次回の
1画面表示処理において同一の読出しアドレスが指定さ
れるまで読出されて表示されることはなく、前記1ライ
ン目の表示データの表示に続く2ライン目の表示データ
の表示には、前記64ch×2chラッチ回路24に既
にラッチされている書換え前の表示データが出力されて
表示されるので、このように、2ライン分の表示データ
が読出されその1ライン目の表示データが表示された直
後に2ライン目に相当する表示データが書換えられた場
合でも、その書換え後の表示データが直ちに表示される
ように、次のような構成としている。
【0038】すなわち、1画面表示に際し、例えばタイ
ミングt7 にて、プリチャージ信号PRに応じて読出し
アドレス(RAM Add[4:0])が“0010
0”(04)にカウントアップされてセットされると、
ラッチクロックφに応じて前記RAM Add“001
00”(04)及び“00101”(05)に対応する
2ライン分の表示データが表示データRAM21から読
出されて64ch×2chラッチ回路24にラッチされ
る。
【0039】その後、タイミングt8 にて、1回目のラ
インパルス信号LPに応じてその1ライン目(04)の
表示データがLCDのセグメント表示ドライバ25に出
力される。
【0040】ここで、前記タイミングt7 におけるプリ
チャージ信号PRに応じて、前記64ch×2chラッ
チ回路24に既にラッチされている2ライン目(05)
の表示データに対し、タイミングt9 にて、表示データ
の書換えが生じた場合には、そのとき、アドレス制御回
路22bにて指示されている読出しアドレス“0010
0”(04)とシステム側から指示された表示データR
AM21に対するY方向の書込みアドレス“0010
1”(05)とは、その上位4ビットが一致することが
アドレス比較回路22dにて判断される。
【0041】これにより、タイミングt10にて、前記ア
ドレス比較回路22dからのアドレス一致信号が信号セ
レクタ22cに出力されると、プリチャージ信号PRが
強制的に出力され、前記表示データの書換え後における
RAM Add“00100”(04)及び“0010
1”(05)に対応する2ライン分の表示データが表示
データRAM21から再度読出されて64ch×2ch
ラッチ回路24にラッチされる。
【0042】すると、タイミングt11にて、2回目のラ
インパルス信号LPに応じてその書換えられた2ライン
目(05)の表示データがLCDのセグメント表示ドラ
イバ25に出力される。
【0043】すなわち、2ライン分の表示データが読出
されその1ライン目の表示データが表示された直後に2
ライン目に相当する表示データが書換えられた場合で
も、次回の1画面表示処理において同一の読出しアドレ
スが指定されるまで待たされることはなく、その書換え
後の表示データを直ちに表示することができる。
【0044】したがって、前記構成の表示駆動回路によ
れば、LCDのセグメント表示タイミング信号に相当す
るラインパルス信号LPの2回の1回の割合でアドレス
発生回路22から出力されるプリチャージ信号PRの出
力毎に、表示データRAM21に記憶されている1画面
分の表示データが2ライン分ずつ読出され、ラッチクロ
ックφに応じて64ch×2chラッチ回路24にラッ
チされ、前記ラインパルス信号LPに同期してその1ラ
イン目の表示データと2ライン目の表示データとが順次
セグメント表示ドライバ25に出力されて表示されるの
で、1ライン表示データの読出し毎に1回のプリチャー
ジ信号PRを必要とする従来の表示駆動回路に較べ、該
プリチャージ信号PRの出力回数を1/2に減らすこと
ができ、消費電力を低減することができる。
【0045】さらに、前記構成の表示駆動回路によれ
ば、前記プリチャージ信号PRに応じて表示データRA
M21から2ライン分の表示データが読出されて64c
h×2chラッチ回路24にラッチされ、その1ライン
目の表示データがセグメント表示ドライバ25に出力さ
れて表示された際に、その2ライン目の表示データが記
憶されていた表示データRAM21のアドレス位置に対
し表示データの書換えが生じた場合には、表示中の表示
データに対する書換えであることがアドレス比較回路2
2dにより判断され、強制的にプリチャージ信号が出力
されて書換えられた2ライン目の表示データを含む2ラ
イン分の表示データの再ラッチが行なわれるので、該書
換えられた2ライン目の表示データはその直後のライン
パルス信号LPに応じて直ちに表示されるようになる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る表示駆動回路によれば、プリチャージ信号が出力され
る毎に、表示データRAMに記憶された表示データは2
ライン分ずつ読出されて2ラインラッチ回路にラッチさ
れ、表示タイミング信号に同期して1ライン表示データ
ずつセグメント表示ドライバに出力されて表示されるの
で、1ライン表示データの読出し毎に1回のプリチャー
ジ信号を必要とする従来の表示駆動回路に較べ、該プリ
チャージ信号の出力回数が1/2に減らされるようにな
る。
【0047】よって、表示画面の大型化に伴ない表示デ
ータRAMの記憶容量が大型化した場合でも、1ライン
表示データ出力毎のプリチャージを必要とすることな
く、消費電力を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる表示駆動回路の構成を
示すブロック図。
【図2】前記表示駆動回路におけるアドレス発生回路の
構成を示すブロック図。
【図3】前記表示駆動回路における各部の動作を示すタ
イミングチャート。
【図4】従来の表示駆動回路の構成を示すブロック図。
【図5】前記従来の表示駆動回路における各部の動作を
示すタイミングチャート。
【符号の説明】
21 …表示データRAM、 22 …アドレス発生回路、 22a…アドレスセレクタ、 22b…アドレス制御回路、 22c…信号セレクタ、 22d…アドレス比較回路、 23 …R/W制御回路、 24 …64ch×2chラッチ回路、 25 …セグメント表示ドライバ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回のプリチャージ信号に応じて偶数ラ
    イン及び奇数ラインの2ライン分の表示データを出力す
    る表示データRAMと、 表示部のセグメントに1ライン表示データを出力する表
    示タイミング信号の2回に1回の割合で前記プリチャー
    ジ信号を発生する信号回路と、 この信号発生回路により発生されるプリチャージ信号に
    応じて前記表示データRAMの偶数ラインアドレスをカ
    ウントして指定するアドレスカウンタと、 このアドレスカウンタによりカウントされた偶数ライン
    アドレスに応じて前記表示データRAMから出力された
    2ライン分の表示データをラッチする2ラインラッチ回
    路と、 この2ラインラッチ回路にラッチされた2ライン分の表
    示データを前記表示タイミング信号に応じて順次表示部
    に出力する表示ドライバとを具備したことを特徴とする
    表示駆動回路。
  2. 【請求項2】 1回のプリチャージ信号に応じて偶数ラ
    イン及び奇数ラインの2ライン分の表示データを出力す
    る表示データRAMと、 表示部のセグメントに1ライン表示データを出力する表
    示タイミング信号の2回に1回の割合で前記プリチャー
    ジ信号を発生する信号回路と、 この信号発生回路により発生されるプリチャージ信号に
    応じて前記表示データRAMの偶数ラインアドレスをカ
    ウントして指定するアドレスカウンタと、 このアドレスカウンタによりカウントされた偶数ライン
    アドレスに応じて前記表示データRAMから出力された
    2ライン分の表示データをラッチする2ラインラッチ回
    路と、 この2ラインラッチ回路にラッチされた2ライン分の表
    示データを前記表示タイミング信号に応じて順次表示部
    に出力する表示ドライバと、 前記表示データRAMに対するデータ書換えの際の書込
    みラインアドレスの最下位ビットを除くアドレスデータ
    と前記アドレスカウンタによりカウントされる偶数ライ
    ンアドレスの最下位ビットを除くアドレスデータとの一
    致/不一致を比較判断するアドレス比較手段と、 このアドレス比較手段における一致の判断に応じて当該
    一致判断された偶数ラインアドレスに応じた2ライン分
    の表示データを前記表示データRAMから前記2ライン
    ラッチ回路に再ラッチする制御手段とを具備したことを
    特徴とする表示駆動回路。
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