JPH09160807A - マイクロプロセッサの誤動作検出方法 - Google Patents

マイクロプロセッサの誤動作検出方法

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JPH09160807A
JPH09160807A JP7344954A JP34495495A JPH09160807A JP H09160807 A JPH09160807 A JP H09160807A JP 7344954 A JP7344954 A JP 7344954A JP 34495495 A JP34495495 A JP 34495495A JP H09160807 A JPH09160807 A JP H09160807A
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microprocessor
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Takeshi Akaishi
毅 赤石
Yoshihiro Kaneko
義弘 金子
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Mitsuba Corp
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    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0751Error or fault detection not based on redundancy
    • G06F11/0754Error or fault detection not based on redundancy by exceeding limits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイン・割り込みの各ルーチンにおける誤動
作を検出し得る。 【解決手段】 メインルーチンでデータDTにウォッチ
ドッグタイマ回路のリセットコードを入力し、割り込み
ルーチンでタイマカウンタのカウント値TCを加算して
いき、所定値以上になったらデータDTの値を出力する
と共に、カウント値TCを0にしかつデータDTを0に
する。メインルーチンから割り込みルーチンに移行しな
い誤動作が生じたら、データDTが出力されず、また割
り込みルーチンからメインルーチンに移行しない誤動作
が生じたら、データDTが0のままになるため、それぞ
れウォッチドッグタイマ回路がリセットされず、ウォッ
チドッグタイマ回路2によりマイクロプロセッサ1が初
期化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メインルーチンと
割り込みルーチンとを有するプログラムを実行するマイ
クロプロセッサの誤動作検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロプロセッサを用いてプロ
グラムを実行するようにした制御装置があるが、そのよ
うな装置において、マイクロプロセッサの誤動作を防止
するために種々の誤動作検出が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特公昭60−
42341号公報には、内燃機関の制御を行うための電
子制御装置において点火ノイズなどによりプログラムが
誤動作した際に正常な動作へ回復させるようにしたもの
が開示されている。その概略を図4及び図5を参照して
以下に示す。
【0004】上記制御装置における誤動作検出回路は、
図4に示されるようにマイクロプロセッサ11とタイマ
12とを有し、マイクロプロセッサ11のウォッチドッ
グ端子WDから所定の周期のパルス信号をタイマ12に
出力している。タイマ12からは、上記ウォッチドッグ
信号WDが所定時間入力されない場合にはリセット信号
をマイクロプロセッサ11に出力するようにしている。
【0005】また、上記マイクロプロセッサ11におけ
るプログラムにあっては、図5に示されるように、その
メインルーチンにおける図の第41ステップST41で
上記ウォッチドッグ信号WDの出力状態を判別する。ウ
ォッチドッグ信号WDの出力がオフの場合には第42ス
テップST42に進み、そこでウォッチドッグ信号WD
の出力をオンにする。第41ステップST41でウォッ
チドッグ信号WDの出力がオンの場合には第43ステッ
プST43に進み、そこでウォッチドッグ信号WDの出
力をオフにする。このようにして、所定の周期のパルス
信号を発生している。
【0006】そして、誤動作により割り込みルーチンか
らメインルーチンに戻らない場合には、ウォッチドッグ
端子WDの出力が一定値になってパルス信号が出力され
なくなるため、ウォッチドッグ信号WDが発生しないも
のと等価であり、その発生しない状態が所定時間以上継
続した場合にはタイマ12からリセット信号をマイクロ
プロセッサ11に出力して、マイクロプロセッサ11を
初期化して、メインルーチンを実行可能にしている。
【0007】しかしながら、上記従来の制御では、割り
込みルーチンからメインルーチンに戻らない場合には誤
動作を検出してマイクロプロセッサを初期化できるが、
メインルーチンから割り込みルーチンに移行しないとい
う誤動作については検出することができないという問題
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、メインルーチンと割り込みルーチンとを実行するプ
ログラムにおいて、いずれのルーチンにおける誤動作で
も検出し得ることを実現するために、本発明に於いて
は、メインルーチンと割り込みルーチンとを有するプロ
グラムを実行するマイクロプロセッサの誤動作検出方法
において、前記メインルーチンが、初期値とは異なる所
定値を変数に入力する過程を有し、前記割り込みルーチ
ンが、タイマ手段による所定時間の経過後に前記変数の
値を出力すると共に前記タイマ手段をリセットしかつ前
記変数に前記初期値を入力する過程を有し、所定時間経
過しても前記変数による出力値が変化しないことにより
誤動作を検出し得るものとした。また、メインルーチン
と割り込みルーチンとを有するプログラムを実行するマ
イクロプロセッサの誤動作検出方法において、前記メイ
ンルーチンが、初期値とは異なる所定値を変数に入力す
る過程を有し、前記割り込みルーチンが、タイマ手段に
よる所定時間の経過後に前記変数の値を出力すると共に
前記タイマ手段をリセットしかつ前記変数に前記初期値
を入力し、さらに当該入力された初期値を出力する過程
を有し、所定時間経過しても前記変数による出力値が変
化しないことにより誤動作を検出し得るものとした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0010】図1は、本発明が適用された自動車の内燃
機関の点火制御のプログラムの一部を示すフロー図であ
り、図2は本プログラムを行うマイクロプロセッサ1の
構成を示す図である。図2に示されるように、マイクロ
プロセッサ1内には、所定の周期でマイクロプロセッサ
に対する初期化信号を出力するウォッチドッグタイマ回
路2とが設けられている。
【0011】図1aに示されるメインルーチンにおい
て、その第1ステップST1では、タイマ手段としての
タイマカウンタのカウント値TCを0にする。次の第2
ステップST2では、マイクロプロセッサ1内のメモリ
に格納される変数としてのデータDTに初期値としての
0を入力する。第3ステップST3では割り込みルーチ
ンの実行を許可し、図示されない他の制御を行うステッ
プを行って、第4ステップST4で、所定値として例え
ばウォッチドッグタイマ回路2のリセットコードをデー
タDTに入力する。
【0012】図1bに示される割り込みルーチンにおい
ては、その第11ステップST11で、タイマカウンタ
のカウント値TCをその時のカウント値TCに1を加算
した値にする。次の第12ステップST12では、カウ
ント値TCが所定値Td以上か否かを判別する。この所
定値Tdは、割り込みルーチンを実行する所定の回数で
あり、カウント値TCがその所定値Tdに達したという
ことは所定時間経過したことに相当する。すなわち、割
り込みルーチンを随時実行して、所定時間経過したら割
り込みルーチン実行時に第13ステップST13に進
む。なお、この所定時間の長さはウォッチドッグタイマ
回路2からの初期化信号出力の周期よりも短くされてい
る。
【0013】第13ステップST13では、その時のデ
ータDTの値をウォッチドッグタイマ回路2に出力す
る。次の第14ステップST14ではカウント値TCを
0にし、第15ステップST15で、データDTを0に
する。また、上記第12ステップST12でカウント値
TCが所定値Tdに達していなかったら、第13ステッ
プST13から第15ステップST15を実行せずに、
本割り込みルーチンを終了する。
【0014】このようにして実行される本プログラムに
あっては、前記したようにメインルーチンでカウント値
TC及びデータDTを0にして初期化した後にデータD
Tにウォッチドッグタイマ回路2のリセットコードを入
力し、また割り込みルーチンを実行した際にはカウント
値TCを1ずつ加算していき、所定値に達した(所定時
間経過した)ら、その時のデータDTの値をウォッチド
ッグタイマ回路2に出力すると共にカウント値TC及び
データDTを0に戻し、メインルーチンを実行するよう
にしている。
【0015】従って、割り込みルーチンからメインルー
チンに戻らない誤動作が生じると、ウォッチドッグタイ
マ回路2に1回リセット信号が出力されることがある
が、その後には所定時間経過してもウォッチドッグタイ
マ回路2がリセットされず、ウォッチドッグタイマ回路
2の初期化信号出力のタイミングによる初期化信号が出
力されるため、誤動作を検出し得る。また、メインルー
チンから割り込みルーチンに移行しない誤動作を生じた
場合には、第4ステップST4で入力されたリセットコ
ードが出力されず、ウォッチドッグタイマ回路2の初期
化信号出力のタイミングにより初期化信号が出力される
ため、誤動作を検出できる。このようにして、メイン・
割り込み両ルーチンの誤動作を検出でき、速やかにマイ
クロプロセッサを初期化できる。
【0016】なお、上記具体例ではウォッチドッグタイ
マ回路2の初期化信号を用いて誤動作時にマイクロプロ
セッサ1を初期化したが、別個のタイマを用いてそのタ
イマ時間経過後にマイクロプロセッサを初期化するよう
にしても良い。すなわち、第4ステップST4でタイマ
のリセット信号と同等の信号値をデータDTに入力し、
第13ステップST13でそのリセット信号値をタイマ
に出力して、タイムアップによる初期化信号出力前にタ
イマを繰り返し初期化することにより、上記具体例と同
様の効果を奏し得る。
【0017】次に、本発明に基づく他の具体例を図3を
参照して以下に示す。図3aには、前記具体例の図1a
に示したメインルーチンと同様のメインルーチンが示さ
れ、図3bには、前記具体例の図1bに示した割り込み
ルーチンと同様の割り込みルーチンが示されている。図
3aに示されるように、本メインルーチンの第21ステ
ップST21〜第23ステップST23までは前記第1
ステップST1〜第3ステップST3までと同じである
が、ステップST24では、ウォッチドッグタイマ回路
2のリセットコードRCの代わりに1をデータDTに入
力する。
【0018】そして、図3bに示される本割り込みルー
チンでは、第31ステップST31〜第35ステップS
T35までは前記第11ステップST11から第15ス
テップST15までと同じであるが、第35ステップS
T35の次に第36ステップST36を設け、その第3
6ステップST36では、その時のデータDTの値をウ
ォッチドッグタイマ回路2に出力する。なお、第32ス
テップST32でカウント値TCが所定値Tdに達して
いなかったら、第33ステップST33から第36ステ
ップST36を実行せずに、本割り込みルーチンを終了
する。
【0019】このようにすることにより、メインルーチ
ンの第24ステップST24でデータDTに1を入力
し、割り込みルーチンでは、第33ステップST33で
データDTのその時の値を出力した後に、第35ステッ
プST35でデータDTに0を入力して、第36ステッ
プST36でデータDTのその時の値(0)を出力す
る。従って、正常ならばデータ出力は所定周期のパルス
信号になり、その信号をウォッチドッグタイマ回路2に
入力することにより、ウォッチドッグタイマ回路2でマ
イクロプロセッサ1が正常であることを検出でき、ウォ
ッチドッグタイマ回路2から初期化信号が出力されな
い。
【0020】割り込みルーチンからメインルーチンに戻
らない誤動作が生じた場合には第33ステップST33
及び第36ステップST36でのデータDTの出力値が
共に0になって、上記所定周期のパルス信号にならな
い。また、メインルーチンから割り込みルーチンに移行
しない誤動作を生じた場合にはデータDTの出力が得ら
れないため、それぞれ誤動作をウォッチドッグタイマ回
路2で検出できる。
【0021】
【発明の効果】このように本発明によれば、メインルー
チンでデータに入力した所定値を割り込みルーチンで所
定時間経過後に出力すると共にデータをリセットするよ
うにしたことから、メイン・割り込みのいずれか一方の
ルーチンから他方のルーチンに移らない誤動作が生じた
場合には、所定時間経過してもデータ出力の値が変化し
ないため、メイン・割り込み両ルーチンの誤動作を検出
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明が適用された自動車の内燃機
関の点火制御のプログラムのメインルーチンの一部を示
すフロー図であり、(b)は、割り込みルーチンを示す
フロー図。
【図2】本発明が適用されたマイクロプロセッサの構成
の一部を概略示す図。
【図3】(a)は、他の具体例のメインルーチンの一部
を示すフロー図であり、(b)は、その割り込みルーチ
ンを示すフロー図。
【図4】従来の制御回路の一部を示す図。
【図5】従来の制御の一部を示すフロー図。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2 ウォッチドッグタイマ回路 11 マイクロプロセッサ 12 タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインルーチンと割り込みルーチンとを
    有するプログラムを実行するマイクロプロセッサの誤動
    作検出方法において、 前記メインルーチンが、初期値とは異なる所定値を変数
    に入力する過程を有し、 前記割り込みルーチンが、タイマ手段による所定時間の
    経過後に前記変数の値を出力すると共に前記タイマ手段
    をリセットしかつ前記変数に前記初期値を入力する過程
    を有し、 所定時間経過しても前記変数による出力値が変化しない
    ことにより誤動作を検出し得るようにしたことを特徴と
    するマイクロプロセッサの誤動作検出方法。
  2. 【請求項2】 メインルーチンと割り込みルーチンとを
    有するプログラムを実行するマイクロプロセッサの誤動
    作検出方法において、 前記メインルーチンが、初期値とは異なる所定値を変数
    に入力する過程を有し、 前記割り込みルーチンが、タイマ手段による所定時間の
    経過後に前記変数の値を出力すると共に前記タイマ手段
    をリセットしかつ前記変数に前記初期値を入力し、さら
    に当該入力された初期値を出力する過程を有し、 所定時間経過しても前記変数による出力値が変化しない
    ことにより誤動作を検出し得るようにしたことを特徴と
    するマイクロプロセッサの誤動作検出方法。
JP7344954A 1995-12-06 1995-12-06 マイクロプロセッサの誤動作検出方法 Pending JPH09160807A (ja)

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