JPH09160101A - ファインダ装置 - Google Patents

ファインダ装置

Info

Publication number
JPH09160101A
JPH09160101A JP32303695A JP32303695A JPH09160101A JP H09160101 A JPH09160101 A JP H09160101A JP 32303695 A JP32303695 A JP 32303695A JP 32303695 A JP32303695 A JP 32303695A JP H09160101 A JPH09160101 A JP H09160101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
finder
changing
subject
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32303695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Doi
高広 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP32303695A priority Critical patent/JPH09160101A/ja
Publication of JPH09160101A publication Critical patent/JPH09160101A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダ内の被写体の結像位置が変わった
場合でも被写体距離による結像位置の変化を補正して最
適動作するファインダ装置を提供する。 【解決手段】 被写体像を観察する為のファインダ光学
系中に設けられ被写体像の結像状態を変更させる結像変
更手段1と、結像変更手段を駆動する駆動手段2と、結
像変更手段1に所定の動作をさせる第1の動作指示3と
これと異なる動作をさせる第2の動作指示4とを入力
し、これら第1、第2の動作を選択的に切り換える切換
手段5と、結像変更手段の動作を指示する動作指示手段
6と、切換手段からの動作を動作指示手段の命令により
駆動手段に伝達する駆動制御手段7とから本発明のファ
インダ装置を構成し、予め切換手段により切り換えられ
た第1又は第2の動作が動作指示手段の指令により駆動
制御手段を通じ駆動手段を駆動し、結像変更手段により
ファインダ光学系の被写体の結像状態を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】コンパクトカメラ等の外部式
のファインダ光学系を有する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば測距機能付きのカメラには様々な
撮影モードがあり、利用者は必要に応じて所望するモー
ドに切り換えができる。また、特開平2−230226
号公報は、外部式のファインダ光学系を有したカメラに
おいて、得られた測距情報に基づきファインダフォーカ
ス部を駆動して当該物体までの距離の全般にわたり良好
なファインダ像を観察できるものを例示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の先行技
術においては、カメラ等の撮影モードに対応する外部式
のファインダ光学系のフォーカス駆動に関しては特に何
も明記されていない。通常、撮影モードによっては、例
えば動いている被写体を撮影する時、その被写体の結像
位置は逐次変化してしまう。しかし、ズーム機構を備え
たカメラについて、動く被写体の撮影に関する記述は特
に無い。ただし、ズーム機構の動作に応じて被写体の結
像位置が変化するというものが在るのみである。
【0004】そこで本発明の目的は、ファインダ内の被
写体の結像位置が変わった場合でも、被写体距離による
結像位置の変化を補正する最適動作のできるファインダ
装置を提供することにある。
【0005】
【問題を解決するための手段、及び作用】本発明は、上
記の課題を解決し目的を達成するために次のような手段
を講じている。 [手段1] 観察物体との距離情報を計測する測距手段
を有する装置に付設されるファインダ装置であって、前
記観察物体の観察倍率を変更する変倍手段と、前記観察
物体の結像状態を変更する結像変更手段と、前記変倍手
段が操作された場合に、前記測距手段からの出力に基づ
いて前記結像変更手段を駆動する駆動手段と、を具備す
ることを特徴とするようなファインダ装置を提供する。
【0006】[手段2] 被写体との距離情報を計測す
る測距手段を有する装置に付設されるファインダ装置で
あって、被写体像の結像状態を変更する結像変更手段
と、前記測距手段からの連続的な出力に基づき前記結像
変更手段を連続的に駆動する第1の動作と、前記測距手
段からの出力に基づき前記結像変更手段を一回のみ駆動
する第2の動作とを選択的に切り換える切換手段と、前
記第1の動作または第2の動作のいずれかの動作で前記
結像変更手段を駆動する駆動手段と、を具備することを
特徴とするようなファインダ装置を提供する。
【0007】[手段3] 前記切換手段は、所望する撮
影モードの選択により前記第1の動作または前記第2の
動作を切り換えることを特徴とする[手段2]に記載の
ようなファインダ装置を提供する。
【0008】(作用)以上の手段により次のような作用
を奏する。すなわち、被写体手段が計測する距離情報は
ファインダのピント合わせのために参照され、結像状態
を常に被写体に合うように駆動手段が制御される。変倍
手段でズーミング操作している期間は観察者は必ずファ
インダ装置から被写体を観察している時である故に、上
記の機構によりピントの合ったファインダの状態が常に
維持され、よって観察者には見やすく作用する。
【0009】また、利用者に設定された撮影モードに適
するように、例えば所定の期間中ファインダ装置の結像
状態を変更してピントを補正する如くの第1の動作と、
1回だけ結像状態を変更しピントを補正する如くの第2
の動作と、を切り換える事によりその撮影モードに最適
な見やすいファインダの状態が維持される。また、変倍
機構が駆動した直後に得られる距離情報に基づき結像変
更手段を制御するので、常にピントを合わせられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1には、本発明のファインダ装置の
機能および構成的な概念がブロック図で示されている。
【0011】本ファインダ装置は図1に示す様な機能ブ
ロックから主に構成されている。すなわち、被写体像を
観察する為のファインダ光学系(不図示)中に設けら
れ、被写体像の結像状態を変更させる結像変更手段1
と、この結像変更手段1を駆動するための駆動手段2
と、上記の結像変更手段1に所定の動作をさせるための
後述する「第1の動作」3の指示情報とこの第1の動作
3とは異なる動作をさせるための後述する「第2の動
作」4の指示情報とを入力して、上記の指示情報に対応
する第1の動作または第2の動作を選択的に切り換える
ための切り換え手段5と、上記の結像変更手段1の動作
を指示する動作指示手段6と、上記の切り換え手段5か
らの動作を動作指示手段6の指令により駆動手段2に伝
達するための駆動制御手段7とから構成される。
【0012】そして、あらかじめ切り換え手段5によっ
て切り換えられた第1または第2の動作が、動作指示手
段6の指令により駆動制御手段7を通じて駆動手段2を
駆動すると、結像変更手段1が所定のように動作してフ
ァインダ光学系における被写体の結像状態が変更され
る。
【0013】ここで、第1および第2の動作は、例え
ば、動作指示手段6が押されている間中連続的に結像変
更手段1を駆動する様な動作と、動作指示手段6が押さ
れた時に1回だけ結像変更手段1を駆動する様な、いわ
ゆる被写体に対する「フォーカスロック」を行うための
ファインダとしての動作が対応する。
【0014】(効果1)以上のような概念の本発明に係
わる第1実施形態のファインダ装置によれば、その装置
の稼働する撮影モードによって、ファインダ装置自体が
そのファインダ内の結像状態を最適な状態に切り換える
ので、ファインダを見ている利用者の意図に常に合致し
た見やすいファインダ装置を提供することができる。
【0015】(変形例1)なお、本第1実施形態に係わ
る切り換え手段5は、所定のスイッチ部材などで切り換
わっても良いし、特に装置がカメラ等の場合には、撮影
者の所望する撮影モードに基づいて自動的に切り換わっ
ても良い。
【0016】また、カメラに測距機能またはズーミング
等の変倍機能を備えている場合には、その変倍値や得ら
れた測距値に基づいてファインダ等の動作を切り換えて
も良い。また、ここではカメラについて書かれている
が、双眼鏡等であっても構わない。
【0017】続いて、以下に複数の実施形態を挙げて本
発明のより具体的なファインダ装置について例示する。 (第2実施形態)まず、ファインダ装置を備えた装置と
して特にカメラに適用した第1の具体例について図2〜
図3を参照して説明する。まず図2には、ファインダが
外部式となっているカメラの構成が示されている。いわ
ゆる「一眼レフ」カメラとは異なる本発明に係わる簡易
型カメラ(コンパクトカメラを含む)は、ファインダ系
100の光学系を撮影系107とは別個に有している。
【0018】このファインダ系100は、観察者102
が被写体101を観察する際に注視する指標とフレーミ
ング枠のある視野枠103と、当該観察者102の視度
を視野枠103に適切に合わせるためのレンズの視度調
節手段104と、ファインダ光路中での結像状態を変え
るためのレンズの結像変更手段105と、上記結像変更
手段105によりレンズを光軸方向に駆動させる駆動手
段の代表である処のモータ106と、から主に構成され
ている。
【0019】一方、撮影系107は、適切な露光をする
ために被写体101を測光する測光回路(不図示)と、
焦点を調節するための焦点調節系(不図示)と、被写体
101の像を視野枠103へ結像させる撮影光学系(不
図示)によりフィルム(不図示)上に露光する撮影露光
系と、その撮像光学系を駆動する撮影駆動系(不図示)
から成る図示しない撮影手段から主に構成されている。
【0020】また、実際の撮影動作の開始命令を発する
部材としてのレリーズSW111は、スイッチ可動スト
ロークの範囲内に複数段階を有している。詳しくは、1
段目(即ち、1st. レリーズ位置)と2段目(即ち、2
nd. レリーズ位置)から成る2つの段階があり、そのレ
リーズ押下の深さにそれぞれ連動する指令がなされる。
【0021】また、実際の所望する撮影モードの選択を
指示するためのモードSW110と、被写体101まで
の距離を測距する所定の測距回路(不図示)を有する測
距部108と、前説の結像変更手段105によりレンズ
を光軸方向に駆動させるモータ106と、前説のレリー
ズSW111と撮影系107とは、制御手段としてのC
PU109に図示のように接続されている。このCPU
109はこれらのSW110,111の指示および、測
距部108からの情報に基づき、ファインダ側のモータ
106および撮影系107側を制御する。
【0022】上述の様に構成された本発明に係わるカメ
ラは、次の図3に例示するようなステップから成る動作
を行う。この図3のフローチャートには、本実施形態と
してのカメラシーケンスが示されている。
【0023】なお、以下に示す実施形態のカメラにおい
ては、フィルムの「巻き戻し」、所定タイミングで行わ
れる「バッテリーチェック」、その他、内部タイマーカ
ウンタ、ストロボ発光およびズーミング等のカメラの一
般的機能に属する詳しい説明については本発明の要旨で
はないので省略するが、当然、本発明に係わる装置に内
蔵されていても構わない。
【0024】カメラのパワーSW(不図示)がON操作
されることにより当該カメラシーケンス(S1)は開始
される。まず、CPU109にあらかじめ記憶されてい
るデータを基にして当該カメラは機械的および電気的に
初期化される(S2)。この初期化処理においては、結
像変更手段105がモータ106により所定の初期位置
に駆動される。
【0025】次に、撮影者102が所望する撮影のモー
ドに変更するためモードSW110を操作する。そして
その所望の操作状況によりモード設定の変更の有無が判
断される(S3)。
【0026】ここで、モードSW110がONされてい
ると判断された場合には、CPU109の指令により撮
影のモードがその所望されたモードに変更される(S
4)。すなわち、ここで、撮影モードの実例として例え
ば、撮りたいものに確実にピントと露光を合わせる「ス
ポットモード」、夜景が綺麗にとれる「夜景モード」、
人物を撮影するための「ポートレートモード」、連続撮
影をするための「連写モード」、動いている物体に合わ
せてピントが補正される「動体予測モード」等がある。
撮影者は、モードとして上記の複数のモードのうちから
1つだけを選択できるように構成されている。上記ステ
ップS4で所望するモード設定が決定された場合(YES)
、再びステップS3に立ち戻る。
【0027】一方、上記ステップS3でモード設定の変
更がされなかった場合(NO)、現在の撮影モードが次の2
つの動作の内のどちらであるかが、(実際の撮影モード
名ではなく)撮影モードの動作の種別(即ち、第1の動
作または第2の動作)により判断される(S5)。
【0028】まず「第1の動作」とは、いわゆる「ファ
インダAF・1st. レリーズ型」ファインダ動作を意味
し、1st. レリーズがON時に1回だけ測距を行い、そ
の得られた値を基にファインダの結像変更手段105を
駆動し、ファインダのピントを合わせる「フォーカスロ
ック」のファインダ動作に代表される。
【0029】一方「第2の動作」とは、1st. レリーズ
がONされている間中測距を行う、いわゆる「ファイン
ダAF・追従型」のファインダ動作を意味し、得られた
値を基にしてファインダ装置の結像変更手段105を
「連続的」に駆動し、ファインダ視野のピントを合わせ
る「動体予測」等の動作を行う。
【0030】詳しくは、このステップS5において、撮
影モードが例えば上記の撮りたいものに確実にピントと
露出を合わせる「スポットモード」か、夜景が綺麗にと
れる「夜景モード」か、人物を撮影する「ポートレート
モード」か、あるいは連続撮影をする「連写モード」の
場合は、「第1の動作」であると判断されて続くステッ
プS6へ移行しレリーズSW111の1st. レリーズが
ONされているか否かが判断される(S6)。
【0031】このステップS6でレリーズSW111の
1st. レリーズがONされていると判断された場合は、
CPU109が測距部108が行う「測距」処理により
測定した被写体までの距離情報を得る(S7)。
【0032】そしてこの距離情報を基に、CPU109
の指令によってファインダ光学系内の結像変更手段10
5をモータ106で駆動させ、被写体101の像を視野
枠103へ結像させる(S8)。
【0033】続いて、図示しない測光回路により測光情
報を得てCPU109に送る「測光」処理が行われる
(S9)。そして更に、レリーズSW111が深く押下
された状態、即ち2nd. レリーズがONされているか否
かが判断される(S10)。
【0034】ここで、2nd. レリーズがONされている
場合には、上述の測距情報により、図示しない撮影光学
系の焦点調節部の焦点を撮影駆動系で被写体101に合
わせ、上記の測光情報を基にして撮影露光系によってフ
ィルム上に当該被写体像101を露光する(S11)。
そして、撮影モードが「連写モード」か否かを判断し
(S12)、もし連写モードならば、上述のステップS
9へ再び立ち戻り、同様にステップS10で2nd. レリ
ーズがONか否かの判断を行う。
【0035】一方、ステップS12において撮影モード
が連写モードでない場合には、1st. レリーズがONの
状態か否かが判断される(S13)。ここで、1st. レ
リーズがONならば、再びステップS13を繰り返す。
一方、1st. レリーズがONでなければ、前説のステッ
プS3(A)へ移行する。なおここで、ステップS13
が設けられている理由は、もし1st. レリーズをONの
状態にしておくと、ファインダのピントが撮影前の被写
体に合っており、事後確認ができる故である。
【0036】ステップS10において、2nd. レリーズ
がONされていない状態の場合には、1st. レリーズが
ON状態かを判断する(S14)。ここでもしONされ
た状態の場合は、再びステップS10に立ち戻る。一
方、このステップS14で、1st. レリーズがONでな
い場合は、ステップS3へ戻って同様なステップを繰り
返す。なおここで、ステップS14が設けられている理
由としては、被写体に対してフォーカスロックするため
である。
【0037】また、ステップS6で1st. レリーズがO
Nでない場合にも、ステップS3へ戻って同様なステッ
プを繰り返す。このステップS6における「第1の動
作」では、撮影者が被写体をフォーカスロックしたいの
で、1st. レリーズがONされた時に1回だけ「測距」
処理を行い、その得られた値を基にファインダ内の結像
変更手段105の補正を行っている。
【0038】ステップS5の判定の際に設定されている
撮影モードが、動いている物体に合わせてピントが逐次
補正されるいわゆる「動体予測モード」の場合には、
「第2の動作」として、ステップS15へ移行しレリー
ズSW111の1st. レリーズがONされているかが判
断される。もしここで1st. レリーズがONされていれ
ば、測距部108が行う「測距」処理によってCPU1
09は距離情報を得る(S16)。この距離情報を基に
してCPU109はファインダ光学系内の結像変更手段
105をモータ106で駆動指令し、被写体101の像
を視野枠103へ結像させる(S17)。
【0039】続いて、図示しない測光回路が行う「測
光」処理によりCPU109は測光情報を得る(S1
8)。ステップS10における判定において、2nd. レ
リーズがONされている場合(YES) 、上記の測距情報に
より、図示しない撮影光学系の焦点調節部の焦点を図示
しない撮影駆動系で被写体101に合わせ、上記の測光
情報を基にして撮影露光系によりフィルム上に当該被写
体像101を露光する(S11)。そして、前述のステ
ップS12へと移行する。
【0040】また、ステップS19における判定におい
て、2nd. レリーズがONされていない場合には、再び
ステップS15へ立ち戻り、1st. レリーズがONか否
かを判断する。なおここで、ステップS19が設けられ
ている理由は、被写体に対して、常にピントを合わせて
いたいからである。
【0041】ステップS15では、1st. レリーズがO
Nされていない場合(NO)、ステップS3へ戻って同様な
処理ステップを繰り返す。ここで、「第2の動作」で
は、撮影者は動いているものに対して、常にピントを合
わせていたいので、1st. レリーズがONされている
間、「測距」処理を行って、ファインダ内の結像変更手
段の補正を繰り返す。
【0042】(効果2)以上のように本発明に係わる第
2実施形態によれば、撮影動作のモードにより自動的に
ファインダ内の結像変更手段の動作が切り換わるので、
ファインダを見ている撮影者の撮影意図がより反映され
た見やすいファインダ装置を提供できることとなる。
【0043】(変形例2)なお、上記第2実施形態で
は、図3の中のステップS5の判定において「第1の動
作」としての処理手順と「第2の動作」としての処理手
順とを、撮影者の所望し設定した撮影モードに基づいて
切り換えているが、その他の切り換え手段として第1の
動作または第2の動作を直接的に選択できるような切換
えSWを設けてもよい。
【0044】その結果として、処理シーケンスのステッ
プも簡単になり、よってファインダ装置自体の低価格化
にも寄与できる。 (第3実施形態)次に、本発明の第2の具体例として、
ファインダ装置を備えたカメラについて図4〜図5を参
照しながら説明する。図4には前説と同様にファインダ
が外部式となっているカメラの構成が示され、このファ
インダ装置はファインダが特にズーム機能が付いてい
る。また、図示された本発明に係わる簡易型カメラは、
ファインダ系100の光学系を撮影系107とは別個に
有している。
【0045】この例示された構成では、前説の図2が示
した構成に更に、ファインダ光学系100内に、観察倍
率を変更するための変倍手段120と、この変倍手段1
20を駆動させるための駆動手段である処のモータ12
1と、上記の変倍手段120を電動で操作するためのズ
ームSW122(即ち、選択的にON状態の望遠側(TEL
E 側) ポジションおよび広角側(WIDE 側) ポジション
と、通常のポジションとしてのOFF状態を備えるスイ
ッチ)を更に付設した構成になっている。
【0046】また、撮影モードには、被写体までの測距
値により変倍値(即ち、ズーム倍率)が変化するよう
な、いわゆる人物が一定の大きさでバランス良く撮れる
「オートズームモード」が設けられている。
【0047】(作用3)上述の様に構成された本発明に
係わるカメラにおいては、図5のフローチャートに示す
ようなステップから成る動作を行う。この図5には、第
3実施形態としてのカメラシーケンスが示されている。
【0048】なお、以下に示す第3実施形態のカメラに
おいても、カメラの一般的機能に属する処の例えばフィ
ルムの「巻き戻し」、所定タイミングで行われる「バッ
テリーチェック」、その他、内部タイマーカウンタ、ス
トロボ発光およびズーミング等の詳細説明については本
発明の要旨ではないので省略するが、当然、本発明に係
わる装置に内蔵されていても良い。
【0049】ここでは、図5のフローチャートに基づい
て説明するが、前説の図3に基づいて既に説明した動作
・作用に、更に付加された次のような項目の処理ステッ
プ(S100〜S103、S110〜S111等)につ
いて主に説明する事とする。すなわち、カメラのPOW
ER−SW(不図示)のON操作により開始される当該
カメラシーケンス(S1)に続くステップS2の初期化
処理の直後に、撮影者102がファインダの観察倍率を
変更するためにズームSW122を操作しているか否か
(即ち、ズームSWがTELE側またはWIDE側にONされて
いるか否か)をCPU109が判断する(S100)。
【0050】ここでこのズームSW122がONされて
いると判断されると、CPU109の発する指令により
ズームSW122の操作によって指定された方向(即
ち、TELE側またはWIDE側)に、モータ121の駆動力に
よって変倍手段120をズーム駆動する(S101)。
【0051】続いて、測距部108により行われる「測
距」処理によって、CPU109は被写体までの距離情
報を得る(102)。そして、この距離情報を基に、C
PU109の指令でモータ106がファインダ光学系内
の結像変更手段105を駆動し、被写体101の像を視
野枠103へ結像させる(S103)。
【0052】その後、再び上記のステップS100へ立
ち戻り、ズームSW122が操作されているか否かを判
定する。一方、このステップS100においてズームS
W122がON操作されていないと判断された場合に
は、次のステップS3へ移行してモード設定するか否か
の判断が前説の第2実施形態と同様に行われる。
【0053】なお本第3実施形態においては、測距部1
08による「測距」処理がステップS101のズーミン
グが行われた直後に行われているが、ズームSW122
がONされた直後に行っても良いし、又はズームSW1
22の操作に関係なく常時、測距処理を行っていても構
わない。
【0054】上記ステップS100に続くステップS3
〜S4で、オートズームモードが設定されると、ステッ
プS5の判断においては「第1の動作」に対応する処理
ステップへ移行して順次ステップS6、ステップS7へ
と移行した後、オートズームモードが判断される(S1
10)。このステップS110でオートズームモードで
あると判断されると、この1つ前のステップS7で得ら
れた測距値を用いて、変倍値が変更され、被写体の例え
ば人物が一定の大きさになるようにズーミングする。そ
の後、ステップS8へ移行し、測距値を用いファインダ
光学系100内の結像変更手段105を駆動し、被写体
像101を視野枠103へ結像させる。
【0055】一方、上記のステップS110の判定にお
いてオートズームモードでない場合には、そのままステ
ップS8へ移行する。 (効果3)以上のように本発明に係わる第3実施形態に
よれば、ズーミングしている時は観察者が観察物体を見
ようとしている時なので、その観察に応じてファインダ
のピント合わせが行われ、観察者の意図がより反映され
た見やすいファインダとなる。また、オートズーム動作
後は、ファインダのピントが常に被写体に合うので、撮
影者が常に見やすいファインダとなる。
【0056】(変形例3)以上に説明した本第3実施形
態の構成にさらに、観察者101がファインダを覗いて
いるか否かを検出するための接眼検出部(不図示)を設
けた構成に変形実施しても良い。このような構成のカメ
ラにおいては、付設された接眼検出部からの接眼検出を
考慮して、ズームSW122によりズーミングが行われ
た時にのみ、ファインダ内の結像変更手段を駆動するよ
うにしても良い。
【0057】従って上記のような変形例の構成によれ
ば、例えば観察者がファインダ装置を覗いていない時
に、ズームSW122をON操作して結像変更手段10
5が駆動してしまうという誤動作が皆無となる。
【0058】なお、ここでは、カメラについて書いた
が、双眼鏡等であっても構わない。 (その他の変形例)本発明の適用する装置はカメラ等の
撮影機器には必ずしも限定されない。ファインダ部を備
えた機器であれば同様に適用可能である。そのほかに
も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施も
可能である。
【0059】以上、複数の実施形態に基づいて説明した
が、本明細書中には以下の発明が含まれる。 [1] 観察物体との距離情報を計測する測距手段を有
する装置に付設されるファインダ装置であって、前記観
察物体の観察倍率を変更する変倍手段と、前記観察物体
の結像状態を変更する結像変更手段と、前記変倍手段が
操作された場合に、前記被写体手段からの出力に基づい
て前記結像変更手段を駆動する駆動手段と、を具備する
ことを特徴とするファインダ装置。(参照:第3実施形
態を示す図5のステップS100〜S103)。
【0060】(その効果: ズーミングしている時は観
察者が観察物体を見ようとしている時なので、その観察
に応じてファインダのピント合わせが行われ、観察者の
意図がより反映された見やすいファインダとなる)。
【0061】[2] 被写体との距離情報を計測する測
距手段を有する装置に付設されるファインダ装置であっ
て、被写体像の結像状態を変更する結像変更手段と、前
記測距手段からの連続的な出力に基づき前記結像変更手
段を連続的に駆動する第1の動作と、前記測距手段から
の出力に基づき前記結像変更手段を一回のみ駆動する第
2の動作とを選択的に切り換える切換手段と、前記第1
の動作または第2の動作のいずれかの動作で前記結像変
更手段を駆動する駆動手段と、を具備することを特徴と
するファインダ装置。(参照:図5のステップS3以
降、および図3)。
【0062】(その効果: 撮影モードの動作判断によ
って、1st. レリーズを押している間中ファインダのピ
ントを補正する第1の動作と、1st. レリーズを押した
直後に1回だけファインダのピントを補正する第2の動
作としてのフォーカスロック動作と、を切り換える事に
より、如何なる撮影モードであっても常に見やすいファ
インダとなる。また、ズーミングする変倍機構が駆動し
た後に、得られた測距値を用いてファインダのピントを
合わせるので、ズーミングした際の変倍値に係わらずに
常に見やすいファインダとなる)。
【0063】[3] 前記切換手段は、所望する撮影モ
ードの選択により前記第1の動作または前記第2の動作
を切り換えることを特徴とする[2]に記載のファイン
ダ装置。
【0064】(1) 観察物体との距離情報を計測する
測距手段を有する装置に付設するファインダ装置であっ
て、前記観察物体の像を観察者に導くファインダ光学系
に、前記観察物体の観察倍率を変更する変倍手段と、前
記測距手段からの出力に基づいて前記観察物の結像状態
を変更する結像変更手段とを有するファインダ装置にお
いて、所定の操作による状況に応じて、前記結像変更手
段を制御することを特徴とするファインダ装置。
【0065】(2) 前記所定の操作は、前記変倍手段
の操作であることを特徴とする(1)に記載のファイン
ダ装置。 (3) 被写体像を観察者の眼に導くファインダ光学系
に、前記被写体像の観察倍率を変更する変倍手段を有す
るファインダ装置において、被写体との距離情報を計測
する測距手段と、前記ファインダ光学系中の前記被写体
像の結像状態を変更する結像変更手段と、前記測距手段
により連続的に計測を行い、その出力に基づいて連続的
に前記結像変更手段を駆動する第1の動作と、前記測距
手段により1回の計測を行い、その出力に基づいて前記
結像変更手段を駆動する第2の動作とを切り換える切換
手段と、を具備することを特徴とするファインダ装置。
【0066】(4) 前記切換手段は、撮影モードの選
択であることを特徴とする(3)に記載のファインダ装
置。 (5) 前記切換手段は、切り換えスイッチであること
を特徴とする(3)に記載のファインダ装置。
【0067】(6) 被写体像を観察者に導くファイン
ダ光学系を有するファインダ装置において、被写体との
距離情報を計測する測距手段と、前記ファインダ光学系
の中の前記被写体像の結像状態を変更する結像変更手段
と、前記測距手段により連続的に計測を行い、その出力
に基づいて連続的に前記結像変更手段を駆動する第1の
動作と、前記測距手段により1回の計測を行い、その出
力に基づいて前記結像変更手段を駆動する第2の動作と
を切り換える切換手段と、を具備することを特徴とする
ファインダ装置。
【0068】(7) カメラに付設することを特徴とす
る(1)〜(6)に記載のファインダ装置。 (8) 前記カメラは、撮影のための複数の撮影モード
を有し、当該モードの動作により前記結像変更手段を駆
動する動作を切り換えることを特徴とする(7)に記載
のファインダ装置。
【0069】(9) 前記撮影モードは、被写体に確実
にピントと露出を合わせる「スポットモード」、夜景が
撮れる「夜景モード」、人物を撮影する「ポートレート
モード」、連続撮影する「連写モード」、変倍に応じて
被写体の大きさを一定に保つ「オートズームモード」、
または、動いている被写体に合わせてピントが補正され
る「動体予測モード」のうち少なくとも1つを有し、前
記モードの選択に応じて前記切換手段を切り換えること
を特徴とする(4)または(8)に記載のファインダ装
置。 (10) 前記動体予測モードが選択された場合には、
前記第2の動作に切り換えることを特徴とする(9)に
記載のファインダ装置。
【0070】
【発明の効果】以上に述べたように本発明のファインダ
装置によれば、撮影モードの動作判断によって、1st.
レリーズを押している間中ファインダのピントを補正す
る第1の動作と、1st. レリーズを押した直後に1回だ
けファインダのピントを補正する第2の動作としてのフ
ォーカスロック動作と、を切り換える事により、如何な
る撮影モードであっても常に見やすいファインダ装置を
提供できる。
【0071】また、ズーミングする変倍機構が駆動した
後に、得られた測距値を用いてファインダのピントを合
わせるので、ズーミングした際の変倍値に係わらずに常
に見やすいファインダ装置を提供することができる。
【0072】さらに、ズーミングしている時は観察者が
観察物体を見ようとしている時なので、その観察に応じ
てファインダのピント合わせが行われ、観察者の意図が
より反映された見やすいファインダとなる。また、「オ
ートズーム」動作後はファインダのピントが常に被写体
に合うので、撮影者が常に見やすいファインダ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のファインダ装置に係わる第1
実施形態として機能および構成を概念的に示すブロック
図。
【図2】図2は、本発明のファインダ装置に係わる第2
実施形態としての第1の具体例のカメラを示す構成図。
【図3】図3は、第2実施形態としてのカメラの動作シ
ーケンスを示すフローチャート。
【図4】図4は、本発明のファインダ装置に係わる第3
実施形態としての第2の具体例のカメラを示す構成図。
【図5】図5は、第3実施形態としてのカメラの動作シ
ーケンスを示すフローチャート。
【符号の説明】
1…結像変更手段、 2…駆動手段、3…第1の
動作(指示)、 4…第2の動作(指示)、5…切り換
え手段、 6…動作指示手段、7…駆動制御手
段。100…ファインダ系、 101…被写体、102
…観察者、 103…視野枠、104…視度調
節手段、 105…結像変更手段、106…モータ、
107…撮影系、108…測距部、
109…CPU、110…モードSW、 111
…レリーズSW、120…変倍手段、 121…
モータ、122…ズームSW。S1〜S19…基本的な
カメラシーケンスのステップ群、S100〜S103…
ズーミング動作に対応するピント合わせステップ群、S
110〜S111…オートズームモード判定ステップお
よびズーミング動作ステップ群。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察物体との距離情報を計測する測距手
    段を有する装置に付設されるファインダ装置であって、 前記観察物体の観察倍率を変更する変倍手段と、 前記観察物体の結像状態を変更する結像変更手段と、 前記変倍手段が操作された場合に、前記測距手段からの
    出力に基づいて前記結像変更手段を駆動する駆動手段
    と、を具備することを特徴とするファインダ装置。
  2. 【請求項2】 被写体との距離情報を計測する測距手段
    を有する装置に付設されるファインダ装置であって、 被写体像の結像状態を変更する結像変更手段と、 前記測距手段からの連続的な出力に基づき前記結像変更
    手段を連続的に駆動する第1の動作と、前記測距手段か
    らの出力に基づき前記結像変更手段を一回のみ駆動する
    第2の動作とを選択的に切り換える切換手段と、 前記第1の動作または第2の動作のいずれかの動作で前
    記結像変更手段を駆動する駆動手段と、を具備すること
    を特徴とするファインダ装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、所望する撮影モードの
    選択により前記第1の動作または前記第2の動作を切り
    換えることを特徴とする、請求項2に記載のファインダ
    装置。
JP32303695A 1995-12-12 1995-12-12 ファインダ装置 Withdrawn JPH09160101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32303695A JPH09160101A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 ファインダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32303695A JPH09160101A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 ファインダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09160101A true JPH09160101A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18150402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32303695A Withdrawn JPH09160101A (ja) 1995-12-12 1995-12-12 ファインダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09160101A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002472A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Nikon Corp 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002472A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Nikon Corp 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63220118A (ja) オ−トズ−ム付カメラ
JP2002152558A (ja) カメラ
US6584284B1 (en) Camera provided with focus adjusting apparatus
JP2004053686A (ja) カメラ及び合焦装置の制御方法
JPH10170813A (ja) 焦点検出装置、自動焦点調節装置及びカメラ
JPH09269528A (ja) パララックス補正機能付きカメラ
JP4006627B2 (ja) デジタルカメラ
JPH09160101A (ja) ファインダ装置
JP3186212B2 (ja) 視線入力可能なカメラ
US6351605B1 (en) Remote control, auto-focus camera system
JPH06148504A (ja) 視線検出可能なカメラ
JP4404411B2 (ja) カメラの自動焦点調節装置
JP3082004B2 (ja) オートズーム機能を有するカメラ
JPH07301742A (ja) カメラ
JP3416277B2 (ja) 光学装置
JPH1048733A (ja) 光学装置
JP2769568B2 (ja) カメラの定倍率撮影装置
KR100233384B1 (ko) 파인더용 패럴랙스보정장치와 광학장치와 카메라
JP2920383B2 (ja) カメラ
JP2772593B2 (ja) 望遠鏡機能付きズームカメラ
JPH0777726A (ja) カメラシステム
JPH10206957A (ja) カメラ
JP2003149536A (ja) カメラ
JPH10170814A (ja) 焦点検出装置、自動焦点調節装置及びカメラ
JP3319668B2 (ja) カメラのリセット装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304