JPH09159872A - 多心光コネクタ及び多心光コネクタの製造方法 - Google Patents

多心光コネクタ及び多心光コネクタの製造方法

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JPH09159872A
JPH09159872A JP33811895A JP33811895A JPH09159872A JP H09159872 A JPH09159872 A JP H09159872A JP 33811895 A JP33811895 A JP 33811895A JP 33811895 A JP33811895 A JP 33811895A JP H09159872 A JPH09159872 A JP H09159872A
Authority
JP
Japan
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spacer
ferrule
molding
pin
hole forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP33811895A
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English (en)
Inventor
Akito Nishimura
顕人 西村
Yoshio Kikuchi
佳夫 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多心光コネクタのフェルールの成型時に、か
ん合穴形成ピン24や被覆部穴形成駒26を抜いた後、
樹脂の収縮により、成型品(フェルール)のかん合ピン
穴に曲がりが生ずる。 【解決手段】 入り子20のかん合穴形成ピン24と被
覆部穴形成駒26との間に、フェルールの成形樹脂と同
じエポキシ系の材質からなるスペーサ50を介在させて
おいて、金型を組み立てる。その後は、従来どおりの成
形を行う。成形に際して、スペーサ50はほとんど溶融
しないで固形のままでいるので、かん合穴形成ピン24
や被覆部穴形成駒26を抜いた後も、スペーサ50及び
その付近が特に大きく収縮することはない。よってかん
合穴44に曲がりが起きない。スペーサ50は、成型品
のフェルール内に、インサートされた状態で残る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多心光コネクタ
及び多心光コネクタのフェルールの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4に、成型用金型の一例を示す。金型
は、下型10と入り子20と上型30からなる。下型1
0は、ファイバピン用V溝12,かん合ピン用V溝14
を有する。入り子20の基部28から、かん合穴形成ピ
ン24と被覆部穴形成駒26が突出し、被覆部穴形成駒
26からファイバ穴形成ピン22が突出する。
【0003】下型10上に入り子20をセットして、フ
ァイバ穴形成ピン22をファイバピン用V溝12に、ま
た、かん合穴形成ピン24をかん合ピン用V溝14にそ
れぞれ入れ、上型30を被せて、金型を組み立てる。そ
して、トランスファ成形により、フェルール(図5
(a))を造る。成形樹脂には、特に熱硬化性のエポキ
シ系樹脂が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】樹脂成型後に、かん合
穴形成ピン24や被覆部穴形成駒26を抜いた後、形態
安定性を付与するため、更に熱履歴をかけるポストキュ
アを行うが、このとき樹脂の収縮により、図5(b)の
ように、かん合穴44が曲がってしまう(特に中央が顕
著である)。この原因は、フェルール内の樹脂量(樹脂
密度)のバラツキによると考えられる。すなわち、フェ
ルールの先端側や後端のつば側では比較的樹脂密度が高
いにも拘わらず中央部分は空洞となっているためであ
る。なお、同図で、42はファイバ穴、46は被覆部穴
(テープ心線の被覆を付けた部分が入る)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1,図2に例示するよ
うに、フェルールの成形に際して、入り子20のかん合
穴形成ピン24と被覆部穴形成駒26との間に、たとえ
ばフェルールの成形樹脂と同じ材質からなるスペーサ5
0を配置介在させておく。
【0006】
【発明の実施の形態】
[スペーサ50について]図1,図2のように、スペー
サ50は、小さい四角の駒状のもので、かん合穴形成ピ
ン24とは円弧面で相対し、被覆部穴形成駒26とは平
面で相対する。かん合穴形成ピン24と相対する面は、
必ずしも円弧面である必要はないが、円弧面である方
が、取り付けたときの安定が良い。スペーサ50は、か
ん合穴形成ピン24,被覆部穴形成駒26間に過不足無
く填まる大きさにする。大きすぎてかん合穴形成ピン2
4を押し曲げたり、小さすぎて隙間できるたりしないよ
うにする。スペーサ50は、かん合穴形成ピン24,被
覆部穴形成駒26間にピッタリと挟持させることにより
取り付ける。特に接着はしないが、必要に応じて接着し
ても良い。
【0007】スペーサ50は、たとえばフェルール40
の成形樹脂と同じ材質(エポキシ系樹脂)を硬化させて
造る。これは、予め所定の形状に成形で造るか、あるい
は樹脂素材の二次加工により造り、硬化後にポストキュ
アを経て形状が安定した材質が好的に用いられる。但し
必ずしもポストキュア後の材質に限定されない。
【0008】上記のように、スペーサ50を、かん合穴
形成ピン24,被覆部穴形成駒26間にはめ込んでおい
て、入り子20を下型10上にセットし、上型30をか
ぶせて金型を組み立て、その後は、従来どおりの成形を
行う。スペーサ50は、成型品のフェルール内に、イン
サートされた状態で残る。
【0009】成形に際して、高温の溶融樹脂が金型内に
流れ込んでも、スペーサ50はほとんど溶融しないで、
固形のままでいる。この固形体は樹脂成形直後あるいは
ポストキュア中にほとんど形状変化しない。したがっ
て、かん合穴形成ピン24,被覆部穴形成駒26を抜い
てポストキュアした後も、スペーサ50及びその付近が
内側に向かって特に大きく収縮することはない。よって
かん合穴44に曲がりが起きない。
【0010】なお、金型の入り子20として、図3のよ
うに、かん合穴形成ピン24が基部28から分離してい
るものもある。この場合も、所定位置にセットした被覆
部穴形成駒26と、かん合ピン用V溝14に入れたかん
合穴形成ピン24との間にスペーサ50はめ込んで、同
じ作用効果を達成できる。
【0011】また、スペーサ50の材質として、モール
ド成形可能なエポキシ以外の他の樹脂材を採用すること
もでき、たとえばガラス等の無機材料を用いることも可
能である。すなわち、本発明の主旨は、樹脂の遍在によ
ってファイバ穴が変形することを阻止するために、たと
えば熱履歴等に対して形状変化が少ない部材を金型内に
配設して一体成形することであるから、スペーサ50の
材質、大きさは特に限定されない。
【0012】更に、”形状変化が少ない”とは、フェル
ール成形材料(特に完全硬化前の材料)に比して、熱履
歴あるいは各種の物理的変化、径年変化による形状変化
の程度が少ないという意味である。
【0013】
【発明の効果】
(1)スペーサ50により、フェルールのかん合穴44
の曲がりが防止される。 (2)スペーサ50がフェルール40内にインサートさ
れた状態で残っても、フェルールの特性に悪い影響はな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図。
【図2】スペーサ50を取り付けた入り子20を正面か
ら見た説明図。
【図3】本発明の実施可能な別の金型の説明図。
【図4】従来の金型の一例の説明図。
【図5】本発明の解決すべき課題の説明図。
【符号の説明】
10 下型 12 ファイバピン用V溝 14 かん合ピン用V溝 20 入り子 22 ファイバ穴形成ピン 24 かん合穴形成ピン 26 被覆部穴形成駒 28 基部 30 上型 40 フェルール 42 ファイバ穴 44 かん合穴 46 被覆部穴 50 スペーサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイバ穴42とこれらファイバ
    穴の両側にかん合ピン穴44を有し、樹脂一体成形され
    た光コネクタであって、前記光コネクタ内の前記かん合
    ピン穴に沿ってスペーサ50が配置されていることを特
    徴とする、多心光コネクタ。
  2. 【請求項2】 下型10と上型30との間に、かん合穴
    形成ピン24及び被覆部穴形成駒26を含む入り子20
    を配置して金型を組み立て、当該金型を用いてフェルー
    ルの成形を行う、多心光コネクタの製造方法において、
    前記かん合穴形成ピン24と被覆部穴形成駒26との間
    に、スペーサ50を介在させておいて、成形を行うこと
    を特徴とする、多心光コネクタの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、スペーサ50の材質
    が既硬化した前記フェルールの成形樹脂と同じ材質であ
    ることを特徴とする、多心光コネクタ。
JP33811895A 1995-12-01 1995-12-01 多心光コネクタ及び多心光コネクタの製造方法 Pending JPH09159872A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019059096A1 (ja) * 2017-09-25 2019-03-28 株式会社エンプラス 光レセプタクルの製造方法およびそれに用いる金型

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019059096A1 (ja) * 2017-09-25 2019-03-28 株式会社エンプラス 光レセプタクルの製造方法およびそれに用いる金型
JP2019060978A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 株式会社エンプラス 光レセプタクルの製造方法およびそれに用いる金型

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