JP2585509B2 - デイスプレイ装置 - Google Patents

デイスプレイ装置

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JP2585509B2
JP2585509B2 JP60074724A JP7472485A JP2585509B2 JP 2585509 B2 JP2585509 B2 JP 2585509B2 JP 60074724 A JP60074724 A JP 60074724A JP 7472485 A JP7472485 A JP 7472485A JP 2585509 B2 JP2585509 B2 JP 2585509B2
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久 山口
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフラットパネルディスプレイ装置に係り、特
にフレームメモリからデータ線ドライバへの表示データ
の読み出しを高速に行なうバースト転送手段を有し、CP
UやDMAコントローラから画面操作のためにフレームメモ
リに対して行なうメモリ操作期間の割り当て比を多くと
ることのできるディスプレイ装置に関する。
〔従来の技術〕
コンピュータの端末などに用いられるディスプレイ装
置は、ディスプレイ専用のフレームメモリを有し、その
内容を20ms程度の周期(フレーム周期と呼ぶ)で次々に
書き換え、表示を行うことによって画面表示を行うもの
が一般的である。この場合、フレームメモリからディス
プレイ画面への表示データの読み出し動作、及びCPUに
よるフレームメモリの表示データの書き換え動作をいか
に効率よく、かつ迅速に行なうかがディスプレイ装置の
性能を決定する。
上記のような方式による従来のディスプレイ装置は、
ディスプレイ画面を例えば横512、縦352の画素と呼ばれ
る格子領域に分割しそれぞれの画素に対して例えば1ビ
ット割り当て、“1"ならばその画素を光らせ、“0"なら
ば光らせないというようにしてディスプレイを行なう。
そのための表示データを一次的に記憶させるのがフレー
ムメモリである、フレームメモリはディスプレイ画面の
1画面分の画素数に対応して、上記例の場合512×352ビ
ットのメモリ容量を持っている。そしてCPUはまずフレ
ームメモリに表示データを書き込む。その後、フレーム
メモリから1画素分ずつ順に表示データを読み出しディ
スプレイ画面に与える。この場合、一般にディスプレイ
画面上では画面の左上の画素から横方向に順に表示を行
い、各横1行(1ラスタと呼ぶ)の表示が終わる毎に1
ラスタ下の表示を行う。以上の表示を繰り返すことによ
りフレームメモリから1画面分のすべての表示データが
読み出され、ディスプレイ画面に表示される。そして1
画面分の表示が完了したら再びフレームメモリの最初の
アドレスから読み出しを繰り返す。このような動作を高
速に行うことによって、視覚的に連続な画面表示を可能
としており、この方式はラスタスキャン方式と呼ばれて
いる。
〔発明が解決しようとする問題〕
以上のようなラスタスキャン方式は、主にCRTディス
プレイ装置などに用いられており、1ラスタ(横1行51
2画素)の表示は56μs(56×10-6秒)程度を1周期
(水平同期周期と呼ぶ)として行ない、これにより1画
面分の表示のための1フレーム周期は56μs×352ラス
タに余裕のための時間を加えて20ms(20×20-3秒)程度
となる。この場合、1ラスタの表示においてフレームメ
モリから1ラスタ分(512画素分=512ビット分)の表示
データを順に読み出し、ディスプレイ画面に供給するの
に必要な時間は、1ラスタの表示のための1水平同期周
期56μsの90%以上を占めている。従ってフレームメモ
リからディスプレイ画面へ表示データの読み出し操作が
行われていない時間は、各ラスタ表示における水平同期
周期の10%弱の時間と、各フレーム周期における余裕時
間(20ms−56μs×352ラスタ)のみである。第5図に
その様子を示す。第5図は横方向1ラスタ(ラスタn)
の表示操作のための時間、すなわち1水平同期周期が56
μsであり、各ラスタずつ走査してゆき縦方向に上から
下まで、352ラスタの表示走査が終わるまでの時間、す
なわち1フレーム周期が20msであることを表している。
このうちのフレームメモリからディスプレイ画面へ表示
データの読み出し操作が行われている時間は斜線部を占
めている。
この時、フレームメモリからの1ラスタ分(512画素
分=512ビット分)の表示データの読み出しは、1ワー
ド分すなわち16画素分=16ビット分ずつパラレルに行わ
れる。従って、1ラスタ分(512ビット分)は32ワード
分が順に読み出されることになる。そして、上記32ワー
ドの表示データをフレームメモリから読み出すために1
水平同期周期56μsの90%以上が必要なため、1ワード
の表示データをフレームメモリから読み出すために必要
とすると時間は、第5図に示すように56μs×0.9÷32
≒1.5〜1.6μs程度となる。
以上のようにしてフレームメモリから読み出された表
示データは1ビット、すなわち1画素ずつ順に表示され
る。このため、ラスタスキャン方式における上記表示の
データの読み出しは、ディスプレイへの表示速度に合わ
せて行なわなければならず、このために上記表示データ
のフレームメモリからの読み出しに必要な時間が1水平
同期周期56μsの90%以上を占めてしまうのである。
次に、第5図において斜線部以外の部分はフレームメ
モリからの表示データの読み出し操作は行われておら
ず、画面の水平・垂直同期と帰線消去のためなどに用い
られるが、その時間は全体の動作時間の高々10%程度し
か残っていない。一方CPUがフレームメモリに対して表
示データの読み出しや書き換えなどのメモリ操作を行う
場合、フレームメモリからディスプレイ画面へ表示デー
タが読み出されている第5図の斜線部の時間内はCPUは
フレームメモリに対してメモリ操作を行えないため、こ
のメモリ操作のために使える時間は第5図の斜線図の時
間以外の10%程度の時間に限られてしまう。このような
状況において例えばCPUによってフレームメモリ内の1
画面分の表示データを消去することを考えてみる。この
ためにCPUが必要とする実効的な時間は一般に0.1s程度
であるが、CPUが使える時間が全体の10%=2ms程度なの
で、実際には1画面分の表示データの消去には(0.1s/2
ms)×20ms=1s程度かかってしまう。そしてこの間にも
20msのフレーム周期でフレームメモリからディスプレイ
画面へ繰り返し表示データが読み出されるため、CPUが
フレームメモリに対して表示データの消去を行っている
1s程度の間はフレームメモリからディスプレイ画面へ読
み出される表示データは消去途中のデータとなってい
る。このためこの間はディスプレイ画面がちらついてし
まうなどの問題点があった。このような問題はCPUから
フレームメモリに対して行う他のメモリ操作の場合にも
生じメモリ操作のための時間が十分に確保できないため
に十分な画面操作速度を得られないという大きな欠点が
あった。
このような問題点を解決するための一方式として、フ
レームメモリを2画面分用意し、CPUがメモリ操作を行
うフレームメモリを独立にし、メモリ操作が終わったら
そちらのフレームメモリに表示を切り換えるというよう
な方式が考えられるが、フレームメモリを2画面分用意
しなければならずコストが非常に高くつくという問題点
があった。
また他の一方式として、CPUによるメモリ操作と、画
面表示のための読み出し操作とを一周期毎に交互に行う
方式も提案されているが、2つの操作を交互に行うため
に同期をとる必要が生じ、例えば代表的なCPUとしてイ
ンテル社の16ビットマイクロプロセッサi8086などで
は、メモリ操作を非同期で行うため、画面表示と同期を
とるための複雑な回路を必要とする欠点を有し、実用化
された例は殆どないのが現状である。
本発明は上記問題点を解決するために、ディスプレイ
装置としてラスタスキャン方式のものではなく横1ライ
ンずつ同時に表示を行なうフラットパネルディスプレイ
装置を用い、フレームメモリから上記各横1ラインずつ
の表示データをそれらのバッファであるデータ線ドライ
バへバースト転送により一括して高速に読み出すことに
より、フレームメモリが表示データの読み出しに占有さ
れる時間を短縮し、それによってCPU等のフレームメモ
リ操作時間を増すことができ,コストの上昇をまねくこ
となく高速な画面操作を可能とするディスプレイ装置を
提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するために、表示データ
を表示するフラットパネルディスプレイと、そのフラッ
トパネルディスプレイにおいて表示を行うべき表示デー
タを、複数ビット単位の並列データとして同時に書き込
み、あるいは読み込みを行う第1の記憶手段と、その第
1の記憶手段に記憶された表示データについて、フラッ
トパネルディスプレイに対する1ライン分の表示データ
を、第1の記憶手段より複数ビット単位の並列データ毎
に読み出し、その複数ビット単位の並列データ毎に連続
的にバースト転送する転送手段と、その転送手段より転
送されたフラットパネルディスプレイに対する1ライン
分の表示データを、複数ビット単位の並列データ毎に記
憶する第2の記憶手段と、その第2の記憶手段に記憶さ
れた1ライン分の表示データを、フラットパネルディス
プレイに並列的に転送し、表示せしめる駆動手段とを有
することを特徴とするディスプレイ装置を提供するもの
である。
〔作用〕
上記手段において、まず、前記フラットパネルディス
プレイにおいて表示を行うべき各1ライン分の表示デー
タは前記転送手段によって前記第1の記憶手段から前記
第2の記憶手段に高速にバースト転送される。従って、
上記のようにして高速バースト転送が行なわれた他の期
間においては外部の制御装置が前記第1の記憶手段に対
して記憶内容の消去、書き換えなどの操作を行なうこと
を可能としている。
また、上記転送手段によって第2の記憶手段にバース
ト転送された1ライン分の表示データは、前記駆動手段
によって前記フラットパネルディスプレイにパラレルに
転送され1ライン分が同時に表示される。上記動作が各
ライン毎に操り返され、前記フラットパネルディスプレ
イにおける画面表示が行なわれる。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例につき、詳細に説明を行なう。
第1図は本発明によるディスプレイ装置の全体的な構
成図である。ディスプレイ制御回路1はCPU2と相互に接
続され、ディスプレイ制御回路1からCPU2へは待機信号
1−1,逆方向へはメモリ操作要求信号2−1が供給され
る。尚CPU2は、DMAコントローラとしての機能を含むこ
とができ、その場合にこのCPU2の機能は、例えば第1図
のディスプレイ装置に接続される特には図示しない周辺
装置が、不図示のインタフェースを介し、フレームメモ
リ5に対し直接メモリ操作を行う場合に、DMAコントロ
ーラとして直接メモリ操作を行うものある。またディス
プレイ制御回路1は表示アドレス発生回路3及びアドレ
ス選択回路4に接続され、各々アドレス発生クロック1
−2、アドレス選択信号1−3を供給する。さらにディ
スプレイ制御回路1はデータ線ドライバ7及びスキャン
線ドライバ8に接続され、アドレス発生クロック1−
5、ラッチ信号1−6、ドライバ制御信号1−7および
スキャン線ドライバ制御信号1−4を供給する。
CPU2及び表示アドレス発生回路3からは各々アドレス
信号2−2、3−1がアドレス選択回路4へ供給され
る。アドレス選択回路4からはフレームメモリ5にアド
レス信号4−1が供給される。フレームメモリ5はデー
タ線ドライバ7と双方向バスバッファ6に相互に接続さ
れ、表示データ5−1がフレームメモリ5からデータ線
ドライバ7と双方向バスバッファ6へ供給され、双方向
バスバッファ6はCPU2との間で相互に接続され、データ
信号2−3をフレームメモリ5に供給する。データ線ド
ライバ7及びスキャン線ドライバ8はフラットパネルデ
ィスプレイ9と接続され、各々データ線7−1及びスキ
ャン線8−1が接続される。
以上のような構成のディスプレイ装置について、第2
図のタイムチャートを用いて動作の説明を行う。まず、
フラットパネルディスプレイ9は横(1ライン)512×
縦352画素から構成されている。フラットパネルディス
プレイ9は、従来のラスタスキャン方式のディスプレイ
のように1画素ずつ左から右に順次表示を行ない横1行
(1ラスタ)の表示が終了したら次の行の表示を行なう
という方式ではなく、まず、データ線ドライバ7に横1
ライン分の表示データを読み込んだ後、横1ラインの表
示を同時に行ない続いて次のラインの表示を同様にして
行なうという方式のものである。従ってラスタスキャン
方式のように表示データの読み込みをその表示速度に合
わせて行なう必要がなく、横1ライン分の表示データを
あらかじめ一括してデータ線ドライバ7に読み込んでお
くというような動作が可能である。
次に、フレームメモリ5は上記フラットディスプレイ
9の各画素について各々1ビット、合計512×352ビット
のメモリ容量を持つものとする。フレームメモリ5にお
ける表示データの記憶は横16画素に対応した16ビット
(=1ワード)を単位として行われ、データ線ドライバ
7への表示データ5−1の転送もワード単位でパラレル
に行われる。
いま、フラットパネルディスプレイ9における横1ラ
インの表示動作は、ディスプレイ制御回路1において生
成される水平同期信号▲▼によって制御さ
れ、その周期は56μsとする(第2図(a))。▲
▼の立ち上がりに同期して、まずアドレス選択信
号1−3が10μsの間立ち上がる(第2図(b))。こ
の間を表示データを32ワード(=512ビット)一括して
読み出すバースト転送期間とする。このバースト転送期
間にアドレス選択回路4は表示アドレス発生回路3から
供給されるアドレス信号3−1を選択する(第2図
(c))。
表示アドレス発生回路3は、この期間にディスプレイ
制御回路1からのアドレス発生クロック1−2によって
1ライン=32ワード分の表示データのアドレス信号3−
1を順次発生する。これによってフレームメモリ5から
は表示データ5−1が32ワード次々と読み出され、デー
タ線ドライバ7に転送される。表示データ転送クロック
1−5は各表示データの読み出しに同期してデータ線ド
ライバ7に供給される。従って、アドレス発生クロック
1−2及び表示データ転送クロック1−5はバースト転
送期間の10μsの間に0.3μs周期で32個発生される
(第2図(d))。なお、上記クロック周期は、フレー
ムメモリ5を構成する半導体メモリの1ワードの読み出
し速度の性能が0.3μs程度であることによる。
データ線ドライバに供給された表示データ5−1は表
示データ転送クロック1−5によってデータ線ドライバ
7内部のワード幅シフトレジスタに転送され、表示デー
タ転送クロック1−5が与えられる度に該ワード幅シフ
トレジスタの中をワード単位で順次シフトされていく。
バースト転送によって32ワードが該ワード幅シフトレジ
スタに満たされると、次のバースト転送が開始される前
にディスプレイ制御回路1からラッチ信号1−6が同じ
くデータ線ドライバ7内部のラッチにあたえられ、上記
シフトデータが該ラッチに記憶される(第2図
(e))。従って、このラッチは1ライン=512ビット
=32ワード分の表示データをパラレルに記憶することが
できる。
以上のバースト転送が終了すると、アドレス選択信号
1−3は立ち下がり(第2図(b))、アドレス選択回
路4はCPU2からのアドレス信号2−2を選択する(第2
図(c))。これによってフレームメモリ5はCPU2に接
続され、水平同期周期56μsからバースト転送期間の10
μsを除いた残りの46μsの期間、CPU2がフレームメモ
リ5にたいしてアドレス信号2−2及びデータ信号2−
3によってメモリ操作を行うことができる。なお、CPU2
はメモリ操作に際して予めメモリ操作要求信号2−1を
ディスプレイ制御回路1に出力する。ここでCPU2がもし
バースト転送期間10μsの間にメモリ操作要求信号2−
1をディスプレイ制御回路1に出した場合、ディスプレ
イ制御回路1は表示データの読み出し(バースト転送)
が終了するまで待機信号1−1をCPU2に出力して待機さ
せる。そしてバースト転送が終了した後に、待機信号1
−1を解除してCPU2はメモリ操作に入る。
以上のように、1水平同期周期56μsのうち、フレー
ムメモリ5が1ラスタ分の表示データの読み出しに占有
される時間は10μsであり、残りの46μsの期間はCPU2
によるメモリ操作に充てることができる(第2図
(f))。
1ライン分の表示データがデータ線ドライバ7内部の
ワード幅シフトレジスタからのラッチに記憶されると
(第2図(g))、続いてディスプレイ制御回路1から
同じくデータ線ドライバ7内部のドライバにドライバ制
御信号1−7が出力されて、上記ラッチに記憶された表
示データに従ってデータ線7−1に各々表示データ電圧
が印加される。これと共にディスプレイ制御回路1から
スキャン線ドライバ9にスキャン線ドライバ制御信号1
−4が出力されて、スキャン線8−1からフラットパネ
ルディスプレイ9の対応する横1ライン(スキャンライ
ン)にスキャンパルスが印加される。このスキャンパル
スと上記データ線7−1に印加された表示データ電圧に
よって横1ライン分の表示が行なわれる。なお、ラッチ
の出力から上記ドライバに出力される表示データは、1
つ前の水平同期周期においてフレームメモリ5からバー
スト転送されたものであり、従ってn番目の水平同期周
期においては、ラインn−1のディスプレイ表示が行な
われる(第2図(g))。そして、上記表示動作と並行
してデータ線ドライバ7内部のワード幅シフトレジスタ
には、n番目の水平同期周期の表示データ転送クロック
1−5(第2図(d))によって、次の、ラインnの表
示データが読み込まれる。
以上の1ラインの動作を352ラインについて順次繰り
返し、1画面の表示を行う。352回の以上の動作が終了
すると、表示アドレス発生回路1−2、スキャン線ドラ
イバ8等を初期化して、再びフレームメモリ5の最初の
アドレスからの表示データの読み出し動作を繰り返す。
第3図は本実施例における効果を説明するための図で
ある。この図の意味は従来説明における第5図の場合と
全く同様である。従来のディスプレイ装置においては、
第5図に示したように、フレームメモリがディスプレイ
画面への表示データの読み出し操作に占有される時間は
全体の90%近くにもなる。これに対して本実施例による
と第3図に示すように、上記占有時間は全体の20〜25%
程度に抑えることができる。これは前記の各ラスタにお
ける水平同期周期56μsのうち、フレームメモリ表示が
データの読み出し操作に占有される時間をバースト転送
によって10μsに抑制したことによる。従って残りの75
〜80%の時間をCPUやDMA(ダイレクトメモリアクセス)
コントローラ等による表示データの書き換えや、消去等
のメモリ操作に割り当てることができ、画面操作速度を
大幅に向上させることができる。
一例として、1ワード=16画素の表示データの消去に
対してCPUのメモリ操作が10μs要すると仮定した場合
の従来方式との比較を行ってみる。いま、1画面の表示
を行うフレーム周期は20ms、表示画面は512×352画素の
ディスプレイとする。このとき1画面分を消去するのに
必要なフレーム数Fは次式で与えられる。
この式において、1フレーム当たりのCPUメモリ操作
割り当て時間は従来方式では1フレーム周期の高々10%
程度なので約2msであり、本実施例においては1フレー
ム周期の75〜80%となり少なくとも約15msは確保でき
る。従って各々上記Fの値は、 となり、時間に換算すれば、 従来方式 20ms×56=1120ms 本実施例 20ms× 8= 160ms となる。従って1画面分のフレームメモリ内の表示デー
タの内容を消去するのに従来方式では1s以上かかってい
たのが、本実施例では0.2s以下で済み、これによって画
面消去時におけるちらつき等をなくすことができる。ま
た、他の書き換え等のメモリ操作も本発明によれば従来
の7〜8倍の操作速度で行うことができ、ディスプレイ
装置としての応答性を改善できる。
なお、本実施例においてはデータ線ドライバへの転送
を1ワード=16ビット幅で行うとしたが、その他のビッ
ト幅としてもよいことは明らかである。また、一回のバ
ースト転送で1ラスタ分(=32ワード)の転送を行わせ
たが、いくつかのバースト転送に分割、もしくはCPUの
空き時間を有効に利用してバースト転送を行っても同様
である。
すなわち、第4図に示すように1水平同期周期内でCP
Uの空き時間を見つけ、表示データをフレームメモリか
ら読み出しバースト転送を行なう。そして、残った表示
データについては、同一水平同期周期内で、CPUからの
フレームメモリ操作要求があってもCPUを強制的に待機
させ、残りの表示データをバースト転送する。以上のよ
うな動作により、CPUの空き時間を有効に利用すること
ができる。
〔効 果〕
本発明によれば、フラットパネルディスプレイ装置に
おけるデータ線ドライバへの表示データの転送を高速バ
ースト転送によって1ライン分一括して行なうことによ
り、フレームメモリが表示データの読み出しに占有され
る時間を短縮させることができ、それによりCPU等から
のフレームメモリ操作時間を増すことが可能となる。ま
た、従来のディスプレイ装置で問題となったコスト上昇
や複雑な回路を用いることなく、画面操作速度を向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるディスプレイ装置の全体的な構成
図、 第2図は本発明によるディスプレイ装置の動作タイミン
グチャート、 第3図は本発明によるディスプレイ装置の効果の説明
図、 第4図は本発明によるディスプレイ装置の他の実施例の
効果の説明図、 第5図は従来のディスプレイ装置の動作とその問題点の
説明図である。 1……ディスプレイ制御回路 2……CPU、DMAコントローラ 3……表示アドレス発生回路 4……アドレス選択回路 5……フレームメモリ 7……データ線ドライバ 9……フラットパネルディスプレイ 1−2……アドレス発生クロック 1−3……アドレス選択信号 1−5……表示データ転送クロック 3−1、4−1……アドレス信号 5−1……表示データ
フロントページの続き (72)発明者 山口 久 川崎市中原区上小田中1015番地 富士通 株式会社内 (72)発明者 木栖 慎太郎 川崎市中原区上小田中1015番地 富士通 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−170890(JP,A) 特開 昭59−166918(JP,A) 特開 昭58−140790(JP,A) 特開 昭57−129488(JP,A) 特開 昭57−20831(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータ線と複数のスキャン線を有
    し、表示データを表示するフラットパネルディスプレイ
    と、 前記スキャン線の切り換えを同期させるための水平同期
    信号を生成する水平同期信号生成手段と、 前記フラットパネルディスプレイにおいて表示を行うべ
    き前記表示データを記憶するとともに、供給されるアド
    レスデータに従って、複数ビット単位の並列データが書
    き込まれ又は読み出される第1の記憶手段と、 前記フラットパネルディスプレイに対する1ライン分の
    表示データに対応する記憶データ長を有し、前記複数ビ
    ット単位の並列データとしてバースト転送されてくる表
    示データを、所定の転送クロックに同期して前記複数ビ
    ット単位でシフトさせながら順次記憶するシフトレジス
    タ手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された表示データを前記シフ
    トレジスタ手段にバースト転送させるための読出しアド
    レスデータを発生する第1のアドレス発生手段と、 前記第1の記憶手段に対して表示データの書き込み又は
    読み出しをするためのアドレスデータを発生する第2の
    アドレス発生手段と、 前記第1のアドレス発生手段が発生する読出しアドレス
    データと前記第2のアドレス発生手段が発生するアドレ
    スデータの何れかを選択して前記第1の記憶手段に供給
    するアドレス選択手段と、 前記シフトレジスタ手段に記憶された前記1ライン分の
    表示データをラッチする第2の記憶手段と、 前記水平同期信号に同期したバースト転送期間におい
    て、前記第1のアドレス発生手段に対して前記読出しア
    ドレスデータの発生を指示し、前記シフトレジスタ手段
    に対して前記バースト転送されるデータの取込みを指示
    し、前記アドレス選択手段に対して前記第1のアドレス
    発生手段が発生する読出しアドレスデータの選択を指示
    し、前記バースト転送期間以外の期間において、前記ア
    ドレス選択手段に対して前記第2のアドレス発生手段が
    発生するアドレスデータの選択を指示する制御手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記1ライン分の表示
    データを、前記水平同期信号に基づいて前記フラットパ
    ネルディスプレイに並列的に転送し、表示させるディス
    プレイ駆動手段と、 を有することを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記水平同期信号生成手
    段が生成する水平同期信号に同期し該水平同期信号によ
    って規定される1つの水平同期期間内の複数のバースト
    転送期間のそれぞれにおいて、前記第1のアドレス発生
    手段に対して前記読出しアドレスデータの発生を分割し
    て指示し、前記シフトレジスタ手段に対して前記バース
    ト転送されるデータの取込みを分割して指示し、前記ア
    ドレス選択手段に対して前記第1のアドレス発生手段が
    発生する読出しアドレスデータの選択を分割して指示
    し、前記複数のバースト転送期間以外の期間において、
    前記第2の記憶手段に対して前記シフトレジスタ手段に
    記憶された前記1ライン分の表示データのラッチを指示
    し、前記アドレス選択手段に対して前記第2のアドレス
    発生手段が発生するアドレスデータの選択を指示する、 ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のディス
    プレイ装置。
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